JPH0134718Y2 - - Google Patents

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JPH0134718Y2
JPH0134718Y2 JP860382U JP860382U JPH0134718Y2 JP H0134718 Y2 JPH0134718 Y2 JP H0134718Y2 JP 860382 U JP860382 U JP 860382U JP 860382 U JP860382 U JP 860382U JP H0134718 Y2 JPH0134718 Y2 JP H0134718Y2
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JP
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crankshaft
bearing
rotary compressor
end bearing
piston
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JP860382U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は回転式圧縮機に係り、特に軸受装置
の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第2図は従来の回転式圧縮機を示す断面図であ
り、図において、1は密閉容器で、上部に電動要
素2、下部に圧縮要素3を収納し、ローター4に
直結されたクランク軸5によつて動力を圧縮要素
3に伝達させている。
クランク軸5の偏心部6には回転自在にピスト
ン7が嵌合され、その外周部にベーン8の先端が
接してシリンダ9を吸入室と圧縮室に分けてい
る。
クランク軸5の主軸部10は主軸受11、端軸
部12は端軸受13及びスラスト部14は端軸受
13のシート面15でそれぞれ支えられている。
従来、この種の回転式圧縮機は大容量化するに
従い、冷媒を圧縮する際にクランク軸に作用する
圧縮荷重やモーターによる磁気吸引力も増加する
為、軸受負荷の増大と共にクランク軸の曲がりが
生じて軸受にとつては厳しい条件下におかれる。
これに対して一般には主軸受11及び端軸受1
3の各シート面16,15にそれぞれ、軸受と同
心円状の溝18,17を設けて軸受に可撓性を持
たせている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の回転式圧縮機は、以上のように構成され
ており端軸受のシート面に軸受と同円心円状の溝
を有するため、スラスト部と接触し、クランク軸
やそれに直結されたローターの重量を支える、シ
ート面の面積が大幅に減少し、単位面積当りの接
触圧力が増大するために、スラスト部とシート面
にそれぞれ摩耗を生じて、その摩耗粉が軸受部に
侵入して焼付きの原因ともなるという課題があつ
た。
この考案は、上記のような課題を解消するため
なされたもので、スラスト部とシート面の接触面
積を低下させることなく、可撓性を有する軸受を
持つ回転圧圧縮機を有することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案に係る回転式圧縮機は、端軸受とシリ
ンダの間に上記端軸受の内径よりも大きく、かつ
上記クランク軸の端軸部を貫通し、クランク軸の
スラスト部の接触面積を増加するように構成され
た穴を有する仕切板を備え、上記端軸受の可撓部
先端を端軸受シート面より低くしたものである。
〔作用〕
この考案における回転式圧縮機は、端軸受とシ
リンダの間に、仕切り板を設けたので、クランク
軸のスラスト部の接触面積が充分確保される。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を図について説明す
る。1〜17は従来と同一、又は相当部分を示し
ているので説明を省略する。
第1図において、20はシリンダ9と端軸受1
3の間に設けたクランク軸のスラスト部14を支
承する仕切板で、その中心部に端軸受13の内径
よりも大きく、かつクランク軸の端軸部12を貫
通し、クランク軸のスラスト部14の接触面積が
増加するように構成された穴19を設けている。
すなわち、仕切板20の溝17の外周部よりも内
側の面積が、端軸受13の可撓部21先端の面積
よりも大きくするように上記穴19の内径寸法は
決められる。
21は端軸受13の可撓部でその先端はシート
面15より低く構成されている。即ち、この可撓
部先端と上記仕切板20の下面との間に隙間を形
成している。
上記のように構成された回転式圧縮機において
は、シリンダ9と端軸受13の間に仕切り板20
を設けたため、クランク軸5のスラスト部14の
接触面積が充分確保できる。また、端軸受13の
可撓部21先端をシート面15より低く構成した
ことにより、可撓部21先端は仕切り板20と接
触することもなく、よつて軸受の可撓性は損なわ
れることがない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、シリンダと
端軸受の間に仕切り板を設けたので、クランク軸
のスラスト部の接触面積が充分確保でき、そのた
め、スラスト部の摩耗の少ない信頼性の高い回転
式圧縮機を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による回転式圧縮
機を示す縦断面図、第2図は従来の回転式圧縮機
の縦断面図である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を
示す。2は電動要素、5はクランク軸、7はピス
トン、8はベーン、9はシリンダ、11は主軸
受、12は端軸部、13は端軸受、14はスラス
ト部、15,16はシート面、17,18は溝、
19は穴、20は仕切り板、21は可撓部であ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電動要素により駆動されるクランク軸、この
    クランク軸の偏心部に回転自在に嵌合されたピ
    ストン、このピストンの外周部に先端を接して
    往復運動を行いシリンダ内を冷媒の吸入室と圧
    縮室に分けるベーン、上記クランク軸を支える
    主軸受と端軸受、これら軸受のシート面側に軸
    受と同心円状の溝を形成して両軸受のシート面
    に可撓性を有する回転式圧縮機において、上記
    シリンダと上記端軸受との間に上記軸受の内径
    よりも大きく、かつ上記クランク軸の端軸部を
    貫通し、クランク軸のスラスト部の接触面積を
    増加するように構成された穴を有する仕切り板
    を備えたことを特徴とする回転式圧縮機。 (2) 端軸受の可撓部先端を上記端軸受のシート面
    より低く形成したことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の回転式圧縮機。
JP860382U 1982-01-25 1982-01-25 回転式圧縮機 Granted JPS58111393U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP860382U JPS58111393U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 回転式圧縮機

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JP860382U JPS58111393U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 回転式圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58111393U JPS58111393U (ja) 1983-07-29
JPH0134718Y2 true JPH0134718Y2 (ja) 1989-10-23

Family

ID=30021287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP860382U Granted JPS58111393U (ja) 1982-01-25 1982-01-25 回転式圧縮機

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JP (1) JPS58111393U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040036978A (ko) * 2002-10-25 2004-05-04 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기의 면압 저감 장치
JP2013167201A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ロータリ圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58111393U (ja) 1983-07-29

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