JPS6311187Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、リング精紡機若しくは撚糸機等の紡
機におけるシエーパホイール装置の爪外し装置に
係わるものであつて、特に、一定歯数のシエーパ
ホイールを使用し、そのシエーパホイールの間欠
送り量の変更を、送り爪のストローク変更によつ
て行うシエーパホイールチエンジレスのシエーパ
ホイール装置における爪外し装置に関するもので
ある。

従来の技術 従来、上記のような紡機には、ハートカムとリ
フテイングレバー等による揺動機構と、このリフ
テイングレバーの揺動に伴つてリングレールを所
定のステツプで昇降させるリングレール昇降装置
と、前記リフテイングレバーの揺動に伴うリング
レールの昇降の度毎に、リングレール昇降装置の
リフテイングチエンを所定長宛巻揚げてリングレ
ールの昇降位置を順次上昇させるシエーパホイー
ル装置が装備され、これら装置によつて所定の管
糸成形を行うようになつている。また、上記のシ
エーパホイール装置は、紡出する糸の種類に応じ
てリングレールの上方への移動量を調節する必要
がある。このため特公昭31−9685号公報のよう
に、リフテイングレバーの揺動に伴つて前、後進
する送り爪によつて間欠送りされるシエーパホイ
ールを、同一径で歯数の異なるシエーパチエンジ
ホイールとし、そのシエーパチエンジホイールの
交換によつてリングレールの移動量を変更するよ
うになつている。また、一定歯数のシエーパホイ
ールを使用し、リフテイングレバーの揺動に伴つ
てシエーパホイールシヤフト上で揺動運動を行う
送り爪用の揺動腕の揺動角度をアジヤストスクリ
ユ等によつて調節し、その揺動腕に取付けた送り
爪のストロークを変更することにより、リングレ
ールの移動量を変更できるようにしたシエーパホ
イールチエンジレスのシエーパホイール装置も既
に実施されている。更に、このようなシエーパホ
イール装置には、紡機の満管時に行うリングレー
ル自動降下に先立つて送り爪をシエーパホイール
から自動的に離脱させる爪外し装置が付設されて
いる。この爪外し装置は、前記の特公昭31−9685
号公報に開示されているように、シエーパホイー
ルに隣接した爪外し用のカムと、この爪外し用の
カムとピン連結した揺動腕をシエーパシヤフトに
遊嵌し、その爪外し用のカムと揺動腕をスプリン
グによつて一方向に付勢し、そのピン連結したシ
エーパシヤフト上のカムと揺動腕を、リフテイン
グレバー上に配備したソレノイドによつて所定角
度回動させ、その爪外し用のカムの回動によつて
シエーパホイールの歯部に係合していた送り爪と
逆転防止爪をシエーパホイールから離脱させるよ
うになつている。

考案が解決しようとする問題点 前述したシエーパホイール装置のうち、シエー
パチエンジホイールの交換によつてリングレール
の移動量を変更するものは、送り爪によるシエー
パホイールの間欠送り量が、通常シエーパホイー
ルの１歯分若しくは２歯分程度で、送り爪の前、
後進のストロークが比較的小さい。このため、そ
の爪外し装置も前述した特公昭31−9685号公報の
ように、カムとソレノイドによる比較的運動量の
小さな爪外し装置を採用することができるが、し
かし、このシエーパチエンジホイールの交換によ
るシエーパホイール装置は、多数のシエーパチエ
ンジホイール（通常30T〜100T）を必要とし、
糸の種類に応じてその都度シエーパチエンジホイ
ールの交換を行わなければならないという欠点が
あつた。

また、一定歯数のシエーパホイールを使用し、
リフテイングレバーの揺動に伴つてシエーパホイ
ールシヤフト上で揺動運動を行う送り爪用の揺動
腕の揺動角度をアジヤストスクリユー等によつて
調節し、その揺動腕に取付けた送り爪のストロー
クを変更してシエーパホイールの間欠送り量を変
更するようにしたシエーパホイールチエンジレス
のシエーパホイール装置は、その送り爪の作動範
囲が大きいために、その爪外し装置を前述したシ
エーパチエンジホイール方式におけるカムとソレ
ノイドによる爪外し装置を採用することができ
ず、シエーパホイールシヤフトにソレノイド等に
よつて係脱する噛合クラツチを設け、その噛合ク
ラツチを介してシエーパホイール部とリフテイン
グチエンの巻揚げ部を切り離し、送り爪と逆転防
止爪をシエーパホイールに係合した侭でリフテイ
ングチエンの巻戻しを行つてリングレールの自動
降下を行うようになつていた。その結果、シエー
パホイール装置が複雑、高価になるという欠点が
あつた。

問題点を解決するための手段 本考案は、上記のような従来技術の欠点に鑑
み、リフテイングレバーの揺動に伴つて前、後進
する送り爪によつてシエーパホイールの間欠送り
を行い、そのシエーパホイールの間欠送りによ
り、リングレール昇降装置のリフテイングチエン
を所定長宛巻揚げてリングレールの昇降位置を順
次上昇させるようになつており、かつ、一定歯数
のシエーパホイールを使用し、そのシエーパホイ
ールの間欠送り量を、送り爪のストローク変更に
よつて行うようにしたシエーパホイールチエンジ
レスのシエーパホイール装置において、シエーパ
ホイールシヤフトに遊嵌した揺動腕の先端部に送
り爪を枢着し、その送り爪に、シエーパホイール
シヤフト側へ延長した爪外し用の槓杆を設け、そ
の送り爪の槓杆とシエーパホイールシヤフト間
へ、ソレノイドと連結した揺動可能な爪外しレバ
ーを延長し、その爪外しレバーが、送り爪の作動
全域に亘つて爪外し用の槓杆と対応するように構
成したことを特徴とし、紡出糸の種類に応じて送
り爪のストロークを変更しても、爪外しレバーや
ソレノイド等の位置調節を行う必要がなく、送り
爪がどのような作動位置にあつても、その爪外し
を確実に行うことができる爪外し装置を提供せん
とするものである。

作 用 上記のような本考案の爪外し装置をシエーパホ
イール装置に付設され、かつ、リングレールの自
動降下装置を具備したリング精紡機等の紡機は、
スピンドル上のボビンが満管糸になり、オートカ
ウンタから満管指令が出力されると、その満管指
令に基づいてメインモータへの給電が断たれ機台
は惰性回転になる。機台が惰性回転になると、調
節可能なタイマを介して適宜なタイミングで爪外
し装置のソレノイドが励磁し、その可動鉄芯が没
入すると、その可動鉄芯と連結杆等を介して連結
した爪外しレバーが第２図の反時計方向へ揺動し
て送り爪の槓杆を押し上げ、シエーパホイールの
歯面に係合していた送り爪をシエーパホイールか
ら離脱させる。送り爪の爪外しが完了すると、そ
の爪外し完了信号によつてリングレール自動降下
装置の電磁クラツチが励磁し、解放されたシエー
パホイールシヤフトが惰性回転に入つた機台の駆
動部と結合される。その結果、機台の駆動部と結
合したシエーパホイールシヤフトが機台の惰性回
転に伴つて巻戻し方向に回転し、巻揚げドラムに
連結したリフテイングチエンが巻戻されると、最
上昇位置にあつたリングレールが急速に降下し、
満管糸上に胴巻を形成して最下降位置まで降下す
る。リングレールが最下降位置に達すると、その
位置検出指令に基づいてリングレール自動降下装
置の電磁クラツチが消磁すると共に電磁ブレーキ
が励磁し、シエーパホイールシヤフトが惰性回転
中の機台の駆動部から切り離されて急停止し、リ
ングレールが最下降位置に保持され、満管糸の巻
始め位置に尻巻が形成されると機台が自然停止し
てリングレールの自動降下が完了する。また、リ
ングレールが最下降位置に達すると、その位置検
出指令に基づいて爪外し装置のソレノイドが消磁
され、没入していた可動鉄芯がスプリング力によ
つて再び突出し、これによつて、この可動鉄芯と
連結した爪外しレバーが第２図の時計方向へ揺動
して送り爪の槓杆から離れると、離脱していた送
り爪が再びシエーパホイールの歯面に係合し、そ
の送り爪の復帰確認指令によつてリングレール自
動降下装置の電磁ブレーキが消磁される。

実施例 以下、本考案をリング精紡機に適用した一実施
例を図面によつて詳細に説明する。１は、図示を
省略した機台の駆動機構と歯車等の伝達機構を介
して連結したウオーム軸で、このウオーム軸１の
一端に固着したウオーム２が、ハートカム３を固
着したハートカム軸４のウオームホイール５と噛
合してそのハートカム軸４及びハートカム３を回
動するようになつており、６は、一端を図示を省
略した機枠に枢支され、中間部に取付けたガイド
ドラム７に捲回した後述のリフテイングチエン１
２を介して上方へ付勢したリフテイングレバー
で、その先端側に支承したカムボール８がハート
カム３に当接し、そのハートカム３の回動に伴つ
てリフテイングレバー６を上下方向に所定角度で
揺動運動させる揺動機構９が構成されている。１
０は、このリフテイングレバー６の上方に配備し
た巻揚げドラム軸で、この巻揚げドラム軸１０に
固着した巻揚げドラム１１にリフテイングチエン
１２の一端が固着され、そのリフテイングチエン
１２がリフテイングレバー６の中間部に軸支した
ガイドドラム７と、機枠上に軸支したガイドドラ
ム１３及び１４に捲回され、そのリフテイングチ
エン１２の他端が中間軸１５上のドラム１６に連
結され、更に、その中間軸１５に固着した別のド
ラム１７に一端を固着したリフテイングチエン１
８が、ガイドローラ１９を介してリフテイングク
ロスバー２０に連結されてリングレール昇降装置
２１が構成され、このリングレール昇降装置２１
を介してリフテイングクロスバー２０と、そのリ
フテイングクロスバー２０上に設けた垂直方向の
リフテイングピーラ２２と、そのリフテイングピ
ーラ２２上に載置したリングレール２３を吊持す
ると共に、その吊持したリングレール２３等の重
力によつて連結した前記のリフテイングレバー６
を上方へ付勢し、かつ、そのリフテイングレバー
６の揺動運動に伴つて吊持したリングレール２３
を所定のステツプで昇降させるようになつてい
る。また、前記の巻揚げドラム１１を固着した巻
揚ドラム軸１０の一端に固着したウオームホイー
ル２４が、所定歯数のシエーパホイール２５を一
端に固着したシエーパホイールシヤフト２６の中
間部に固着したウオーム２７と噛合し、かつ、こ
のシエーパホイールシヤフト２６には、前記のリ
フテイングレバー６と、２本の連結杆２８Ａ，２
８Ｂ及びターンバツクル２９等を介して連結した
揺動腕３０が遊嵌され、その揺動腕３０の一側
に、シエーパホイール２５の歯部に係合する送り
爪３１が枢着され、この送り爪３１を枢着した揺
動腕３０は、連結した連結杆２８Ｂと機枠３２間
に介装したスプリング３３によつて第２図の時計
方向へ付勢され、さらに、その揺動腕３０の一側
が機枠３２上に設けた調節可能なストツプスクリ
ユ３４に当接してシエーパホイール装置３５が構
成され、前記リフテイングレバー６の揺動に伴つ
て、前、後進する送り爪３１を介してシエーパホ
イール２５を所定角度宛回動させて巻揚げドラム
１１に連結したリフテイングチエン１２を所定長
宛巻き揚げるようになつている。また、このシエ
ーパホイール装置３５は、連結杆２８Ａと２８Ｂ
間に介装したターンバツクル２９により、２本の
連結杆の全長を調節して送り爪３１の前進位置を
決め、さらに、ストツプスクリユ３４の高さを調
節して送り爪３１の後退位置を決めることによ
り、送り爪３１のストロークを紡出糸の種類に応
じて自由に設定することができる。また、この送
り爪３１のストロークの設定を容易にするため
に、第２図に示すように、揺動腕３０の一側端に
指針３６を取付け、この指針３６と対応する目盛
板３７を機枠側に固設するとよい。更に、このシ
エーパホイール装置３５の送り爪３１には、その
内側面からシエーパホイール２５の裏面側を通つ
てシエーパホイールシヤフト側へ延長した爪外し
用の槓杆３８が付設されている。

また、上記のシエーパホイールシヤフト２６を
軸支したハウジング３９の外端面には、ピン４０
が植設され、そのピン４０に揺動可能な爪外しレ
バー４１が嵌装され、この爪外しレバー４１の一
側（第２図の左側）に、連結杆４２を介してソレ
ノイド４３の可動鉄芯４４が連結され、その可動
鉄芯４４がスプリング４５をよつて上向きに付勢
され、更に、その爪外しレバー４１の他側（第２
図の右側）が、爪外し用の槓杆３８とシエーパホ
イールシヤフト２６間へ延長され、送り爪３１の
作動全域に亘つて爪外し用の槓杆３８と対応し、
リング精紡機の満管時に行うリングレールの自動
降下に先立つて送り爪３１をシエーパホイール２
５から自動的に離脱される爪外し装置４６が構成
されている。

また、前記のシエーパホイールシヤフト２６
は、その一端が第１図に示すように、ベベルギヤ
４７及び４８と、電磁クラツチ４９並びに電磁ブ
レーキ５０等から成るリングレール自動降下装置
５１を介して機台の駆動部５２と係脱自在に構成
されている。

次に、上記のように構成した本実施例の作用に
ついて以下説明する。

機台の運転に伴うハートカム３の回動によつて
リフテイングレバー６が上下方向に所定角度で揺
動運動を行うと、そのリフテイングレバー６の揺
動に伴つて連結したリングレール昇降装置２１を
介してリングレール２３が所定のステツプで昇降
運動を行うと共に、このリフテイングレバー６と
連結杆２８Ａ，２８Ｂ等を介して連結した揺動腕
３０がシエーパホイールシヤフト２６を中心にし
て所定角度で上下方向に揺動し、この揺動腕３０
の揺動に伴つて所定のストロークで前、後進する
送り爪３１によつてシエーパホイール２５が第１
図の反時計方向へ所定角度宛間欠回動されると、
このシエーパホイール２５の間欠回動によつて、
巻揚げドラム軸１０上の巻揚げドラム１１が、ウ
オーム２７とウオームホイール２４を介して所定
角度宛間欠回動し、該巻揚げドラム１１に連結し
たリフテイングチエン１２を所定長宛巻揚げ、こ
れによつて、リングレール２３の昇降位置が、そ
の昇降の度に所定量宛上昇して管糸の成形が行わ
れる。

このようにして、図示を省略したスピンドル上
のボビンが満管糸になり、オートカウンタから満
管指令が出力されると、その満管指令に基づいて
メインモータへの給電が断たれ機台は惰性回転と
なる。機台が惰性回転になると、図示を省略した
調節可能なタイマを介して適宜なタイミングで爪
外し装置４６のソレノイド４３が励磁し、その可
動鉄芯４４が没入すると、その可動鉄芯４４と連
結杆４２を介して連結した爪外しレバー４１がピ
ン４０を軸にして第２図の反時計方向へ揺動して
送り爪３１の槓杆３８を押し上げ、シエーパホイ
ール２５の歯面に係合していた送り爪３１をシエ
ーパホイール２５から離脱させる。この爪外しが
完了すると、その爪外し完了信号によつてリング
レール昇降装置５１の電磁クラツチ４９が励磁
し、解放されたシエーパホイールシヤフト２６が
惰性回転に入つた機台の駆動部５２と結合され
る。その結果、機台の駆動部５２と結合したシエ
ーパホイールシヤフト２６が、機台の惰性回転に
伴つて巻戻し方向に回転し、巻揚げドラム１１に
連結したリフテイングチエン１２を巻戻す。この
ため、最上昇位置にあつたリングレール２３が急
速に降下し、満管糸上に胴巻を形成して最下降位
置まで降下する。リングレール２３が最下降位置
に達すると、その位置検出指令に基づいてリング
レール自動降下装置５１の電磁クラツチ４９が消
磁すると共に、その電磁ブレーキ５０が励磁し、
シエーパホイールシヤフト２６が惰性回転中の機
台の駆動部５２から切り離されて急停止し、リン
グレール２３が最下降位置に保持され、満管糸の
巻始め位置に尻巻が形成されると機台が自然停止
してリングレール２３の自動降下が完了する。ま
た、リングレール２３が最下降位置に達すると、
その位置検出指令に基づいて、爪外し装置４６の
ソレノイド４３が消磁し、没入していた可動鉄芯
４４がスプリング４５の弾力によつて再び突出
し、これによつて、可動鉄芯４４と連結して爪外
しレバー４１が第２図の時計方向へ揺動して送り
爪３１の槓杆３８から離れると、離脱していた送
り爪３１が再びシエーパホイール２５の歯面に係
合し、その送り爪３１の復帰確認指令によつてリ
ングレール自動降下装置５１の電磁ブレーキ５０
が消磁される。

尚、上記実施例のシエーパホイール装置３５
は、シエーパホイールシヤフト２６上のウオーム
２７をシングルウオームで構成し、シエーパホイ
ール２５の逆転防止爪を省略した場合について説
明したが、前記ウオーム２７が２重以上のウオー
ムの場合には、本出願人が別途出願した実願昭60
−123261号の「紡機における管糸成形装置の制動
装置」のように、シエーパホイールシヤフトに生
ずるウオームの推力によつてシエーパホイールの
側面をブレーキ材に圧接するか、または、従来と
同様にシエーパホイールに逆転防止爪を付設する
ことになるが、この場合には、逆転防止爪の枢支
ピンに爪外し用の槓杆を遊嵌し、その爪外し用の
槓杆を、連結杆を介して前記実施例の爪外しレバ
ー４１のソレノイド側の腕に連結し、その爪外し
レバー４１の揺動（第２図の反時計方向）によつ
て送り爪３１と逆転防止爪の爪外しを同時に行う
ようにしてもよい。

考案の効果 以上のようよ、本考案は、一定歯数のシエーパ
ホイールを使用し、そのシエーパホイールの間欠
送り量の変更を、送り爪のストローク変更によつ
て行うようにしたシエーパホイールチエンジレス
のシエーパホイール装置において、シエーパホイ
ールシヤフトに遊嵌した揺動腕の先端部に送り爪
を枢着し、その送り爪に、シエーパホイールシヤ
フト側へ延長した爪外し用の槓杆を設け、その送
り爪の槓杆とシエーパホイールシヤフト間へ、ソ
レノイドと連結した揺動可能な爪外しレバーを延
長し、その爪外しレバーが、送り爪の作動全域に
亘つて爪外し用の槓杆と対応するように爪外し装
置を構成したので、紡出糸の種類によつて送り爪
のストロークを変更しても、爪外しレバーやソレ
ノイド等の位置調節を行う必要がなく、送り爪が
どのような作動位置にあつても、その爪外しを確
実に行うことができる。また、前記の爪外しレバ
ーに、逆転防止爪の爪外し用の槓杆を連結すれ
ば、送り爪と逆転防止爪の爪外しを同時に行うこ
とも可能になるという特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２
図はシエーパホイール部の正面図、第３図はシエ
ーパホイール部の平面図である。 ６……リフテイングレバー、１２……リフテイ
ングチエン、２５……シエーパホイール、２６…
…シエーパホイールシヤフト、３０……揺動腕、
３１……送り爪、３８……爪外し用の槓杆、４１
……爪外しレバー、４３……ソレノイド。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. リフテイングレバーの揺動に伴つて前、後進す
   る送り爪によつてシエーパホイールの間欠送りを
   行い、そのシエーパホイールの間欠送りにより、
   リングレール昇降装置のリフテイングチエンを所
   定長宛巻揚げてリングレールの昇降位置を順次上
   昇させるようになつており、かつ、一定歯数のシ
   エーパホイールを使用し、そのシエーパホイール
   の間欠送り量の変更を、送り爪のストローク変更
   によつて行うようにしたシエーパホイールチエン
   ジレスのシエーパホイール装置において、シエー
   パホイールシヤフトに遊嵌した揺動腕の先端部に
   送り爪を枢着し、この送り爪に、シエーパホイー
   ルシヤフト側へ延長した爪外し用の槓杆を設け、
   その送り爪の槓杆とシエーパホイールシヤフト間
   へ、ソレノイドと連結した揺動可能な爪外しレバ
   ーを延長し、その爪外しレバーが、送り爪の作動
   全域に亘つて爪外し用の槓杆と対応するように構
   成したことを特徴とするシエーパホイール装置の
   爪外し装置。