JPH0616932Y2 - リング精紡機におけるスナール防止装置 - Google Patents

リング精紡機におけるスナール防止装置

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JPH0616932Y2
JPH0616932Y2 JP4212089U JP4212089U JPH0616932Y2 JP H0616932 Y2 JPH0616932 Y2 JP H0616932Y2 JP 4212089 U JP4212089 U JP 4212089U JP 4212089 U JP4212089 U JP 4212089U JP H0616932 Y2 JPH0616932 Y2 JP H0616932Y2
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JP
Japan
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drum
tape
ring rail
fixed
tension
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JP4212089U
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JPH02132679U (ja
Inventor
勝洋 山本
健 川北
昇 東
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株式会社石川製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、リング精紡機において機台停止時、紡出ロー
ラとトラベラの間又はトラベラから管系の間に発生する
スナールを防止する装置に関するものである。
従来の技術 リング精紡機で撚数の多い糸や、細番手の糸を紡出する
場合、機台停止時、しばしばトラベラやラペツトとの間
等に所謂スナールが発生しやすく、このスナールを発生
したまま機台を再起動すると糸切れの原因となつたり、
スナールがボビンに巻取られる欠陥糸となつたりするの
で、スナールを防止する装置が必要となる。
従来このスナールを防止する装置として、リフタチエー
ンの巻取機構に一時的なストツプ手段を設けこれを機台
始動時の短時間のみ作用させて、手廻しハンドルの操作
で除去したもの(実公昭53−23776号)や、リフ
チングレバーに、電磁クラツチやエアシリンダ等を利用
してリフチングの自動巻取機構を内蔵させてスナールを
防止したもの(特公昭52−44934号、実公昭48
−15781号)等が提案されている。
本考案が解決すべき問題点 しかるに、前者にあつては、近年リング精紡機は自動玉
揚機が装備されてきているところから、一連の工程が自
動化した中にあつて、スナールを防止するためにのみハ
ンドル操作による手動の工程を含ませることは不合理で
ある。一方後者の電磁クラツチやエアシリンダ等をリフ
チング自動巻取機構に内蔵させたものは、その構造が複
雑であり、このためその製作費は高額となるばかりでな
く、スナール防止に対し必ずしも十分でない問題点があ
つた。
問題点を解決する手段 そこで、本考案は上述の問題点を解決せんとするもの
で、その目的とするところは、極めて簡単な構造で確実
に作動してスナールを防止する装置を提供せんとすると
ころにあり、本考案は次の手段を取るものである。即ち
リングレールと、該リングレールの自重とバランスを取
る重りとを吊下したドラムを有すると共に、この場合リ
ングレール側の自重が若干上回ることにより回転能を有
する中間軸に、セーパ送り機構に接続されたリフチング
テープを巻取るドラムを固定する。またこのリフチング
テープを巻取るドラムとセーパ送り機構とに張設された
リフチングテープに張力を付与するテンシヨンローラを
設ける。このテンシヨンローラの支持体を、機台駆動源
とは別の単独モータを動源として移動可能に設ける。
作用 機台停止時、機台駆動源とは別に設けた単独モータを作
動せしめて、セーパ送り駆動機構とリングレールとの間
に張設されていたリフチングテープに張力を付与してい
たテンシヨンローラを、リフチングテープが弛緩する方
向に移動させる。このリフチングテープが弛緩すると、
このテープを巻付けていたドラムを固定していた中間軸
を介し、リングレールはその弛緩した分だけその自重に
より降下し、このため管糸に巻かれる糸の高さよりもト
ラベラの位置が下かることから、トラベラとラペツト間
等の糸が伸展してスナールが防止される。
実施例 本考案を実施する装置の1例を図面について具体的に説
明すると、第1図において、1はリングレール、2は前
記リングレールを吊下したテープで、該テープはその一
端が前記リングレール1に固定されていると共に他端が
ガイドローラ3を介し中間軸5に固定されたドラム4の
外周面に固定されている。6は前記リングレール1の有
する自重とバランスを取るための重りで、該重りはテー
プ7によつて、前記中間軸5に固定されたドラム8に取
付られていて、この場合、この重り6は、前記リングレ
ールの自重よりも幾分軽めに設定してある。このため前
記中間軸5は図面で右回りの回転モーメントを常時有し
ているものである。9はリフチングテープで、該テープ
はその一端が前記中間軸5に固定されたドラム10に取
付られていると共に他端がガイドローラ11及びリフチ
ングレバー13に固定されたガイドローラ12を介しセ
ーパ送り機構15に接続されている。前記リフチングレ
バー13は、その一端の軸14を支点としてハートカム
16によつて常時上下に揺動運動を行なうように構成さ
れている。尚前記セーパ送り機構15は、単独モータを
動源として差動歯車機構の例を示してあるが、この他ラ
チエツトと爪車の構成のものであつても良い。17は前
記中間5のリフチングテープを巻取るドラム10と、セ
ーパ送り駆動機構15との間に張設されたリフチングテ
ープ9に張力を付与するテンシヨンローラで、該テンシ
ヨンローラは軸18によつてセグメントギヤよりなる支
持体19に回動可能に支持されている。第2図において
前記セグメントギヤよりなる支持体19は機枠20固定
されたブラケツト21にピン22によつて回動可能に支
持されている。23は前記セグメントギヤと噛み合うギ
ヤーで、該ギヤはウオームホイール24と同軸25に回
転可能に支持されている。26は前記ウオームホイール
24と噛み合うウオームで、該ウオームはこのウオーム
を固定した軸27の一端に取付けた傘歯車28及びこの
傘歯車と噛み合う傘歯車29を介し減速機付モータ30
に接続されている。
本考案を実施する装置の1例は上述のように構成された
もので、次にその作動について述べると、機台運転中は
リフチングレバー13がハートカム16を動源として支
軸14を中心として、上下に揺動運動をしている。この
ためリフチングレバー13に固定したガイドローラ12
を介し、セーパ送り機構に接続されたリフチングテープ
9はガイドローラ11、テンシヨンローラ17、ドラム
10を介し中間軸5を左右に回動する。このためこの中
間軸5と同軸に取り付けられたドラム4は左右に回動す
るところからこのドラム4にその一端が取り付けられた
テープ2を介しリングレール1を上下に昇降運動を行な
わせる。リングレール1はこの昇降運動と同時にセーパ
送り機構15によつて僅かにその位置を次第に上昇せし
めボビン31に管糸が形成される。
ところで、このような管糸形成運動中に機台を停止させ
ると、特に撚数の多い糸や、細番手を紡出させる場合、
第3図に示すようにラペツト33とトラベラ32との間
に撚りが起因してスナールが発生する。ところが本考案
の場合機台が完全に停止する直前にモータ30に作動指
令信号を与えると、該モータの回転軸に固定された傘歯
車29及びこれに噛み合う傘歯車28を介し、ウオーム
26及びウオームホイール24が駆動されこのためこの
ウオームホイール24と同軸25に固定された歯車23
を介し、セグメントギヤよりなる支持体19がピン22
を支点として第2図で反時計方向に回動する。この結
果、このセグメントギヤ19に固定された軸18に回転
可能に取付られたテンシヨンローラ17が回動して一点
鎖線で示す位置に至ることより、リフチングテープ9が
弛緩する。このリフチングテープ9が弛緩すると中間軸
5にはリングレール1の自重によつて時計方向の回動力
が常時付与されているので、リングレール1が降下する
ことになる。リングレール1が降下すれば第4図に示す
ようにボビン31に巻かれる糸の高さよりトラベラ32
の位置が低くなることから紡出ローラからラペット33
を経てトラベラ32に至る糸が緊張され、特にトラベラ
32を頂点として糸は鋭角に屈折してトラベラーの動き
を規制する。このためスナールの発生が回避される。
尚本考案は上述のようにリング精紡機の例について述べ
たが、この他リング撚糸機にも適用できることは勿論で
ある。
効果 本考案は上述のようにリングレールとセーパ送り駆動機
構との間に張設されるリフチングテープに張力を付与す
るテンシヨンローラを設けると共にこのテンシヨンロー
ラの支持体を単独モータを動源として移動可能に設けた
ので、従来のスナール防止装置と比較して、極めて簡単
な構造で迅速確実に作動してスナールを皆無となすと共
にその製作者も比較的安価に提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施する装置の1例を示す斜視図、第
2図は第1図の要部拡大平面図、第3図及び第4図は本
考案装置の作用状態を示す説明図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その一端がリングレール1に接続されたテ
    ープ2を巻取るドラム4と該リングレール1の自重より
    若干軽いバランス重り6を吊下したドラム8とを固定し
    た中間軸5に、管糸形成に伴つてリングレール1の位置
    を次第に上昇せしめるセーパ送り機構15に接続された
    リフチングテープ9を巻取るドラム10を固定すると共
    に該中間軸5に固定したドラム10とセーパ送り駆動機
    構15との間に張設したリフチングテープ9に、張力を
    付与するテンシヨンローラ17を設け更に該テンシヨン
    ローラ17の支持体19を機台駆動源とは別の単独モー
    タ30を動源として移動可能に設けて成るリング精紡機
    等におけるスナール防止装置。
JP4212089U 1989-04-10 1989-04-10 リング精紡機におけるスナール防止装置 Expired - Lifetime JPH0616932Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4212089U JPH0616932Y2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 リング精紡機におけるスナール防止装置

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JP4212089U JPH0616932Y2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 リング精紡機におけるスナール防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02132679U JPH02132679U (ja) 1990-11-05
JPH0616932Y2 true JPH0616932Y2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=31553381

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JP4212089U Expired - Lifetime JPH0616932Y2 (ja) 1989-04-10 1989-04-10 リング精紡機におけるスナール防止装置

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JP (1) JPH0616932Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111172639A (zh) * 2020-01-04 2020-05-19 王金明 一种用于纺纱设备的纱线整理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111172639A (zh) * 2020-01-04 2020-05-19 王金明 一种用于纺纱设备的纱线整理装置

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JPH02132679U (ja) 1990-11-05

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