JPS6310971Y2 - - Google Patents

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JPS6310971Y2
JPS6310971Y2 JP1982055407U JP5540782U JPS6310971Y2 JP S6310971 Y2 JPS6310971 Y2 JP S6310971Y2 JP 1982055407 U JP1982055407 U JP 1982055407U JP 5540782 U JP5540782 U JP 5540782U JP S6310971 Y2 JPS6310971 Y2 JP S6310971Y2
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JP
Japan
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panel
door
sash
reinforcement
inner panel
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JP1982055407U
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JPS58157819U (ja
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Priority to JP5540782U priority Critical patent/JPS58157819U/ja
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  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車に主用されるドアパネルの改
良に関する。
従来、自動車用ドアは衝撃を受けた際に乗員を
保護できるよう、十分な剛性を必要とされ、ドア
インナおよびドアアウタパネルを一体的に取付け
て形成される。しかも、このドアには車外の視界
を確保する目的より、窓が形成される。このた
め、通常の自動車用のドアは下部に剛板からなる
パネルを、上部にドアガラスを支持可能なサツシ
ユを配置し、これら両者を一体的に連結して形成
される。ところで、このような自動車のフロント
ドアに3点式のシートベルトが取付けられる場合
がある。たとえば、第1図に示すように、フロン
トシート1に乗車する乗員用のシートベルト2
は、その二点をフロントドア3に取付け、他の一
点をフロントシート1の車内中央側近くのキヤツ
チ4に取付ける。このような場合、乗員の重量が
シートベルト2を介しフロントドア3のサツシユ
5およびパネル6に加わると、サツシユ5とパネ
ル6の連結部a近傍において最も応力集中が起り
易く、即ちサツシユ部5の車幅方向Aへのふれ、
振動等が生じ易い。
この考案はサツシユ及び同サツシユとパネル部
との連結部の曲げ剛性を十分強化できるドアパネ
ルを提供することを目的とする。
この考案によるドアパネルは、ドアガラスを支
持可能なサツシユ部およびこのサツシユ部の下側
のパネル部が一体成形されたドアアウタパネル
と、このドアアウタパネルに一体的に取付けられ
るドアインナパネルと、このドアインナパネルの
後側のサツシユ部に溶接されるサツシユリンフオ
ースメントとを有し、上記サツシユリンフオース
メントはその下部をドアインナパネルと固定され
るリンフオースメントに溶接した構成である。
このようなドアパネルはドアインナパネルのパ
ネル部に固定されたリンフオースメントとサツシ
ユ部に溶接されるリンフオースメントとが互いに
溶接される。このため、サツシユ部の受ける外力
はパネル部に分散され、支持されることになる。
このため、サツシユ部のシートベルトアンカ取付
部の剛性及びサツシユ部とパネル部との連結部の
シートベルト支持剛性の強化を図ることができ
る。
以下、この考案を添付図面と共に説明する。
第2図にはこの考案の一実施例としての自動車
用のドアパネル7を示した。このドアパネルは図
示しない自動車の左側フロントドアを形成するも
のであり、前方向Bに位置する自動車のフロント
ピラ8に2つのヒンジ9,10を介し枢着され
る。このドアパネル7は紙面手前側に向けハンド
ル11を引くことにより開き、紙面裏側に位置す
る車室(図示せず)に対し、乗員が乗降できる。
ドアパネル7は外側のドアアウタパネル12と、
このドアアウタパネルに対し車室側に配置され、
かつ、一体的に接合されるドアインナパネル13
(第3図参照)と、ドアインナパネル13のベル
トラインに沿つて接合するよう形成され、かつ、
互いに点溶接されるベルトラインリンフオースメ
ント(以後単にリンフオースメントと記す)14
と、ドアインナパネル13の後側のサツシユ部
(以後単に後サツシユ部と記す)131に沿つて
接合するよう形成され、かつ、互いに点溶接され
るシートベルトアンカレツジリンフオースメント
(以後単にサツシユリンフオースメントと記す)
15と、ドアインナパネル13の前部に溶接さ
れ、かつ、2つのヒンジ9,10をボルト止めす
るドアヒンジリンフオースメント16とで形成さ
れる。ドアアウタパネル12は上部であるサツシ
ユ部121と、下部であるパネル部122とを含
んだ一体のプレス成形品として形成される。一
方、ドアインナパネル13はサツシユ部131
と、図示しないウインドレギユレータやドア開閉
用の車内側ハンドルの外に、第4図に示すような
シートベルト17を取付けるパネル部132とを
含んだ一体のプレス成形品として形成される。こ
れらドアアウタおよびドアインナパネル12,1
3は互いの外周縁部を接合し、かつ、ドアインナ
パネル13の外周縁をドアアウタパネル12の外
周縁の折返片123が包み込むと共に、互いを密
着するようヘミングされる。このようにして一体
化されたドアアウタおよびドアインナパネル1
2,13は両者のパネル部122,132により
内部にドアガラス18等を収容する室19を形成
したパネルbと、略コの字形断面(第5図参照)
を有したサツシユcとからなるドアパネル7の外
形を形成する。ドアアウタパネルのパネル部13
2のベルトラインはリンフオースメント14が重
ね合わされ、複数位置で点溶接される。このため
ベルトラインに閉断面(第6図参照)が形成さ
れ、この部分のベコツキ、振動を防いでいる。サ
ツシユリンフオースメント15はその下部151
をリンフオースメント14に重合し、かつ、ドア
インナパネルのパネル部132にも重合され(第
5図d参照)、これらは互いに点溶接され、閉断
面を形成する。このため、下部151近傍のパネ
ルbとサツシユcの連結部は十分の剛性を確保で
きる。この下部151の上方に伸びる上部152
はサツシユ部131に沿うよう即ち、直接重ね合
わされるように形成され(第5図a,b,c参
照)、かつ、ドアアウタパネルのサツシユ部12
1と共働しコ字形断面を形成する。これらは互い
に点溶接され十分な剛性を確保する。更に、第5
図a,bに示すように、サツシユ部131および
上部152の両中央部には車室側に突出するシー
トベルトアンカ取付部としての膨出部eが形成さ
れ、そこにシートベルト17のアツパアンカプレ
ート20およびシートベルトアンカレツジキヤツ
チ21がボルト22により固定される。第4図に
示すように、シートベルト17は、そのリトラク
タ23をパネル部132に形成された穴133に
収容し、ボルト止めし、ロアアンカプレート24
をパネル部132の下面部にボルト止めする。更
に、ベルト25中央を係止したタング26は図示
しない車室中央側のキヤツチに連結可能である。
このようなドアパネル7を用いた自動車が衝撃
を受けた場合、乗員を支えていたシートベルト1
7に力Gが加わり、特に、アツパアンカプレート
20より膨出部eを介しサツシユcには室内側へ
向う力F(第7図参照)が加わる。この場合、サ
ツシユcには室内側へ倒れ込もうとする力、即
ち、l線(第2図参照)まわりの曲げモーメント
が加わるが、サツシユリンフオースメント15で
l線まわりの曲げ剛性即ち、シートベルト支持剛
性を強化されたサツシユcはその変形を阻止され
る。特に、パネル部132と一体のリンフオース
メント14とサツシユリンフオースメント15と
が溶接され、一体化されているため、力Fをパネ
ル部132が受け、分散させるため、座屈、変形
を防止できる。一方、高速走行時には自動車の図
示しないピラとサツシユcとの間を介し、吸い出
しが生じ易いが、このドアパネル7はサツシユc
の剛性が強化されたため、吸い出しを防止でき
る。
第2図に示したドアパネル7はそのドアインナ
パネル13がパネル部132とサツシユ部131
とを一体成形品としていたが、場合によつては、
両者が別に成形されたものであつてもよい。この
場合もサツシユリンフオースメント15とリンフ
オースメント14とが十分両者の連結、剛性の強
化を行なうのに役立つことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドアパネルを用いた自動車の要
部概略斜視図、第2図はこの考案の一実施例とし
てのドアパネルの側面図、第3図は同上ドアパネ
ルのドアアウタパネルを除いた際の側面図、第4
図は同上ドアパネルの要部斜視図、第5図は第3
図のX−X線、Y−Y線、Z−Z線、Q−Q線の
各概略拡大断面図、第6図は第3図のP−P線概
略拡大断面図、第7図は同上ドアパネルの要部後
面図をそれぞれ示している。 7……ドアパネル、12……ドアアウタパネ
ル、13……ドアインナパネル、14……リンフ
オースメント、15……サツシユリンフオースメ
ント、18……ドアガラス、121,131……
サツシユ部、122,132……パネル部、b…
…パネル、c……サツシユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアガラスを支持可能なサツシユ部およびこの
    サツシユ部の下側のパネル部が一体成形されたド
    アアウタパネルと、このドアアウタパネルに一体
    的に取付けられるドアインナパネルと、このドア
    インナパネルの後側のサツシユ部に溶接されるサ
    ツシユリンフオースメントとを有し、上記サツシ
    ユリンフオースメントはその下部がドアインナパ
    ネルと固定されているリンフオースメントに溶接
    されると共に、その一部がドアインナパネルの上
    記サツシユ部に設けられるシートベルトアンカ取
    付部に直接重ねて溶接された構成のドアパネル。
JP5540782U 1982-04-16 1982-04-16 ドアパネル Granted JPS58157819U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5540782U JPS58157819U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 ドアパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5540782U JPS58157819U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 ドアパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58157819U JPS58157819U (ja) 1983-10-21
JPS6310971Y2 true JPS6310971Y2 (ja) 1988-04-01

Family

ID=30065991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5540782U Granted JPS58157819U (ja) 1982-04-16 1982-04-16 ドアパネル

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JP (1) JPS58157819U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS626886U (ja) * 1985-06-28 1987-01-16

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS626886U (ja) * 1985-06-28 1987-01-16

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JPS58157819U (ja) 1983-10-21

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