JPS63106293A - エスカレ−タ等のステツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特に車椅子を使用する身障者等に用いられて
好適なエスカレータ、電動道路等（以下エスカレータ等
と称す）のステップの改良に関するものである。

〔従来技術〕

一般のエスカレータのステップの奥行寸法は大体４００
ｍ前後であるが、この寸法では車椅子を使用する身体障
害者などが利用する場合には、車椅子が大きすぎてエス
カレータを利用できないため、最近出願人は特願昭５８
−１２０４９３号。

特願昭５８−１９８０５７号、特願昭５９−１３４３４
０号、特願昭６０−６３３２号にて、任意のステップの
踏板あるいは踏板の下方に設けられた補助踏板を奥行き
方向（前後方向）に引き出し自在に構成し、かつ該引き
出し自在のステップに隣接する上方のステップを傾斜自
在に構成して身障者が利用する場合のみ、第２図に示す
ように踏板を実質的に広くするエスカレータを提案した
。

以下、図面を用いてその概略を説明する。

第３図はエスカレータ全体側面図で、１はエスカレータ
本体、２は欄干、３は一般乗客用ステップで、奥行寸法
は前述のように約４００１１１１１である。

４′は踏板６′の一部９例えば踏板６′の下方に内蔵さ
れた補助踏板５が前後方向に引き出し自在に構成された
身障者用ステップ、４は身障者用ステップ４′に隣接す
る上方のステップで踏板が傾斜自在に、かつライザが折
り込み自在に構成された傾斜自在ステップである。Ｓ■
は身障者専用停止スイッチで、身障者がエスカレータを
利用しようとする場合このスイッチＳＩを押せば、身障
者用ステップ４′を乗込口に自動的に停止させて後、身
障者用ステップ４′の補助踏板５を後方に引き出すとと
もに傾斜自在ステップ４の踏板を傾斜させる。Ｓ２は身
障者がエスカレータに乗り込んだ後、エスカレータを起
動させる身障者専用起動スイッチ、Ｓ３は身障者用スイ
ッチ４′及び傾斜自在ステップ４を元どおりにするため
の復旧スイッチである。

第４図は身障者用ステップ４′の上方に隣接する傾斜自
在ステップ４の拡大斜視図であるが、第４図（ａ）は踏
板６が水平状態の通常の状態をあられす図で、奥行寸法
りも一般乗客用ステップと同じ約４００■である。又、
第４図（ｂ）は身障者が利用する場合に第５図に示すよ
うに車椅子の足載せ等が邪魔にならないように踏板６が
傾斜した状態をあられすもので、第４図及び第５図にお
いて、７は前輪、８は後輪、９はピン９ａによりレバー
１０に回動自在に取付けられたローラ、レバー１０は傾
斜自在ステップ４の内部に軸受（図示しない）を介して
回動自在に支持された軸１１の一端に固定されており、
通常はレバー１０と傾斜自在ステップ４内側面（固定部
分）との間に設けられたスプリング４０により側面側へ
引張られストッパー４１に接触している。

第６図は傾斜自在ステップ４の内部が見えるように図示
した拡大斜視図で、第６図（ａ）は通常の場合、第６図
（ｂ）は身障者がエスカレータを利用する場合に踏板６
が傾斜状態になり、ライザ４２がステップ４の下面に折
りたたまれた状態を示し、図中第４図及び第５図と同一
符号のものは同一のものを示すが、４３はシャフト１１
の他端、即ちレバー１０が設けられた反対側の端部に固
定された傘歯車、４４は傾斜自在ステップ４の片側側部
に回動自在に支持された軸４５の一端に固定きれた傘歯
車で、傘歯車４３とかみ合っている。４６は軸４５の他
端に固定されたレバー、４７は一端がピン４７ａにより
レバー４６に回動自在に連結され、他端がピン４７ｂに
よりレバー４８に回動自在に連結きれたリンクで、レバ
ー４８の他端は回動自在に支持きれた軸４９の一端に固
定きれている。５０は一端が軸４９の他端に固定きれた
レバーで、他端には回動自在なローラ５１を備えたバー
５２が固定され、バー５２を介して左右のレバー５′０
（左右対称のため左側のレバー５０の図示省略）が連結
きれている。６ａは踏板６の裏面に固定されたフ字形状
の部材で、常時ローラ５１と係合している。５３は踏板
６の固定部前端下方に固定きれた軸で、軸５３と踏板６
の回転部とはヒンジ５４により連結されている。５５は
一端が軸５３の略中央部に固定きれたリンク取付板５６
にピン５５ａを介して回動自在に取付けられたリンクで
、他端は踏板６の底面に回動自在に支持きれた軸５８の
一端に固定されたリンク取付板５７にピン５５ｂを介し
て回動自在に連結きれている。５９は軸５８の他端に固
定された歯車、６０は軸受（図示しない）を介して踏板
６に回動自在に取付けられ、かつブラケット６１を介し
てライザ４２の裏面に固定されている軸で、軸６０の略
中央部には歯車６２が固定されており、歯車６２と歯車
５９とはかみ合っている。７０は駆動装ｆｌｉ７１によ
り水平方向に駆動されロー２９と係合してレバー１０を
操作する駆動レバー、７２は身障者を乗せてエスカレー
タを運転する場合に後輪８及びローラ９を案内するガイ
ドレールである。

次にこの従来装置の動作を図面を用いて説明する、まず
、車椅子に乗った身障者が、第３図に示す下層部の乗込
口にやってきて身障者専用停止スイッチＳＩを押すと、
例えば身障者用ステップ４′にだけ設けられた突片をリ
ミットスイッチにより検出する周知の検出機構により身
障者用ステップ４′がこの下層部の乗込口に回転してく
るとこれを検出してエスカレータを停止させる０次に身
障者用ステップ４′が乗込口に停止すると、駆動レバー
７０が駆動装置７１により水平移動きれ、この動作によ
りレバー１０は第６図（ａ）において軸１１を中心に紙
面の奥方向（こ回転する。

レバー１０の回転動作は第６図（ａ）及び（ｂ）におい
て軸１１．傘歯車４３．傘歯車４４を介して軸４５を時
計方向に回転させ、レバー４６．ピン４７ａ、リンク４
７．ピン４７ｂ、レバー４８、軸４９を介してレバー５
０を軸４９を中心に反時計方向に回転させてローラ５１
と部材６ａの係合による踏板６の支持位置を確実に下に
移動させるため、踏板６はヒンジ５４により軸５３を中
心に下方に傾いてゆく、この傾き動作にしたがって、リ
ンク５５のピン５５ａの絶対位置とリンク５５の絶対長
さが変わらないのでリンク５５によりリンク取付板５７
が力を受けて軸５８とともに反時計方向に回転し、歯車
５９．歯車６２．軸６０、ブラケット６１を介してライ
ザ４２がステップ４の下部に折り込まれて第６図（ｂ）
に示す状態になる。したがって詳細な説明を省略した身
障者用ステップ４′の引き出し動作と隣接ステップ４の
傾き動作及びライザ４２の折り込み動作が並行して行な
われ、第２図に示すような車椅子が十分乗込めるスペー
スを作り出す。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、エスカレータのステップのライザは第７図に
示すように通常踏板の前端を中心として、一定の半径Ｒ
をもった曲面を描がいているが、第５図及び第６図に示
す傾斜自在ステップ４のように踏板６の一部をヒンジ５
４を介して回動自在に構成する従来のステップであると
、第８図に示すように、踏板６の回転中心が傾斜自在ス
テップ４内方の軸５３になるため、踏板６の傾斜が進む
につれ踏板６の後端が下方のステップ４′側に出張り、
どうしても段差りが残ることから、車椅子利用者が必ず
しもこのエスカレータを利用しやすいとは言いずらかっ
た。

本発明は上記の点に鑑みなきれたもので、車椅子の足載
せ等がステップ相互の段差のために干渉する恐れのない
エスカレータ等のステップを提供することを目的とする
。

〔問題点を解決するための手段〕 以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図は本発明の一実施例を示すもので傾斜自在ステッ
プ４の踏板６を案内支持する原理を説明するための説明
図、第９図は踏板６が傾いたときの状態図であり、図中
８０は一端が傾斜自在ステップ４の固定部にピン８０ａ
を介して回動自在に設けられたリンク、８１もリンク８
０と同様一端が傾斜自在ステップ４の固定部にピン８１
ａを介して回動自在に設けられたリンク、８２は一端が
傾斜自在ステップ４における踏板６を備えた可動部６ｂ
にピン８２ａを介して回動自在に設けられたリンクで、
他端がリンク８０の他端にピン８２ｂを介して回動自在
に連結されている。８３は一端が傾斜自在ステップ４に
おける踏板６を備えた可動部６ｂにピン８３ａを介して
回動自在に設けられたリンクで、他端がリンク８１の他
端にピン８３ｂを介して回動自在に連結され、そしてリ
ンク８０と８１及びリンク８２と８３がそれぞれ平行と
なるようにリンク８０の中間部とリンク８３の中間部と
がピン８３ｃを介して回動自在に連結され、ピン８０ａ
と８１ａ及びピン８２ａと８３ａを結ぶ延長線上の交点
がちょうど傾斜自在ステップ４の踏板６の前端Ａとなる
ように配設きれている。

したがって、第１図で踏板６の支持位置を順次下に移動
させると、リンク８０，８１，８２．８３によって作ら
れた２つの平行四辺形’Ａ−８１ａ−８３ｂ−８３ａ４
と’Ａ−８０ａ−８２ｂ　−８２ａ」は変形しながら踏
板６の傾斜動作を案内してゆくが、踏板６の傾斜の過程
においてビン８０ａと８１ａ及びピン８２ａと８３ａの
延長線上の交点は依然として踏板６の前端Ａであること
に変わりなく、第９図に示すように前端Ａを中心として
踏板６が回転することになるため１、踏板６の後端の移
動軌跡はライザの曲面をそのまま描くことになり、下方
ステップ４′との段差を皆無にできる。

次に、第１０図は本発明のその他の実施例を示す説明図
である０図中第１図及び第９図と同一符号のものは同一
のものを示すが、９０は一端が傾斜自在ステップ４の固
定部にピン９０ａを介して回動自在に設けられ、他端が
傾斜自在ステップ４における踏板６を備えた可動部６ｂ
にピン９０ｂを介して回動自在に取付けられたリンク、
９１もリンク９０と同様、一端が傾斜自在ステップ４の
固定部にピン９１ａを介して回動自在に設けられ、他端
が傾斜自在ステップ４における踏板６を備えた可動部６
ｂにピン９１ｂを介して回動自在に取付けられたリンク
で、リンク９０と９１は踏板６の可動部６ｂにおけるピ
ン９０ｂと９１ｂの間隔よりも固定部におけるピン９０
ａと９１ａの間隔の方が広いハの字状に構成されている
。

したがって、第１０図（ａ）で踏板６の支持位置を順次
下に移動きせると、リンク９０はピン９０ａを中心とし
て、又リンク９１はピン９１ａを中心としてともに反時
計方向に回転しながら踏板６の傾斜動作を案内してゆく
ため、踏板６の回転中心が若干斜め上方に逃げることに
なり、下方のステップ４′との干渉を回避でき、この場
合も下方ステップ４′　との段差をほとんどなくすこと
ができる。

〔発明の効果〕

何れにしろ本発明によれば、傾斜自在の踏板をヒンジを
用いて回動自在に支持しないため、踏板を備えた可動部
分を前端いっばいまで構成でき、踏板傾斜時に得られる
車椅子積載スペースを大幅に拡大できるだけでなく、前
記ステップの固定部と可動部の連結を前記可動部の回転
中心が略踏板の前端に存在するようにリンク機構で連結
したため、踏板６が傾斜しても下方のステップとの干渉
を回避することができ、下方ステップとの段差をほとん
ど無くすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図は乗降
位置における従来の身障者用エスカレータのステップの
全体斜視図、第３図は身障者用エスカレータの全体側面
図、第４図は傾斜自在ステップの拡大斜視図、第５図は
身障者が従来のエスカレータを利用している状態を示す
概略側面図、第６図は従来の傾斜自在ステップの透視拡
大斜視図、第７図及び第８図は従来技術の問題点を説明
するための説明図、第９図は踏板６が傾いたときの第１
図の状態図、第１０図は本発明のその他の実施例を示す
図である。 ４０９．傾斜自在ステップ ６０１．踏板 ６ｂ、、、可動部 ８０．８１，８２，８３，９０，９１．、リンクＡ０１
．踏板６の前端 特許出願人　　フジチック株式会社 第　１　図 ハ 茶　９　図 逓　５　図 （ｂ） 石　６　図 葛　７　の め　３　図 （α） （Ｉ）） 条　１０　　凹

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）エスカレータ等を構成する複数のステップのうち
   少なくとも一つのステップを踏板が傾斜自在に構成され
   たものにおいて、 前記ステップの固定部と前記踏板を備えた可動部とを別
   々のリンクで回動自在に連結し、前記リンク相互は前記
   可動部の回転中心が略前記踏板の前端に存在するように
   配設したことを特徴とするエスカレータ等のステップ。
2. （２）前記リンク相互をハの字状に配設したことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のエスカレータ等のス
   テップ。
3. （３）前記リンクは二組みのリンクを平行になるように
   配設し、前記ステップの固定部におけるそれぞれの連結
   個所を結ぶ第１の延長線と前記ステップの可動部におけ
   るそれぞれの連結個所を結ぶ第２の延長線との交点が前
   記ステップの踏板の略前端にくるように構成したことを
   特徴とするエスカレータ等のステップ