JPS63105013A - カ−ボネ−ト樹脂 - Google Patents

カ−ボネ−ト樹脂

Info

Publication number
JPS63105013A
JPS63105013A JP24940986A JP24940986A JPS63105013A JP S63105013 A JPS63105013 A JP S63105013A JP 24940986 A JP24940986 A JP 24940986A JP 24940986 A JP24940986 A JP 24940986A JP S63105013 A JPS63105013 A JP S63105013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
resin
carbonate
dyed
diethylene glycol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24940986A
Other languages
English (en)
Inventor
小橋 力三
高瀬 茂之
小林 豊久
真吾 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
PPG Industries Inc
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
PPG Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd, PPG Industries Inc filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to JP24940986A priority Critical patent/JPS63105013A/ja
Publication of JPS63105013A publication Critical patent/JPS63105013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカーボネート樹脂、特にジエチレングリコール
ビス(アリルカーボネート)系樹脂の染色性の改善に関
するものである。
(従来の技術) ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)系樹
脂(以下、r ADC樹脂」と称する)は透明で光学特
性及び機械物性に優れた熱硬化性樹脂であり、メガネ用
レンズ等に使用されている(「工業材料」第25巻第3
号第35〜37頁(昭和52年)と米国特許第2370
565号)。ADC樹脂はポリメタクリル系樹脂と異な
り、眼鏡店の店頭においても節単に染色することができ
る( 「近代眼鏡」1977年5月号第118〜129
頁)。
然し、その際に用いることのできる染料は分散染料に限
られている上に、染色液の浴温度を90℃以上の高温に
しなければならない。
(発明が解決しようとする問題点) へ〇C樹脂は従来酸性染料によっては染色できなかった
。ADC樹脂を従来の分散染料により染色すると、光の
吸収が特定波長の光だけでなく、その周辺の波長の光に
おいても観測され、光線透過率曲線がブロードとなる。
このような樹脂染色物は精密性が要求される工業用機器
に用いるには不十分である。特に最近では、OA機器や
表示機器に液晶が用いられており、それらに用いる着色
板、染色板として光線透過率曲線がシャープなものが要
望されている。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は鋭意実験研究の結果、ADC樹脂の組成を
特定することにより、染色性に優れ酸性染料によっても
染色できるADC樹脂が得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。
本発明は、(A)ジエチレングリコールビス(アリルカ
ーボネート)99〜50重景%及都合B)次の一般式 (式中、Xは水素又はメチル基、R1及びR2は炭素数
1〜8の直鎖若しくは分枝鎖状のアルキル基又は炭素数
1〜8の脂環式化合物の残基を示す)で表わされるアミ
ド系単量体1〜50重量%から成るカーボネート樹脂で
ある。
本発明はまた、(A)ジエチレングリコールビス(アリ
ルカーボネート)99〜50重量%、 (B)一般式(
1)で表わされるアミド系単量体1〜50重量%及び(
C)これらと共重合可能な重合性ビニル単量体49重量
%以下の共重合体から成るカーボネート樹脂である。
本発明における共重合成分(A)は、通常の市販のもの
でよく、代表的なものとしてCR−390(ビーピージ
ー社市版製品商品名)がある。その使用量は99〜50
重量%である。50重■%より少ないと物性が低下して
好ましくなく、99%より多いと染色性の著しい向上が
見られない。
共重合成分(B)は一般式(1)で表わされるアミド系
単量体であり、その使用量は1〜50重量%、好ましく
は5〜30重量%である。1重量%より少ないと染色性
の著しい向上がみられず、50重量%より多いと離型性
、光学特性、機械特性などが低下するので好ましくない
一般式(1)で表わされるアミド系単量体は例えば、N
、N−ジメチルアクリルアミド又はN、N −ジメチル
メタクリルアミド(以下、両者をまとめてN、N−ジメ
チル(メタ)アクリルアミドと記す)、N、N−ジエチ
ル(メタ)アクリルアミド、 N、N−ジプロピル(メ
タ)アクリルアミド、N、N −ジブデル(メタ)アク
リルアミド、N、N −ジ・ヘキシル(メタ)アクリル
アミド、N、N −ジオクチル(メタ)アクリルアミド
、N、N −ジイソプロピル(メタ)アクリルアミド、
N、N−ジー2−エチルヘキシル(メタ)アクリルアミ
ド、N、N −ジシクロヘキシル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチル−N−ブチル(メタ)アクリルアミドな
どである。
なお、アミド系単量体として一般式(1)で表わされる
単量体を用いるのは、それ以外の、例えばN、N−ジメ
チルアミノエチルアクリルアミドのような第三アミン基
を有する単量体では、共重合の際に使用する油媒とレド
ックス反応を起して硬化しないことがあるためである。
共重合成分(C)の重合性ビニル単量体としては、アク
リル酸又はメタクリル酸のアルキルエステル、アクリル
酸又はメタクリル酸のポリアルキレンゲリコールエステ
ル、スチレン、酢酸ビニル、ポリオキシアルキレン化ビ
スフェノールAのアクリル酸エステル又はメタクリル酸
エステルなどがあり、得られるADC樹脂の光学特性の
見地から、成分(C)の使用量は0〜49重里%が好ま
しい。
アクリル酸又はメタクリル酸のアルキルエステルとして
は、アルキル基の炭素数1〜22のものが好ましく、例
えばアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸イソプロピ
ル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸2エチルヘキ
シル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸トリデシル、
メタクリル酸ステアリルなどを用いる。
アクリル酸又はメタクリル酸のポリアルキレングリコー
ルエステルとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキシ
ドを2〜100モル縮合して得られるポリアルキレング
リコールのモノ又はジエステルがあり、例えばジエチレ
ングリコールモノメタクリレート、ジプロピレングリコ
ールジアクリレート、トリエチレングリコールモノアク
リレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレート
、ポリプロピレングリコールジメタクリレートなどであ
る。
共重合成分(A) 、(B)及び(C)を用途に応じて
所定量混合し、加熱重合してADC樹脂を製造する。
この際に重合触媒として、イソプロピルペルオキシカー
ボネート、ベンゾイルペルオキシド、ジクミルペルオキ
シド、l11−ビス(t−ブチルペルオキシ) −3,
3,5−)リメチルシクロヘキサン、その他の重合触媒
を用いる。この重合触媒の使用量は、通常全モノマーに
対して1〜5重■%である。重合温度は触媒の分解温度
に依って異なるが、通常室温から約130℃位までであ
る。重合時間は、ADC樹脂の形状、厚さ、大きさなど
により異なるが、2〜24時間である。また、ADC樹
脂は用いるモールド(注型)の形状により、平板状、棒
状、半円柱状、凹または凸のレンズ状などにすることが
できる。
このようにして得られたADC樹脂は、通常の酸性染料
を用いて容易に染色することができる。例えば、染色助
剤として酢酸アンモニウム、氷酢酸、蟻酸9、硫酸ナト
リウム、界面活性剤などを用いて染色液を調製し、液温
50〜100℃で1分〜3時間処理することにより染色
できる。
本発明により得られるADC樹脂は、劣化防止剤、紫外
線吸収剤、離型剤、顔料、有機又は無機充填剤などの添
加剤を必要に応じて添加することができる。
(作 用) 本発明によって、ADC樹脂の物性を低下させることな
しに、ADC樹脂中に活性基を導入することができる。
従って、得られるADC樹脂は、分散染料だけでなく、
酸性染料によっても低温で容易に染色することができる
。このため使用できる染料の種類が豊富となり、色の選
択の11が広がって巾広い分野で利用可能になる。また
、光線透過率曲線のシャープな染色物を容易に得ること
ができるので、精密性を要求される工業用機器に十分に
使用可能である。
(実施例) 以下本発明を実施例につきさらに詳細に説明する。
次JLLL ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)(ピ
ーピージー社製、市販商品名 rCR−39(D J ) 360 g 、 N、N 
−ジメチルアクリルアミド40 g及びイソプロビルベ
ルオキシカーボネ−)12gを均一に混合した。予め清
浄にした一対のガラス板(日本板硝子(株)製、500
 in x 500mmX6n)の間に塩化ビニル製ガ
スケット(径21■)を挿入してダブルクリップで留め
てモールドを作成しておく。このモールド中に前述の混
合物を流し込み、定温槽中で室温(25°C)から10
0℃までの昇温スケジュール(25℃で30分、45〜
50℃で7時間、55〜60℃で3時間、65〜70℃
で2時間、80〜85℃で2時間、95〜100℃で3
0分)に従って15時間重合させた。その後、モールド
より硬化物を取り出し、50mm角に切って試験片を作
成した。
再生染料としてカヤカラン・オレンジRL(日本化薬(
株)製、商品名) 0.05g 、染色助剤として酢酸
アンモニウム0.25 g及び米酢M0.1gを採り、
水を加えて100 gとした。この染色液を90℃に加
熱し、前記の試験片を入れ、攪拌しながら30分間染色
を行なった。
水洗乾燥後、分光光度計にて400〜700 nmの光
線透過率を測定した結果、透過率は400 nmで5%
、490 nmで4%、500 nmで6%、550 
nmで40%、580nmで85%、600 nmで8
8%であり、十分に染色されていることが確認された。
スm影二月2 実施例1の方法と同様にして重合及び染色を行なった。
用いた原料処理、条件及び結果を纏めて次の第1表に示
した。
なお、第1表中の重合体成分の記号は次の通りである。
CR−390ニジエチレングリコールビス(アリルカー
ボネート) PP −1000:ポリ(n=7)プロピレングリコー
ルモノメタクリレート PE−360:ポリ (n=8〜9)エチレングリコー
ルモノメタクリレート ADP −200:ポリ (n=3〜4)プロピレング
リコールジアクリレート 八DA −200:ビスフエノールAのエチレンオキシ
ド4モル付加物ジアクリレート C1□OM八 =ドデシルジメタクリレートまた、酸性
染料としてカヤラックス・ブルーブラックRLおよびカ
ヤカラン・ネービーブルーNR(何れも日本化薬(株)
製、商品名)を用いる場合、染色助剤は実施例1と同じ
である。
土較炭上二主 ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)(ピ
ービージー社製、市販商品名rcR−390J >40
0 g 及びイソプロピルペルオキシカーボネート12
 gを用いて実施例1と同様にして重合させた。
この重合体の試験片を三つに分けて、酸性染料カヤカラ
ン・オレンジRL、カヤラックス・ブルーブラックRL
及びカヤカラン・ネービーブルーN+?(何れも日本化
薬(株)製、商品名)を用いて実施例1と同様にして染
色した。
得られたものについて、分光光度計によって光線透過率
を測定した結果、光線透過率Tが91〜92%であって
染色されていなかった。
第1表の結果から明らかなように、本発明により得られ
た樹脂は酸性染料溶液によって容易に染色され、しかも
光線透過率曲線の優れた染色物が得られることが判る。
(効 果) かくて本発明によれば、ADC樹脂に活性基を導入する
ことにより酸性染料で容易に染色することができる。こ
のために使用できる染料の種類が豊富となり、色の選択
の巾が広がって巾広い分野で利用可能となる。また、光
’io¥透過率曲線の尖鋭な染色物を容易に得ることが
できるので、精密性を要求されるOA機器、表示機器及
びその他の工業機器に十分に使用可能であり、従来のA
DC樹脂の欠点を解消する。従って、本発明は産業上極
めて有用である。
本発明を特定の例につき説明したが、本発明の広汎な精
神と視野を逸脱することなく種々の変更と修整が可能な
こと勿論である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)ジエチレングリコールビス(アリルカーボネ
    ート)99〜50重量%及び (B)次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ( I ) (式中、Xは水素又はメチル基、R^1及びR^2は炭
    素数1〜8の直鎖若しくは分枝鎖状の アルキル基又は炭素数1〜8の脂環式化合 物の残基を示す) で表わされるアミド系単量体1〜50重量%の共重合体
    から成ることを特徴とするカーボネート樹脂。 2、(A)ジエチレングリコールビス(アリルカーボネ
    ート)99〜50重量%、 (B)次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
    ( I ) (式中、Xは水素又はメチル基、R^1及びR^2は炭
    素数1〜8の直鎖若しくは分枝鎖状の アルキル基又は炭素数1〜8の脂環式化合 物の残基を示す) で表わされるアミド系単量体1〜50重量%及び (C)これらと共重合可能な重合性ビニル単量体49重
    量%以下 の共重合体から成ることを特徴とするカーボネート樹脂
JP24940986A 1986-10-22 1986-10-22 カ−ボネ−ト樹脂 Pending JPS63105013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24940986A JPS63105013A (ja) 1986-10-22 1986-10-22 カ−ボネ−ト樹脂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24940986A JPS63105013A (ja) 1986-10-22 1986-10-22 カ−ボネ−ト樹脂

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63105013A true JPS63105013A (ja) 1988-05-10

Family

ID=17192544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24940986A Pending JPS63105013A (ja) 1986-10-22 1986-10-22 カ−ボネ−ト樹脂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63105013A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102382230A (zh) * 2011-08-10 2012-03-21 浙江理工大学 一种含乙烯基的三硫代碳酸酯化合物及其制备方法和应用

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102382230A (zh) * 2011-08-10 2012-03-21 浙江理工大学 一种含乙烯基的三硫代碳酸酯化合物及其制备方法和应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3130555B2 (ja) プラスチックレンズ材料、プラスチックレンズおよび眼鏡用レンズ
US4518756A (en) Biphenyloxy mono- and dimethacrylate polymerizable compositions
US5663264A (en) Transparent resin and plastic lens
JPS63289011A (ja) 架橋性高分子キヤスト用組成物
US4704006A (en) Halogen-containing resin lens material
EP0142118B1 (en) Monomeric mixture of cured polymeric material used in organic glass
KR20090034378A (ko) 광학적 특성이 우수한 경화성 조성물
JPH05195446A (ja) プラスチックレンズのブルーイング方法
JPH022883B2 (ja)
JPS60152515A (ja) 光学材料の製造法
JPH05194616A (ja) プラスチックレンズのブルーイング方法
JPS5993708A (ja) 重合性組成物
JPH04202308A (ja) プラスチックレンズ用組成物
JPS63105013A (ja) カ−ボネ−ト樹脂
JPH01182314A (ja) 高アッベ数レンズ用組成物
JPS59191708A (ja) 高屈折率レンズ用樹脂の製造法
JPH03140312A (ja) 重合性組成物
JPS62292804A (ja) カ−ボネ−ト樹脂の表面改質方法
JPH02141702A (ja) 高アッベ数レンズ
JPS61171709A (ja) 架橋樹脂の染色性改良方法
JPS60202110A (ja) 高屈折率樹脂用組成物
JPH04202309A (ja) プラスチックレンズ用組成物
JPS62283109A (ja) 高屈折率樹脂
JPH03255117A (ja) プラスチックレンズ用組成物
JPH03286773A (ja) 非含水性の眼内挿入物