JPS6310350A - 光カ−ドの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の目的 ［ｆｔ、業１の利用分野］ この発明は光カードに関するものである。

近年、ＩＤカードやキャッシュカードヤ）バンクカード
どしで各種の情報を記録したカードが普及して来ている
。

［従来の技術］ この種のカードには個人データや発行会ネ１のデータ等
の各種の情報を記録する必要があり、初期の段階におい
ては、そのような情報を可視的な文字や記号で記録して
おり、また、後記の段階においては磁気を使用した電気
信号で記録しているが、改ざんの防止や情報Ｍの増加に
対応Ｊる必要がある。

そのために、最近、レーザ技術を応用した光カードが開
発されて来ている。この光カードは光学反射面を有する
光情報パターンを持つ情報記録媒体を備えるもので、光
学反射面はデータビットや案内トラックとして機能し、
その光情報パターンの光学反射の差によってレーザによ
りデータビットを検出し、情報を読み取るように構成し
たものである。

このような光記録媒体乃至そのような光記録媒体を持つ
光カードを１造する工程として従来採用されているもの
は、カード基材と同じ大きさの枚莱体からなるベースシ
ートの仝而に蒸着によって金属反射膜を形成し、しかる
後に、■ツチング法やレジストリフトオフ法によって、
記録媒体として使用すべき部分の金属反射膜に光情報パ
ターンを刻設し、また光記録媒体として使用しない残余
の部分を除去し、こうして形成した光記録媒体を右する
ベースシートをカード基材に貼合して光カードを完成さ
せている。

［発明が解決しようとす”る問題点１ しかしながら、通常、光記録媒体は光カード上の一部分
に設けられるものであるにもかかわらず、これを製造す
るためには、カード基材と同じ大きさの枚葉体のベース
シートを準備し、その全面に金属反射膜を形成し、その
金属反射膜のうち光情報パターンを形成すべき一部分を
残して不敗な残余の部分を除去することは、工程数及び
所要時間が多くなるだけでなく、材料的に無駄が多い。

更に、残った光記録媒体も、これをピンホールの少むい
状態で得ることは相当に困難で、光カードが］ス］−高
にｈる原因となっている。しかも、光記録媒体を完成さ
れた光カードと同様に枚莱体で取扱うのでは、生産効率
を向上させることが困難である。

この発明は上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、光カードの量産が可能であって、ピンホールのない
状態で光記録媒体を得ることができ、しかも材料的に無
駄がなく、しかも光カードを生産するための工程数及び
所要時間が少なくてすむ、光カードの製造法を提供する
ことを目的とするものである。

（ロ）発明の構成 ［問題を解決するための手段１ この目的に対応して、この発明の光カードの製造法は、
光反射膜と前記光反射膜の表面を覆う光無反射竹の光情
報パターン層とからなる光記録媒体をカード基材と光透
過性の保護層との間に位置させてなる光カードの製造法
であって、前記保護層の、１−に前記光情報パターン層
を形成し、ベースフィルム上に前記光反射膜を形成し前
記光情報パターン層と前記光反射膜とが重なる状態に前
記保護層と前記ベースフィルムとを貼合するとともに、
更に前記光反射膜と前記ベースフィルムとを挾み込んだ
状態で前記保護層と前記カード基材とを貼合することを
特徴としている。

以下、この発明の詳細を一実施例を示す図面について説
明する。

まず、製造の対牟物である光カードについて説明する。

第１図及び第２図において１は光カードである。

光カード１は貼合されたカード基材２と保護層３との間
に光記録媒体４を挟着してなるものである。

カード基材２は光力−１１の強度を保証するもので、こ
のようなカード基材２は紙、ＰＶＣ等の合成樹脂板、或
いは金属薄板を使用することができる。カード基材２上
には文字、図形等の可視情報を表示する可視パターン層
５や磁気記録層９が印刷等によって表示されている。

保護層３としてはポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂
、ガラス等の光透過性の良い材料で構成されている。光
記録媒体４はベースフィルム６とその上に形成された光
反射膜７と、更にイの上に光情報パターン層８を備えて
いる。ベースフィルム６は光反射膜７や光情報パターン
層８を支持する支持体として機能するもので、ポリエス
テル等の材質からなる平滑性に優れたフィルムを使用す
る。光反射膜７はベースフィルム６上に蒸着されたもの
である。光反射膜７は元高反射性を有するｖＩＦｌから
なる薄膜で構成され、そのような材料としてはＡＱ、Ｃ
ＬＪ、ＡＯｌＮ　ｉ、Ｃｒ、Ｚｎ。

Ｓｎ、Ｔｉ等を用いることができる。この光反射膜７は
上記の如き材料をベースフィルム６上に蒸着して形成さ
れたものである。

なお、ベースフィルム６の平滑性の向上と光反射膜７の
接着性を増大させるために、ベースフィルム６と光反射
膜７との間にサブ層を介在させてもよい。光反射ｌ！０
７の上に光情報パターン層８が形成されている。光情報
パターン層８はデータピッ１〜や案内トラックを衣用す
る微細孔を持つ光熱反射性の層であり、従って、この微
細孔の部分では下の光反射膜７が露出してデータピッ１
−や案内トラックを構成しており、その他の部分では光
反射膜７は光熱反射性の光情報パターン層８で隠蔽され
ている。

この光情報パターン層は印刷、写真乳剤を塗布しておい
てその後に行う露光及び現像、または着色されて光熱反
射性を帯びた層を形成しておいてその後に行うエツチン
グ若しくはレジストリフトオフ、更には、エツチング若
しくはレジストリフトオフによってパターンを形成され
た層を後に着色することによって形成される。

保護層３とベースフィルム６及び光反射膜７とは透明な
接着剤層１０によって保護層３の所要の箇所に貼着され
、更に、カード基材２と保護層３とが接着剤層１１によ
って貼合されることによってこの間に光記録媒体４が挟
着される。

なお、保護層３の読み出し側には耐傷性向上のだめに硬
度の大きい表面硬化層１２を保護層３と一体若しくは別
体で設けてもよい。

次に以上のような光カードの製造法を第３図について説
明する。

まず、カード基材２のロール２ａ、保護層３のロール３
ａ及び複数のベースフィルムのロール６ａを準備する（
第３図（ａ）（ｂ）（ｃ））。

カード基材２のロール２ａからはカード基材２を繰出し
て印刷１１［２１により多面付けで所定のカードの図柄
を印刷する（第３図（ｄ））。更に内側面にコーター２
２により接着剤１１をコーティングする（第３図（ｅ）
）。

一方、ベースフィルムのロール６ａについては、ロール
６ａから細幅のベースフィルム６を繰出して一面に真空
蓋＠装置２３によって光反射膜７を形成する（第３図（
ｆ））。

次にスリッター３０によってテープ状に分割する（第３
図（０））。更に、保護層のロール３ａについてはロー
ル３ａから保護層３のフィルムを繰出してコーター２４
により外側面に表面硬化処理を行い（第３図（ｉ））、
また内側面に印刷機２５によって多面付で光情報パター
ン層８の印刷を行い（第３図（ｊ））、更に内側面にコ
ーター２６により接着剤１０をコーティングする（第３
図（ｋ））。

こうして形成したカード基材２、保護層３、ベースフィ
ルム６及び光反射膜７において、光情報パターン層８と
光反射膜７とが重なる状態に保護層３とベースフィルム
７とを接着剤層１０で貼合するとともに、更に光反射膜
７とベースフィルム６とを挾み込んだ状態で、保護層３
とカード基材２のフィルムとを貼合させる（第３図（Ω
））。

このようにして一体に貼合した光カード１の集合体を光
カード単位ごとに抜くことにより光カード１が完成する
（第３図（ｎ））。

［作用］ このように構成された光カード１は保護層３の側を読み
出し側とし、この読み出し側から読み出し光記録媒体４
に入射し、その反射性によってデータビットの有無を読
み出し、情報を読み出すことができる。

（ハ）発明の効果 この発明の光カードでは高価な反射膜とその情報パター
ンをもつ光記録媒体を光カード毎に蒸着やエツチング等
で形成するのではなくて、光カードを多面付で作成して
これを分離する結果、多数の光反射膜についてもこれを
大面積のベースフィルム上に多面で作製し、これをそれ
ぞれの光記録媒体毎に切り出して使用するので、材料の
無駄が省けるとともに、製造に要する工程数や所要時間
も節減することができる。

また、この発明の光カードでは光記録媒体における光反
射膜の形成を巻き取り方式のＤ−ル体を使用して行うこ
とができる。枚葉体型式で光反射膜を作製する場合は、
巻き取り型式に比べてＡΩ蒸着でも１０倍以上のコスト
がかかるので、コストの面でもこの発明は顕著な効果を
発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は光カードの正面図、第２図は第１図におけるｌ
ｌ−Ｔｌｌ部面面図及び第３図は光カードの製造過程の
一例を示す説明図である。 １・・・光カード　　２・・・カード基材　　２ａ・・
・ロール　　３・・・保護層　　３ａ・・・ロール　　
４・・・光記録媒体　　５・・・可視パターン層　　６
・・・ベースフィルム　　６ａ・・・ロール　　７・・
・光反射膜８・・・光情報パターン層　　９・・・磁気
記録層１０・・・接着剤層　　１１・・・接着剤層　　
１２・・・表面硬化層　　２１・・・印刷機　　２２・
・・コーター２３・・・真空蒸着装置　　　２４・・・
コーター２５・・・印刷機　　２６・・・コーター　　
３０・・・スリッター

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 光反射膜と前記光、反射膜の表面を覆う光無反射性の光
   情報パターン層とからなる光記録媒体をカード基材と光
   透過性の保護層との間に位置させてなる光カードの製造
   法であつて、前記保護層の上に前記光情報パターン層を
   形成し、ベースフィルム上に前記光反射膜を形成し前記
   光情報パターン層と前記光反射膜とが重なる状態に前記
   保護層と前記ベースフィルムとを貼合するとともに、更
   に前記光反射膜と前記ベースフィルムとを挾み込んだ状
   態で前記保護層と前記カード基材とを貼合することを特
   徴とする光カードの製造法