JPS63103486A - 磁気デイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ガラス基板やセラミック基板を用いたハード
型磁気ディスクに関し、クランプ用孔のまわりの磁気デ
ィスク面をリング状に覆う合成樹脂緩衝体を有すること
により、記録読出装置に挿填してそのクランプ機構によ
りクランプした場合のクランプ力を緩衝させ、クランプ
傷及びそれに伴なうダストの発生を抑え、ヘッド、クラ
ッシュや、磁気ディスクの破損、割れ等を防止できるよ
うにしたものである。

従来の技術 従来のハード型磁気ディスクは、アルミニュウム基板の
面上に磁性塗料を塗布し、または、スパッタリング、蒸
若メッキ等の手段によって磁性Ｆ＃ｊＩＩＮを形成した
ものが一般的であったが、最近、ガラス基板を用いたも
のが注目されている。ガラス基板はアルミニュウム基板
に比べて表面性が良く、磁気ヘッドの浮上高さを０．２
ｇ１１以下の非常に小さい値に設定することも可能であ
り、高密度記録再生に適しているという利点がある。

発明が解決しようとする問題点 ところが、ガラス基板を用いた磁気ディスクは、記録再
生装置に挿填してクランプ機構によって固定した場合、
クランプ機構が金属製品であるため、磁気ディスクの被
抑圧固定部またはクランプ機構を傷付ける危険性がある
。磁気ディスクやクランプ機構が傷つけられた場合、そ
の部分で発生したダストが、記録再生時の磁気ディスク
の高速回転に伴ない、記録再生ヘッドのある外周方向へ
と拡散される。このため、記録再生ヘッドが前記ダスト
によってヘッド、クラッシュを生じてしまうという問題
点があった。特に、最近は、記録再生ヘッドの浮上高さ
を０　、２　ｐ、ｔａ〜０　、３４Ｉ１１のような小さ
い値に設定する傾向にあり、ダストによるヘッド、クラ
ッシュを発生し易くなっている。

また、ガラス基板は、アルミニュウム基板と比較して、
粘性が小さく、脆いという性質があり、クランプ時に磁
気ディスクの破損、割れ等も生じ易い。

ガラス基板を用いた磁気ディスクの粘性の低さや、脆さ
を改善することを狙った従来技術とじては、第６図に示
すように１両面に磁性薄膜を有する円板状のガラス基板
１の中心部にクランプ用の孔２を設けると共に、この孔
２に、ガラス基板１と熱膨張係数の略等しい鋼材、マル
テンサイト系ステンレス鋼、或いはセラミックス等から
なるディスクスペーサを兼ねた段付き構造の補強リング
３を嵌め込み、該補強リング３を接着剤等によってガラ
ス基板ｌに固着したものが提案されている（特開昭６１
−１３１２７６号公報参照）。

しかしながら、補強リング３を接着剤によって磁気ディ
スクに固着する構造であるため、接着剤塗布硬化工程等
の面倒な工程が必須であること、接着剤のはみ出しによ
り磁性８膜を汚し易いこと、接着剤のダストによるヘッ
ド、クラッシュを発生し易いこと等の問題点があった。

また、第６図に示した従来の磁気ディスクの場合、補強
リング３が鋼材、マルテンサイト系ステンレス鋼、或い
はセラミックス等からなるため、クランプ機構でクラン
プした場合、補強リング３を金属でなるクランプ機構で
締付ける構造となる。このため、依然として、補強リン
グ３の被抑圧固定部またはクランプ機構を傷付ける危険
性を回避することができず、補強リング３やクランプ機
構の損傷によって発生したダストにより、ヘッド、クラ
ッシュを生じてしまうという問題点もある。

問題点を解決するための手段 上述する従来の問題点を解決するため、本発明は、円板
状の硬質基板の中心部に、孔を有する磁気ディスクにお
いて、前記孔のまわりの磁気ディスク面をリング状に覆
う合成樹脂緩衝体を有することを特徴とする。

作用 本発明に係る磁気ディスクは、中心部に設けた孔のまわ
りの磁気ディスク面をリング状に覆う合成樹脂緩衝体を
有するから、記録再生装置のクランプ機構によってクラ
ンプした場合、磁気ディスりとクランプ機構との間で、
合成樹脂緩衝体による緩衝作用が得られる。このため、
磁気ディスクやクランプ機構を傷付けることがなくなり
、これらの損傷に伴うダストの発生が防止される。

また、磁気ディスクをクランプ機構で締付けた場合の力
が、合成樹脂緩衝体で緩和されるので、磁気ディスクの
破損及び割れ等も防止される。

更に、合成樹脂緩衝体は、接着剤を使用せずに、例えば
超音波溶着等の手段によって、磁気ディスクの面上に固
着できるので、面倒な接着剤塗布硬化工程が不要になり
、製造工程が簡単化され、製造能率が向丘すると共に、
接着剤ダストによるヘッド、クラッシュの発生等もなく
なる。

実施例 第１図は本発明に係る磁気ディスクの断面図である。こ
の実施例では、両面１０１，１０２に磁性薄膜（図示省
略）を設けた円板状の硬質磁気ディスクｌの中心部に、
クランプ用の孔２を設けると共に、孔２のまわりの磁気
ディスク１の両面１０１．１０２を、合成樹脂緩衝体４
１．４２１：より、リング状に被覆しである。磁気ディ
スクｌの基板は一般的にはガラスであるが、セラミック
等であってもよい。

合成樹脂緩衝体４１．４２としては、ポリエチレン、テ
レフタレート、ポリイミド、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、塩化ビニル、エポキシ、ポリエチレン、ポリスチ
レン、その他の高分子材料が使用できる。この合成樹脂
緩衝体４１．４２は、それ自体の接着力または超音波溶
着等の手段によって、磁気ディスクｌの面上に固着する
。

第２図は本発明に係る磁気ディスクを記録再生装置のク
ランプ機構にクランプした状態を示す図である０図にお
いて、６は本発明に係る磁気ディスク、７はクランプ機
構、７１はクランプ機構７を構成するスピンドルハブ、
７２は同じくクランプ部材である。ｒｊ１気ディスク６
は複数枚備えられ、磁気ディスク６−６間に合成樹脂緩
衝体４１．４２の部分で当接するリング状のスリーブ８
を介在させた上で、スピンドルハブ７１の外周部に積層
して挿着し、クランプ部材７２によって締付は固定しで
ある。クランプ部材７２は合成樹脂緩衝体４２の上で当
接させる。

上述のようにして、クラブ機構７によってクランプした
場合、磁気ディスク６とクランプ機構７を構成するスピ
ンドルハブ７１．クランプ部材７２及びスリーブ８との
間で、合成樹脂緩衝体４１．４２による緩衝作用が得ら
れる。このため、磁気ディスク６、クランプ機構７及び
スリーブ８を傷付けることがなくなり、これらの損傷に
伴うダストの発生が防止される。

また、磁気ディスク６をクランプ機構７で締付けた場合
の力が、合成樹脂緩衝体４１．４２で緩和されるので、
磁気ディスク６の破損及び割れ等も防止される。

第３図は本発明に係る磁気ディスクの別の実施例を示し
ている。この実施例では、中心部に設けた孔２の内面に
、磁気ディスク１の両面に設けた合成樹脂緩衝体４１．
４２から連続して覆う合成樹脂緩衝体４３を設けである
。このような構造であると、第２図に示したようにクラ
ンプ機構７でクランプした場合、孔２の内周面とスピン
ドルハブ７１との間でも、合成樹脂緩衝体４３による緩
衝作用が得られる。

第４図は本発明に係る磁気ディスクの更に別の実施例を
示している。この実施例では、ｒｊ１気ディスク１の一
面１０１にのみ合成樹脂緩衝体４１を設け、この合成樹
脂緩衝体４１から連続して、孔２の内周面を覆うように
、合成樹脂緩衝体４３を設けである０合成樹脂緩衝体４
３は、合成樹脂緩衝体を設けていな磁気ディスク１の他
面１０２より突出するように形成しである。

第５図は第４図に示した磁気ディスクを記録再生装置の
クランプ機構にクランプした状態を示す図で、合成樹脂
緩衝体４３の部分で重なるように磁気ディスク６を積層
し、合成樹脂緩衝体４３の上からクランプ部材７２で締
付は固定しである。

スピンドルハブ７１及びクランプ部材７２と磁気ディス
ク６とは、合成樹脂緩衝体４１．４３の部分で接触する
から、クランプ機構７から磁気ディスフ６に加わる力が
合成樹脂緩衝体４１．４３によって緩和され、磁気ディ
スク６やクランプ機構７を傷付けることがなくなり、こ
れらの損傷に伴うダストの発生が防止される。

また、磁気ディスク６をクランプ機構７で締付けた場合
の力が、合成樹脂緩衝体４１．４３にのみ加わり、磁気
ディスク６に加わることがないので、磁気ディスク６の
破損及び割れ等も防止される。

発明の効果 以上述べたように、本発明は１円板状の硬質基板の中心
部に、孔を有する磁気ディスクにおいて、前記孔のまわ
りの磁気ディスク面をリング状に覆う合成樹脂緩衝体を
有することを特徴とするから、次のような効果が得られ
る。

（ａ）磁気ディスクとクランプ機構との間で、合成樹脂
緩衝体による緩衝作用が得られるので、磁気ディスクや
クランプ機構の損傷に伴うダストの発生を防止し、ヘッ
ド、クラッシュを防止できるようにした磁気ディスクを
提供することができる。

（ｂ）？ｉ気ディスクをクランプ機構で締付けた場合の
力を合成樹脂緩衝体で緩和し、破損及び割れ等を防止で
きるようにした磁気ディスクを提供することができる。

（ｃ）合成樹脂！ｌ衝体としたことにより、超音波溶着
等の手段によって、磁気ディスクの面上に固着できるよ
うになり、面倒な接着剤塗布硬化工程が不要になり、製
造工程が簡単で、製造能率が良好であり、接着剤ダスト
によるヘッド、クラッシュの発生等のない磁気ディスク
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ディスクの断面図、第２図は
本発明に係る磁気ディスクを記録再生装置のクランプ機
構にクランプした状態を示す図、第３図は本発明に係る
磁気ディスクの別の実施例における断面図、第４図は本
発明に係る磁気ディスクの更に別の実施例における断面
図、ｔ５５図は第４図に示した本発明に係る磁気ディス
クを記録再生装置のクランプ機構にクランプした状態を
示す図、第６図は従来の磁気ディスクの断面図である。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）円板状の硬質基板の中心部に孔を有する磁気ディ
   スクにおいて、前記孔のまわりの磁気ディスク面をリン
   グ状に覆う合成樹脂緩衝体を有することを特徴とする磁
   気ディスク。
2. （２）前記基板は、ガラスでなることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の磁気ディスク。
3. （３）前記基板は、セラミックでなることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載の磁気ディスク。
4. （４）前記合成樹脂緩衝体は、前記磁気ディスク両面に
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項
   または第３項に記載の磁気ディスク。
5. （５）前記合成樹脂緩衝体は、前記磁気ディスク片面に
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項、第２項
   または第３項に記載の磁気ディスク。
6. （６）前記合成樹脂緩衝体は、前記磁気ディスク面から
   連続して前記孔の内周面を覆うように設けたことを特徴
   とする特許請求の範囲第１項、第２項、第３項、第４項
   または第５項に記載の磁気ディスク。
7. （７）前記合成樹脂緩衝体は、ポリエチレン、テレフタ
   レート、ポリイミド、ポリアミド、ポリカーボネート、
   塩化ビニル、エポキシ、ポリエチレン、ポリスチレン、
   その他の高分子材料でなることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項、第２項、第３項、第４項、第５項または第
   ６項に記載の磁気ディスク。