JPS63103026A - イヤリングの小さい深絞り成形用冷延鋼板の製造法 - Google Patents
イヤリングの小さい深絞り成形用冷延鋼板の製造法Info
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- JPS63103026A JPS63103026A JP24916486A JP24916486A JPS63103026A JP S63103026 A JPS63103026 A JP S63103026A JP 24916486 A JP24916486 A JP 24916486A JP 24916486 A JP24916486 A JP 24916486A JP S63103026 A JPS63103026 A JP S63103026A
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Landscapes
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- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は深絞り成形(絞りとしごきの複合成形も含む)
した際に、イヤリングの発生の小さい深絞り成形用冷延
鋼板の製造法に関する。
した際に、イヤリングの発生の小さい深絞り成形用冷延
鋼板の製造法に関する。
(従来の技術)
飲料缶、食缶などは近年冷延鋼板を素材として深絞り成
形により、その缶胴が製造されることが多いが、この深
絞り成形時にはイヤリングが発生する。このイヤリング
が発生した部分は缶の深絞り成形後切り捨てる必要があ
るので、これが大きいと材料歩留りが悪くなるばかりか
場合によっては必要な成形高さが得られず成形品全体を
廃棄しなければならなくなるので深絞り成形時に発生す
るイヤリングは小さいことが望ましい。
形により、その缶胴が製造されることが多いが、この深
絞り成形時にはイヤリングが発生する。このイヤリング
が発生した部分は缶の深絞り成形後切り捨てる必要があ
るので、これが大きいと材料歩留りが悪くなるばかりか
場合によっては必要な成形高さが得られず成形品全体を
廃棄しなければならなくなるので深絞り成形時に発生す
るイヤリングは小さいことが望ましい。
イヤリングの小さい深絞り用冷延鋼板の製造について、
これまでも検討されており、例えば特開昭57−261
43号公報では、極低炭素Alキルド鋼にNbをlog
(Nb%/C%)が1%より大で、かつ(Nb%−8
XC%)が0.02%以下となるように含有させ、熱間
圧延を圧下率90%以上、圧延速度tu40m/秒以上
とし、次いで冷延し、箱焼鈍して製造することが提案さ
れている。これによると深絞り性、張出し性にすぐれ機
械的性質の面内異方性も小さい鋼板が得られるという、
それなりの作用効果が奏されている。
これまでも検討されており、例えば特開昭57−261
43号公報では、極低炭素Alキルド鋼にNbをlog
(Nb%/C%)が1%より大で、かつ(Nb%−8
XC%)が0.02%以下となるように含有させ、熱間
圧延を圧下率90%以上、圧延速度tu40m/秒以上
とし、次いで冷延し、箱焼鈍して製造することが提案さ
れている。これによると深絞り性、張出し性にすぐれ機
械的性質の面内異方性も小さい鋼板が得られるという、
それなりの作用効果が奏されている。
しかし、一方ではNbの如き添加元素を必要とするので
、コスト高となるなどの問題がある。
、コスト高となるなどの問題がある。
(発明が解決しようとする問題点)
ところでイヤリングの大きさは冷延鋼板製造時の冷延圧
下率の影響を大きく受けること、さらに冷延鋼板のr値
面内異方性Δr(=(ro+r+。)/2−r4い (
rll+r4s+ r’l。:圧延方向に0°、45
°。
下率の影響を大きく受けること、さらに冷延鋼板のr値
面内異方性Δr(=(ro+r+。)/2−r4い (
rll+r4s+ r’l。:圧延方向に0°、45
°。
90°方向のr値〕)とイヤリング高さの間には良い相
関関係があり、Δr=0であればイヤリング高さは0に
なることが知られている。
関関係があり、Δr=0であればイヤリング高さは0に
なることが知られている。
また、イヤリング高さあるいはΔrは冷延圧下率との間
に良い相関があり、冷延圧下率を80〜84%程度に高
くすると小さくなり、84%超では逆に大となることが
知られている。従って添加元素などを用いずに、コスト
高を回避してイヤリングの小さい冷延鋼板を製造するの
に、冷延圧下率を前記80〜84%とする方法が採用さ
れている。
に良い相関があり、冷延圧下率を80〜84%程度に高
くすると小さくなり、84%超では逆に大となることが
知られている。従って添加元素などを用いずに、コスト
高を回避してイヤリングの小さい冷延鋼板を製造するの
に、冷延圧下率を前記80〜84%とする方法が採用さ
れている。
さてイヤリングを問題とする飲料缶、食缶などに供され
る冷延鋼板は通常0.25〜0.40 l1の薄手冷延
鋼板を使用しているが、その製造は連続鋳造後一度Ar
3変態点以下に冷却された低炭素Mキルド鋼スラブを7
VN固溶温度以上例えば1200℃以上に再加熱後、熱
間圧延し、前記冷延圧下率で冷間圧延し、焼鈍している
。
る冷延鋼板は通常0.25〜0.40 l1の薄手冷延
鋼板を使用しているが、その製造は連続鋳造後一度Ar
3変態点以下に冷却された低炭素Mキルド鋼スラブを7
VN固溶温度以上例えば1200℃以上に再加熱後、熱
間圧延し、前記冷延圧下率で冷間圧延し、焼鈍している
。
ところで、イヤリングが小さく例えばΔrがOまたは0
に近く板厚が0.30 龍の深絞り用冷延鋼板を製造す
るためには冷延圧下率を83%とすると、必要熱延鋼板
の板厚は1.76 +uとなり、いわゆる薄手の熱延綱
板が必須となる。
に近く板厚が0.30 龍の深絞り用冷延鋼板を製造す
るためには冷延圧下率を83%とすると、必要熱延鋼板
の板厚は1.76 +uとなり、いわゆる薄手の熱延綱
板が必須となる。
熱間圧延の生産性および冷間圧延に先立つ熱延鋼板の酸
洗性は板厚が薄くなると当然ながら低下する。即ち生産
性はその板厚に大きく依存し板厚が薄いことはコスト高
にも直結する。
洗性は板厚が薄くなると当然ながら低下する。即ち生産
性はその板厚に大きく依存し板厚が薄いことはコスト高
にも直結する。
本発明は低コストで、かつ省エネルギーを図って、イヤ
リングの発生がほとんどない深絞り成形用冷延鋼板を得
ることを目的としたもので、この目的のために種々の実
験と検討を行った。
リングの発生がほとんどない深絞り成形用冷延鋼板を得
ることを目的としたもので、この目的のために種々の実
験と検討を行った。
(問題点を解決するための手段)
その結果、低炭素Mキルド鋼を連続鋳造でスラブとし、
熱片状態で直接熱間圧延する際、その連続鋳造鋳型を出
てから仕上熱間圧延までの処理時間を30分以上90分
以内とし、かつ仕上熱間圧延の開始温度を1055℃以
上、捲取温度をAr3点以上として熱間圧延すると、Δ
rをOあるいはOに近くする冷間圧延の圧下率は、85
%以上95%以下と高くなることを新たに知見した。
熱片状態で直接熱間圧延する際、その連続鋳造鋳型を出
てから仕上熱間圧延までの処理時間を30分以上90分
以内とし、かつ仕上熱間圧延の開始温度を1055℃以
上、捲取温度をAr3点以上として熱間圧延すると、Δ
rをOあるいはOに近くする冷間圧延の圧下率は、85
%以上95%以下と高くなることを新たに知見した。
本発明はこの知見に基づいてなされたものでその要旨と
するところは下記のとおりである。
するところは下記のとおりである。
重量%で、C≦0.10%
Si≦0.02%
Mn≦0.50%
酸可溶AI 0.015〜0.060%残部鉄および
不可避的不純物からなる低炭素A7キルド鋼を連続鋳造
し、直接熱間圧延するに際し、連続鋳造鋳型を出てから
熱間圧延終了までの処理時間が30分以上90分以内で
あり、仕上熱間圧延の開始温度を1055℃以上、終了
温度をAr3点以上として熱間圧延し、脱スケールし、
圧下率85%以上、95%以下で冷間圧延し、焼鈍する
ことを特徴とするイヤリングの小さい深絞り成形用冷延
鋼板の製造法。
不可避的不純物からなる低炭素A7キルド鋼を連続鋳造
し、直接熱間圧延するに際し、連続鋳造鋳型を出てから
熱間圧延終了までの処理時間が30分以上90分以内で
あり、仕上熱間圧延の開始温度を1055℃以上、終了
温度をAr3点以上として熱間圧延し、脱スケールし、
圧下率85%以上、95%以下で冷間圧延し、焼鈍する
ことを特徴とするイヤリングの小さい深絞り成形用冷延
鋼板の製造法。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明にて適用される鋼の成分組成について先ず述べる
。
。
Cはその含有量が多くなると成形性を劣化し、深絞り用
冷延鋼板としての性質が得られなくなり、またイヤリン
グの発生についても有害であるので、0.10%以下と
する。好ましくは0.08%以下である。
冷延鋼板としての性質が得られなくなり、またイヤリン
グの発生についても有害であるので、0.10%以下と
する。好ましくは0.08%以下である。
Siは鋼を硬質化し深絞り性を劣化させ、また塗装性を
劣化させるので0.02%以下とする。好ましくは0.
01%以下である。
劣化させるので0.02%以下とする。好ましくは0.
01%以下である。
Mnは不可避的に含有されるSに基づく熱間脆性を防止
する作用、また成形性を劣化させずに強度を確保する作
用があり、この作用を奏するには0.50%以内まで含
有させる必要がある。
する作用、また成形性を劣化させずに強度を確保する作
用があり、この作用を奏するには0.50%以内まで含
有させる必要がある。
Mは脱酸により鋼を清浄化する作用および冷延。
焼鈍時に析出するA7Nにより再結晶集合組織を制御し
、また不可避的に含有されるNをAZNとして無害化し
、深絞り性や非時効性を与える作用がある。このために
は酸可溶M(以下3oINという)として0.015%
以上含有させる必要がある。一方、その含有量がある量
より多くなってもその作用は飽和し、むしろ結晶粒が細
粒化して硬質となり、イヤリングの発生についても好ま
しくないので、0.060%以下とする。
、また不可避的に含有されるNをAZNとして無害化し
、深絞り性や非時効性を与える作用がある。このために
は酸可溶M(以下3oINという)として0.015%
以上含有させる必要がある。一方、その含有量がある量
より多くなってもその作用は飽和し、むしろ結晶粒が細
粒化して硬質となり、イヤリングの発生についても好ま
しくないので、0.060%以下とする。
以上が基本的な成分であるが、この他に不可避的に含有
されるS、P、Nは深絞り性などの点からも少ないほう
がよく、Sは0.025%未満、Pは0.020%未満
、Nは0.0060%以下が好ましい。
されるS、P、Nは深絞り性などの点からも少ないほう
がよく、Sは0.025%未満、Pは0.020%未満
、Nは0.0060%以下が好ましい。
また必要に応じて、Til Zr、 v、 Bなど成形
性や非時効性に有用な元素を1種または2種以上含有さ
せることもできる。
性や非時効性に有用な元素を1種または2種以上含有さ
せることもできる。
前記の成分からなる鋼は転炉、電気炉などで溶製され、
連続鋳造によりスラブとされる。連続鋳造鋳型から出た
スラブは直接熱間圧延するが、この際、イヤリングの発
生を小さくし、またΔrが0あるいは0近傍と小さくな
る冷延圧下率を大圧下率側にするには連続鋳造鋳型から
出片され仕上熱間圧延終了までの処理時間および仕上熱
間圧延の開始温度、終了温度が重要である。
連続鋳造によりスラブとされる。連続鋳造鋳型から出た
スラブは直接熱間圧延するが、この際、イヤリングの発
生を小さくし、またΔrが0あるいは0近傍と小さくな
る冷延圧下率を大圧下率側にするには連続鋳造鋳型から
出片され仕上熱間圧延終了までの処理時間および仕上熱
間圧延の開始温度、終了温度が重要である。
連続鋳造鋳型を出てから熱間圧延終了までの時間を30
分以上、90分以内とし、仕上熱間圧延の開始温度を1
055℃以上、終了温度をAr3点以上とするが、この
理由は前記条件がすべて相まってイヤリングの発生が小
さく、かつΔrを0あるいは0近傍に小さくする冷延圧
下率を85〜95%と高くするからである。この条件が
1つでも外れるとその作用効果は弱く、所望のイヤリン
グの小さい深絞り用冷延鋼板を冷延圧下率を高(して製
造することが難しくなる。
分以上、90分以内とし、仕上熱間圧延の開始温度を1
055℃以上、終了温度をAr3点以上とするが、この
理由は前記条件がすべて相まってイヤリングの発生が小
さく、かつΔrを0あるいは0近傍に小さくする冷延圧
下率を85〜95%と高くするからである。この条件が
1つでも外れるとその作用効果は弱く、所望のイヤリン
グの小さい深絞り用冷延鋼板を冷延圧下率を高(して製
造することが難しくなる。
例えば前記処理時間が30分未満あるいは90分超では
Δrが0となる冷延圧下率が従来法とほぼ同じ値となり
、必要熱延鋼板の板厚を薄くせざるを得す、生産性の向
上を図れない。
Δrが0となる冷延圧下率が従来法とほぼ同じ値となり
、必要熱延鋼板の板厚を薄くせざるを得す、生産性の向
上を図れない。
次いで脱スケールし、冷間圧延するが、その冷延圧下率
は85%以上、95%以下で行なう。この理由は前述の
連続鋳造から熱間圧延終了までの処理時間、仕上熱間圧
延の開始温度、終了温度の特定によりイヤリングの発生
は小さくなるが、さらにその作用を十分に発揮するには
85%以上、95%以下の冷延圧下率で冷間圧延する必
要がある。85%未満あるいは95%超ではΔrの絶対
値(1Δrl)が大となり、イヤリングが大となる。第
1図に冷延圧下率とΔrの関係を従来法(スラブ再加熱
圧延法)と本発明法について、それぞれ調査し、その結
果の1例を示す。
は85%以上、95%以下で行なう。この理由は前述の
連続鋳造から熱間圧延終了までの処理時間、仕上熱間圧
延の開始温度、終了温度の特定によりイヤリングの発生
は小さくなるが、さらにその作用を十分に発揮するには
85%以上、95%以下の冷延圧下率で冷間圧延する必
要がある。85%未満あるいは95%超ではΔrの絶対
値(1Δrl)が大となり、イヤリングが大となる。第
1図に冷延圧下率とΔrの関係を従来法(スラブ再加熱
圧延法)と本発明法について、それぞれ調査し、その結
果の1例を示す。
ここで使用した供試鋼はC= 0.040%、5i=0
.006%、Mn=0.25%、sol kl = 0
.032%、N= 0.0023%を含む同一チャージ
材で、連続鋳造鋳型を出てから熱間圧延終了までの処理
時間を 42分、仕上熱間圧延の開始温度を1100°
C5終了温度を905℃とした本発明法と、連続鋳造の
後に温度降下したスラブを再加熱して熱間圧延した従来
法とによるものである。冷間圧延後は700℃×5時間
の箱焼鈍を行った。
.006%、Mn=0.25%、sol kl = 0
.032%、N= 0.0023%を含む同一チャージ
材で、連続鋳造鋳型を出てから熱間圧延終了までの処理
時間を 42分、仕上熱間圧延の開始温度を1100°
C5終了温度を905℃とした本発明法と、連続鋳造の
後に温度降下したスラブを再加熱して熱間圧延した従来
法とによるものである。冷間圧延後は700℃×5時間
の箱焼鈍を行った。
この第1図から認められるように、Δrは冷延圧下率が
大きくなるに従って、正の値から負の値に変化するがイ
ヤリングが最小になるΔr=0になる圧下率は従来法で
は83%であり、一方本発明法では90%で本発明の方
が大きい冷延圧下率を示す。また、冷延圧下率の増大に
ともなうΔrの減少割合も小さい傾向がある。従って一
定の板厚の冷延鋼板を製造するためには従来法より本発
明法の方が生産性の高い厚手の熱延鋼板を使用できるこ
とになる。
大きくなるに従って、正の値から負の値に変化するがイ
ヤリングが最小になるΔr=0になる圧下率は従来法で
は83%であり、一方本発明法では90%で本発明の方
が大きい冷延圧下率を示す。また、冷延圧下率の増大に
ともなうΔrの減少割合も小さい傾向がある。従って一
定の板厚の冷延鋼板を製造するためには従来法より本発
明法の方が生産性の高い厚手の熱延鋼板を使用できるこ
とになる。
冷間圧延後の焼鈍は箱焼鈍でも連続焼鈍でも構わない。
その後に必要に応じて形状矯正、表面粗度調整、降伏点
伸びの消去などのために調質圧延が行なわれる。
伸びの消去などのために調質圧延が行なわれる。
(実施例)
次に実施例を示す。
実施例
本(発明法の実施例を従来法と比較して表1に示す0本
発明法+1)、 (2)と従来法(1)、 (21はC
含を量が中量の成分スラブであり本発明法(1)は鋳造
後42分、(2)は43分で熱間圧延が終ったものであ
る。
発明法+1)、 (2)と従来法(1)、 (21はC
含を量が中量の成分スラブであり本発明法(1)は鋳造
後42分、(2)は43分で熱間圧延が終ったものであ
る。
従来法(11,(2)は一度常温まで冷却されたスラブ
を1250℃で再加熱後4.0鶴、2.3 ms厚にそ
れぞれ圧延したものである。本発明法(1)、 (2)
では冷延でそれぞれ90%(0,40龍厚)、91%(
0,35璽1厚)に圧延された後700℃×5時間の箱
焼鈍を施されているが、そのΔrは+0.01.−0.
02でOに近い値であり、イヤリングは十分小さくなっ
ている。
を1250℃で再加熱後4.0鶴、2.3 ms厚にそ
れぞれ圧延したものである。本発明法(1)、 (2)
では冷延でそれぞれ90%(0,40龍厚)、91%(
0,35璽1厚)に圧延された後700℃×5時間の箱
焼鈍を施されているが、そのΔrは+0.01.−0.
02でOに近い値であり、イヤリングは十分小さくなっ
ている。
一方再加熱圧延した従来法では本発明法と同じ冷延圧下
率を与えた(1)では同様の箱焼鈍後のΔrは−0,2
2で1△Hは太き(イヤリングは大きくなっている。従
来法(2)では熱延板厚を2.3 **と薄くし冷延圧
下率を83%と小さくすると、ムdは−0,01でムr
1を小さくできた。すなわち0.4゜n厚の1へHの小
さい冷延鋼板を製造するためには従来法では2.3寵厚
の熱延鋼板を使わなくてはならないのに対し本発明法で
は従来法よりも生産性の高い4. On厚の熱延鋼板を
使うことができる。
率を与えた(1)では同様の箱焼鈍後のΔrは−0,2
2で1△Hは太き(イヤリングは大きくなっている。従
来法(2)では熱延板厚を2.3 **と薄くし冷延圧
下率を83%と小さくすると、ムdは−0,01でムr
1を小さくできた。すなわち0.4゜n厚の1へHの小
さい冷延鋼板を製造するためには従来法では2.3寵厚
の熱延鋼板を使わなくてはならないのに対し本発明法で
は従来法よりも生産性の高い4. On厚の熱延鋼板を
使うことができる。
本発明法(31,(41とスラブ再加熱圧延の従来法(
3)は仕上板厚0.32w冷延鋼板を製造した比較例で
あリムdを小さくするためには従来法では1.8鶴厚の
熱延鋼板を必要とするのに対し本発明法では1、8 t
sより生産性の良い2.7鶴厚熱延鋼板を使うことがで
きる。
3)は仕上板厚0.32w冷延鋼板を製造した比較例で
あリムdを小さくするためには従来法では1.8鶴厚の
熱延鋼板を必要とするのに対し本発明法では1、8 t
sより生産性の良い2.7鶴厚熱延鋼板を使うことがで
きる。
本発明法(5)は冷延仕上板厚0.50 m++とし、
連続焼鈍で製造した場合であり4.2龍厚の熱延鋼板を
使って1△Hの小さい鋼板が得られた。従来法(4)は
鋳造から圧延終了までの時間が110分と長くなったも
ので、この場合は本発明法〈5)と同じ熱延。
連続焼鈍で製造した場合であり4.2龍厚の熱延鋼板を
使って1△Hの小さい鋼板が得られた。従来法(4)は
鋳造から圧延終了までの時間が110分と長くなったも
ので、この場合は本発明法〈5)と同じ熱延。
冷延、焼鈍条件であるがΔrは−0,31とムdは大き
くなっている。
くなっている。
スラブ再加熱圧延の従来法(5)では本発明法(5)。
(6)より生産性の低い2.6顛厚の熱延鋼板を使って
ムHの小さい鋼板が製造できた。
ムHの小さい鋼板が製造できた。
熱間圧延仕上温度は本発明の目的である深絞り成形用素
材熱延鋼板として当然考慮されるべきようにAr3変態
点以上である。捲取り温度はAZNNの固溶析出、カー
バイトの分散、粗大化、結晶粒径の大小などを通じてF
、YP、TSなどの機械的性質、耐食性、メッキ性など
にも影響をおよぼすので冷延鋼板の使用目的に合わせて
最適な値が選ばれる。
材熱延鋼板として当然考慮されるべきようにAr3変態
点以上である。捲取り温度はAZNNの固溶析出、カー
バイトの分散、粗大化、結晶粒径の大小などを通じてF
、YP、TSなどの機械的性質、耐食性、メッキ性など
にも影響をおよぼすので冷延鋼板の使用目的に合わせて
最適な値が選ばれる。
(発明の効果)
以上詳細に説明した通り本発明はムHの小さい深絞り成
形用冷延鋼板を製造するのに従来法に比べ生産性の高い
より厚手の熱延鋼板を使用でき工業的に極めて有為なも
のである。
形用冷延鋼板を製造するのに従来法に比べ生産性の高い
より厚手の熱延鋼板を使用でき工業的に極めて有為なも
のである。
第1図はΔrと冷延圧下率との関係について本発明法と
従来法を比較して示す図である。 第1図 冷え圧下−F(%) 手続補正書(自発) 昭和62年5月8日 生、?許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第249164号 2、発明の名称 イヤリングの小さい深絞り成形用冷延鋼板−の製造法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 (665)新日本製鐵株式會社 代表者 武 1) 豊 4、代理人〒100 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号 5、補正命令の日付 昭和 年 月 ヨ6、補正
の対象 明細書0発明の詳細な説明欄 7.で(1)明細書4
頁4行「0.40M」をl’−0,60麿」に補正する
。 (2)同4頁下から5行「鋼板の酸洗性」を「鋼板の酸
洗能率」に補正する。 (3)同12頁最下行1” AINN J ヲr Ae
N Jに補正する。
従来法を比較して示す図である。 第1図 冷え圧下−F(%) 手続補正書(自発) 昭和62年5月8日 生、?許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第249164号 2、発明の名称 イヤリングの小さい深絞り成形用冷延鋼板−の製造法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区大手町二丁目6番3号 (665)新日本製鐵株式會社 代表者 武 1) 豊 4、代理人〒100 東京都千代田区丸の内二丁目4番1号 5、補正命令の日付 昭和 年 月 ヨ6、補正
の対象 明細書0発明の詳細な説明欄 7.で(1)明細書4
頁4行「0.40M」をl’−0,60麿」に補正する
。 (2)同4頁下から5行「鋼板の酸洗性」を「鋼板の酸
洗能率」に補正する。 (3)同12頁最下行1” AINN J ヲr Ae
N Jに補正する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 重量%で、C≦0.10% Si≦0.02% Mn≦0.50% 酸可溶Al 0.015〜0.060% 残部鉄および不可避的不純物からなる低炭素Alキルド
鋼を連続鋳造し、直接熱間圧延するに際し、連続鋳造鋳
型を出てから熱間圧延終了までの処理時間が30分以上
90分以内であり、仕上熱間圧延の開始温度を1055
℃以上、終了温度をAr_3点以上として熱間圧延し、
脱スケールし、圧下率85%以上、95%以下で冷間圧
延し、焼鈍することを特徴とするイヤリングの小さい深
絞り成形用冷延鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24916486A JPS63103026A (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | イヤリングの小さい深絞り成形用冷延鋼板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24916486A JPS63103026A (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | イヤリングの小さい深絞り成形用冷延鋼板の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63103026A true JPS63103026A (ja) | 1988-05-07 |
Family
ID=17188856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24916486A Pending JPS63103026A (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | イヤリングの小さい深絞り成形用冷延鋼板の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63103026A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0480345A (ja) * | 1990-07-19 | 1992-03-13 | Nippon Steel Corp | 加工性、肌荒れ性及びイヤリング性に優れた冷延鋼板及びその製造方法 |
KR100457237B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2004-11-16 | 주식회사 포스코 | 귀형성이 적은 가공용 고강도 표면처리 원판의 제조방법 |
JP2017171979A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 新日鐵住金株式会社 | 深絞り性に優れた高ヤング率極薄鋼鈑及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-10-20 JP JP24916486A patent/JPS63103026A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0480345A (ja) * | 1990-07-19 | 1992-03-13 | Nippon Steel Corp | 加工性、肌荒れ性及びイヤリング性に優れた冷延鋼板及びその製造方法 |
KR100457237B1 (ko) * | 2000-12-27 | 2004-11-16 | 주식회사 포스코 | 귀형성이 적은 가공용 고강도 표면처리 원판의 제조방법 |
JP2017171979A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 新日鐵住金株式会社 | 深絞り性に優れた高ヤング率極薄鋼鈑及びその製造方法 |
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