JP2002088446A - 異方性の優れた電池外筒成形用鋼板及びその製造方法 - Google Patents

異方性の優れた電池外筒成形用鋼板及びその製造方法

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JP2002088446A
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steel sheet
ppm
annealing
hot
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Shinichi Aoki
晋一 青木
Naomi Yabuta
尚己 薮田
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Toyo Kohan Co Ltd
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Toyo Kohan Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異方性に優れイヤリング性が良好な電池用薄
肉DI成形缶に適した鋼板を得る。 【解決手段】 C:0.015〜0.06%(重量%、
以下同じ)、Si:≦0.03%、Mn:0.1〜0.
6%、P:≦0.02%、S:≦0.04%、Cr:
0.03〜0.10%、Al:0.03〜0.12%、
N:≦0.0030%、B:5ppm≦B−(11/1
4)×N≦30ppm、残部Feおよび不可避的不純物か
らなる鋼片を、熱間仕上げ圧延をAr3点以上、巻き取
り温度540〜680℃にて熱間圧延し、酸洗後、60
〜93%の圧延率で冷間圧延し、その後再結晶温度以上
で連続焼鈍か、または、580〜680℃で箱型焼鈍を
行い、連続焼鈍の場合は、さらに箱型焼鈍炉にて固溶C
の析出処理を行ない、調質圧延後Niめっきを施し、次
いでNiの拡散処理後、板の表面平均粗さRaが0.0
2〜0.06μmの間となるように調質圧延を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に乾電池の内装
缶に使用されるDI(Draw and Ironing)成形用材料に関
し、特に薄肉化DI成形缶に適した異方性の優れた電池
外筒成形用鋼板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、乾電池用内装缶の成形法として、
製造コスト低減を目的として、軽量化、製造工程の短
縮、及び充填剤容量増加が可能なDI成形法または深絞
り成形法により製造される薄肉の2ピース缶の製造技術
が実用化されている。このようなDI成形法または深絞
り成形法等により製造される2ピース缶においては、絞
り或いはしごき加工後の缶円周方向の缶高さが不揃いに
なること、いわゆるイヤリングの発生が問題となる。こ
のイヤリング不良が発生した場合、不良缶の搬送が困難
となり、生産性を阻害するばかりでなく、正常品に比べ
不良缶はトリム代を大きく取る必要があり、歩留まりを
低下させる。このイヤリングは、コイルの幅方向中央部
に比べて、幅方向端部のイヤリングが大きくなる傾向が
ある。
【0003】このイヤリングを防止する技術として、例
えば特開平6−344003号公報、特開平9−241
757号公報、特開平9−241758号公報、特開平
9−241759号公報、特開平9−241760号公
報等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来提案
されているイアリング防止技術は、鋼の組成成分の規制
や、熱間圧延する際に鋼片の幅方向の中央部とエッジ部
の表面温度差の制御、冷延率の制御等によってイヤリン
グ性の劣化を防止することが開示されているが、イヤリ
ング不良を完全に解消することは困難であり、未だ満足
する解決策は見出されていない。
【0005】本発明は、上記実情に鑑み創案されたもの
で、従来の電池用薄肉の2ピース缶成形におけるイヤリ
ング防止技術の上記課題を解決し、異方性に優れてコイ
ル内で均一で優れたイヤリング性を有する電池外筒成形
用鋼板及びその製造方法を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、電池外筒成形
用鋼板のイヤリング性の向上を目的に鋭意研究した結
果、低炭素鋼の鋼中Al量とB量、熱延温度、冷延率及
び、焼鈍条件を選択し組み合わせることで、上記課題を
解決し満足できるDI成形性を有する電池外筒成形用鋼
板及びその製造方法を見出し、本発明に到達したもので
ある。
【0007】即ち、本発明に係る異方性の優れた電池外
筒成形用鋼板は、C:0.015〜0.06%(重量
%、以下同じ)、Si:≦0.03%、Mn:0.1〜
0.6%、P:≦0.02%、S:≦0.04%、C
r:0.03〜0.10%、Al:0.03〜0.12
%、N:≦0.0030%、B:5ppm≦B−(11/
14)×N≦30ppm、残部Feおよび不可避的不純物
からなる鋼片を、熱間圧延及び冷間圧延後Niめっきを
施し、板の表面平均粗さRaが0.02〜0.06μm
の範囲となるように調質圧延されてなることを特徴とす
るものである。
【0008】また、本発明に係る係る異方性の優れた電
池外筒成形用鋼板の製造方法は、C:0.015〜0.
06%(重量%、以下同じ)、Si:≦0.03%、M
n:0.1〜0.6%、P:≦0.02%、S:≦0.
04%、Cr:0.03〜0.10%、Al:0.03
〜0.12%、N:≦0.0030%、B:5ppm≦B
−(11/14)×N≦30ppm、残部Feおよび不可
避的不純物からなる鋼片を、熱間仕上げ圧延をAr3
以上、巻き取り温度540〜680℃にて熱間圧延し、
酸洗後、60〜93%の圧延率で冷間圧延し、その後再
結晶温度以上で連続焼鈍か、または、580〜680℃
で箱型焼鈍を行い、連続焼鈍の場合は、さらに箱型焼鈍
炉にて固溶Cの析出処理を行ない、調質圧延後Niめっ
きを施し、次いでNiの拡散処理後、板の表面平均粗さ
Raが0.02〜0.06μmの範囲となるように調質
圧延を行うことを特徴とする。上記製造方法において、
箱型焼鈍の雰囲気ガス濃度は、H2:5〜24%、残り
2からなる雰囲気ガスを使用することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における電池外筒成形用鋼
板の原材料となる鋼片の成分は、それぞれ重量%で、
C:0.015〜0.06%、Si:≦0.03%、M
n:0.1〜0.6%、P:≦0.2%、S:≦0.0
4%、Cr:0.03〜0.10%、Al:0.03〜
0.12%、N:≦0.0030%、B:5ppm≦B−
(11/14)×N≦30ppm、残部Feおよび不可避
的不純物から構成されている。以下に鋼成分の規制理由
を述べる。
【0010】Cは、DI成形缶の強度及び成形性、耐食
性に大きく影響を及ぼす元素であり、0.015%未満
では、必要な強度が得られない。且つ、イヤリング性も
劣化する。また、0.06%を超えると炭化物の増大に
より、耐食性と加工性が低下する。このため、C量は
0.015〜0.06%とすることが好ましい。Si
は、耐食性に有害な元素であるが、Alキルド鋼として
は不可避的に含有される元素であり、上限を0.03%
とすることが好ましい。Mnは、不純物であるSによる
熱延中の赤熱脆性を防止するために必要な成分である。
一方、0.6%を超えると絞り加工性を劣化する。この
ことから下限を0.1%、上限は好ましくは0.5%と
することが好ましい。Pは、結晶粒微細化に有効な成分
であり、また原板の強度を高めることから一定の割合で
添加することがこのましい。一方、耐食性を阻害するた
め、本発明用途としてはPが0.02%を上限とするこ
とが好ましい。Sは、熱延中の赤熱脆性を生じる不純物
成分であり、極力少ないことが望ましいが、不可避的に
含有される元素であり、上限を0.04%とすることが
好ましい。Alは、製鋼に際し、脱酸剤として鋼浴中に
添加され、スラグとして除かれるが、添加量が少ないと
安定した脱酸効果が得られない。またAlは熱延中にA
lNの窒化物を形成し、冷延後の焼鈍時の再結晶集合組
織形成に影響を及ぼし、イヤリング性を安定する。この
ためには、0.03%以上の添加が必要である。一方、
0.12%を超えて添加しても、効果が小さく、むし
ろ、過剰なAlによる強度上昇を招き成形性を劣化さ
せ、経済上も好ましくないので上限を0.08%とする
ことが好ましい。Crは、多く含まれる程、耐食性を向
上させるが、Crの酸化物が表層にできるとめっき層の
密着性を悪化させる。このため、0.03〜0.10%
の範囲が好ましい。Nは、Alと窒化物をつくり、固溶
Nを減少させ、時効性を低減し耐圧強度の上昇を抑制す
る効果がある。このため極力少なくすることが望まし
い。また、0.003%を超えると固溶Nが増加し、A
lN析出量が増えてイヤリング性の安定化を阻害する。
このため上限を0.003%とすることが好ましい。B
は、本発明における特徴をなす元素であり、微少量であ
るがイヤリング性の改善に大きな影響をもたし、同じく
微少量含有されるNとの関係で、5ppm≦B−(11/
14)×N≦30ppmの範囲で含有させることで、優れ
たイヤリング性が得られる。しかしながら、Bは上記範
囲を外れると、硬質化し成形性が劣化するため、この範
囲に限定することが好ましい。上記式において、BはN
と結合しないフリーのB量を意味し、B−(11/1
4)×Nが30ppmより多くなる程イヤリング性に有利
な集合組織が減少する。また、B−(11/14)×N
となるBはNと結合するBが足りず微細なAlNとして
析出するN量が増えることを意味し、この微細なAlN
が増える程イヤリング性が劣化する。そのためB−(1
1/14)×Nが5ppm以上となるようにB量を規定
する。残部は、Fe及びイヤリング性を損なわない程度
に不可避的に含有される元素は規制しない。
【0011】本発明の異方性の優れた電池外筒成形用鋼
板は、上記成分を有する鋼片(スラブ)を、熱間圧延工
程、酸洗工程、冷間圧延工程、箱型焼鈍工程、第1調質
圧延工程、Niめっき工程、拡散処理工程、第2調質圧
延工程を経ることによって製造される。以下に主な工程
について各工程毎に詳細に説明する。
【0012】(熱間圧延工程)スラブ加熱温度、熱間圧
延条件は、本発明では特定するものではないが、スラブ
加熱温度は、1100℃より低いと熱間圧延性が悪化す
るので、熱間圧延温度を確保する観点からも1100℃
より高くすることが望ましい。またスラブ加熱温度が高
すぎると窒化物の分解、再固溶を促進してしまうので、
1220℃を越えないことが望ましい。熱間圧延仕上げ
温度をAr3 点以下にすると、熱延板の結晶組織が混粒
化するとともに粗大化し、深絞り性も劣化するので熱間
圧延仕上げ温度はAr3 点以上とすることが好ましい。
また、巻取温度は、熱延時のコイル幅方向および長手方
向の品質安定性を考慮して下限を540℃とすることが
好ましい。一方、680℃を超えると脱スケール性が劣
悪となり、また結晶粒が粗大化し、イヤリング性を不安
定にする。このため、540〜680℃の範囲とするこ
とが望ましい。
【0013】(冷間圧延工程)冷間圧延における冷延率
は、焼鈍後の再結晶集合組織に大きく影響を及ぼす。ま
た、イヤリング性にも大きく影響を及ぼす。これらの特
性を安定して得るために、圧延率を60〜93%とする
ことが好ましい。
【0014】(焼鈍工程)焼鈍は、結晶粒の粗大化を防
止する点から再結晶温度以上の焼鈍温度でできるだけ低
い温度での焼鈍が必要である。このため、連続焼鈍では
730℃を超えないことが望ましい。また、箱型焼鈍で
は、580〜680℃とすることが好ましい。焼鈍時間
は、コイル内が均一に所定の温度に到達すれば問題ない
ため、特に限定しないが8時間〜15時間を目安とする
ことが望ましい。連続焼鈍では固溶Cが鋼中に残存し、
時効により成形性を不安定にするため、連続焼鈍後に固
溶Cの析出処理を箱型焼鈍炉にて実施する。
【0015】(第1調質圧延工程)焼鈍後に行う第1調
質圧延は、ストッレッチャーストレインを防止できれば
良く、圧延率は特に限定しないが、通常0.8〜2.0
%の範囲とすることが望ましい。
【0016】(Niめっき及び拡散処理工程)Niめっ
き及び拡散処理は、DI成形後の耐食性を確保出来るも
のであれば、特に限定はしないが、少なくとも拡散処理
後に、下地の鋼板とNiめっき層の間にFe−Ni合金
層があることが望ましい。Niめっき浴の種類は、特に
限定しないが、公知のめっき浴で良く、硫酸浴、ワット
浴、塩化浴、スルファミン酸浴が使える。また、光沢め
っきあるいは無光沢めっきのどちらでも良い。Niめっ
きの厚みは特に限定しないが、通常、電池缶内面側では
0.5〜3μmの範囲とすることが好ましい。電池缶外
面側では1〜4μmの範囲とすることが望ましい。拡散
処理は、Niめっき後に鋼板表面にFe−Ni合金層を
形成してめっき密着性を高めるために行うものであり、
400〜600℃の非酸化性雰囲気の中で熱拡散により
行われる。
【0017】(拡散処理後の第2調質圧延工程)拡散処
理後に行う第2調質圧延は、表面平均粗さRaの付与を
目的に、板の表面平均粗さRaが0.02〜0.06μ
mとなるように実施することが望ましい。圧延率はスト
ッレッチャーストレインを防止できれば良く、特に限定
しないが、通常0.8〜2.0%が望ましい。
【0018】
【実施例】以下、実施例にて本発明をさらに詳細に説明
する。表1に示すNo.1〜3の化学成分をもつ鋼片
を、熱間圧延にて、2.3mmの熱延鋼板とし、酸洗
後、冷間圧延し板厚が0.4mmの冷延板とした。その
後、焼鈍、第1調質圧延、Niめっき、拡散処理後、第
2調質圧延してDI成形用鋼板を作製した。そのときの
熱演仕上げ温度、冷延率、焼鈍形式、調質圧延率、表面
平均粗さRaは、それぞれ表2に示す条件で行った。表
2における焼鈍について、箱型は箱型焼鈍、連続は連続
焼鈍を表す。なお、前記拡散処理は530℃で6時間行
った。また、調質圧延率は1%とした。
【0019】また、比較例として、本発明で採用する鋼
片の化学成分のうち、特にBが前記範囲外にある表1に
示す成分をそれぞれもつ鋼片No.3〜6により、表2
の比較例で示す処理条件によりそれぞれ処理して比較例
1〜4の電池外筒成形用鋼板を得た。
【0020】(イヤリング性評価)以上のような処理を
経て得られた実施例1〜3、比較例1〜6の各鋼板を用
いて、DI成形法によって電池ケースの成形を行った。
成形は、直径41mmのブランク径から直径20.5m
mのカッピング後、DI成形機でリドローおよび2段階
のしごき成形を行って、外径13.8mm、ケース壁厚
0.2mm、高さ56mmを目標に成形した。成形され
た缶のそれぞれについて、缶側壁高さにおいて、最も高
い箇所の缶高さと最も低い箇所の缶高さの差で、イヤリ
ング性を評価した。イヤリング性の評価は、各実施例及
び比較例においてそれぞれ10缶づつ製造し、試験した
試料数10枚とも4以下を良、試験した10枚中1枚で
も4を超えるものがあると劣として評価した。 イヤリング性=(最も高い箇所の缶高さ−最も低い箇所
の缶高さ)×100/最も高い箇所の缶高さ
【0021】以上の実施例1〜3から明らかなように、
本発明の成分範囲にある鋼片No.1〜3の場合は、表
2に示す本発明の処理条件で処理した場合、何れもイヤ
リング性が良好であり、初期の目的を達成していること
が分かる。一方、特にBの成分量が本発明の成分範囲外
である鋼片No.4〜6の場合は、比較例4〜6に示す
ようにイヤリング性が改良されてないことが分かる。ま
た、比較例1に示すように、成分量は本発明の範囲内で
あっても、熱延仕上温度及び冷延率が上記範囲内でない
場合は、良好なイヤリング性は得られなかった。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、鋼片の成
分とその量、特に低炭素鋼中のAl量とB量を選択し、
且つ処理条件、特に熱延温度、冷延率及び焼鈍条件を請
求項記載のように選択して組み合わせることで、イヤリ
ング性に優れた電池外筒成形用鋼板を得ることができ、
2ピースの電池外筒をDI、深絞り、リドローアイアニ
ング等の成形加工に際しての歩留まりを低下させること
ができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C25D 5/26 C25D 5/26 A 5/36 5/36 H01M 2/02 H01M 2/02 E Fターム(参考) 4E002 AA07 AD05 AD06 BB09 BC07 BD03 BD09 4K024 AA03 AB01 BA02 BB09 BC01 EA01 4K037 EA01 EA02 EA05 EA11 EA15 EA18 EA23 EA25 EA27 FC04 FC05 FE01 FE02 FE03 FH01 FH03 FJ02 FJ04 FM02 GA01 GA05 HA05 JA02 JA06 5H011 AA09 BB03 CC06 DD09 DD18 KK01 KK02 KK04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.015〜0.06%(重量%、
    以下同じ)、Si:≦0.03%、Mn:0.1〜0.
    6%、P:≦0.02%、S:≦0.04%、Cr:
    0.03〜0.10%、Al:0.03〜0.12%、
    N:≦0.0030%、B:5ppm≦B−(11/1
    4)×N≦30ppm、残部Feおよび不可避的不純物か
    らなる鋼片を、熱間圧延及び冷間圧延後Niめっきを施
    し、板の表面平均粗さRaが0.02〜0.06μmの
    範囲となるように調質圧延されてなることを特徴とする
    異方性の優れた電池外筒成形用鋼板。
  2. 【請求項2】 C:0.015〜0.06%(重量%、
    以下同じ)、Si:≦0.03%、Mn:0.1〜0.
    6%、P:≦0.02%、S:≦0.04%、Cr:
    0.03〜0.10%、Al:0.03〜0.12%、
    N:≦0.0030%、B:5ppm≦B−(11/1
    4)×N≦30ppm、残部Feおよび不可避的不純物か
    らなる鋼片を、熱間仕上げ圧延をAr3点以上、巻き取
    り温度540〜680℃にて熱間圧延し、酸洗後、60
    〜93%の圧延率で冷間圧延し、その後再結晶温度以上
    で連続焼鈍を行い、さらに箱型焼鈍炉にて固溶Cの析出
    処理を行ない、調質圧延後Niめっきを施し、次いでN
    iの拡散処理後、板の表面平均粗さRaが0.02〜
    0.06μmの範囲となるように調質圧延を行うことに
    よって形成されたことを特徴とする異方性の優れた電池
    外筒成形用鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】 C:0.015〜0.06%(重量%、
    以下同じ)、Si:≦0.03%、Mn:0.1〜0.
    6%、P:≦0.02%、S:≦0.04%、Cr:
    0.03〜0.10%、Al:0.03〜0.12%、
    N:≦0.0030%、B:5ppm≦B−(11/1
    4)×N≦30ppm、残部Feおよび不可避的不純物か
    らなる鋼片を、熱間仕上げ圧延をAr3点以上、巻き取
    り温度540〜680℃にて熱間圧延し、酸洗後、60
    〜93%の圧延率で冷間圧延し、その後、580〜68
    0℃で箱型焼鈍を行い、調質圧延後Niめっきを施し、
    次いでNiの拡散処理後、板の表面平均粗さRaが0.
    02〜0.06μmの範囲となるように調質圧延を行う
    ことによって形成されたことを特徴とする異方性の優れ
    た電池外筒成形用鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記箱型焼鈍の雰囲気ガス濃度が、
    2:5〜24%、残りN2からなる雰囲気ガスを使用す
    ることを特徴とする請求項2又は3に記載の電池外筒成
    形用鋼板の製造方法。
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