JPS6310185Y2 - - Google Patents

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JPS6310185Y2
JPS6310185Y2 JP9354982U JP9354982U JPS6310185Y2 JP S6310185 Y2 JPS6310185 Y2 JP S6310185Y2 JP 9354982 U JP9354982 U JP 9354982U JP 9354982 U JP9354982 U JP 9354982U JP S6310185 Y2 JPS6310185 Y2 JP S6310185Y2
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JP
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press work
press
positioning
hole
eject member
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JP9354982U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、プレス加工におけるプレスワーク
の位置決め装置の改良に関するものである。
従来、例えば自動車のトルクコンバータのター
ビンシエルをプレス加工する場合、第1位置にお
いて円板状のプレスワークの中心に位置決め穴を
穴あけ加工し、第2位置において位置決め穴を位
置決めピンで位置決めして絞りプレス加工し、第
3位置において位置決め穴にピアス加工する順序
となつている。
ところで、第2位置においては、下型に対して
出没可能なエジエクト部材の上部にストレートな
位置決めピンを固定してプレスワークを位置決め
することが考えられるが、これでは、プレスワー
クの位置決め穴径が、プレス加工前には位置決め
ピン(直径約42mm)で位置決めされる穴径(約45
mm)であつたのがプレス加工時に広がつて大径
(約68mm)となるため、プレスワークがエジエク
ト部材により下型から離型される時に振動等で位
置ずれし、プレスワークを正規の状態で第3位置
に搬送できなくなり、第3位置に精度よく位置決
めしてセツトできないという不具合があつた。
この考案は、上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、エジエクト部材の上部に、エジエクト部材
の上下動につれて上下動し、プレス加工前のプレ
スワークの穴に嵌挿する小径部分とプレス加工後
のプレスワークの穴に嵌挿する大径部分とを有す
る位置決め部材を設けて、広がつた穴を位置決め
部材の大径部分で正確に位置決めしなおして、離
型時及び上昇時に位置ずれが生じないように工夫
したものである。
以下、この考案の実施例を添付図面について詳
細に説明する。
第1図、第2図及び第3図に示すように、自動
車のトルクコンバータのタービンシエルをプレス
加工するプレス加工装置は、コモンプレート1上
に等間隔で順次に、第1位置Aにおいて円板状の
プレスワーク2aの中心に位置決め穴3を穴あけ
加工する穴あけ加工機4と、第2位置Bにおいて
プレスワーク2aを絞りプレス加工する絞りプレ
ス加工機5と、第3位置Cにおいて絞りプレス後
のプレスワーク2bの位置決め穴3および位置決
め穴3まわりにピアス加工するピアス加工機6と
を配置すると共に、各位置A,B,Cにプレスワ
ーク2a,2b,2cを順次に搬送する搬送機構
7を配置して基本構成される。
第1位置Aの穴あけ加工機4は、コモンプレー
ト1上の受台9上にダイ10とガイドプレート1
1,…,11とを設けて、搬入側INから搬送機
構7で搬送されてきた円板状のプレスワーク2a
をガイドプレート11,…,11でガイドしつつ
ダイ10上に乗せ、上方からポンチ12によりプ
レスワーク2aの中心に位置決め穴3を穴あけ加
工するものである。
第2位置Bの絞りプレス加工機5は、第4図、
第5図及び第6図にも示すように、コモンプレー
ト1上に固定台14を設け、該固定台14上に環
状の絞りポンチ(下型)15を固定すると共に、
該絞りポンチ15の中心孔15aにはエジエクト
部材16を嵌装し、該エジエクト部材16を駆動
シリンダ17のピストンロツド18にボルト19
で締結して、駆動シリンダ17によりエジエクト
部材16を絞りポンチ15に対して上下方向に出
没させるようになつている。
上記エジエクト部材16は、下板16aと上板
16bとを挾着して内部空間を形成し、上板16
bに位置決め部材20を出没可能に嵌装して、コ
イルばね21により突出方向に付勢した状態でフ
ランジ部20aを上板16bで当て止めて抜け止
めする。
上記位置決め部材20は、上部がプレスワーク
2aの位置決め穴3に嵌挿する小径部分20b、
下部がプレスワーク2bの広がつた後の位置決め
穴3に嵌挿する大径部分20cの上下2段に形成
され、小径部分20bの上端は嵌挿を容易にする
ためにテーパ状としている。
該位置決め部材20の小径部分20bは、嵌挿
されたプレスワーク2aを大径部分20cとの絞
部で水平状態に保持すると共に、大径部分20c
はコイルばね21で上板16bよりも突出するよ
うに設定され、この大径部20cに嵌挿したプレ
スワーク2bは上板16bの上面の受け面で水平
状態に保持される。なお、位置決め部材20は上
下2段に構成する他、小径部分20bと大径部分
20cとが連続したテーパ状に構成してもよい。
上記絞りポンチ15の中心孔15aの底部に
は、エジエクト部材16の下降時の位置決めをす
る受座22を設ける。
上記絞りポンチ15の外周部には環状のブラン
クホルダ23を嵌装し、該ブランクホルダ23を
図示しない駆動シリンダに連結して、該駆動シリ
ンダによりブランクホルダ23を絞りポンチ15
に対して上下方向に出没させ、固定台14のスト
ツパー24で当て止められて位置決めされる突出
時には絞りポンチ15の上方でプレスワーク2a
の外周部を下方から挾持するようになる。
上記絞りポンチ15の内半分に対応する環状の
第1成形ダイ26の中心孔に、エジエクト部材1
6に対応する押えダイ27を嵌装してボルト28
で締結する。
第1成形ダイ26は可動台25に対してガイド
ピン29で上下案内されて、ゴム部材30により
下降方向に付勢される。
第1成形ダイ26の外周部には、環状の第2成
形ダイ31を嵌装して可動台25に固定し、該第
2成形ダイ31は、絞りポンチ15の外半分とブ
ランクホルダ23とに対応する。
第3位置Cのピアス加工機6は、コモンプレー
ト1上の受台33の外周部にエジエクト部材35
を設けて、第2位置Bから搬送機構7で搬送され
たプレスワーク2bをエジエクト部材35で保持
しつつ受台33上に乗せ、上方からポンチ36に
よりプレスワーク2bの位置決め穴3および位置
決め穴3のまわりにピアス加工して、ピアス加工
済のプレスワーク2cに成形する。
一方、上記搬送機構7は、各機構4,5,6の
両側方に沿つた一対の搬送バー38,38を備
え、該各搬送バー38,38に各機構4,5,6
の間隔に等しいフインガー39,…,39が固定
されて、搬送バー38,38の内方移動でフイン
ガー39,39によりプレスワーク2a,2b,
2cを下方から受け支え、上方移動でプレスワー
ク2a,…を上方に持上げ、前方移動でプレスワ
ーク2a,…を次位置に搬送し、下方移動でプレ
スワーク2a,…を当該位置に降ろし、外方移動
でプレスワーク2a,…を当該位置の機構4,…
にセツトし、ついで逆順をたどつて最初の位置に
戻るように制御される公知の構造である。
上記のようにプレス加工装置を構成すれば、搬
送バー38のフインガー39により搬入側INか
らプレスワーク2aが搬入され、第1位置Aの穴
あけ加工機4のダイ10上にセツトされてポンチ
12により位置決め穴3が穴あけ加工される。
ついで、搬送バー38のフインガー39により
プレスワーク2aが第1位置Aから第2位置Bに
搬送され、絞りプレス加工機5の位置決め部材2
0の小径部分20bにプレスワーク2aの位置決
め穴3が嵌挿されてセツトされる。
可動台25が下降して押えダイ27によりプレ
スワーク2aを位置決め部材20に押えてプレス
ワーク2aがエジエクト部材16の上板16bの
受け面に当接するまで位置決め部材20がエジエ
クト部材16内に没入し、そして、同時に駆動シ
リンダ17の下動でプレスワーク2aとともにエ
ジエクト部材16が下降して、絞りポンチ15と
第1成形ダイ26、第2成形ダイ31との間でプ
レスワーク2aが絞りプレス加工されて、プレス
加工済のプレスワーク2bが成形される。
このプレス絞り加工時にプレスワーク2bの位
置決め穴3が広がつて大径になると、コイルばね
21で付勢された位置決め部材20の大径部分2
0cが自動的に位置決め穴3に嵌挿して位置決め
しなおすようになる。
可動台25が上昇した後、駆動シリンダ17の
上動でプレスワーク2bとともにエジエクト部材
16が上昇する。この上昇時にはプレスワーク2
bは大径部分20cで位置決めされているので、
絞りポンチ15からの離型時や上昇時に位置ずれ
を生じない。
ついで、搬送バー38のフインガー39により
プレスワーク2bが第2位置Bから第3位置Cに
搬送され、ピアス加工機6のエジエクト部材35
に嵌装してセツトされてポンチ36により位置決
め穴3および位置決め穴3まわりにピアス加工さ
れる。
そして、搬送バー38のフインガー39により
ピアス加工後のプレスワーク2cが第3位置Cか
ら搬出側OUTに搬送されてゆく。
上記実施例では、絞りプレス加工機5のエジエ
クト部材16に対して位置決め部材20を出没さ
せる構成であつたが、エジエクト部材16と位置
決め部材20を一体化し、駆動シリンダ17のス
トロークを利用してエジエクト部材16とともに
位置決め部材20を出没させる構成としてもよ
い。
以上の説明からも明らかなように、この考案
は、エジエクト部材の上部に、プレス加工前のプ
レスワークの穴に嵌挿する小径部分とプレス加工
後のプレスワークの穴に嵌挿する大径部分とを有
する位置決め部材を設けたものであるから、プレ
ス加工前は小径部分でプレスワークを位置決め
し、プレス加工後は大径部分でプレスワークを正
確に位置決めしなおすことができるので、エジエ
クト部材による離型時及び上昇時に位置ずれが生
じることがなくなり、次位置への搬送、次位置で
の位置決めセツトが確実に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプレス加工装置の平面図、第2図は第
1図の−断面図、第3図は第1図の−断
面図、第4図は絞りプレス加工機のプレス前の断
面図、第5図は第4図のプレス中の断面図、第6
図は第4図のプレス後の断面図である。 2a,2b,2c……プレスワーク、3……位
置決め穴、4……穴あけ加工機、5……絞りプレ
ス加工機、6……ピアス加工機、7……搬送機
構、15……絞りポンチ、16……エジエクト部
材、17……駆動シリンダ、20……位置決め部
材、20b……小径部分、20c……大径部分、
21……コイルばね、23……ブランクホルダ、
25……可動台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プレスワークの穴を利用して該プレスワークを
    下型に対して位置決めする位置決め装置であつ
    て、 下型に対して上下方向に出没可能に配置され、
    上昇時に受け面でプレス加工後のプレスワークを
    受けて下型から離型させたのち上昇させるエジエ
    クト部材と、 該エジエクト部材の上部に設けられてエジエク
    ト部材の上下動につれて上下動し、プレス加工前
    のプレスワークの穴に嵌挿する小径部分とプレス
    加工後のプレスワークの穴に嵌挿する大径部分と
    を有する位置決め部材とを備えたことを特徴とす
    るプレス加工におけるプレスワークの位置決め装
    置。
JP9354982U 1982-06-21 1982-06-21 プレス加工におけるプレスワ−クの位置決め装置 Granted JPS58194840U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9354982U JPS58194840U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 プレス加工におけるプレスワ−クの位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9354982U JPS58194840U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 プレス加工におけるプレスワ−クの位置決め装置

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Publication Number Publication Date
JPS58194840U JPS58194840U (ja) 1983-12-24
JPS6310185Y2 true JPS6310185Y2 (ja) 1988-03-25

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ID=30100908

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JP9354982U Granted JPS58194840U (ja) 1982-06-21 1982-06-21 プレス加工におけるプレスワ−クの位置決め装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5163447B2 (ja) * 2008-11-26 2013-03-13 Smc株式会社 ワーク位置決め装置

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JPS58194840U (ja) 1983-12-24

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