JPH0444273Y2 - - Google Patents

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JPH0444273Y2
JPH0444273Y2 JP1987158161U JP15816187U JPH0444273Y2 JP H0444273 Y2 JPH0444273 Y2 JP H0444273Y2 JP 1987158161 U JP1987158161 U JP 1987158161U JP 15816187 U JP15816187 U JP 15816187U JP H0444273 Y2 JPH0444273 Y2 JP H0444273Y2
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locking pin
sheet material
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pin
spring
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JP1987158161U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、下型の縦穴に突出自在に設けた係止
ピンをシート材(被加工物)の端縁等に係合させ
てシート材を位置決めしつつ、シート材を打ち抜
くプレス機におけるシート自動位置決め装置に関
するもので、シート材に対する係止ピンによる係
止解除操作を極めて簡単な機構によつて自動化す
ることができるものである。
〔従来の技術〕
帯状シート材を間欠的に移送しながら連続的に
打ち抜くには、所定の位置にシート材を一時的に
位置決めし、打ち抜き完了後この位置決めを解除
しなければならないが、この位置決めをプレス上
型に設けられていて当該上型下面より突出自在の
係止ピンをシート材の打ち抜き穴に係合させ、打
ち抜き完了後に係止ピンを引つ込めて打ち抜き穴
から外し、何等かの保持機構によつて係止ピンを
係止解除位置に保持しておいてシート材を移送さ
せるものが公知であり、またプレス下型に設けら
れていて当該下型上面より突出自在の係止ピンを
シート材の打ち抜き穴に係合させ、打ち抜き完了
後に係止ピンを引つ込めて打ち抜き穴から外し、
何等かの保持機構によつて係止ピンを係止解除位
置に保持しておいてシート材を移送させるものが
公知である。後者の公知例として実開昭56−
122526号公報に記載されたものがある。このもの
の概要を第5図を参照しつつ説明する。
プレスの下型51の縦穴52に係止ピン53が
上方に突出自在に嵌合されており、この係止ピン
53はばね54によつて上方へ付勢されている。
下型51の横穴55に摺動自在に嵌合されたレバ
ーピン56が係脱する環状溝57が係止ピン53
の中間部に設けられており、レバーピン56は環
状溝57に係合する方向にばね58によつて付勢
されている。
下型51の上面に載せられた被加工物Wの端面
ないしは穴に係止ピン53の突出端が係合して被
加工物Wの位置決めを行い、プレスの上型が下降
するとき係止ピン53の上面53aが押さえられ
て係止ピン53が縦穴52内に押し込まれる。こ
のときレバーピンの先端が係止ピン53の環状溝
57に一致し、レバーピン56がばね58によつ
て押し出されてその先端が環状溝57に係合す
る。上型が上昇するときは係止ピン53はレバー
ピン56によつて引つ込められた位置に保持され
ているので、被加工物Wを下型51の上面を滑ら
せて矢印P方向に移送することの邪魔にはならな
い。
所定の時期にハンドル56aを引いてレバーピ
ン56をばね58に抗して引つ込めてその先端を
環状溝57から外すと係止ピンはばね54によつ
て再び押し上げられて下型の上面からその上端部
が突出し、打ち抜き穴に係合して次の所定位置に
被加工物Wを位置決めする。
第5図に示す上記従来技術(以下これを「従来
技術」という)は以上のとおりレバーピン56に
よつて係止ピン53を引つ込んだ位置に保持する
ものであるから、係止ピンの環状溝57への係合
は自動的になされるが、所定のタイミングでこの
係合を外す操作を行わなければならない。この操
作を自動操作機構によつて行うことは技術的に困
難なことではないがその作動タイミングを測る機
構、レバーピンを駆動する駆動機構が必要にな
り、それだけ機構的にコスト高を招くことにな
る。
この問題はレバーピン56等の保持機構によつ
て係止ピンを引つ込んだ位置に保持するという思
想であることから必然的に生じる問題である。
〔本考案の課題〕
本考案は、レバーピン等の特別な係止ピン保持
機構を用いないで係止ピンを引つ込んだ位置に保
持することが出来るようにすることをその課題と
するものである。
〔課題解決のために講じた手段〕
上記課題解決のために講じた手段は、上記従来
技術を前提として次の要素(イ)、(ロ)によつて構成さ
れるものである。
(イ) 上記係止ピンを下型の大径縦穴にシート送り
方向に傾動自在に嵌合させたこと、 (ロ) 上記係止ピンを第一の付勢ばねによつて突出
方向に付勢し、さらに第二の付勢ばねによつて
被加工物の移送方向とは反対方向に付勢したこ
と。
〔作用〕
係止ピンが第一の付勢ばねによつて押し上げら
れて下型の上面からその上端が突出して被加工物
の端縁等(例えば、打ち抜き穴)に係合してその
位置決めを行うこと、上型の降下によつて係止ピ
ンが押し下げられて、下型の縦穴に引つ込められ
ることは従来技術と異ならない。
係止ピンの上端部が下型の上面から突出してい
るときは、その突出部が被加工物の端縁等、即
ち、打ち抜き穴に係合しているので第二の付勢ば
ねによつて横方向に押されているにも関わらず係
止ピンは被加工物の打ち抜き穴の内周面に係合し
ているので縦穴と平行に保持される。しかし上型
の下降に伴つて押し下げられて係止ピンの先端が
下型の上面、すなわち被加工物の下面を通過した
瞬間に上端が打ち抜き穴から外れるので、第二の
付勢ばねによる横方向力によつて係止ピンは下型
の縦穴内で被加工物の移送方向と反対方向に傾動
し、その上端面が被加工物の下面に対して傾頭し
て係止ピンの上端面の一部が被加工物の下面の下
に潜り込む。この状態からプレスの上型が上昇し
て係止ピンに対する押さえ力が解除されると係止
ピンの上面に一部(被加工物の下面に潜り込んだ
上面の一部)が被加工物の下面に当接してその位
置に保持される。すなわち被加工物の下面との係
合によつて係止ピンが引つ込んだ位置に保持され
る。したがつて、被加工物の下面が係止ピンの上
端面に対して摺動しながら被加工物は移送され、
係止ピンの上端が被加工物の次の打ち抜き穴に一
致したとき係止ピンに対する被加工物による保持
が解除されるので、第一の付勢ばねによつて係止
ピンが押し上げられて再び次の打ち抜き穴に係合
する。
プレスの上型のストロークおよび被加工物の間
欠移送動作によつて以上の係止ピンと被加工物等
の端縁等、即ち、打ち抜き穴との係脱が自動的に
繰り返される。
〔実施例〕
次いで第1図〜第4図を参照しつつ本考案の一
実施例を説明する。
シート材自動位置決め装置1は、主にシート材
を所定の位置に停止させる円筒上の係止ピン(ま
たは係止ピン、以下同じ)2と、当該係止ピンを
支持する基準ピン3、および係止ピンを横に押す
押しピン4とから構成され、プレス下型に設けら
れている。係止ピン2は縦穴5に嵌入されてお
り、シート材の打ち抜かれた穴部の内壁面に当接
する頭部2aと押しピン4が係合する環状の溝2
dが周面に形成された中間部2bと、基準ピン3
が係合する円錐状の凹部2eが底面に形成された
基部2cとを有している。縦穴5は(第4図参
照)シート材位置決め状態においてシート材移送
方向(矢印P方向)の上流側において係止ピン2
の上部外周2fと側壁部との間に間〓Dが形成さ
れる如き形状の長穴等の大径の穴になつている。
基準ピン3は基板3aと当該基板上に植設され凹
部2eと係合する曲面状に形成された頂部Rを有
する突起3bを有し、第一の付勢ばね6(以下、
上昇用スプリングという)は、前記基準ピン3を
介して係止ピンを常時上方に付勢しておくための
ものである。押しピン4は基板4aと当該基板上
に植設され中間部2bの環状の溝2dと係合する
曲面状に形成された頂部Qを有する突起4bとか
らなるものである。第二の付勢ばね(以下傾頭用
スプリングという)7は前記押しピン4を介して
前記係止ピン2をシート移送方向(矢印P方向)
と反対方向に付勢するものである。
シート材8は図中の矢印P方向に間欠的に移送
され、プレス機(図示せず)により打ち抜かれた
穴部9のシート材移送方向上流側の内壁面に係止
ピン2の頭部2aが当接結合することによつて、
シート材は所定の位置に位置決めされる。このと
き、前記係止ピンは上昇用スプリング6と傾頭用
スプリング7とによつて上方向およびシート材の
移送方向とは反対方向に常時付勢されている。し
たがつて上記の如き係止ピン2への異なる方向か
らの同時付勢作用は正確で安定したシート材の位
置決め動作を実現している。次にシート材の打ち
抜きを開始するためにプレス機の上型が下降し始
めると、これに伴つて前記上型に取付けられた係
止解除部材(以下、係止ピン下げピンという)1
0も下降するので、係止ピン下げピン10が係止
ピン2の上面に当接して上昇用スプリング6の押
上力に抗して係止ピンを押し下げる。係止ピン2
は係止ピン下げピン10の押下力によつてブラン
クダイ長穴内を下降し、係止ピン2の頭部2aが
シート材の穴部9の内壁面から外れた瞬間に係止
ピン2は傾頭用スプリング7の力によつてシート
材移送方向とは反対方向に基準ピン3の頂部を支
点として頭部2aが縦穴5の内壁面に当接するま
で傾頭し、係止ピンの頭部2の一部がシート材の
下面に距離Cだけ潜り込む。
1ストロークのプレス打ち抜き工程完了後、再
びプレス上型と共に係止ピン下げピンが上昇する
と、係止ピン2の上面の一部がシート材8の非打
ち抜き部11の下面に当接して縦穴5に完全に引
つ込んだ状態に保持される。したがつて、シート
材は係止ピンを押さえ込んだままでこれを乗り越
えて矢印P方向に移動することが可能である。
シート材が移送されて次の打ち抜き穴9が係止
ピン2の位置に到達すると、シート材8の下面に
よつて係止ピン2を押さえ込んでいる力はなくな
るので、係止ピン2は再び上昇用スプリング6に
よつて次の打ち抜き穴9に突出してこの穴と係合
する。このときシート材8の矢印P方向への移動
に伴つて係止ピン2の上部外周面2fが打ち抜き
穴9の内周面に当接し、傾頭スプリングの力に抗
して横に押されて直立状態(第1図の状態)に復
帰する。
プレスの上型の上昇下降ストロークおよびシー
ト材の間欠移動動作に伴つて、以上の動作が繰り
返され、その都度シート材が所定の位置で自動的
に位置決めされ、またその位置決めが解除され
る。
なお、上昇用スプリングと係止ピン上端との間
に基準ピンを介在させたのは係止ピンの傾頭動作
を円滑にするための付加的機構であるから、上記
傾頭動作を円滑にし得る他の機構を採用すること
も可能である。
また、傾頭用スプリングと係止ピンとの間に押
しピンを介在させたのは傾頭用スプリングの安定
保持および傾頭用スプリングに対する係止ピンの
相対動作を円滑にするためのものであるから、こ
れらの機能を奏するものであれば他の機構を採用
することも可能である。
〔効果〕
本考案の上記課題は新規である。また解決され
たことのないこの新規な課題を解決して前記の従
来技術の問題を解消したことが本考案特有の効果
である。
すなわち、シート材の間欠的な移送を可能にす
るために、移送時のみ係止ピンを引つ込んだ位置
に一時的に保持するための特別な保持機構を設け
る必要がなく、またこの保持を解除するための機
構も操作も必要ではなく、さらに何等の機構を付
加することなく係止ピンによるシート材の係止、
係止解除をプレスを上型の上昇、下降のストロー
クによつて行わせ完全に自動化することができる
という特有の効果を生じたものである。
なおまた、単品の被加工物のプレス打ち抜きの
場合でも、その打ち抜き完了後、該被加工物が持
ち上げられ除去されると、係止ピンを押さえ込ん
でいる力はなくなるので、係止ピン2は再び上昇
用スプリング6により上昇し、自動的に当初の位
置決め位置に復帰する。したがつて、被加工物が
が連続して打ち抜き加工される場合のみならず、
単品加工する場合にも自動位置決めが確実に行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の位置決め状態を示す
側断面図、第2図は同実施例の非位置決め状態を
示す側断面図、第3図は第1図の平面図、第4図
は縦穴の平面図、第5図は従来技術の側断面図で
ある。 2……係止ピン、5……縦穴、6……第一の付
勢ばね、7……第二の付勢ばね、8……シート
材、9……端縁等(打ち抜き穴)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 下型の縦穴に突出自在に設けた係止ピンをシー
    ト材の端縁等に係合させてシート材を位置決めし
    つつ、シート材を打ち抜くプレス機において、 上記係止ピンが下型の大径縦穴にシート送り方
    向に傾動自在に嵌合されており、 上記係止ピンが第一の付勢ばねによつて突出方
    向に付勢され、さらに第二の付勢ばねによつて被
    加工物の移送方向とは反対方向に付勢されてい
    て、 上記第一の付勢ばねに抗して押し下げられたと
    き第二の付勢ばねによる横方向付勢力によつて係
    止ピンが上記縦穴内で傾頭して、その上端面の一
    部がシート材下面の下に潜り込み、係止ピンに対
    する上記押し下げ力が解除されたとき係止ピンの
    上端面の一部がシート材下面に当接して押し込ま
    れた位置に保持されることを特徴とするシート材
    自動位置決め装置。
JP1987158161U 1987-10-17 1987-10-17 Expired JPH0444273Y2 (ja)

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JP1987158161U JPH0444273Y2 (ja) 1987-10-17 1987-10-17

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JP1987158161U JPH0444273Y2 (ja) 1987-10-17 1987-10-17

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JPH0168130U JPH0168130U (ja) 1989-05-02
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