JPH0715647Y2 - 鍛造素材の位置決め装置 - Google Patents

鍛造素材の位置決め装置

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JPH0715647Y2
JPH0715647Y2 JP1988136919U JP13691988U JPH0715647Y2 JP H0715647 Y2 JPH0715647 Y2 JP H0715647Y2 JP 1988136919 U JP1988136919 U JP 1988136919U JP 13691988 U JP13691988 U JP 13691988U JP H0715647 Y2 JPH0715647 Y2 JP H0715647Y2
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JP
Japan
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forging
die
knockout pin
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positioning device
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祥平 草田
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、鍛造プレスの素材固定手段に係り、特にトラ
ンスファ鍛造プレスの素材搬送装置と連動する素材位置
決め装置に関する。
[従来の技術] 従来トランスファ鍛造プレスにおいては第2図に示すよ
うに、上金型1のダイプレート1aに設けたスプリング12
により、下向きに付勢されたノックアウトピン13の先端
が上金型1のパンチ1dの下面から突出している。素材搬
送装置のフィンガ8,9が棒鋼素材5を掴んで下金型(ダ
イ)4の上に載せ、フィンガ8,9が後退した後、上金型
1が下降して鍛造を行うが、パンチ1dが素材5に圧接す
るときはスプリング12が圧縮されてノックアウトピン13
はパンチ1dの下面まで押し込まれ、上金型1が上昇する
ときはスプリング12の張力によってノックアウトピン13
が素材5を下方に押し付ける構造となっている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記のような構造の場合、フィンガ8,9
がダイ4の上に載せた素材5を放すと、ダイ4の凹凸に
より第3図に示すように、実線で記した目標位置に対し
て鎖線で記した位置に素材5の位置がずれ、そのまま鍛
造を行うと製品の一部に欠肉を生じ、不良品となる。素
材5に位置ずれがあっても欠肉を生じないようにするに
は、不必要に大きな素材を使用しなければならないとい
う問題点があった。
本考案は上述した従来の問題点に着目し、第1工程にお
いて下金型上における棒鋼素材の位置決めを正確に行
い、素材の位置ずれによる不良発生を防止しうる鍛造素
材の位置決め装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案に係る鍛造素材の位置
決め装置は、多工程にわたる熱間トランスファ鍛造に用
いるトランスファ鍛造プレスにおいて、素材搬送装置の
フィンガが下金型の上に載せた素材を放す前に上金型に
装着したシリンダにより上下動するノックアウトピンの
先端が素材を下金型に押し付けて固定し、フィンガが素
材を放した後に上金型が下降して前記ノックアウトピン
で固定された素材を鍛造し、成形が完了して上金型が成
形された素材から離れる時も、シリンダを作動させて素
材の上金型付着を防止するように構成した。
[作用] 上記構成によれば、素材を下金型上の目標位置に搬送し
たフィンガが該素材を放す前にノックアウトピンで固定
して鍛造を行うので、第1工程における素材の位置決め
は常に目標位置と一致し、欠肉による不良発生を防止す
ることができる。
[実施例] 以下に本考案に係る鍛造素材の位置決め装置の実施例に
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
第1図において、トランスファ鍛造プレスの上金型1の
ダイプレート1aには、ピストン2に連結されたノックア
ウトピン3の先端が下金型(ダイ)4の上に載せられた
素材5の上面を押し付けうる長さを有し、空圧で作動す
るシリンダ6が組み込まれている。またハードプレート
1b、パンチホルダ1c、パンチ1dにそれぞれ穿設された穴
内を上下動するノックアウトピン3にはフランジ3aが設
けられていて、該フランジ3aがハードプレート1bの上面
に固着されたストッパ7に当接したとき、前記ノックア
ウトピン3の下端はパンチ1dの下面と一致するようにな
っている。
素材搬送装置のフィンガ8,9が、鍛造しようとする素材
5を掴んでダイ4の上に載せると、シリンダ6の上部穴
10から流入する圧縮空気がピストン2の上面に作用して
該ピストン2を押し下げ、ピストン2に連結されたノッ
クアウトピン3の先端が素材5を押し付けて、該素材5
が鍛造時にダイ4の上でずれ動かぬよう固定した後、フ
ィンガ8,9が素材を放して後退する。次いで上金型1が
下降するが、下降につれてピストン2を押し下げている
シリンダ6内の空気は上部穴10から排出され、下部穴11
から圧縮空気がシリンダ6内に流入してピストン2は上
方に摺動し、ノックアウトピン3は鍛造作業中常に一定
の力で素材5を押し付ける。
鍛造が完了し、上金型1が上昇すると、シリンダ6の上
部穴10から流入する圧縮空気によってピストン2が押し
下げられ、ノックアウトピン3が素材を上金型1から離
す。
上記のような構成に係る本実施例では、第3図に示す下
金型4上での素材の軸心のずれ量が、従来の技術では最
大10mmであったのに対し0となり、鍛造不良率も従来の
1%から0.1%に低減した。
なお本実施例では、ノックアウトピンを上下動させるた
めに空圧シリンダを用いたが、これに限るものではな
く、油圧シリンダあるいはシリンダに代わる直線運動機
構を用いてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、フィンガが下金型
上に搬送した素材を放す前にノックアウトピンで目標位
置に固定して鍛造を行うので、第1工程における素材の
位置決め精度が向上し、素材体積を最小限に抑えること
ができるので、鍛造不良率を1%から0.1%に低減さ
せ、鍛造歩留りを83%から88%に向上させることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る鍛造素材の位置決め装置を設けた
トランスファ鍛造プレスの部分断面図、第2図は従来の
技術によるトランスファ鍛造プレスの部分断面図、第3
図は素材を載せた下金型の上面図である。 1……上金型 3,13……ノックアウトピン 4……下金型 5……素材 6……シリンダ 8,9……フィンガ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多工程にわたる熱間トランスファ鍛造に用
    いるトランスファ鍛造プレスにおいて、素材搬送装置の
    フィンガ8,9が下金型4の上に載せた素材5を放す前
    に、上金型1に装着したシリンダ6により上下動するノ
    ックアウトピン3の先端が素材5を下金型4に押し付け
    て固定し、フィンガ8,9が素材5を放した後に上金型1
    が下降して前記ノックアウトピン3で固定された素材5
    を鍛造するようにしたことを特徴とする鍛造素材の位置
    決め装置。
JP1988136919U 1988-10-20 1988-10-20 鍛造素材の位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0715647Y2 (ja)

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JPH0259841U JPH0259841U (ja) 1990-05-01
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ID=31397876

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JPH05269Y2 (ja) * 1986-10-22 1993-01-06

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JPH0259841U (ja) 1990-05-01

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