JPH0649400Y2 - 鍛造プレスの製品・バリ搬出装置 - Google Patents
鍛造プレスの製品・バリ搬出装置Info
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- JPH0649400Y2 JPH0649400Y2 JP9438887U JP9438887U JPH0649400Y2 JP H0649400 Y2 JPH0649400 Y2 JP H0649400Y2 JP 9438887 U JP9438887 U JP 9438887U JP 9438887 U JP9438887 U JP 9438887U JP H0649400 Y2 JPH0649400 Y2 JP H0649400Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鍛造プレス、殊にバリ取りプレスにおける金型
上から、製品とバリとを分離して搬出する装置に関す
る。
上から、製品とバリとを分離して搬出する装置に関す
る。
従来、鍛造後のワークＷのこの種バリ取りプレス装置と
して、第10図乃至第12図に示すように、下金型１に上部
が製品Ｗ′の外径とほぼ同一の外径をもつバリ抜き下台
２を設置し、このバリ抜き下台２に嵌合してばね（図示
せず）で上下動する外バリノックアウトプレート３を設
けるとゝもに、上金型４に外バリ抜き型５及び中抜きパ
ンチ６を夫々固定し、この外バリ抜き型５と中抜きパン
チ６との間に上下動するワークを突出し型７を設置した
ものがある。
して、第10図乃至第12図に示すように、下金型１に上部
が製品Ｗ′の外径とほぼ同一の外径をもつバリ抜き下台
２を設置し、このバリ抜き下台２に嵌合してばね（図示
せず）で上下動する外バリノックアウトプレート３を設
けるとゝもに、上金型４に外バリ抜き型５及び中抜きパ
ンチ６を夫々固定し、この外バリ抜き型５と中抜きパン
チ６との間に上下動するワークを突出し型７を設置した
ものがある。
この様なバリ取りプレス装置により、外バリWa及び中バ
リWbのあるワークＷのバリ取りを行う場合には、第10図
に示すように、前記ワークＷをバリ抜き下台２に載せ、
次に外バリ抜き型５及び中抜きパンチ６をワーク突出し
型７と共に降下させて外バリWa及び中バリWbを夫々抜
き、中バリWbを下方へ落とすが、外バリWaは外バリノッ
クアウトプレート３上に載せるようにしている（第11
図）。
リWbのあるワークＷのバリ取りを行う場合には、第10図
に示すように、前記ワークＷをバリ抜き下台２に載せ、
次に外バリ抜き型５及び中抜きパンチ６をワーク突出し
型７と共に降下させて外バリWa及び中バリWbを夫々抜
き、中バリWbを下方へ落とすが、外バリWaは外バリノッ
クアウトプレート３上に載せるようにしている（第11
図）。
ところが、上金型４が上昇すると、外バリノックアウト
プレート３はばねで上昇してその上面がバリ抜き下台２
の上面と同一平面となり、外バリWaは製品Ｗ′と同一面
に置かれることになる。このように、製品Ｗ′と外バリ
Waとが同一面上に同時に接近して存在することは、製品
Ｗ′と外バリWaを分離して自動装置により搬出すること
を著しく困難にする。
プレート３はばねで上昇してその上面がバリ抜き下台２
の上面と同一平面となり、外バリWaは製品Ｗ′と同一面
に置かれることになる。このように、製品Ｗ′と外バリ
Waとが同一面上に同時に接近して存在することは、製品
Ｗ′と外バリWaを分離して自動装置により搬出すること
を著しく困難にする。
また、バリ抜き後、製品Ｗ′が前記外バリ抜き型５と中
抜きパンチ６の間に挟まれて上昇した場合、ワーク突出
し型７の上端がノックアウトバー８に突当たってワーク
突出し型７の下端で製品Ｗ′を突出し、これが第12図の
ように落下して、外バリノックアウトプレート３上の外
バリWaを撥ね飛ばし、製品Ｗ′，外バリWa共、その位置
も変えてしまうことになり、これによってますます製品
Ｗ′及び外バリWaの分離搬出の自動化が困難となってい
た。
抜きパンチ６の間に挟まれて上昇した場合、ワーク突出
し型７の上端がノックアウトバー８に突当たってワーク
突出し型７の下端で製品Ｗ′を突出し、これが第12図の
ように落下して、外バリノックアウトプレート３上の外
バリWaを撥ね飛ばし、製品Ｗ′，外バリWa共、その位置
も変えてしまうことになり、これによってますます製品
Ｗ′及び外バリWaの分離搬出の自動化が困難となってい
た。
従って、従来のバリ取りプレス装置では、人力によって
製品Ｗ′及び外バリWaを分離して搬出しており、生産効
率向上のネックとなっていた。なお、製品Ｗ′を別に取
り出すものとして、第12図に示すリンク10により上金型
４と連動する取り出しアーム９を設けたものも一部使用
されているが、上金型４と下金型１間に大きなスペース
を要するため、応用範囲が狭いという欠点がある。
製品Ｗ′及び外バリWaを分離して搬出しており、生産効
率向上のネックとなっていた。なお、製品Ｗ′を別に取
り出すものとして、第12図に示すリンク10により上金型
４と連動する取り出しアーム９を設けたものも一部使用
されているが、上金型４と下金型１間に大きなスペース
を要するため、応用範囲が狭いという欠点がある。
また、バリ取り後の製品とバリとを分離して搬出するも
のとしては、少なくとも２種類の型を備え、そしてそれ
らの型によるプレス加工を同時に行う形式のプレスに装
備され、プレス加工後における前記各型のうちの各下型
のワークを互いに反対方向に搬出する装置であって、下
型の近傍に設置された支持台上にワーク搬出用のシリン
ダを下型に対向して設置すると共に、そのシリンダのピ
ストンロッドには、往動時に一方の下型上のワークを押
出すプッシャプレートと、復動時に他方の下型上のワー
ク（バリ）を引出すプルプレートとを連設してなるワー
ク搬出プレートを設けたものが実開昭55-154637号公報
に開示されているが、これは製品（ワーク）とバリとを
異なる方向に搬出する準備として、予め製品とバリとを
分離して置く必要があり、このための人力を要するのみ
でなく、製品とバリを分離して置くためのスペースを必
要とし、搬出機構も複雑となるといった問題点がある。
のとしては、少なくとも２種類の型を備え、そしてそれ
らの型によるプレス加工を同時に行う形式のプレスに装
備され、プレス加工後における前記各型のうちの各下型
のワークを互いに反対方向に搬出する装置であって、下
型の近傍に設置された支持台上にワーク搬出用のシリン
ダを下型に対向して設置すると共に、そのシリンダのピ
ストンロッドには、往動時に一方の下型上のワークを押
出すプッシャプレートと、復動時に他方の下型上のワー
ク（バリ）を引出すプルプレートとを連設してなるワー
ク搬出プレートを設けたものが実開昭55-154637号公報
に開示されているが、これは製品（ワーク）とバリとを
異なる方向に搬出する準備として、予め製品とバリとを
分離して置く必要があり、このための人力を要するのみ
でなく、製品とバリを分離して置くためのスペースを必
要とし、搬出機構も複雑となるといった問題点がある。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、上記のような従来の諸問題点に鑑み、バリ取
り後の製品とバリとをスペースをとらず、自動的に各々
の位置を一定に保った状態で分離し、且つ順序よく搬出
することが出来るものを提供することを目的としたもの
であり、その要旨は、ワークの搬入シユートと、上面が
前記ワークの外バリを除去した製品と同外径の抜き型下
台と、該抜き型下台に上下動可能に設けられたワーク突
出しインサートと、前記抜き型下台の周囲に上下動可能
に設けられた外バリ突出しプレートとを夫々の上面が同
一平面をなすことが出来るよう構成するとゝもに、前記
抜き型下台，ワーク突出しインサート及び外バリ突出し
プレートの近傍にその上面を往復動する下面にバリ引掛
けピンを備えた製品・バリ搬出機構を配設し、前記外バ
リ突出しプレートが下動時に前記製品・バリ搬出機構が
往動して前記製品を突出すとゝもに、上動時に復動して
前記外バリを引き出すように構成したことを特徴とする
鍛造プレスの製品・バリ搬出装置にある。
り後の製品とバリとをスペースをとらず、自動的に各々
の位置を一定に保った状態で分離し、且つ順序よく搬出
することが出来るものを提供することを目的としたもの
であり、その要旨は、ワークの搬入シユートと、上面が
前記ワークの外バリを除去した製品と同外径の抜き型下
台と、該抜き型下台に上下動可能に設けられたワーク突
出しインサートと、前記抜き型下台の周囲に上下動可能
に設けられた外バリ突出しプレートとを夫々の上面が同
一平面をなすことが出来るよう構成するとゝもに、前記
抜き型下台，ワーク突出しインサート及び外バリ突出し
プレートの近傍にその上面を往復動する下面にバリ引掛
けピンを備えた製品・バリ搬出機構を配設し、前記外バ
リ突出しプレートが下動時に前記製品・バリ搬出機構が
往動して前記製品を突出すとゝもに、上動時に復動して
前記外バリを引き出すように構成したことを特徴とする
鍛造プレスの製品・バリ搬出装置にある。
以下、本考案を第１図乃至第９図に示す実施例により詳
細に説明する。なお、前記の第10図乃至第12図と同一の
部品は同一記号をもって表すものとして、第２図乃至第
８図にいて、11は抜き型下台で、バリ取りプレスＰの下
金型１の中心に設けられており、その上面の外径は製品
Ｗ′の外径と同一とし、その中心部に同心的にワーク突
出しインサート12が下金型１との間に介装したばね13に
より常時上方に付勢された状態で設置されている。そし
て、前記ばね13の個数及び強さは、ワークＷをワーク突
出しインサート12上に載せたとき、このワーク突出しイ
ンサート12の上面が前記抜き型下台11の上面と面一とな
るよう選択されている。なお、前記ワーク突出しインサ
ート12には、中抜きパンチ６の通過する穴12aが形成さ
れており、また前記抜き型下台11の上面には、後記する
製品・バリ搬出機構15の引掛けピン15cが通過する溝11a
（第１図参照）が形成されている。
細に説明する。なお、前記の第10図乃至第12図と同一の
部品は同一記号をもって表すものとして、第２図乃至第
８図にいて、11は抜き型下台で、バリ取りプレスＰの下
金型１の中心に設けられており、その上面の外径は製品
Ｗ′の外径と同一とし、その中心部に同心的にワーク突
出しインサート12が下金型１との間に介装したばね13に
より常時上方に付勢された状態で設置されている。そし
て、前記ばね13の個数及び強さは、ワークＷをワーク突
出しインサート12上に載せたとき、このワーク突出しイ
ンサート12の上面が前記抜き型下台11の上面と面一とな
るよう選択されている。なお、前記ワーク突出しインサ
ート12には、中抜きパンチ６の通過する穴12aが形成さ
れており、また前記抜き型下台11の上面には、後記する
製品・バリ搬出機構15の引掛けピン15cが通過する溝11a
（第１図参照）が形成されている。
14は外バリ突出しプレートで、前記抜き型下台11に嵌合
し、４本のロッド14aを介して、第８図に詳細に示すよ
うに、前記下金型１内に設けられた空圧シリンダ14b内
に配されたピストン14cにより支持されており、空圧シ
リンダ14bへの上下の空圧通路14d,14eへ圧空を切換えて
送入することにより、ピストン14cを介して上下動でき
るものである。なお、第２図乃至第７図及び第１図に於
いて、15は前記した製品・バリ搬出機構で、空圧シリン
ダ15aのロッド15b先端に引掛けピン15c及びヘッド15eを
支えるローラ15dをそれぞれ備えたヘッド15eが装着され
たものである。
し、４本のロッド14aを介して、第８図に詳細に示すよ
うに、前記下金型１内に設けられた空圧シリンダ14b内
に配されたピストン14cにより支持されており、空圧シ
リンダ14bへの上下の空圧通路14d,14eへ圧空を切換えて
送入することにより、ピストン14cを介して上下動でき
るものである。なお、第２図乃至第７図及び第１図に於
いて、15は前記した製品・バリ搬出機構で、空圧シリン
ダ15aのロッド15b先端に引掛けピン15c及びヘッド15eを
支えるローラ15dをそれぞれ備えたヘッド15eが装着され
たものである。
また第１図において、16はワーク移載コンベア、17は空
圧シリンダ17aにより回動される移載レバー、18はター
ンテーブル、19はヘッド19bを空圧シリンダ19aで押すワ
ーク搬入プッシャ（Pusher:押し棒の如き物を指す英
語，以下同じ）、20は前記抜き型下台11を挟んでワーク
搬入プッシャ19と対向して設けたワーク位置決めプッシ
ャで、ヘッド20bを空圧シリンダ20aで押すものである。
又、21は前記ターンテーブル18に伸びるワークバイパス
機構で、空圧シリンダ21aによりハンド21bを作動して、
不要なワークＷをバイパス路21cに落とすものである。
さらに、22は製品搬送コンベア、23,23′はバリ搬送コ
ンベア、24は製品シユータ、25は外バリシュータ、26は
空圧シリンダ26aでヘッド26bを押す中バリ搬出プッシャ
であり、製品搬送コンベア22の下方に配設されている
（なお、この中バリ搬出プッシャ26は、第２図乃至第７
図において、その記載を省略している）。
圧シリンダ17aにより回動される移載レバー、18はター
ンテーブル、19はヘッド19bを空圧シリンダ19aで押すワ
ーク搬入プッシャ（Pusher:押し棒の如き物を指す英
語，以下同じ）、20は前記抜き型下台11を挟んでワーク
搬入プッシャ19と対向して設けたワーク位置決めプッシ
ャで、ヘッド20bを空圧シリンダ20aで押すものである。
又、21は前記ターンテーブル18に伸びるワークバイパス
機構で、空圧シリンダ21aによりハンド21bを作動して、
不要なワークＷをバイパス路21cに落とすものである。
さらに、22は製品搬送コンベア、23,23′はバリ搬送コ
ンベア、24は製品シユータ、25は外バリシュータ、26は
空圧シリンダ26aでヘッド26bを押す中バリ搬出プッシャ
であり、製品搬送コンベア22の下方に配設されている
（なお、この中バリ搬出プッシャ26は、第２図乃至第７
図において、その記載を省略している）。
また、前記の移載レバー17,ワーク搬入プッシャ19,ワー
ク位置決めプッシャ20,ワークバイパス機構21,製品・外
バリ搬出機構15,中バリ搬出プッシャ26及び外バリ突出
しプレート14の各空圧シリンダ17a,19a,20a,21a,15a,26
a及び14bは、第９図に示すように、各電磁弁V1〜V7を介
して圧縮空気源に連結され、電磁弁V1〜V7への信号によ
り作動するものである。
ク位置決めプッシャ20,ワークバイパス機構21,製品・外
バリ搬出機構15,中バリ搬出プッシャ26及び外バリ突出
しプレート14の各空圧シリンダ17a,19a,20a,21a,15a,26
a及び14bは、第９図に示すように、各電磁弁V1〜V7を介
して圧縮空気源に連結され、電磁弁V1〜V7への信号によ
り作動するものである。
以上のような構成からなる本案装置では、その作用を第
１図及び第９図を参照して説明するに、先ず、電磁弁V1
への信号により空圧シリンダ17aが作動し、その移載レ
バー17の働きでワークＷがワーク移載コンベア16からタ
ーンテーブル18上に移され、該ターンテーブル18が回転
してワーク搬入プッシャ19のヘッド19b前方に位置され
る。続いて、電磁弁V2への信号によりワーク搬入プッシ
ャ19の空圧シリンダ19aを作動せしめて、そのヘッド19b
によりワークＷをターンテーブル18上から搬入シユート
27を経てワーク突出しインサート12上迄押し出す。
１図及び第９図を参照して説明するに、先ず、電磁弁V1
への信号により空圧シリンダ17aが作動し、その移載レ
バー17の働きでワークＷがワーク移載コンベア16からタ
ーンテーブル18上に移され、該ターンテーブル18が回転
してワーク搬入プッシャ19のヘッド19b前方に位置され
る。続いて、電磁弁V2への信号によりワーク搬入プッシ
ャ19の空圧シリンダ19aを作動せしめて、そのヘッド19b
によりワークＷをターンテーブル18上から搬入シユート
27を経てワーク突出しインサート12上迄押し出す。
次に、電磁弁V3への信号により位置決めプッシャ20の空
圧シリンダ20aが作動してそのヘッド20bが仮想線で示す
位置（図中記号イで示す）まで移動し、前記ワーク搬入
プッシャ19と協動してワークＷ（第１図には該ワークＷ
は示されていない）を所定の位置、すなわちワーク突出
しインサート12上に配置する。そして、第２図に示すよ
うに、前記ワーク搬入プッシャ19,位置決めプッシャ20
が夫々戻った後、第３図に示すように、上金型４（仮想
線で示す）を降下し、ワークＷをワーク突出しインサー
ト12ごとばね13に抗して押し下げる。これにより、ワー
クＷは抜き型下台11の上面に密着させた状態で、その外
バリWaが外バリ抜き型５（仮想線にて示す）で、また中
バリWbは中抜きパンチ６（仮想線にて示す）で夫々抜き
落とされ、中バリWbは下に落とし、外バリWaはそのとき
降下している外バリ突出プレート14上に載せられる。
圧シリンダ20aが作動してそのヘッド20bが仮想線で示す
位置（図中記号イで示す）まで移動し、前記ワーク搬入
プッシャ19と協動してワークＷ（第１図には該ワークＷ
は示されていない）を所定の位置、すなわちワーク突出
しインサート12上に配置する。そして、第２図に示すよ
うに、前記ワーク搬入プッシャ19,位置決めプッシャ20
が夫々戻った後、第３図に示すように、上金型４（仮想
線で示す）を降下し、ワークＷをワーク突出しインサー
ト12ごとばね13に抗して押し下げる。これにより、ワー
クＷは抜き型下台11の上面に密着させた状態で、その外
バリWaが外バリ抜き型５（仮想線にて示す）で、また中
バリWbは中抜きパンチ６（仮想線にて示す）で夫々抜き
落とされ、中バリWbは下に落とし、外バリWaはそのとき
降下している外バリ突出プレート14上に載せられる。
次に、第３図中仮想線にて示した上金型4,外バリ抜き型
5,中抜きパンチ６を上昇させると、第４図に示すよう
に、製品Ｗ′を載せたワーク突出しインサート12はばね
13により上昇する。尚、このとき、外バリ突出しプレー
ト14は降下したままとする。ここで、電磁弁V5への信号
により製品・バリ搬出機構15の空圧シリンダ15aを作動
させ、第５図に示すように、そのロッド15bを矢印方向
（第５図記号ロで示す）へ伸ばし、ヘッド15eにより製
品Ｗ′を製品シュータ24を介して製品搬送コンベア22に
落とす。なお、図示の実施例では、抜き型下台11上面と
外バリ突出しプレート14の上面とは段差を有したままで
製品Ｗ′を排出しているが、この段差量は製品Ｗ′の外
径を例えば250mmとした場合15mm程度のものである。従
って、この段差による製品の傾きは小さく、又空圧シリ
ンダ15aの前進スピードを150〜200mm/S程度のやや遅い
スピードに押さえれば、製品が転倒する等の問題はな
い。
5,中抜きパンチ６を上昇させると、第４図に示すよう
に、製品Ｗ′を載せたワーク突出しインサート12はばね
13により上昇する。尚、このとき、外バリ突出しプレー
ト14は降下したままとする。ここで、電磁弁V5への信号
により製品・バリ搬出機構15の空圧シリンダ15aを作動
させ、第５図に示すように、そのロッド15bを矢印方向
（第５図記号ロで示す）へ伸ばし、ヘッド15eにより製
品Ｗ′を製品シュータ24を介して製品搬送コンベア22に
落とす。なお、図示の実施例では、抜き型下台11上面と
外バリ突出しプレート14の上面とは段差を有したままで
製品Ｗ′を排出しているが、この段差量は製品Ｗ′の外
径を例えば250mmとした場合15mm程度のものである。従
って、この段差による製品の傾きは小さく、又空圧シリ
ンダ15aの前進スピードを150〜200mm/S程度のやや遅い
スピードに押さえれば、製品が転倒する等の問題はな
い。
そして、第５図の作動状態に於ける空圧シリンダ15aの
前進端で、該空圧シリンダ15aに取り付けたリードスイ
ッチ（図示せず）により空圧シリンダ15aの前進端を検
出し、この信号により第９図に図示する電磁弁V7が切り
替わり、ピストン14c及びロッド14aが作動することによ
り、第６図に示すように、外バリ突出しプレート14を上
昇させ、外バリWaを抜き型下台11から分離し上昇させ
る。
前進端で、該空圧シリンダ15aに取り付けたリードスイ
ッチ（図示せず）により空圧シリンダ15aの前進端を検
出し、この信号により第９図に図示する電磁弁V7が切り
替わり、ピストン14c及びロッド14aが作動することによ
り、第６図に示すように、外バリ突出しプレート14を上
昇させ、外バリWaを抜き型下台11から分離し上昇させ
る。
次に、外バリ突出しプレート14が上昇した第６図に示す
状態から、前記空圧シリンダ15aを逆作動せしめ、その
ロッド15bを第７図の矢印ハ方向に縮める際、先端が前
記抜き型下台11の溝11aを通るヘッド15eの引掛ピン15c
で外バリWaを引掛け、第７図に示すように、この外バリ
Waを外バリシュータ25に落とすとゝもに、電磁弁V6への
信号により中バリ搬出プッシャ26の空圧シリンダ26aを
作動させ、第１図に示すように、そのヘッド26bにより
下方に落下している中バリWbも同時に押されてバリ搬送
コンベア23にに落とされ、外バリWaと共に該搬送コンベ
ア23で排出される。
状態から、前記空圧シリンダ15aを逆作動せしめ、その
ロッド15bを第７図の矢印ハ方向に縮める際、先端が前
記抜き型下台11の溝11aを通るヘッド15eの引掛ピン15c
で外バリWaを引掛け、第７図に示すように、この外バリ
Waを外バリシュータ25に落とすとゝもに、電磁弁V6への
信号により中バリ搬出プッシャ26の空圧シリンダ26aを
作動させ、第１図に示すように、そのヘッド26bにより
下方に落下している中バリWbも同時に押されてバリ搬送
コンベア23にに落とされ、外バリWaと共に該搬送コンベ
ア23で排出される。
本考案に係る鍛造プレスの製品・バリ搬出装置は、上記
のように、ワークの搬入シユートと、上面が前記ワーク
の外バリを除去した製品と同外径の抜き型下台と、該抜
き型下台に上下動可能に設けられたワーク突出しインサ
ートと、前記抜き型下台の周囲に上下動可能に設けられ
た外バリ突出しプレートとを夫々の上面が同一平面をな
すことが出来るよう構成するとゝもに、前記抜き型下
台，ワーク突出しインサート及び外バリ突出しプレート
の近傍にその上面を往復動する下面にバリ引掛けピンを
備えた製品・バリ搬出機構を配設し、前記外バリ突出し
プレートが下動時に前記製品・バリ搬出機構が往動して
前記製品を突出すとゝもに、上動時に復動して前記外バ
リを引き出すように構成したものであるから、製品とバ
リとが自動的に各々その位置を一定に保った状態で分離
され、且つ順次よく搬出せしめることができ、生産効率
の向上を図ることが出来るとゝもに、大きなスペースを
要せずコンパクトに構成し得る。また、バリ取り後に、
ワークは外バリ抜き型と中抜きパンチ間に挟まれて上昇
し、ワーク突出し型で突出されて落下しても、外バリは
下降している外バリ突出しプレート上にあるので外バリ
が撥ね飛ばされることがないとゝもに、製品が搬出され
た後に外バリ突出しプレートが上昇するので、製品の搬
出にも支障がない、といった諸効果がある。
のように、ワークの搬入シユートと、上面が前記ワーク
の外バリを除去した製品と同外径の抜き型下台と、該抜
き型下台に上下動可能に設けられたワーク突出しインサ
ートと、前記抜き型下台の周囲に上下動可能に設けられ
た外バリ突出しプレートとを夫々の上面が同一平面をな
すことが出来るよう構成するとゝもに、前記抜き型下
台，ワーク突出しインサート及び外バリ突出しプレート
の近傍にその上面を往復動する下面にバリ引掛けピンを
備えた製品・バリ搬出機構を配設し、前記外バリ突出し
プレートが下動時に前記製品・バリ搬出機構が往動して
前記製品を突出すとゝもに、上動時に復動して前記外バ
リを引き出すように構成したものであるから、製品とバ
リとが自動的に各々その位置を一定に保った状態で分離
され、且つ順次よく搬出せしめることができ、生産効率
の向上を図ることが出来るとゝもに、大きなスペースを
要せずコンパクトに構成し得る。また、バリ取り後に、
ワークは外バリ抜き型と中抜きパンチ間に挟まれて上昇
し、ワーク突出し型で突出されて落下しても、外バリは
下降している外バリ突出しプレート上にあるので外バリ
が撥ね飛ばされることがないとゝもに、製品が搬出され
た後に外バリ突出しプレートが上昇するので、製品の搬
出にも支障がない、といった諸効果がある。
第１図は本考案に鍛造プレスの製品・バリ搬出装置の全
体平面図、第２図乃至第７図は本考案の要部を示す一部
縦断面図で、作動状態も示す図、第８図は外バリ突出し
プレートの作動機構の一例を示す拡大縦断面図、第９図
は各種空圧シリンダと圧縮空気源に連なる各種電磁弁と
の連結関係を示す縦断面図、第10図乃至第12図は従来の
バリとりプレスの作動を説明する要部拡大縦断面図であ
る。 1:下金型、4:上金型、5:外バリ抜き型、6:中抜きパン
チ、7:ワーク突出し型、11:抜き型下台、11a:溝、12:ワ
ーク突出しインサート、13:ばね、14:外バリ突出しプレ
ート、15:製品・バリ搬出機構、15c:引掛けピン、16:ワ
ーク移載コンベア、17:移載レバー、19:ワーク搬入プッ
シャ、20:ワーク位置決めプッシャ、22:製品搬送コンベ
ア、23:バリ搬送コンベア、24:製品シュータ、25:外バ
リシュータ、26:中バリ搬出プッシャ、27:搬入シュー
ト。
体平面図、第２図乃至第７図は本考案の要部を示す一部
縦断面図で、作動状態も示す図、第８図は外バリ突出し
プレートの作動機構の一例を示す拡大縦断面図、第９図
は各種空圧シリンダと圧縮空気源に連なる各種電磁弁と
の連結関係を示す縦断面図、第10図乃至第12図は従来の
バリとりプレスの作動を説明する要部拡大縦断面図であ
る。 1:下金型、4:上金型、5:外バリ抜き型、6:中抜きパン
チ、7:ワーク突出し型、11:抜き型下台、11a:溝、12:ワ
ーク突出しインサート、13:ばね、14:外バリ突出しプレ
ート、15:製品・バリ搬出機構、15c:引掛けピン、16:ワ
ーク移載コンベア、17:移載レバー、19:ワーク搬入プッ
シャ、20:ワーク位置決めプッシャ、22:製品搬送コンベ
ア、23:バリ搬送コンベア、24:製品シュータ、25:外バ
リシュータ、26:中バリ搬出プッシャ、27:搬入シュー
ト。
Claims (1)
- 【請求項１】ワーク（Ｗ）の搬入シユート（27）と、上
面が前記ワーク（Ｗ）の外バリを除去した製品（Ｗ′）
と同外径の抜き型下台（11）と、該抜き型下台（11）に
上下動可能に設けられたワーク突出しインサート（12）
と、前記抜き型下台（11）の周囲に上下動可能に設けら
れた外バリ突出しプレート（14）とを夫々の上面が同一
平面をなすことが出来るよう構成するとゝもに、前記抜
き型下台（11），ワーク突出しインサート（12）及び外
バリ突出しプレート（14）の近傍にその上面を往復動す
る下面にバリ引掛けピン（15c）を備えた製品・バリ搬
出機構（15）を配設し、前記外バリ突出しプレート（1
4）が下動時に前記製品・バリ搬出機構（15）が往動し
て前記製品（Ｗ′）を突出すとゝもに、上動時に復動し
て前記外バリ（Wa）を引き出すように構成したことを特
徴とする鍛造プレスの製品・バリ搬出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9438887U JPH0649400Y2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 鍛造プレスの製品・バリ搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9438887U JPH0649400Y2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 鍛造プレスの製品・バリ搬出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63202449U JPS63202449U (ja) | 1988-12-27 |
| JPH0649400Y2 true JPH0649400Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=30957792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9438887U Expired - Lifetime JPH0649400Y2 (ja) | 1987-06-19 | 1987-06-19 | 鍛造プレスの製品・バリ搬出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649400Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101979580B1 (ko) * | 2018-03-06 | 2019-08-28 | 박종갑 | 자동조심 장입장치 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116352444B (zh) * | 2023-03-28 | 2024-02-09 | 江苏捷凯电力器材有限公司 | 一种电力金具零部件生产用锻压模具及其锻压方法 |
-
1987
- 1987-06-19 JP JP9438887U patent/JPH0649400Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101979580B1 (ko) * | 2018-03-06 | 2019-08-28 | 박종갑 | 자동조심 장입장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63202449U (ja) | 1988-12-27 |
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