JP2000094065A - ダイ着脱方法及びダイ着脱装置 - Google Patents

ダイ着脱方法及びダイ着脱装置

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JP2000094065A
JP2000094065A JP10268615A JP26861598A JP2000094065A JP 2000094065 A JP2000094065 A JP 2000094065A JP 10268615 A JP10268615 A JP 10268615A JP 26861598 A JP26861598 A JP 26861598A JP 2000094065 A JP2000094065 A JP 2000094065A
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die
pusher cylinder
attaching
pusher
cylinder
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JP10268615A
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Koji Kawaguchi
晃司 川口
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Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/028Loading or unloading of dies, platens or press rams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
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    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/02Dies; Inserts therefor; Mounting thereof; Moulds
    • B30B15/026Mounting of dies, platens or press rams

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリンダーのバラツキ及び絞り調整のバラツ
キに関係無くダイをダイホルダーにスムーズに着脱させ
る。 【解決手段】 下部ダイプッシャシリンダー49により
ダイホルダー内において上下動自在とされるエジェクト
部材と、上部ダイプッシャシリンダーにより上下動自在
とされるダイ押下げ部材とによってダイを上下方向から
挟み込んだ状態で、上記ダイを上記ダイホルダーのダイ
装着孔に対して着脱させるダイ着脱方法において、上記
ダイを上記ダイ装着孔に装着させるに際して、上記上部
ダイプッシャシリンダーによる押下げ力より小さな力で
上記下部ダイプッシャシリンダー49により上記エジェ
クト部材47を押上げるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイをダイホルダ
ーのダイ装着孔に対して着脱させるダイ着脱方法及びダ
イ着脱装置に関し、詳細には、エアシリンダーのバラツ
キ及び絞り調整のバラツキに関係無くダイをダイホルダ
ーに装着させることのできるダイ着脱方法及びダイ着脱
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平9−94620号公報に
は、パンチプレスにおけるダイをダイ嵌入孔に嵌入する
装置が提案されている。かかる装置は、図7に示すよう
に、ダイホルダー119のダイ嵌入孔121内に設けら
れるエジェクトピン123を上下動させる複数のシリン
ダーからなる下部ダイプッシャシリンダー101、10
3、105と、ダイDをエジェクトピン123とで挟み
込んでダイ嵌入孔121に装着させる、上部ダイプッシ
ャー125を上下動させる上部ダイプッシャシリンダー
(図示は省略する)とから構成されている。
【0003】この装置では、ダイDをダイ嵌入孔121
に装着させるに際して、図7(b)に示すように、下部
ダイプッシャー101によりエジェクトピン123の上
端面をダイホルダー119の上面にほぼ一致させ、その
状態のときにダイDを上記上端面に載せ、上記上部ダイ
プッシャシ125とで該ダイDを挟み込んだ状態で上部
ダイプッシャー125を下方へと押し込んで行く。ダイ
嵌入孔121よりダイDを取り出すには、上記動作とは
逆の動作を行う。
【0004】このように、予めダイホルダー119の上
面と一致するようにエジェクトピン123を上昇させて
おき、そのエジェクトピン123と上部ダイプッシャー
125とでダイDを挟み込んだ状態でダイDをダイ嵌入
孔121内に装着させるようにしているため、ダイDが
傾くことなく水平な状態を保ってダイ嵌入孔121に装
着されて行く。従って、ダイDとダイ嵌入孔121との
クリアランスが少なくても当該ダイDをスムーズにダイ
ホルダー119に装着でき、または、ダイDをダイホル
ダー119から取り出すことができる。
【0005】ところで、上記構成の装置では、下部ダイ
プッシャシリンダー101、103、105は3個設け
られており、1/2インチサイズのダイDは3トラック
の各ステーションを1個づつのシリンダーにて押し上げ
られ、2インチサイズ以上のダイは100番台と300
番台の2個のシリンダーで同時に押し上げられるように
なされている。
【0006】上記下部ダイプッシャシリンダー101、
103、105を作動させる流体回路は、図8に示すよ
うに構成されており、100番台、200番台及び30
0番台の下部ダイプッシャシリンダー101、103、
105それぞれに、空圧源107からエアーを上部空圧
室109又は下部空圧室111に送り込むと共に上部空
圧室109又は下部空圧室111からエアーを消音器1
13へと放出させる3位置電磁切換弁115が接続され
ている。上記3位置電磁切換弁115は、両側にソレノ
イド117、117を有した、いわゆるスプリングセン
タ方式の電気切換弁からなり、また、絞りによる背圧調
整を行うために絞り弁を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記装置に
おいては、上部ダイプッシャシリンダーの押下げ力によ
って押されるがままに下部ダイプッシャシリンダー10
1、103、105のピストンロッドは下降して行く
が、絞り弁による絞り調整がきついとダイDはダイ装着
孔121に挿入されるが、下部ダイプッシャシリンダー
101、103、105が踏ん張りそれらシリンダピス
トンの下降端が検出されず、ダイセット所用時間が異常
に長いとしてタイマーが作動しアラームとなる。
【0008】また、2個の下部ダイプッシャシリンダー
101、105でダイDを押し上げるに際しては、スピ
ードコントローラによって両シリンダ速度を同速度とし
ているが、各シリンダー101、105の速度にバラツ
キがあり、またその調整も難しい。従って、ダイDを水
平に上げることが難しく、こじる原因となる。
【0009】そこで本発明は、上述の課題を解決するた
めに、ダイプッシャシリンダーのバラツキ及び絞り調整
のバラツキに関係無くダイをスムーズにダイホルダーに
着脱させることのできるダイ着脱方法及びダイ着脱装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上部
ダイプッシャシリンダーによってダイを押し下げるとき
に、その押下げ力よりも小さな押上げ力を、下部ダイプ
ッシャシリンダーによってエジェクト部材に作用させ
る。つまり、上記ダイを上下方向より押しながらダイ装
着孔に装着させて行く。
【0011】このように、押下げ力よりも小さな力でエ
ジェクト部材を押上げるようにすると、上部ダイプッシ
ャシリンダーによる押下げ力の方が下部ダイプッシャシ
リンダーの押上げ力よりも大きいため、該ダイはダイ押
下げ部材とエジェクト部材とで挟み込まれた状態で徐々
にダイ装着孔へと装着されて行き、該ダイはダイホルダ
ーにかじることなくスムーズに装着される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態は、本発明を、金型ストック部から必要なパ
ンチ又はダイを取り出してパンチプレスのタレットステ
ーションにセットするパンチプレスにおける金型自動交
換装置に適用したものである。
【0013】金型自動交換装置5は、図1に示すよう
に、ワークに所望の打ち抜き加工を行うパンチプレス1
と、該パンチプレス1のタレットステーションにセット
されるパンチP又はダイDからなる金型に別の金型(交
換金型)を供給するための金型をストックして置く金型
ストック部3との間に設けられ、該金型ストック部3か
ら必要なパンチP又はダイDをパンチプレス1のタレッ
トステーションに自動的に移し替える装置である。
【0014】上記パンチプレス1は、図1に示すよう
に、主としてワークを加工位置に移動させ位置決めを行
うワーク搬送部と、ワークに所望の打ち抜き加工を行う
パンチング加工部とを有してなる。
【0015】上記ワーク搬送部は、枠体構造とされたフ
レーム7の中央に開口する略矩形状をなす空隙部9に設
けられるワークテーブル11と、このワークテーブル1
1上を移動自在なキャリッジ13と、該キャリッジ13
に設けられておりワークをクランプするクランパー15
とを備えている。
【0016】上記キャリッジ13は、フレーム7の左端
に設けられたY軸駆動モータ17によって、図1中矢印
Y方向に移動自在とされている。一方、上記クランパー
15は、図示しないX軸駆動モータによって、上記キャ
リッジ13に沿って上記キャリッジ13の移動方向と直
交する方向に移動自在とされている。
【0017】上記パンチング加工部は、パンチPとダイ
Dを着脱自在に配置させるタレットステーションと、加
工位置に配置されたパンチPを打撃するラム19とから
なっている。タレットステーションは、上フレーム21
に回転自在に設けられる上タレット23と、下フレーム
25に回転自在に設けられる下タレット27から構成さ
れている。
【0018】上記上タレット23は、円盤形状とされて
おり、形状・寸法の異なる複数種類のパンチPを周方向
に沿って着脱自在に配置させている。上記下タレット2
7も同様に円盤形状とされており、やはり形状・寸法の
異なる複数種類のダイDを周方向に沿って着脱自在に配
置させている。
【0019】上記ラム19は、上フレーム21に上下動
自在に設けられており、上タレット23及び下タレット
27が回転し加工位置へ割り出し位置決めされたパンチ
Pを打撃するようになっている。これにより、その打撃
されるパンチPとこれと対向するダイDとによって、ワ
ークに所望の打ち抜き加工がなされる。
【0020】上記金型ストック部3は、棚回転軸29に
取り付けられるパンチ収納棚31及びダイ収納棚33を
有している。図1では、これらパンチ収納棚31及びダ
イ収納棚33は一段としているが、必要に応じて複数段
としても良い。棚回転軸29は、棚回転用サーボモータ
35の駆動により回転自在とされている。
【0021】上記パンチ収納棚31は、円盤形状をなす
貯蔵棚(ストレージ)として形成されており、ダイ収納
棚33よりも上方位置に設けられている。そして、この
パンチ収納棚31には、複数種類のパンチPが周方向に
着脱自在に配置されている。一方のダイ収納棚33も同
様に、円盤形状をなす貯蔵棚として形成されており、パ
ンチ収納棚31の下に設けられている。
【0022】上記金型自動交換装置5は、図1に示すよ
うに、金型ストック部3に配置されてなる所望のパンチ
P又はダイDを把持して該金型ストック部3から取り出
し、そのパンチP又はダイDをタレットステーションの
上タレット23又は下タレット27の所定位置に搬送し
装着させるチェンジャー装置である。
【0023】かかる金型自動交換装置5は、パンチP又
はダイDを把持する物品把持手段を構成する一対のグリ
ッパー37、37と、これらグリッパー37、37を先
端に取り付けたチェンジャアーム39を回転させる回転
機構部であるグリッパー回転軸41及びグリッパー回転
用サーボモーター43からなる。また、チェンジャアー
ム39は、図示しない駆動機構により上下動するように
なされている。
【0024】ダイ着脱装置は、図2に示すように、ダイ
ホルダー45内において上下動自在とされるエジェクト
部材47を上下動させる押上げ手段である下部ダイプッ
シャシリンダー49と、上記チェンジャアーム39に設
けられる押下げ手段である上プッシャ51及びこの上プ
ッシャ51を上下動させる上部ダイプッシャシリンダー
53とからなる。
【0025】上記下部ダイプッシャシリンダー49は、
シリンダー55内にエアーを導入することで該シリンダ
ー55内に設けたピストンロッド57を上下動させるよ
うに構成した、エアシリンダーからなる。本実施形態で
は、タレットステーションを3トラック構成としている
ので、これに応じて下部ダイプッシャシリンダー49を
3個設けてある。
【0026】一方、上部ダイプッシャシリンダー53も
同様にエアーシリンダーからなり、シリンダー59内に
エアーを導入することで該シリンダー59内に設けたピ
ストンロッド61を上下動させるようになっている。こ
の上部ダイプッシャシリンダー53は、後述するように
下部ダイプッシャシリンダー49による押上げ力に抗し
てダイDをダイ装着孔65へと装着させるために、下部
ダイプッシャシリンダー49よりも大きな力を発するこ
とのできるシリンダーとされている。
【0027】そして、上記ダイ押下げ部材である上プッ
シャ51は、上記チェンジャアーム39の先端寄り位置
に設けられた案内棒63に沿って上下動自在に取り付け
られており、上部ダイプッシャシリンダー53によって
上下動するようになっている。
【0028】上記ダイホルダー45には、図2に示すよ
うに、ダイDを装着させるダイ装着孔65が形成されて
いる。このダイ装着孔65は、開口径が異なる二段孔と
して形成されており、開口径の広い部分にはダイDが挿
入されると共にエジェクト部材47のフランジ部67が
挿入され、開口径の狭い部分にはエジェクト部材47の
胴体部69が挿入されるようになっている。
【0029】上記エジェクト部材47は、図2に示すよ
うに、ダイDを支える円盤形状のフランジ部67と円筒
状の胴体部69とからなる。このエジェクト部材47に
は、ダイDに形成された抜きカス孔と連通する抜きカス
落とし孔71が軸方向に貫通して設けられている。
【0030】上記下部ダイプッシャシリンダー49を作
動させる流体回路は、図3に示すように、空圧源73
と、消音器75と、2位置電磁切換弁77と、圧力切換
回路79と、減圧弁81とからなる。
【0031】上記圧力切換回路79は、スプリング83
が片側に配置されたいわゆるスプリングオフセット方式
の2位置電磁切換弁からなる。この圧力切換回路79の
Pポートには、空圧源73が接続され、エアーが供給さ
れる。また、圧力切換回路79のTポートには、空圧源
73からのエアーを減圧して供給する減圧弁81が接続
されている。
【0032】上記減圧弁81では、ダイDをダイホルダ
ー45に装着させるときの上部ダイプッシャシリンダー
53の押下げ力よりも小さな押上げ力を下部ダイプッシ
ャシリンダー49に与えて、上プッシャ51とエジェク
ト部材47とでダイDを挟み込みながらダイホルダー4
5に装着させて行くに適した圧力に減圧する。
【0033】また、上記圧力切換回路79の出側Aポー
トは、入力管路85を経て2位置電磁切換弁77のPポ
ートに接続されている。
【0034】上記2位置電磁切換弁77は、スプリング
87が片側に配置されたいわゆるスプリングオフセット
方式の2位置電磁切換弁であって、片側ソレノイドによ
ってポートを切り換えるようになっている。そして、上
記2位置電磁切換弁77は、上記下部ダイプッシャシリ
ンダー49に対してそれぞれ設けられている。この2位
置電磁切換弁77のTポートには、戻り管路89を介し
て消音器75が接続されている。消音器75では、戻り
管路89より排出されるエアー音を消音して、該エアー
を大気に放出するようになっている。
【0035】また、上記2位置電磁切換弁77の出側A
ポートは、下部ダイプッシャシリンダー49の下部空圧
室91に接続されており、一方の出側Bポートは、下部
ダイプッシャシリンダー49の上部空圧室93に接続さ
れている。
【0036】次に、上記のように構成された金型自動交
換装置5において、ダイDをダイホルダー45に装着さ
せる動作について説明する。ここでは、1/2インチの
ダイDをダイホルダー45に装着させる例として説明す
る。
【0037】先ず、図2に示すチェンジャアーム39に
取り付けられた一対のグリッパー37、37によって把
持されたダイDを、エジェクト部材47のフランジ部6
7上面がダイホルダー45の上端面とほぼ面一となるよ
うに下部ダイプッシャシリンダー49によって上昇せし
められたエジェクト部材47上に載置させる。
【0038】次に、上部ダイプッシャシリンダー53に
よって上プッシャ51を下降させ、上記ダイDをエジェ
クト部材47と上プッシャ51とによって挟み込む。そ
の際、上部ダイプッシャシリンダー53による押下げ力
よりも小さな押上げ力を下部ダイプッシャシリンダー4
9に作用させる。すなわち、図4に示すように、空圧源
73からのエアーを減圧弁81にて所定圧力となるよう
に減圧し、その減圧したエアーを圧力切換回路79のT
ポートに供給する。
【0039】すると、圧力切換回路79の出側Aポート
から入力管路85を経て2位置電磁切換弁77のPポー
トにエアーが送り込まれた後、この2位置電磁切換弁7
7の出側Aポートから下部ダイプッシャシリンダー49
の下部空圧室91に減圧エアーが供給される。その結
果、ピストンロッド57を上方に押し上げる力がこの下
部ダイプッシャシリンダー49に作用する。その一方、
上部空圧室93のエアーは、2位置電磁切換弁77の出
側Bポートに送られた後、絞りによる背圧調整を行うこ
となくTポートから戻り管路89を介して消音器75へ
と送られ、最終的に大気に放出される。
【0040】上記のように、上部ダイプッシャシリンダ
ー53による押下げ力よりも小さな押上げ力を下部ダイ
プッシャシリンダー49に作用させる、言い換えれば、
押下げ力よりも小さな力でダイDを押上げるようにする
と、上部ダイプッシャシリンダー53による押下げ力の
方が下部ダイプッシャシリンダー49の押上げ力よりも
大きいため、該ダイDは上プッシャ51とエジェクト部
材47とで挟み込まれた状態で徐々にダイ装着孔65へ
と装着されて行き、該ダイDはダイホルダー45をかじ
ることなくスムーズに装着される。
【0041】なお、下部ダイプッシャシリンダー49が
上部ダイプッシャシリンダー53による押下げ力によっ
て下方に押し込まれることによってエアーが逆流する
が、その逆流したエアーは減圧弁81を経て少量づつ排
出される。
【0042】このように、上プッシャ51とエジェクト
部材47とで同時に上下方向からダイDを押さえながら
ダイ装着孔65へと装着させて行くことで、上下のエア
シリンダーのバラツキ及び絞り調整のバラツキに関係無
くダイDをダイ装着孔65にスムーズに装着させること
ができる。
【0043】上記ダイホルダー45からダイDを取り出
す、または、ダイDをエジェクト部材47上に受け取る
には、図5に示すように、空圧源73から圧力切換回路
79のPポートにエアーを送り、そのエアーを出側Aポ
ートから入力管路85を経て2位置電磁切換弁77のP
ポートに送り込む。そして、2位置電磁切換弁77のA
ポートから下部ダイプッシャシリンダー49の下部空圧
室91に上記エアーを供給してピストンロッド57を上
昇させる。
【0044】すると、このピストンロッド57に押され
てエジェクト部材47が上昇し、ダイDがダイ装着孔6
5から排出される。その一方、上部空圧室93のエアー
は、2位置電磁切換弁77の出側Bポートに送られた
後、絞りによる背圧調整を行うことなくTポートから戻
り管路89を介して消音器75へと送られ、最終的に大
気に放出される。
【0045】上記ダイDがダイホルダー45に装着され
ない場合、または、エジェクト部材47のみを下降させ
る場合は、図6に示すように、空圧源73からのエアー
を圧力切換回路79のTポートに供給する。
【0046】すると、圧力切換回路79の出側Aポート
から入力管路85を経て2位置電磁切換弁77のPポー
トにエアーが送り込まれた後、この2位置電磁切換弁7
7の出側Bポートから下部ダイプッシャシリンダー49
の上部空圧室93にエアーが供給される。その結果、ピ
ストンロッド57の下降に伴ってエジェクト部材47が
下降する。その一方、下部空圧室91のエアーは、2位
置電磁切換弁77の出側Aポートに送られた後、絞りに
よる背圧調整を行うことなくTポートから戻り管路89
を介して消音器75へと送られ、最終的に大気に放出さ
れる。
【0047】上記した実施形態では、1/2インチサイ
ズのダイDをダイホルダー45に着脱させる例とした
が、2インチサイズのダイDをダイホルダー45に着脱
させるには、100番台と300番台の2個の下部ダイ
プッシャシリンダー49によって上記動作を行わせる。
2個の下部ダイプッシャシリンダー49では、絞りによ
る背圧調整を行わないため、エアシリンダーのバラツキ
及び絞りの調整のバラツキに関係無くダイDをダイホル
ダー45にスムーズに挿入することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0049】本発明のダイ着脱方法によれば、ダイをダ
イ装着孔に装着させるに際して、上部ダイプッシャシリ
ンダーによる押下げ力より小さな力で下部ダイプッシャ
シリンダーによりエジェクト部材を押上げるようにして
いるので、ダイが上下方向より押さえ付けられた状態で
ダイ装着孔へと装着されて行き、ダイホルダーをかじる
ことなくスムーズにダイを装着させることができる。
【0050】本発明のダイ着脱装置によれば、下部ダイ
プッシャシリンダーを作動させる流体回路に圧力切換回
路及び減圧弁を設け、ダイをダイ装着孔に装着させる際
に、上記下部ダイプッシャシリンダーに上記減圧弁によ
って減圧された圧力を供給して、上部ダイプッシャシリ
ンダーの押下げ力よりも小さな押上げ力が上記下部ダイ
プッシャシリンダーに作用するように構成したことによ
り、シリンダーのバラツキ及び絞り調整のバラツキに関
係無くダイをダイホルダーにスムーズに着脱させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】金型自動交換装置を備えたパンチング加工シス
テムの概略構成図である。
【図2】ダイ着脱装置を一部破断して示す図である。
【図3】下部ダイプッシャシリンダーを動作させる流体
回路図である。
【図4】ダイをダイホルダーに装着させるときの流体回
路図である。
【図5】ダイをダイホルダーから取り出すときの流体回
路図である。
【図6】エジェクト部材のみを下降させるときの流体回
路図である。
【図7】従来のダイ着脱装置を一部破断して示す図であ
る。
【図8】従来のダイ着脱装置における下部ダイプッシャ
シリンダーを作動させる流体回路図である。
【符号の説明】
45 ダイホルダー 47 エジェクト部材 49 下部ダイプッシャシリンダー 51 上プッシャ 53 上部ダイプッシャシリンダー 73 空圧源 75 消音器 77 2位置電磁切換弁 79 圧力切換回路 91 下部空圧室 93 上部空圧室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部ダイプッシャシリンダーによりダイ
    ホルダー内において上下動自在とされるエジェクト部材
    と、上部ダイプッシャシリンダーにより上下動自在とさ
    れるダイ押下げ部材とによってダイを上下方向から挟み
    込んだ状態で、上記ダイを上記ダイホルダーのダイ装着
    孔に対して着脱させるダイ着脱方法において、 上記ダイを上記ダイ装着孔に装着させるに際して、上記
    上部ダイプッシャシリンダーによる押下げ力より小さな
    力で上記下部ダイプッシャシリンダーにより上記エジェ
    クト部材を押上げるようにしたことを特徴とするダイ着
    脱方法。
  2. 【請求項2】 下部ダイプッシャシリンダーによりダイ
    ホルダー内において上下動自在とされるエジェクト部材
    と、上部ダイプッシャシリンダーにより上下動自在とさ
    れるダイ押下げ部材とによってダイを上下方向から挟み
    込んだ状態で、上記ダイを上記ダイホルダーのダイ装着
    孔に対して着脱させるダイ着脱装置において、 上記下部ダイプッシャシリンダーを作動させる流体回路
    に圧力切換回路及び減圧弁を設け、上記ダイを上記ダイ
    装着孔に装着させる際に、上記下部ダイプッシャシリン
    ダーに上記減圧弁によって減圧された圧力を供給して、
    上記上部ダイプッシャシリンダーの押下げ力よりも小さ
    な押上げ力が上記下部ダイプッシャシリンダーに作用す
    るように構成したことを特徴とするダイ着脱装置。
  3. 【請求項3】 上記下部ダイプッシャシリンダーが複数
    個あり、該下部ダイプッシャシリンダーを作動させる流
    体回路に、絞りによる背圧調整手段を有しないスプリン
    グオフセット方式の2位置電磁切換弁を設けたことを特
    徴とする請求項2記載のダイ着脱装置。
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