JPS63101392A - 抗腫瘍性成分spf−pco−30 - Google Patents

抗腫瘍性成分spf−pco−30

Info

Publication number
JPS63101392A
JPS63101392A JP61244180A JP24418086A JPS63101392A JP S63101392 A JPS63101392 A JP S63101392A JP 61244180 A JP61244180 A JP 61244180A JP 24418086 A JP24418086 A JP 24418086A JP S63101392 A JPS63101392 A JP S63101392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pco
reaction
antitumor
spf
substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61244180A
Other languages
English (en)
Inventor
Michitaka Kodera
小寺 道高
Juzo Udaka
重三 鵜高
Hideo Kamiyama
英夫 上山
Junichi Taniguchi
順一 谷口
Katsumi Okumura
奥村 克巳
Kenichi Arita
健一 有田
Masanori Yamamoto
山本 真則
Hiroko Nariyama
成山 博子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikibo Ltd
Shikishima Boseki KK
Original Assignee
Shikibo Ltd
Shikishima Boseki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shikibo Ltd, Shikishima Boseki KK filed Critical Shikibo Ltd
Priority to JP61244180A priority Critical patent/JPS63101392A/ja
Publication of JPS63101392A publication Critical patent/JPS63101392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な抗腫瘍性成分SPF−PC:0−30及
びその製法に関するものである。
従来、溶血性連鎖状球菌(以下溶連菌という)の生菌体
を弱毒化して製剤化したものは、すてに製癌剤として使
用されている。
また、溶連菌の菌体を破砕後、水または塩類溶液で有効
成分を抽出し、有機溶媒を加えて、抗腫瘍性成分を沈澱
として回収する方法(特公昭38−1647)、溶連菌
を溶菌酵素、リゾチーム、セルラーゼまたは蛋白質分解
酵素により溶菌し、活性画分を水溶性成分として分画す
る方法(英国特許1163865号)、溶連菌の菌体を
破砕後水不溶性物質を採取し、核酸分解酵素および蛋白
分解酵素で処理する方法(特開昭55−7014)など
が知られている。
このように、ストレプトコッカス属細菌そのものもしく
はその菌体成分に、式腫瘍活性があることは広く知られ
ているのであるが、従来知られたものは、菌体もしくは
菌体内成分であり、有効成分として測定された例では分
子量200,000の蛋白質(特公昭48−43841
、特開昭5l−44617)及び分子量150,000
の糖蛋白質(特開昭58−22026)が知られている
程度である。
また、ストレプトコッカス属細菌は抗腫瘍性成分を菌体
外に出さないものとして知られてきた。
(H,Okamoto、 S、 5hoin、 S、 
Koshimura。
5treptolysin  S−forming  
and  antitumouractivities
 of Group A 5treptococci、
 In“Bacterial Toxins and 
Ce1l Membranes、” ed。
J、 Jeljazewicz and T、 INa
dstr6m、 pp、259−289゜Academ
ic Press、London、New York、
5anFrancisco、197g)。
本発明者らは、先に溶連菌の培養液中に抗腫瘍性成分を
溶出させる方法を鋭意研究したところ、培養中にペニシ
リン又はその関連物質を添加することによって抗腫瘍性
成分が培養液中に溶出することを見出しく特開昭60−
30677号)、培養液中から生理活性物質SPF−1
(特開昭60−30689号)及びSPF−140(特
開昭6l−69725)を分離するに至ったのである。
本発明者らは、更に、溶連菌の培養濾液中から簡単に、
より有効な成分を分離する目的で研究したところ、培養
中にペニシリン又はその関連物質を添加しても、しなく
ても、培養物中に新たな抗腫瘍性成分が存在することを
確認し、この新規抗腫瘍性成分をSPF−PCO−30
と命名し、本発明を完成するに至った。
本発明の抗腫瘍性成分SPF−PCO−30(以下、単
にSPF−PCO−30ということもある)は培養細胞
J774−1の生育を阻害する画分であることにより特
徴づけることもできる。
また、本発明は、ペニシリン又はその関連物質を添加し
なくてもよいため、ペニシリン又はその関連物質に要す
るコストの低減、ペニシリン又はその関連物質添加後に
要する培養時間の短縮、さらにペニシリンを用いないた
め、製品中に混入した場合生じる可能性のあるペニシリ
ンショックを防ぐなどの利点の他、ペニシリン又はその
関連物質の添加による、抗腫瘍性活性成分以外の余分の
菌体成分の混入が減少し、簡単に精製出来るなど多くの
利点を有する。
また、SPF−PCO−30の精製は、培養濾液もしく
はその限外濾過濃縮液に、メタノール、エタノール等の
アルコール類または、アセトン等の有機溶剤を添加する
とき培養細胞J774−1で測定されるほとんどの活性
が効果的に少量の沈澱物として得られ、その沈澱物を、
ハイドロキシアパタイトに吸着させ、0.1Mリン酸緩
衝液で洗浄後0.25Mリン酸緩衝液で溶出させるだけ
で著じるしく簡潔に゛行うことができるものである。
本発明の抗腫瘍性成分SPF−PCO−30は、元素分
析、呈色反応、および赤外線吸収スペクトル、電気泳動
等から糖を含むペプチド様物質と考えられるが。
紫外線吸収スペクトルおよび赤外線吸収スペクトルから
、既知の抗腫瘍性物質とは相違する新規な成分と認めら
れるものである。
本発明は、ストレプトコッカス属に屈する抗腫瘍性成分
SPF−PCO−30生産菌を培養し、培養物から抗腫
瘍性成分SPF−PCO−30を採取することを特徴と
する抗Mgl瘍性成分SPF−PCO−30の製造法を
包含するものである。
本発明においては、ストレプトコッカス属に属する抗腫
瘍性成分SPF−PCO−30生産菌が広く使用できる
次に抗腫瘍性成分SPF−PCO−30生産菌の例を記
載する6 培養液は、肉エキス培地、酵母エキス培地、プレイン・
ハート・インフュージョン培地(BHI培地)等の天然
培地がよく用いられるが、ストレプトコッカス属細菌の
生育に適した培地であれば任意の培地を使用できる。
培養P)1は、5.0〜8.0、好ましくは、6.1〜
7.2であり、温度は30〜40℃、好ましくは35℃
〜37℃であり、嫌気的に静置培養または、撹拌培養を
行うことができる。
培養時間は、対数増殖期にかかって後1〜30時間、好
ましくは2〜20時間である。
培養液は遠心分離によって菌体を除去し、濾液を得る。
濾液は、硫安を添加し50〜90%飽和度の画分とし濃
縮するか、もしくは限外濾過膜を用いて濃縮することも
できる6 得られた抗腫瘍性成分SPF−PCO−30を含む濃縮
液は、凍結状態で保存することもできる。
抗腫瘍性成分SPF−PCO−30は、培養濾液もしく
は濃縮液に、メタノール、エタノール等のアルコール類
、アセトン等の有機溶媒を添加することにより沈澱物と
して得られる。
メタノール、エタノール等のアルコール類又はアセトン
等の有機溶媒は、培養濾液又は濃縮液1部に対して0.
65〜3部、好ましくは0.65〜1.5部撹拌しなが
ら添加する。その場合抗腫瘍性成分SPF−PC:0−
30を含む沈澱物は、遠心分難により分離できる。
このようにして得た沈澱物は、水もしくはB衝液に溶解
し、ハイドロキシアパタイトに吸着させ、0.01Mリ
ン酸緩衝液で充分洗浄後0.25Mリン酸緩衝液で溶出
させるとき、抗腫瘍性成分SPF−PCO−30を得る
ことができる。
次に、実施例1で得られた抗腫瘍性成分SPF−PCO
−30の凍結乾燥標品は次の理化学的性質を示す。
抗腫瘍性成分SPF−PCO−30の理化学的性質1、
元素分析 C37,1〜39.3 H5,4〜 6.4 N    3.5〜4.8 0  50.5〜45.7 Ash    3.5〜3.8 2、分解点 本物質は185℃で褐変し、255℃になると黒色とな
り分解する。
3、比旋光度 〔α〕20D=30°〜80a(C=1.00)4、紫
外線吸収スペクトル 本物質の水溶液の紫外線吸収スペクトルは第1図に示さ
れる。
5、赤外線吸収スペクトル 第2図に示される。
6、塩基性、酸性、中性の区別 本物質の0.1%の水溶液のpHは5.5〜5.8であ
る。
7、物質の色 白ないし微黄色 8、呈色反応 ローリ−反応      十 ビューレット反応    十 ニンヒドリン反応    十 アンスロン硫酸反応   十 システィン硫酸反応   十 オルシン反応      − 9、分子量 ゲル濾過法による測定では、分子量10,000以上で
ある。
10、陰イオン交換体に対する挙動 ハイドロキシアパタイトに吸着され、 0.25Mリン酸緩衝液により溶出される。
11、溶剤に対する溶解性 水に可溶であるが、メタノール、エタノール、n−プロ
パノール、アセトン、エチルエーテル、n−ヘキサン、
クロロホルム、酢酸エチル等の溶剤には、憇溶又は不溶
である。
12、温度に対する安定性 本物質の水溶液は、45℃、30分の加熱によリインビ
トロで測定される抗腫瘍性活性を保持する。
13、蛋白質分解酵素に対する安定性 本物質は、トリプシンによる処理後もインビトロで測定
される抗腫瘍性活性において活性保持する。しかし、プ
ロナーゼによる処理後は抗腫瘍活性がやや低下する。
14、3 D Sアクリルアミドゲル電気泳動で糖と蛋
白に分離するのが確認される。
次にインビトロにおける培養細胞J774−1に対する
抗腫瘍性活性の測定方法を示す。
培養細胞J774−1による抗腫瘍性活性の測定方法(
A)培養細胞J774−1の生育阻止率(IR%)の測
定により行う方法 標品(抗Il!を癌性成分SPF−PCO−20)を目
的濃度になるように生理食塩水に溶解しファルコン社製
平底96穴プレート(Nα3072) 20μQ注加し
、2段階希釈法により生理食塩水で希釈した。
別に、J774−1細胞を10%FBS添加RPM11
640培地(80■/Qカナマイシン含有に懸濁し、そ
の細胞懸濁液200μΩを上記プレートの各穴に注加し
、細胞数I X 10’cells/wellになるよ
うにした。このプレートは37℃で5%CO2存在下培
養した。
72時間後、上澄を完全に除去し、メチルアルコールを
加えることによって、細胞をプレート底に固定させた。
30分後メチルアルコールを除去し、PBS(−)に溶
解した0、05%メチレンブルーを加え細胞を染色した
。この場合、生細胞のみがメチレンブルー色素を取り込
む。1時間後染色液を除去しPBS(−)で3回ウェル
を洗浄した後、3%)ICIIIを用いて細胞内の色素
を抽出した。この抽出液は、665nmの吸収値(OD
−ssと略す)を測定し、次式を用いて生育阻止率(I
R%)を算出した。以下この方法をdye uptak
e methodと略す。
ここで対照群は、標品を含まないウェルの平均値を示す
(B)検鏡による膨化活性の測定 (A)において、72時間後J774−1細胞について
dyeuptake methodを行う前に倒立顕微
鏡で形態観察を行った。
標品を含む群は、J774−1細胞に明細な膨化が観察
された。膨化の度合は、メチレンブルーによる色素取り
込み(dye uptake method)で求めら
れるIR%とよく一致し、膨化の認められる最少濃度を
標品の最少生育阻止濃度(MIC)とした。よって、簡
単に行うため検鏡で認められる膨化によって示される阿
ICとした。
実施例1 ストレプトコッカス・ピオゲネス (Streptococcus pyogenas) 
ATCC21060をBHI培地培地100屹Q種して
37℃、8時間静置培養をおこなって得た種培養液を第
1表に示す培地AIQに接種し、種培養と同一条件で嫌
気的に前培養を行った。
第1表 培地A マルトース        0.25%肉エキス   
      1.0% ポリペプトン       1.0% 酵母エキス        0.25%KH2PO40
,1% MgSO4・71(200,05% NaC40,1% pH6,5 10Qジャーファーメンタ−に培地A8Qを投入して1
20℃、10分間加熱殺菌後、37℃まで冷却して、前
培養液IQを接種し、37℃、15.5時間、pH6,
5,5Or、p、m、で撹拌しながら嫌気的に培養する
得られた培養液を遠心分離にかけて菌体を除去し、培養
濾液を得た。培養濾液の濃縮方法は次の通り行った。
培養濾液は、分画分子量10 、000の限外濾過膜(
米国、ロミコン社)を用いて、1.5Qに濃縮した。
この濃縮液を用いて下記の通り精製した。
濃縮液は、充分冷却しつつ、あらかじめ冷却しておいた
エチルアルコール1.OQを少量づつ撹拌下に加え、4
時間放置した。生じた沈澱物は、遠心分離機を用いて集
め、凍結乾燥した。凍結乾燥標品は、 0.1Mリン酸
緩衝液に溶解し、0.1Mリン酸緩衝液で平衡化したハ
イドロキシアパタイトカラムに吸着させ、0.1Mリン
酸緩衝液で充分洗浄後0.25阿リン酸緩衝液で溶出し
てくるフラクションをプール後、脱イオン水に対して透
析し、凍結乾燥した。この凍結乾燥標品は抗腫瘍性成分
SPF−PCO−30であり、86mgを得た。
実施例2 ストレプトコッカス・ピオゲネスATCC21060を
第2表に示した培地Bを用いて実施例1と同様に培養し
た。培養濾液の濃縮方法、及び精製方法は、実施例1と
同様に行ない抗腫瘍性成分SPF−PCO−30をlo
Omg得た。
第2表 培地B グルコース        0.3% プロテオースペプトン   0.5% 酵母エキス        0.25%KH2P0. 
         0.1%MgSO4・71(,00
,05% NaCQ            O,1%pH6,5 実施例3 ストレプトコッカス・ピオゲネスATCC21060を
第3表に示した培地Cを用いて実施例−1と同様に培養
した。
この場合培養は40℃、6時間、 PH6,0で撹拌し
ながら行なった。培養濾液の濃縮方法及び精製方法は実
施例1に示す方法で行ったが、エチルアルコール1.0
Qに代えてメチルアルコール1.52用いた。
ここで得た抗腫瘍性成分SPF−PCO−30は90m
gであった。
第3表 培地C マルトース        0.25%肉エキス   
      0.5% ポリペプトン       0.5% 酵母エキス        0.25%KH2P0. 
         0.01%MgSO4・7H,OO
,005% NaC90,1% PH6,0 実施例4 ストレプトコッカス・ピオゲネスATCC21060を
第4表に示した培地りを用いて実施例1と同様に培養し
た。
この場合培養は30℃、20時間、 pH7,0で撹拌
しながら行なった。
第4表 培地D グルコース         0.5%カザミノ酸  
      0.5% 酵母エキス        0.25%に82P0. 
         0.1%M g S O4・7H,
OO,05%NaCQ、0.1% pH7,0 培養濾液の濃縮方法及び精製方法は実施例1に示す方法
で行ったが、エチルアルコール1.0Qに代えてエチル
アルコール3.0Q用いた。ここで得た抗腫瘍性成分S
PF−PCO−30は107mgであった。
実施例5 ストレプトコッカス・ピオゲネスATCC21060を
第5表に示した培地Eを用いて実施例1と同様に培養し
た。
この場合培養は37℃、10時間、PH6,5で撹拌し
ながら行なった。
第5表 培地E フラグドース       0.3% ポリペプトン      1°0% 酵母エキス        0.5% KH,PO40,1% MgSO4・7H200,05% NaCQ            O、1%pH6,5 培養濾液の濃縮方法及び精製方法は実施例1に示す方法
で行ったが、エチルアルコール1.OQに代えてエチル
アルコール1.23Qを用いた。ここで得た抗腫瘍性成
分SPF−PCO−30は80mgであった。
実施例6 ストレプトコッカス・エスピーATCC21597を第
2表に示した培地Bを用いて実施例2と全く同様に培養
した。
この場合、培養条件、さらに濃縮方法及び精製方法は実
施例2と全く同じ条件で行った。
二\で得た抗腫瘍性成分SPF−PCO−30は83m
gであった。
実施例7 ストレプトコッカス・ピオゲネスATCC21546を
第2表に示した培地Bを用いて実施例2と同じ条件で培
養した。
この場合、培養条件、さらに濃縮方法及び精製方法は実
施例2と全く同じ条件で行った。
こ\で得た抗腫瘍性成分SPF−PCO−30は63m
gであった。
実施例8 ストレプトコッカス・ピオゲネスATCC21547を
第2表に示した培地Bを用いて実施例2と同様に培養し
た。
この場合、培養条件、さらに濃縮方法及び精製方法は実
施例2と全く同じ条件で行った。
ここで得た抗腫瘍性成分SPF−PCO−30は87m
gであった。
実施例9 ストレプトコッカス・ピオゲネスATCC21548を
第2表に示した培地Bを用いて実施例2と全く同様に培
養したに の場合、培養条件、さらに濃縮方法及び精製方法は実施
例2と全く同じ条件で行った。
こ\で得た抗腫瘍性成分SPF−PCO−30は90m
gであった。
実験例1 抗腫瘍性成分SPF−PCO−30のインビトロにおけ
る抗腫瘍性試験は、本文中に記載した抗腫瘍活性の測定
方法により行ない、その結果を第6表に示す。
第6表 SPF−PCO−30のJ774−1に対する
抗腫瘍活性の結果J774−H:対するMIC 実施例1     8μgarbΩ 実施例2    16μg/IIIQ 実施例3     8μg/mQ 実験例2 抗腫瘍性成分SPF−PCO−30のインビボにおける
抗腫瘍性活性試験は、Crj ; CD−1(ICR系
、雄性5週齢)マウスを使用した。腫瘍細胞としては、
Sarcoma−180腹水癌細胞を用い、これを生理
食塩水に浮遊させ、マウスの腹腔内に5 X 105c
ells/マウス接種した。
痛at胞接種24時間後から、1131回5日間連続し
てSPF−PCO−30を腹腔内に投与してその生存数
をR察しその結果を第7表に示す。
第7表 SPF−PCO−30の抗腫瘍活性−マウスの
生存数日 数          0  10  15
  20  25  30C日)コントロール    
 8/8 8/8 2/8 0/8 0/8 0/8実
施例1(1■/マウス)  8/8 8/8 7/8 
7/8 6/8 6/8実施例2(1■/マウス)  
8/8  g/8 8/8 7/8 7/8 7/8実
施例3(1■/マウス)  8/8 8/8 8/8 
7/8 6/8 6/8
【図面の簡単な説明】
第1図は、抗腫瘍性成分SPF−PCO−30の紫外吸
収スペクトルを示し、第2図は同じ< KBr法による
赤外線吸収スペクトルを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の理化学的性質を有する抗腫瘍性成分SPF
    −PCO−30。 1、元素分析 C  37.1〜39.3 H   5.4〜 6.4 N   3.5〜 4.8 O  50.5〜45.7 Ash 3.5〜 3.8 2、分解点 本物質は185℃で褐変し、255℃になると黒色とな
    り分解する。 3、比旋光度 〔α〕^2^0_D=30°〜80°(C=1.00)
    4、紫外線吸収スペクトル 本物質の水溶液の紫外線吸収スペクトルは 第1図に示される。 5、赤外線吸収スペクトル 第2図に示される。 6、塩基性、酸性、中性の区別 本物質の0.1%の水溶液のpHは5.5〜5.8であ
    る。 7、物質の色 白ないし微黄色 8、呈色反応 ローリー反応    + ビューレット反応  + ニンヒドリン反応  + アンスロン硫酸反応 + システイン硫酸反応 + オルシン反応    − 9、分子量 ゲル濾過法による測定では、分子量10,000以上で
    ある。 10、陰イオン交換体に対する挙動 ハイドロキシアパタイトに吸着され、0.25Mリン酸
    緩衝液により溶出される。 11、溶剤に対する溶解性 水に可溶であるが、メタノール、エタノー ル、n−プロパノール、アセトン、エチルエーテル、n
    −ヘキサン、クロロホルム、酢酸エチル等の溶剤には、
    難溶又は不溶である。 12、温度に対する安定性 本物質の水溶液は、45℃、30分の加熱によりインビ
    トロで測定される抗腫瘍性活性を保持する。 13、蛋白質分解酵素に対する安定性 本物質は、トリプシンによる処理後もイン ビトロで測定される抗腫瘍性活性において活性保持する
    。しかし、プロナーゼによる処理後は抗腫瘍活性がやや
    低下する。 14、SDSアクリルアミドゲル電気泳動で糖と蛋白に
    分離するのが確認される。
  2. (2)ストレプトコッカス属に属する抗腫瘍性成分SP
    F−PCO−30生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍性
    成分SPF−PCO−30を採取することを特徴とする
    抗腫瘍性成分SPF−PCO−30の製法。
  3. (3)抗腫瘍性成分SPF−PCO−30の採取が培養
    細胞J774−1の生育を阻害する画分を分取するもの
    であることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    抗腫瘍性成分SPF−PCO−30の製法。
  4. (4)抗腫瘍性成分SPF−PCO−30の採取が、培
    養液を限外濾過膜で濃縮し、得られた濃縮液を溶剤沈澱
    せしめ、次いでハイドロキシアパタイトに吸着させ、0
    .25Mリン酸緩衝液で溶出せしめるものであることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の抗腫瘍性成分
    SPF−PCO−30の製法。
JP61244180A 1986-10-16 1986-10-16 抗腫瘍性成分spf−pco−30 Pending JPS63101392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61244180A JPS63101392A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 抗腫瘍性成分spf−pco−30

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61244180A JPS63101392A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 抗腫瘍性成分spf−pco−30

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63101392A true JPS63101392A (ja) 1988-05-06

Family

ID=17114954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61244180A Pending JPS63101392A (ja) 1986-10-16 1986-10-16 抗腫瘍性成分spf−pco−30

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63101392A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022529499A (ja) * 2019-04-26 2022-06-22 エムディー ヘルスケア インコーポレイテッド ストレプトコッカスパイオジェネス細菌由来タンパク質及びその用途

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022529499A (ja) * 2019-04-26 2022-06-22 エムディー ヘルスケア インコーポレイテッド ストレプトコッカスパイオジェネス細菌由来タンパク質及びその用途

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1107725A (en) Antitumor substance
US4533548A (en) Acidic polysaccharide CH-1 isolated from Chlorella pyrenoidosa and the use thereof
US4812441A (en) Hypocholesterolemically active protein derived from streptococcus
US4687764A (en) Hypotriglyceridemically active polysaccharides
US6120772A (en) Oral drugs for treating AIDS patients
US4209507A (en) Novel anti-tumor substance and preparation thereof
IE46195B1 (en) Microbial fractions
JPS63101392A (ja) 抗腫瘍性成分spf−pco−30
US4016260A (en) Novel polypeptide produced by pseudomonas
JPS63101400A (ja) 抗腫瘍性成分spf−pco−20
JPS62164627A (ja) 抗腫瘍性成分spf10−10及びその製法
JPH0571232B2 (ja)
JPS62164628A (ja) 抗腫瘍性成分spf10−11及びその製法
JPS6216426A (ja) 抗腫瘍性成分spf−10及びその製法
JPS6233121A (ja) 抗腫瘍性成分spf10cap2及びその製法
JPH03184995A (ja) 抗腫瘍剤
JPS6216640B2 (ja)
JPH0156075B2 (ja)
JPS5912274B2 (ja) α−1.3−グルコシド結合を分解する酵素の製造法
JPS60218323A (ja) 抗腫瘍性物質spf―1000及びその製法
DE3031152A1 (de) Carcinostatische substanzen, verfahren zur herstellung derselben und mittel mit einem gehalt derselben
JPS6287521A (ja) 抗腫瘍性物質spf−100−f2及びその製法
JPS61141895A (ja) 核酸系物質を構成成分として含有する新規な核酸系高分子物質及びその製造法
JPH0155276B2 (ja)
JPS6326994B2 (ja)