JPS63100621A - 光デイスク再生装置のフオ−カスサ−ボ回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、光ディスク再生装置のフォーカスサーボ回
路に係り、特に、制御対象の持つ直流的誤差分の補償に
関する。

〔従来の技術〕

光ディスク再生装置は、コンパクトディスク（ＣＤ）な
どの光ディスクの記録信号をレーザー光の照射およびそ
の反射を利用して再生するものであり、この光ディスク
再生装置にはレーザー光を用いて光学的に光ディスクの
記録信号を検出するため、光ディスク上にレーザー光を
当てる光学系とともに、その光学系の光ディスクに対す
る位置関係を操作し、レーザー光の焦点を光ディスク上
に制御するフォーカスサーボ回路が設置されている。

そこで、このフォーカスサーボ回路は、第２図に示すよ
うに、光ディスクからの反射光を通じて焦点の形成状況
からフォーカス誤差信号Ｖｃを形成し、このフォーカス
誤差信号Ｖｃを増幅器２によって増幅してドライバ４に
加え、ドライバ４によって増幅器２の増幅出力に応じた
駆動電流を出力し、駆動コイル６に流す、増幅器２は、
たとえば演算増幅器を以て構成し、その反転入力端子（
−）に対して抵抗８を介してフォーカス誤差（。

号Ｖｃを加え、また、非反転入力端子（＋）は接地され
、抵抗１０は帰還回路を構成している。ＸＩ駆動コイル
は、フォーカス誤差信号Ｖｃを機械力に変換してレンズ
系の光ディスクに対する位置関係を操作するアクチュエ
ータの駆動用であり、ドライバ４からの駆動電流に応じ
た電磁力を発生する。

このようなフォーカスサーボ回路によって駆動されるア
クチュエータは、第３図に示すように、光ディスク１２
に対してレーザー光１４を照射する対物レンズ１６を光
ディスク１２に対して矢印Ｆで示すように移動させて、
光ディスク１２上に焦点を結ばせるものである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、アクチュエータによって光ディスク１２に対
する位置関係が操作される対物レンズ１６は、電源が切
られたとき、破線で示す位置に待機し、フォーカスサー
ボの開始とともに、上方に移動させてその位置が制御さ
れる。すなわち、対物レンズ１６は、駆動コイル６の励
磁によって保持されるので、フォーカス誤差信号Ｖｃに
は直流的な駆動骨、つまり、重力による降下分も含まれ
ているため、本来の主信号たる光ディスクからの反射光
の強弱に対して、ジッタの重畳という形で悪影響を及ぼ
す。

すなわち、サーボ制御としては平衡状態が得られていて
も、実際のレーザー光１４の焦点がぼけることにより、
エラーレートが増加するという欠点があった。

この発明の目的は、フォーカスサーボの焦点ぼけをなく
すことにより、エラーレートの低減を図った光ディスク
再生装置のフォーカスサーボ回路を提供しようとするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明の光ディスク再生装置のフォーカスサーボ回路
は、第１図に示すように、光ディスク１２に対するレン
ズ系（対物レンズ１６）の位置を移動させ、レンズ系（
対物レンズ１６）を通して光ディスク１２上にレーザー
光１４の焦点を結ばせる駆動手段（ドライバ４および駆
動コイル６）と、光ディスク１２の焦点誤差に応じて得
たフォーカス誤差信号Ｖｃを駆動手段（ドライバ４）に
対して与える増幅手段（増幅器２）と、この増幅手段（
増幅器２）に、フォーカスサーチを完了した後、一定の
時定数を以て立ち上がるオフセットを設定するオフセッ
ト設定手段（オフセット設定回路２０）とを備えたもの
である。

〔作　　　用〕

この発明の光ディスク再生装置のフォーカスサーボ回路
では、フォーカスサーチを従前のフォーカスサーボ回路
で行うことにより、円滑かつ迅速なフォーカスサーボを
実現するとともに、フォーカスサーチが完了した後、一
定の時定数を以て立ち上がるオフセット（オフセットは
直流的な駆動骨に設定する）を設定することにより、焦
点ずれをなくし、主信号のジッタ分を除くことによって
、エラーレートを低減する。

〔実　施　例〕

第１図は、この発明の光ディスク再生装置のフォーカス
サーボ回路の実施例を示す。

このフォーカスサーボ回路において、フォーカス誤差信
号Ｖｃを増幅手段である増幅器２で増幅し、その増幅出
力を駆動手段であるドライバ４によって駆動電流に変換
した後、その駆動電流をレンズ系を駆動するアクチュエ
ータの駆動コイル６に流す点は、第２図に示したフォー
カスサーボ回路と共通である。

そして、増幅器２の反転入力端子（−）に対し、増幅器
２にオフセットを設定するためのオフセット設定回路２
０を設置したものである。このオフセット設定回路２０
は、電源電圧ＶＣＣが加えられる端子２２と、他の電圧
ｖ０が加えられる端子２４間に可変抵抗２６を設置し、
この可変抵抗２６の可変端子と増幅器２の反転入力端子
（−）との間に、スイッチ２８を伴った抵抗３０および
キャパシタ３２を設置したものである。すなわち、抵抗
３０およびキャパシタ３２からなる回路は、抵抗３０の
抵抗値Ｒ２゜およびキャパシタ３２の容量０３！との積
で定まる時定数を持つ積分回路を構成しており、キャパ
シタ３２の充放電は、キャパシタ３２に対して並列に接
続されたスイッチ２８の導通、遮断によって制御される
。

スイッチ２８は、キャパシタ３２の端子間を導通させる
ためのものであり、たとえば、スイッチング素子として
のトランジスタなどで構成でき、そのスイッチング制御
は、制御回路３４の制御出力によって行う、場合によっ
て、スイッチ２８は機械的な接点からなるリレーなどで
構成することも可能である。

そして、制御回路３４は、フォーカスサーボ回路におけ
る種々の制御を行うために設置されたものを用いること
ができ、フォーカスサーチの開始からその完了を表わす
信号ＶＦに基づいて、フォーカスサーチ時にスイッチ２
８を導通、フォーカスサーチの完了時にスイッチ２８の
導通解除を行う。

したがって、キャパシタ３２は、フォーカスサーチ期間
中、スイッチ２８によって短絡され、このとき、増幅器
２の反転入力端子（−）は、抵抗３０を介して接地され
る。すなわら、フォーカスサーチ時には、通常のフォー
カスサーボ動作が行われ、迅速かつ円滑にレンズ系が焦
点位置に操作され、このとき、オフセットの設定はない
。

そして、フォーカスサーチが完了（フォーカスサーボル
ープのＯＮ）すると、制御回路３４はスイッチ２８を開
き、キャパシタ３２に対して可変抵抗２６の可変端子に
生じている電圧Ｖｆで充電される。その充電は、前記し
た時定数を以て立上り、キャパシタ３２の充電電圧は、
直流的なレンズ系の駆動分に相当するオフセットとして
増幅器２の反転入力端子（−）に加えられる。

このようにして、フォーカスサーチは従前と同様のフォ
ーカスサーボ回路を以て、円滑かつ迅速なフォーカスサ
ーボ動作を実現するとともに、フォーカスサーチが完了
した後、一定の時定数を以て立ち上がるオフセットの設
定により、主信号たるフォーカス誤差信号のシフタ分を
除いて、エラーレートを低減する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、円滑かつ迅速
なフォーカスサーチとともに、主信号に含まれる焦点ぼ
けによるジッタ分を適正なタイミングによってオフセッ
トを設定することで消去し、エラーレートを低減するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の光ディスク再生装置のフォーカスサ
ーボ回路の実施例を示す回路図、第２図は従来の光ディ
スク再生装置のフォーカスサーボ回路を示す回路図、第
３図は光ディスクに対するレンズ系を示す図である。 ２・・・増幅器（増幅手段） ４・・・ドライバ（駆動手段） ６・・・駆動コイル（駆動手段） １２・・・光ディスク １４・・・レーザー光 １６・・・対物レンズ（レンズ系） ２０・・・オフセット設定回路（オフセット設定手段） 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 光ディスクに対するレンズ系の位置を移動させ、レンズ
   系を通して光ディスク上にレーザー光の焦点を結ばせる
   駆動手段と、 光ディスクの焦点誤差に応じて得られるフォーカス誤差
   信号を前記駆動手段に対して与える増幅手段と、 この増幅手段にフォーカスサーチを完了した後、一定の
   時定数を以て立ち上がるオフセットを設定するオフセッ
   ト設定手段とを備えた光ディスク再生装置のフォーカス
   サーボ回路。