JPS629737Y2 - - Google Patents

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JPS629737Y2
JPS629737Y2 JP1981034935U JP3493581U JPS629737Y2 JP S629737 Y2 JPS629737 Y2 JP S629737Y2 JP 1981034935 U JP1981034935 U JP 1981034935U JP 3493581 U JP3493581 U JP 3493581U JP S629737 Y2 JPS629737 Y2 JP S629737Y2
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gripping
fixed
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elastic
piece
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JP1981034935U
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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電力トランジスタなどの電子部品
をプリント基板等に固定するための電子部品の固
定構造に係り、特に、固定構造の簡略化および固
定強度の強化に関する。
〔従来の技術〕
プリント基板等に電子部品を配置して配線する
場合、小型の電子部品は端子の半田付け等によつ
て十分に固定できるが、電力トランジスタ等の比
較的大型の電子部品は端子の半田付け以外の手段
でプリント基板等に強固に固定する必要がある。
大型の電子部品では端子の半田付けで固定した場
合、十分な固定強度を得ることは困難であり、振
動によつて移動するなど、電子装置の信頼性を低
下させるおそれがある。また、電力トランジスタ
等の発熱を伴う電子部品の場合、放熱板等の放熱
手段とともに、プリント基板等に強固に固定する
必要がある。
第1図は、プリント基板上にトランジスタをビ
ス及びナツトで固定する従来の電子部品の固定構
造を示す。プリント基板2の上面には放熱板4及
び絶縁シート6を介してトランジスタ8が載置さ
れ、このトランジスタ8の取付片10に穿設され
ている取付口12よりプリント基板2、放熱板4
及び絶縁シート6のそれぞれに予め穿設した貫通
孔14にビス16をワツシヤ18を介して挿入
し、このビス16にプリント基板2の背面よりナ
ツト20をワツシヤ18を介して締め付けること
により、トランジスタ8がプリント基板2に固定
されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような固定構造では、ビス16及びナツト
20を用いているため、固定作業上のトランジス
タ8の位置決め、ビス16の挿入及びその締め付
け等、作業が面倒であり、電動ドライバ等でビス
16を回転させた場合、トランジスタ8が回動
し、所定位置に固定することが困難である。
かつ、このように作業工程が多い場合、作業コ
ストが高くなり、しかもトランジスタ8が所定の
位置に固定できない場合、電子装置の小型化で隣
接する電子部品に接触等して回路の信頼性を低下
させる原因になる。
そこで、この考案は、固定作業を簡略化すると
ともに、固定に際して電子部品の固定を容易に
し、固定強度を向上させた電子部品の固定構造を
実現しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の電子部品の固定構造は、透孔を形成
した板状の被固定部材に対して、前記透孔に挿入
する突部を設けかつ固定すべき電子部品を載置す
る載置部に立壁を設けた放熱板を設置し、前記被
固定部材と前記電子部品とを把持片を持つ弾性把
持体によつて把持するとともに、この弾性把持体
の一部を立壁と囲壁との間に挟んで固定したもの
である。
〔作用〕
このように構成すると、プリント基板等の被固
定部材に形成した透孔に、放熱板の載置部に形成
した突部を挿入して被固定物に放熱板の位置決め
を行うことができ、放熱板の載置部にトランジス
タ等の電子部品を載置し、この電子部品と被固定
部材とを弾性把持体で把持し、この弾性把持体の
一部を放熱板の立壁と、ハウジング等からなる囲
壁とで挟んで固定する。この結果、電子部品は被
固定部材に対して放熱板を介在させて強固に固定
され、固定作業の簡略化、固定強度の向上ならび
に放熱効果を得ることができる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示した実施例に基づき
詳細に説明する。
第2図及び第3図は、この考案の電子部品の固
定構造の実施例を示す。
第2図において、トランジスタ等の各種電子部
品の被固定部材であるプリント基板22の上面に
は、弾性把持体24によつて放熱板26、絶縁シ
ート28とともに、固定すべき電子部品として2
個のトランジスタ30が固定されている。弾性把
持体24は弾性素材が折曲加工されたもので、こ
の弾性把持体24に把持片32と34A、34B
が対向して設けられている。この場合、プリント
基板22の上面に載置された放熱板26、絶縁シ
ート28及びトランジスタ30は、プリント基板
22とともに、把持片32と把持片34A,34
Bとの間に挿入された状態で把持片32と34
A,34Bの間に存在する弾性素材に弾性による
付勢力で把持されている。
弾性把持体24は弾性を有する線材で一体に形
成されており、一定の長さを有する線材の中間部
分をほぼコ字状に折曲することにより三角形、四
角形又は多角形ないし円形の一定の広がりを有す
る平面状の把持片32が形成され、この把持片3
2の基端部には把持片32が形成する面に直角に
線材を折曲して平行に立上る立上り部36A,3
6Bが形成され、これら立上り部36A,36B
の上端部には線材を折曲して把持片32の両側辺
に対向する2本の把持片34A,34Bが形成さ
れている。把持片34A,34Bの形成角度は、
把持力を大きくするため先端方向に向つて他方の
把持片32に近づくように傾斜しており、立上り
部36A,36Bに対して90゜以下に設定されて
いる。また、把持片34A,34Bの先端部は、
トランジスタ30の挿入を容易にするため上方に
折曲され、この折曲部分の下面部にはトランジス
タ30の上面に当接される当接部38が形成され
ている。
この弾性把持体24が固定されるプリント基板
22の縁部には立上り部36A,36Bの一部を
挿入する切欠部40A,40Bが形成されるとと
もに、放熱板26が載置されるプリント基板22
の一部には放熱板26を係止する係止孔42が穿
設されている。この実施例の場合、放熱板26は
アルミニウム板をL字形に折曲して形成されてお
り、前記トランジスタ30を載置する平板状の載
置部44と、この載置部44の後縁部に直角に立
設した立壁46とからなつている。載置部44の
係止孔42に対応する下面部には、係止孔42に
挿入される係止片48が切起しによつて形成され
ている。また、立壁46にはプリント基板22の
切欠部40A,40Bと同位置に垂直方向に向か
つて弾性把持体24の把持片34A,34Bを挿
通しかつ立上り部34A,34Bを収納する切欠
部50A,50Bが形成されるとともに、この立
壁46のほぼ中央部にはハウジングを固定するた
めのねじ孔52が穿設されている。即ち、立壁4
6の背面には切欠部50A,50Bに弾性把持体
24の立上り部36A,36Bを挿入した状態で
ハウジング用の囲壁54が当接され、この囲壁5
4に形成された貫通孔56よりねじ孔52にビス
58がワツシヤ60を介して取付けられ、放熱板
26と囲壁54が一体的に固定される。この固定
によつて弾性把持体24の立上り部36A,36
Bが前記切欠部40A,40B,50A,50B
の内部に挿入された形で保持され、移動が阻止さ
れている。
放熱板26とトランジスタ30の間に介在させ
た絶縁シート28は、ゴム又は絶縁性合成樹脂等
で形成されている。なお、トランジスタ30のリ
ード62はプリント基板22を貫通させてプリン
ト基板22の背面部の配線パターンに半田付けに
よつて電気的に接続される。
以上のように構成したので、プリント基板22
の上面に放熱板26、絶縁シート28とともにト
ランジスタ30を弾性把持体24によつて極めて
容易かつ確実に固定することができる。即ち、弾
性把持体24は弾性素材の有する弾性による付勢
力で固定するため、従来のビス、ナツトによる方
法に比較し固定作業が極めて容易になり、しかも
回転を伴わないのでトランジスタ30の位置決め
が極めて容易にでき、固定作業のスピード化を図
ることができる。この実施例の場合、弾性把持体
24の立上り部36A,36Bがプリント基板2
2及び放熱板26の内部に収納されるため、弾性
把持体24のための占有スペースは極めて小さ
く、しかもハウジング用の囲壁54を放熱板26
に固定することによつて、弾性把持体24が固定
保持されるため、トランジスタ30等の固定状態
は極めて信頼性の高いものとなつている。
なお、実施例の把持片34A,34Bに形成さ
れた当接部38はトランジスタ8等の電子部品と
の当接面積の拡大を図るために偏平にすれば、固
定状態をより確実なものとすることができる。ま
た、第4図に示すように、当接部38にゴム等の
弾性体層64を形成すれば、同様に固定状態を確
実化することができる。また、弾性把持体24は
前記実施例の線材に代えて、第5図に示すよう
に、弾性を有する板状素材をほぼコ字形状に折曲
して把持片32,34及び立上り部36を形成す
れば、1又は2以上の多数の電子部品を効率よく
固定することができ、放熱板の機能をも兼用させ
ることができる。この場合、把持片32に形成さ
れた当接部38に前記の弾性体層64を形成すれ
ば、摩擦力の増大で固定状態を確実にできるとと
もに、電子部品の僅かの高さの変化をも許容する
ことができる。また、実施例では一方の把持片3
4,34A,34Bの先端部を外方に折曲した
が、他方の把持片32の先端部を外方に折曲して
もよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、固定
作業が簡略化できるとともに、電子部品の固定を
強固に行うことができ、固定された電子部品の放
熱効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子部品の固定構造を示す部分
断面図、第2図はこの考案の電子部品の固定構造
の実施例を示す縦断面図、第3図は、第2図に示
した電子部品の固定構造を示す分解斜視図、第4
図は把持片の当接部の変形例を示す説明図、第5
図はこの考案の電子部品の固定構造の他の実施例
を示す斜視図である。 22……被固定部材としてのプリント基板、2
4……弾性把持体、30……電子部品としてのト
ランジスタ、32,34,34A,34B……把
持片、36,36A,36B……立上り部、38
……当接部、64……弾性体層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 透孔を形成した板状の被固定部材に対して、
    前記透孔に挿入する突部を設けかつ固定すべき
    電子部品を載置する載置部に立壁を設けた放熱
    板を設置し、前記被固定部材と前記電子部品と
    を把持片を持つ弾性把持体によつて把持すると
    ともに、この弾性把持体の一部を立壁と囲壁と
    の間に挟んで固定したことを特徴とする電子部
    品の固定構造。 (2) 前記弾性把持体は、線材を用いて平面状に折
    曲して把持片を形成し、この把持片の基端部を
    この把持片がなす面に直角に折曲して立上り部
    を形成し、この立上り部の上端部を折曲して前
    記把持片に対向して他方の把持片を形成し、こ
    れら把持片の間隔を先端方向に向つて狭小に設
    定するとともに、少なくとも一方の把持片の先
    端部を外方に折曲したことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の電子部品の固
    定構造。 (3) 前記弾性把持体は、板状素材を用いてほぼコ
    字状に折曲して対向する把持片を形成したこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の電子部品の固定構造。 (4) 前記把持片は、少なくとも電子部品に当接さ
    れる部分に弾性体層を形成したことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項、第2項又は
    第3項に記載の電子部品の固定構造。
JP1981034935U 1981-03-13 1981-03-13 Expired JPS629737Y2 (ja)

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JPS57148852U JPS57148852U (ja) 1982-09-18
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5313961B2 (ja) * 1976-04-21 1978-05-13

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4967146U (ja) * 1972-09-22 1974-06-12
JPS5744182Y2 (ja) * 1976-07-14 1982-09-29

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5313961B2 (ja) * 1976-04-21 1978-05-13

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