JPS629737A - ドラム付きクラッチギア - Google Patents
ドラム付きクラッチギアInfo
- Publication number
- JPS629737A JPS629737A JP15053985A JP15053985A JPS629737A JP S629737 A JPS629737 A JP S629737A JP 15053985 A JP15053985 A JP 15053985A JP 15053985 A JP15053985 A JP 15053985A JP S629737 A JPS629737 A JP S629737A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- gear
- collar
- cold forging
- clutch gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（イ）産業上の利用分野
本発明は、自動車等の変速機に使用されるドラム付きク
ラッチギアに関し、特にギア部とドラム部とを塑性加工
により一体化したものである。
ラッチギアに関し、特にギア部とドラム部とを塑性加工
により一体化したものである。
（ロ）従来の技術
自動車の自動変速機に用いられるドラム付きクラッチギ
アの成形に際しては、一般に一体粗材からの切削加工方
式が採られている。
アの成形に際しては、一般に一体粗材からの切削加工方
式が採られている。
゛ 従来、この種のギアにおける分割成形又−は結合方
式としては、本願出願人によって開発され、出願済みで
あるところの特願昭５９−１６４６４６号に示すものが
ある。
式としては、本願出願人によって開発され、出願済みで
あるところの特願昭５９−１６４６４６号に示すものが
ある。
上述する方式のドラム付きクラッチギアは、所定形状に
成形されたドラム部の結合穴内周及びギア部の円筒穴内
周にそれぞれセレーションを形成し・この各穴内に共通
の結合リングを嵌入した後、該結合リングを拡径変形す
ることでギア部とドラム部とを一体に結合するものであ
る。
成形されたドラム部の結合穴内周及びギア部の円筒穴内
周にそれぞれセレーションを形成し・この各穴内に共通
の結合リングを嵌入した後、該結合リングを拡径変形す
ることでギア部とドラム部とを一体に結合するものであ
る。
（ハ）発明が解決しようとする問題点
上記のような従来の塑性結合方式では、結合リング内に
マンドレルを圧入することにより、結合リングを拡径さ
せて結合リング素材をセレーション内に流動変形するも
のであり、しかも結合リングの周囲を取り巻くギア部自
体はダイスのように耐圧構造になっていないため、結合
リングの拡径による塑性変形時の外方への流動変形圧力
によってギア部にひずみが発生し、これが成形品である
ギア部に形状及び寸法的変形を与えてしまうほか、ギア
部の焼入れにも悪影響を及ぼし、更にギア部及びドラム
部の２部品の他に結合用別部品が必要になるため、部品
数が多くなるとともに、その組付及び結合が煩雑になり
、コスト高になる問題があった。
マンドレルを圧入することにより、結合リングを拡径さ
せて結合リング素材をセレーション内に流動変形するも
のであり、しかも結合リングの周囲を取り巻くギア部自
体はダイスのように耐圧構造になっていないため、結合
リングの拡径による塑性変形時の外方への流動変形圧力
によってギア部にひずみが発生し、これが成形品である
ギア部に形状及び寸法的変形を与えてしまうほか、ギア
部の焼入れにも悪影響を及ぼし、更にギア部及びドラム
部の２部品の他に結合用別部品が必要になるため、部品
数が多くなるとともに、その組付及び結合が煩雑になり
、コスト高になる問題があった。
本発明は上記のような従来の問題を解決したもので、ギ
ア部のひずみの発生をな（すとともに、構成部品を削減
し、結合手段を不要にしたドラム付きクラッチギアを提
供することを目的とする。
ア部のひずみの発生をな（すとともに、構成部品を削減
し、結合手段を不要にしたドラム付きクラッチギアを提
供することを目的とする。
（ニ）問題点を解決するための手段
本発明に係るドラム付きクラッチギアは、円筒状素材を
冷間鍛造により塑性変形させてフランジ部により軸方向
に連接されるギア部及びドラム部を一体に成形するとと
もに、上記ドラム部の開口端縁には噛合い用凹凸部を形
成し、さらに上記ギア部の内周には肉付はカラーを嵌合
したものである。
冷間鍛造により塑性変形させてフランジ部により軸方向
に連接されるギア部及びドラム部を一体に成形するとと
もに、上記ドラム部の開口端縁には噛合い用凹凸部を形
成し、さらに上記ギア部の内周には肉付はカラーを嵌合
したものである。
休）作用
本発明においては、ギア部及びドラム部が冷間鍛造によ
り一体に塑性加工されるものであるから、ギア部とドラ
ム部との結合手段が不要となり・塑性結合によるギア部
のひずみをなくし得る。
り一体に塑性加工されるものであるから、ギア部とドラ
ム部との結合手段が不要となり・塑性結合によるギア部
のひずみをなくし得る。
（へ）実施例
以下、本発明の実施例を第１図乃至第３図に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
第１図は本発明にかかるドラム付きクラッチギアの全体
構成図を示すもので、該クラッチギア１は、ギア部２と
、この一端にフランジ部３を介して連接されたドラム部
４と、ギア部２の内周に固着した肉付はカラー５とから
構成されている。
構成図を示すもので、該クラッチギア１は、ギア部２と
、この一端にフランジ部３を介して連接されたドラム部
４と、ギア部２の内周に固着した肉付はカラー５とから
構成されている。
上記ギア部２．フランジ部３及びドラム部４は冷間鍛造
により一体的に塑性加工されるもので、その塑性加工に
際しては、第２図（ａ）に示す円筒状の素材１０を第３
図に示ず冷間鍛造機のダイス２０内に挿入し、ポンチ２
１を降下して、ダイス２０、マンドレル２２及びノック
アウトリング２３で囲まれた空所２４内に素材ｌＯを流
動変形させることにより、第２図中）に示す如き形状の
生成品１１を成形する。このとき、ギア部２を構成する
小径円筒部１２及びその外周面に成形される平歯１３と
、ドラム部４を構成する大径円筒部１４と、これら両者
を連接するフランジ部３が一体的に塑性加工される。ま
た、フランジ部３の内周縁部には肉付はカラー５の位置
決め固定用の段部１５も一体に形成されている。
により一体的に塑性加工されるもので、その塑性加工に
際しては、第２図（ａ）に示す円筒状の素材１０を第３
図に示ず冷間鍛造機のダイス２０内に挿入し、ポンチ２
１を降下して、ダイス２０、マンドレル２２及びノック
アウトリング２３で囲まれた空所２４内に素材ｌＯを流
動変形させることにより、第２図中）に示す如き形状の
生成品１１を成形する。このとき、ギア部２を構成する
小径円筒部１２及びその外周面に成形される平歯１３と
、ドラム部４を構成する大径円筒部１４と、これら両者
を連接するフランジ部３が一体的に塑性加工される。ま
た、フランジ部３の内周縁部には肉付はカラー５の位置
決め固定用の段部１５も一体に形成されている。
このようにした生成品１１の大径円筒部１４の開口端縁
を力・７トした後、所定の間隔で凹凸部１６を切削加工
することによりドラム部４を形成する（第２図（Ｃ１参
照）。また、小径円筒部１２の他端縁を一様にカットし
た後、その内周を段状に切削加工することでベアリング
等が嵌合される段部１７を形成し、ギア部２とする（第
２図（Ｃ）参照）。
を力・７トした後、所定の間隔で凹凸部１６を切削加工
することによりドラム部４を形成する（第２図（Ｃ１参
照）。また、小径円筒部１２の他端縁を一様にカットし
た後、その内周を段状に切削加工することでベアリング
等が嵌合される段部１７を形成し、ギア部２とする（第
２図（Ｃ）参照）。
しかる後、肉付はカラー５をパイプ素材から切削、また
は塑性加工により成形して、これをギア部２の内周にフ
ランジ部３側から、リング状突部５ａが位置決め用段部
１５に係合するまで圧入し、その挿入端縁部と、これに
対向する段部１７の縁部とをレーザ溶接（１８）して一
体化し、第１図に示すドラム付きクラッチギア１を形成
する。
は塑性加工により成形して、これをギア部２の内周にフ
ランジ部３側から、リング状突部５ａが位置決め用段部
１５に係合するまで圧入し、その挿入端縁部と、これに
対向する段部１７の縁部とをレーザ溶接（１８）して一
体化し、第１図に示すドラム付きクラッチギア１を形成
する。
上記のような本実施例のドラム付きクラッチギア１にあ
っては、ギア部２とドラム部４とはフランジ部３により
軸方向に連接された一体構造であるため、従来のように
ギア部及びドラム部に互いの結合部を形成する必要がな
く、これに伴い結合強度に何等の配慮も要せず、しかも
塑性結合のための外力がギア部に作用して、これにひず
みを生じさせる虞もないほか、構成部品を削減して低コ
スト化が可能になる。更に、肉付はカラー５がギア部２
の内周に嵌着されるため、ギア部２の機械的強度が十分
に得られるとともに、ギア部２及びドラム部４の一体的
冷間鍛造加工を容易にし、かつ肉付はカラー５を軸との
摩耗に強い材質のものからも加工できる。
っては、ギア部２とドラム部４とはフランジ部３により
軸方向に連接された一体構造であるため、従来のように
ギア部及びドラム部に互いの結合部を形成する必要がな
く、これに伴い結合強度に何等の配慮も要せず、しかも
塑性結合のための外力がギア部に作用して、これにひず
みを生じさせる虞もないほか、構成部品を削減して低コ
スト化が可能になる。更に、肉付はカラー５がギア部２
の内周に嵌着されるため、ギア部２の機械的強度が十分
に得られるとともに、ギア部２及びドラム部４の一体的
冷間鍛造加工を容易にし、かつ肉付はカラー５を軸との
摩耗に強い材質のものからも加工できる。
（ト）発明の効果
以上のように、本発明によれば、冷間鍛造加工によりギ
ア部とドラム部とを一体に塑性成形し、そしてギア部の
内周に肉付はカラーを嵌着する構造としたので、ギア部
とドラム部の結合手段が全く不要になり、これに伴いギ
ア部にひずみを生じさせることがなくなるとともに、構
成部品を削減でき、かつ低コスト化できる。
ア部とドラム部とを一体に塑性成形し、そしてギア部の
内周に肉付はカラーを嵌着する構造としたので、ギア部
とドラム部の結合手段が全く不要になり、これに伴いギ
ア部にひずみを生じさせることがなくなるとともに、構
成部品を削減でき、かつ低コスト化できる。
第１図は本発明にかかるドラム付きクラッチギアの断面
図、第２図（ａ）〜（Ｃ）は本発明におけるクラッチギ
アの成形過程を示す説明図、第３図は本発明におけるギ
ア部及びドラム部の成形用鍛造機の要部を示す断面図で
ある。 １・・・クラッチギア、２・・・ギア部、３・・・フラ
ンジ部、４・・・ドラム部、５・・・肉付はカラー、１
０・・・円筒状素材、１６・・・凹凸部。 第１図 （ａ） 銅２図
図、第２図（ａ）〜（Ｃ）は本発明におけるクラッチギ
アの成形過程を示す説明図、第３図は本発明におけるギ
ア部及びドラム部の成形用鍛造機の要部を示す断面図で
ある。 １・・・クラッチギア、２・・・ギア部、３・・・フラ
ンジ部、４・・・ドラム部、５・・・肉付はカラー、１
０・・・円筒状素材、１６・・・凹凸部。 第１図 （ａ） 銅２図
Claims (1)
- 円筒状素材を冷間鍛造により塑性変形させてフランジ部
により軸方向に連接されるギア部及びドラム部を一体に
成形するとともに、上記ドラム部の開口端縁には噛合い
用凹凸部を形成し、さらに上記ギア部の内周には肉付け
カラーを嵌合したことを特徴とするドラム付きクラッチ
ギア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15053985A JPS629737A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | ドラム付きクラッチギア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15053985A JPS629737A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | ドラム付きクラッチギア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS629737A true JPS629737A (ja) | 1987-01-17 |
| JPH0355216B2 JPH0355216B2 (ja) | 1991-08-22 |
Family
ID=15499077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15053985A Granted JPS629737A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | ドラム付きクラッチギア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS629737A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001347337A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-18 | Iizuka Seisakusho:Kk | ギアの製造法 |
| JP2008273160A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Sakamura Engineering Co Ltd | インサート金具及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-07-09 JP JP15053985A patent/JPS629737A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001347337A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-18 | Iizuka Seisakusho:Kk | ギアの製造法 |
| JP2008273160A (ja) * | 2007-04-26 | 2008-11-13 | Sakamura Engineering Co Ltd | インサート金具及びその製造方法 |
| JP4609778B2 (ja) * | 2007-04-26 | 2011-01-12 | 株式会社阪村エンジニアリング | インサート金具及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0355216B2 (ja) | 1991-08-22 |
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