JPS6296411A - 酵素入り入浴剤の製造方法 - Google Patents

酵素入り入浴剤の製造方法

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JPS6296411A
JPS6296411A JP23787085A JP23787085A JPS6296411A JP S6296411 A JPS6296411 A JP S6296411A JP 23787085 A JP23787085 A JP 23787085A JP 23787085 A JP23787085 A JP 23787085A JP S6296411 A JPS6296411 A JP S6296411A
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
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    • A61K8/66Enzymes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は酵素入り入浴剤の製造方法に関するものである
(ロ)従来技術 従来、酵素入り入浴剤の酵素としては、パパイン等植物
起源の蛋白分解酵素を単独で用いるものがある。かかる
入浴剤は、その含有する酵素成分によって、人体に付着
する蛋白を分解し、人体の清浄化を促進することができ
る。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし、かかる植物起源の蛋白分解酵素を単独で含有す
る入浴剤は、以下の点においていまだ問題を有していた
■ 単独の酵素のみでは、狭いpn域又は温度域でしか
高い蛋白質分解能を有することができず、水質によるp
Hの相違又は使用時における温度の相違により皮膚の清
浄化が充分に行えない場合が生ずる。
そのため、白鮮菌等の温床となり易く、皮膚病の予防と
はなり得なかった。
■ また、更に風呂の残り湯を洗濯水として用いる際に
は、比較的低い温度で使用されるために酵素の活性が低
く酵素による洗浄力強化が期待できなかった。
■ さらには、酵素自身の安定性もよくなく、酵素の経
時変化によって分解能力が低下し、所望の効果を発揮で
きないおそれがある。
本発明は、このような従来の入浴剤が有する問題点を解
決することができる酵素配合入浴剤を提供することを目
的とする。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、植物起源の酵素と、微生物起源の酵素とを酵
素成分として、ボウ砂、炭酸水素すトリウム及び硫酸す
l・リウム等の基剤中に混合し、それに色素及び香料を
添加混合して入浴剤を製造することを特徴とする酵素入
り入浴剤の製造方法に係わるものである。
なお、ここで植物起源の酵素とはパパイン、プロメライ
ン、フィシン、または、大豆、麦芽などより得られる蛋
白分解作用、脂肪分解作用、澱粉分解作用等を有する酵
素をいう。
また、かかる植物起源の酵素は、抗炎症作用を有する。
一方、微生物起源の酵素とは、枯草菌、麹菌、放線菌な
どより得られる蛋白分解作用等を有する酵素をいう。
かかる微生物起源の酵素も、植物起源の酵素と同様に、
抗炎症作用を有する。
さらに、本発明における基剤自体は、従来から入浴剤基
剤の材料として周知のものであり、塩化すトリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸すトリウム、ホウ砂、硫酸すト
リウム、セスキ炭酸す1−リウム等の成分を適宜組み合
わせて用いるものである。
更に、コウボク、センキュウ、1〜ウヒ、シャクヤク等
の生薬末やオオバクエキス等の生薬エキスを配合するこ
ともでき、生薬末や、生薬エキスの配合により酵素及び
色素を経時的に安定化するごとができる。
(ホ)作用及び効果 植物起源の酵素と微生物起源の酵素は、それぞれp +
(及び温度に関する活性率において、最高値を示す帯域
を相違しているため、これらの協働によって、かかる最
高値を示す帯域を広くでき、水質の相違や使用温度の相
違にかかわらず、酵素による高い清浄化作用を維持する
ことができる。
(へ)実施例 以下、本発明に係わる酵素入り入浴剤の製造方法を実施
例に基づき詳説する。
〔第1実施例〕 本発明の製造方法を用い゛C1以下の入浴剤(以下「発
明品1」という)を製造した。
まず、微生物起源の酵素であるASPプロテアーゼ(5
万単位/ g )と、植物起源の酵素であるパパイン(
3万単位/ g )と、主剤である塩化ナトリウム、ホ
ウ砂、炭酸水素ナトリウム、硫酸ナトリウムとを攪拌・
混合する。一方で、プロピレングリコール、色素(青色
1号)2色素(黄色202号の(1))を攪拌・混合す
る。
その後、前者の攪拌混合物に後者の攪拌混合物及び香料
を加え、発明品1とする。
なお、配合割合を第1表に示す。
また、かかる発明品の蛋白質の分解能を調べるため、そ
れぞれ、上記^SPプロテアーゼ(5万単位/g)とパ
パイン(3万単位/g)とを、単独で配合して入浴剤(
コントロールA、コントロールB)を製造した。なお、
これらコントロール八、Bの成分構成も第1表に示す。
第1表 これらコントロールA、Bと発明品1とのpH値及び温
度を変えた場合の活性率の変化を試験し、その結果を第
1図及び第2図のグラフに示す。
なお、第1図のグラフは酵素のpH活性対比を示してお
り、横軸にp H値を、縦軸に活性率をとっている。ま
た第2図のグラフは酵素の温度活性対比を示しており、
横軸に反応温度を、縦軸は活性率をとっている。
第1図のグラフにおいて、例えば活性率80%以上のp
H値の帯域を検討するに、微生物起源の酵素のみを含む
コントロールAの帯域は、6.7〜8.3であり、植物
起源の酵素のみを含むコントロールBの帯域は、5.3
〜6.6であるのに対し、発明品1の帯域は、4.7〜
8.8となっている。
このように、発明品の帯域は、コントロールA。
コントロールBと比較して著しく広くなっており、しか
も、かかる帯域は単にコントロールAとコントロールB
の帯域を足したものよりはるかに広いものとなっている
また、活性率100%の場合では、コントロールA、B
がそれぞれある点のpH値(7,5及び6.1)でしか
かかる活性率を示していないのに対して、発明品】は、
5.5〜8.0の広いpH値でかかる活性率を保持する
ことができる。
これより、本発明に係わる入浴剤は、pHを異にするあ
らゆる水質の水においても、高い活性率を保持しながら
有効に使用できることになる。
次に、第2図のグラフにおいて、例えば活性率80%以
上の温度帯域を検討するに、微生物起源の酵素のみを含
むコントロールAの帯域は、38〜57℃であり、植物
起源の酵素のみを含むコントロールBの帯域は、61〜
82℃であるのに対し、発明品1の帯域は、35〜86
℃となっている。
このように、発明品の温度帯域は、コントロールA、コ
ントロールBと比較して著しく広くなっており、しかも
、かかる帯域は単にコントロールAとコントロールBの
帯域を足したものよりはるかに広いものとなっている。
さらに、活性率100%の場合では、コントロールA及
びBがそれぞれ成る点の温度(48℃及び74℃)での
み有することができるのに対し、発明品1では、43〜
77℃の広い帯域において保持することができる。
これより、本発明に係わる入浴剤は、使用温度を異にし
ても、高い活性率を保持しながら、有シJに使用できる
ことになる。
〔第2実施例〕 本実施例は、微生物起源の酵素として放線菌プロテアー
ゼ(5万単位/g)を、植物起源の酵素としてプロメラ
イン(3万単位/g)を、基剤中に混合して製造した酵
素入り入浴剤に関する。
なお、製造方法は、第1実施例で説明したのと同じ工程
で行う。
また、本実施例で製造した酵素入り入浴剤(以下、「発
明品2」とする)の蛋白質の分解能を調べるため、上記
放線菌プロテアーゼ(5万単位/g)と、植物起源の酵
素としてプロメライン(3万単位/g)とを、それぞれ
、単独に配合したコントロールC,Dと対比して、試験
を行った。
なお、かかる発明品2及びコントロールC,Dの配合成
分を第2表に示すとともに、試験の結果を第3図及び第
4図に示す。
第3図のグラフは酵素のpH活性対比を示しており、横
軸にpl(値を、縦軸に活性率をとっている。
また第4図のグラフは酵素の温度活性対比を示しており
、横軸に反応温度を、縦軸は活性率をとっている。
第2表 第3図から明らかなように、発明品2のpH帯域は、コ
ントロールC,コントロールDと比較して著しく広くな
っており、しかも、かかる帯域は単にコントロールCと
コントロールDの帯域を足したものよりはるかに広いも
のとなっている。
また、第4図から明らかなよ・うに、発明品2の温度?
fF 域は、コントロールC,コントロールDと比較し
て著しく広くなっており、しかも、かかる帯域は単にコ
ントロールCとコントロールDの帯域を足したものより
はるかに広いものとなっている。
このように、本実施例からも、本発明に係わる入浴剤は
、p Hを異にするあらゆる水質の水においても、また
、使用温度如何にかかわらす、高い活性率を保持しなが
ら有効に使用できることが理解される 。
〔第3実施例〕 本実施例に係わる入浴剤は、酵素の安定化を図るため、
植物起源の酵素及び微生物起源の酵素の少なくともいず
れかを造粒化したものである。
なお、本実施例において、植物起源の酵素として、パパ
イン(3万単位g/)を、微生物起源の酵素としてAS
Pプロテアーゼを用いている。
第3表 上記第3表において、発明品1は、第1実施例における
ものと同一の入浴剤であり、植物起源の酵素及び微生物
起源の酵素がともに造粒化されていない場合である。発
明品3は植物起源の酵素のみ造粒化した場合であり、発
明品4は微生物起源の酵素のみが造粒化されている場合
であり、発明品5は植物起源及び微生物起源の酵素がい
ずれも造粒化されている場合である。
かかる入浴剤(発明品3〜5)も、第1実施例と同様な
工程で製造するものである。
なお、本発明において、酵素の造粒化の方法としては、
各種形態が考えられ、(al押し出し造粒、山)転勤式
造粒、(C)ブリケソティング等があるが、酵素の造粒
という観点からは、造粒工程による活性の低下防止及び
配合安定等を考慮して、押し出し式による造粒化方法が
望ましい。
押し出し造粒において、粒の大量生産方式は、大体にお
いて、湿式造粒法が用いられている。
これは、粉体−混合→加水捏和−造粒−乾燥一整粒一篩
別の工程を通して行われる。
c1 上記の造粒化方法によって造粒した酵素を製品に配合す
る割合は、酵素以外の原料あるいは、成分と視覚的に区
別できるのが好ましく、この観点から造粒化酵素の配合
量は3重量%以上とするのが望ましい。
但し、酵素配合量の基本は、酵素作用の効果量及び安全
量であるため、製品中の活性単位に基づく量でなければ
ならない。
また、造粒化酵素の粒度は、酵素以外の原料または成分
の剤型と関連するので一概には決められないが、例えば
、入浴剤の他の原料または成分の粒度を100メソシユ
とした場合、10メツシュ程度とするのが好ましい。
また、上記発明品1及び3〜5内に含有する酵素の残存
活性率を、恒温室ではない室内における室温 (20℃
〜27℃)と保存温度40℃とした場合について調べ、
その結果を第5図及び第6図のグラフに示す。
第5図から明らかなように、室温保存では、100日経
過した時点で、植物起源の酵素及び微生 G 物起源の酵素のいずれも造粒化していない入浴剤(発明
品1)が、35%の残存活性率しか示していないのに対
して、いずれかの酵素を造粒化したもの(発明品3及び
4)は、それぞれ、74%及び70%の残存活性率を示
しており、さらに両方の酵素とも造粒化したもの(発明
品5)は、95%の残存活性率を示している。
また、第6図から明らかなように、40℃保存では、1
00日経過した時点で、植物起源の酵素及び微生物起源
の酵素のいずれも造粒化していない入浴剤(発明品1)
は、残存活性率が零になっているのに対して、いずれか
の酵素を造粒化した入浴剤(発明品3,4)は、それぞ
れ50%及び25%の残存活性率を示しており、さらに
両方の酵素とも造粒化した入浴剤(発明品5)は、75
%の残存活性率を示している。
このように、本発明品は、少なくともいずれかの酵素を
造粒化させることによって、室温及び40℃のいずれに
おいても、酵素の高い活性を保持することができる。
〔第4実施例〕 第3実施例と同様な造粒化による酵素の安定化試験を、
植物起源の酵素としてプロメライン(3万単位/g)を
、微生物起源の酵素として放線菌プロテアーゼ(5万単
位/g)を混合した入浴剤(発明品2.6〜8)につい
て行った。
かかる入浴剤の成分構成を第4表に示すとともに、第7
図及び第8図に試験結果を示す。
なお、発明品2は、第2実施例における発明品2と同一
物である。
第4表 第7図及び第8図から明らかなように、本実施例も、植
物起源及び微生物起源の酵素の少なくともいずれかの酵
素を造粒化させることによって、室温及び40℃のいず
れにおいても、酵素の高い活性を保持することができる
ことを示している。
〔第5実施例〕 また、発明品1,3〜5について、さらに含有する酵素
活性を測定した。
なお、測定法は、チロシン−フォリン法を用い、1分間
に1μgの千ロジン相当量フォリン呈色を1プロテア一
ゼ単位とした。
その結果を第5表に示す。
 n 第5表 発明品1に関しては、分離定量が不可能であるため、合
計力価のみ測定した。
第5表から明らかなように、植物起源の酵素及び微生物
起源の酵素のいずれも造粒化していない発明品1につい
ては、合計力価のみが測定できたが、どのような酵素が
どの位の活性量含有されているかについては測定できな
かった。即ち、発明品1については、分離定量が不可能
であった。
これに対して、発明品3〜5については、いずれかを造
粒化しているので、それぞれ植物起源の酵素及び微生物
起源の酵素をどれだけ含有するかの分離定量を正確に行
うことができた。
これによって、従来不可能であった複数酵素の分離定量
が可能となり、複数の酵素が含有されていること、及び
それらの活性量が幾らであるか明示することができ、使
用者に安心感を与えることができる。
〔第6実施例〕 第5実施例における酵素量の測定を、第4実施例におけ
る発明品2及び6〜8についても行い、その結果を第6
表に示す。
第6表 発明品2に関しては、分別定量が不可能であるため、合
Kl力価のみ測定した。
本実施例も、本発明にかかる入浴剤には、複数の酵素が
含有されていること、及びそれらの活性量がいくらであ
るか明示することができ、使用者に安心感を与えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる第1実施例の酵素入り入浴剤の
pH活性対比を示すグラフ、第2図は同人浴剤の温度活
性対比を示すグラフ、第3図及び第4図は第2実施例に
おける入浴剤のpH活性及び温度活性対比を示すグラフ
、第5図及び第6図は第3実施例の室温及び40℃にお
ける同人浴剤の残存活性率を示すグラフ、第7図及び第
8図は第4実施例の室温及び40゛Cにおける同人浴剤
の残存活性率を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、植物起源の酵素と、微生物起源の酵素とを酵素成分
    として、ホウ砂、炭酸水素ナトリウム及び硫酸ナトリウ
    ム等の基剤中に混合して入浴剤を製造することを特徴と
    する酵素入り入浴剤の製造方法。
JP60237870A 1985-10-23 1985-10-23 酵素入り入浴剤の製造方法 Expired - Fee Related JPH0742222B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015007020A (ja) * 2013-06-26 2015-01-15 エコ・技研株式会社 入浴剤

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50111226A (ja) * 1974-02-14 1975-09-01
JPS60109518A (ja) * 1983-11-16 1985-06-15 Tadao Shiraishi 酵素入り入浴剤の製法

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