JPS629626Y2 - - Google Patents

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JPS629626Y2
JPS629626Y2 JP1978069515U JP6951578U JPS629626Y2 JP S629626 Y2 JPS629626 Y2 JP S629626Y2 JP 1978069515 U JP1978069515 U JP 1978069515U JP 6951578 U JP6951578 U JP 6951578U JP S629626 Y2 JPS629626 Y2 JP S629626Y2
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contact
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disconnector
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は断路器の導体構造に関する。
一般に、断路器は定格電流の通電特性の他に、
短絡電流を一定時間通電する性能(短時間電流性
能)を有しなければならないが、この短絡電流が
通電する際に発生する大きな電磁力はこの性能を
維持する上で重要な影響を与えている。次に、従
来構造の断路器について説明する。
第1図及び第2図はそれぞれ従来構造の断路器
における概略的平面図及び説明のための平面図で
あつて、2本の非鉄製の可動接触子1の両端面で
非鉄製の固定接触子2を挾むようにし、その接触
点に近く、可動接触子1の開閉動作に支障のない
位置に接触バネ3を取付け、更に2本の可動接触
子の間隔を開状態において保つ間隔片4を設けて
いる。この断路器において、いま短絡電流が流れ
たとすれば、次のような電磁力が生ずる。
(1) 2本の可動接触子1が互に吸引し合う電磁力
F1
(2) 電磁力F1が生じた結果、間隔片4の端を支
点として接触バネ3の力F0の方向と逆方向に
作用する力F2
従つて、可動接触子1自身に機械的剛性が少な
い場合は上記電磁力によつて可動接触子自身に撓
みを生じ、その結果、間隔片にその力が与えら
れ、固定接触子2と可動接触子1との接触点で
は、接触圧力が逆に負方向の力として作用してし
まう。更に、F2は接触圧力に対し反発力として
作用するため、接触圧力は低下し、短絡電流の通
電性能が低下する。このため、この性能を維持す
る方法として、 (A) 接触バネ3の力を増し、電磁力に十分抗しき
れる接触圧力を与える方法。
(B) 可動接触子1の機械的強度(剛性)を増し、
電磁力が生じても撓まないような構造とする方
法。
が講じられているが、これらの方法では、なお次
のような欠点がある。即ち、前記(A)においては、
接触圧力が常に高いため、可動接触子を開閉操作
するために一層大きい力を必要とし、操作性に悪
影響を与え、更には面圧が高くなり、接触部のメ
ツキのはがれや、カジリ現象を起す弊害がある。
また、前記(B)においては、可動接触子1の機械的
強度を大きくするにはその幅を大きくするなどす
ればよいが、かくするとその断面積が通電容量に
対し著しく大きくなつてしまい、経済性において
不利である。
本考案は上記の欠点を除くため、可動接触子に
通電時に作用する電磁力を接触力の増強に利用す
ることにより接触バネ力の増強なしに短絡電流に
対する通電性能の低下を防止することのできる断
路器を提供することを目的とするものである。
次に、図面について本考案の一実施例を説明す
る。
第3図において、第1図及び第2図に用いた符
号部分と同一部分には同一符号を付す。固定接触
子2,2を橋絡する可動接触子体5は2枚の非鉄
製薄板の導体1Aと、その導体の長手方向の外側
面に沿つて鋲6で硬く接合された強磁性体、例え
ば鉄材からなる当て板7とで構成され、これと間
隔片4,4を外側には強磁性体からなる添え板
8,8が付加されている。
いま、この断路器が閉成されると、負荷電流は
固定接触子2−導体1A−固定接触子2を通り、
強磁性体からなる当て板7には殆んど分流しな
い。次に、短絡電流が流れると、導体1Aを流れ
る負荷電流によつて当て板7内には磁束φ又は
φが発生し、上下の当て板7と添え板8,8と
による磁路のループが構成される。即ち、添え板
8の両端は導体1Aを介して当て板7に対向する
訳であるが、その導体の肉厚が小さい程、当て板
7と添え板8の両端との間に作用する磁気的吸引
力は大きくなる。この吸引力は間隔片4,4と固
定接触子2,2との間に発生し、間隔片4,4を
支点として作用するから、接触バネ3の力F0
協同して導体1Aを固定接触子2に対して押し付
ける方向、即ち接触力を増す方向に作用する。更
に、導体1Aには当て板7が添えられているか
ら、導体1A,1A間に電磁力が作用しても、こ
の当て板7の肉厚を適当に選定することによつ
て、その撓みを抑えることができる。従つて、可
動接触子体5は銅材の導体と磁性体からなる当て
板とで構成されるので、非鉄材による高価な可動
接触子は必要最小限に留めることができる。
第4図は鉄材からなる添え板9を碍子10の頂
部に固定し、これに主回路端子兼用の固定接触子
2′を取付けたものである。この構成によれば固
定接触子な最小限の断面にすることができ、主回
路接続時にかかる応力に対し添え板9の強度で耐
える構造である。この場合にも、非鉄材を最小限
に留めることができ安価な構造が得られる。
以上のように、本考案によれば、可動接触子体
において、その背面に磁性体による当て板及び固
定接触子において、同じく磁性体の添え板を組合
せたことにより、電磁力が有効に接触圧力に利用
できるため、接触バネの圧力を高めることなく、
通電性能が得られ、断路器の操作性が向上し、さ
らには非鉄材の節約が計られ、安価な断路器の導
電部が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ従来の断路器の概
略平面図及び説明のための平面図、第3図は本考
案による断路器の一部断面平面図、第4図は本考
案による断路器の固定接触子部分の拡大断面図で
ある。 1Aは導体、2は固定接触子、4は間隔片、5
は可動接触子体、6は鋲、7は当て板、8は添え
板、9は添え板、10は碍子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互に間隔をおいて平行に配置された2本の導体
    を備えた可動接触子の両端部を記2本の導体によ
    りそれぞれ固定接触子を挾圧することにより固定
    接触子に通電可能に接触させたものにおいて、前
    記2本の導体の外側にそれぞれ強磁性体よりなる
    当て板を接合し、かつ前記可動接触子の両端部の
    2本の導体間にそれぞれ間隔片を挿入するととも
    にこの間隔片と固定接触子との間に強磁性体より
    なる添え板を挿入してなることを特徴とする断路
    器。
JP1978069515U 1978-05-23 1978-05-23 Expired JPS629626Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978069515U JPS629626Y2 (ja) 1978-05-23 1978-05-23

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JP1978069515U JPS629626Y2 (ja) 1978-05-23 1978-05-23

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Publication Number Publication Date
JPS54171166U JPS54171166U (ja) 1979-12-03
JPS629626Y2 true JPS629626Y2 (ja) 1987-03-06

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ID=28978407

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JP1978069515U Expired JPS629626Y2 (ja) 1978-05-23 1978-05-23

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7225890B2 (ja) * 2019-02-15 2023-02-21 富士電機株式会社 接地開閉器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51134751U (ja) * 1975-04-22 1976-10-30
JPS5323555U (ja) * 1976-08-05 1978-02-28

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JPS54171166U (ja) 1979-12-03

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