JPS6295910A - 同軸ケ−ブルの延線、吊架システマテイツク機械化工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は主にＣＡＴＶ等に用いる同軸ケーブルの架設
から試験調整に至るまでの工事におけるシステマティッ
ク機械化工法に関する。

（従来の技術） 従来ＣＡＴＶ用等の同軸ケーブルは作業者等が電柱等に
昇って、同軸ケーブルをいちいち架設してお夛１機械化
、システマティックな工法がなかった０ （発明が解決しようとする問題点） しかしながら昨今の通信網の多様化に伴い、同軸ケーブ
ルの布設需要が増大し、従来方法のような専ら熟練作業
者の手作業による延線架設では作業能率が悪い。

一方架空配電線の延線では多条一括同時延線工法を行っ
ているが、この工法を同軸ケーブルの延線等に直ちに採
用できるものではない。

なぜなら同軸ケーブルはアルミパイプを用いているため
、小さい力が加わっても曲り易く、またいったん曲ると
元に戻らない。従ってくせがつき易く、多条の同軸ケー
ブルを同時に延線する際これらが曲りたり、他のケーブ
ルとからまったりし易い。さらに通信用の同軸ケーブル
においては分岐箇所が多く、従って延線に際してもケー
ブルの数が途中で増減したりする。

（問題点を解決するための手段） そこでこの発明はこの様な多条の同軸ケーブルを、同時
一括で延線、架設する工法に係り、通信用高所作業車、
多条引ヨーク、多条用移動金車、先導車付うッシ／グマ
シン等を使用して延線、吊架等の一連の作業をシステマ
ティックにしかも機械化して行い、作業能率を著しく向
上させる工法゛　を提供することを目的としたものであ
る。

即ち、この発明は、ケーブルを布設すべき電在間にメツ
センジャーワイヤーを張設し、各電柱の一開缶に、相互
に連結ロープで連結された、各ケーブルを分離するロー
ラから成る複数の多条用移動金車をケーブル繰出し側の
メツセンジャーワイヤー上に吊り下げ、延線ロープをこ
れらの各多条用移動金車内に通し、この延線ロープのケ
ーブル繰出し端側の一端に多条引きヨークを介して多条
引用自動ケーブル繰出機の多条の同軸ケーブルの各端部
を夫々接続し、延線ロープをケーブル繰出し端と反対側
の電柱下に設けた張力可変型ウィンチで引張る。そして
各−開缶に複数の多条用移動金車内々をメツセンジャー
ワイヤー上を移動させつつケーブルを延線し、−開缶に
多条用移動金車を一定間隔をあけて固定する。この様に
して全長にわたって多条の同軸ケーブルを延線後、−開
缶に、一定長の細溝を多数所定位置に設けた先導車の該
各紙溝内に各ケーブルを通し、この先導車に連結したラ
ッシングマシンによりこれらの多条の同軸ケーブルをラ
ッシングワイヤーにより束ね、これらの作業を通信用高
所作業車を使用して行う同軸ケーブルの延線、吊架シス
テマティック機械化工法である。

（実施例） 以下この発明の一実施例を図について説明する。

まず最初に同軸ケーブルを延線する箇所の各電柱ｌの中
間に位置する各電柱１にメツセンジャーワイヤー吊金物
２を取ｐ付け、メツセンジャーワイヤー３を張設する。

メツセンジャーワイヤー３の両端部は引留金物４により
両端にある電柱１に引留め、その中間部は上記中間の各
電柱１に固定したメツセンジャーワイヤー吊金物２に固
定して揺れ止めをする。これらの電柱１上への金物の取
付は等の装柱及びメツセンジャーワイヤー３の架設はす
べて通信用高所作業車１７を用い作業者はこの上で作業
する。そして各電柱１間毎のケーブル繰出しｇＡ（第１
図中左側）のメツセンジャーワイヤー３上に多数の多条
用移動金車５を吊り下げる。

これらの多条用移動金車５相互は連結ロープ６で連結さ
れ、連結ロープ６の一端を近接したケーブル繰出し側の
各電柱１に固定する。そしてケーブル繰出し側の一端に
配置したドラム７に巻き付けた延線ロープ８を繰り出し
て上記各多条用移動金車５のローラに通す。さらにケー
ブル繰出し側の一端の電柱１上に多条の導入ローラ９を
設け、また反対側の延線最終端の電柱１（第１図右側）
には同様のロー２１０を固定する。そして同軸ケーブル
１１を巻き付けた数個の繰出しドラムを有する多条引用
自動ケーブル繰出機１２を、ケーブル繰出し側に配置し
、これらの各ケーブル１１の一端を、上記延線ロープ８
の一端に接続した多条引きヨーク１３にスイベル等を介
して撚り戻し自在に接続し、この多条引きヨーク１３を
ケーブル繰出し側のメツセンジャーワイヤー３に吊り下
げる。一方上記延線ロープ８の他端は延線最終端に配し
た張力可変型ウィンチ１４に接続し、この張力可変型ウ
ィンチ１４を駆動して延線ロープ８を引っ張る。この際
先頭の多条用移動金車５から導出した連結ロープ６の一
端を多条引きヨーク１３に連結する。そしてこのケーブ
ル繰出し側の最近接の電柱１脇のメツセンジャーワイヤ
ー３に吊り下げた多条用移動金車５内に予めヨーク１３
を通し各多条用移動金車５のローラに各ケーブル１１を
載せておく。この様にして延線ロープ８を上述の如く引
っ張ると、各ケーブル１１を載せつつ各多条用移動金車
５はメツセンジャーワイヤー３上を移動し、次の電柱１
まで各ケーブル１１は延線される。そこで多条引きヨー
ク１３から連結ロープ６の一端を外し、該電柱１にこれ
を固定し、多条引きヨーク１３を該電柱１の反対側の脇
に数個並んだ多条用移動金車５内に通し、各多条用移動
金車５のローラに各ケーブル１１を載せる。そして上記
と同様にして延線ロープ８を引っ張り、各電柱１の一開
缶にこれを繰り返し、延線最終端の電柱１まで多条の各
ケーブル１１を延線する。ここで使用する多条用移動金
車５は第４図に示す構成のものを用い、各ケーブル１１
が夫々のローラ５ａから外れないようになっている。ま
た各電柱１での多条引きヨーク１３を数個の多条用移動
金車５内に通す等の作業は前記通信用高所作業車１７を
使用する。

また第２図に示す如くこれらの延線区間の途中でケーブ
ル１１を新たに増やす場合は電柱１脇からこのケーブル
１１を加えてその一端を多条引きヨーク１３に接続し延
線できる。さらに図示はしていないが、各電柱１毎にケ
ーブル１１の数を該箇所で増減させることもできる。

次に吊架工事に入り、まずケーブル繰出し側端の電柱１
脇のメツセンジャーワイヤー３に、先導車１５内の所定
位置に並んだ細溝１５ａ内に各ケーブル１１を入れて先
導車１５を吊り下げ、またラッシングマシン１６の内筒
内にメツセンジャーワイヤー３及びケーブル１１を挿入
する。そしてこれらの先導車１５及びラッシングマシン
１６を連結する。またラッシングマシン１６の外筒に、
ラッシングワイヤー１８を巻き付けたボビンを装着し、
上記連結ロープ６の一端を電柱１から外してラッシング
ワイヤーの一端を電柱１に固定する。この際周囲の状況
によってはラッシングマシン１６の外周にカバー１９ヲ
かける場合もある。そして先導車１５の一端を牽引ロー
プ（図示省略）で引っ張る。これにより各同軸ケーブル
１１は先導車１５の各細溝１５ａを通り、ここでくせ取
りが行われると同時にケーブル１１は相互に近接して所
定位置に配置される。この結果メツセンジャーワイヤー
３と各ケーブル１１の相対的位置関係が固定できる。そ
してこの状態でメツセンジャーワイヤー３とともにラッ
シングマシン１６”の内筒内に導かれラッシングマシン
１６の後方で、メツセンジャーワイヤー３及び各同軸ケ
ーブル１１外周にラッシングワイヤー１８が螺旋状に巻
き付き、メツセンジャーワイヤー３及び各同軸ケーブル
１１は一体に束ねられる。

この先導車１５及びラッシングマシン１６の牽引により
多条用移動金車５は延線方向に押され１次の電柱１まで
順次押されていく。そしてラッシングマシン１６等が次
の電柱１脇に到４した際多数の多条用移動金車５を夫々
メツセンジャーワイヤー３及びケーブル１１から取外し
て回収し、また先導車１５及びラッシングマシン１６を
外してこの電柱１の反対側のメツセンジャーワイヤー３
及びケーブル１１にこれらを装潰し、上述と同様に先導
車１５及びラッシングマシン１６を牽引走行させる。

この様にして各電柱１間に順次ラッシングマシン１６等
を走らせ、延線区間の多条の同軸ケーブル１１及びメツ
センジャーワイヤー３はラッシングワイヤー１８により
束ねられる。

この吊架工事後この延線区間内の同軸ケーブル１１にア
ンプ等の機材を取り付けたり、試験調整を行うが、これ
らの作業はすべて通信用高所作業車１７の伸縮自在な作
業台の上に作業者が載って行う。

（発明の効果） この発明は以上の工法であり、多条の同軸ケーブルの延
線、吊架等の工事をすべてシステム化及び機械化してい
るため、極めて効率よく作業ができ、かつ機械化のため
作業者の熟練を要せず、作業の信頼性が確保される。ま
た多条の同軸ケーブルを同時一括して延線するが、この
延線に際しても各ケーブルを分離する多条用移動金車を
用いており、かつ電柱−開缶に複数の多条用移動金車に
予め多条引きヨークをくぐらせてからケーブルを引っ張
るため多条の各同軸ケーブルがからんだり、くせを付け
たり痛めたりするおそれが極めて少ない。またこの発明
では一開缶に複数の移動金車に同軸ケーブルを通し、移
動金車を走らせて延線するため、延線区間内での同軸ケ
ーブルの分岐、加入等のケーブル延線本数の増減に対処
し易い。また吊架工事にあたっては先導車付ラッシング
マシンを用い、先導車の所定位置に設けた一定長の細溝
に各ケーブルを通してからラッシングワイヤーで、メツ
センジャーワイヤーとともに各ケーブルを束ねるため、
各ケーブルは先導車の各細溝を通過することによりここ
でくせ取りが行われ、所定位置を保持しつつ収束される
。従って吊架後のメツセンジャーワイヤーと各ケーブル
はからみあうことなく所定位置に位置し、仕上がり外観
が良い。

またこの発明では装柱等の柱上作業をすべて通信用高所
作業車を用いているため作業者の高所での作業は極めて
安全となり、かつ作業性も極めて良い。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々この発明の延線工事の作業手順
を示す概略側面図、第３図はこの発明の吊架工事の作業
手順を示す概略側面図、第弘図はこの発明に使用する多
条用移動金車の使用状態を示す正面図、第３図はこの発
明に使用する先導車及びラッシングマシンの使用状態を
示す側面図、第６図はこの発明に使用する先導車の断面
図である。 なお図中、１は電柱、３はメツセンジャーワイヤー、５
は多条用移動金車、６は連結ロープ、８は延線ロープ、
１１は同軸ケーブル、１３は多条引きヨーク、１４は張
力可変をウィンチ、１５は先導車、１６はラッシングマ
シン、１７は通信用高所作業車、１８はラッシングワイ
ヤーである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ケーブルを布設すべき電柱間にメッセンジャーワイヤー
   を張設し、各電柱の一間毎に、相互に連結ロープで連結
   された、各ケーブルを分離するローラから成る複数の多
   条用移動金車をケーブル繰出し側のメッセンジャーワイ
   ヤー上に吊り下げ、延線ロープをこれらの各多条用移動
   金車内に通し、この延線ロープのケーブル繰出し端側の
   一端に多条引きヨークを介して多条の同軸ケーブルの各
   端部を夫々接続し、延線ロープを多条引用自動ケーブル
   繰出機のケーブル端と反対側の電柱下に設けた張力可変
   型ウィンチで引張り、各一間毎に複数の多条用移動金車
   夫々をメッセンジャーワイヤー上を移動させつつケーブ
   ルを延線し、一間毎に多条用移動金車を一定間隔をあけ
   て固定し、この様にして全長にわたって多条の同軸ケー
   ブルを延線後、一間毎に、一定長の細溝を多数所定位置
   に設けた先導車の該各細溝内に各ケーブルを通し、この
   先導車につづくラッシングマシンによりこれらの多条の
   同軸ケーブルをラッシングワイヤーにより束ね、以上の
   作業を通信用高所作業車を使用して行うことを特徴とす
   る同軸ケーブルの延線、吊架システマティック機械化工
   法。