JPH03112310A - 電気ケーブルと光ケーブル収納管との管路内同時布設方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、管路内に電気ケーブルを引き入れる際に、
電気ケーブルと一緒に光ケーブル収納管を引き入れる方
法に関するものである。

［従来の技術］ 従来、地中に埋設された管路内に、電カケープル、通信
ケーブル等の電気ケーブルを引き入れておき、後から管
路内の残された空間内に光フアイバケーブルを引き入れ
ることがある。この場合、光ケーブルは、引き入れ時の
または布設後の外力からの保護のために、管路内に予め
布設しておいた光ケーブル収納管の中に引き入れること
が通常行なイつれている。

この収納管の布設には、すでに電気ケーブルが布設され
ている管路内の空間にまず通線用ロープを引き入れ、こ
れに収納管を連結して引き入れる方法と、電気ケーブル
と収納管とを複合構造としたものを予め製造しておき、
これを管路内に引き入れる方法とがある。後者の複合構
造のものでは、電カケープルが３条撚合されたものであ
る場合には、収納管は上記の３条の撚合せの撚り溝に沿
って複合された構造とされ、また電気ケーブルが１条の
場合には、一般に電気ケーブルの方が重量か大でかつ可
撓性が小さいために、電気ケーブルの周囲に収納管がら
せん状に巻き付けられた形状とされている。

［発明が解決しようとする課題］ 電気ケーブルと光ケーブル収納管とを複合構造とした場
合は、収納管はらせん形状に布設されるため、直線形状
の中に引き入れる場合に比べ引き入れ張力が増大し、そ
れは光ケーブルの場合特に好ましくない。またケーブル
製造時から収納管を複合させてしまうので、重量の大き
い電気ケーブルが上部に乗っても収納管が潰されないよ
う強固な設計としておかねばならなかったり、後にもう
少し径の大なる収納管が必要とされても取り替えがきか
なかったりなど、設計、管路使用計画等種々の面で制約
を受けて好ましくない。

また、すでに電気ケーブルが布設されている管路内の空
間に後から収納管を引き入れる場合は、」二組のような
複合構造とした場合の問題点はないが、収納管を引き入
れるための通線用ローブを挿通するために、そのロープ
の先端に受風体を取り付けたり、それを負圧吸引する吸
引装置または正圧で圧送する送風装置等特殊な設備や方
法を必要とする。

なお、光フアイバケーブル収納管と電気ケーブルとのそ
れぞれに独立のプーリングアイを取り付けそれらを同時
に管路内に引き入れることをしないのは、もし収納管と
電気ケーブルのそれぞれに延線用プーリングアイを取り
付けて通線用ローブで引っ張ると、電気ケーブルに与え
られている撚りまたは捻回の戻りにより電気ケーブルは
それ自身で単独にプーリングアイごと回転し、その脇に
並行している収納管の上を転がって簡単に乗り越えてし
まい、そうなるとつぎに重量の小さい収納管が電気ケー
ブルの回転で容易にケーブルに絡まり、後から光フアイ
バケーブルを収納管の中に弓き入れるのが困難となるか
らである。

１課題を解決するた島の手段１ この発明は、光フアイバケーブルを電気ケーブルと複合
構造とすることなく、同時に管路内に弓き入れことがで
きるようにしたものであって、この発明の１つは、１個
の延線用プーリングアイに、光ケーブル収納管の先端と
電気ケーブルの先端とを、−括して取り付けて、それら
を管路に並行に繰り入れるものであり、もう１つのこの
発明は、前記の電気ケーブルが多数条を撚合せたもので
ある場合、その各心を一括して１個の撚り戻し器に連結
し、これを介して電気ケーブルをプーリングアイに取り
付けて、管路内に引き入れるものである。

［作用］ この発明では、引き入れるべき光ケーブル収納管と電気
ケーブルとを１個の延線用プーリングアイに一括して取
り付けて通線用ローブで引っ張るので、電気ケーブルの
撚りまたは捻回の戻りによる回転力が収納管を中心とし
て回転されるほど大きくならない限り、重量の軽い収納
管が重量の犬なる電気ケーブルの周囲に巻き付くことは
なく、しかも上記収納管と電気ケーブルとは並行に管路
内に繰り入れ、この繰り入れ側でそれら両者が捻回しに
くいように繰り入れてゆくので、電気ケーブルの周囲に
は光ケーブル収納管は一層巻き４＝Ｊきにくくなる。

さらにもう１つのこの発明では、電気ケーブルが３条撚
合せのちのである場合、プーリングアイに対して、光ケ
ーブル収納管は直接取り付けられるが、電気ケーブルは
撚り戻し器を介して取り付けであるので、３条撚合仕の
電気ケーブルに張力が加えられたときに発生ずる撚りを
戻す力が、これと並行している光ケーブル収納管をもプ
ーリングアイを通して回転させるような大きな力であっ
ても、撚り戻し器によってプーリングアイに対して電気
ケーブルは撚りが戻る方向に自由に回転し、プーリング
アイをも回転させることはない。

［実施例］ つぎに、図面を参照してこの発明の電気ケーブルと光ケ
ーブル収納管との管路内同時布設方法を説明づ゛る。ま
ずこの発明の基本的な方法を第１図を参照して説明する
と、ｌは管路、２は管路１の引き入れ方向後方に設置さ
れた電気ケーブル送り出し機、３は同じく後方に置かれ
た光ケープ心収納管送り出し機、イは管路１の１）η方
に設置されたウィンチである。

いま通線用ロープＩ４を予め管路ｌ内に挿通しておき、
管路１の後方において送り出し機２．３からそれぞれ送
り出された電気ケーブル１２１６よび光フアイバケーブ
ル収納管１３の各先端にそれらを一括して１個の延線用
プーリングアイ１５を取り付ける。ついで、これに通線
用ロープ１４を連結してウィンチ４によって通線用〔Ｊ
−ブＩ４を牽引して巻き上げる。こうしてプーリングア
イＩ５は牽引され、電気ケーブル１２と光ケーブル収納
管１３とは同時に牽引移動される。図中、１６はプーリ
ングアイ１５と通線用ロープ１４との間に介在させた撚
り戻し、器で、通線用ロープＩ４に撚りまたは捻回が与
えられているとき、それが弓つ張られたときに生じる撚
りまたは捻回の戻りによるロープ１４の回転の影響をプ
ーリングアイ１５に及ぼさないようにして、電気ケーブ
ル１２の周囲に光ケーブル収納管１３が巻き付けられな
いようにするものである。

電気ケーブル１２に撚りまたは捻回が与えられていると
、牽引されることによりその撚りまたは捻回が戻るよう
に電気ケーブル１２を回転させる力が発生する。この発
明では１個のプーリングアイ１５で電気ケーブル１２と
光ケーブル収納管１３とが一括されているので、上記の
回転力が重量の大なる電気ケーブルＩ２を中心としてプ
ーリングアイ１５に一括して取り付けられた重量の小さ
い光ケーブル収納管Ｉ３と一緒に回転することは比較的
に容易であるが、つぎに電気ケーブルＩ２の上記回転力
によりプーリングアイＩ５を介して光ケーブル収納管１
３を中心として重量の大なる電気ケーブル１２を持ち上
げて回転することは容易ではなく、この回転がなされな
いことにより光ケーブル収納管Ｉ３が電気ケーブル１２
に巻き付けられることは防止される。

第２図は、上記のこの発明の布設方法において、引き入
れられる電気ケーブルが単心型カケープルの３条を撚合
せたいわゆるトリプレックスケーブルの場合に、延線用
プーリングアイを光ケーブル収納管と電気ケーブルとに
取り付けた牽引端部の実施例を示している。図中に使用
されている符号で第１図で使用されている符号と同一の
ものは同一の部分を指示している　（以下の図面におい
ても同じ。）。Ｉ２は電気ケーブル、１２ａ、１２ｂ１
・・はそのケーブル心（もう１条は図面では切裁されて
いる。）、２１は口出しされた導体、２２はその周囲の
段剥きされた絶縁被覆、２３はさらにその周囲の外部被
覆、２４は上記の口出しされた導体２１の端部に圧縮し
て取り付けられた圧縮端子、１３は光ケーブル収納管、
２５はその端部に圧縮して取り付けられた圧縮端子、１
５は延線用プーリングアイ、２６はそのキャップ部、２
７はその内部に設けられた係止用突起部、２８は支持板
で、これに上記の圧縮端子２４．２５が貫通固定され、
かつ支持板２８はキャップ部２６内に置かれて、上記係
止用突起部２７で係止される。こうして電気ケーブル１
２と光ケーブル収納管１３とはプーリングアイ１５に一
括して取り付けられる。なお図中、２９は口出しされた
導体２１に圧縮して取り付けられた圧縮端子２４とケー
ブル外部被覆２３との間に亙って巻かれた保護テープ巻
層である。

第３図は、電気ケーブル１２が単心ケーブルの場合の実
施例で、ここで（ユ通常単心ケーブルに使用されている
延線用プーリングアイをこの発明の実施のために特に改
造することなく、そのま′ト適用した場合である。＋２
ｄは単心型ツノケーブル、３１はその口出しされた導体
、３２はその周囲の段剥きされた絶縁被覆、３３はその
周囲の外部被覆、３４は口出しされた導体３１の端部に
圧縮して取り付けられた圧縮端子、３９はこの圧縮端子
３４とケーブル外部被覆３３との間に亙って巻き付けら
れた保護テープ巻層、１３は光ケーブル収納管、３５は
収納管１３の端部を上記圧縮端子３４上に固定したバイ
ンド部、Ｉ５は」１記の単心型カケープル＋２ｄと光ケ
ーブル収納管１３との端部」二に被せられた延線用ブー
リンクアイ、３６は」１記圧縮端子３４をプーリングア
イ１５内で螺合固定した取り付１プ部である。

第４図はもう１つのこの発明の布設方法に用いられる牽
引端部の実施例を示している。この場合の電気ケーブル
１２は第２図の場合と同じく弔心電カケープルの３条１
２ａ、１２１）、　　（図面では１条は切裁されている
。）か撚合されたトリプレックスタイプケーブルであっ
て、そのｒＪ　ｔｉｔ　ｌ＝された導体４１の端部−に
に圧縮して取りイづけられた圧縮端子４４ａ、４４ｂ、
・・は−括して１１の支持板４８ａに貫通して固定され
ている。１３は光ケーブル収納管、４５はその先端に取
りイマＪｊＪられた圧縮端子、１５は延線用ブーリンク
アイ、４６はそのキャップ部、４７はその内面に設けた
係止用突起部、４８はこれに係止された支持板で、これ
には上記の収納管１３に取り付ｔｌＪた圧縮端子４５が
貫通して固定されている。４９は撚り戻し器で、これは
上記支持板４８と電気ケーブルＩ２の支持板４８ａとに
固定して取り（ｔ　ＩＪられ、その間を回転フリーに結
合している。

この牽引端部を用いたこの発明の布設方法は、第１図に
ついて説明した方法上同じであるのでその詳細は省略す
るが、この場合に特に重要なことは多数条撚合せの電気
ケーブルはまず一括して支持板４８ａに取り付けられ、
この支持板４．８ａがプーリングアイ１５のキャップ部
４６内に係止された支持板４８に撚り戻し器４９を介し
て回転フリーに結合されていることである。このように
構成されていることにより、通線用ロープでプーリング
アイ１５が牽引移動されると、多数条撚合せケーブル１
２の各心１２ａ、＋２ｂ、・・・はその撚りが戻される
ようになるが、プーリングアイ１５に係止された支持板
４８に対して支持板４８ａは撚り戻し器４９を介し２て
回転フリーの関係で結合されているので、上記の各ケー
ブル心１２ａＳ　１２　＋）、　の撚りは、支持板４８
を回転させることなく自由に戻され、したがって光ケー
ブル収納管Ｉ３を上記の撚り戻りに巻き込んで電気ケー
ブルの周囲に収納管１３を絡み付かせることは防虫さ１ れる。

［発明の効果］ この発明の布設方法によれば、電気ケーブルと光ケーブ
ル収納管とを１個の延線用プーリングアイに一括して取
り付けて、管路内にその後方ｒ）’＝ら並行に繰り入れ
ながら前方で牽引するので、電気ケーブルに撚りまたは
捻回が与えられていて　それが引っ張られることにより
撚りまたは捻回が戻される力が発生しても、その戻りの
回転力では電気ケーブルがプーリングアイを介して収納
管を中心とする回転を起こしにくく、したがって電気ケ
ーブルの周囲に光ケーブル収納管が絡み付くのは防止さ
れる。

また、この発明のもう１つの布設方法によれば、電気ケ
ーブルが多数条撚合せの各ケーブル心からなる場合、そ
の各心を一括して撚り戻し器を介してプーリングアイに
取り付（）て牽引するので、引っ張りによって電気ケー
ブルの撚りが戻ろうとしたとき電気ケーブルはプーリン
グアイに対して自由に回転することができ、したがって
ここで回転２ 力はほとんど失われプーリングアイを回転さＵ−る力は
なくなるので、電カケープルの周囲に光ケーブル収納管
を絡み付かせることは完全に防止される。

この発明によれば、光ケーブル収納管と電気ケーブルと
を並行に布設することができるので、もし後から引き入
れる光フアイバケーブルの計画に変更があって収納管を
取り替える必要が生じても、収納管を引き抜くことは容
易であり、別の収納管を従来の方法で引き入れることに
よりその取り替えを容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の電カケープルと光ケーブル収納管と
の管路内同時布設方法を説明するための管路布設設備の
側面図、第２図および第３図はこの発明の布設方法の実
施に用いられる電気ケーブルと光ケーブル収納管との牽
引端部の実施例を示す一部切裁側面図で、第２図は電気
ケーブルが多数状撚合せの場合のもの、第３図は電気ケ
ーブルが単心ケーブルの場合のもの、および第４図はこ
の発明のもう１つの布設方法の実施に用いられる多数条
撚合せの電気ケーブルと光ケーブル収納管との牽引端部
の実施例を示す一部切裁側面図である。 １；管路、２．３．送り出し機、４：ウィンチ、１２、
ｌ　２ａ　、　　ｌ　２ｂ　、　　Ｉ　２ｄ　；電気ケ
ーブル、１３・光ケーブル収納管、１４１通線用ロープ
、１５：延線用プーリングアイ、１６．撚り戻し器、２
１、導体、２２．絶縁被覆、２３；外部被覆、２４．２
５．圧縮端子、２６；キャップ部、２７係止用突起部、
２８；支持板、２９；保護テープ巻層、 ３Ｉ：導体、３２：絶縁被覆、３３；外部被覆、３４、
圧縮端子、３５；バインド部、３６；取り付は部、３９
；保護テープ巻層、 ４１；導体、４４ａ、４４ｂ、４５；圧縮端子、４６　
ギャップ部、４７．係止用突起部、４８．４８ａ；支持
板、４９．撚り戻し器。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）１個の延線用プーリングアイに、光ケーブル収納
   管の先端と、電気ケーブルの先端とを、取り付け、予め
   管路内に挿通してある通線用ロープの後端に上記プーリ
   ングアイを連結して、管路の前方より通線用ロープを引
   き取ると同時に、管路の後方から電気ケーブルと光ケー
   ブル収納管とを並行に繰り入れることを特徴とする電気
   ケーブルと光ケーブル収納管との管路内同時布設方法。
2. （２）多数条撚合せ電気ケーブルの先端にはそれらの各
   心を一括して連結した１個の撚り戻し器を介して延線用
   プーリングアイに取り付ける請求項１記載の電気ケーブ
   ルと光ケーブル収納管との管路内同時布設方法。