JPS6294835A - 光学系装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、主に複写機に使用され、ワイヤによって駆
動される光学系装置に関する。

（ロ）従来の技術 この種の光学系装置においては、たとえば両側にワイヤ
固定端を有する第１光学系と両側に可動プーリをイ」す
る第２光学系とがそれぞれのワイヤ固定端と可動プーリ
を通じて張設されたワイヤによって駆動されるように構
成されるしのがある（特開昭５８−９５７６２号公報参
照）。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 このような光学系装置においては、第１および第２光学
系を互に平行で移動方向に対して常に直角状態に保持し
、かつ所定の距離関係に維持して駆動させることが肝要
であり、それによって画像ピントや倍率が良好に保たれ
、歪のない画像が得られる。ぞこで、従来、第１および
第２光学系の位置関係は、光学系装置の組立時に専用の
冶具を用いて各光学系と本体固定部との位置決めを行い
、そのトで、各光学系とワイヤとの固定位置や各ワイＡ
ｙの張力などの調整を行うことによって設定されている
。

従って、組立て後の光学系装置の輸送中の衝撃や使用時
のワイヤの伸びなどによって光学系の位置関係に狂いが
生じた場合、再調整の作業は容易ではなく、非常に手間
を要するものであった。

この発明は、このような事情を考慮してなされたもので
、組立後に光学系の位置関係の再調整の必要が生じた場
合に、短時間で簡単に調整することができる両側駆動光
学系装置を提供するものである。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明は、ワイヤ固定端を有した第１光学系を備えた
第１移動枠と、両側に可動プーリを有した第２光学系を
備えた第２移動枠とが、ワイヤ固定端と可動プーリを通
じて張設されたワイヤによって駆動される光学系装置に
おいて、第１移動枠および第２移動枠が移動方向に直交
する第１および第２基準面を各々有し、位置決め部材が
本体固定部上の所定位置に起立・横倒可能に固定され、
その位置決め部材が、互に所定間隔を有する第３および
第４曇準面を有し、かつ、その位置決め部材の起立１１
．’ｉには第１と第３基準面、第２と第４阜準而が各々
当接可能に配置されたことを特徴とす。

る光学系装置である。

（ホ）作　用 各光学系を位置決めする冶具、すなわち、位置決め部材
が本体固定部に起立・横倒可能に固定されているので、
各光学系の位置調整を行う場合には、その位ｊ４決め部
材を起立させ、その各基準面に光学系の対応する各基準
面が正常に当接するよう光学系とワイヤとの固定位置や
ワイヤ張力を調整する。調整後は位置決め部材を横倒さ
けておけば、それが光学系の移動の障害になることはな
い。

（へ）実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する
。なお、これによってこの発明が限定されるものではな
い。

第１図はこの発明に係る両側駆動光学系装置を備えた複
写機の主に光学系の配置を示す説明図であり、（１）は
原稿、（２）は原稿をｉＶ！！置するガラス板、（３）
は露光ランプ（３ａ）、反射板（３ｂ）、ミラー　　′
（３Ｃ〉からなる第１光学系、（４）はミラー〈４ａ）
（４ｂ）からなる第２光学系、（５１は結像レンズ、（
６）は固定ミラー、（力は感光体ドラム、（８）は複写
機本体のケースである。

このような構成において、露光ランプ（３ａ）の照明光
によって原稿（１）が露光され、その光がミラー　（３
ｃ）　　（４ａ＞　　（４ｂ）　、結像レンズ（５）、
ミラー（６）、そして感光体ドラム（７］に到達して原
稿像を結像する。そして第１光学系（３）と第２光学系
（４）とは２：１の速度比で矢印（Ａ）の方向に移動し
、原稿（１）全体を露光走査する。

第２図はこの発明に係る両側駆動光学系装置の主に駆動
装置を示す斜視図であり、（３Ａ）は第１光学系（３）
を備えた第１移動枠、（４Ａ）は第２光学系（４）を備
えた第２移動枠、＋９１（９ａ）は第１移動枠の両側に
備えられたワイヤ固定端、ＧＯ＋（１０ａ）は第２移動
枠の両側に備えられた可動プーリ、（ＩＤ（１１ａ）は
ギヤ（１１ｂ　＞とシャフト（１１Ｇ）に連結され駆動
源（図示しない）によって駆動される駆動プーリ、（１
２１（１２ａ　）および（１３）　（１３ａ　＞　ハ固
定ブー’）　、　（１４１（１４ａ　）はワイヤ、０５
１　（１５ａ　）は第１゜第２移動枠（３Ａ＞　　（４
Ａ）を移動方向に摺動させるレール、０６１（１６ａ）
はビン（１７）　（１７ａ　）　ニよって固定されワイ
ヤ（１４１（１４ａ）に所定の張力を与えるスプリング
、□□□はビス側がワイ１４）の端部に、ナツト側が本
体に固定されワイヤ（１４）の張力を調整する＋Ａ２ネ
ジ部、８はワイヤ（１４ａ）の端部を本体に固定するス
トッパである。

第３図は第２図のワイヤＧ４）（１４ａ）の張設状況を
示す説明図であり、ワイヤ（１４１（＋４ａ）はそれぞ
れの先端が調整ネジ部（１８）およびストッパ０９）に
固定され、巻付は部［（２０ａ）および（２１）　（２
１ａ　）において可動１−リＯＤＩ　（１０ａ　）　ａ
３よび固定プーリ面（１２ａ＞に各々半周分だけ巻付け
られ、次に巻付は部Ｃ？Ｊ（２２ａ）において駆動プー
リ（１１１（１１ａ　）に第１、第２移動枠の移動距離
に対応する長さ分だけ巻付（）られる。さらに、ワイＩ
ｙ（１４１（１４ａ　）は巻付は部ｌＮ２５ａ）および
（イ）（２０ａ）において固定プーリ（１３１（１３ａ
　）および可動プーリ（１０）　（１０ａ　）に各々半
周分だけ巻付けられた後、終端がスブリングＱ５）（１
６ａ）に係止される。そして、固定部（２４）（２４ａ
）においてワイヤ固定端（９１（９ａ）が固定され、ワ
イーア（ｌＩ８）および（１４ａ）の張力のバランスは
調整ネジ部０８）によって調整される。

第４図はこの発明の一実施例の要部説明図であり、第４
図（ωにおいて、囚（ハ）は各々、第１移動枠（３Ａ）
および第２移動枠（４Ａ）に設けられた第１および第２
基準面、弼は位置決め部材である。

位置決め部材いは、第４図化）に示すように、ヒンジ部
材（至）によって本体固定部、すなわち、本体水平板（
８）上の所定位置に起立・横倒可能に固定され、第３基
準面囚と第４基準面（１）を有している。そして、第４
図（Ｃ）に示すように、位置決め部材の起立時には、第
１基準面（８）と第３基準面（ハ）、第２基準面囚と第
４基準面（１）が各々当接可能に配置され、位置決め部
材□□□の水平板（８）への取付位置および第３基準面
のと第４基準面（１）との間隔Ｄ（第４図＜Ｃ＋参照）
は、第１および第２移動枠（３Ａ）　　（４Ａ）が位置
決め部材２力に当接したときに、光学系のピントが良好
で所定の倍率の原稿像が感光体ドラム（７１（第１図参
照）に結像されるように設定される。

従って、第２図に示す光学系装置の組立てにおいては、
先ず、第１および第２移動枠（３Δ）（４Δ）をレール
（１５］　（１５ａ　）の上に搭載すると共に、各々の
基準面（ハ）（８）を第４図（Ｃ）に示すように起立さ
せた位置決め部材弼の各基準面（ハ）（１）に当接させ
る。

次に、その状態を保ちながら、第２図および第３図に示
すようにワイヤＭ＋（１４ａ）を張設し、ワイヤ固定端
（９）（９ａ）をワイ〜７Ｍ）　＜１４ａ　＞　ニ各々
固定し１＝後、調整ネジ部お）を操作してワイヤ吋）（
１４ａ）の張力のバランスを調整する。引立てが終ると
、第１および第２移動枠（３Ａ＞　　（４Ａ）の移動を
妨害しないように位置決め部材Ｔを横倒さＩＬでおく。

このようにして組立てられた光学系装置は、第１および
第２移動枠（３Ａ）　　＜　　４Ａ）が所定の位置関係
にイ０置決めされるので、組立て後にピントや倍率の調
整を要することがない。

光学装置の運搬中の衝撃や長時間の使用によって、第１
および第２移動枠（３Ａ＞　　（４Ａ＞の位置関係に狂
いが生じた場合には、前述の組立時と同様に位置決め部
材２７１を起立させて位置決めを行った後、それらの位
置関係およびワイヤＣｙ＋１（１４ａ）の張力などを矯
正すればよい。

（ト）発明の効果 この発明によれば、移動する各光学系の位置決めが、光
学系装置に設けた位置決め冶具によって行われるので、
組立時のピント・倍率調整が容易であるばかりでなく、
光学系装置の組立後における輸送中の衝撃や使用時のワ
イヤの伸びなどによって生ずる位置関係の調整が、特別
な調整用冶具を用意することなく極めて容易に行える。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る両側駆動光学系装置を備えた複
写機の構成を示す説明図、第２図はこの発明に係る両側
駆動光学系装置の駆動装置を示す斜視図、第３図は第２
図のワイヤの張設状況を示す説明図、第４図（ω（Ｃ）
はこの発明の一実施例の要部の構成と作用を示す説明図
、第４図（ｈ）は第４図（ａ）の一部を示ず斜視図であ
る。 〈３Ａ）・・・・・・第１移動枠、 （４Ａ）・・・・・・第２移動枠、（ハ）・・・・・・
第１基準面、（ホ）・・・・・・第２基準面、　　　弼
・・・・・・位置決め部材、囚・・・・・・第３基準面
、　　　（１）・・・・・・第４基準面。 第４　図（ 竿　４　図（Ｃ） Ｑ） ？！４図（ｂ）′

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ワイヤ固定端を有した第１光学系を備えた第１移動
   枠と、可動プーリを有した第２光学系を備えた第２移動
   枠とが、ワイヤ固定端と可動プーリを通じて張設された
   ワイヤによって駆動される光学系装置において、 第１移動枠および第２移動枠が移動方向に直交する第１
   および第２基準面を各々有し、位置決め部材が本体固定
   部上の所定位置に起立・横倒可能に固定され、その位置
   決め部材が、互に所定間隔を有する第３および第４基準
   面を有し、かつ、その位置決め部材の起立時には第１と
   第３基準面、第２と第４基準面が各々当接可能に配置さ
   れたことを特徴とする光学系装置。