JPS6294664A - パレット式駐車場 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は上部に一台の自動車を載置する複数台のパレッ
ト台車を配置してなるパレット式駐車場に関するもので
ある。

〔従来技術〕

空地等を、そのまま利用して自動車を駐車させる地上駐
車場は、通常自動車一台が駐車できるスペースを第１３
図に示すように配置している。同図において、５１は駐
車場の区画境界線、５２は駐車する自動車の出入り口、
５３は自動車一台分の駐車スペース、５４は駐車場内の
自動車の走行通路である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記構成の従来の駐車場においては、駐車スペース５３
の前後端の少なくとも一方が走行通路５４に面していな
ければならないことから、走行通路５４を駐車場内に張
り巡らさなければならず、走行通路５４の敷地面積の占
める割合が大きくなり、駐車場の敷地の利用効率を低下
させるという欠点があった。

本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、敷地利用効
率の高いパレット式駐車場を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するため本発明は、前段に複数の自動
車を並べて駐車できるスペースを配置し、後段に上部に
７台の自動車を載置することができ軌道上を幅方向に移
動できる幅寸法が！の複ｌのパレット台車からなるパレ
ット台車列を少なくとも一列以上配置し、更に前記パレ
ット台車列のパレット台車とパレット台車の間に押込進
入して前記いずれか一方のパレット台車を含むパレット
台車列を略一台分幅方向に移動させる楔面を有するパレ
ット移動台車とからなり、前記パレット台車列を構成す
るパレット台車の台数は前記前段スペース全長幅Ｗ０を
パレット台車幅寸法Ｗで除したＷｏ／ｗより１台少ない
台数とすると共に、前記パレット台車の前端部に前記移
動台車の楔面が係合する係合面を形成してパレット式駐
車場を構成した。

〔作用〕

パレット式駐車場を上記の如く構成することにより、移
動台車の楔・面をパレット台車列のパレット台車とパレ
ット台車との間に押込進入させ、ることによりパレット
台車とパレット台車との間にパレット台車幅と略等しい
幅の空白スペースができ、該空白スペースを自動車が走
行し自動車が駐車する場所に到着でき、また駐車場所か
ら同じく該空白スペースを走行して駐車場から退出でき
るから駐車場の敷地面積を効率的に利用できる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する
。

第２図、第３図、第４図、第５図は本発明に係るパレッ
ト式駐車場に用いる１台のパレット台車を示す図で、第
２図は平面図、第３図は第２図のＡ−Ａ矢視図、第４図
は第２図のＢ部拡大図、第５図は第３図のＣ部拡大図で
ある。図において、パレット台車６１は、略長方形のＸ
方向の幅寸法ｗ、Ｙ方向の幅寸法りの台車であり、該パ
レット台車６１はその上面６２にＹ方向を前後方向にし
て自動車一台を載置できる広さを有する。また、パレッ
ト台車６１の前部及び後部には路面６３から自動車が直
接乗り降りできるように上面６２から路面６３に向かっ
て下り勾配の傾斜面６４が形成され、前部両側には角部
を斜めに切除して傾斜面６５が形成され、更に上面６２
の幅方向両側には前記傾斜面６５に至る迄で補強用リプ
６６が立設きれている。パレット台車６１の両側に設け
られた前記傾斜面６５には一部が露出するように補強用
リプ６６の一部を切り抜いて案内車６７ａ。

６７ｂが取付られ、該案内車６７ａ、６７ｂの軸は前記
補強用リプ６６から内方に向けて突設した支持部６７ｃ
に回転自在に取り付けられている。

パレット台車６１の下部には、該パレット台車６１を幅
方向に走行きせるために、路面６３上に敷設された軌条
７０と係合する６個の走行車輪６９が回転自在に支持さ
れている。これにより、パレット台車６１は、幅方向に
力を加えると軌条７０上を走行する。

第６図、第７図はストッパーの配置を示す図で、第６図
（ａ）、（ｂ）は平面図、第７図は第６図のＤ−Ｄ断面
図である。図において、ストッパー７１は、基礎ボルト
７２により路面６３に固定された断面り字状に形成され
た部材であり、該ストッパー７１の頂部高さは前記軌条
７０上に載置されたパレット台車６１の高さと略等しく
軌条７００両端部に設置され、パレット台車６１の移動
をストッパー面７３で阻止する。

第８図、第９図はパレット台車６１を移動する移動用台
車を示す図で、第８図は正面図、第９図は平面図である
。閾において、パレット移動用台車７４の本体は両側に
平面からなる平面楔面７４ａと曲面からなる曲面楔面７
４ｂを具備し、パレット移動用台車７４の全長Ｍは前記
パレット台車６１の全長りの２倍より適量小さく、パレ
ット移動用台車７４の最大幅Ｗは前記パレット台車６１
の幅Ｗと略等しく形成される。曲面楔面７４ｂはパレッ
ト移動用台車７４の前端、後端で前記平面楔面７４ａと
その接線を交差するように形成され、パレット移動用台
車７４の中央部に近ずくにつれ次第に平面楔面７４ａに
対する曲面楔面７４ｂの接線の傾きが増加するように形
成される。パレット移動用台車７４の下部には１個の固
定車輪７６とパレット移動用台車７４の移動方向に追従
して車軸が旋回するキャスター型の旋回車輪７７が２個
設けられている。平面楔面７４ａ及び曲面楔面７４ｂの
路面６３からの高さは前記バレット台車６１に取り付け
られた案内車６７ａ、６７ｂと略同−高さになるように
形成される。パレット移動用台車７４には、該パレット
移動用台車７４を人力で°　　　　　　　　　　　　行
、操舵するための把手７８が前後に設けられている。な
お、パレット移動用台車７４は人力によらず動力によっ
て走行させることができるように動力装置７９を設ける
こともできる。

上記の如く構成されたパレット移動用台車７４は人力（
動力装置を設けた場合はその動力）によって路面６３上
を旋回自在に走行させることができる。

第１図は本発明に係るパレット式駐車場を示す図で、同
図（ａ）はバレット台車を具備する駐車場の平面図、同
図（ｂ）はバレット台車がパレット移動用台車で移動し
ていく状態を示す平面図である。

第１図（ａ）において、パレット台車列は２段になって
おり、第１段には３台のパレット台車６１ａ、６１ｂ、
６１ｃが配置され、第２段には同じく３台のパレット台
車６１ｄ、６１ｅ、６１ｆ’が配置される。また、第１
段及び第２段には各バレット台車６１ａ”ｆ’を移動き
せるための３本のレールから構成される軌条７０ａ及び
７０ｂが設けられている。台車６１ａ、６１ｂ、６１ｃ
はそれぞれスペースＡｌ、Ｂｌ、ＤＩに配置され、スペ
ースＣ１は空白として残きれ、パレット台車６１ｄ、６
１ｅ、６１ｆ’はそれぞれス、ペースＡ２゜Ｂ２　、Ｄ
２に配置されスペースＣ２は空白として残されている。

軌条７０ａの両端にはストッパー７１ａ及び７１ｂが設
けられ、軌条７０ｂの両端にもストッパー７１ｃ及び７
１ｄが設けられる。

ストッパー７１ａのストッパー面７３ａとストッパー７
１ｂのストッパー面７３ｂの間隔ハパレット台車の幅寸
法Ｗの４倍の４ｗであり、同じくストッパー７１ｃのス
トッパー面７３ｃとストッパー７１ｄのストッパー面７
３ｄの間隔も４ｗである。

上記第１段に配置されたバレット台車６１ａ。

６１ｂ、６１ｃはいずれも外力を受けて空白スペースＣ
１方向に移動することが可能で、第２段に配置されたパ
レット台車６１ｄ、６１ｅ、６１ｆもいずれも外力を受
けて空白スペースＣ２方向に移動することが可能である
。即ち上記第１段及び第２段に配置されたバレット台車
６１ａ〜６１ｆを適宜移動させる２ことにより、空白ス
ペースをＡ列からＤ列まで適宜選択して駐車する自動車
の進入通路を形成することが可能である。

第１図（ｂ）は上記第１図（ａ）において空白スペース
が０列であったものを、前記パレット移動用台車７４を
用いてパレット台車６１ｂ、６１ｅを空白スペースＣ１
，Ｃ２に移動させ空白スペースをＢ列に形成する状態を
示す図である。第１図（ｂ）においてパレット移動用台
車７４を先ずバレット台車６１ｂの前側に配置する。こ
の場合パレット移動用台車７４の曲面楔面７４ｂはバレ
ット台車６１ｂを移動許せようとするスペース０１側に
位置し、平面楔面７４ａはパレット台車６１ｂ左端鍬線
と一直線上にあるように配置する。この状態でパレット
移動用台車７４を押込進入させることにより、バレット
台車６１は右方向に移動する。

第１０図は第１図（ｂ）のＥ部分の拡大図である。上記
押込進入によるパレット移動用台車７４の楔作用によっ
てバレット台車６１ｂは軌条７０ａ上を走行して右方へ
移動する。パレット移動用台車７４の左方向の反力は、
バレット台車６１ａを介してその左側に設けられたスト
ッパー７１ｂが受ける。従ってパレット移動用台車７４
の押込進入はバレット台車６１ａの右端縁線をガイドと
して行なうことができ、パレット移動用台車７４のガイ
ドによって保障される。また、前記押込進入時において
、パレット移動用台車７４の平面横面７４ａには終始パ
レット台車６１ａの案内車６７ａが接し続けるが、曲面
楔面７４ｂには押込進入初期においてバレット台車６１
ｂの案内車６７ａが接するものの曲面楔面の傾斜が増加
する進入後期においては曲面楔面７４ｂには第１１図に
示すように案内車６７ｂが接し、いずれの場合もパレッ
ト移動用台車７４の楔面は回転自在な案内車６７ａ、６
７ｂと転がり接触しながらスムーズに図（ｂ）において
、１点鎖線はバレット台車６１ｂが右方に移動し終わっ
た時点のパレット移動用台車７４の位置を示し、２点鎖
線はパレット移動用台車７４之）更に押込進入させバレ
ット台車６１ｅが右方に移動し始めたパレット移動用台
車７４の位置を示す。このようにパレット移動用台車７
４を押込進入させることにより、パレット台車６１ｂ、
６１ｅは順に右方に移動し空白のスペースがスペースＣ
Ｉ　、Ｃ２からスペースＢｌ　、Ｂ２に移動し、このス
ペースＢｌ、Ｂ２の空白部分が自動車の進入或いは退出
通路となる。なお、第１図（ｂ）に示した３点鎖線はバ
レット台車６１ｃを上記と反対の左方に移動させるため
のパレット移動用台車７４の位置を示し、この状態でパ
レット移動用台車７４を押込進入させることによりバレ
ット台車６１ｃ及びバレット台車６１ｆ’は順次左更に
移動し、スペースＤＩ、Ｄ２が空白となり自動車の進入
退出通路が形成されることになる。

第１２図（ａ）〜（ｅ）は本発明に係るパレット式駐車
場の構成及び動作を示すための平面図である。

第１２図（ａ）において、駐車場８０は、区画境界線８
１内の敷地から自動車の走行及びパレット移動用台車７
４の走行旋回を行なう通路８３をのぞいた四角形の敷地
を図示するように、Ｘ方向を１０等分、Ｙ方向を４等分
した４０個の小区画に仕切られる。つまり上記四角形の
敷地はＹ方向列数が１０列（Ａ−Ｊ列）、Ｘ方向の段数
が４段（第１段〜第４段）に仕切られている。これら小
区画の第４段目は敷地面とし、該第４段目を除く第３〜
１段目の小区画には、１列（例えばＡ列）分を除いて前
記バレット台車６１を一台づつ配設する。即ち小区画の
Ｘ方向の寸法はバレット台車６１の幅寸法と略等しく、
Ｙ方向の寸法はバレット台車６１の縦寸法と略等しくな
っており、１列部分を除いた他の小区画部分にはバレッ
ト台車６１を配設することになる。また、第３段、第２
段、第１段の各小区画には前記バレット台車６１を左右
Ｘ方向に移動するための軌条が設けられ（図示せず）、
該軌条の両端にはそれぞれストッパー７１が配置きれる
。

第１２図（ａ）において、駐車する１台の自動車は、出
入口８２から入って通路８３を通り、バレット台車６１
のない小区画で形成されるＡ列の進入退出路を通ってＡ
列第４段の配列番号０１の小区画に駐車する。２台目の
自動車を駐車する時は、第１３図（ｂ）に示すように配
列番号１１゜２０．２９のバレット台車６１を上記の要
領でパレット移動用台車７４を用いて左方に移動して、
Ｂ列の小区画を空白として進入退出路を形成することに
より、該進入退出路を通って２台目の自動車は第４段の
配列番号０２の小区画に駐車する。

上記と同様の要領で第４段の配列番号０３〜１゜の小区
画に３白目〜１０台目の自動車も駐車される。第１２図
（Ｃ）はＪ列目の小区画を空白にし進入退出路を形成し
た状態を示す図である。

（ｄ）に示すように第２段及び第１段に属する配列番号
２０〜３７のバレット台車６１を１列分右方向に移動さ
せ、配列番号１１のバレット台車６１に達する進入退出
路を形成して該パレット台車６１上に駐車する。同様の
要領で第２段及び第１段の配列番号２１〜３７のバレッ
ト台車６１に駐車する場合もバレット台車６１を左右に
移動させ進入退出路を形成した状態を示す図である。

上記のようにして駐車し、例えば満車状態となった駐車
場８０から任意の１台を退出させる場合は、退出させよ
うとする自動車の駐車されているパレット台車６１或い
は小区画（第４段の配列番号０１〜１０の小区画）の後
方に、上記のようなパレット移動用台車７４の押込進入
により、パレット台車６１を移動させ進入退出路を形成
し、該進入退出路を通って駐車している自動車は退出す
る。

〔発明の効果〕

以上、説明したように采発明に係るパレット式駐車場は
、一台の自動車を載置できる複数個のパレット移動用台
車を軌条上を走行できるように配列し、パレット移動用
台車の楔面をパレット台車列のパレット台車とパレット
台車との間に押込進入させることによりパレット台車と
バレッート台車との間にパレット台車幅と略等しい幅の
空白スペースを形成し、該空白スペースを走行して自動
車が駐車する場所に到着し、或いは該駐車場所から空白
スペースを走行して退出するように構成したので、従来
の駐車場のように駐車スペースの前後のいずれかが通路
に面していなければならないということがないから駐車
場の敷地における通路の占める割合が大幅に小さくなり
、駐車場敷地の利用効率が大幅に向上するという優れた
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るパレット式駐車場を示す図で、同
図（ａ）はパレット台車を具備する駐車場の平面図、同
図（ｂ）はパレット台車がパレット移動用台車で移動し
ていく状態を示す平面図、第２図〜第５図は本発明に係
るパレット式駐車場に用いる１台のパレット台車を示す
図で、第２図は平面図、第３図は第２図のＡ−Ａ矢視図
、第４図は第２図のＢ部拡大図、第５図は第３図のＣ部
拡大図、第６図、第７図はストッパーの配置を示す図で
、第６図（ａ）、（ｂ）は平面図、第７図は第６図のＤ
−Ｄ断面図、第８図、第９図はパレット台車を移動する
移動用台車を示す図で、第８図は正面図、第９図は平面
図、第１０図、第１１図は第１図（ｂ）のＥ部分の拡大
図、第１２図（ａ）〜（ｅ）は本発明に係るパレット式
駐車場の構成及び動作を示すための平面図、第１３図は
従来の駐車場の構成を示す図である。 図中、６１・・・・パレット台車、７０・・・・軌条、
７１・・・・ストツノ、＜−１７４・・・・パレット移
動用台車、８０・・・・駐車場、８１・・・・区画境界
線、８２・・・・出入口、８３・・・・通路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 前段に複数の自動車を並べて駐車できるスペースを配置
   し、後段に上部に一台の自動車を載置することができ、
   軌道上を幅方向に移動できる幅寸法がｌの複数台のパレ
   ット台車からなるパレット台車列を少なくとも一列以上
   配置し、更に前記パレット台車列のパレット台車とパレ
   ット台車の間に押込進入して前記いずれか一方のパレッ
   ト台車を含むパレット台車列を略一台分幅方向に移動さ
   せる楔を有するパレット移動用台車とからなり、前記パ
   レット台車列を構成するパレット台車の台数は前記前段
   スペース全長幅Ｌをパレット台車幅寸法ｌで除したＬ／
   ｌより１台少ない台数とすると共に、前記パレット台車
   の前端部に前記パレット移動台車の楔面が係合する係合
   面を形成したことを特徴とするパレット式駐車場。