JPS6293653A - 加熱センサ - Google Patents

加熱センサ

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JPS6293653A
JPS6293653A JP60234047A JP23404785A JPS6293653A JP S6293653 A JPS6293653 A JP S6293653A JP 60234047 A JP60234047 A JP 60234047A JP 23404785 A JP23404785 A JP 23404785A JP S6293653 A JPS6293653 A JP S6293653A
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JP
Japan
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gas
measured
heating
heating sensor
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP60234047A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Shibata
和義 柴田
Yoshihiko Mizutani
水谷 吉彦
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Priority to EP86308069A priority patent/EP0220067B1/en
Priority to DE8686308069T priority patent/DE3678093D1/de
Publication of JPS6293653A publication Critical patent/JPS6293653A/ja
Priority to US07/185,315 priority patent/US4915815A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/417Systems using cells, i.e. more than one cell and probes with solid electrolytes

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は加熱センサの構造に係り、特に加熱手段により
発生する熱の発散を防止する保温手段と被測定ガスを測
定電極部に導く被測定ガス導入手段とを含むセンサに関
するものである。
(従来技術とその問題点) 従来より、有底円筒形の固体電解質とその略ね表面全体
に渡って設けられた一対の電極よりなる電気化学的素子
(セル)を用いて、例えば内燃機関が発生ずる排ガス中
の酸素酸を制御するようにした酸素センサが知られてい
る。そして、このような酸素センサにあっては、耕ガス
中の飛来物によるセンサ汚染の防止或いはセンサ取付は
時の機械的衝撃から酸素センサを保護する目的で、素子
先端を囲う保護カバーが使用されている。ここで使用さ
れる保護カバーとしては、固体電解質の外側全面に渡っ
て設けられた測定電極に被測定ガスたる排ガスが均一に
接触するように、またその排ガスの熱を有効に利用して
電気化学的素子を迅速に作動温度に達せしめるように、
保護カバー全体北被測定ガス導入部が設けられている。
しかし、このような酸素センサにあっては、内燃機関の
始動時等における様な排ガスが充分高温に至っていない
状態において、電気化学的素子が有効に作動しないとい
う欠点を有していた。
この欠点を防止するために、他の従来の酸素センサとし
ては、セラミックヒータ等の加熱手段を直接に或いは間
接的に電気化学的素子に接触させた加熱手段付酸素セン
サが知られている。
このような加熱手段付酸素センサにあっては、前記した
従来の酸素センサとは異なり、固体電解質を作動状態に
達せしめる加熱方法として、排ガスの熱を利用するので
なくセラミックヒータ等により発生する熱を利用するた
めに、内燃機関始動時における低温排ガスによる冷却を
防止する目的で前記保護カバーの被測定ガス導入部の有
効開口面積を小さくしたり、従来の一重カバーを二重カ
バーにしたりして、保温効果を保持する改良が為されて
いる。
しかし、このような加熱手段付酸素センサζごあっては
、従来の保護カバー全体に設けられた被測定ガス導入部
と加熱手段により発生する熱の保温部との配置が充分に
考慮されていなかったため、保温効果を増大させるため
に被測定ガス導入部の開口面積を小さくして応答性を犠
牲にしたり、一方、逆に応答性を改良するために保温効
果を犠牲にしたりする欠点があった。
(発明の目的) 本発明は、前記した加熱手段付酸素センサの欠点、即ち
保温効果の増大と応答性の向上という相反する特性に影
響する保護カバーの有している問題点を解決して、充分
な保温効果を持ち、応答性が優れるという相反する特性
を両立させた加熱センサを提供することにある。
(発明の構成・効果) 要するに、本発明は、固体電解質と該固体電解質に接し
て設けられた測定電極を含む少なくとも一対の電極とか
らなる少なくとも一つの電気化学的セルと、該電気化学
的セルを所定の作動温度−1にまで加熱する加熱手段と
、該加熱手段によって発生する熱を有効に該電気化学的
セルに伝えるために熱の放散を防止する保温部と、被測
定ガス存在空間より被測定ガスを前記測定電極へ導入す
る被測定ガス導入部とを有する加熱センサにおいて、該
保温部と該被測定ガス導入部とを実質的に分離して、か
かる保温部における被測定ガスの流動を抑制する一方、
該被測定ガス導入部から前記測定電極へ至る被測定ガス
の該測定電極周囲のガス置換を迅速化せしめたことを特
徴とする加熱センサにある。
さらに、本発明は、固体電解質と該固体電解質に接して
設けられた測定電極を含む少なくとも一対の電極とから
なる少なくとも一つの電気化学的セルと、該電気化学的
セルを所定の作動温度にまで加熱する加熱手段と、前記
測定電極と被測定ガス存在空間とを連通ずる拡散律速手
段と、前記加熱手段によって生ずる熱の熱放散を防止す
る保温部と、該保温部と実質的に分離され且つ前記拡散
律速手段の被測定ガス存在空間側に隣接する被測定ガス
導入部とを含んでなる加熱センサをも特徴とするもので
ある。
なお、上述の如き本発明に従う加熱センサは、センサの
保温効果と応答性を両立させたものであるところから、
保温部と被測定ガス導入部とは実質的に分離せしめられ
ており、被測定ガス導入部は被測定ガスの流動或いは拡
散に対して実質的に抵抗とならない、即ち被測定ガスの
流入を大幅に制限しない大きさの一つ乃至は複数の開孔
であることが望ましい。
また、本発明は、従来の有底円筒形の固体電解質の外側
表面全体に測定電極を配置した加熱手段付酸素センサで
はなく、むしろ測定電極と被測定ガス導入部との配置を
実質的に一致させ且つ保温部と被測定ガス導入部とを分
離せしめた酸素センサであるところから、測定電極は固
体電解質の外側表面の適当な箇所に局部的に配置しであ
ることが望ましく、また固体電解質の形状は有底円筒形
であっても良いが、測定電極を局部的に配置する容易さ
から平板状であることが望ましい。
さらに、前記保温部は、多孔質な耐火材によって充填さ
れても良く、また耐熱性金属によって囲まれた中空であ
っても良い。
そしてまた、前記被測定ガス導入部を構成する開孔部は
単に保護カバーに開けられた孔であっても良いが、その
ような開孔部に、被測定ガスの流動或いは拡散に対して
実質的な抵抗とならない被測定ガス中の飛来勢除去用の
フィルタを設けても、何等差支えない。
なお、本発明における拡散律速手段は、被測定ガスに対
して所定の拡散抵抗を示すものであれば良く、ギャップ
、小孔、多孔質セラミックス等であっても何等差支えな
い。
(実施例) 以下、このような本発明の構成について、幾つかの実施
例を示す図面を参照しつつ、更に詳細に説明することと
する。
先ず、第1図は、本発明の一興体例を示す加熱センサの
断面図であり、第2図は検出部主要部の加熱センサエレ
メントの分解斜視図である。
第2図から明らかなように、イツトリア添加ジルコニア
磁器よりなる平板状の固体電解質1の両面に多孔質の主
として白金よりなる測定電極2及び基準電極3がそれぞ
れ前記固体電解質lに密接して設けられて、酸素濃淡電
池として働く電気化学的セルが構成されている。そして
、測定電極2の上には、該測定電極2と略同−の大きさ
で、例えば主としてスピネルからなる多孔質保護層4が
設けられており、またこの保護層4設置部分以外の、測
定電極2が設けられた側の固体電解質1の表面上は、か
かる固体電解質1と同一の材質よりなる気密層5で覆わ
れている。一方、基準電極3は、固体電解質1と同一の
材質よりなるスペーサ部材6とアルミナ等の絶縁材料よ
りなるヒータ部材8とによって囲まれた中空部7に露呈
させられている。そして、加熱手段となるヒータ層11
が、アルミナ等の絶縁材料からなるヒータ支持部材8゜
9の間に、例えば白金90重量%、アルミナ10重量%
からなるヒータ10を挟持することにより構成されてお
り、これら全ての層が積層一体化されることによって、
加熱センサエレメント1(10が形成されている。
被測定ガスは、第1図に示される保護カバー30の被測
定ガス導入部たる開口部14及び保温部15の開口部1
6を通り、更に保護層4を通過して測定電極2の表面に
達するようになっている。
一方、基準ガスとなる空気は、キャップ17の通気孔1
8及びアルミナ磁器製の絶縁体19の穴20を通って、
加熱センサエレメント1(10の中空部7に露呈される
基準電極3の表面に達するようになっている。そして、
被測定ガスと空気とは、フランジ状支持部材21と加熱
センサエレメント1(10との間に充填されるガラス2
2及び封止材23によって気密に遮断されている。この
場合、封止材23は、バネ24の付勢力により、絶縁体
19及び金属ワッシャ25を介してフランジ状支持部材
21がハウジング13の段付き部に押圧された状態で気
密に保持されている。
そして、加熱手段たるヒータ層11のヒータ10の端子
部12.12にヒータ加熱電源が接続され、ヒータ10
を流れる電流のジュール熱によりヒータ10が発熱せし
められ、以てこれに密接している加熱センサエレメント
1(10を加熱することになる。また、この加熱センサ
エレメント1(10の先端部を囲っている保護カバー3
0は、保温部15の開口部16及び被測定ガス導入部1
4以外の所は、被測定ガスの流入する箇所は無く、実質
的に測定電極2の表面以外の場所での被測定ガスの置換
は行なわれないこととなる。換汀ずれば、被測定ガス導
入部14と保温部15とを分離し、保温部15における
被測定ガスの流動を抑制する一方、測定電極2の表面の
ガス置換を迅速化し7たことにより、ヒータ層11によ
り発生する熱が被測定ガスの流動によって放散されるこ
とを防止し、有効に電気化学的セルに伝えると同時に、
測定電極20表面上は、拡散抵抗とならない適当な大き
さで設けられた開口部14を通して保護層・tを介して
直接被測定ガスに接触させられているので、加熱センサ
の応答も向」二するのである。
この優れた本発明に従う効果は、第3図(X3)及び(
b)に示される様な従来の保護カバー40と比較すれば
一層明確となる。
すなはち、従来の保護カバー40は、加熱手段によって
発生する熱が被測定ガスによって発散されることを防止
するために、外筒32の周囲に開口部14を例えば6等
配で配置して、同じく内筒34の周囲に開口部14を6
等配で配置して、この内筒34の開口部14と外筒32
の開口部14とを30度ずらすことによって、外筒、内
筒の保温部15の効果を向上させるように構成されてい
た。
しかしながら、この従来の保護カバー40にあっては、
被測定ガス導入部たる開口部14と保温部15とが分離
されることなく設けられていたため、(a)例えば加熱
センサの応答性を向上させるために開口部14の面積を
大きくすると、保温部15を流動する被測定ガス量が多
くなり、測定電極2の周囲のガス置換は向上するのであ
るが、同時に保温部15の保温効果が流動する被測定ガ
スによって低下せしめられるという問題があった。
更に、その保温効果の低下は、加熱セン4ノ゛の本来の
目的である、殊に被測定ガスの温度が低い場合に顕著で
あった。(b)逆に保温効果を向」二させる目的で開口
部14の面積を小さくしたり、その数を減らした場合に
あっては、被測定ガスが開口部14と保温部15を通過
して測定電極2へ到達する速度が小さくなるため、保温
部15の保温効果は向上するのであるが、加熱センザエ
レメント1(10の応答性が悪くなるのであった。
ところで、かかる本発明に用いられる固体電解質として
は、曲記したイツトリア添加ジルコニア磁器の外、β−
アルミナ、チッ化アルミニウム、NAS rcON、5
rCeOt 、B 1o1−希土類酸化物固溶体、La
、□Ca XY Off−tx−等である。また、ヒー
タ部材である絶縁材としては、アルミナの外、スピネル
、ムライト、ジルコン等が適宜用いられる。
また、電極の形成方法としては、スクリーン印刷法、ス
パッタリング、蒸着法等を用いることができ、例えばス
クリーン印刷法による場合には、電極の材質として、ジ
ルコニア等の固体電解質とPL、Pd、Rh等の白金族
金属との混合物を用い、それを公知のバインダ、溶剤等
と混合してペーストとした後、未焼成或いは焼成済の固
体電解質に適用した後、焼成することにより、目的とす
る電極を形成する手法が採用されることになる。
さらに、ヒータの材質としては、Pt、Mo、W、Ni
、Cr等の耐熱性金属或いはこれら金属の合金、或いは
これら金属とジルコニア、スピネル、アルミナ等のセラ
ミックスとの混合物であって何等差支えない。そして、
ヒータの形成法としては、電極と同様、スクリーン印刷
法、スパッタリング、蒸着等の公知の手法を用いて形成
すれば良い。
さらにまた、保温部15の材質としては、アルミナ、シ
リカ、ジルコニア、マグネシア、カルシア、SiC,F
ezO,、Cr2O,等からなる公知の耐火物或いは多
孔質金属、複数層の金属板等であれば良く、好ましくは
加熱手段によって発生スる熱の熱溜(ヒートシンク)と
ならないよう適当な気孔率をもっていることが望ましい
本発明の保護カバーとしては、第1図に示されるものの
外、好ましい具体例として更に第4図から第12図に示
されるものであっても良い。
第4図に示される構造は、被測定ガス導入部たる保温部
15の開口部16の形状に特徴がある。
即ち、第4図において、開口部16は、保護カバー50
に設けられた開口部1・4から加熱センサエレメント1
(10側に向かうに従って、その開口径が大きくなるよ
うに形成されている。このような配置に形成することに
より、開口部14から流入する被測定ガスの流量を必要
量低減の、換言すれば開口部14が被測定ガスの流入に
対して抵抗を示さない程度の流入量で、加熱センサエレ
メントの測定電極に導くことができるため、保温効果を
一層増大することができる。
また、第5図は、第1図及び第4図に示される保護カバ
ー30.50の形成方法を示したー具体例である。そこ
では、加熱センサエレメント1(10と略同−の形状を
為す溝48を、保温部15を構成する部分に設け、この
溝48に加熱センサエレメント1(10を挿入する一方
、例えば5US3(14等の耐熱性金属からなるカバー
半体52,52によって該保温部15を包被して、それ
らを溶接一体化せしめることにより、目的とするセンサ
が構成されることになるのである。
さらに、第6図の装置は、保護カバー60に設けられた
開口部14に特徴があり、該開口部14、の先端を加熱
センサエレメント側に所定の大きさで折り曲げることに
より、耐火物からなる保温部15の強度を増加させてい
る。
第7図の装置は、これまで述べてきた保温部15と異な
り、中空としである点に特徴がある。この場合、保8W
カバー70に設けられた開口部14の先端は第7図に示
されるように、加熱センサエレメント1(10の表面に
接していることが望ましく、このように接する場合は、
接触部分が熱溜(ヒートシンク)とならないよう、でき
得る限り先端部を薄くすることが望ましい。しかし、開
口部14の先端と加熱センサエレメント1(10とが接
触しない場合であっても、その隙間における被測定ガス
の流動が開口部14における流動に比べて無視し得る程
度に小さければ、必ずしも開口部14の先端が加熱セン
サエレメント1(10に接触せしめられる必要はない。
また、第8図の構造は、第7図のものの変形であって、
開口部14の先端と加熱センサエレメント1(10の間
にのみ、耐火物等の保温材82が設けられ、保温部15
が中空にされている点及び保護カバー80の断面形状が
加熱センサエレメント1(10を一定の間隔で取り囲む
様に四角形にされている点に特徴がある。こうすること
により、第7図に関する説明で記述した保護カバーの開
口部の先端がヒートシンクになる欠点が解消できること
に加え、保温材82の形成が容易となる。
さらに、第9図は、他の加熱センサエレメントを説明す
る分解斜視図であって、固体電解質138の両面に第一
のポンプ電極140、第二のポンプ電極142を密接し
て設け、更に第一のポンプ電極140の上に保護層14
4、第二のポンプ142の上に保護層146を設けて、
ポンプセル132を構成している。また、固体電解質1
1Gの表面に測定電極118、更に測定電極118の上
に保護層150、固体電解質114の上に基準電極12
2を各々形成して、センサセル134を構成している。
そして、これら2つのセルの間には、拡散抵抗手段とな
る平坦空間152が形成されていることを、便宜的に示
しである。なお、112は大気に連通せしめられる中空
部であって、該中空部112内に基準電極122が露呈
せしめられるようになっている。また、120,124
,126.128は何れもリード部である。
そして、センサセル134の外側には、絶縁層154を
介して気密なセラミックス層162,162に挟持され
たヒータ156からなるヒータ層136が設けられてい
る。そして、以上の全ての層が一体焼結されることによ
り、加熱センサニレメンI−ZOOが形成されており、
検知部となる平坦空間152に被測定ガスが導かれるよ
うに、加熱センサエレメント2(10の先端部には貫通
孔148が設けられている。
この様に、加熱センサエレメント2(10には、センサ
構成部としてポンプセル132が設けられており、そし
てこのポンプセル132の作動温度は第2図に示される
電気化学的セルの作動温度に比べて高いので、本発明の
保護カバーの保温効果は一層重要となるのである。
かかる構成の加熱センサエレメント2(10の動作原理
は、平坦空間内の被測定ガスの雰囲気をポンプセル13
2により制御して、その制御された雰囲気をセンサセル
134で検知するというものである。例えば、加熱セン
サエレメント2(10が酸素センサとして内燃機関の中
で利用される際には、該加熱センサエレメント2(10
は被測定ガスが理論空燃比に比べて酸素過剰の場合であ
れば、ポンプセル132が平坦空間152内の雰囲気中
に存在する酸素を第一のポンプ電極140側に汲み出す
ことにより、平坦空間152の雰囲気中の酸素濃度を実
際の被測定ガス中の酸素濃度よりも低くするよう動作し
て、所謂[リーンバーンセンサ」となり、逆に被測定ガ
スが燃料過剰の場合であれば、ポンプセル132が被測
定ガス中の残留酸素或いは酸化物を分解することによっ
て酸素を平坦空間152の中へ汲み入れることにより、
平坦空間152内の雰囲気中の酸素濃度を実際の被測定
ガス中の酸素濃度よりも高くできるので、所謂「リッチ
バーンセンサ」となる。勿論、加熱センサエレメント2
(10は、第2図に示される加熱センサエレメント1(
10と同様に、理論空燃比付近の被測定ガスの検出にも
利用することができることは言うまでもないところであ
る。
また、加熱センサエレメント2(10の保護カバーとし
ては、これまで述べてきた保護カバー30゜50.60
,70.80等をも利用できるが、貫通穴148を利用
して、第10図や第11図に示されるような保護カバー
90.110を使用することができる。
ところで、第10図は、第6図に対応した保護カバーの
構成を示しているが、この第10図に示された保護カバ
ー90では、被測定ガス導入部の開口部14が加熱セン
サエレメント2(10に対して両側に設けられ、加熱セ
ンサエレメント2(10の貫通孔148に一致させられ
ているところに特徴がある。このように配置することに
より、被測定ガスは、加熱センサエレメント2(10の
平坦空間152内に容易に流入し易くなるので、応答性
が向上するのである。
また、第11図は、第7図に対応する保護カバーを示し
ており、第10図の変形である。この第11図の保護カ
バー110は、被測定ガス導入部の開口部14に測定ガ
ス中のすす、ゴミ、鉄くず等の飛来物を除去するように
、被測定ガスの流入に対して拡散抵抗とならない程度に
開口したフィルタ56が設けられた点と、保温部の中空
部内に耐熱性金属板58を設けて保温効果を増大させた
点に特徴がある。なお、フィルタとしては、小穴のある
金属板、或いは保温材より通気性の大きい多孔質セラミ
ック体等を用いることができる。
また、上記の如き加熱センサエレメント2(10の変形
として、拡散抵抗手段の被測定ガス存在空開側への人口
が素子面に対して平行に設けられた例が、加熱センサエ
レメント3(10として、第14図に示されている。そ
の時の保護カバー30としては、第15図のように、保
護カバーの被測定ガス導入部14及び保温部15の間の
開口部16を、設ければ良いことになる。
さらに、これまで述べてきた本発明に用いられる保護カ
バーは、−重で構成されているものが多いが、本発明の
保護カバーの外側に保温効果を実質上水さない程度に開
口した、被測定ガス混合用の外側カバーを設け、保温部
と分離された被測定ガス導入部へ流入する被測定ガスを
均一にする外側保護カバーを設けても良い。
その−例を第12図に示すが、この図は、これまで述べ
た図と異なり、保護カバーの軸方向に対して垂直な断面
を示している。この第12図の外側カバー160に設け
られた開口部162は、保護カバーの軸方向に長く切り
込まれたスリットであり、外側カバー160には実質的
に保温効果はない。しかし、外側カバー160の開口部
162は、被測定ガスの流れ方向を加熱センサエレメン
ト1(10に対して変化させる効果があり、以て内側カ
バー30の被測定ガス導入部14から加熱センサエレメ
ント1(10に流入する被測定ガスの流れ方向の影響を
受けないというメリットが生ずるのである。
また、本発明に用いられる加熱センサエレメントとして
は、これまで述べてきた平板状のセンサばかりでなく、
有底円筒形のセンサであっても用いられ得、その場合、
例えば第13図に示されるように、測定電極202が有
底円筒形状の固体電解質2(14の表面の一部に形成さ
れ、その測定電極202と略ね一致するように被測定ガ
ス導入部を配置すれば、平板状センサと同様に保温効果
と応答性の向上を両立させ得るセンサとなるものである
さらに、本発明に従う加熱センサ構造は、Ti01等の
被測定ガスに対して抵抗変化型の特性を示すセンサエレ
メントを利用した加熱センサに適用することも可能であ
る。
なお、本発明に従う装置の優れた特徴乃至は効果は、ま
た以下の実験例の結果からも容易に理解されるところで
ある。
実験例 1 第1図に示される本発明の一具体例である加熱センサを
用いて、ガス温3(10℃のプロパンガスバーナ中で、
ガス組成を、A/F値が14から15となるように変化
させた時の応答速度(時間)及びセンサ先端部が5(1
0℃になる時のヒータ加熱電力を測定した。その結果を
、第3図に示される従来の保護カバーの内筒を省略した
一部カバーを用いた加熱センサと比較して、第1表に示
す。
なお、応答速度は、バーナのガス量を変化させる電磁弁
を作動させた後、センサ起電力が全変化中の1/2まで
変化するのに要する時間とした。
、第1表 かかる第1表に示される如く、本発明に従う加熱センサ
は従来の加熱センサに比べて応答性、保温性で優れたも
のであることが確認された。
実験例 2 第9図に示される加熱センサエレメントと、本発明の一
具体例である第10図に示される保護カバーとを用いて
、ガス温3(10℃でプロパンガスバーナ中で、ガス組
成を、A/F値が14から15となるように変化させた
時の応答速度(時間)及びセンサ先端部が7(10℃に
なる時のヒータ加熱電力を測定し、その結果を第1表に
示す。また、比較例として、第3図に示される従来の保
護カバーを用いた時の結果も、併せて示す。
第2表 第2表の結果より明らかな如く、本発明に従う保護カバ
ーを用いたセンサでは、応答速度が向上するばかりでな
く、実験例1に比較してセンサ先端部がより高温状態に
なれば一層保温効果も向上することが確認された。なお
、応答速度は、バーナーのガス量を変化させる電磁弁を
作動させた後、ポンプ電流が全変化中の1/2まで変化
するのに要する時間で表示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一具体例を示す加熱センサの断面図で
あり、第2図は第1図において用いられる加熱センサエ
レメントの分解斜視図である。第3図(a)は従来のセ
ンサの先端部構造を示す縦断面図であり、第3図(b)
は第3図(a)におけるm−m断面説明図である。第4
図、第6図、第8図、第10図及び第11図はそれぞれ
本発明の他の実施例を示すセンサ先端部の要部縦断面説
明図であり、第5図は第4図のセンサの先端部の分解説
明図である。第9図は、本発明で用いられる他の加熱セ
ンサエレメントの分解斜視図であり、第12図は本発明
に係る加熱センサの他の例を示すセンサ先端部の横断面
説明図であり、第13図は本発明にて用いられる有底円
筒形状の加熱センサニレメンI−の一例を示す正面図で
ある。第14図は、本発明で用いられる更に他の加熱セ
ンサエレメントの分解斜視図であり、第15図はそのよ
うな加熱センサエレメントを配置した加熱センサの要部
横断面説明図である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固体電解質と該固体電解質に接して設けられた測
    定電極を含む少なくとも一対の電極とからなる少なくと
    も一つの電気化学的セルと、 該電気化学的セルを所定の作動温度にまで加熱する加熱
    手段と、 該加熱手段によって生ずる熱の熱放散を防止する保温部
    と、 該保温部と実質的に分離され且つ前記測定電極へ被測定
    ガスを導入する被測定ガス導入部とを、 含むことを特徴とする加熱センサ。
  2. (2)前記被測定ガス導入部が、保温部を貫通して設け
    られた一つ乃至は複数の開孔である特許請求の範囲第1
    項記載の加熱センサ。
  3. (3)前記固体電解質が平板状である特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の加熱センサ。
  4. (4)前記保温部が、多孔質耐火材によって充填されて
    いる特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の
    加熱センサ。
  5. (5)前記保温部が中空である特許請求の範囲第1項乃
    至第4項の何れかに記載の加熱センサ。
  6. (6)前記開孔の前に被測定ガス中の飛来物を除去する
    フィルタを設けた特許請求の範囲第1項乃至第5項の何
    れかに記載の加熱センサ。
  7. (7)前記保温部の周囲に被測定ガス混合手段を設けた
    特許請求の範囲第1項乃至第6項の何れかに記載の加熱
    センサ。
  8. (8)固体電解質と該固体電解質に接して設けられた測
    定電極を含む少なくとも一対の電極とからなる少なくと
    も一つの電気化学的セルと、 該電気化学的セルを所定の作動温度にまで加熱する加熱
    手段と、 前記測定電極と被測定ガス存在空間とを連通する拡散律
    速手段と、 前記加熱手段によって生ずる熱の熱放散を防止する保温
    部と、 該保温部と実質的に分離され且つ前記拡散律速手段の被
    測定ガス存在空間側に隣接する被測定ガス導入部とを、 含むことを特徴とする加熱センサ。
  9. (9)前記被測定ガス導入部が、保温部を貫通して設け
    られた一つ乃至は複数の開孔である特許請求の範囲第8
    項記載の加熱センサ。
  10. (10)前記固体電解質が平板状である特許請求の範囲
    第8項または第9項記載の加熱センサ。
  11. (11)前記保温部が、多孔質耐火材によって充填され
    ている特許請求の範囲第8項乃至第10項の何れかに記
    載の加熱センサ。
  12. (12)前記保温部が中空である特許請求の範囲第8項
    乃至第11項の何れかに記載の加熱センサ。
  13. (13)前記開孔の前に被測定ガス中の飛来物を除去す
    るフィルタを設けた特許請求の範囲第8項乃至第12項
    の何れかに記載の加熱センサ。
  14. (14)前記保温部の周囲に被測定ガス混合手段を設け
    た特許請求の範囲第8項乃至第13項の何れかに記載の
    加熱センサ。
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