JPS6291500A - 酸化セレンウイスカ−およびその製造方法 - Google Patents
酸化セレンウイスカ−およびその製造方法Info
- Publication number
- JPS6291500A JPS6291500A JP23174385A JP23174385A JPS6291500A JP S6291500 A JPS6291500 A JP S6291500A JP 23174385 A JP23174385 A JP 23174385A JP 23174385 A JP23174385 A JP 23174385A JP S6291500 A JPS6291500 A JP S6291500A
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- JP
- Japan
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- whisker
- whiskers
- powder
- selenium
- selenium oxide
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- Pending
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- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、プラスチックのフィラーその仙各種用途に利
用し1qる酸化セレン(Se 07 )ウィスカーおよ
びその製造方法に関する。
用し1qる酸化セレン(Se 07 )ウィスカーおよ
びその製造方法に関する。
〈従来の技術〉
金属酸化物は棒状、線状、針状、フレーク状等の形状を
なすことがあり、ウィスカーと呼ばれている。ウィスカ
ーを形成する金属酸化物としては、これまでに酸化アル
ミニウム(Al 203)、71i化亜鉛(Zn O)
、酸化ベリリウム(Be’O)、酸化マグネシウム(M
q O)、酸化クロム(Cr 20:J )等が知られ
ている。
なすことがあり、ウィスカーと呼ばれている。ウィスカ
ーを形成する金属酸化物としては、これまでに酸化アル
ミニウム(Al 203)、71i化亜鉛(Zn O)
、酸化ベリリウム(Be’O)、酸化マグネシウム(M
q O)、酸化クロム(Cr 20:J )等が知られ
ている。
これらのウィスカーは、上記のような特殊な形状をなす
とともに極めて強固なため、現在プラスチックのフィラ
ーとして利用されているが、その他各種用途への利用が
検討されている。
とともに極めて強固なため、現在プラスチックのフィラ
ーとして利用されているが、その他各種用途への利用が
検討されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
このように、各種の金属酸化物からなるウィスカーが知
られているが、酸化セレンについては未だウィスカーを
形成することが知られていなかった。
られているが、酸化セレンについては未だウィスカーを
形成することが知られていなかった。
本発明はこの新規な酸化セレンウィスカーを提供するこ
とを目的とするものである。
とを目的とするものである。
く問題点を解決するだめの手段〉
本発明の第1発明は、酸化セレンの単結晶からなる酸化
セレンウィスカーである。
セレンウィスカーである。
図は一例の顕微鏡写真(30(R)で、各個体の太さは
数μmないし数十μmで長さは数十μmないし数mm程
度の21状もしくは棒状の単結晶からなっている。かか
るウィスカーをX線回折によって調べたところ、5OO
7ウイスノj−であることが確認された。
数μmないし数十μmで長さは数十μmないし数mm程
度の21状もしくは棒状の単結晶からなっている。かか
るウィスカーをX線回折によって調べたところ、5OO
7ウイスノj−であることが確認された。
本発明の第2発明は上記第1発明のウィスカーの製造方
法であって、酸化セレン粉末を250℃以上の温度で加
熱し、昇華もしくは蒸発せしめてウィスカー生成用体例
えばアルミナ板、セラミック板上に単結晶を析出せしめ
ることを特徴とする。焼成時の雰囲気は、原料が酸化物
であるから、酸素もしくは空気の如ぎ酸素含有気体ある
いは窒素不活性雰囲気中のいずれでも良い。加熱焼成は
、例えばアルミナ板、磁器製ルツボ、石英容器、ステン
レス等の耐熱性間口容器または蓋付容器に、上記酸化セ
レン粉末を入れて行なう。加熱焼成により酸化セレン粉
末が昇華もしくは蒸発Jる時、棒状または針状の単結晶
を育成してつ、イスカーを形成するものと考えられる。
法であって、酸化セレン粉末を250℃以上の温度で加
熱し、昇華もしくは蒸発せしめてウィスカー生成用体例
えばアルミナ板、セラミック板上に単結晶を析出せしめ
ることを特徴とする。焼成時の雰囲気は、原料が酸化物
であるから、酸素もしくは空気の如ぎ酸素含有気体ある
いは窒素不活性雰囲気中のいずれでも良い。加熱焼成は
、例えばアルミナ板、磁器製ルツボ、石英容器、ステン
レス等の耐熱性間口容器または蓋付容器に、上記酸化セ
レン粉末を入れて行なう。加熱焼成により酸化セレン粉
末が昇華もしくは蒸発Jる時、棒状または針状の単結晶
を育成してつ、イスカーを形成するものと考えられる。
したがって、昇華もしくは蒸発が多い状態で酸化セレン
粉末を加熱すれば効率良くウィスカーを形成することが
できる。
粉末を加熱すれば効率良くウィスカーを形成することが
できる。
多くの試験の結果、5eO7粉末の昇華温度は220℃
程度から始まるが、ウィスカーの成長効果は250°C
以上がよいことが判ったので、焼成温度を250°C以
上と限定した。
程度から始まるが、ウィスカーの成長効果は250°C
以上がよいことが判ったので、焼成温度を250°C以
上と限定した。
また、雰囲気ガスの流速はSeO2ウィスカーの生成速
度に合わけて調整した方が良く、あまり高速でない方が
良い。試験の結果によれば、0.1〜b 本発明の第3発明は、第1発明のウィスカーの他の製造
方法で、金属セレン粉末を酸素含有雰囲気中で400℃
以」二の温度で加熱し、昇華もしくは蒸発せしめてウィ
スカー生成用体例えばアルミナ板、セラミック板上に単
結晶を析出せしめることを特徴とするものである。
度に合わけて調整した方が良く、あまり高速でない方が
良い。試験の結果によれば、0.1〜b 本発明の第3発明は、第1発明のウィスカーの他の製造
方法で、金属セレン粉末を酸素含有雰囲気中で400℃
以」二の温度で加熱し、昇華もしくは蒸発せしめてウィ
スカー生成用体例えばアルミナ板、セラミック板上に単
結晶を析出せしめることを特徴とするものである。
水沫は原料として金属セレンを用いたbのであるが、金
属セレンの場合は、前述の酸化セレンのように250°
Cでは酸化が進行けず、400°C以上の温度が必要で
ある。
属セレンの場合は、前述の酸化セレンのように250°
Cでは酸化が進行けず、400°C以上の温度が必要で
ある。
〈実施例〉
実施例1
SeO7粉末(純度99.99%)をアルミナ基板に載
せて、空気中で250℃にて1時間加熱し昇華または蒸
発せしめて、アルミナ板−にに析出せしめた。その結果
、5eOzウイスカーを約0.06 gr得た。得られ
た5eO7ウイスカーは棒状をなし、太さ10μm以下
、長さ0.5mm以下のものであった。
せて、空気中で250℃にて1時間加熱し昇華または蒸
発せしめて、アルミナ板−にに析出せしめた。その結果
、5eOzウイスカーを約0.06 gr得た。得られ
た5eO7ウイスカーは棒状をなし、太さ10μm以下
、長さ0.5mm以下のものであった。
実施例2
SeO2粉末(純度9L9り%、重量0.2gr)をア
ルミナ板に載けて、空気中で300℃にて1時間加熱し
、昇華または蒸発せしめ、前記アルミナ板上に析出せし
めた。その結果、S(!02ウィスカーを約0.I+r
l!f tCoL’Jられだウィスカーの太さは50μ
m以下、長さは1mm以下であっ1こ。
ルミナ板に載けて、空気中で300℃にて1時間加熱し
、昇華または蒸発せしめ、前記アルミナ板上に析出せし
めた。その結果、S(!02ウィスカーを約0.I+r
l!f tCoL’Jられだウィスカーの太さは50μ
m以下、長さは1mm以下であっ1こ。
実施例3
実施例2と同様のものを400°Cにて1時間加熱した
。その結果、5QO7ウイスカーは約0.18Or (
Rられた。このウィスカーの太さは100μm位、長さ
2mm以下であった。この実施例ではSeO2は消滅し
ており、3e 02ウイスカーは容器の内周面に生成し
ていた。このウィスカーが図に示した棒状のものである
。
。その結果、5QO7ウイスカーは約0.18Or (
Rられた。このウィスカーの太さは100μm位、長さ
2mm以下であった。この実施例ではSeO2は消滅し
ており、3e 02ウイスカーは容器の内周面に生成し
ていた。このウィスカーが図に示した棒状のものである
。
実施例4
実施例2において、アルミナ板の代りにスデンレス容器
を使って実施例2と同様の加熱をしたが実施例2と同様
の結果が得られた。
を使って実施例2と同様の加熱をしたが実施例2と同様
の結果が得られた。
実施例5
実施例2において、蓋付アルミプルツボを用いた場合も
同様な結果が得られた。
同様な結果が得られた。
実施例6
実施例2において空気雰囲気の代りに不活性の窒素雰囲
気中で焼成しても同様な結果が得られIこ。
気中で焼成しても同様な結果が得られIこ。
6一
実施例7
金属セレン(純度99.9%、重量0,3gr)をアル
ミナ基板に載せて空気中で400℃にて1時間加熱した
。その結果、S(!07は0.06gr J!Jlられ
た。
ミナ基板に載せて空気中で400℃にて1時間加熱した
。その結果、S(!07は0.06gr J!Jlられ
た。
実施例8
実施例7と同様の試別を空気中で500℃にて1時間加
熱した。その結果、金属セレン1よ消滅し、5eOzウ
イスカーを約0.29すrlUた。その時のウィスカー
の太さ日 100μm以手、長さは311II11以下
であった。
熱した。その結果、金属セレン1よ消滅し、5eOzウ
イスカーを約0.29すrlUた。その時のウィスカー
の太さ日 100μm以手、長さは311II11以下
であった。
比較例1
Se ○ ? ¥!J)未 < Ili、 Iff 9
9 、99 %、 if〜 0,2(1「)をアルミナ
板に載せ、空気中で220℃に−て11(4間加熱した
。ぞの結果、S00?ウイスカーの生成量はごく僅かで
あつlζ。
9 、99 %、 if〜 0,2(1「)をアルミナ
板に載せ、空気中で220℃に−て11(4間加熱した
。ぞの結果、S00?ウイスカーの生成量はごく僅かで
あつlζ。
比較例2
金属セレン(純度99.9%、重量0,3gr)をアル
ミナ板に載せて、空気中で250℃にて1時間加熱した
。その結果、S(!07ウイスカーは発生じていなかっ
た。
ミナ板に載せて、空気中で250℃にて1時間加熱した
。その結果、S(!07ウイスカーは発生じていなかっ
た。
〈発明の効果〉
以ト説明したとおり、本発明によれば、新規な酸化セレ
ンウィスカーを効率的に得ることができる。ぞして得ら
れた酸化セレンウィスカーは、他のウィスカーと同様に
プラスチックのフィラーとして有用であるばかりでなく
、酸化セレンのF1性を利用する他の用途の開発も望ま
れるものである。
ンウィスカーを効率的に得ることができる。ぞして得ら
れた酸化セレンウィスカーは、他のウィスカーと同様に
プラスチックのフィラーとして有用であるばかりでなく
、酸化セレンのF1性を利用する他の用途の開発も望ま
れるものである。
図は本発明の実施例で得られたSe○7ウイスカーの顕
微鏡写真である。 特許出願人 アルプス電気株式会社 手続ネ市正錫 (方式) %式% 1、事件の表示 ゛ぐr曳特願昭6
0−2317/13号 2、発明の名称 酸化セレンウィスカーおJ、びイの製造方法3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住所 〒145東京都大田区雪谷大塚町1番7号名称
AO9アルプス電気株式会社 昭和61年1月8L1 (発送日 昭和61年I JJ28 +])5、補正の
対象 「図面の簡単な説明」の欄 6、補正の内容 明細書第8頁下から2行目の「図は本発明の実施例で得
られた5e02ウイスカーの顕微鏡写真である。」を1
図は本発明の製造方法にJ:って得られた5e02ウイ
スカーの結晶構造を示す30倍の顕微鏡写真である。」
と補正する。
微鏡写真である。 特許出願人 アルプス電気株式会社 手続ネ市正錫 (方式) %式% 1、事件の表示 ゛ぐr曳特願昭6
0−2317/13号 2、発明の名称 酸化セレンウィスカーおJ、びイの製造方法3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 住所 〒145東京都大田区雪谷大塚町1番7号名称
AO9アルプス電気株式会社 昭和61年1月8L1 (発送日 昭和61年I JJ28 +])5、補正の
対象 「図面の簡単な説明」の欄 6、補正の内容 明細書第8頁下から2行目の「図は本発明の実施例で得
られた5e02ウイスカーの顕微鏡写真である。」を1
図は本発明の製造方法にJ:って得られた5e02ウイ
スカーの結晶構造を示す30倍の顕微鏡写真である。」
と補正する。
Claims (3)
- (1)酸化セレンの単結晶からなることを特徴とする酸
化セレンウィスカー。 - (2)酸化セレン粉末を250℃以上の温度で加熱し、
昇華もしくは蒸発せしめてウィスカー生成用体上に単結
晶を析出せしめることを特徴とする酸化セレンウィスカ
ーの製造方法。 - (3)金属セレン粉末を酸素含有雰囲気中で400℃以
上の温度で加熱し、昇華もしくは蒸発せしめてウィスカ
ー生成用体上に単結晶を析出せしめることを特徴とする
酸化セレンウィスカーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23174385A JPS6291500A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 酸化セレンウイスカ−およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23174385A JPS6291500A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 酸化セレンウイスカ−およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6291500A true JPS6291500A (ja) | 1987-04-25 |
Family
ID=16928343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23174385A Pending JPS6291500A (ja) | 1985-10-17 | 1985-10-17 | 酸化セレンウイスカ−およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6291500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6810575B1 (en) | 1998-04-30 | 2004-11-02 | Asahi Kasai Chemicals Corporation | Functional element for electric, electronic or optical device and method for manufacturing the same |
-
1985
- 1985-10-17 JP JP23174385A patent/JPS6291500A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6810575B1 (en) | 1998-04-30 | 2004-11-02 | Asahi Kasai Chemicals Corporation | Functional element for electric, electronic or optical device and method for manufacturing the same |
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