JPS61158877A - セラミツクス多孔質膜の製造方法 - Google Patents

セラミツクス多孔質膜の製造方法

Info

Publication number
JPS61158877A
JPS61158877A JP59273994A JP27399484A JPS61158877A JP S61158877 A JPS61158877 A JP S61158877A JP 59273994 A JP59273994 A JP 59273994A JP 27399484 A JP27399484 A JP 27399484A JP S61158877 A JPS61158877 A JP S61158877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas phase
substrate
temperature
reaction
ceramic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59273994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0149671B2 (ja
Inventor
宏 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP59273994A priority Critical patent/JPS61158877A/ja
Priority to US06/813,102 priority patent/US4654228A/en
Priority to DE8585116599T priority patent/DE3574740D1/de
Priority to EP85116599A priority patent/EP0186910B1/en
Publication of JPS61158877A publication Critical patent/JPS61158877A/ja
Publication of JPH0149671B2 publication Critical patent/JPH0149671B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/30Deposition of compounds, mixtures or solid solutions, e.g. borides, carbides, nitrides
    • C23C16/40Oxides
    • C23C16/405Oxides of refractory metals or yttrium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/30Deposition of compounds, mixtures or solid solutions, e.g. borides, carbides, nitrides
    • C23C16/301AIII BV compounds, where A is Al, Ga, In or Tl and B is N, P, As, Sb or Bi
    • C23C16/303Nitrides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/44Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
    • C23C16/46Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for heating the substrate

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、気相法によるセラミックス多孔質膜の製造方
法に関し、膜生成速度が速く、均質な膜及び厚い膜が製
造でき、且つ多孔質膜の空隙の大きさの調整が可能な方
法を提供するものである。
[従来の技術1 セラミックスの多孔質体は、断熱材、濾過材等として使
用されており、また最近の多孔質プラス等は、高温用の
ガス分離用材料或いは焼結して緻密焼結体を製造するた
めの焼結母材等としての利用に広く期待されている。
セラミックス粉体の製造方法としでは、気相法、液相法
、同相法があるが、原料の精製が容易で高純度のセラミ
ックスが得られること並びに比表面積の大きい微粒子の
場合に表面の汚染が生じにくい等の点から、気相法が望
ましいとされている。
セラミックス多孔質膜の3!!遣方法としては、通常は
、原料粉体を液相、固相の反応で合成し、粉砕、分級し
、焼結する方法が採られる。こうした方法は高純度品が
得られ難く、微細孔を有する多孔質体が得られ難いなど
の問題がある。
最近、気相合成した超微粒子の焼結による方法が知られ
ているが([セラミックスJVol、 19 No。
6 (1984年)p469)、′ljl遣工程の複X
l’l’、ソレニ伴う不純物混入の問題がある。100
Å以下の超微細孔よりなる多孔質がう又は、絡み合ν1
構造のホラケイ酸ガラスからホク酸ソーダを酸で溶解抽
出することによって、S i O2の超微細孔多孔質体
を作ることができるが、広く利用可能な一般的方法では
ない。
従って、高純度で微細孔を有し適度な気孔率を有する多
孔質膜の広い対象に適用可能な一般的方法は存在しなか
った。また、緻密焼結体を得るための焼結母材を作る方
法としては、前記多孔質プラスを石英原料として製造す
る方法があるが、一般的方法にはなり得ない。
直接セラミックス膜を得る成膜技術としては、CVD 
(CI+ei+1cal Vapor Deposit
ion)法、PVD (PI+ysical  Vap
or Deposition)法が知られている。セラ
ミックスの場合PVD法としては酸化物をターデンFと
したスパッタリング法が可能であるが、膜生成速度がせ
いぜい1μz/hrが限界であり、生成速度が遅いとい
う欠点がある。
また、CVD法は他の方法に比較して膜の生成速度が速
く良好な結晶性のものが得られ、複合系が容易に製造で
きる点で、従来法の中では望ましい方法と言える。
しかしながら、CVD法においては、反応性物質の濃度
を高くすることによって成膜速度を向上させることがで
きるが、濃度を高くすると一般に膜の均質性が損なわれ
るし、また濃度がある限界を越えると、気相中に粒子が
生成し、かえって成膜速度が落ちる場合がある。従って
、基板上でのみ固体を生成させようとする従来のCVD
法においては、反応性物質の濃度の増加は気相中の粒子
発生という目的外の結果との関連によって限界があり、
成膜速度は、20μz/hr以下、均質な膜の製造を考
慮すると1〜5μI/hr程度であった。
[発明が解決しようとする間!i 魚J以上述べた従来
技術の問題点、即ち本発明が解決しようとする点をまと
めると次の通りである。
■従来法は工程数が多く複雑であって、不純物混入のお
それがあり、省エネルギーにも結び付く簡便で容易な製
造方法がないこと。
■直接緻密なセラミックス多孔質膜を得る従来のプロセ
スは成膜速度が遅いこと。
本発明は、従来のCVD法よりも成膜速度が速く、且っ
成膜速度が速くても均質なセラミックス多孔質膜の51
!遣が可能であるとともに、厚い膜を製造でき、多孔質
膜中の空隙の大きさを調整することが容易で、且つ原料
気体から多孔質膜の製造を1つの反応装置で行うことに
より不純物混入を防止でき、エネルギー面からも優れた
製造方法を提供すべくなされたものである。
更に、多孔質膜よりIIkrなセラミックス膜を製造す
る場合にも、多孔質膜の3i!造と同一の装置内で焼結
することも可能であることを考慮してなされたものであ
る。
[問題、直を解決するための手段] 従来のCVD法では、基板上でのみ固体の生成を考え、
気相中での粒子生成はむしろ膜製造上の弊害であって、
これを極力避けるために、基板の温度を反応が進行し得
る温度とし、気相の温度は反応が進行し得ない温度とし
て行って(・る。
これに対して、本発明においては、気相中で超微粒子を
積極的に生成させ、この超微粒子を基板上に堆積させ且
つ基板上において更に気相反応が継続進行するようにし
たもので、従来のCVD法とは異なる観点に立っている
即ち、本願fjtJ1の発明は、気相反応によってセラ
ミックスの超微粒子を気相中に生成せしめ、該Ei徽粒
子が生成している気相の温度よりも低く且つ+iij記
気相反応が進行可能な温度に基板を保持することにより
、前記気相と該基板との間に温度勾配を形成し、熱泳動
現象を利用して気相中に生成した超微粒子を該基板上に
堆HIさせるとともに、該基板上に堆積した超微粒子表
面上において前記気相反応を継続進行させることをvf
徴とするセラミックス多孔質膜の!11!遣方法に関す
る。
本発明においては、気相中で生成した超微粒子が熱泳動
により基板上に堆積することができるように、基板の温
度を気相の温度より低くする。例えば、気相反応により
気相中に超微粒子が生成する特定の反応温度に保たれた
雰囲気内に、この気相温度よりも低い温度に保持された
基板を導入することによって、基板周辺に温度勾配が生
じる。
この温度勾配のために気相中に生成している超微粒子は
熱泳動現象により基板に向かりて拡散し、基板上に堆積
する。
熱泳動速度Vtは、粒子の大きさdpが気体の平均自由
工程λよりも小さい場合はdpにほぼ無関係で次式で与
えられることが知られている(例えば高橋幹二着「基礎
エアロゾル工学」養賢堂書店1982年発行32〜36
頁)。
0mは通常0.8〜1の開の定数、νは気体の動粘度、
Tは気体温度、dT/dXは気体温度の勾配である。 
ここでνはT3/2に比例するので、ν/TはTI/2
に比例し、従って(1)式では、操作条件で決まるdT
/dXがほとんどVtを決定する。
例えば、λ:4000人の常圧のヘリウム中にある40
00Å以下の粒子は上述の条件に該当する。
最も熱泳動現象の起こりやすい上記ヘリウム中において
、必要な温度勾配について以下に検討する。気体の平均
温度が300℃、基板上の温度勾配が100°C/cm
のとき、V t = 0 、4 cm/ sとなる。気
体流路が基板上1cxあり、気体の平均流速U = l
 ciz/ sとすれば、発生した粒子すべては、発生
点から流れ方向2 、5 cy以内で基板表面に到達す
ることになる。
気相と基板の開の温度勾配を減少させると、比例して熱
泳動速度が小さくなる。上記よりら熱泳動の遅い条件で
は、比例して池の条件を緩和すれば良い。従って、上記
で仮定した温度勾配置00”C/ cxに対し、熱泳動
速度が1/10となる10”(: / cmの温度勾配
で、本発明における超微粒子の基板上への拡散堆積を十
分達成できる。
熱泳動現象は雰囲気によって起こりやすさに差があるの
で、比較的熱泳動現象が起こりにくい雰囲気中では、こ
の温度勾配を適宜より大きく採ればよい。
尚、本発明においては、気相の温度と基板の温度の差を
反応管の半径で除した値を、気相と基板の間の平均の温
度勾配と定現し、この温度勾配が10°C/CJI以上
であれば、十分な熱泳動現象が生じることが実験的にも
確認された。また、例えば、反応管、基板等の形状は種
々変えることができるが、その場合は、気相の温度と基
板の温度の差を、基板上の気体流の厚さで除した値を気
相と基板の開の平均の温度勾配と定義することができる
本発明により製造が可能なセラミックス多孔質膜の種類
は、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化
アルミニウム、酸化デルマニウム、酸化カルシウム、酸
化バリウム、酸化ストロンチウム、ランクメイド酸化物
、酸化イツトリウム、酸化ニオブ、酸化ビスマス、酸化
モリブデン、酸化鉛等、又はこれらの多元系からなる酸
化物、窒化アルミニウム、窒化ケイ素、窒化チタン、窒
化ホウ素等の窒化物、炭化ケイ素、炭化ホウ素、炭化ノ
ルコニウム、炭化チタン等の炭化物、ホウ化モリブデン
、ホウ化クロム、ケイ化モリブデン、等であり、本発明
方法の実施が可能であれは、特にセラミックスの種類は
限定されない。更に、化合物の還元反応による金属の多
孔質膜の製造にも応用することができる。
本発明方法においては、まず気相中にセラミックスの超
微粒子を生成させる。気相反応としては、例えば、酸化
物の場合はアルコキシドの熱分解、加水分解又は酸化、
ハロゲン化物の加水分解又は酸化、アルキル化物の酸化
、又は水素化物の酸化等の反応、また、窒化物の場合に
はハロゲン化物とアンモニアとの反応、アンモニア付加
ノ)ロデン化金属の熱分解、金属蒸気とアンモニア或い
は窒素或いはヒドラノンとの反応、又はアルミニウムア
ルキルアミドに代表される有機含窒素アルミニツム化合
物の熱分解等、炭化物の場合には、ノ10デン化物の炭
化水素存在下の水素による或−・は直接炭化水素による
還元等である。
その他前記各種セラミックス製造のための気相反応とし
て従来から知られている反応によることができる。これ
ら各種の気相反応はその反応温度が異なり、例えばアル
コキシドの熱分解では250〜1500°C,ハロゲン
化物の加水分解では50〜1000℃、アルキル化物の
酸化では100〜500℃、水素化物の酸化では100
〜1000℃、ハロゲン化物とアンモニアとの反応では
400〜1500℃、金属蒸気とアンモニア或いは窒素
との反応では金属の沸、αより50℃低い温度から金属
の沸点より100℃高い温度の間である。アルミニウム
アルキルアミドに代表される有機含窒素アルミニウム化
合物の熱分解では300〜1500℃である。
本発明においては、気相中で反応が進行して超微粒子が
生成するようにするため、気相の温度を上記の範囲の反
応温度とする。
気相中に超微粒子が生成するためには、従来粉体の5!
遺を目的としたセラミックス超微粒子製造方法として知
られている方法における条件を適用することができる。
これらは、例えば、[化学総説IN o、 9 [固体
の関与する無機反応」(学会出版センター 1975年
)、「触媒調整化学」(尾崎草地編講談社すイエンティ
フィック刊)、特公昭47−46274号、特開昭50
−115190号等に示されている7 また、超微粒子の径は、基板への拡散、堆積が効果的に
可能なように、4000Å以下とする。
超微粒子径が小さければ、より微細孔を有する多孔質体
が得られる。超微粒子の径は反応性物質の濃度、反応温
度並びに気相中での滞留時間によって調整できる。この
ことは、例えば、前掲の「化学総説」及び“Chemi
cal & Engineering News″Vo
1.62 No、 32 (1984年8月)にも示さ
れている。
前記したように反応の種類によって反応温度は異なり、
各反応においても原料となる具体的化合物の種類によっ
て最適反応温度は異なるが、反応温度に拘わらず透徹粒
子の基板への拡散が生じるようにするには、気相と基板
との温度勾配は10g/cm以上あればよい。
気相中に供給する反応気体の流量は線速度で0.1〜1
oOcy/s程度が望ましく、反応分子の濃度は、必要
に応じて添加される不活性〃スとの混合〃ス中、アルコ
キシドの熱分解の場合でアルコキシド0.01〜10%
、ハロゲン化物の加水分解の場合でハロゲン化物0.0
1〜10%に820 1〜20%、アルキル化物や水素
化物の酸化の場合でアルキル化物又は水素化物0.01
〜10%に酸素】〜99.9%、ハロゲン化物とアンモ
ニアとの反応の場合ハロゲン化物0.01〜10%にア
ンモニア1〜99.9%、金属蒸気とアンモニア又は窒
素との反応では金属蒸気0.01〜5%にアンモニアは
1〜99.9%、窒素は10〜99.9%、有機含窒素
アルミニウムの熱分解の場合には0.01〜10%であ
る。
本発明においては、基板上に堆積した超微粒子表面上に
おいて更に気相反応が継続進行するように、基板の温度
を気相反応が進行可能な温度とする。気相反応が進行可
能な温度とは、目的とするセラミックスの超微粒子生成
反応が起こりうる最低の温度として各反応につき通常知
られている温度以上の温度である。これらは例えば、前
記した各気相反応の反応温度において最低の限界の温度
であるが、厳密には次のようにある温度中を有する。
化学反応の速度はほとんどすべての場合アルミニウム型
と呼ばれる強い温度依存性、即ちe漬を有する。Eは活
性化エネルギー、Rは気体定数、Tが該反応温度である
。例えば、500℃で実用上有意な反応速度を有する反
応の活性化エネルギーが40 K cal/ notで
あったとする。20″C低い480℃では反応速度は約
1/2となるだけであるが、400 ”Cでは1150
となる。更に300℃では1万号の1.200℃では1
子方分の1となり、実質的に反応が停止してしまう。こ
の場合の最低温度は、400℃として実用的には良いで
あろう。
固体の気相合成反応では、固体の成長速度は存在する固
体の表面積に比例する。本発明の場合、多孔質膜の全表
面積は気相中に希薄に浮遊する超微粒子の全表面積より
はるかに大きいのであるから、気相より低い反応温度で
十分な反応が進行す″ るのである。
基板の最低温度の具体例を挙げれば、チタニウムテトラ
イソプロポキサイドの熱分解による酸化チタンのM造に
おいては、200〜230℃であり、ジルコニウムテト
ラインプロポキサイドの熱分解による酸化ジルコニウム
の製造においては、250〜280℃であり、塩化アル
ミニウムとアンモニアゲスとの反応による窒化アルミニ
ウムの製造においては、400〜450℃である。
超微粒子の大きさは、気体の流量、反応性物質の濃度、
反応温度等の気相の条件で調整できる。
また基板上での超微粒子の生長速度は、基板の温度、並
びに上記気相の条件や装置の形状で決まる基板上での反
応性物質の濃度で調整できるので、これにより、多孔質
膜中の空隙部の大きさと割合を種々に形成することがで
きる。
膜のI!Lさは熱泳動現象で決定されるが、膜の重量は
熱泳動現象と基板上での生長反応によって決定されるの
で、よりa密な膜を得るためには、熱泳動現象に対して
生長反応が起こる割合が大きくなるように、基板の温度
を上記最低温度より高く採ることが効果的である。
このような調整により、セラミックス多孔質膜中の空隙
の径は4000λ以下の大きさとすることが可能である
。最小の空隙の径は、多孔質膜中への反応性物質の拡散
可能な径であり、即ち分子径に相当するので、反応の種
類によって異なる。
反応の進行が可能であるためには、各反応において反応
に必要な分子すべてが多孔質膜中に拡散できなければな
らないから、空隙の最小の径は反応分子の内大きい方の
分子径で決定される。例えば、金属蒸気とアンモニアに
より金X窒化物を製造する場合、アンモニア分子の径が
金属より大きく、これは3.6λ程度であり、この場合
には、最小約4人に空隙の径を調整することができる。
一方、基板上に堆積する超微粒子の径が、最大4000
人とすると、空隙の径をこの超微粒子の径以下とするこ
とができる。
また、セラミックス多孔質膜の全体積中に占める固体の
割合を10%〜80%とすることができる。気相反応に
よって生成する超微粒子は、より小さい極題徽粒子の凝
集体である場合があるので、超微粒子自体が固体の割合
で30%程度のことがある。従って、このような超微粒
子が堆積する場合には、固体の割合が10%程度の2元
細孔分布を有するセラミックス多孔質膜を得ることがで
きる。密なM微粒子が堆積し、基板上での生長反応が十
分に進行する場合には、固体の割合が80%程度の膜が
得られる。
上記のようにして多孔質膜を形成した後、更に必要に応
じて、超微粒子の生成又は堆積を停止して基板上での気
相反応のみ進行させることによって、多孔質膜を−N緻
密にすることも可能である。
即ち、本H第2の発明は気相反応によってセラミックス
の超微粒子を気相中に生成せしめ、該超微粒子が生成し
ている気相の温度よりも低く且つ前記気相反応が進行可
能な温度に基板を保持することにより、前記気相と該基
板との間に温度勾配を形成し、熱泳動現象を利用して気
相中に生成した超微粒子を該基板上に堆積させるととも
に、該基板上に堆積した超微粒子表面上において前記気
相反応を継続進行させることによりセラミックス多孔質
膜を形成した後、基板の温度を気相の温度以上の温度に
上昇させるか或いは気相の温度を低下させて熱泳動現象
を停止させること、気相中の反応物質の濃度を低下させ
て気相中での超微粒子の生成を停止させることの少なく
とも1つによって基板上への超微粒子の堆積が生じない
ようにする一方、形成されたセラミックス多孔質膜中で
は気相反応を継続させることによって多孔質膜中の空隙
率を低下させることを特徴とするセラミックス多孔質膜
の製造方法に関する。
この場合には、前述と同様にして多孔質膜を形成した後
、気相中から基板上への超微粒子の堆積が生じないよう
にするために次の3つのうちの少なくとも1つの手段を
採る。
■基板の温度を気相の温度より高くして熱泳動現象を停
止させる。
■気相の温度を低下させて、熱泳動現象を停止させる。
気相の温度を低下させる場合には、超微粒子の生成自体
が起こらない場合もある。
■気相中でもほや超微粒子が生成しないように反応性物
質の濃度を低下させる。
一方基糎上での反応は更に継続進行可能とするため、基
板の温度は反応温度範囲内に保つ。
本願第1の発明は、従来のCVD法に用いられる装置と
同様な構造の装置において、基板の温度を気相の温度よ
り低い特定の温度に保持することのできる装置によr)
実施することができる。例えば、外熱式で内部の気相を
加熱する反応装置の中に基板を配置し、この基板を外部
から冷媒を送って冷却することにより、温度の調節を行
うことができる。気相の加熱方式としては、赤外線加熱
、レーザー加熱等でもよい。 基板を装置内で水平に配
置し、反応気体が基板に対し平行に通過するように気体
を導入してもよいし、基板を装置内で垂1αに配置し、
反応気体が基板に対し垂直に流入して基板の横方向又は
背後に流出するように気体を導入してもよい。
第1図は、本発明を実施するのに使用する反応装置の一
例であり、第1図において、■は反応管であり、ヒータ
ー2によって反応管1の内部の気相が加熱されるように
なっている。反応管1はその本体が、中央部で基板3を
保持できるように基板ホルダー4を反応管1内部に導入
する部材5と擦り合わせg6において密閉状態で接合さ
れる構造となっている。基板ホルダー4は中空管vt造
であり、その内部に基板を冷却するための冷媒が導入で
きるように冷媒導入管7が設けられている。
基板ホルダーによって基板の角度は適宜調整することが
できる6また反応管には、基板3と反対側から反応気体
を基板3の近くに供給するための/グル8、及び別の反
応気体を反応管内部に供給する導入管9、更に気体の排
出口10が設けられている。第1図に示す装置は2種の
気体による気相反応、例えばハロゲン化物の加水分解、
アルキル化物や水素化物の酸化、ハロゲン化物とアンモ
ニアとの反応、金属蒸気と7ンそニア又は窒素との反応
等の場合、7ズル8よりハロゲン化物又は金属蒸気等を
供給し、導入管9より酸素、窒素等の気体を供給するこ
とができる。アルコキシドの熱分解等1g!の気体によ
る反応に用いる場合は、アルコキシドを/グル8より供
給し、導入v9は閉じておく。
第2図は、本発明を実施するのに使用する装置の別の一
例であり、反応9’l、ヒーター2、基板3、基板ホル
ダー4、基板ホルダー導入部材5、擦り合わせ部6、排
出口10等の基本的構成は第1図の場合と同様であるが
、反応気体を供給するためのノズルが、外側ノズル11
と内側ノズル12からなる二重構造になっている。第2
図に示す装置は、2つのノズルから2種の原料、例えば
2種のフルコキシドを供給して熱分解することにより、
多元系の酸化物を得る場合等に適している。
勿論/7:ルの一方のみを使用することにより、1種の
反応気体を用いる反応にも使用できる。
本M第2の発明を実施する場合には、上記と同様の構造
の装置を用いることができ、第1の発明と同様にして多
孔質膜を製造した後に、基板を冷却する冷媒の導入を停
止して、基板の温度を気相の温度と同一にしてもよいし
、より積極的に基板の温度を上昇させるためには、基板
ホルダー内に加熱手段、例えばヒーター、加熱気体を導
入して基板を背面から加熱すればよい。
また、上記装置のまま、原料気体における反応性物質の
濃度を低下させたり、気相の温度を低下させてもよい。
[作用J 本発明方法においては、気相反応によって気相中にセラ
ミックスの超微粒子を生成させ、超微粒子の大き°さは
、気体の流量、反応性物質の濃度、反応温度等によって
調整する。基板の温度を気相の温度より低い温度とする
ことによって、熱泳動現象を利用して、超微粒子を基板
上に堆積させる。
このため多孔質膜の成長速度は極めて大きい。
また、基板を気相反応が進行可能な温度に保持すること
によって、基板に堆積した照像粒子表面において気相反
応進行し超微粒子が生長することによって空隙を埋めて
行くので、膜の成長速度が速くても均質な膜が製造でき
るとともに、より緻密な多孔質膜が製造される。
また、本願第2の発明に基づき多孔質膜の生成の後に基
板上での反応のみ進行させることによって、膜中の空隙
をより小さくすることちり能である。
[実施例11 AIIC1s粉末20!vを充填したプラス容器を13
0 ’Cに保持し、ヘリウムがスを通じることにより3
.2%のA IC13蒸気を含有するがス流Iを調整し
た。別にアンモニアボンベからのNH,とヘリウムガス
とより15%のNH,を含有する〃ス流■を調整した。
第1図に示す構造の石英ガラス製、管径30xx。
全長500uの反応管を有する反応装置(ヒーター長2
00tz、基板ホルダー径10zx、冷媒導入管径5#
IF、ノズル径5 am、導入管径5zz)において、
ガス流(はノズル8より、ガス流■は導入管9より、い
ずれも2000 x1/ I!linの流量で供給した
。熱電対により測定したノズル8先端の温度は800℃
であった。
一方、基板ホルダーによって保持された石英がラス製の
基[(10i+zX 10 x*)を、ノズル8と反対
側から反応管内に挿入し、基板の背面を空気流によって
冷却し720℃′に保持しところ、1時間後に88J2
/FIの比表面積(BET N、吸着)を有し、密度1
.1g/z1(固体の割合34%)の多孔質膜(10z
lX 10zzXO,12zz)が得られた。
気相と基板の温度差(800°C−720°C)を反応
管の半径(15az)で除して求められる気相と基板の
間の平均の温度勾配は53.3°C/cxであった。
形成された多孔質膜のX線回折図(使用X線Cu−にa
m)を第3図として示した。第3図からAIN以外は何
も検出されなかった。
[実施例21 Zr(C3H70)415gをプラス容器に充填して2
30°Cに保持し、融解して液状となったところへヘリ
ウムがスを通じることにより、1.1%Zr・(C、H
70)、を含有するがス流■を調整した。
第2図に示すhYt造の石英プラス51 管径40zz
、全長400zzの反応管を有する反応装置(ヒーター
長200zi、基板ホルダー径1011、冷媒導入管径
4 ay、外側ノズル径IQzz、内側ノズル径513
1)において、外側ノズル11より〃ス流■を3000
 Ii!/minの流速で反応管内に供給した。
内側ノズル12の方は閉じておいた。熱電対で測定した
/70ニル11先端の温度は400°Cであった。
基板(10yzX I Os1□)は背面を空気流によ
って冷却し320°Cに保持したところ、1時間後に1
80z2/gの比表面積を有し、密度2.1g/xiC
固体の割合35%)の多孔質膜(10zyX 10zz
XOi 8置l)が得られた。
気相と基板の間の平均の温度勾配は40℃/cmであっ
た。
形成された多孔質膜は、XJII回折及びrcp(プラ
ズマ発光分光分析)による元素分析の結!J98%以上
の純度であることが確認された。X線回折図を第4図と
して示した。
[実施例3] 常温’r液液状) T i (C) H7OL201i
をガラス容器に充填して100℃に保持したところへ、
ヘリツムがスを通じることにより、1.0%のT i 
(C= 870 ) 4を含有するがス流■を調整した
実施例2で使用したのと同様の反応装置において、内側
ノズル12よりガス流■を20001/■Inの流速で
反応管内に供給した。同時に外側7ズル11より、実施
例2において調整されたがス流■と同一のガス流を20
00肩1 / m i nの流速で供給した。熱電対で
測定したノズル11と12先端の温度は420’Cであ
った。
実施例2と同様にして設定された基板の温度を330℃
としたところ、1時間後に142’+2/yの比表面積
を有し、密度1.8g/z/l(固体の割合45%)の
多孔質膜(10yxX 10JJX0.24zz)が得
られた。
気相と基板の開の平均の温度勾配は45℃/cmであっ
た。
■CPによる元素分析によると、原子%でTi32%、
Zrl 4%、であり、01%未満であった。
またX線回折像によれば非晶質を示すハローのみが得ら
れ、組成はT+o、t+Zro、2g0290%以上で
残りはほとんど水であることが判った。X線回折図を第
5図として示した。
[実施例41 実施例1と同様にして、ノズル先端温度800℃、基板
温度720℃で1時間の反応により、基板上にAt’N
の多孔質膜を形成した後、気相の温度を721) ”C
に低下させ、基板の温度は720℃のまま保った。この
温度で30分間保持した後、得られた多孔質膜の密度は
2.7g/z1(固体の割合84%)であった。
[比較例] 基板を冷却せず、基板の温度を800℃とした以外は実
施例1と同様にして反応を行わせたところ、基板上には
痕跡程度の固体の付着が見られたにすぎなかった。
[発明の効果1 本発明においては、従来のCVD法と異なり、超微粒子
を気相中にht極的に生成させ、これを基板上に堆積さ
せるので膜の成長速度は速<、100μz/hr以上で
あり、従来のCVD法の100倍の速度で成膜すること
ができる。また従来のCVD法では、反応性物質の濃度
の増加はかえって膜の成長速度を遅くすることになる場
合もあったが、本発明方法によれば反応性物質の濃度を
高くすることによって気相でのM@粒子生成速度が高ま
るため膜の成長速度を高めることができる。
更に、生成する超微粒子の大きさの調整により、多孔質
膜中の空隙部の大きさを最低で原料分子の大きさにまで
調整することができる。
また、本発明方法によれば、微粒子生成、成膜及び焼成
を一段で行うことができるので高純度の製品をうろこと
ができる。
以上の結果、本発明方法により作成されるセラミックス
多孔質膜は、緻密焼結体を製造するための焼結母材、そ
の他線孔な有するセラミックスが必要とされる、高温用
ブス分離材料、絶縁体、断熱体、触媒用担体、センサー
等各種の分野への利用が可能である。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明を実施するのに使用する反応装置の一
例である。 第2図は、本発明を実施するのに使用する反応3A置の
別の一例である。 第3図、第4図及びf1m5図は、それぞれ実施例1、
実施例2及び実施例3により製造されたセラ第5図 一一→U3竹酊Iσ(友) 手続補上書(自発) 昭和60年12月 5日 1、$件の表示 昭和59年特許願第273994号 2、発明の名称 セラミックス多孔質膜の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都新宿区新小川町6丁目27番1210号氏
名 小 宮 山   宏 4、復代理人 電話 :  03(255)6941   〜”−5、
補正の対象 6、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙の通り訂正する。 (2)明細書第18頁第16行に「10%〜80%」と
あるのを110%以上」に訂正する。 (3)明細書第19頁第4行に「80%程度」とあるの
を「80%程度以」二」に訂正する。 別紙 2、特許請求の範囲 (1)気相反応によってセラミックスの超微粒子を気相
中に生成せしめ、該超微粒子が生成している気相の温度
よりも低く且つ前記気相反応が進行可能な温度に基板を
保持することにより、前記気相と該基板との間に温度勾
配を形成し、熱泳動現象を利用して気相中に生成した超
微粒子を該基板上に堆積させるとともに、該基板上に堆
積した超微粒子表面上において前記気相反応を継続進行
させることを特徴とするセラミックス多孔質膜の製造方
法。 (2)気相と基板の間に形成される平均の温度勾配が1
0°C/cx以上である特許請求の範囲第1項記載のセ
ラミックス多孔質膜の製造方法。 (3)気相中に形成する超微粒子の径が4000λ以下
である特許請求の範囲第1項記載のセラミックス多孔質
膜の製造方法。 (4)セラミックス多孔質膜中の空隙の径が4000Å
以下である特許請求の範囲第1項記載のセラミックス多
孔質膜の製造方法。 (5)′:A相反相反上ってセラミ/ジスの超微粒子を
気相中に生成せしめ、該超微粒子が生成しでい、る気相
の温度よりも低く且つ前記気相反応が進行可能な温度に
基板を保持することにより、i「記気相と該基板との間
に温度勾配を形成し、熱泳動現象を利用して気相中に生
成した超微粒子を該基板上に堆積させるとともに、該基
板上に堆積した超微粒子表面上において前記気相反応を
継続進行させることによりセラミックス多孔質膜を形成
した後、基板の温度を気相の温度以上の温度に上昇させ
るか或いは気相の温度を低下させて熱泳動現象を停止さ
せること、気相中の反応性物質の濃度を低下させて気相
中での超微粒子の生成を停止させることの少なくとも1
つによって基板上への超微粒子の堆積が生じないように
する一方、形成されたセラミックス多孔質膜中では気相
反応をa続させることによって多孔質膜中の空隙率を低
下させることを特徴とするセラミックス多孔質膜のS!
遣方法。 砂上気相と基板の間に形成される平均の温度勾配がlO
℃/cm以上である特許、ii!J求の範囲第4−項記
載のセラミックス多孔質膜の製造方法。 σ上気相中に形成する超微粒子の径が4000λ以下で
ある特許請求の範囲第j−項記載のセラミックス多孔質
膜の製造方法。 (8)セラミックス多孔質膜中の空隙の径が4000λ
以下である特許請求の範囲第1項記載のセラミックス多
孔質膜の製造方法。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気相反応によってセラミックスの超微粒子を気相
    中に生成せしめ、該超微粒子が生成している気相の温度
    よりも低く且つ前記気相反応が進行可能な温度に基板を
    保持することにより、前記気相と該基板との間に温度勾
    配を形成し、熱泳動現象を利用して気相中に生成した超
    微粒子を該基板上に堆積させるとともに、該基板上に堆
    積した超微粒子表面上において前記気相反応を継続進行
    させることを特徴とするセラミックス多孔質膜の製造方
    法。
  2. (2)気相と基板の間に形成される平均の温度勾配が1
    0℃/cm以上である特許請求の範囲第1項記載のセラ
    ミックス多孔質膜の製造方法。
  3. (3)気相中に形成する超微粒子の径が4000Å以下
    である特許請求の範囲第1項記載のセラミックス多孔質
    膜の製造方法。
  4. (4)セラミックス多孔質膜中の空隙の径が4000Å
    以下である特許請求の範囲第1項記載のセラミックス多
    孔質膜の製造方法。
  5. (5)セラミックス多孔質膜の全体積中に占める固体の
    割合が10%〜80%である特許請求の範囲第1項記載
    のセラミックス多孔質膜の製造方法。
  6. (6)気相反応によってセラミックスの超微粒子を気相
    中に生成せしめ、該超微粒子が生成している気相の温度
    よりも低く且つ前記気相反応が進行可能な温度に基板を
    保持することにより、前記気相と該基板との間に温度勾
    配を形成し、熱泳動現象を利用して気相中に生成した超
    微粒子を該基板上に堆積させるとともに、該基板上に堆
    積した超微粒子表面上において前記気相反応を継続進行
    させることによりセラミックス多孔質膜を形成した後、
    基板の温度を気相の温度以上の温度に上昇させるか或い
    は気相の温度を低下させて熱泳動現象を停止させること
    、気相中の反応性物質の濃度を低下させて気相中での超
    微粒子の生成を停止させることの少なくとも1つによっ
    て基板上への超微粒子の堆積が生じないようにする一方
    、形成されたセラミックス多孔質膜中では気相反応を継
    続させることによって多孔質膜中の空隙率を低下させる
    ことを特徴とするセラミックス多孔質膜の製造方法。
  7. (7)気相と基板の間に形成される平均の温度勾配が1
    0℃/cm以上である特許請求の範囲第6項記載のセラ
    ミックス多孔質膜の製造方法。
  8. (8)気相中に形成する超微粒子の径が4000Å以下
    である特許請求の範囲第6項記載のセラミックス多孔質
    膜の製造方法。
  9. (9)セラミックス多孔質膜中の空隙の径が4000Å
    以下である特許請求の範囲第6項記載のセラミックス多
    孔質膜の製造方法。
JP59273994A 1984-12-27 1984-12-27 セラミツクス多孔質膜の製造方法 Granted JPS61158877A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59273994A JPS61158877A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 セラミツクス多孔質膜の製造方法
US06/813,102 US4654228A (en) 1984-12-27 1985-12-24 Process for preparation of ceramic film
DE8585116599T DE3574740D1 (de) 1984-12-27 1985-12-27 Verfahren zur herstellung eines keramischen films.
EP85116599A EP0186910B1 (en) 1984-12-27 1985-12-27 Process for preparation of ceramic film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59273994A JPS61158877A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 セラミツクス多孔質膜の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27489087A Division JPS63156531A (ja) 1987-10-30 1987-10-30 セラミックス超微粒子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61158877A true JPS61158877A (ja) 1986-07-18
JPH0149671B2 JPH0149671B2 (ja) 1989-10-25

Family

ID=17535460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59273994A Granted JPS61158877A (ja) 1984-12-27 1984-12-27 セラミツクス多孔質膜の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4654228A (ja)
EP (1) EP0186910B1 (ja)
JP (1) JPS61158877A (ja)
DE (1) DE3574740D1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61268356A (ja) * 1985-01-09 1986-11-27 Nippon Denso Co Ltd 触媒担体へのアルミナの担持方法
JPS63156531A (ja) * 1987-10-30 1988-06-29 Hiroshi Komiyama セラミックス超微粒子の製造方法
JP2009148742A (ja) * 2007-04-17 2009-07-09 Ibiden Co Ltd 触媒担持ハニカムおよびその製造方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62222153A (ja) * 1984-09-29 1987-09-30 Hiroshi Komiyama 金属と誘電体とを含むガス感応性複合体とその製造方法
GB2195663B (en) * 1986-08-15 1990-08-22 Nippon Telegraph & Telephone Chemical vapour deposition method and apparatus therefor
GB2196019A (en) * 1986-10-07 1988-04-20 Cambridge Instr Ltd Metalorganic chemical vapour deposition
US5573742A (en) * 1987-10-29 1996-11-12 Martin Marietta Corporation Method for the preparation of high purity aluminum nitride
NL8903125A (nl) * 1989-12-20 1991-07-16 Tno Werkwijze voor het aanbrengen van een laag op een substraat.
US5300322A (en) * 1992-03-10 1994-04-05 Martin Marietta Energy Systems, Inc. Molybdenum enhanced low-temperature deposition of crystalline silicon nitride
JP3182522B2 (ja) * 1996-12-20 2001-07-03 ファインセラミックス技術研究組合 一次元貫通気孔を持つセラミック膜とその製造方法
DE19713637C2 (de) 1997-04-02 1999-02-18 Max Planck Gesellschaft Teilchenmanipulierung
DE19814871A1 (de) 1998-04-02 1999-10-07 Max Planck Gesellschaft Verfahren und Vorrichtung zur gezielten Teilchenmanipulierung und -deposition
US7445814B2 (en) * 2003-10-22 2008-11-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Methods of making porous cermet and ceramic films
US9376321B2 (en) * 2009-05-29 2016-06-28 Postech Academy-Industry Foundation Method and apparatus for manufacturing a nanowire
CN111514881A (zh) * 2020-05-15 2020-08-11 山西大学 一种硼氧化钼纳米多孔薄膜电催化剂及其制备方法和应用
CN112811937B (zh) * 2020-12-30 2022-07-08 哈尔滨工业大学 一种氮化硅陶瓷基材表面高反射防激光膜层的制备方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3916041A (en) * 1974-02-14 1975-10-28 Westinghouse Electric Corp Method of depositing titanium dioxide films by chemical vapor deposition
WO1980000440A1 (en) * 1978-08-18 1980-03-20 Western Electric Co The fabrication of optical fibers utilizing thermophoretic deposition of glass precursor particulates

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61268356A (ja) * 1985-01-09 1986-11-27 Nippon Denso Co Ltd 触媒担体へのアルミナの担持方法
JPH0573460B2 (ja) * 1985-01-09 1993-10-14 Nippon Denso Co
JPS63156531A (ja) * 1987-10-30 1988-06-29 Hiroshi Komiyama セラミックス超微粒子の製造方法
JP2009148742A (ja) * 2007-04-17 2009-07-09 Ibiden Co Ltd 触媒担持ハニカムおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE3574740D1 (de) 1990-01-18
US4654228A (en) 1987-03-31
EP0186910B1 (en) 1989-12-13
EP0186910A1 (en) 1986-07-09
JPH0149671B2 (ja) 1989-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61158877A (ja) セラミツクス多孔質膜の製造方法
JP3725544B2 (ja) 高純度、非凝集化サブミクロン粒子を製造するための方法および装置
JP3356325B2 (ja) 微粒子金属粉末
Hahn Gas phase synthesis of nanocrystalline materials
US4565747A (en) Boron nitride containing titanium nitride, method of producing the same and composite ceramics produced therefrom
US4632849A (en) Method for making a fine powder of a metal compound having ceramic coatings thereon
WO1995029124A1 (en) Method and apparatus for producing nanostructured ceramic powders and whiskers
Hayashi et al. Chemical vapour deposition of rutile films
JPH0692712A (ja) 微粒子酸化物セラミツク粉末
US4920014A (en) Zirconia film and process for preparing it
JPH0598445A (ja) 有機金属化学気相蒸着用原料容器
US5693305A (en) Method for synthesizing aluminum nitride whiskers
Shimogaki et al. Preparation of amorphous TiO2 films by thermophoresis-aided chemical vapor deposition
Gomez-Aleixandre et al. Crystallization and sintering characteristics of chemically vapor deposited silicon nitride powders
JPS6375000A (ja) 窒化アルミニウムウイスカの製造方法
JP2568224B2 (ja) 気相化学反応原料の供給方法
JP2544373B2 (ja) ジルコニア膜およびその製造方法
KR100460332B1 (ko) 실리콘 카바이드 나노선의 제조방법
Wang et al. Effect of heat treatment on phase transformation of aluminum nitride ultrafine powder prepared by chemical vapor deposition
JPS63156531A (ja) セラミックス超微粒子の製造方法
JPS5855315A (ja) 窒化珪素粉末の製造方法
JPH0435215B2 (ja)
Oota et al. Vapor phase growth of titania whiskers by hydrolysis of titanium flouride
JPS6250466A (ja) 窒化珪素膜を有する物品の製造法
JPH03253570A (ja) 化学気相析出法による金属酸化物の製造方法