JPS629132Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS629132Y2 JPS629132Y2 JP1981158491U JP15849181U JPS629132Y2 JP S629132 Y2 JPS629132 Y2 JP S629132Y2 JP 1981158491 U JP1981158491 U JP 1981158491U JP 15849181 U JP15849181 U JP 15849181U JP S629132 Y2 JPS629132 Y2 JP S629132Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- duct
- carpet
- floor carpet
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 3
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
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- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
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Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Central Heating Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、自動車のリヤヒータダクト構造に
関する。
関する。
自動車の一型式として、前部座席前方のインス
トルメントパネルの下方に設けるヒータから、後
部座席の足元部に温風を供給するようにしたもの
がある。
トルメントパネルの下方に設けるヒータから、後
部座席の足元部に温風を供給するようにしたもの
がある。
ところで斯くのごとく後部座席に温風を供給す
るのに従来では、第4及び第5図に示すごとく、
ポリエチレンなどの合成樹脂により、温風供給口
aと2つの吹出口bとをもつ長尺のダクトcをブ
ロー成形手段などにより形成し、このダクトcを
フロアパネルdと該パネルd上に敷設するフロア
カーペツトeとの間に、ボデイ剛性上、前記パネ
ルdの前部から後部座席の前方部にまで、該パネ
ルdの中央前後方向に設ける突部fに沿つて取付
け、前記ダクトcの供給口aを前部座席前方のイ
ンストルメントパネルに設けるヒータに連結し
て、該ヒータからの温風をダクトcの吹出口bか
ら後方へと吹出供給すべくしている。
るのに従来では、第4及び第5図に示すごとく、
ポリエチレンなどの合成樹脂により、温風供給口
aと2つの吹出口bとをもつ長尺のダクトcをブ
ロー成形手段などにより形成し、このダクトcを
フロアパネルdと該パネルd上に敷設するフロア
カーペツトeとの間に、ボデイ剛性上、前記パネ
ルdの前部から後部座席の前方部にまで、該パネ
ルdの中央前後方向に設ける突部fに沿つて取付
け、前記ダクトcの供給口aを前部座席前方のイ
ンストルメントパネルに設けるヒータに連結し
て、該ヒータからの温風をダクトcの吹出口bか
ら後方へと吹出供給すべくしている。
従つて従来では、構造複雑なダクトcを別途形
成する必要があつて、製作価格が高くなるばかり
か、自動車の重量増大をきたしたのである。
成する必要があつて、製作価格が高くなるばかり
か、自動車の重量増大をきたしたのである。
ところで以上のごとくダクトcを別途形成する
のに対し、例えば実開昭56−134283号公報に示さ
れているごとく、フロアパネルを下方に賦形し
て、該パネルの下面下方に突出する突条を形成す
ると共に、該突条の上面開口をカバーで閉鎖し
て、前記フロアパネルとカバーとで冷暖房空気の
ダクトを形成するごとく成したものも開発されて
いるが、以上の構造のものでは、加工の難しい剛
性を備えたフロアパネルを賦形させる必要があつ
て、プレス能力やフロアパネルの基本形状によつ
ては前記突条を形成することの出来る部位や該突
条の形状が限定されてしまつて、例えばフロアト
ンネルに沿わせて前記突条を形成することは極め
て困難であるし、また以上の構造のものでは、前
記突条がフロアの下方に膨出するため、所定の車
両の最低地上高さを確保するためには、フロア面
全体をそれだけ上方に設定しなければならず、従
つて車室空間をせばめる不具合もある。
のに対し、例えば実開昭56−134283号公報に示さ
れているごとく、フロアパネルを下方に賦形し
て、該パネルの下面下方に突出する突条を形成す
ると共に、該突条の上面開口をカバーで閉鎖し
て、前記フロアパネルとカバーとで冷暖房空気の
ダクトを形成するごとく成したものも開発されて
いるが、以上の構造のものでは、加工の難しい剛
性を備えたフロアパネルを賦形させる必要があつ
て、プレス能力やフロアパネルの基本形状によつ
ては前記突条を形成することの出来る部位や該突
条の形状が限定されてしまつて、例えばフロアト
ンネルに沿わせて前記突条を形成することは極め
て困難であるし、また以上の構造のものでは、前
記突条がフロアの下方に膨出するため、所定の車
両の最低地上高さを確保するためには、フロア面
全体をそれだけ上方に設定しなければならず、従
つて車室空間をせばめる不具合もある。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、
目的とするところは、安価で成形も簡単に行えし
かもダクトの形成位置や形状を自由に設定するこ
とが出来るダクト構造を提供せんとするにある。
目的とするところは、安価で成形も簡単に行えし
かもダクトの形成位置や形状を自由に設定するこ
とが出来るダクト構造を提供せんとするにある。
しかして本考案は、フロアの前部から後部座席
に至るリヤヒータダクト構造であつて、フロアパ
ネル上に敷設するフロアカーペツトにおけるダク
トの配設位置に、該フロアカーペツトを上方に賦
形して、フロアの前部から後部座席の前部に至る
通路断面の細長い膨出部を形成すると共に、前記
フロアカーペツトの下面側に、前記膨出部の下方
開口を閉鎖するシール材を結合して、前記フロア
カーペツトと前記シール材とによりダクトを形成
する一方、前記膨出部の前部と後部とを車室内に
開口させたことを特徴とするものである。
に至るリヤヒータダクト構造であつて、フロアパ
ネル上に敷設するフロアカーペツトにおけるダク
トの配設位置に、該フロアカーペツトを上方に賦
形して、フロアの前部から後部座席の前部に至る
通路断面の細長い膨出部を形成すると共に、前記
フロアカーペツトの下面側に、前記膨出部の下方
開口を閉鎖するシール材を結合して、前記フロア
カーペツトと前記シール材とによりダクトを形成
する一方、前記膨出部の前部と後部とを車室内に
開口させたことを特徴とするものである。
以下本考案を第1及び第2図に示す実施例によ
つて説明する。
つて説明する。
該各図において、1はフロアパネルで、該パネ
ル1の中央前後方向には、フロアトンネルとなる
突部1aを設けると共に、前記パネル1上にはフ
ロアサイレンサ2を介してフロアカーペツト3を
敷設している。
ル1の中央前後方向には、フロアトンネルとなる
突部1aを設けると共に、前記パネル1上にはフ
ロアサイレンサ2を介してフロアカーペツト3を
敷設している。
しかして前記カーペツト3を下面から型押成形
するなどして上方に賦形させ、該カーペツト3の
前記パネル突部1aと対応する中央前部から、前
記突部1aの両側に沿つて後部座席(図示せず)
の前方部にまで、2叉状となつて延びる細長い膨
出部4を形成する。
するなどして上方に賦形させ、該カーペツト3の
前記パネル突部1aと対応する中央前部から、前
記突部1aの両側に沿つて後部座席(図示せず)
の前方部にまで、2叉状となつて延びる細長い膨
出部4を形成する。
この膨出部4により、前記カーペツト3の中央
前部に大きな矩形空間4aを設けると共に、前記
カーペツト3の前部から後部座席の前方部にかけ
て、前記空間4aに連続する2つの小さな矩形通
路4b,4bを形成する。
前部に大きな矩形空間4aを設けると共に、前記
カーペツト3の前部から後部座席の前方部にかけ
て、前記空間4aに連続する2つの小さな矩形通
路4b,4bを形成する。
そして前記カーペツト3の下面における前記矩
形空間3と前記矩形通路4a,4bの開口部位
に、硬質塩化ビニール,ポリプロピレン,ポリエ
チレン等からなるシート状のシール材5を接着又
は溶着により一体化させて、このシール材5で、
前記膨出部4の下方開口を閉鎖してしてダクト6
を形成する。
形空間3と前記矩形通路4a,4bの開口部位
に、硬質塩化ビニール,ポリプロピレン,ポリエ
チレン等からなるシート状のシール材5を接着又
は溶着により一体化させて、このシール材5で、
前記膨出部4の下方開口を閉鎖してしてダクト6
を形成する。
また前記膨出部4における大径空間4aの上部
側を車室内の上方に向けて開口4cさせ、かつ小
径通路4b,4bの後端を車室内の後方に向けて
開口4d,4dさせるのであり、前記大径空間4
aの開口部4cには断面L形状をなす接続管7を
取付け、該接続管7を蛇腹構造の連結管8を介し
て、前記フロアパネル1の前部側でインストルメ
ントパネルの下方に設けるヒータ(図示せず)に
連結することにより、該ヒータからの温風を前記
小径通路4b,4bの後端開口部4d,4dから
後部座席に向かつて吹出すべくなすのである。
側を車室内の上方に向けて開口4cさせ、かつ小
径通路4b,4bの後端を車室内の後方に向けて
開口4d,4dさせるのであり、前記大径空間4
aの開口部4cには断面L形状をなす接続管7を
取付け、該接続管7を蛇腹構造の連結管8を介し
て、前記フロアパネル1の前部側でインストルメ
ントパネルの下方に設けるヒータ(図示せず)に
連結することにより、該ヒータからの温風を前記
小径通路4b,4bの後端開口部4d,4dから
後部座席に向かつて吹出すべくなすのである。
前記膨出部4の下面側に設けるシール材5とし
ては、第3図に示すごとく断面コ形状のものを用
い、このシール材5の両側立上壁5a,5aを前
記カーペツト3に設ける膨出部4の両内側壁にタ
ツカー止めして、該シール材5と前記膨出部4と
によりダクト6を形成することも可能であり、斯
くするときには前記シール材5の立上壁5a,5
aにより膨出部4を確実に保形でき、該膨出部4
が圧潰変形したりするのを防止できるのである。
ては、第3図に示すごとく断面コ形状のものを用
い、このシール材5の両側立上壁5a,5aを前
記カーペツト3に設ける膨出部4の両内側壁にタ
ツカー止めして、該シール材5と前記膨出部4と
によりダクト6を形成することも可能であり、斯
くするときには前記シール材5の立上壁5a,5
aにより膨出部4を確実に保形でき、該膨出部4
が圧潰変形したりするのを防止できるのである。
以上のごとく本考案は、フロアの前部から後部
座席に至るリヤヒータダクト構造において、フロ
アパネル上に敷設するフロアカーペツトにおける
ダクトの配設位置に、該フロアカーペツトを上方
に賦形して、フロアの前部から後部座席の前部に
至る通路断面の細長い膨出部を形成すると共に、
前記フロアカーペツトの下面側に、前記膨出部の
開口を閉鎖するシール材を結合して、前記フロア
カーペツトと前記シール材とによりダクトを形成
する一方、前記膨出部の前部と後部とを車室内に
位置させて、ヒータからの温風を前記ダクトを介
して後部座席側に供給することが出来るようにし
たから、例えば前記ダクトを別途形成する場合に
比較して製造コストのダウンと自動車の軽量化が
図れるし、又前記フロアパネルを下方に賦形させ
てダクトを設ける場合に比較して該ダクトを簡単
に形成でき、且つその形成位置及び形状も比較的
自由で、例えば実施例のごとくフロアトンネルに
沿つて分岐するダクトを配設することも簡単に出
来るのである。
座席に至るリヤヒータダクト構造において、フロ
アパネル上に敷設するフロアカーペツトにおける
ダクトの配設位置に、該フロアカーペツトを上方
に賦形して、フロアの前部から後部座席の前部に
至る通路断面の細長い膨出部を形成すると共に、
前記フロアカーペツトの下面側に、前記膨出部の
開口を閉鎖するシール材を結合して、前記フロア
カーペツトと前記シール材とによりダクトを形成
する一方、前記膨出部の前部と後部とを車室内に
位置させて、ヒータからの温風を前記ダクトを介
して後部座席側に供給することが出来るようにし
たから、例えば前記ダクトを別途形成する場合に
比較して製造コストのダウンと自動車の軽量化が
図れるし、又前記フロアパネルを下方に賦形させ
てダクトを設ける場合に比較して該ダクトを簡単
に形成でき、且つその形成位置及び形状も比較的
自由で、例えば実施例のごとくフロアトンネルに
沿つて分岐するダクトを配設することも簡単に出
来るのである。
第1図は本考案のダクト構造を示す斜面図、第
2図は同要部の拡大断面図、第3図は他実施例を
示す断面図、第4及び第5図は従来例を示す図面
である。 1……フロアパネル、3……フロアカーペツ
ト、4……膨出部、4c,4d……開口部、5…
…シール材、6……ダクト。
2図は同要部の拡大断面図、第3図は他実施例を
示す断面図、第4及び第5図は従来例を示す図面
である。 1……フロアパネル、3……フロアカーペツ
ト、4……膨出部、4c,4d……開口部、5…
…シール材、6……ダクト。
Claims (1)
- フロアの前部から後部座席に至るリヤヒータダ
クト構造であつて、フロアパネル上に敷設するフ
ロアカーペツトにおけるダクトの配設位置に、該
フロアカーペツトを上方に賦形して、フロアの前
部から後部座席の前部に至る通路断面の細長い膨
出部を形成すると共に、前記フロアカーペツトの
下面側に、前記膨出部の開口を閉鎖するシール材
を結合して、前記フロアカーペツトと前記シール
材とによりダクトを形成する一方、前記膨出部の
前部と後部とを車室内に開口させたことを特徴と
するリヤヒータダクト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15849181U JPS5863108U (ja) | 1981-10-24 | 1981-10-24 | リヤヒ−タダクト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15849181U JPS5863108U (ja) | 1981-10-24 | 1981-10-24 | リヤヒ−タダクト構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5863108U JPS5863108U (ja) | 1983-04-27 |
JPS629132Y2 true JPS629132Y2 (ja) | 1987-03-03 |
Family
ID=29950986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15849181U Granted JPS5863108U (ja) | 1981-10-24 | 1981-10-24 | リヤヒ−タダクト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5863108U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2716794B2 (ja) * | 1989-04-10 | 1998-02-18 | 住友重機械工業株式会社 | サイクロトロンのビーム調整のためのターンパターンの評価方法および装置 |
JP2508589Y2 (ja) * | 1989-07-31 | 1996-08-28 | スズキ株式会社 | 車両用空調装置のダクト構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56134283U (ja) * | 1980-03-12 | 1981-10-12 |
-
1981
- 1981-10-24 JP JP15849181U patent/JPS5863108U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5863108U (ja) | 1983-04-27 |
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