JP3476304B2 - インストルメントパネル - Google Patents

インストルメントパネル

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JP3476304B2
JP3476304B2 JP08128396A JP8128396A JP3476304B2 JP 3476304 B2 JP3476304 B2 JP 3476304B2 JP 08128396 A JP08128396 A JP 08128396A JP 8128396 A JP8128396 A JP 8128396A JP 3476304 B2 JP3476304 B2 JP 3476304B2
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雅稔 川畑
啓志 丸橋
史雄 日比野
敏彦 森
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Daihatsu Motor Co Ltd
Toyoda Gosei Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,車両用のインスト
ルメントパネルに係り,特にインストルメントパネルに
十分な強度を付与する補強材としての役割を担う通風ダ
クトを具備すると共に,該ダクト内に,冷風を通過させ
る場合でも,インストルメントパネルに露が付くことを
防止できる構造のインストルメントパネルに関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】車両用のインストルメントパネルの外観
は,図5に示すように構成され,合成樹脂の成形により
製造されているが,近年,車両の高級化に伴い,インス
トルメントパネル内に収納する装備が多くなり,また高
級感を高めるために,インストルメントパネルの車両前
後方向の幅が広くなる傾向にある。そのため,幅の広い
インストルメントパネルについては,材質が比較的柔軟
な合成樹脂であることとも相まって,十分な強度や耐久
性を確保できない場合がある。インストルメントパネル
の補強策として種々の方策が検討されており,インスト
ルメントパネル自身を高剛性の材料で成形したり,板金
等との一体成形により強度を持たせたりしている。しか
し,この方法では,製造コストが高くなり,実用性の点
で問題がある。また,インストルメントパネルに補強用
のリブを設けることも考えられるが,射出成形用の型が
複雑化し,また材料費の増大により,やはりコストの面
で問題がある。一方,実開平2−40633号公報に開
示されたインストルメントパネルは図4に示すようにイ
ンストルメントパネル50の裏面側に複数のダクトの一
部を構成するダクト部材51を溶着することで,インス
トルメントパネルを内部から補強すると共に,上記のよ
うにして形成されたダクト52a,52b,52c,5
2dに空気を流通させて,種々の用途に用いている。例
えば,ベンチレータ用,デフロスタ用等である。しかし
上記ダクトの中に冷気を通風させる場合,例えばエアコ
ン用の通風ダクトとして用いる場合には,冷気の流通に
よりインストルメントパネル50が結露するといった問
題がある。そのため,前記実開平2−40633号公報
記載の例では,冷気の通過するダクト(例えば52b)
の内面に断熱材53を貼り付けて冷たい空気がインスト
ルメントパネル50に直接接触しないように配慮してい
る。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うに,単に断熱材53をダクト内に貼り付けた程度で
は,ダクト内の冷気の温度によりインストルメントパネ
ル50が徐々に冷やされ,やがて結露するという問題点
を解消することはできない。また,ダクトとインストル
メントパネル50とを切り離せば結露の問題は解消され
るが,上記のようにダクトは,ダクト部材51とインス
トルメントパネル50とで形成されているので,単に切
り離しただけでは,ダクトが形成されず,また,インス
トルメントパネル50の強度が低下することは明らかで
ある。従って,本発明が目的とするところは,インスト
ルメントパネルの強度を増大させつつ,結露等の問題の
生じない通風ダクトを含む構造のインストルメントパネ
ルを提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,内部に通風ダクトを収容する車両用インス
トルメントパネルにおいて,通風ダクトの両側部に,該
通風ダクトの長手方向に伸びて該通風ダクトをインスト
ルメントパネルに一体的に取り付けるための波型に形成
された翼部を一体成形すると共に,該通風ダクトとイン
ストルメントパネルとの間に所定の空間を形成して,上
記翼部を介して該通風ダクトを上記インストルメントパ
ネルの内部に取り付けたことを特徴とするインストルメ
ントパネルとして構成されている 【0005】 【作用】上記通風ダクトは,これと一体の翼部によって
インストルメントパネルと一体化されているので,イン
ストルメントパネルは十分な強度を確保することができ
る。一方,上記通風ダクトとインストルメントパネルと
の間には,適当な空間が形成されているので,通風ダク
ト内に例えばエアコン用の冷気が流れ,通風ダクトの温
度が低下し,周囲の温度サイズにより,通風ダクトの周
囲に結露したとしても,通風ダクトとインストルメント
パネルとが上記空間を介して離間しているので,通風ダ
クトの温度が直接インストルメントパネルに伝わること
はなく,従ってインストルメントパネルの温度が著しく
低下することもないので,インストルメントパネルにお
ける結露の問題は完全に解消される。 【0006】 【発明の実施の形態】添付図面を参照して本発明を具体
化した実施形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って,本発明の技術的範囲を限定するものではない。こ
こに,図1は,本発明の一実施形態に係る構造を具備し
たインストルメントパネルの縦断面図,図2は,上記イ
ンストルメントパネルの通風ダクトの斜視図,図3は本
発明の一実施例にかかるインストルメントパネルの構造
を示す縦断面図である。尚,図1は図2におけるA−A
矢視の縦断面図である。図1及び図2に示すように,イ
ンストルメントパネル1は,内部に通風ダクト2を収容
しており,該通風ダクト2と一体的に結合されることに
より,十分な強度を得ている。即ち,ポリプロピレンや
ポリエチレン等をブロー成形により成形した上記通風ダ
クト2の図1における左右両側部には,ダクトの長手方
向に延びる波型の翼部3a及び3bが通風ダクト2と一
体に成形されており,この翼部3a及び3bの上面4a
及び4bを図1に示すようにインストルメントパネル1
の下面1aに当接させ,この当接面を超音波溶着するこ
とによりインストルメントパネル1と通風ダクト2とが
一体的に結合されている。超音波溶着を用いることによ
り溶着部分が点的となり溶着痕が残らないので,インス
トルメントパネルの美観を損なう心配がない。上記翼部
3a及び3bは上記のように波型に成形されることによ
り,その強度が向上すると共に,図示のようにインスト
ルメントパネル1と通風ダクト2とを一体的に結合した
状態でインストルメントパネル1と通風ダクト2との間
に形成される空間5が波型の間の隙間8,8(図2参
照)を介して開放され,通風ダクト2の熱が空間5に籠
もらない効果が発揮される。このように熱が籠もらない
ことにより,インストルメントパネル1の結露は全く生
じない。一方,通風ダクト2内に暖房用の温風が流通す
る場合にも,熱の籠もりによるインストルメントパネル
1の温度上昇や,それによる変形等の不都合が回避され
る。 【0007】 【実施例】上記の実施の形態の説明ではインストルメン
トパネル内に通風ダクトが1本だけ設けられているもの
を例にとり示したが,複数の通風ダクトを設けることは
なんら差し支えない。但し,インストルメントパネル1
の補強用としては,上記のように1本の通風ダクトをイ
ンストルメントパネル1に一体化すれば十分であり,他
の通風ダクトは,インストルメントパネル1と一体化し
てもよいが,必要に応じて別体とすることも可能であ
る。また上記した例では,翼部3a及び3bの上面4a
及び4bを通風ダクト2の上面2aよりも高く設定する
ことにより,上記翼部3a,3bをインストルメントパ
ネル1の平板状の内面に取り付けた時,インストルメン
トパネル1と通風ダクト2との間に空間5ができるよう
になっているが,これは一例であって,例えば図3に示
すようにインストルメントパネル1が一部段付きの形状
になっていたり,または図示しないが,インストルメン
トパネル1の内面から下方へ翼部取り付け用の取り付け
片が突出しているような場合には,図3に示すように,
一方ま又は両方の翼部(図示の場合は一方の翼部3aの
み)の上面4a及び/又は4bを,前記通風ダクト2の
上面2aと面一又は下方に設定しても上記のような空間
5を設けることができる。 【0008】また上記の実施の形態の例では,翼部3a
及び3bの形状をダクト長手方向に延びる波型に成形し
たが,必ずしもそのような形状でなくても,例えばダク
ト長手方向に延びるレール状のものであっても差し支え
ない。この場合,翼部を一体的に有する通風ダクト2の
成形が簡単になることが考えられる。また,通風ダクト
2とインストルメントパネル1との一体化の方法とし
て,超音波溶着を紹介したが,その他の方法として,例
えば,振動溶着,熱溶着,タップネジによる取り付けも
可能である。超音波溶着の場合には,前記したようにイ
ンストルメントパネル1の表面側に溶着の痕が全く残ら
ない点で,最も望ましいものと言える。さらに,インス
トルメントパネルに取り付けられる通風ダクトの種類と
しては,上記のようなエアコン用のダクトに限らず,ベ
ンチレータ用,或いはデフロスタ用,サイドデフロスタ
用等の通風ダクトその他,任意の通風ダクトを用いるこ
とが出来る。さらにまた,通風ダクト2を全体として一
体成形せず,縦方向の中央近くの水平面で分割して射出
成形し,射出成形したものを後に図示のように一体的に
組み合わせることも可能である。このように分割成形す
れば型が簡易化されると共に,型抜きが容易となる。前
記した実施の形態及び実施例においては,通風ダクト2
にエアコン用の冷気を通風した場合に,通風ダクト2自
身に結露することはあり得る。従って,上記通風ダクト
2に付着した結露水が下方の計器や部品に滴下しないよ
うに,図1に示す給水材6(一点鎖線で示す)を通風ダ
クト2の最下辺に取り付けておくか,滴下した結露水を
受ける樋部材7(破線で示す)を下方に設けることが望
ましい。 【0009】 【発明の効果】本発明にかかるインストルメントパネル
は,内部に通風ダクトを収容する車両用インストルメン
トパネルにおいて,通風ダクトの両側部に,該通風ダク
トをインストルメントパネルに一体的に取り付けるため
の波型に形成された翼部を一体成形すると共に,該通風
ダクトとインストルメントパネルとの間に所定の空間を
形成して,翼部を介して該通風ダクトを上記インストル
メントパネルの内部に取り付けたことを特徴とするイン
ストルメントパネルとして構成されている。これによ
り,上記通風ダクトが,これと一体の波型の翼部によっ
てインストルメントパネルと一体化される結果,インス
トルメントパネルが内部の通風ダクトと共に立体的とな
り,表面積も拡大するため,十分な強度を確保すること
ができるようになる。さらに,上記通風ダクトとインス
トルメントパネルとの間には,インストルメントパネル
と通風ダクトとを隔てる適当な空間が形成されるので,
通風ダクト内に例えばエアコン用の冷気が流れ,通風ダ
クトの温度が低下し,周囲との温度差により,通風ダク
トの周囲に結露したとしても,通風ダクトの温度が直接
インストルメントパネルに伝わることはなく,インスト
ルメントパネルの温度が低下することもない。従って,
インストルメントパネルの表面における結露の問題は完
全に解消される。同様に,通風ダクト内を暖房用の温風
が流れても,その熱がインストルメントパネルに直接伝
わらないので,インストルメントパネルが熱をもって乗
員に不快感を与えるといった不都合がなく,またインス
トルメントパネルの熱による変形も防止される。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施形態に係るインストルメント
パネルの縦断面図。 【図2】 同インストルメントパネルの通風ダクトの斜
視図。 【図3】 一実施例に係るインストルメントパネルの縦
断面図。 【図4】 従来のインストルメントパネルの構造の一例
を示す縦断面図。 【図5】 従来のインストルメントパネルの外観を示す
斜視図。 【符号の説明】 1…インストルメントパネル 2…通風ダクト 2a…通風ダクトの上面 1a…インストルメントパネルの下面 3a,3b…翼部 4a,4b…翼部の上面 5…空間面 6…給水材 7…樋部材
フロントページの続き (72)発明者 日比野 史雄 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地豊田合成株式会社内 (72)発明者 森 敏彦 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑 1番地豊田合成株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−127017(JP,U) 実開 昭59−135255(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00 - 3/06 B60K 37/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内部に通風ダクトを収容する車両用イン
    ストルメントパネルにおいて, 通風ダクトの両側部に,該通風ダクトの長手方向に伸び
    て該通風ダクトをインストルメントパネルに一体的に取
    り付けるための波型に形成された翼部を一体成形すると
    共に, 該通風ダクトとインストルメントパネルとの間に所定の
    空間を形成して,上記翼部を介して該通風ダクトを上記
    インストルメントパネルの内部に取り付けたことを特徴
    とするインストルメントパネル。
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JP3811346B2 (ja) 2000-11-10 2006-08-16 本田技研工業株式会社 車両用インストルメントパネル−空調用ダクト集合体
JP6202603B2 (ja) * 2013-06-19 2017-09-27 キョーラク株式会社 空調用ダクト

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