JPS6287282A - 鋼板への被覆方法 - Google Patents

鋼板への被覆方法

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JPS6287282A
JPS6287282A JP22732485A JP22732485A JPS6287282A JP S6287282 A JPS6287282 A JP S6287282A JP 22732485 A JP22732485 A JP 22732485A JP 22732485 A JP22732485 A JP 22732485A JP S6287282 A JPS6287282 A JP S6287282A
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JP
Japan
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paint
coat
coating
coated film
film
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Application number
JP22732485A
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English (en)
Inventor
Takashi Udagawa
宇田川 孝
Osamu Iwase
岩瀬 治
Motohiro Osumi
大住 元博
Shinji Sugiura
杉浦 新治
Ichiro Tabuchi
田渕 一郎
Masafumi Kume
久米 政文
Yasuhiro Fujii
藤井 泰弘
Komaji Matsui
駒治 松井
Tadayoshi Hiraki
忠義 平木
Yoichi Masubuchi
洋一 増渕
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の8″C網な説明 零発引け、鋼板、特に自動車車体に耐スリキズ性、耐チ
ツピング性、防食性および物理的性能などの丁ぐれ之複
合塗膜を形成する九めの被覆方法に関する。
自#車の外板部などにおけるアニオン電、?塗膜、中塗
塗膜および上m塗膜からなる複合塗膜の耐久性の問題、
特にスリキズによる塗膜外観の低下および衝撃剥離によ
る塗膜の耐食性低下ならびに鋼材の腐食の進行などが重
視されつつある。
例えば、自動車外板などにおいて、黒色などの淡色に仕
上げた鮮映性のすぐれた塗面け、自動車洗車機のブラシ
、みがきコンパクンド、ま友は走行中の砂ぼこりなどに
よってスリキズの発生が目立ちやすい。従来、このよう
なスリキズの発生は上塗り塗膜を硬くすることによって
防止できる反面、複合塗膜の耐衝撃性および後記の耐チ
ッピ〉グ性などが著しく低下するという欠陥を生じ、こ
れらの諸性能がすぐれたパラ〉スのとれた複合塗膜を形
成することは困麹であった。
耐チツピング性についてみると、欧米の寒冷地vi、等
では冬季自動車道路の路面凍結を防止する几めに比較的
粗粒に粉砕し友岩塩を多量に混入し九秒利を敷くことが
多く、この種の道路を走行する自動車はその外面部にお
いて車輪で跳ね上げられた岩塩粒子や小石が塗膜面に衝
突し、その衝撃により複合塗膜が局部的に車体上から全
部剥離する衝撃剥離現象、いわゆる1チツピング″を起
すことが屡々ある。この現象により、車体外面の被衝撃
部の金属面が言出し、すみやかに発錆すると共に腐食が
進行する。通常、チッピングによる複合塗膜の剥離は車
体底部および足まわり部に多いが、フードおよびルーフ
にまで発生し約半年〜1年で局部的腐食がかなり顕著に
なることが知られている。
このチッピングならびにこれに基因する腐食の進行を防
止する次め、従来から車体の外部金属基体表面の化成処
理ならびにアニオン電着塗料、中I11塗料および上塗
塗料について各種の検討が加えらf″17’?。例えば
、化成処理において、結晶形の異なる燐酸鉄系皮膜およ
び燐酸亜鉛系皮膜の使用が検討され念が、かかる化成処
理によっては被衝撃部における1!!ill!の付着性
を充分に改善することは困難である。ま几、アニオン電
f塗料および上塗塗料についても該塗料に含有されてい
る樹脂および/ま次は顔料について種々検討されてき九
が、チッピングに耐え得る充分な付着性改善効果を有す
るものは今まで見い出すに至っていない。
1次、中塗塗料に無機箔状顔料を含有せしめ、それによ
って中塗塗膜層内のズリによる衝撃力の緩和および/″
!たけ分散を達成し、或いは中塗塗膜層内1次は電を塗
面と中塗塗膜との境界面でのみ局部的に剥離を起させる
ようにし、かくして電着m膜の損傷を阻止し、この無キ
ズの電:W塗膜が防錆機能を確実に維持することをねら
ったものであるが、車体の外面に加わる衝撃力は一定で
なく、かなり大きい場合もあって、これらの方法では中
′m]!1膜層内のズリによる緩和・分数能力以上の衝
撃力が加えられ次場合には、その衝撃力を中塗塗膜層の
ところで阻止しきれず被衝撃部が電着塗膜を含む複合塗
膜に及び複合塗膜全体が金属基体面より剥離し、その結
果その部位はすみやかに発錆し腐食が進行するという欠
点がある。
そこで、本発明者らは、上述の問題点を改善するため、
通常のアニオン電着塗料、中塗塗料および上m塗料から
なる塗装系によって得られる複合塗膜の仕上り外観を低
下させることなく、耐スリキズ性、耐チッピング性、物
理的性能ならびに防食性などを改良する方法、つまり、
硬質でしかも柔軟性の丁ぐれ念複合塗膜を形成せしめる
塗装方法について鋭意研究を行なう之結果本発明を完成
するに至り友。
すなわち、本発明によれば、鋼板にアニオン型電着塗料
、中塗り]!1料および上塗り塗料を順次塗装する工程
において、該中塗り塗料の塗装に先立って、形成塗膜の
静的ガラス転移温度が−30〜−60℃である変性ポリ
オレフィン系樹脂と有機溶剤とを主成分とするバリアー
コートを上記アニオン電着塗膜面にあらかじめ塗装して
おき、かつ上塗り!&料として超硬質塗膜を形成する上
塗塗料を使用することを特徴とする鋼板の被覆方法が提
供される。
「バリアーコート」なる用語は慣用されていないが、本
発明では上記物理的性質を有する塗膜を形成する上記組
成の塗料を「バリアーコート」と称する。
本発明の特徴は、鋼板にアニオン型電着塗料、中e1!
1塗料および上塗塗料を順次塗装する工程において、ア
ニオン電着塗料を塗装後、中塗塗料を塗装するに先立っ
て特定の組成ならびに物理的性状を有する有機溶剤系バ
リアーコートをあらがじめ電着塗膜面に塗装し、かつ上
塗塗料として超硬質塗膜を形成する上塗塗料を用いると
ころにある。
その結果、耐スリキズ性、耐チッピング性、防食。
性、耐衝撃性などの著しくすぐれ次硬質でかっ九わみ性
の良好な複合塗膜を形成することができたのである。
すなわち、本発明の方法によって形成し次複合塗膜の最
上層部は超硬質塗膜を形成する上塗り塗料で構成されて
いる次めに硬く、洗車ブラシ、みがきコンパウンド、砂
ぼこりなどによるスリキズの発生をほぼ防止することが
可能となり、かつ耐候性なども改良できたのである。
ま之、本発明における耐チッピング性向上のための塗膜
の基本的構造は、複合塗膜内に岩塩粒子などによる衝突
エネルギーを吸収する次めの中間緩衝層を設け、しかも
複合塗膜表層部に該衝突工ネルギーが集中することなく
できるだけ分散するような硬質の上塗塗膜を設は念もの
である。具体的には、ガラス転移温度を一30℃〜−6
0℃に調整した柔軟性の丁ぐれ次塗膜(バリアーコート
塗膜)を中間層に設けて複合塗膜が衝撃エネルギーを吸
収しやすくし、そして表層部に、岩塩粒子などが衝突し
てもキズ、ワレなどが発生しにくく、しかも衝突エネル
ギーを分散しやすい硬度に調整し九超硬質の上塗塗膜を
形成したのである。その結果、本発明の方法により形成
される複合!!!膜に岩塩粒子などが衝突しても、その
衝突エネルギーは塗膜表層部で分散するので、複合塗膜
の単位面積あ九りに受ける衝突エネルギーが小さくなる
とともに、中間層に設は次バリアーコート塗膜内に吸収
される次め、複合塗膜が衝突剥離することがなく、ワレ
、キズなどの発生も殆んど認められず、鋼材表面の露出
も殆んど皆無となう之。このように複合塗膜の耐チッピ
ング性が向上すると、鋼材の腐食、発錆などの問題も当
然解消し、それに加えて、本発明の方法によって形成さ
れる複合塗膜自体の防食性もバリアーコートを介さない
ものと比べて著しく向上する。
さらに、本発明により形成される塗膜は、耐衝撃性、仕
上かや外観、耐候性、耐化学性などの特性も非常にすぐ
れている。
以下に、本発明の方法について具体的に説明するO 鋼板:本発明の方法によって塗装せしめる被塗物であっ
て、アニオン電着塗装することが可能な金属表面を有す
る基材であれば何ら制限を受けない。例えば、鉄、銅、
アルミニクム、スズ、亜鉛ならびにこれらの金属を含む
合金、およびこれらの金属、合金のメッキ、もしくは蒸
着製品などがあげられ、具体的にはこれらを用いてなる
乗用車、トラック、サファリーカー、オートパイなどの
車体がある。また、該鋼板を、アニオン型電着塗料を塗
装するに先立って、あらかじめリシ酸塩もしくけクロム
駿塩などで化成処理しておくことが好ましい。
アニオン型電着塗料:上記鋼板に塗装する次めの電着塗
料であって、それ自体公知のものが使用できる。
アニオン空電tm料は、主としてカルボキシル基を持つ
樹脂をペースとし、これを塩基性化合物で中和、水溶化
(水分教化)してなる陽極析出型の電着塗料であって、
上記鋼材(被塗物)を陽極として塗装される。
カルボキシル基を持つ樹脂は、例えば■乾性油(あまに
油、脱水ひまし油、桐油など)に無水マレイン酸を付加
し九マレイン化油樹脂;■ポリブタジェン(1,2型、
1,4型など)に無水マレイ〉酸を付加し次マレイン化
ポリプタジエシ;■エポキシ樹脂の不飽和脂肪酸エステ
ルに無水マレイン酸を付加し次構脂;■高分子量多価ア
ルコール(分子量約1000以上で、エポキシ樹脂の部
分エステルおよびスチレン/アリルアルコール共重合体
なども含壕れる)に多塩基酸(無水トリメリット酸、マ
レイ〉化脂肪酸、マレイ〉化油など)を付加して得られ
る楕脂;■カルボキシル基含有ポリエステル樹脂(脂肪
酸変性し次ものも含む);■カルボキシル基含有アクリ
ル樹脂;■グリシジル基もしくけ水酸基を含有する重合
性不飽和モノ臂−と不飽和脂肪酸との反応生成物を用い
て形成された重合体もしくは共重合体に無水マレイン酸
などを付加せしめた樹脂;などがあげられ、カルボキシ
ル基の含有量が酸価に基いて一般に約30〜200の範
囲のものが適している。そして、これらカルボキシル基
含有樹脂におけるカルボキシル基を中和し、上記樹脂を
水溶(分散)化する之めの中和剤としては、例えば、モ
ノエタノールアミン、ジェタノールアミン、ジメチIレ
アミノエタノール、などのアルカノールアミ〉;ジエチ
ルアミン、トリエチルアミンなどのアルキルアミン;水
酸化カリツム、水酸化ナトリクムなどの無機アルカリな
どが使用できる。これら中和剤の使用量は、上記樹脂の
酸価に対する理論中和当量の約0.1〜1.0倍当!(
好ましくは0.4〜0.8倍当りの範囲が適当である。
ま几、上記樹脂の架橋剤としては、ヘキサキスメトキシ
メチルメラミン、ブトキシ化メチルメラミン、エトキシ
化メチルメラミンなどの低分子量メラミン樹脂を必要に
応じて使用することができる。
さらに、アニオン型電青m粁には、顔料(着色@料、体
質顔料、防#を顔料など。頓料の配合量は樹脂固形分1
00重量部あ几り40重量部未満とすることができる)
、親水性溶剤、水、添加剤などを必要に応じて配合し、
固形分濃度を約5〜40重量%に調整し、PH7〜9の
範囲に保ってアニオン電着塗装に供することができる。
アニオン電:W塗装は常法に従って行なうことができ、
例えば、浴温15〜35℃、負荷電圧100〜350V
の条件で、被塗物をVatEとして実施することができ
る。塗装膜厚は特に制限されないが、通常、硬化m膜に
基いてlO〜40μの範囲とするのが好ましい。
アニオン電着塗膜は原則として100〜200℃、好ま
しくけ140〜200℃の範囲に加熱して硬化せしめら
れるが、空気乾燥性の不飽和脂肪酸で変性し之樹脂を用
いた場合には室温で乾燥させることもできる。
バリアーコート:アニオン電着塗面に塗装する組成物で
あって、形成塗膜の静的ガラス転移温度が−30〜−6
0℃、好ましくは−40〜−55℃である変性ポリオレ
フィン系樹脂を主成分とする。すなわち、変性ポリオレ
フィン系樹n旨としてu 例tば、グロビン〉−エチレ
ン共重合体(モル比で、40〜80:60〜20%が好
適)に、塩素化ポリオレフィン(塩素化手釣1〜60%
)を1〜50重量部、好ましくけ10〜20重量部(い
ずれも該共重合体100重量部あ次す)を配合してなる
混合物、ま之は上記プロピレン−エチレン共重合体10
0重量部あ次りにマレイン放もしくけ無水寸しイシ駿を
0.1〜50重量部、好ましくけ0.3〜20重量部グ
ラフト重合せしめた樹脂などがあげられる。
本発明では、これらの変性ポリオレフイ〉系樹脂自体が
上記範囲内の静的ガラス転移温度を有していれば、それ
と有機溶剤とでバリアーコートとして使用できるが、上
記範囲から逸脱していたりあるいは範囲内であっても静
的ガラス転移温度を微調整させ交いなどの場合、必要に
応じて粘性付与剤を配合することができる。
該粘性付与剤としては、変性ポリオレフイシ系樹脂との
相溶性が良好な例えば、ロジン、石油樹脂(クマロン)
、エステルガム、ポリツクジエン、エポキシ変性ポリプ
タジエシ、低分子量脂肪族エポキシ樹脂、低分子量脂肪
族ビスフェノールタイプエボキシ樹脂、ポリオキシテト
ラメチレジグリコール、酢酸ビニル変性ポリエチレンな
どがあげられ、これらの配合IVi上記変性ポリオレフ
ィン系樹脂100重量部あ九り1〜50重量部が好まし
い。
また、バリアーコートの塗装性向上のために、上記成分
を有機溶剤によって溶解もしくは分散させておくことが
好ましく、有機溶剤としては、例乏ハベンゼン、トルニ
ジ、キシレンなどの芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、デカンなどの脂肪族系炭化水素、トリク
ロルエチレン、パークロルエチレシ、ジクロルエチレン
、シクロルエクン、ジクロルベンゼンなどの塩素化炭化
水素、メチルエチルケトシ、ジアセトンアルコールなど
のグトン系、エタノール、プロパツール、ブタノールな
どのアルコール系、プチルセロソルグなどのセロソルブ
系などがあげられる。さらに、該バリアーコートには体
質顔料、着色顔料(防食顔料は除く)などを配合しても
さしつかえない。
これらの顔料の配合量は変性ポリオレフィン系樹脂10
0重量部あ次り10〜100重量部が好ましい。
本発明において、該バリアーコートの形成塗膜に関し、
静的ガラス転移温度が前記範囲内に含まれていることは
必須であるが、さらに、該塗膜の引張り破断強度伸び率
が一20℃雰囲気で200〜1000%、特に300〜
700%であることが好ましい。形成塗膜の静的ガラス
転移温度が=30℃よりも高くなると本発明の前記目的
が達成できず、−60℃よりも高くなると塗膜性能、特
に耐水性、付着性などが低下するので好ましくない。
本発明において、これらのバリアーコートはアニオン型
電着塗膜面に塗装するのであるが、塗装方法は限定され
ず、例えばスプレー塗装、ハク塗り、浸漬塗装、溶融塗
装、静電塗装などがあり、塗装膜厚は形成塗膜にもとす
いて1〜20μ、特に5〜10μが好ましい。
なお、本発明で用いるバリアーフートの形成塗膜の静的
ガラス転移温度は示差走査型熱量計(第二精工金製DS
C−10型)で測定した値であり引張破断強度伸び率は
、恒温槽付万能引張試験機(高車製作所オートグラフ5
−D型)を用いて測定し比値であり、試料の長さは20
+wa、引張速度は20■/分で行なった。これらの測
定に使用し念試料は、該バリアーコートを形成塗膜にも
とすいて25μになるようにブリキ板に塗装し、120
℃で30分焼付は次のち、水銀アマルガム法により単離
し次ものを使用し次。
バリアーコート塗膜面に中塗りml!!を塗装するにあ
之り、該バリアーコートはあらかじめ焼付けておくこと
が好ましいが、焼付けることなくクエットオンクエット
で中塗り塗料を塗装してもさしつかえない。焼付温度は
80〜160℃、特に80〜130℃が適している。
中塗り塗料:上記バリアーフート塗面に塗装する塗料で
あって、付着性、平滑性、鮮映性、耐オーバーベイク性
、耐候性などのすぐれ次それ自体公知の中塗り塗料が使
用できる。具体的には、油長30%以下の短油、超短油
アルキド樹脂、もし、  くけオイルフリーポリエステ
ルm脂とアミノ樹脂とをビヒクル主成分とする熱硬化性
中塗り塗料があげられる。これらのアルキド樹脂および
ポリエステル樹脂は、水駿基価60〜140、醗価5〜
20、しかも変性油きして不飽和油(もしくは不飽和脂
肪酸)を用い穴ものが好ましく、アミノ樹脂は、アルキ
ル(炭素数1〜5)エーテル化し次メラミ〉樹脂、尿素
樹脂、ペンゾグアナミ〉樹脂などが適している。これら
の配合比は固形分重量にもとずいてアルキドIjt詣お
よび(ままは)オイル7リーポリエステルm脂65〜8
5%、特に70〜80%、アミノ樹脂35〜15%、特
に30〜20%であることが好ましい。さらに、上記ア
ミノ樹脂をポリイソシアネート化合物やブロック化ポリ
イソシアネート化合物に代えることができる。i!た、
計中塗り塗料の形態は、有機溶液型が最も好ましいが、
上記ビヒクル成分を用い穴非水分散液、ハイソリッド型
、水溶液型、水分散液型、粉体型などであってもさしつ
かえない。本発明では、中塗り塗膜の硬度(鉛筆硬度)
は3B〜9H(20℃)の範囲にあることが好ましい。
さらに、該中塗り塗料には、体質損料、着色顔料、その
他塗料用添加剤などを必要に応じて配合することができ
る。
本発明において、上記バリアーコート塗膜面への中塗り
塗料の塗装は前記バリアーコートと同様な方法で行なえ
、塗装膜厚は硬化塗膜にもとすいて10〜50μの範囲
が好ましく、塗膜の硬化温度はビヒクル成分によって異
なり、加熱硬化せしめる場合は80〜170℃、特に1
20〜150℃の温度で加熱することが好ましい。
上塗り塗料:前記中塗り塗面に塗装する塗料であって、
本発明では、仕上がり外観(鮮映性、平滑性、光沢など
)、耐候性(光沢保持件、耐チヨーキング性など)など
がすぐれており、しかも耐スリキズ性の良好な超硬質塗
膜を形成するそれ自体公知の塗料を使用するのである。
本発明において超硬質塗膜とけ、硬化せしめ九mgが鉛
筆硬度試験法によって測定し次硬度が4H〜9H(20
℃)の塗膜である。
中塗り塗膜および上塗り塗膜の鉛筆硬度試験法は、ガラ
ス板に塗装し硬化せしめた(硬化塗膜厚30μ)試験板
を20″cK保持し、シンの先端を平に研ぎ角を鋭くし
た鉛筆(三菱製図用鉛筆6ユ二#)を45度の角度で持
ち、シンが折れない程度に強く該塗面に押しつけながら
約1 on (3秒/cr!t)g17かし、鉛筆によ
る傷の軌跡が残らない最も硬い鉛筆の硬さで評価した。
本発明において使用できる上塗り塗料は、上記の硬度お
よび性能を有するものであれば特に制限を受けないが、
例えば、アミノ−アクリル樹脂系、アミノ・アルキド樹
脂系、アミノ・ポリエステル樹脂系、アミノ・フッ素樹
脂系、アミノ・シリコンポリエステル樹脂系、不飽和ポ
リエステル樹脂系、インシアネート・アクリル樹脂系、
インシアネートポリエステル樹脂系、インシアネート・
フッ素樹脂系、不飽和アクリル樹脂系などをビヒクル成
分とする架橋硬化型塗料があげられる。
これらの塗料の形態は特に制限されず、有機溶液型、非
水分散液型、水溶(分散)波型、粉体型、ハイソリッド
型などで使用できる。塗膜の形成(硬化)は、常温乾燥
、加熱乾燥、電子線、紫外線などの活性エネルギー線照
射などによって行なわれる。
本発明において用いる上塗り塗料は、上記のビヒクル主
成分を用い7′?、塗料にメタリック顔料および(ま次
け)着色顔料を配合し次エナメル塗料とこれらの顔料を
全くもしくは殆ど含まないクリヤー塗料に分類される。
そして、これらの塗料を用いて上塗り塗膜を形成する方
法として、例えば、■ メタリック顔料、必要に応じ着
色@料を配合してなるメタリック塗料または着色顔料を
配合してなるソリッドカラー塗料を塗装し、硬化する(
lコートlベータ方式によるメタリックまたはソリッド
カラー仕上げ)。
■ メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装し
、硬化させ次後、さらにクリヤー塗料を塗装し、再度硬
化させる(2コ一ト2ベーク方式によるメタリックま几
はソリッドカラー仕上げ)。
■ メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装し
、続いてクリヤー塗料を塗装し次後、該両塗膜を同時に
硬化させる(2コー)1ベ一ク方式によるメタリックま
たはソリッドカラー仕上げ)。
(なお、上記■〜■における「ベーク」は加熱のみに限
定されない) これらの上塗り塗料は、スプレー塗装、静電塗装などで
塗装することが好ましい。また、塗装膜厚は、乾4#、
′m!IIニ基イテ、上記■では25〜40μ、上記■
、■では、メタリック塗料ならびにソリッド力?−m粁
は10〜30μ、クリヤー塗料は25〜50μがそれぞ
れ好ましい。上塗り塗膜を加熱硬化せしめる場合の条件
はビヒクル成分によって任意に採択できるが、80〜2
20’C1特に120〜1701:で焼付けることが好
ましい。
上記のようにして、鋼板にアニオン電着塗装−バリアー
コート塗装−中塗す塗装−超硬質上塗り塗装によって形
成し次塗膜は、バリアーコート塗装を省略して形成した
塗膜に比べて、特に耐チッピ〉グ性、耐スリ′キズ性、
防食性、物理的性質などが著しく改良された。さらに、
仕−ヒかり外観(例えば、平滑性、光沢、鮮映性など)
、耐水性、耐候性などもすぐれている。
次に、本発明に関する実施例および比較例について説明
する。
! 試料の調整 (1)  #板:ボ〉プライト#、3o3o(日本パー
カーライジング#製、リン酸亜鉛系)で化成処理した鋼
板(大きさ300 X 90 X O,8鴫)(2) 
 アニオン型電着塗料: (A)  エボ〉#1001(シェル化学社製、エポキ
シ樹脂)325″M′#部、あまに油脂肪酸525重号
部および脱水ひまし油脂肪酸175重量部を反応させて
なるエポキシエステル270重量部に1.2ポリブタジ
工ンカルボン酸140i景部、1.4ポリプタジエ〉4
0重量部および無水マレイシ酸75重量部を加えて20
0Cで反応させ、次いで無水基を開環して上次樹脂は全
酸価85であった0 該樹脂をカセイカリで中和後、ヘキサキスメトキシメチ
ルメラミン(架橋剤)を、該両成分の固形分合計重量に
もとすいて25重号%加え、次いで水を加えて固形分含
有率13重量%のアニオン梨型W塗料を得た。
(B アマニ油脂肪酸変性エポキシ樹脂石に無水マレイ
ン醗を反応せしめ、開環し比後の酸価が90で、次いで
トリエチルアミンで中和し、これに部分ブトキシメチル
メラミン(架橋剤)を、両成分の合計重量にもとすいて
25重量%加え、次いで水を加えて固形分含有率13重
号%のアニオン型電着塗料を得た。
(3)  バリアーコート (A):プロピレンーエチレン共重合体(モル比40:
60)100重量部あ次り、マレイ〉酸11重量部をグ
ラフト重合せしめt樹脂の有機液体(形成塗膜の静的ガ
ラス転移温度−43℃、−20℃における引張り破断強
度伸び率410%)。
(E9 :プロピレンーエチレン共重合体(モル比60
:40)100重量部あ次り塩素化ポリオレフィン(塩
素化率30%)を15重1部配合してなる組成物の有機
液体(形成塗膜の静的ガラス転移温度−48℃、−20
℃における引張り破断強度伸び率650%)。
(Q:グロビン〉−エチレン共重合体にマレイン酸をグ
ラフト重合せしめ九樹脂の有機液体(静的ガラス転移温
度+5℃)。
(4)  中塗り塗料ニアミラツクN−2シーラー(関
西ペイシト■製、アミノポリエステル樹脂系中塗り塗料
) (5)超硬質上塗り塗料 (A:マジクロンブラック(関西ペイシト■製、アミノ
アクリル樹脂系黒色上塗り塗料、鉛筆硬度5H) (B ニーrジクロンクリヤーH(関西ベイ〉ト■製、
アミノアクリル樹脂系上塗り塗料、2コート1ベーク用
クリヤー塗料、鉛筆硬度5H)(0:ラジキュアーPブ
ラック(関西ペイント■製、アクリレートポリエステル
樹脂系電子線硬化型塗料、鉛筆硬度6H) I 実施例 比較例 上記試料を用いて鋼板にアニオン電I!r塗料、バリア
ーコート、中塗り塗料および上塗り塗料を第1表に示し
次ごとく塗装した。
アニオシ電着塗装は、電着浴の浴温度30℃およびP 
H7,8に調整し、鋼板を陽極とし、負荷電圧約200
V、180秒間通電して行なり九。電着塗装機水洗し、
170℃で30分焼付は念。塗装膜厚は硬化1に膜にも
とすいている。
バリアーコートはエアスプレー機で塗装し、120℃で
30分焼付けた。膜厚は乾燥膜厚にもとすいて6μであ
る。
中塗りおよび上塗り塗料はいずれも静電塗装機で吹付塗
装したものであり、中塗り塗料の膜厚は硬化塗膜にもと
すいて25μである。
上塗り塗装のシステムにおいて、r2cIBJは上塗り
塗料囚ならびに(至)をクエットオンクエットで塗り重
ねた後、140℃で30分焼付けて該両塗膜を硬化せし
めるシステムであり、rEBcJは上塗り塗料(0を塗
装後、270 Keuで電子線を6 Mrad照射して
硬化せしめ次システムである。
夏 性能試験結果 上記の実施例および比較例において塗装し九塗板を用い
て′!1!i膜性能試験を行なり几。その結果を第2表
に示した。
第2表における塗膜の試験方法は次のとおりである。
(※1)耐チッピング性: (1)  #、il1機器:飛石試験機JA−400型
(グラベロメーター)(スガ試験機■社製品)(2)吹
付けられる石:直径約15〜20m11の砕石 (3)吹付けられる石の容1::約500m1(4)吹
付はエアー圧カニ約4Kg/洲(5)試験時の温度:約
20℃ 試験片を試験片保持台にとりつけ、約4 K9/ e−
rdの吹付はエアー圧力で約500−の砕石粒を試験片
に発射せしめ次後、その塗面状態および耐塩水噴霧性を
評価し念。
塗面状態は目視観察し次のような基準で評価し念。耐塩
水噴霧性は試験片をJISZ2371によって240時
間、塩水噴霧試験を行なっ几後、塗面に粘着セロハンチ
ーブを貼着し、それを急激に剥離し、被衝撃部からの発
錆の有無、塗膜のノ・ガレ、腐食状態を観察し次。
塗面状態 ◎(良)二重層り塗膜の一部に衝撃によるキズが極く僅
か認められる程度で、電着塗膜の剥離を全く認めず。
△(やや不良):上塗りおよび中塗り塗膜に衝撃による
キズが多く認められ、しかも電着の塗膜の剥れも散見。
×(不良)二重層りおよび中塗り塗膜の大部分が剥離し
、被衝撃部およびその周辺を含めた被衝撃部の電tm膜
が剥離。
耐塩水噴霧性 ◎:発錆、腐食、塗膜ハガレなどが殆ど認められない。
○:錆、腐食および塗膜ハガレがわずか認められる。
△:錆、腐食および塗膜ハガレが多く認められる。
×:錆、腐食および塗膜ハガレが著しく発生。
(※2)耐衝撃性: JISK5400−1979 6.13.3B法に準じ
て、0℃の雰囲気下において行なう。重さ500fのお
もりを50crnの高さから落下して塗膜の損傷を調べ
る。
◎:異常なし △:ワレ、ハガレ少し発生 ×:ワレ、ハガレ著しく発生 (※3)付着性: JISK5400−1979 6.15に準じて塗膜に
大きさ1■X1wゴパン目を100個作り、その表面に
粘着セロハンテープを貼着し、急激例剥し次後のゴパ〉
目塗膜の残存数を調べる。
(*4)耐水性: 40℃の水に10日間浸漬し之後の塗面を評価する0 (※5)鉛筆硬度: 20℃で鉛筆による傷の軌跡が残らない最も硬い鉛筆の
硬さ。
(※6)耐スリキズ性: 20℃において、水平に保つfc試験板の塗面上に寒冷
紗を4枚重ねしておきその上に1麺分銅(上皿天秤用で
底面の平らなもので直径5crn)をのせ、寒冷紗の端
を持ち、20α/秒の速さで試験片の上を20往復させ
次のちの塗面状態を評価し次。◎はスリキズの発生が殆
ど認められない、△けスリキズの発生がやや多くみられ
る、×はかなり多くのスリキズが認められる、である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋼板にアニオン型電着塗料、中塗り塗料および上塗り塗
    料を順次塗装する工程において、該中塗り塗料の塗装に
    先立って、形成塗膜の静的ガラス転移温度が−30〜−
    60℃である変性ポリオレフィン系樹脂と有機溶剤とを
    主成分とするバリアーコートを上記電着塗膜面にあらか
    じめ塗装しておき、かつ上塗り塗料として超硬質塗膜を
    形成する上塗り塗料を使用することを特徴とする鋼板の
    被覆方法。
JP22732485A 1985-10-12 1985-10-12 鋼板への被覆方法 Pending JPS6287282A (ja)

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