JPS628652B2 - - Google Patents

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JPS628652B2
JPS628652B2 JP8551779A JP8551779A JPS628652B2 JP S628652 B2 JPS628652 B2 JP S628652B2 JP 8551779 A JP8551779 A JP 8551779A JP 8551779 A JP8551779 A JP 8551779A JP S628652 B2 JPS628652 B2 JP S628652B2
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JP
Japan
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brake
lever
drum
shoe
shoes
Prior art date
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Application number
JP8551779A
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English (en)
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JPS5610833A (en
Inventor
Tomoo Kurita
Shigeru Ichikawa
Susumu Yamamoto
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP8551779A priority Critical patent/JPS5610833A/ja
Priority to AU53491/79A priority patent/AU516048B2/en
Priority to DE19792951607 priority patent/DE2951607C2/de
Publication of JPS5610833A publication Critical patent/JPS5610833A/ja
Publication of JPS628652B2 publication Critical patent/JPS628652B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D51/00Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like
    • F16D51/16Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis
    • F16D51/18Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis with two brake-shoes
    • F16D51/20Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis with two brake-shoes extending in opposite directions from their pivots
    • F16D51/24Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis with two brake-shoes extending in opposite directions from their pivots fluid actuated
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D51/00Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like
    • F16D51/46Self-tightening brakes with pivoted brake shoes, i.e. the braked member increases the braking action
    • F16D51/48Self-tightening brakes with pivoted brake shoes, i.e. the braked member increases the braking action with two linked or directly-interacting brake shoes
    • F16D51/50Self-tightening brakes with pivoted brake shoes, i.e. the braked member increases the braking action with two linked or directly-interacting brake shoes mechanically actuated

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車輛用制動装置として用いるのに好適
なドラムブレーキに関し、特に、フツトブレーキ
ペダルの操作により作動された場合にはリーデイ
ング・トレーリング型ブレーキとして機能し、ま
たハンドブレーキレバーの操作により作動された
場合にはデユオサーボ型ブレーキとして機能し、
さらにハンドブレーキレバーおよびブレーキペダ
ルの重複操作によつても作動不能に陥ることなく
確実に機能するドラムブレーキに関する。
車輛用ドラムブレーキには、一般に、車輛の運
転席の近傍に配置されたフツトブレーキペダルの
操作に応じて一対のブレーキシユーをブレーキド
ラムに押圧するための液圧シリンダが設けられ、
また前記運転席の近傍に配置されたハンドブレー
キレバーの操作に応じて前記両ブレーキシユーを
前記ブレーキドラムに押圧するためのパーキング
ブレーキ機構が設けられている。
ところで、この種のドラムブレーキでは、円滑
な制動力を得る上で両ブレーキシユーの一方がリ
ーデイングシユーとして作用しまた他方のブレー
キシユーがトレーリングシユーとして作用するい
わゆるリーデイング・トレーリング型ブレーキと
して機能することが望ましく、また強い制動力を
得る上で両ブレーキシユーがリーデイングシユー
として作用するいわゆるデユオサーボ型ブレーキ
として機能することが望ましい。
そのため、前記フツトブレーキペダルが操作さ
れた際にはリーデイング・トレーリング型ブレー
キとして機能し、また前記ハンドブレーキレバー
が操作された際にはデユオサーボ型ブレーキとし
て機能するドラムブレーキが提案されているが、
従来のこのドラムブレーキでは、フツトブレーキ
ペダルとブレーキレバーとが重複して操作された
場合、両ブレーキシユーに作用する前記パーキン
グブレーキ機構からの作用力と前記液圧シリンダ
からの作用力とが相対する方向に作用するため、
逆に、前記ブレーキペダルおよびブレーキレバー
のいずれか一方が操作された場合よりも制動力が
低下し、しばしば制動不能に陥る虞れがあつた。
従つて、本発明の目的は、フツトブレーキペダ
ルおよびハンドブレーキレバーの重複操作によつ
ても制動力を低下させることなく確実に制動し得
うるドラムブレーキを提供することにある。
本発明は、一端開放の円筒状のブレーキドラム
と、該ブレーキドラムの開放端に対向して配置さ
れたバツキングプレートと、前記ブレーキドラム
の内周面に沿つて配置される一対のブレーキシユ
ーであつて互いに対向して配置されかつ前記バツ
キングプレートに保持された一対のブレーキシユ
ーと、該両ブレーキシユーの互いに隣接する一方
の端部間にあつて前記バツキングプレートに固定
されたアンカブロツクと、前記両ブレーキシユー
の前記一方の端部のそれぞれを前記アンカブロツ
クに当接させるべく該アンカブロツクに向けて付
勢する手段と、前記両ブレーキシユーの互いに隣
接する他方の端部間にあつて該両端部を押し拡げ
るべく前記バツキングプレートに設けられ、フツ
トブレーキペダルの操作によつて作動する液圧シ
リンダと、前記両ブレーキシユーの前記他方の両
端部を互いに相近づける方向へ付勢する手段と、
一方の前記ブレーキシユーの前記一方の端部近傍
において該ブレーキシユーに枢着され、ハンドブ
レーキレバーの操作によつて前記バツキングプレ
ートとほぼ平行な面上で揺動可能なパーキングレ
バーと、他方の前記ブレーキシユーの中央部近傍
において該ブレーキシユーにピンを介して中央部
分近傍で枢着され前記バツキングプレートとほぼ
平行な面上で揺動可能なアイドルレバーと、前記
両ブレーキシユー間に配置された第1および第2
のロツドとを含み、前記第1のロツドの一端は前
記ブレーキレバーに係合しまたその他端は前記ア
イドルレバーに係合し、前記第2のロツドの一端
は前記一方のブレーキシユーに係合しまたその他
端は前記他方のブレーキシユーおよび前記アイド
ルレバーに係合することを特徴とする。
本発明が特徴とするところは、図示の実施例に
ついての以下の説明により、さらに明らかとなろ
う。
第1図には、本発明に係るドラムブレーキが全
体に符号10で示されている。ドラムブレーキ1
0は、図中一点鎖線で示されているように、車輛
の回転軸と一体的に回転可能な一端開放の円筒状
のブレーキドラム12と、該ブレーキドラムの開
放端に対向して配置されかつ前記車輛の非回転部
分例えば車輪のナツクルに固定される円形のバツ
キングプレート14とを含む。
前記バツキングプレート14上には、前記ブレ
ーキドラムの内周面に沿うように一対の弧状のブ
レーキシユー16,18が互いに対向して配置さ
れている。各ブレーキシユー16,18の外周面
には、ブレーキライニング20,22が固着され
ており、またその内周面には前記バツキングプレ
ート14とほぼ平行に伸びかつブレーキシユー1
6,18に沿つて伸びるウエブ24,26が形成
されている。両ブレーキシユー16,18は、各
ウエブ24,26の中央部に組み付けられた従来
よく知られたシユーホールドダウンスプリング組
立体28,30によつて前記バツキングプレート
14に向けての押圧力を受け、これにより両ブレ
ーキシユー16,18はバツキングプレート14
上に保持されている。
両ブレーキシユー16,18の互いに隣接する
一方の端部間には、両側にピン32,34を有す
るアンカブロツク36が配置されており、該アン
カブロツクは前記バツキングプレートに固定され
ている。各ピン32,34と各ウエブ24,26
の一端38,40近傍との間には、付勢手段であ
る一対の引張コイルスプリング42,44が張設
され、該コイルスプリングの偏倚力によつて各ウ
エブ24,26の一端38,40はアンカブロツ
ク36のピン32,34に向けて該ピンに当接可
能に押圧されており、これにより各ブレーキシユ
ー16,18は前記ピン32,34を中心に揺動
可能である。
両ブレーキシユー16,18の互いに隣接する
他方の端部間には液圧シリンダ46が配置されて
おり、該液圧シリンダは前記バツキングプレート
に固定されている。液圧シリンダ46はその両端
に各ウエブ24,26の他端48,50に当接可
能なピストン52,54を備える。前記液圧シリ
ンダ46は、従来よく知られているように、車輛
の運転席の近傍に配置されたブレーキペダル(図
示せず)の操作に応じた圧力の加圧液の送給を受
け、これにより両ピストン52,54は前記ウエ
ブ24,26の両他端48,50を互いに相離れ
る方向に向けて押し拡げるべく作動される。ま
た、両ウエブ24,26の他端48,50の近傍
における互いに対向する箇所には切欠56,58
が形成されており、該切欠にはそれぞれリターン
スプリング60の両端が係止されている。リター
ンスプリング60は前記ウエブ24,26の他端
48,50を互いに相近づける方向へ付勢する。
一方のブレーキシユー16のウエブ24には、
該ウエブに沿つてパーキングレバー62が配置さ
れている。該ブレーキレバーは前記ウエブ24の
一端38側に位置する一端部においてピン64を
介してウエブ24の一端38近傍に枢着されてい
る。また、ブレーキレバー62の他端には、パー
キングワイヤ66が接続されており、該パーキン
グワイヤを介して前記ブレーキレバー62は車輛
の前記運転席の近傍に配置されたハンドブレーキ
レバー(図示せず)に連結されている。従つて、
前記ハンドブレーキレバーの操作により前記パー
キングレバー62は前記ピン64を中心に前記バ
ツキングプレート14とほぼ平行な平面上で該バ
ツキングプレートの中心に向けて揺動可能であ
る。
他方のブレーキシユー18のウエブ26には、
該ウエブに沿つてアイドルレバー68が配置され
ている。該アイドルレバーはその中央部分におい
てピン70を介して前記ウエブ26の中央部分に
枢着されており、アイドルレバー68は前記ピン
70を中心に前記バツキングプレート14とほぼ
平行な平面上で揺動可能である。アイドルレバー
68の両端における他方のブレーキシユー18と
対向する部分には、対をなす切欠72,74が設
けられており、一対の切欠72,74は前記ピン
70を中心として互いに対称をなす位置に形成さ
れている。
前記ブレーキレバー62の他端近傍には、前記
アンカブロツク36側に位置する一方の切欠72
に対向する切欠76が設けられている。また、前
記アイドルレバー68が枢着されたウエブ26の
他端近傍には、他方の切欠74に整合する切欠7
8が設けられており、他方のブレーキシユー16
のウエブ24の他端近傍には前記切欠74および
78に対向する切欠80が設けられている。
互いに対向して配置された両ブレーキシユー1
6,18間には、第1および第2のロツド82お
よび84が配置されている。第1のロツド82
は、互いに対向する前記アイドルレバー68の一
方の切欠72および前記ブレーキレバー62の切
欠76間にあつて、その一端86が切欠76に係
合しまたその他端88が切欠72に係合し、両端
86,88がブレーキレバー62およびアイドル
レバー68と当接関係にある。第2のロツド84
は、互いに対向する一方のブレーキシユー16の
切欠80と、他方のブレーキシユー18の切欠7
8およびアイドルレバー68の他方の切欠74と
の間にあつて、その一端90が切欠80に係合
し、またその他端92が切欠78および74に係
合し、一端90がブレーキシユー18に当接し他
端92がアイドルレバー68およびブレーキシユ
ー18に当接する。これにより、両ロツド82,
84は、両ブレーキシユー16,18を横切りか
つ前記ピン70を通る中心線に平行に配置され、
また該中心線に対して互いに対称的に配置されて
おり、両ブレーキシユー16,18間において前
記アイドルレバー68と共にリンク機構を構成す
る。
図示の例では、第2のロツド84は従来よく知
られたストラツト組立体である。該ストラツト組
立体はブレーキレバー62の作動に関連して揺動
されるアジヤステイングレバー(図示せず)によ
り回転されるつめ車94を有する軸部材96と、
該車軸部材の両端部を受け入れる一対の支持部材
98,100とを備え、一方の支持部材98は従
来よく知られているように軸部材96と螺合関係
にある。従つて、前記ストラツト組立体は、従来
におけると同様、前記ドラムブレーキ10の非作
動時における各ブレーキライニング20,22と
ブレーキドラム12の内周面との間隙すなわちシ
ユークリアランスを一定に保持すべく前記つめ車
94の回転により各ブレーキライニング20,2
2の摩耗度合に応じて、伸長される。このストラ
ツト組立体84に代えて、第2のロツドを第1の
ロツド82と同様な単一の棒部材とすることがで
きる。
本発明に係るドラムブレーキ10においては、
前記フツトブレーキペダルおよびハンドブレーキ
レバーの非操作時には、前記スプリング42,4
4および60の偏倚力により、両ブレーキシユー
16,18のそれぞれの一端すなわちウエブ2
4,26の各一端38,40はアンカブロツク3
6のピン32,34に当接した状態で保持され、
また両ブレーキシユー16,18のそれぞれの他
端すなわちウエブ24,26の各他端48,50
は液圧シリンダ46のピストン52,54に当接
した状態で保持される。従つてドラムブレーキ1
0は非作動状態におかれ、この非作動状態では第
2のストラツトをストラツト組立体84とするこ
とにより前記したようにシユークリアランスを一
定に保持することができ、これによりブレーキラ
イニング20,22の摩耗度合に拘わらず後述す
る前記フツトブレーキペダルおよびハンドブレー
キレバーの一定の操作量で以て一定の制動効果を
得ることができる。
前記フツトブレーキペダルが踏み込まれると、
その踏込量に応じて液圧シリンダ46の両ピスト
ン52,54が前記スプリング60の偏倚力に打
ち勝つて両ブレーキシユー16,18の他端4
8,50を押し拡げる。これにより両ブレーキシ
ユー16,18はアンカブロツク36のピン3
2,34を中心に揺動されるが該ブレーキシユー
16,18の揺動によつて第2のロツド84両端
90,92と前記切欠80,78および74との
係合が解除されることはなく、液圧シリンダ46
の拡張力によつて各ブレーキシユー16,18の
ブレーキライニング20,22はブレーキドラム
12の前記内周面に押し付けられ、該ブレーキド
ラムは制動を受ける。この制動に際して、一方の
ブレーキシユー、例えばブレーキドラム12が第
1図において時計方向に回転力を受けている場合
にはブレーキシユー16には該ブレーキシユーに
作用する前記シリンダ46の拡張力がブレーキド
ラム12の摩擦力により助長されることはなく、
ブレーキシユー16はトレーリングシユーとして
作用し、またブレーキシユー18は前記した摩擦
力による自己誘導作用を受けるリーデイングシユ
ーとして作用する。また、ブレーキドラム12が
反時計方向の回転力を受けている場合には、ブレ
ーキシユー18がトレーリングシユーとして作用
し、ブレーキシユー16がリーデイングシユーと
して作用する。その結果、前記ブレーキペダルの
操作によつてドラムブレーキ10はリーデイン
グ・トレーリング型ブレーキとして機能し、前記
ブレーキペダルの踏み込みに応じて円滑な制動力
を発揮する。
また、前記フツトブレーキペダルの操作に代え
て、前記ハンドブレーキレバーが操作されると、
その操作力によつて前記パーキングレバー62は
前記ピン64を中心に前記バツキングプレート1
2の中心に向けて揺動される。このパーキングレ
バー62の揺動により前記操作力は前記リンク機
構すなわち第1のロツド82、第2のロツド84
およびアイドルレバー68を介して一対のブレー
キシユー16,18に伝えられ、各ブレーキシユ
ー16,18は互いに隣接する端部38,40お
よび48,50が相離れる方向へ向けて全体的に
拡張される。
すなわち、前記パーキングレバー62の揺動に
よりその操作力は前記第1のロツド82を介して
アイドルレバー68の一端に伝えられ、パーキン
グレバー62が枢着された一方のブレーキシユー
16の一端38はピン64に作用する前記操作力
の反力により前記アンカブロツク36から相離れ
る方向へ向けての作用力を受ける。前記アイドル
レバー68の一端に伝えられた前記操作力は、該
アイドルレバー68を支承するピン70を中心と
するアイドルレバー68の回転力として作用し、
該アイドルレバーの他端に係合する第2のロツド
84を介して一方のブレーキシユー16の他端を
押し拡げる。このブレーキシユー16の他端を押
し拡げる作用力の反力は前記ピン70を経て他方
のブレーキシユー18の中央部に該ブレーキシユ
ーを全体に押し拡げる作用力として作用する。そ
の結果、前記ハンドブレーキレバーの操作力によ
り、前記両ブレーキシユー16,18は前記スプ
リング60,42,44の偏倚力に打ち勝つて全
体的にブレーキドラム12の前記内周面に向けて
拡張される。
この両ブレーキシユー16,18の全体的な拡
張によりブレーキライニング20,22がブレー
キドラム12の前記内周面に係合されると、両ブ
レーキシユー16,18はブレーキドラム12か
ら該ブレーキドラム回転方向への作用力を受け
る。例えば、ブレーキドラム12が、第1図にお
いて時計方向に回転力を受けている場合には、該
ブレーキドラムとの係合によりブレーキシユー1
8はアンカブロツク36のピン34に向けての時
計方向の作用力を受け、またブレーキシユー16
はアンカブロツク36のピン32から相離れる方
向に向けての時計方向の作用力を受け、このブレ
ーキシユー16に作用する回転力は第2のロツド
84の他端92をブレーキシユー18の切欠78
に当接させることにより第2のロツド84を介し
てブレーキシユー18に伝えられる。従つて、両
ブレーキシユー16,18に作用する回転力は全
てアンカブロツク36の一方のピン34に受け止
められこれにより、ブレーキシユー18はピン3
4を中心に拡張され、またブレーキシユー16は
前記第2のロツド84との係合点を中心に拡張さ
れ、両ブレーキシユー16,18はリーデイング
シユーとして作用する。また、前記ブレーキドラ
ム12が反時計方向の回転力を受けている場合に
は、両ブレーキシユー16,18に作用する反時
計方向の回転力は全てアンカブロツク36の他方
のピン32に受け止められることから、ブレーキ
シユー16はピン32を中心に拡張され、またブ
レーキシユー18は前記第2のロツド84との係
合点を中心に拡張され、両ブレーキシユー16,
18はリーデイングシユーとして作用する。
その結果、前記ハンドブレーキレバーの操作に
よつてドラムブレーキ10はデユオサーボ型ブレ
ーキとして機能し、前記ハンドブレーキレバーの
比較的小さな操作力で以て強い制動力を発揮す
る。
前記フツトブレーキペダルおよびハンドブレー
キレバーが重複して操作されると、ドラムブレー
キ10はリーデイング・トレーリング型ブレーキ
として機能し、しかも液圧シリンダ46の作用力
およびパーキングレバー62の操作力が共に両ブ
レーキシユー16,18の拡張力として作用す
る。
すなわち、前記フツトブレーキペダルーの操作
によりドラムブレーキ10が前記したようなリー
デイング・トレーリング型ブレーキをして機能し
ている状態で前記ハンドブレーキレバーが操作さ
れると、前記パーキングレバー62が揺動される
が、前記液圧シリンダ46の作動により第2のロ
ツド84の他端92とアイドルレバー68の切欠
74との間には遊びが生じていることから、一方
のブレーキシユー16は前記ピン64より前記し
たような強い反力を受けることはない。また、パ
ーキングレバー62の揺動に伴なう前記アイドル
レバー68のピン70を中心とする揺動により、
アイドルレバー68の前記他端が第2のストラツ
ト84の他端92に当接すると、アイドルレバー
68に伝えられた操作力は第2のストラツト84
を介して液圧シリンダ46の一方のピストン48
の作動方向に沿つた作用力として一方のブレーキ
シユー16の一端48の近傍に作用する。アイド
ルレバー68が第2のロツド84から受ける反力
は前記ピン70を経て他方のブレーキシユー18
に伝えられるが、該ブレーキシユー18の他端5
0には液圧シリンダ46の他方のピストン54か
ら強い拡張力を受けていることから、前記反力に
よつて前記ブレーキシユー18の一端40がアン
カブロツク36のピン34から離反することはな
く、前記反力の一部は他方のピストン54の作動
方向に沿つた作用力として他方のブレーキシユー
18に作用する。
従つて、前記フツトブレーキペダルの操作力お
よび前記ハンドブレーキレバー操作力がリーデイ
ングシユーおよびトレーリングシユーとして作用
する両ブレーキシユー16,18の拡張力として
働くことから、ドラムブレーキ10は強い制動力
を発揮する。
前記した例では、フツトブレーキペダルの操作
後ハンドブレーキレバーを操作した例について説
明したが、ハンドブレーキレバーの操作によりド
ラムブレーキ10がデユオサーボ型ブレーキとし
て機能している状態で前記フツトブレーキペダル
を操作することにより、液圧シリンダ46のピス
トン52,54が両ブレーキシユー16,18の
他端48,50を拡張することからドラムブレー
キ10をリーデイング・トレーリング型ブレーキ
として機能させることができる。この場合、前記
したと同様、前記フツトブレーキペダルおよびハ
ンドブレーキレバーの操作力が両ブレーキシユー
16,18の拡張力として働く。
また、前記フツトブレーキペダルおよびハンド
ブレーキレバーを同時に操作した場合において
も、ドラムブレーキ10は前記したところから明
らかなように前記したと同様なリーデイングトレ
ーリング型ブレーキとして機能する。
前記フツトブレーキペダルおよびハンドブレー
キレバーの重複操作によりドラムブレーキ10が
リーデイング・トレーリング型ブレーキとして機
能している状態で前記フツトブレーキペダルの操
作が解除されると、ドラムブレーキ10は前記し
たようにデユオサーボ型ブレーキとして機能す
る。また前記したフツトブレーキペダルの操作解
除に代えて前記ハンドブレーキレバーの操作が解
除されると、ドラムブレーキ10はリーデイン
グ・トレーリング型ブレーキの機能を維持する。
この場合、前記ハンドブレーキレバーの解除に伴
なつて両ブレーキシユー16,18に作用する該
ブレーキシユーの拡張力は減少するが、前記フツ
トブレーキペダルの操作によりドラムブレーキ1
0に充分な制動力を発揮させることができる。
本発明によれば、前記したように、フツトブレ
ーキペダルの操作によりリーデイング・トレーリ
ング型ブレーキとして機能させることができるこ
とから安定した制動効果を得ることができ、また
ハンドブレーキレバーの操作によりデユオサーボ
型ブレーキとして機能させることができることか
ら強い制動効果を得ることができる。
さらに、フツトブレーキペダルおよびハンドブ
レーキレバーの重複操作によつてもリーデイン
グ・トレーリング型ブレーキとして機能させるこ
とができ、しかもフツトブレーキペダルおよびハ
ンドブレーキレバーの両操作力が前記両ブレーキ
シユーの拡張力として作用することから、一層強
い制動効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るドラムブレーキをブレー
キドラムを除いて示す平面図である。 12:ブレーキドラム、14:バツキングプレ
ート、16,18:ブレーキシユー、36:アン
カブロツク、38,40:ブレーキシユーの一
端、42,44,60:付勢手段、46:液圧シ
リンダ、48,50:ブレーキシユーの他端、6
2:パーキングレバー、68:アイドルレバー、
70:ピン、82,84:第1および第2のロツ
ド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一端開放の円筒状のブレーキドラムと、該ブ
    レーキドラムの開放端に対向して配置されたバツ
    キングプレートと、前記ブレーキドラムの内周面
    に沿つて配置される一対のブレーキシユーであつ
    て互いに対向して配置されかつ前記バツキングプ
    レートに保持された一対のブレーキシユーと、該
    両ブレーキシユーの互いに隣接する一方の端部間
    にあつて前記バツキングプレートに固定されたア
    ンカブロツクと、前記両ブレーキシユーの前記一
    方の端部のそれぞれを前記アンカブロツクに当接
    させるべく該アンカブロツクに向けて付勢する手
    段と、前記両ブレーキシユーの互いに隣接する他
    方の端部間にあつて該両端部を押し拡げるべく前
    記バツキングプレートに設けられ、フツトブレー
    キペダルの操作によつて作動する液圧シリンダ
    と、前記両ブレーキシユーの前記他方の両端部を
    互いに相近づける方向へ付勢する手段と、一方の
    前記ブレーキシユーの前記一方の端部近傍におい
    て該ブレーキシユーに枢着され、ハンドブレーキ
    レバーの操作によつて前記バツキングプレートと
    ほぼ平行な面上で揺動可能なパーキングレバー
    と、他方の前記ブレーキシユーの中央部近傍にお
    いて該ブレーキシユーにピンを介して中央部分近
    傍で枢着され前記バツキングプレートとほぼ平行
    な面上で揺動可能なアイドルレバーと、前記両ブ
    レーキシユー間に配置された第1および第2のロ
    ツドとを含み、前記第1のロツドの一端は前記ブ
    レーキレバーに係合しまたその他端は前記アイド
    ルレバーに係合し、前記第2のロツドの一端は前
    記一方のブレーキシユーに係合しまたその他端は
    前記他方のブレーキシユーおよび前記アイドルレ
    バーに係合するドラムブレーキ。
JP8551779A 1979-07-07 1979-07-07 Drum brake Granted JPS5610833A (en)

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AU516048B2 (en) 1981-05-14

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