JPS6284724A

JPS6284724A - 暖房便座

Info

Publication number: JPS6284724A
Application number: JP22714185A
Authority: JP
Inventors: 宏之松井; 藤田　和明; 由隆森川; 修橋本; 宏史山本
Original assignee: Toto Ltd; Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Toto Ltd; Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1985-10-11
Filing date: 1985-10-11
Publication date: 1987-04-18
Anticipated expiration: 2009-06-22
Also published as: JPH0646974B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、洋風便器に取付け、使用者の腎部等を暖め
る暖房便座に関するものである。

従来の技術従来この種の暖房便座は、例えば実公昭６９−３２４０
０号公報に示されているように、第６図およびその略断
面を示す第７図のような構造になっていた。

すなわち、便器１への固定部材を有するベース２と、ケ
ース３で本体４が構成され、内部にヒータ５が配設され
た便座６と、、便座６を覆う便ブタ７七が、回動軸８と
Ｅリング９により前記ケース３に回動自在に固定されて
いた。ベース２とケース３はねじ１ｏによりベース２側
から機械的に固定されており、その内部には、ヒータ６
への通電を制御する制御装置１１が、ケース３の内面の
土壁に取付けられ、万一、本体４内に水や汚水が浸入し
ても制御回路１１に直接、水や汚水がかからないように
していた。

発明が解決しようとする問題点しかし、このような構成のものでは、本体４内に水や汚
水が入った時、直接、制御装置１１に被水することは防
止出きても、入った水や汚水の蒸発時の蒸気により、制
御装置１１等の電気部品を損傷させることは防止出来な
かった。特に、便器回りは、塩酸性の洗剤で掃除される
ことが多く、その場合は、便器１に付着した洗剤や、ベ
ース２と便器１のすき間１２に貯った洗剤から、塩酸の
蒸気が発生し、ケース３とベース２の嵌合すき間１３か
ら本体４内部へ浸入して上昇し、ケース３の内面土壁に
取付けられた無防備な制御装置１１等を腐食させ、故障
させることがあった。

そこで、本発明は水や汚水（小便や洗剤など）および、
それらの蒸気が本体内に浸入しても、制御装置が腐食す
るのを防止するものである。

問題点を解決するための手段そして上記問題点を解決する本発明の手段は、ベースに
、一体に形成された立ち上がり壁による囲い部を設け、
この囲い部の中に制御装置を取付け、その上部より、外
カバーとは別の内カバーで覆うものである。

作　　用この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、制御装置がベースに一体に形成された立ち上
が９壁による囲い部内に取付けられているため、水や汚
水が本体内に浸入しても、囲い部内に流れ込むことがな
く、制御装置が被水することがない。なおかつ、制御装
置の上方より内カバーで覆われているため、本体内に浸
入した水や汚水が蒸気化したり、外カバーとベースのす
き間から塩酸性蒸気が本体内に浸入しても、それらの腐
食性ガスにより制御装置が影響を受けることがない。す
なわち、制御装置は、水や汚水や腐食性ガスの浸入に対
して完全に保護され、腐食や漏電等による故障や事故を
防止出きる。

実施例以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。第１図は、一実施例を示す暖房便座の斜視分解図で
あり、１４は内部に電気ヒータ１６が配設され、使用者
が着座することにより表面から暖を取る便座である。１
６はベース、１７は外カバーとなるケースであり、この
ベース１ｅとケース１７とで本体１８の外殻が構成され
る。１９は、非使用時、便座１６を覆う為の便フタであ
る。

第２図、第３図および第４図は、いずれも本体１８の要
部断面図であり、第２図は、本体１８の長手方向の断面
、第３図は第２図のＡ−Ａ付近を切断した断面、第４図
は第３図のＢ−Ｂ付近を切断した断面を示す。２０は、
箭記電気ヒータ１５への通電を制御して便座１４の表面
温度をコントロールする制御装置であり、プリント基板
２１上に、各種電子部品や温度調節ボリューム２２が取
付けられている。制御装置２０は、電気ヒータ１６及び
電気ヒータ１５の近傍に設けられた温度検出素子（図示
しない）と、リード線２３で電気的に接続されている。

リード線２３は、第４図の如く、便座１４の後端部に設
けた耳部２４とこの耳部２４に圧入固定された回動軸２
５の内部を貫通して便座１４の内部から本体１日内へ導
びかれ、制御装置２０にコネクター２６．２７で接続さ
れている。回動軸２６内を通過するリード線２３は保護
チューブ２８で保護されている。回動軸２５の先端には
カム２９が一体に設けられており、男子小用時など、便
座１４を回動させて立て掛け、はぼ直立させた時、この
カム２９が下方のベース１ｅに取付けられたバネ板３ｏ
に圧接し、便座１４が倒れてくるのを防止している。回
動軸２６と対向する位置には、回動軸３１が耳部３２と
一体に設けられている。回動軸３１は、ベース１６から
一体に立上がった壁３３の横穴３４にクリアランスをも
って挿入され、回動軸２６は、ベース１６から一体に立
上がり上面に略Ｕ溝を持った壁３３′に置かれ上部より
押え金具３５で、同じくクリアランスをもって支持され
ることにより、便座１４は、ベース１６すなわち本体１
日に回動自在に保持される。ベース１６には、前記制御
装置２０゜リード線２３及びバネ板３０を取りかこむよ
うにベース１ｅと一体の立ち上がシ壁３６による囲い部
が設けられており、上方から内カバー３７が制御装置２
０．リード線２３．カム２９．バネ板３０゜および押え
金具３６をつつみ込むように設けられ、立ち上がり壁３
６に嵌合してねじ３８で固定されている。制御装置２ｏ
はベース１６から立上がったポス３９と内カバー３７か
ら垂下したボス４゜により挾持されている。４１は電源
を供給する電源コードであり、モールドされたコード出
口部４２が、内カバー３７の切欠部４３に嵌合し、ベー
ス１６の立ち上がり壁３ｅとの間で挾み込まれて固定さ
れている。プリント基板２１に直接固定された調節ボリ
ューム２２は、立ち上がり壁３６にもナツト４４で固定
されており、ケース１７に設けた横穴４６を貫通して導
びかれた調節つまみ４６の軸４７に挿入されている。使
用者が調節つまみ４６を回動操作することにより、調節
ボリューム２２の抵抗値を変化させ、便座１４の表面温
度を調節することが出きる。

ケース１γは側内面に、２ケ所の爪部４８を有しており
、ベース１６の両端の円弧部４９に、係止することによ
り固定されている。また、ベース１６の下面には、便器
（図示しない）への取付ボルト５０が一対、設けられて
いる。

以上、本発明の構成によれば、制御装置２ｏが、ベース
１６上のベース１ｅと一体となった立ち上がり壁３６に
よる囲い部内に収納され、内カバー３７が立ち上り壁３
６に嵌合して、制御装［２’。

を上方から覆っている為、万一、本体１８内に水や汚水
が浸入しても、立ち上り壁３６で遮断され、囲い部内に
流れ込むことがない。また、本体１８内に入った水や汚
水が蒸気化したり、洗剤による塩酸性蒸気などがベース
１６とケース１７のすき間から、浸入しても、制御装置
２０は、内カバー３７で保護される。すなわち、制御装
置２Ｑは、立ち上り壁３６と内カバー３７により、水や
汚水やそれらの蒸気および洗剤による塩酸性蒸気の影響
を受けることがなく、腐食等による故障を起こすことが
ない。また、制御装置２０が、ベース１６と内カバー３
７で挾まれて固定されている為、組立性、保守性がよい
。

また、電源コード４１のコード出口部４２が、内カバー
３７の切欠部４３に嵌合して固定されている為、ケース
１７を誤って外されても、電源コード４１と制御回路２
ｏの電気接続部に張力が加わらず、断線の恐れがない。

また、電源コード４１の出口部が封止され、内カバー３
７内への蒸気の浸入も防止用きる。

また、本実施例によれば、内カバー３７により、カム２
９．バネ板３０．ＩＪ−ド線２３．押え金具３５等の部
品も、覆われているため、水が汚水の浸入による腐食か
ら守ることが出来るし、ケース１７を外したのちの外力
から保護することも出きる。

なお、第６図は本発明の他の実施例を示す。この実施例
は、制御装置２０を立て、ベース１６と内カバー３７で
挾み込んで固定したものであり、その作用、効果は前述
のものと同等であり、加えて本体の省スペース化が図れ
ると共に万一、内カバー３７内で結露しても、水滴が制
御装置２ｏ上に滴下、滞留することがないなどの効果を
奏するものである。

発明の効果本発明は、ベースに立ち上がり壁による囲い部を設け、
この囲い部の中に制御装置を収納し、上部より内カバー
で覆っているため、水や汚水が本体内に浸入しても立ち
上がり壁によシ水や汚水が遮断され、制御装置が被水す
ることがない。また、浸入した水や汚水が蒸気化したり
、便器掃除に使用した洗剤等の塩酸性蒸気が本体内に浸
入しても、制御回路は内カバーにより保護され蒸気の影
響を受けない。すなわち、制御装置は、水や汚水や腐食
性ガスに対し完全に保護され、腐食等による断線や故障
が防止出来、信頼性の高い暖房便座を提供しうろことが
可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す暖房便座の分解斜視図
、第２図は同本体長手方向の要部断面図、第３図は第２
図のＡ−Ａ付近を切断した要部断面図、第４図は第３図
のＢ−Ｂ付近を切断した要部視７７図、第７図は従来の
暖房便座を便器に取付けた時の、長手方向断面図を示す
。１４・・・・・・便座、１６・・川・ベース、１７・川
・・ケース（外カバー）、２ｏ・・・・・・制御装置、
３６・・印・立ち上が９壁、３７・・・・・・内カバー
、４１・・・・・・電源コード。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名２ｊ
−−シード読２５−回動軸２ｑ−一一刀４３０−”−ノＣ′主石叉３Ｇ−−−ｔ３ｋｔｙｒ７’１１Ｃ−ｍ−へ一人

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ヒータを内蔵した便座と、ベースと外カバーより
なる本体と、前記ヒータの制御装置と、この制御装置の
電源コードとを備え、前記ベースには立ち上がり壁によ
る囲い部を設け、前記囲い部に前記制御装置を収納し上
部より内カバーで覆う構成とした暖房便座。
（２）制御装置はベースと内カバーで挾んで保持する構
成とした特許請求の範囲第１項記載の暖房便座。
（３）電源コードの本体からの出口部を立ち上がり壁、
もしくは内カバー、もしくは立ち上がり壁と内カバーの
両者に設けた切欠部に嵌合させ保持する構成とした特許
請求の範囲第１項、または第２項記載の暖房便座。