JPS628427A - 防眩形陰極線管の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は１、テレビジミンやコンピュータ川ディスプ
レイ等に使用され、フェース部の外表面に防眩処理を施
してなる防眩形陰極線管の製造方法に関するものである
。

〔従来の技術〕

近年、コンピュータ端末が普及するのにともなって、特
にオペレータの眼に対するストレスが間趙祝されている
。これを軽減するために、画像表示用のフェース部にお
ける外表面に、防眩処理を施すことが減みられている。

との防眩処理で一般化されているものとして、陰極線管
の外囲器としてのガラスパルプの製作時に、そのフェー
ス部の外表面にエツチングをおこなって、微細な凹凸を
形成し、その外衣面における反射像を拡″牧する方法が
ある。

その−合、上記エツチング方法として、フェース部の外
衣ＩＭ１に、たとえは、金−の微細粉末を高圧窒気と共
に吹き付けて凹凸を形成する、いわゆる、機械的エツチ
ング法や、機械的エツチング法と弗ば溶液浸漬舒の手段
を併用して、上記外表面に凹凸を形成する、化学的エツ
チング法が用いられる。

第４図は、従来の防眩形陰極線管のｌａ、Ｉｔ面図であ
シ、同図において、（１）は内部を尚真空に保つだめの
外囲器としてのガラスバルブ％（２）はガヲヌパルプ（
１）の１部を構成するフェース部でメジ、その外表面に
は防眩処理として、上記エツチングによって微細な凹凸
が形成されている（第５図）。（３）は螢光面であシ、
上記フェース部（２）の内面に螢光体が箆着され、電子
ビームの衝突によって発光する。

（４）は上記螢光面（３）に対して電子ビームを放出す
る電子＆、＋５）は偏向ヨークであシ、上記電子銃（４
）から放出された電子ビームを、上記螢光面（３）の全
面に走査させるように、水平および垂直に偏向させるた
めのものである。

従来の防、眩形陰極線管は上記のように構成されておシ
、その製造方法としては、まず、ガラスメーカで１．あ
らかじめ上記外表面に、エツチングによって凹凸が形成
され、−その後、螢光面の作成、電子銃の封入、排気等
の製造工程を経て防眩形陰極線管として仕上げられる。

そして、上記外表面に形成された微細な凹凸によって、
上記外表面での反射像が拡散される。

〔発明が解決しようとする間廟点〕

上記のような、従来の製造方法による防眩形陽１ｆｆｉ
　ｌ　’＆では、螢光面の作成、電子銃の封入、排気等
の製造工程を経る以前に、フェース部の外表面のエツチ
ングがおこなわれているが、エツチングされると、上記
外衣面は、硬度が低くなシ、傷がつきやすくなるという
問題があった。

そのため、製造工程や輸送工程においても、上記外表面
に傷がつきやすく、また、その傷は、凹凸面において非
常に目立つので、防眩形陰極線管としての不良品がかな
シ発生した。しかも、上記傷は、再研磨等で修正するこ
とができないので、製造歩留シがきわめて悪い。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、フェース部の外表面に傷がつきに＜＜、かつ
、製造歩留シがよい防眩形陰極線管の製造方法を提供す
ることを目的とする。

〔問題点を解決するだめの手段〕

この発明に係る防眩形陰極線管のＩＡ遠方法は、−極４
！ｊｔｔのフェース部の外表面に、紫外綴硬化形樹脂を
スプレィ塗布し、この塗膜に紫外線を照射して硬化させ
て、上記外表面上の反射像を拡散させる拡散層とするこ
とを特徴とする。

〔作用〕

この発明において、紫外線硬化形樹脂をスプレィ塗布す
ることによって、フェース部の外表面に形成された拡散
層は、その表面に微細な凹凸が形成されているので、上
記外表面における反射像を拡散して、目障シな表面反射
を軽減する。

また、上記紫外線硬化形樹脂が硬化した場合、エツチン
グされた外表面に比べて硬度が高くなるので、上記拡散
層は傷がつきにくい。

なお、上記拡散層は、ガフヌバμプの製作時に形成する
必要はなく、陰極線管が組み立てられ、試験工程を経て
良品と判定されてから形成することが可能である。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明する
。

第１図は、この発明による防眩形陰極線管の断面図であ
る。同図において、（１）〜（５）は、上記従来装置と
同一のものであるが、フェース部（２）の外表面はエツ
チングされていない。

第２図は、第１図の要部拡大図である。同図において、
（６）は上記外表面に形成された、アクリル飼脂等の紫
外線硬化形樹脂よシなる拡散層であシ、上記紫外線硬化
形樹脂は上記外表面に対して、ス　　　□プレイ塗布さ
れてい°るので、上記拡散層（６）の表面には微細な凹
凸が形成されている。

そこで、この実施例では、紫外線硬化形樹脂と　　　□
して、フジハード（原書化成）を使用した、防眩形陰極
線管の製造方法を以下に示す。

第３図に示すように、この実施例では、すでに組み立て
られ、試験工程を経て良品と判定された陰極線管のみに
、防眩処理として拡散層（６）を形成するのであるが、
該当する陰極線管ｕ１Ｊに対して、　　　′まず、フェ
ース部（２）の外表面の脱脂洗浄Ｕと乾燥αＪをおこな
い、つぎに、上記外表面の拡散層（６）を形成する部分
に対して、フジハードをスプレィ塗布し、塗膜を形成す
る圓。その後、赤外線照射による上記塗膜の乾燥叩をお
こない、さらに、紫外線照射による上記塗膜の硬化α０
をおこなうことに　　　□よって、上記塗膜を拡散層（
６）とする。そして、最後に、検査αηをおこない、構
成した防眩形陽極線管印を得る。

この場合、第２図の拡散層（６）の厚さや、表面に形成
される凹凸の程度は、紫外線硬化形樹脂をスプレィ値布
する除に、ノズル形状やスプレィ圧力等を調整すること
によって、制御できるので、上記拡散層（６）は、陰極
線管の使用目的によって、最適なものを設けることがで
きる。

なお、紫外線硬化形樹脂をスプレィ塗布した時点で、塗
膜の状態を検査し、これが不良塗膜であった場合、これ
を除去し、再び上記外表面の脱脂洗浄と乾燥をおこなっ
た後、スプレィ塗布をやシ直せばよい。

上記構成において、フェース部（２）の外表面に形成さ
れた拡散層（６）が、その表面に形成された微細な凹凸
によって、反射像を拡散し、目障シな表面反射を軽減す
る。また、上記拡散層（６）は、ガラスである上記外表
面に対する接層性が良く、さらに、硬度が尚いので、従
来のように、上記外表面をエツチングして凹凸を形成し
たものに比べて、傷がつきに＜＜、防眩形陰極線管の製
造歩留シがよい０さらに、陰極堅管として組み立てられ
、試験工程を経て、良品と判定されたものにのみ、防眩
処理として上記拡散層（６）を形成すればよいので、従
来のように、いったん施した防眩処理が無駄になること
がなく、効率よく防眩処理を施すことができる０ また、スプレィ塗布する紫外線硬化形樹脂に、カーボン
ブラックや、群青のような暗色系顔料を添加し、上記拡
散層（６）を、着色することによって、フェース部（２
）の総合光透過率を調整できるので。

画面のコントラスト比の改善が可能となる。また、上記
外表面を粗面にした陰極線管特有の問題点である、明る
い外光入射条件下における、外表面の光の散乱による画
面のしらけが、拡散層（６）自体を暗色化することによ
って軽減され、画面が見やすくなる。

〔発明の効呆〕

以上のように、この発明によれば、フェース部の外表面
に形成された拡散層は、上記外表面での反射像を拡散し
、目障シな表面反射を軽減する。

かつ、その硬度は漏いので、見やすく、傷のつきにくい
防眩形陰極線管を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による防眩形陰極線管の一実施例を示
す断面図、第２図は第１図の要部拡大図、第３図はこの
発明による防眩形陰極線管の製造方法を示す工程チャー
ト図、第４図は従来の防眩形陰極線管を示す断面図、第
５図は第４図の要部拡大図でちる。 ＋２１・・・フェースｆｉ、＋６１・・・拡散Ｎ　。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）陰極線管のフェース部の外表面に紫外線硬化形樹
   脂をスプレイ塗布する工程と、この塗膜に紫外線を照射
   し硬化させて上記外表面上の反射像を拡散させる拡散層
   とする工程とを具備したことを特徴とする防眩形陰極線
   管の製造方法。
2. （２）カーボンブラックや群青のような暗色系顔料で上
   記塗膜を着色する工程を具備してなる特許請求の範囲第
   １項記載の防眩形陰極線管の製造方法。