JPH11339683A - 陰極線管およびその製造方法 - Google Patents

陰極線管およびその製造方法

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JPH11339683A
JPH11339683A JP10165991A JP16599198A JPH11339683A JP H11339683 A JPH11339683 A JP H11339683A JP 10165991 A JP10165991 A JP 10165991A JP 16599198 A JP16599198 A JP 16599198A JP H11339683 A JPH11339683 A JP H11339683A
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film
phosphor
ray tube
back light
cathode ray
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JP10165991A
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Shigeo Nakadera
茂夫 中寺
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Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/10Screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored
    • H01J29/18Luminescent screens
    • H01J29/30Luminescent screens with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots, in lines
    • H01J29/32Luminescent screens with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots, in lines with adjacent dots or lines of different luminescent material, e.g. for colour television
    • H01J29/327Black matrix materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/20Manufacture of screens on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted or stored; Applying coatings to the vessel
    • H01J9/22Applying luminescent coatings
    • H01J9/227Applying luminescent coatings with luminescent material discontinuously arranged, e.g. in dots or lines
    • H01J9/2278Application of light absorbing material, e.g. between the luminescent areas

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビームで励起発光した蛍光体の光をより
多くパネル前面から射出でき、発光輝度を向上すること
ができる蛍光体スクリーン面を有するカラー陰極線管を
提供する。 【解決手段】 ブラックマトリクスと2、ブラックマト
リクス2の上に設けられた光反射膜3と、ブラックマト
リクス2の間隙を埋めるように設けられた多数の蛍光体
膜4と、光反射膜3および蛍光体膜4の上に設けられた
背面光反射膜8とからなる蛍光体スクリーン面1が、パ
ネル11の内面に形成された陰極線管であって、背面光
反射膜8は、蛍光体膜4と隣接する蛍光体膜4とを隔離
するように蛍光体膜4を覆っており、背面光反射膜8
は、蛍光体膜4と接する側の表面に微細な凹凸を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機等に用いられるカラー陰極線管およびその製造方法に
関し、特にその蛍光体スクリーン面の構造およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管の蛍光体スクリーン面
は、図6に示すように、パネル11の内面に、赤色、緑
色および青色の各色のドット状またはストライプ状の蛍
光体膜4が多数配列され、隣接する蛍光体膜4の間に外
光を吸収するための光吸収膜となるブラックマトリクス
2が形成され、蛍光体膜4の背面に背面光反射膜8(い
わゆるメタルバック層)が形成された構造を有する。こ
の背面光反射膜8は、陰極線管の光出力を高めるととも
に、電子ビームによりイオン化した管内に残留するガス
分子の衝突による蛍光体の劣化を防止するために設けら
れるものである。また、ブラックマトリクス2は、コン
トラストを向上させるものである。
【0003】しかし、省エネルギー化および大画面で高
精細なカラー陰極線管が求められるにつれて、蛍光体で
励起発光した光の一部が、ブラックマトリクス2に吸収
されることによる輝度低下を無視できなくなってきた。
【0004】この問題を解決するため、図8に示すよう
に、ブラックマトリクス2上に、二酸化チタン、酸化マ
グネシウムあるいはアルミニウムからなる光反射膜3を
形成し、ブラックマトリクスホール10よりも大きな直
径の蛍光体膜4を形成して、輝度の向上を図るようにし
た蛍光体スクリーン面1が提案されている(特開平5−
28935号公報、特公昭51−32421号公報)。
蛍光体で励起発光した光が、ブラックマトリクス2に吸
収されることなく光反射膜3で反射されて、たとえばア
ルミニウムからなる背面光反射膜8との間での1回また
はそれ以上の反射の後に、パネル11前面に射出され
る。これにより、従来はブラックマトリクス2に吸収さ
れていた光を反射させて、陰極線管の光出力を増加させ
ることができる。
【0005】また、蛍光体で励起発光した光が横方向に
逃げることを防止して、輝度向上を図る手段が種々提案
されている。図9に示すように、二酸化チタン、酸化マ
グネシウムあるいはアルミニウムからなる拡散反射材料
17を背面光反射膜8とブラックマトリクス2との間の
空間に充填することにより、蛍光体膜4の周囲および頂
面上に反射面を形成して、蛍光体の光を再び方向づけ、
陰極線管の光出力を増大させるようにしたものが提案さ
れている(特開平8−298073号公報、特公昭51
−283017号公報)。
【0006】また、図10に示すように、ブラックマト
リクス2の全面を覆い、かつ、中央部を他よりも厚く突
出させた光反射壁18を形成して、蛍光体の光が横方向
に逃げないようにして、輝度の向上を図るようにしたも
のが提案されている(特開平5−283017号公
報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8に示すものにおい
ては、せっかく光反射膜3で光を反射させても、光反射
膜3と背面光反射膜8との間に空隙19があるために、
隣接する他色の蛍光体膜へ光が漏れるという問題があっ
た。
【0008】また、図9に示すものにおいては、蛍光体
膜4の壁の周囲と頂面上に反射面を形成しているので隣
接する他色ドットへの光漏れを防止できる反面、蛍光体
膜4の大きさが小さくなるので、発光面積が小さくな
り、電子ビームを有効に使えない。
【0009】また、図10に示すものにおいては、光反
射物質を数〔μm〕も積層すると、かかる肉厚の白色金
属酸化物層の内部応力により容易に白色金属酸化物層が
剥離してしまうことや、感光液塗布、乾燥、露光、現
像、白色金属酸化物の塗布、乾燥、レジスト層の分解お
よび水反転現像などの製造工程を追加しなければなら
ず、その複雑さゆえに製作が容易でないなどの問題点が
あった。
【0010】一方、背面光反射膜8の製造に起因する問
題もあった。背面光反射膜8は、ブラックマトリクス2
と蛍光体膜4を湿潤し、この湿潤したブラックマトリク
ス2と蛍光体膜4の背面に、ラッカーまたはアクリルエ
マルジョンなどの中間膜を形成し、この中間膜を下地と
してその上に形成する。中間膜は、パネルを回転しなが
らラッカーまたはアクリルエマルジョンをスプレー塗布
し、塗布後もパネルの回転を継続しながら、塗布された
ラッカーを均一な厚さにして乾燥して得られる。次に、
中間膜上に背面光反射膜8を真空蒸着し、その蒸着され
たパネルとファンネルとをフリットガラスにより封着す
るときに400℃以上に加熱することにより、中間膜を
燃焼して除去し、蛍光体スクリーン面を形成する。
【0011】一般に、粒径4〜8〔μm〕の蛍光体で構
成される蛍光体膜表面の凸部では、ラッカーまたはアク
リルエマルジョン液が垂れて流れてしまうことや、中間
膜の燃焼ガス量が多いと、背面光反射膜が浮き上がり不
良となるなどの制約から、中間膜をあまり厚くすること
ができない。このため、蛍光体膜4表面の凸部では、中
間膜が非常に薄くなるか、あるいは形成されず、図7に
示すように、背面光反射膜8を形成するアルミニウムが
蛍光体9へ直接に蒸着されたり、中間膜を分解除去する
と蛍光体と背面光反射膜8が密着することになる。この
ため、蛍光体膜4の凸部では、背面光反射膜8を形成す
るアルミニウムが蛍光体9と密着する箇所が多くなる。
密着すると、蛍光体9で励起発光し背面へ放射された光
は、背面光反射膜8で反射されて同じ蛍光体9へ戻って
くる。蛍光体9表面は反射率が高いので、再び背面光反
射膜8へ光が反射される。蛍光体9と背面光反射膜8が
密着していると光の反射される角度がほとんど変化しな
いので、ほぼ同じ位置で反射を繰り返し、やがて光が減
衰する。したがって、陰極線管の光出力になんら貢献し
ない。
【0012】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、電子線の照射エネルギーを増すこと
なく輝度を向上させる、改良された蛍光体スクリーン面
を得ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の陰極線管は、パネルとファンネルとが外囲
器を構成し、前記ファンネルのネック部に電子銃が設け
られるとともに、蛍光体膜と前記蛍光体膜の上に設けら
れた背面光反射膜とからなる蛍光体スクリーン面が、前
記パネルの内面に形成された陰極線管であって、前記背
面光反射膜は、前記蛍光体膜と接する側の表面に微細な
凹凸を有していることを特徴とする(請求項1)。
【0014】本発明によれば、背面光反射膜の表面は、
微細な凹凸のあるざらざらしたものなので、蛍光体膜中
の蛍光体粒子と背面光反射膜との密着面積が小さくな
る。密着面積が小さいと、蛍光体で励起発光して背面へ
放射された光は、背面光反射膜で反射されて方向が変わ
り、もとの蛍光体へは戻らず、さらに反射を繰り返した
後にパネルの前面に放射される。これにより、蛍光体膜
と背面光反射膜のほぼ同じ位置で反射を繰り返してやが
て減衰する光を従来よりも少なくすることができる。し
たがって、本発明によれば、電子ビームの照射エネルギ
ーを増すことなく、電子ビームを有効に使用し、輝度を
向上させた蛍光体スクリーン面を得ることができる。
【0015】また、パネルとファンネルとが外囲器を構
成し、前記ファンネルのネック部に電子銃が設けられる
とともに、所定のパターンに従って設けられたブラック
マトリクスと、前記ブラックマトリクスの上に設けられ
た光反射膜と、前記ブラックマトリクスの間隙を埋める
ように設けられた多数の蛍光体膜と、前記光反射膜およ
び前記蛍光体膜の上に設けられた背面光反射膜とからな
る蛍光体スクリーン面が、前記パネルの内面に形成され
た陰極線管であって、前記背面光反射膜は、前記蛍光体
膜と隣接する蛍光体膜とを隔離するように前記蛍光体膜
を覆っており、前記背面光反射膜は、前記蛍光体膜と接
する側の表面に微細な凹凸を有していることを特徴とす
る(請求項2)。
【0016】このような構成により、従来ならばブラッ
クマトリクスに吸収され失われていた光の一部が光反射
膜で反射されるとともに、背面光反射膜により、隣接す
る蛍光体膜に光が漏れることなく反射されて再び方向が
変えられて、より多くの光が蛍光体膜の光出力に加えら
れる。
【0017】また、隣接する蛍光体膜の間に厚く積層し
た光反射壁を設けないので、光反射壁の剥離や、製造工
程が複雑になるなどの問題がない。
【0018】また、請求項2の陰極線管において、前記
蛍光体膜は、前記ブラックマトリクスおよび前記光反射
膜を合わせた膜厚より大きな膜厚で、かつ、前記光反射
膜の上面の一部を覆い、前記パネルの内面側に突出する
ように形成されており、前記背面光反射膜は、前記蛍光
体膜を包み込むように形成されていることが好ましい
(請求項3)。
【0019】この構成により、個々の蛍光体膜の発光面
積を大きくすることができるので、輝度の向上が図られ
るとともに、電子ビームのエネルギーの有効利用を図る
ことができる。
【0020】また、請求項1〜3のいずれかに記載の陰
極線管において、前記背面光反射膜は、粒子状の反射膜
材料が集合したものであることが好ましい(請求項
4)。
【0021】また、請求項4に記載の陰極線管におい
て、前記背面光反射膜が金属蒸着膜からなることが好ま
しい(請求項5)。
【0022】また、請求項5に記載の陰極線管におい
て、前記背面光反射膜に亀裂が設けられていることが好
ましい(請求項6)。
【0023】このように亀裂を設けることにより、背面
光反射膜を形成する工程において、中間膜を除去する際
に燃焼ガスが放出されやすくなり、中間膜の燃焼ガス量
が多い場合にも、背面光反射膜が浮き上がることがな
い。
【0024】また、請求項5に記載の陰極線管におい
て、前記背面光反射膜の上に第2の背面光反射膜がさら
に設けられており、前記第2の背面光反射膜は、前記背
面光反射膜よりも密な構造であることが好ましい(請求
項7)。
【0025】このように、第2の背面光反射膜を密にす
れば、背面光反射膜と第2の背面光反射膜とを合わせた
膜厚を薄くしても、光が背面(パネル内面側)へ漏れる
ことがない。このため、光反射膜を全体として薄くする
ことができるので、電子ビームの透過率が高くなり、電
子ビームの照射エネルギーをより有効に使用できる。
【0026】また、請求項2または請求項3に記載の陰
極線管において、前記光反射膜は、前記蛍光体膜と接す
る側の表面に微細な凹凸を有していることが好ましい
(請求項8)。
【0027】このように表面がざらざらした膜とすれば
密度が粗になり、光反射膜を形成するエッチング工程に
おいて過酸化水素水がしみこみやすくなるので、光反射
膜を容易かつ精度よく形成できる。
【0028】また、本発明の陰極線管の製造方法は、請
求項5に記載の陰極線管を製造する陰極線管の製造方法
であって、前記パネル内面に前記蛍光体膜を形成した
後、1.3×10-1〜1.2〔Pa〕(1×10-3〜9
×10-3〔torr〕)の真空下における蒸着により、
前記背面光反射膜を形成することを特徴とする(請求項
9)。
【0029】このように低真空中で蒸着することによ
り、粒径が0.1〜0.3〔μm〕程度の微細な粒子状
の金属蒸着膜が形成される。なお、真空にする前に酸素
をアルゴンなどの不活性ガスや窒素ガスで置換しておく
ことにより、アルミニウム蒸着膜の酸化を防止でき、光
の反射率をより高くできるので好ましい。
【0030】また、請求項7に記載の陰極線管を製造す
る陰極線管の製造方法においては、前記パネル内面に、
前記蛍光体膜と前記背面光反射膜を順次形成した後、
1.3×10-3〜1.2×10-2〔Pa〕(1×10-5
〜9×10-5〔torr〕)の真空下における蒸着によ
り、前記第2の背面光反射膜を形成することが好ましい
(請求項10)。
【0031】このように高真空中で蒸着することによ
り、密な蒸着膜が形成される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の陰極線管につい
て、カラー陰極線管を例にとり、図面を用いて説明す
る。
【0033】図11に示すように、本発明のカラー陰極
線管は、ガラスからなるパネル11とファンネル102
とが外囲器を形成し、ファンネル102のネック部に電
子銃103が設けられ、パネル11の内面に蛍光体スク
リーン面1が形成されている。電子銃103から射出さ
れた電子ビーム105は、偏向ヨーク(図示せず)によ
って偏向され、シャドウマスク106を通過して蛍光体
スクリーン面1上の所定の位置に射突して、蛍光体を励
起、発光させる。
【0034】図1は、蛍光体スクリーン面1の一部拡大
断面図を示す。パネル11の内側に、光吸収膜となる所
定パターンのブラックマトリクス2と、このブラックマ
トリクス2の全面を覆う光反射膜3と、ドット状の、
赤、緑、青の各色の蛍光体膜4とが形成されている。蛍
光体膜4は、ブラックマトリクス2および光反射膜3を
合わせた膜厚より大きな膜厚で、かつ、光反射膜3の上
面の一部を覆い、パネル11の内面側に突出するように
形成されている。光反射膜3および蛍光体膜4の上に
は、粒子状(図示せず)のアルミニウム等からなる背面
光反射膜8が形成されている。背面光反射膜8は、蛍光
体膜4と隣接する蛍光体膜4とを隔離するように、か
つ、蛍光体膜4を包み込むように形成されている。
【0035】図3は、蛍光体9の表面に背面光反射膜8
が形成されている様子を拡大して示したものである。図
3に示すように、背面光反射膜8は、蛍光体膜4と接す
る側の表面に微細な凹凸を有しているものであり、蛍光
体9の粒子表面に微細な粒子状のアルミニウム等の金属
が蒸着されて形成されたものである。このように微細な
凹凸を介して背面光反射膜8と蛍光体膜4とが接してい
ることにより、蛍光体9と背面光反射膜8とが接触する
面積が小さくなる。
【0036】次に、本発明のカラー陰極線管の製造方法
に係る蛍光体スクリーン面1の形成方法について、図5
(a)〜(d)を用いて説明する。
【0037】まず、パネル11の内面にポリビニルアル
コールと重クロム酸アンモニウムを主成分とする感光剤
を塗布し乾燥して感光膜を形成する。そして、シャドウ
マスクを介して、紫外光により露光し、感光膜の一部を
感光硬化させ、現像を行い、仮ドット14を形成する。
この仮ドット14は、後に、赤色、緑色、青色の各色蛍
光体膜4が形成される位置にあり、通常、パネルと光源
の相対位置を変えて3回の露光および現像が行なわれ
る。
【0038】次に、図5(a)に示すように、パネル1
1の内面全面に黒鉛懸濁液を塗布、乾燥して光吸収膜1
5を形成し、光吸収膜15の上にさらにアルミニウムな
どの光反射率が高い金属を真空蒸着することにより光反
射膜16を形成する。光反射膜は、アルミニウムの代わ
りに二酸化チタンなどの白色の金属酸化物を塗布して形
成してもよい。
【0039】次に、パネル11を過酸化水素水に浸して
仮ドット14を膨潤させ、光吸収膜15および光反射膜
16を仮ドット14とともに温水スプレーにより除去す
ると、図5(b)に示すように、パネル11上にブラッ
クマトリクス2と、ブラックマトリクス2に密着した光
反射膜3が形成される。
【0040】ここで、光反射膜16の蒸着は、低真空中
で行うことが好ましい。蒸着を低真空中で行えば、表面
がざらざらした光反射膜を形成できる。たとえば、真空
度を1.3×10-1〜1.2〔Pa〕(1×10-3〜9
×10-3〔torr〕)程度に設定すると、0.1〜
0.3〔μm〕程度の粒子状にアルミニウムが蒸着され
る。このようにして形成した光反射膜の断面の電子顕微
鏡写真を図12に、平面の電子顕微鏡写真を図13にそ
れぞれ示す。拡大倍率は5万倍である。なお、これは試
験的にガラス基板上に形成したものを撮影したものであ
る。
【0041】このような粒子状の膜構造にすると、密度
が粗になり過酸化水素水がしみこみやすいので、光反射
膜3を容易かつ高精度に形成できる。また、真空にする
前に酸素をアルゴンなどの不活性ガスや窒素ガスで置換
しておくことにより、アルミニウム蒸着膜の酸化を防止
でき、光の反射率をより高くできるので好ましい。ま
た、蛍光体9と光反射膜3とが密着する面積が小さくな
るので、従来、蛍光体9と光反射膜3との間のほぼ同じ
位置で反射を繰り返してやがて減衰し前面へ射出されな
かった光を、より少なくできる。
【0042】次に、ブラックマトリクス2と光反射膜3
とが形成されたパネル11の内面に、蛍光体9とポリビ
ニルアルコールと重クロム酸アンモニウムを主成分とす
る蛍光体スラリーを塗布し乾燥して、蛍光体膜を形成す
る。そして、シャドウマスクを介し、紫外光により露光
し、蛍光体膜の一部を感光硬化させ、現像を行い、蛍光
体膜を形成する。赤色、緑色、青色それぞれの蛍光体に
ついて露光光源の位置を変えて行なうことにより、図5
(c)に示すように、赤色、緑色、青色のそれぞれの蛍
光体膜4が所定のブラックマトリクスホール10の位置
に形成される。
【0043】次に、ブラックマトリクス2、光反射膜
3、蛍光体膜4が形成されたパネル11の内面に、脱イ
オン水、PVAの稀薄水溶液、水などの液体にシリカ粉
末を分散した分散液をノズルから吐出して、ブラックマ
トリクス2、光反射膜3および蛍光体膜4を湿潤させ
る。続いて、パネル11を回転して、過剰の液を除去
し、光反射膜3および蛍光体膜4の表面に、薄い液層を
形成する。
【0044】次に、液層の形成されたパネル11を所定
回転数で回転しながら、このパネル11内面に、ラッカ
ーまたはアクリルエマルジョンをスプレーする。そし
て、スプレー時と同じかまたは異なる回転数でパネルの
回転を継続して、過剰なラッカーまたはアクリルエマル
ジョンを除去し、ラッカーまたはアクリルエマルジョン
を主成分とする中間膜7を蛍光体膜4を包み込む形状に
形成する。
【0045】次に、中間膜7を下地として、図5(d)
に示すように、アルミ二ウムを主成分とする背面光反射
膜8を蒸着により形成する。このとき、蒸着を低真空中
で行うことにより、表面がざらざらした背面光反射膜8
を形成する。たとえば、真空度を1.3×10-1〜1.
2〔Pa〕程度に設定すると、0.1〜0.3〔μm〕
程度の粒子状のアルミニウムからなる背面光反射膜8が
蒸着される。このようにして形成された背面光反射膜8
は、図12および図13に示すような粒子状の膜構造を
有し、図3に示すように蛍光体粒子の表面を包み込むよ
うな構造を有する。背面光反射膜8は、少なくとも蛍光
体粒子と接する側において凹凸を有していればよく、表
面(電子ビーム入射側)が凹凸を有することは必ずしも
必要ではない。
【0046】なお、真空にする前に酸素をアルゴンなど
の不活性ガスや窒素ガスで置換しておくことにより、ア
ルミニウム蒸着膜の酸化を防止でき、光の反射率をより
高くできるので好ましい。
【0047】最後に、中間膜7は、背面光反射膜8の形
成されたパネルとファンネルとをフリットガラスにより
封着する際の400℃以上の加熱により燃焼して除去さ
れ、図1に示す蛍光体スクリーン面1が完成する。
【0048】また、図4に示すように、上記の低真空状
態で背面光反射膜の1層目を蒸着した後、1.3×10
-3〜1.2×10-2〔Pa〕(1×10-5〜9×10-5
〔torr〕)程度の高真空状態で第2の背面光反射膜
13を蒸着することが好ましい。高真空下で蒸着を行う
と、第2の背面光反射膜13は1層目よりも密な構造に
なる。このようにして形成した光反射膜の断面の電子顕
微鏡写真を図14に、平面の電子顕微鏡写真を図15に
それぞれ示す。この写真は、試験的にガラス基板上に形
成したものであり、拡大倍率は5万倍である。このよう
に密な構造の第2の背面光反射膜を設けることにより、
1層目の背面光反射膜8と第2の背面光反射膜13とを
合わせた膜厚を薄くしても光が背面へ漏れることがな
い。背面光反射膜の膜厚を薄くできれば、電子ビームの
透過率が高くなるので、電子線の照射エネルギーをより
有効に使用できる。さらに、真空にする前に酸素をアル
ゴンなどの不活性ガスや窒素ガスで置換しておくことに
より、アルミニウム蒸着膜の酸化を防止でき、光の反射
率をより高くできる。
【0049】また、図2に示すように、蛍光体膜4周辺
の一部に適当な中間膜7(図示せず)の亀裂12を設け
れば、その上に蒸着される背面光反射膜8にも亀裂が生
じる。亀裂があると、中間膜7を除去する際の燃焼ガス
が放出されやすくなり、中間膜7の燃焼ガス量が多い場
合にも、背面光反射膜8が浮き上がり不良となるなどの
問題が生じない。亀裂12は、ブラックマトリクス2、
光反射膜3および蛍光体膜4を湿潤した後、スプレーす
るラッカーまたはアクリルエマルジョンの粘度や、スプ
レー時のパネル温度およびパネル回転数を調整すること
により形成することができる。なお、図2では亀裂12
を強調して描いているが、もっと微細なものでよい。
【0050】なお、上記の実施の形態では、ドット型の
蛍光体層を有する蛍光体スクリーン面について述べた
が、ストライプ型の蛍光体層を有する蛍光体スクリーン
面についても適用できる。また、上記背面光反射膜は、
カラー陰極線管のブラックマトリクス上に光反射膜を備
えない蛍光体スクリーン面にも適用できる。
【0051】また、カラー陰極線管の蛍光体スクリーン
面について説明したが、本発明は、投写管などのモノク
ローム陰極線管の蛍光体スクリーン面にも適用できる。
この場合、パネル内面に単色発光の蛍光体膜を一様に形
成し、その上に背面光反射膜を一様に形成すればよい。
【0052】以上説明したように本発明によれば、表面
がざらざらした背面光反射膜とすることにより、蛍光体
粒子との密着面積が少なくなるので、蛍光体と背面光反
射膜のほぼ同じ位置で反射を繰り返して前面へ射出され
ない光を少なくすることができる。また、カラー陰極線
管に適用した場合には、蛍光体で励起発光した光の一部
がブラックマトリクスに吸収されることなく、光反射膜
で反射されてパネル前面に射出される。また、蛍光体膜
を包み込む形状の背面光反射膜によって隣接ドットへの
光漏れを防止できる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、電子ビームで励起発光
した蛍光体の光をより多く、パネル前面から射出できる
ため、発光輝度をより向上することができる。また、電
子ビームを有効に使用することができる。したがって、
発光輝度のさらに向上した蛍光体スクリーン面を有する
陰極線管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー陰極線管に係る蛍光体スクリー
ン面の一部拡大断面図
【図2】同じく蛍光体スクリーン面の一部拡大断面図
【図3】同じく蛍光体と背面光反射膜の一部拡大断面図
【図4】同じく蛍光体と背面光反射膜の一部拡大断面図
【図5】本発明の蛍光体スクリーン面の製造工程を示す
【図6】従来の蛍光体スクリーン面の一部拡大断面図
【図7】従来の蛍光体と背面光反射膜の一部拡大断面図
【図8】従来の蛍光体スクリーン面の一部拡大断面図
【図9】従来の蛍光体スクリーン面の一部拡大断面図
【図10】従来の蛍光体スクリーン面の一部拡大断面図
【図11】陰極線管の側面断面図
【図12】本発明の背面光反射膜の断面の顕微鏡写真
【図13】同じく背面光反射膜の平面の顕微鏡写真
【図14】同じく第2の背面光反射膜の断面の顕微鏡写
【図15】同じく第2の背面光反射膜の平面の顕微鏡写
【符号の説明】
1 蛍光体スクリーン面 2 ブラックマトリクス 3 光反射膜 4 蛍光体膜 8 背面光反射膜 9 蛍光体 11 パネル 12 亀裂 13 第2の背面光反射膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルとファンネルとが外囲器を構成
    し、前記ファンネルのネック部に電子銃が設けられると
    ともに、蛍光体膜と前記蛍光体膜の上に設けられた背面
    光反射膜とからなる蛍光体スクリーン面が、前記パネル
    の内面に形成された陰極線管であって、 前記背面光反射膜は、前記蛍光体膜と接する側の表面に
    微細な凹凸を有していることを特徴とする陰極線管。
  2. 【請求項2】 パネルとファンネルとが外囲器を構成
    し、前記ファンネルのネック部に電子銃が設けられると
    ともに、所定のパターンに従って設けられたブラックマ
    トリクスと、前記ブラックマトリクスの上に設けられた
    光反射膜と、前記ブラックマトリクスの間隙を埋めるよ
    うに設けられた多数の蛍光体膜と、前記光反射膜および
    前記蛍光体膜の上に設けられた背面光反射膜とからなる
    蛍光体スクリーン面が、前記パネルの内面に形成された
    陰極線管であって、 前記背面光反射膜は、前記蛍光体膜と隣接する蛍光体膜
    とを隔離するように前記蛍光体膜を覆っており、 前記背面光反射膜は、前記蛍光体膜と接する側の表面に
    微細な凹凸を有していることを特徴とする請求項1に記
    載の陰極線管。
  3. 【請求項3】 前記蛍光体膜は、前記ブラックマトリク
    スおよび前記光反射膜を合わせた膜厚より大きな膜厚
    で、かつ、前記光反射膜の上面の一部を覆い、前記パネ
    ルの内面側に突出するように形成されており、 前記背面光反射膜は、前記蛍光体膜を包み込むように形
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の陰極線
    管。
  4. 【請求項4】 前記背面光反射膜は、粒子状の反射膜材
    料が集合したものであることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の陰極線管。
  5. 【請求項5】 前記背面光反射膜が金属蒸着膜からなる
    ことを特徴とする請求項4に記載の陰極線管。
  6. 【請求項6】 前記背面光反射膜に亀裂が設けられてい
    ることを特徴とする請求項5に記載の陰極線管。
  7. 【請求項7】 前記背面光反射膜の上に第2の背面光反
    射膜がさらに設けられており、前記第2の背面光反射膜
    は、前記背面光反射膜よりも密な構造であることを特徴
    とする請求項5に記載の陰極線管。
  8. 【請求項8】 前記光反射膜は、前記蛍光体膜と接する
    側の表面に微細な凹凸を有していることを特徴とする請
    求項2または3に記載の陰極線管。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の陰極線管を製造する陰
    極線管の製造方法であって、 前記パネル内面に前記蛍光体膜を形成した後、1.3×
    10-1〜1.2〔Pa〕の真空下における蒸着により、
    前記背面光反射膜を形成することを特徴とする陰極線管
    の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の陰極線管を製造する
    陰極線管の製造方法であって、 前記パネル内面に、前記蛍光体膜と前記背面光反射膜を
    順次形成した後、1.3×10-3〜1.2×10-2〔P
    a〕の真空下における蒸着により、前記第2の背面光反
    射膜を形成することを特徴とする陰極線管の製造方法。
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