JPS628391Y2 - - Google Patents

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JPS628391Y2
JPS628391Y2 JP10501079U JP10501079U JPS628391Y2 JP S628391 Y2 JPS628391 Y2 JP S628391Y2 JP 10501079 U JP10501079 U JP 10501079U JP 10501079 U JP10501079 U JP 10501079U JP S628391 Y2 JPS628391 Y2 JP S628391Y2
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JP
Japan
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oil
chamber
drive shaft
seal
swash plate
Prior art date
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JP10501079U
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JPS5622475U (ja
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (本考案の技術分野) 本考案は斜板式圧縮機の改良に係り、とくにシ
ヤフトシールからの油および冷媒漏れを改善した
斜板式圧縮機のシヤフトシール潤滑装置に関す
る。
(従来技術) 従来、特開昭50−145913号に示されるようにシ
ヤフトシールの下部が環壁によつて覆われている
圧縮機においては、停止時にフロントハウジング
の内壁面や弁板を伝わつて滴下した油がシヤフト
シールを浸し、これが再起動時の潤滑に利用され
ていた。ところが、圧縮機内では停止時には冷媒
が液化して各凹所に溜まり、シール室内において
液冷媒が溜まると、油の一部が冷媒に溶け込み粘
度が極度に低下し、これが原因となつてシヤフト
シール部分からの油および冷媒の漏れが著しくな
る。したがつて停止時に液冷媒をシール室から除
去することが近時懸案となつていた。
(本考案の解決すべき問題点) 本考案は上記の欠点を解消しようとするもの
で、停止時に液化された冷媒により粘度の低下し
た油をシール室から油溜室へ排除することによつ
てシヤフトシールのシール性を維持することので
きる斜板式圧縮機を提供することである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、前記問題点を解決するために、メ
カニカルシールを包囲するシール室の底部から水
平方向(駆動軸と平行な方向)へ小径の油穴を弁
板に穿設し、該弁板の油溜室側に前記油穴の端部
から垂直に刻設された連通溝を介して、シヤフト
シール室底部と油溜室とを連通させる構成とし
た。
(実施例) 以下、図示の実施例にもとづき本考案を詳細に
説明する。
図において、対接された一対のシリンダブロツ
ク1,2の両端部は、弁板3,4を介してそれぞ
れフロントおよびリアのハウジング5,6によつ
て閉塞されている。前記シリンダブロツク1,2
のほぼ軸心部には駆動軸7が貫通してベアリング
8,9によつて回転自在に支承され、その一端は
フロントハウジング5を貫通延在して、外部駆動
源と連結可能である。前記シリンダブロツク1,
2の対接部分には斜板室10が形成され、前記駆
動軸7に傾斜して固着された斜板11が回転可能
に収納されている。さらに前記シリンダブロツク
1,2には、前記駆動軸7を中心として放射状
に、かつこれと平行に整例した適数個のシリンダ
ボア12が穿設され、該シリンダボア12の挾間
に凹設された空洞部は、それぞれ吸入通路13お
よび油溜室14として利用される。フロントハウ
ジング5内には弁板3との間でシール室15、吸
入室16および吐出室17が形成され、前記シー
ル室15は前記吸入室16と連通状態にあるとと
もに、弁板3の油溜室側に連通溝18が刻設さ
れ、さらに前記シール室15を形成する環壁19
の内壁底部から水平に油孔20が前記弁板3に穿
設されており、連通溝18と油孔20とはその一
端において直角に交わるように連結されている。
前記吸入室16は弁板3に穿設され吸入弁(図示
せず)を具備した吸入口21を介して各シリンダ
ボア12と連通されるとともに、同じく弁板3に
穿設された吸入通孔22を介して前記吸入通路1
3と連通されている。また前記吐出室17は弁板
3に穿設され、吐出弁(図示せず)を具備した吐
出口23を介して各シリンダボア12と連通され
るとともに、同じく弁板3に穿設された吐出通孔
24を介して吐出通路(図示せず)と連通されて
いる。前記フロントハウジング5のシール室15
内にはシヤフトシール25が配設されている。
(作用) 本考案は上記の構成でありつづいて作用の説明
をすると、圧縮機が作動している間、シヤフトシ
ール25は、吸入冷媒中の油および油孔20から
吹き上げる油溜室14側からのブローバイガス中
の油で潤滑作用が十分に行われる。また、停止
時、シヤフトシール25のシール面には圧縮機が
作動中に毛細管現象により付着した油のみが残
り、フロントハウジング5の内壁面や弁板3を伝
わつてシール室15内へ滴下した余分な油及び液
化冷媒または、液化冷媒により希釈され粘度の低
下した油を、シール室15の底部から弁板3へ水
平に穿設した油孔20および該油孔20と垂直に
刻設された連通孔18を通つて油溜室14へ流れ
落ちる。しかし、運転中および油の粘度が十分あ
る場合には水平に設けられた小径の油孔を通過し
にくいためシール室15に適度の油量が保持され
る。したがつて液化冷媒によつてシヤフトシール
25に付着した油が希釈され粘度が低下したもの
は流出するが、液化冷媒が少なく十分な粘度を有
するものは流出しにくく、シヤフトシール25か
らの油や冷媒の漏れを防止することができる。
(考案の効果) 上述のように本考案によれば、弁板にシール室
の底部と油溜室を水平部と垂直部を有する通路に
より連通させたことによつて、作動時にはシヤフ
トシールへの油の供給が維持されてシヤフトシー
ルの潤滑作用が向上され、停止時には必要に応じ
てシール室から液化冷媒または低粘度となつた油
を油溜室へ排除してシヤフトシールに付着した油
の粘度を保持することができ、シール性が向上
し、油や冷媒漏れが防止されて圧縮機外部やエン
ジンルーム内が汚損されないなどの効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
側面端面図、第2図は第1図における−断面
図である。 3……弁板、5……フロントハウジング、7…
…駆動軸、14……油溜室、15……シール室、
18……連通孔、19……環壁、20……油孔、
25……シヤフトシール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対接された一対のシリンダブロツクのほぼ軸心
    部を貫通する駆動軸に傾斜して固定された斜板に
    対して、前記シリンダブロツクに対向整列して、
    前記駆動軸と並行に穿設されたシリンダボア内に
    嵌装された適数本のピストンが係留し、該ピスト
    ンが前記斜板の回転力によつて前記シリンダボア
    内を往復動し、かつ前記シリンダブロツクの端面
    に弁板を介在して配置された吸入室を吸入室部分
    と上半分の一部に該吸入室と連通する開口部を有
    してメカニカルシールを包囲するシール室部分と
    に区画された斜板式圧縮機において、前記シール
    室底部から駆動軸と並行に穿設された小径の油孔
    と弁板の油溜室側壁面に形成した前記油孔と垂直
    に延在する連通溝とをその一端において直角に交
    わるように連通し、流路抵抗を大きくさせたこと
    により、粘度の高い油は流出しにくく、粘度の低
    い油は流出し易くしたことを特徴とする斜板圧縮
    機。
JP10501079U 1979-07-30 1979-07-30 Expired JPS628391Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10501079U JPS628391Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30

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JP10501079U JPS628391Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5622475U JPS5622475U (ja) 1981-02-27
JPS628391Y2 true JPS628391Y2 (ja) 1987-02-26

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ID=29337677

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JP10501079U Expired JPS628391Y2 (ja) 1979-07-30 1979-07-30

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JPS5622475U (ja) 1981-02-27

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