JPS6310315B2 - - Google Patents

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JPS6310315B2
JPS6310315B2 JP55151298A JP15129880A JPS6310315B2 JP S6310315 B2 JPS6310315 B2 JP S6310315B2 JP 55151298 A JP55151298 A JP 55151298A JP 15129880 A JP15129880 A JP 15129880A JP S6310315 B2 JPS6310315 B2 JP S6310315B2
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JP
Japan
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discharge
valve
chamber
compressor
suction
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JP55151298A
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JPS5773877A (en
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Kimio Kato
Hiroya Kono
Hisao Kobayashi
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
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  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、運転状況に応じてその容量を変える
ことの可能な圧縮機に係り、特に車両空調用に好
適な可変容量圧縮機に関する。
一般に、車室の冷房は室内温度を下げる冷却形
態と、室内を快適な低い温度に保つ保温形態との
2つの形態で行われ、運転初期の冷却形態では大
きい冷房能力を要求されるが保温形態では大きい
冷房能力を必要としない。従来は、急速冷房の要
望に応えるべくエンジン能力の許す範囲において
大容量の圧縮機を塔載する場合が多く、従つて保
温形態での通常走行時には冷房負荷に対し圧縮機
能力が過大となり、圧縮機は低冷房負荷運転とな
る。そのため、圧縮機は体積効率が低い状態で運
転され、またエンジンと圧縮機との間に介在され
ているクラツチのON・OFFの頻度が増加してク
ラツチの摩耗が激しくなり、しかもクラツチの
ON・OFFの反復動作ごとに生ずる起動トルクが
大きく、走行フイーリングに悪影響を及ぼしてい
る。さらに、始動の際、ときおり起す液圧縮は、
起動時の一回転当りの吐出量も大きく、十分な吐
出室容積を有しない圧縮機においては過酷な条件
であり、圧縮機の耐久性を著しく阻害し、希には
大きな騒音を発生する等の欠点を有していた。ま
た一部の高級車においては、EPR(蒸発圧力一
定)サイクルで圧縮機を常時運転状態としたまま
で、冷却し過ぎた場合には最適温度まで加熱して
から吹き出すという方式が採用されており、これ
においては極めて無駄が多くなつている。
本発明の目的は、上述した従来の不具合を除去
することのできる可変容量圧縮機を提供すること
にある。
以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。まず、片側5気筒つまり10気筒の斜板式
圧縮機を対象とした第1実施例について第1図〜
第4図を参照して説明する。図において、対接さ
れたシリンダブロツク1,2の両端部は弁板3,
4を介在してフロントおよびリヤの両ハウジング
5,6によつて閉鎖され、これらは適数本のボル
ト7によつて組立てられている。シリンダブロツ
ク1,2の接合部分には斜板室8が形成され、そ
こには該シリンダブロツク1,2の中心に貫設さ
れた軸孔1a,2aを貫通する駆動軸9に対して
傾斜して固着された斜板10が収容されている。
駆動軸9が貫通するシリンダブロツク1,2のボ
ス部11,12には、該駆動軸9を支承するラジ
アルベアリング13,14が圧入され、またボス
部11,12と斜板10との間にはスラストベア
リング58,59が介在されている。シリンダブ
ロツク1,2には駆動軸9と平行にかつ該駆動軸
9を中心とする放射状位置に5対のシリンダボア
15が穿設され、これらシリンダボア15に嵌装
されたピストン16はボール17およびシユー1
8よりなる軸受装置を介して斜板10に係留され
ており、該斜板10の回転力によつてピストン1
6はシリンダボア15内を往復動可能である。フ
ロントおよびリヤの各ハウジング5,6には中心
側に吐出室19,20が形成され、外周側に該吐
出室19,20を取囲むようにしてほぼ環状の吸
入室21,22が形成されており、とくにフロン
ト側の吐出室19は環状に形成され、リヤ側の吐
出室20は円形に形成されている。吸入室21,
22は前記ボルト7の通し孔を兼用する吸入通路
23,24によつて斜板室8と連通され、該斜板
室8はシリンダブロツク1,2の合せ面の近くに
取付けられた吸入フランジ25と連通されてい
る。また、シリンダブロツク1,2におけるボア
挾間のうちの1箇所には弁板3,4との接触面か
ら合せ面にかけて有底円形状の吐出通路26,2
7が穿設されており、該吐出通路26,27はそ
の一端がシリンダブロツク1,2の合せ面の近く
に取付けられた吐出フランジ28とそれぞれ連通
路29,30を介して連通され、他端が弁板3,
4に貫通された連通孔31,32を介して吐出室
19,20と連通されている。ただし、吐出室1
9,20は吐出通路26,27との連通部が外周
側に適宜膨出されている。また、リヤ側の吐出通
路27と吐出フランジ28とをつなぐ連通路30
には、該連通路30を開閉するための閉鎖弁33
が設けられていて、リヤ側の吐出室20内が低圧
状態では連通路30を閉鎖し、高圧状態では連通
路30を開放する。なお、閉鎖弁33はスプリン
グにより常時開放方向に付勢する構成としてもよ
い。
前記弁板3,4には吸入口34,35および吐
出口36,37が貫設され、これらを介してシリ
ンダボア15がそれぞれ吸入室21,22および
吐出室19,20と連通されており、これら吸入
口34,35および吐出口36,37にはそれぞ
れ吸入弁38,39および吐出弁40,41が配
設されている。しかして、吐出弁40,41は弁
押え42,43によつてその変形量が規制されて
いて、フロント側にあつては弁押え42と共に弁
板3に固定されているが、リヤ側にあつては弁押
え43と共に正規の閉鎖位置と吐出口37を開放
する開き位置とに変位可能となつている。すなわ
ち、リヤ側の弁押え43は吐出弁41と同一形状
つまり環状基部43aと各吐出口37に対向すべ
く延在したリード部43bとより形成されてお
り、そして重合された吐出弁41と弁押え43お
よび該弁押え43の背面に同心的に当接された円
柱形のスプール44とがボルト45によつて一体
化され、該スプール44はリヤハウジング6の中
心部に隔壁6aによつて区画形成された円形凹所
46内に軸方向に摺動可能に嵌合されている。な
お、ボルト45にて一体化された3部材はリヤハ
ウジング6の隔壁6aに植設された位置決めピン
47にて回り止めされている。また、リヤ側のシ
リンダブロツク2の中心部に形成された軸孔2a
は駆動軸9の後端が該軸孔内に適宜深さ入り込ん
だ位置となるように設定することで吐出室20の
中央部分と連通する円形空間部48を形成してお
り、この円形空間部48内にはそれより小径の円
筒形のばね受49が嵌入されるとともに弁板4に
て保持され、そしてばね受49内には前記吐出弁
41を常に開き位置に浮上保持すべく付勢するス
プリング50が収容されている。また、ばね受4
9周面および底面にはその筒孔と円形空間部48
とを連通させる適数個の小孔49aが貫設され、
さらにリヤ側シリンダブロツク2におけるボア挾
間の壁には弁板4との接触端面に円形空間部48
と吸入通路24とを連通させる連絡溝51が形成
されており、これら筒孔、小孔49aおよび連絡
溝51からなる連絡通路52によつて吐出弁41
が開き位置に保持されている状態では吐出室20
は吸入通路24と連通されるが、吐出弁41が正
規の閉鎖位置に変位することでその連通が断たれ
る。なお、図では連絡溝51は1個として示した
が、これを複数個としても差支えなく、またシリ
ンダブロツク2に設ける代りに弁板4に形成して
もよいが、いずれにしても他よりも圧力が低くな
りがちな吸入フランジ25から冷媒の流路系とし
て遠い位置の吸入通路24に連絡することが望ま
しい。前記リヤハウジング6の中心部にはスプー
ル44の背面に圧力を導びく導圧孔53が設けら
れ、この導圧孔53は第1電磁弁54を含む高圧
管55によつて吐出フランジ28と連絡されると
ともに、第2電磁弁56を含む低圧管57によつ
て吸入フランジ25と連絡されている。なお、第
1電磁弁54および第2電磁弁56の開閉制御
は、冷房すべき車室内温度に対応してたとえば吸
入系に設けた圧力スイツチ(図示しない)によつ
て行われる。そして、第1、第2電磁弁54,5
6は、1個の切替え弁で代用することも可能であ
り、また、高圧管、導圧孔等は、圧縮機構成部品
にスペースがあれが、構成部品内に設けてもよ
い。
本実施例は上述のように構成したものであり、
以下その作用を説明する。停止時には、第1図に
示すようにリヤ側の吐出弁41はスプリング50
によつて開き位置に浮上保持されており、また閉
鎖弁33は連通路30を閉鎖し、さらに第1電磁
弁54は開かれ第2電磁弁56は閉じられてい
る。
斯る状態において、圧縮機が駆動されると、フ
ロント側は正規に作動を開始し直ちに圧縮作用に
入るが、リヤ側にあつては吐出口37が開放され
ていることから各シリンダボア15と吐出室20
との間においてガスが自由に流動(往復流動)す
るだけであり、しかも吐出室20と吸入通路24
とが連絡通路52によつて短絡されていることか
ら、実質的に圧縮作用を行わず空運転となる。従
つて、起動時は50%の能力をもつて運転が開始さ
れるため、立上りトルクが小さく、しかも液圧縮
の程度が半減されることになる。なお、閉鎖弁3
3をスプリングにて常時開放方向に付勢する構成
としたときは、起動時にはフロント側の吐出室1
9も吸入通路24と連通して圧縮機の全空間が短
絡するため、起動直後では圧縮能力0%で運転が
行われ、その後閉鎖弁33は連通路30の吐出流
量が多いことからフロント側圧力によつて連通路
30に密着しこれを閉止するため、フロント側は
圧縮機の起動後やや遅れて正規運転に入り圧縮機
は50%の能力で運転が行われることになる。従つ
て、このような構成を採用した場合には、スプリ
ングを有しない場合に比し立上りトルクを小さく
するとともに液圧縮を防止する上でより有利であ
る。
しかして、フロント側の正規運転により吐出圧
力が高圧管55を経てスプール44の背面に作用
すると(このとき第1電磁弁54は開放状態に、
また第2電磁弁56は閉鎖状態にそれぞれ保持さ
れたままである)、吐出弁20はスプリング50
に抗して正規の閉鎖位置に変位つまり弁板4に押
付けられ、シリンダボア15の各吐出口37およ
び連絡通路52をそれぞれ閉鎖するため、リヤ側
においても正規の圧縮作用が開始され、閉鎖弁3
3がリヤ側の吐出圧力によつて押上げられて連通
路30を開放し、かくして圧縮機は100%の能力
で運転される(第2図参照)。
つぎに定常運転について説明すると、冷房負荷
が大きい階段、つまり大負荷時には上述と同様に
リヤ側も正規に運転されて100%の能力で稼動さ
れる。
しかるに、冷房負荷が小さくなつた場合、つま
り車室内が冷されそれに伴い吸入圧力が低下した
場合には圧力スイツチがONして第1電磁弁54
が閉じられかつ第2電磁弁56が開放されるた
め、スプール44の背面には低圧の吸入圧力が作
用しリヤ側の吐出弁41はスプリング50によつ
て弁板4から浮上され吐出口37が開放される。
従つて、前述の起動時の場合と同様にリヤ側は休
止され圧縮機は50%稼動に切換えられ、このとき
閉鎖弁33はフロント側の吐出圧力によつて連通
路30を閉鎖しフロント側の吐出ガスがリヤ側に
流出することを防止する。
しかして、圧縮機の100%稼動時には吸入通路
24内はガス流れが速いことから軸孔2a内の圧
力よりもやや低圧であり、従つて吸入フランジ2
5から斜板室8内に流入した吸入ガスのうちの一
部が、リヤ側のスラストベアリング59の隙間か
ら軸孔2a、ラジアルベアリング14、円形空間
部48および連絡溝51を経て吸入通路24へと
流れ、このことによつてリヤ側のラジアルベアリ
ング14が潤滑される。また、50%稼動時にはリ
ヤ側の吐出弁41が開き位置にあり吐出室20内
が吸入系の各空間よりもやや高圧であることか
ら、吐出室20から小孔49a、円形空間部4
8、軸孔2a、斜板室8へのガス流れが生じこれ
によりリヤ側のラジアルベアリング14が潤滑さ
れる。
つぎに、本発明の第2実施例を第5図に基いて
説明する。この実施例は、前述の第1実施例にあ
つては圧縮機の50%稼動時には、フロント側が運
転されリヤ側が休止されていることに関係してリ
ヤ側のスラストベアリング59の負荷が増大する
ことに鑑みて、該ベアリング59の潤滑をより積
極的に行うようにしたもので、駆動軸9の中心部
に後端から有低円形状の導入孔60を穿設すると
ともに該導入孔60を小孔61を介してフロント
およびリヤのスラストベアリング58,59に連
通させ、そして50%稼動時にはリヤ側の吐出室2
0内の圧力が斜板室8の圧力よりやや高いことを
利用し吐出室20内のガスを前記導入孔60から
小孔61を経てスラストベアリング58,59に
導くようにしたものである。なお、50%稼動時に
おけるリヤ側吐出室20の圧力上昇が過大となる
ような場合には、シリンダブロツク2のボア挾間
部に円形空間部48と斜板室8とを連絡する逃し
孔62を形成し、吐出室20の圧力上昇を抑える
ことが可能であり、また必要ならば前記導入孔6
0は軸封装置63まで延長することが可能であ
る。
つぎに、本発明をクランク式圧縮機に実施した
第3実施例について第6図〜第9図を参照して説
明する。本実施例はレシプロ式2気筒のものを示
しており、シリンダボア64を有するシリンダブ
ロツク65(またはクランクケース)の上端に
は、ハウジング66(またはトツプヘツド)がリ
ヤ弁板67を介して取付けられ、ピストン68は
クランク軸69の回転によりシリンダボア64内
を上下動される。ハウジング66にはフロントお
よびリヤの各吐出室70,71と両吐出室70,
71を囲繞する如き配置の吸入室72とが区画形
成されており、各吐出室70,71は弁板67に
貫設された吐出口73,74により、また吸入室
72は吸入口75によりそれぞれシリンダボア6
4と連通されている。フロント側の吐出弁76は
弁押え77および隔壁78にて形成された円形凹
所79内に摺動可能に嵌合されたスプール80と
ボルト81にて一体化されており、そして吐出弁
76は弁板67に形成した有底状の円形空間部8
2に収容されたスプリング83により常に吐出口
73を開放する開き位置に浮上すべく付勢されて
いて、前述の実施例と同様に高圧管84の第1電
磁弁85と低圧管86の第2電磁弁87との開閉
制御に基いてスプール80の背面に導圧孔88を
経て吐出圧力または吸入圧力を作用せしめること
でその位置の切換えがなされる。なお、弁板67
には前記円形空間部82と吸入室72とを連通す
る連絡通路89が貫設されており、吐出弁76が
開き位置に浮上しているときには吐出室70を吸
入室72に短絡させる。またリヤ側の吐出弁90
は弁押え91と共に閉鎖位置に固定されている。
一方、シリンダブロツク65には副吐出室92
と副吸入室93とが形成されており、副吐出室9
2は連通孔94,95を介してフロントおよびリ
ヤの吐出室70,71に連通され、副吸入室93
は連通孔96を介して吸入室72と連通されてい
る。そして、副吐出室92側にはフロント側の吐
出室70用の連通孔94を閉鎖する閉鎖弁97が
ボルト98にて取付けられ、該閉鎖弁97はフロ
ント側が正規に運転されたときに吐出室70の吐
出圧力によつて開放される。
第3実施例は上記の如く構成したものであり、
従つて前述した実施例と同様に、圧縮機は起動時
にはフロント側の正規運転がリヤ側よりも遅れて
行われ、50%稼動(第6図の状態)と100%稼動
(第7図の状態)との段階的作動となり、また定
常運転時には冷房負荷の大きさに応じて50%稼動
と100%稼動とに切換え運転されるものである。
なお、第1〜第3実施例のいずれにおいても50
%稼動時つまり吐出弁41,76が開き位置に浮
上したときには、シリンダボア15,64と吐出
室20,70との間におけるガス流れを自由にす
るほか、吐出室20,70の吸入系の空間に連絡
する構成としたが、この吐出室20,70と吸入
系空間との連絡通路は50%運転時に吐出室20,
70内の圧力変動の緩和あるいは高圧化の防止を
図る上で有効であるが、このような現象が生じな
いならば省略することが可能である。
以上詳述したように、本発明は圧縮機における
圧縮室であるシリンダボアと吐出室とをつなぐ吐
出口用の吐出弁のうち、一部の吐出弁を開き位置
と正規の閉鎖位置とに変位できるようしたもので
あり、従つて本発明によれば圧縮機の能力を冷房
負荷に応じて段階的に切換可能となり、無駄の少
い有効な運転となるとともに低負荷運転時におけ
るクラツチのON、OFFの頻度が減少されてその
延命化に役立ち、また起動時においては立上りト
ルクの低減と液圧縮の防止が図られる。
また本発明は、低負荷運転時には吐出弁を開放
位置に浮上保持して圧縮室と吐出室とを連通させ
るとともに、吐出室を吸入系の空間に短絡させる
方式であるから、冷媒ガスは圧縮室であるシリン
ダボアと吐出室との間を自由に出入するだけであ
り、たとえ高速回転であつても圧縮作用が生じる
ことがないとともに、ピストンの負担も軽減さ
れ、しかも吐出室が吸入系に連通していることに
よつて吐出室の圧力変動も緩和される。従つて、
車両空調用の圧縮機のように広い回転数域で冷媒
ガスを圧縮するような場合は、たとえ高速域であ
つても希望する低容量運転を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図および第
2図は第1実施例の斜板式圧縮機を示す縦断面
図、第3図は第1図における−線断面図、第
4図は吐出系のガス流れ部を示す部分縦断面図、
第5図は第2実施例の斜板式圧縮機を示す縦断面
図、第6図および第7図は第3実施例のクランク
式圧縮機を示す縦断面図、第8図は同じく平断面
図、第9図は第8図における−線断面図であ
る。 1,2,65……シリンダブロツク、5,6,
66……ハウジング、15,64……シリンダボ
ア、19,20,70,71……吐出室、21,
22,72……吸入室、23,24……吸入通
路、25……吸入フランジ、26,27……吐出
通路、28……吐出フランジ、33,97……閉
鎖弁、36,37,73,74……吐出口、4
0,41,76,90……吐出弁、44……スプ
ール、46……円形凹所、50……スプリング、
52……連絡通路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の圧縮室を備えた多気筒圧縮機におい
    て、圧縮室と吐出室とをつなぐ吐出口用の吐出弁
    のうち、一部の吐出弁をスプリングを介して常に
    は開き位置に浮上保持せしめるとともに、吐出弁
    の背面に冷凍回路の吐出圧を作用させることで該
    吐出弁を正規の閉鎖位置に保持させるようにな
    し、さらに前記吐出室と吐出フランジ側とをつな
    ぐ通路には前記吐出弁の正規の閉鎖位置への変位
    に対応して該通路を開放する閉鎖弁を設けるとと
    もに、前記吐出弁が開き位置に変位したときに前
    記吐出室を吸入系の空間に連通させる連絡通路を
    設けた可変容量圧縮機。 2 前記多気筒圧縮機は斜板式圧縮機であり、シ
    リンダブロツクのリヤ側端部を閉鎖するリヤハウ
    ジング内には、中心側に吐出室を設けるとともに
    外周側にはほぼ環状の吸入室を設け、シリンダブ
    ロツクの軸心付近に穿設された駆動軸貫通用の軸
    孔を吸入側と連通し、吐出弁が開放状態となつた
    とき、前記吐出弁と軸孔を連通可能とした特許請
    求の範囲第1項記載の可変容量圧縮機。
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