JPS6126634Y2 - - Google Patents

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JPS6126634Y2
JPS6126634Y2 JP6404478U JP6404478U JPS6126634Y2 JP S6126634 Y2 JPS6126634 Y2 JP S6126634Y2 JP 6404478 U JP6404478 U JP 6404478U JP 6404478 U JP6404478 U JP 6404478U JP S6126634 Y2 JPS6126634 Y2 JP S6126634Y2
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JP
Japan
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chamber
cylinders
valve
discharge
crankshaft
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JP6404478U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷房機や冷蔵庫などに使用されるレシ
プロ式圧縮機に関するものである。
従来、レシプロ式圧縮機において、同圧縮機の
能力を制御したり、また省動力制御を行なつたり
するものとして実開昭53−85711号公報に記載の
圧縮機がある。
すなわち、2気筒のシリンダを有するレシプロ
式圧縮機において、前記シリンダにおけるシリン
ダヘツドの各吐出室に直接吐出管を接続し、一方
のシリンダヘツドには同シリンダ内の吐出室とシ
リンダヘツド外における圧縮機ハウジング内部と
を連通する弁室を形成し、この弁室内に同弁室を
開閉する開閉弁を設けて、該開閉弁で前記吐出室
とハウジング内部とを連通、しや断して圧縮機の
能力制御を行なうように構成したものが知られて
いる。
しかしながら斯かる従来構造のものでは次の如
き欠点があつた。つまり、シリンダヘツドに直接
吐出管を接続しているから、2気筒の場合は開閉
弁が1個でよく、吐出管も2本でよいが、4気筒
の場合には開閉弁が少なくとも2個、吐出管が4
本必要であり、さらに6気筒の場合には開閉弁が
少なくとも3個、吐出管が6本必要となり、構造
が複雑になるばかりでなく、能力調整用の操作が
煩雑になる欠点があつた。
本考案はこのような欠点を解消するために考案
したもので、本考案の目的は、シリンダヘツド内
の各吐出部に連通する吐出室を仕切壁によつて同
心円状に二分割すると共に、二分割して形成した
同心円状の二つの室のうちのいずれか一方とハウ
ジング内部とを連通、しや断する1個の開閉弁を
設けることにより、複雑な配管構造および能力調
整用の煩雑な操作を必要とすることなく、単一の
開閉弁で圧縮機の能力制御を行なうことにある。
本考案の構成は、少くとも4気筒以上のシリン
ダを有するレシプロ式圧縮機において、前記シリ
ンダを形成する架構のクランクピン周囲に形成さ
れる吐出室を、クランク軸と同心状の仕切壁によ
り第1室と第2室とに区分し、前記シリンダのう
ち少くとも2個以上の適宜のシリンダを第1室
に、残りの少くとも2個以上のシリンダを第2室
に夫々連通する一方、前記第1室もしくは第2室
と架構外における圧縮機ハウジング内部とを連通
するアンロード通路に、該通路を開閉する1個の
開閉弁を設けたもので、前記1個の開閉を操作し
て第1室もしくは第2室とハウジング内部とをし
や断した時に全気筒で圧縮作用を行ない、前記1
個の開閉弁を操作して第1室もしくは第2室とハ
ウジング内部とを連通した時に全気筒数に対する
半分の気筒数で圧縮作用を行なうと共に、前記ク
ランク軸と同心状の仕切壁で前記吐出室を第1室
と第2室とに区分することにより、複雑な配管構
造を不要とし、かつ単一の開閉弁で能力制御する
ことにより、能力調整用の煩雑な操作をも不要と
したのである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述
する。第1図に示すレシプロ式圧縮機は電動機1
と圧縮機構2との一体結合体を複数個のスプリン
グ3a,3a,3bを介して密閉状のハウジング
4内に設置して構成したもので、前記ハウジング
4に接続した吸入管5から該ハウジング4内に一
旦吸入した冷媒を、吸入孔6を介してさらに圧縮
機構2内に吸入して圧縮し、吐出管7に吐出する
如くした所謂低圧ドーム式のものである。
一方、第2図は、前記第1図の要部拡大断面図
であり、前記圧縮機構2は架構10と、該架構1
0内に組込んだ次の各部品とによつて構成してい
る。即ち、前記架構10の上部中央に形成した上
側のクランク軸受11と、該架構10の下面に固
定した蓋板12に形成してなる下側のクランク軸
受13とでクランク軸14を支持すると共に、該
クランク軸14におけるクランクピン15の周り
において第3図にも示す如く前記架構10に4気
筒以上の多数のシリンダ16a,16b,16
c,16d,16e,16fを形成している。第
2図においては2個のシリンダ16a,16bの
みしか図示していないが、第3図に示す如くこれ
らは6個のシリンダ16a,16b,16c,1
6d,16e,16fからなり、3個のシリンダ
16a,16b,16c,のグループを上段に、
残りの3個のシリンダ16d,16e,16fの
グループを下段に形成している。
また、これらの各シリンダ16a〜16fはク
ランク軸14を中心とするそれぞれ60度ずつの放
射線上に形成するもので、上段のシリンダ16
a,16b,16cの相互間に下段のシリンダ1
6d,16e,16fが割り込むように形成せし
め、これら各シリンダ16a〜16f内に設けた
各ピストン17a,17b,17c,17d,1
7e,17fをそれぞれ前記クランクピン15に
支持せしめている。
また、第2図に示す如く前記各シリンダ16a
〜16fの下部において前記各シリンダ16a〜
16fを形成する架構10のクランクピン15周
囲に形成される吐出室18を、前記クランク軸1
4と同心状の仕切壁9により第1室19と第2室
20とに区分し、これらの各室19,20を密封
状になしている。
さらに、ハウジング4内の低圧域と連通する架
構10内の吸入室21(第3図においては同一符
号21を付した空白部に相当する部分)と、前記
全てのシリンダ16a〜16fとをそれぞれ吸入
弁22,22…を介して連結する一方、上段のシ
リンダ16a,16b,16cと外側の第1室1
9とをそれぞれ吐出弁25…を介して連結し、下
段のシリンダ16d,16e,16fと内側の第
2室20とをそれぞれ吐出弁26…を介して連結
している。
また、前記第1および第2の各室19,20は
支管7a,7bを介して一本の吐出管7に連結す
ると共に、外側の第1室19の支管7aに逆止弁
23を介設している。
さらに、第3図に示す如く外側の第1室19の
外壁の一部を開口して該第1室19と架構10外
における圧縮機ハウジング4内部とを連通するア
ンロード通路28を形成すると共に、該アンロー
ド通路28に同アンロード通路28を開閉するス
プリングオフセツト形圧力パイロツト式の1個の
開閉弁29を介設している。
この開閉弁29の具体的構造は第2図に示す如
く架構10の外周面に固定した弁ブロツク30内
に、前記の外側の第1室19とハウジング4内と
を連通するアンロード通路28を形成すると共
に、同弁ブロツク30内に摺動自在在に設置した
スプール31をスプリング32力によつて一方向
(図面では下方向)に押圧して前記アンロード通
路28をノーマルオープン状に保持する一方、前
記スプール31における反スプリング側に形成し
たパイロツト室33にチユーブ34を連結したも
のである。該チユーブ34には図示しないが、三
方弁の第1接続口が接続され、該三方弁の第2接
続口および第3接続口はそれぞれ吐出管7および
吸入管4に接続される。
一方、前記電動機1は、前記架構10の上端開
口部に下端を気密状に圧入した筒形の固定子40
と、該固定子40内において前記クランク軸14
の上端にキー42を介して固定した回転子41と
によつて構成している。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、
以下作用を説明す。
第2図において電動機1によつてクランク軸1
4を回転させると、そのクランク作用によつて6
個の各ピストン17a〜17fはそれぞれ各シリ
ンダ16a〜16f内で往復動し始め、第2図に
おける吸入室21から吸入弁22を介して吸入し
た冷媒を加圧し、第1室19および第2室20に
吐出弁25,26を介して吐出する。この場合、
前記チユーブ34は三方弁を介して吸入管4に連
通しており、第2図において開閉弁29における
スプール31はスプリング32によつてアンロー
ド通路28をハウジング4内に開放する位置に支
持されているから、外側の第1室19に吐出され
た冷媒は前記アンロード通路28を介してハウジ
ング4内の低圧域に排出される。このため、内側
の第2室20内に吐出された冷媒のみが支管7b
から吐出管7に吐出される。このとき逆止弁23
は一側の支管7aから他側の支管7bへの高圧冷
媒のバイパスを阻止して一側の支管7aの圧力を
高圧に保持させる。
斯かる状態は、いわゆる下段のピストン17d
〜17fは圧縮作用を行なうが、上段のピストン
17a〜17cは無負荷運転を行なうもので、ア
ンロード運転に相当するものである。
しかも、6個のシリンダ16a〜16fは、そ
の一つのグループのシリンダ16a,16b,1
6cを他のグループのシリンダ16d,16e,
16fに対して一つ飛びごとに配置し、その一つ
のグループ16a,16b,16cを開閉弁29
で制御してアンロード運転を行なうから、該アン
ロード運転時、残りのシリンダ16d,16e,
16fのピストン17d,17e,17fはクラ
ンク軸14を介して等角度で対向する。このた
め、クランク軸14に対する力のバランスは保た
れる。
以上の如き3気筒のアンロード運転から6気筒
による圧縮運転に変更する際には、チユーブ34
を三方弁を介して吐出管7に連通させ、開閉弁2
9におけるスプール31の端面に高圧冷媒を作用
させると、スプリング32力に抗してスプール3
1がアンロード通路28を閉鎖するので、上段の
3個のシリンダ16a〜16cから吐出される冷
媒も支管7aを介して吐出管7に吐出される。こ
の場合においても、6個のシリンダ16a〜16
fに設けたピストン17a〜17fは、クランク
軸14を中心とする等角度の放射線上で対向する
から、該クランク軸14に対する力のバランスは
保たれる。
ところで、前記吐出室8はクランク軸14と同
心状の仕切壁9によつて第1室19と第2室20
とに区分されるので、複雑な配管構造が不要とな
るうえ、前記1個の開閉弁29で能力制御するこ
とができるので、能力調整用の煩雑な操作も不要
となる効果がある。
なお、図示実施例において開閉弁29は高圧冷
媒圧力を信号として操作する如くしているが、該
操作信号を電気的なものなど、その他の適宜な信
号で行なう如くしてもよいのは勿論である。ま
た、実施例において前記開閉弁29はノーマルオ
ープン形であるが、これをノーマルクローズ形と
し、操作信号でもつてオープンさせる如くしても
よいのは勿論である。
また、上段の各シリンダ16a,16b,16
cを内側の第2室20に、下段の各シリンダ16
d,16e,16fを外側の第1室19にそれぞ
れ連通させてもよく、さらに第2室20と架構1
0外における圧縮機ハウジング4内部とを連通す
るアンロード通路を形成して、このアンロード通
路に該通路を開閉する1個の開閉弁を設ける構造
にしてもよいことは云うまでもない。
本考案は以上詳述したように、少くとも4気筒
以上のシリンダ16a,16b,16c,16
d,16e,16fを有するレシプロ式圧縮機に
おいて、前記シリンダ16a〜16fを形成する
架構10のクランクピン15周囲に形成される吐
出室8を、クランク軸14と同心状の仕切壁9に
より第1室19と第2室20とに区分し、前記シ
リンダ16a〜16fのうち少くとも2個以上の
適宜シリンダ16a,16b,16cを第1室1
9に、残りの少くとも2個以上のシリンダ16
d,16e,16fを第2室20に夫々連通する
一方、前記第1室19もしくは第2室20と架構
10外における圧縮機ハウジング4内部とを連通
するアンロード通路28に、該通路28を開閉す
る1個の開閉弁29を設けたものであるから、複
雑な配管構造および能力調整用の煩雑な操作が不
要となり、しかも単一の開閉弁で圧縮機の能力制
御を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す全体の概略図、
第2図は第1図の要部の拡大断面図、第3図は第
2図の−線に沿う概略図である。 4……ハウジング、8……吐出室、9……仕切
壁、10……架構、14……クランク軸、15…
…クランクピン、16a〜16f……シリンダ、
19……第1室、20……第2室、28……アン
ロード通路、29……開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少くとも4気筒以上のシリンダを有するレシプ
    ロ式圧縮機において、前記シリンダを形成する架
    構のクランクピン周囲に形成される吐出室を、ク
    ランク軸と同心状の仕切壁により第1室と第2室
    とに区分し、前記シリンダのうち少くとも2個以
    上の適宜のシリンダを第1室に、残りの少くとも
    2個以上のシリンダを第2室に夫々連通する一
    方、前記第1室もしくは第2室と架構外における
    圧縮機ハウジング内部とを連通するアンロード通
    路に、該通路を開閉する1個の開閉弁を設けたこ
    とを特徴とするレシプロ式圧縮機。
JP6404478U 1978-05-12 1978-05-12 Expired JPS6126634Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6404478U JPS6126634Y2 (ja) 1978-05-12 1978-05-12

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JP6404478U JPS6126634Y2 (ja) 1978-05-12 1978-05-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54165307U JPS54165307U (ja) 1979-11-20
JPS6126634Y2 true JPS6126634Y2 (ja) 1986-08-09

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ID=28967791

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JP6404478U Expired JPS6126634Y2 (ja) 1978-05-12 1978-05-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5744788A (en) * 1980-08-30 1982-03-13 Toyoda Autom Loom Works Ltd Operation control method of compressor for vehicular air conditioner and its device
JPS5773877A (en) * 1980-10-27 1982-05-08 Toyoda Autom Loom Works Ltd Variable capacity compressor

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JPS54165307U (ja) 1979-11-20

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