JPS6283305A - 透明性金属酸化物の製造方法 - Google Patents

透明性金属酸化物の製造方法

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JPS6283305A
JPS6283305A JP60224322A JP22432285A JPS6283305A JP S6283305 A JPS6283305 A JP S6283305A JP 60224322 A JP60224322 A JP 60224322A JP 22432285 A JP22432285 A JP 22432285A JP S6283305 A JPS6283305 A JP S6283305A
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白金 一浩
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▲吉▼重 木田
Seishiro Ito
征司郎 伊藤
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    • C01B13/14Methods for preparing oxides or hydroxides in general
    • C01B13/36Methods for preparing oxides or hydroxides in general by precipitation reactions in aqueous solutions

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (、)産業上の利用分野 本発明は想像粒子状の透明性金属酸化物の製造方法に係
るもので、詳しくは、フィルム着色用、メタリック塗装
用、耐光性、耐熱性などの耐久性を向上させるための顔
料、化粧用基材や各種F31脂に添加して紫外線を遮蔽
する紫外線遮蔽剤等、に極めて有用な透明性lk属酸化
物のvj1造力法に関するものである。
(b)従来の技術 顔料は無機顔料と有機顔料に大別される。
一般に無代顔料は耐熱性、耐光性などの耐久性に優れて
いるが、屈折率が大きくて隠蔽力が大きく、透明性に欠
けている。
一方、有機顔料は隠蔽力が小さく、透明性であるが、−
L述の耐久性に欠ける。従って、透明な無代顔料が製造
されると、耐熱性や耐光性などの耐久性に12れな透明
な所しい顔料が得られるということ1こなる。
一般に顔料の隠蔽力は、顔料粒子の粒子径が可視光線の
波長の約1/2、−即ち、0.2〜0.3μ督Ωのとき
最大となり、それより大きくても小さくても小となると
されている。これは0.3μ麺より粒子径が大となると
表面積が小さくなり、粒子表面で反射される光の総量が
少なくなるためであり、又、0.2μmoより粒子径が
小となると光の透過量が増加するためである。このよう
に、粒子径を0.2〜0.3μmo より大きくしても
、小さくしても隠蔽力は小さくなるが、顔料の使用目的
や顔料特性、或は所望の透明度を考慮すると、粒子径を
小さくして透明度を付与することが有効な場合がある。
そのためには、少なくとも粒子径が300Å以下、好ま
しくは200Å以下、特に好ましくは100Å以下の超
微粒子状の透明性金属酸化物(顔料)を製造する必要が
ある。
又、紫外線は合成樹脂及び有機化合物等の分子結合を励
起、切断する等のエネルギーを有し、これによってプラ
スチック成形体、食品、化粧品或は印刷物等の製品を変
質或は変色させて商品価値を失わせる大きな原因となる
このため、製品に紫外線吸収剤を添加したり、或は製品
を紫外線から保護する目的で紫外線遮蔽用の樹rr6組
成物で形成したフィルムやシートで製品を被覆して保護
することが提案されている。
更に、従来、化粧品中に紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を
添加して紫外線を遮断し、これによって紫外線が皮膚へ
到達するのを防止する目的で、白粉やファンデージシン
等の化粧品には紫外線吸収剤が添加されている。
(c)発明が解決しようとする問題点 本発明者はこのような観点から透明性顔料、紫外・赤外
4!遮蔽剤としで極めて重要な用途を有する透明性金属
酸化物の製造方法について鋭意検討を重ねた結果、透明
性酸化鉄、透明性酸化クロム、透明性酸化コバルト及び
透明性酸化チタンの群よりなる個々の透明性金属酸化物
の製造方法(特公昭59−11626号公N)を発明す
るに至った。
この方法は上記の透明性金属酸化物を工業的規模で、し
かも経済的に製造しうる点で極めて優れているが、以下
に述べる間mがあった。
即ち、この方法には水溶液中で生成した水和金属酸化物
を陰イオン性界面活性耐で一旦凝集させ、次にこの凝集
物に、水に不溶の有機溶媒を加えて攪拌し、これによっ
て上記水和金属酸化物を有機溶媒中に移行、分散させた
後、このオルガフゾル中の有機溶媒を蒸留して除去する
工程があり、このため、この有機溶媒の取扱いによる作
業環境の汚染や火災等の発生の恐れがあり、しかも有機
溶媒を還流して除去するには蒸留装置が必要になると共
にエネルギーの多大な消費になり、近年の省エネルギー
指向に逆行する等の問題があった。
(d)間m点を解決するだめの手段 本発明者らは上記問題点を一挙1こ解決すべく鋭意、検
討を重ねた結果、水溶液中で水和金属酸化物を調製し、
これを、有機溶媒を用いることなく、水溶液中で凝集さ
せる画期的な方法を見い出し、本発明を完成するに至っ
たものである。
即ち、本発明の第一の要旨は、F e”、Fc3“、T
 i4+  、  Z  n2+  、  S  n”
  、  Sb”、Crコ+ 、  Al1“の金属塩
を単独、或は二種以上含む水溶液に塩基性水溶液を加え
てこれらの金属に対応する平均粒子径が300Å以下の
透明な陽性、の水和金属酸化物のゾルを調製し、これに
界面活性剤を加えるか、或はアルミニウムイオンを加え
た状態で界面活性剤を加えてゾルを一旦凝集させ、次に
、この凝集物を瀘過し、洗浄を行った後、常圧或は減圧
下で熱処理して脱水することを待像とするものである。
又、本発明の第二の要旨は、l:” e2 +、Fe”
、T i 1 +、Z n”、S n”、sb”、Cr
3、A1”の金属塩のうちいずれか1種の水溶液に塩基
性水溶液を加えてその金属に対応する平均粒子径が30
0Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物のゾルを調製し
、これに、上記金属塩のうち池様の金属塩の水溶液を加
え、この混合物に塩基性水溶液を加えてこの他種の金属
に対応する透明な陽性の水和金属酸化物を調製すること
により透明性金属酸化物の複合ゾルを形成させ、これに
界面活性剤を加えるか、或はアルミニウムイオンを加え
た状態で界面活性剤を加えて上記複合ゾルを一旦1ff
l LSさせ、次に、この凝集物を瀘過し、洗浄を行っ
た後、常圧或は減圧下で熱処理して脱水することを特徴
とするものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明においては、先ず、Fe2+、p%+、Ti 1
 +  、 Zn”  、 S n”  、 Sb3”
  、 Cr″+ 、 AN”の金属塩を単独、或は二
種以上含む水溶液に塩基性水溶液を加えてこれらの金属
に対応する平均粒子径が300Å以下の透明な陽性の水
和金属酸化物のゾルを調製する工程Aを実施する。
本発明に月いられる上記金属塩としては、水溶性で、し
かも後述の塩基性水溶液により透明な水和金属酸化物の
ゾルを生成するものであれば特に限定されるものではな
く、例えばFe”、Fe3+、T  i ’ ”  %
 Z n 2”  % S  n ’ ”  、 Sb
3+ 、 Cr”  、 A 13+ 、の硫酸塩、硝
酸塩、或は塩化物等が挙げられるが、これらのうち特に
硝酸塩や塩化物が好ましく、又これらは単独で、或は所
望により二種以上併用してもよいのである。
又、上述の塩基性水溶液としては、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリツム等のアルカリ金属水酸化物の水溶
液、炭酸す) 17ウム、炭酸カリウム等の炭酸塩水溶
液、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素
アンモニウム等の炭酸水素塩、アンモニア水等が挙げら
れる。
そして、上記の金属塩水溶液と塩基性水溶液の各々の濃
度は平均粒子径が300Å以下、好ましくは200Å以
下、特に好ましくは100Å以下の透明性金属酸化物が
得られるように適宜決定される。
そして、上記金属塩水溶液の濃度としては、0゜1−5
 mol/ 1の範囲とするのが好ましく、5 moj
!/2を超えると、ゾルが濁ったり或は平均粒子径が3
00人を超えて沈澱したり、デル化したりして透明なゾ
ルが得らにくい。一方0 、 1 tool/ (!未
満では、濃度が薄くなり過ぎて量産性に欠け、極めて不
経済であるから好ましくない。
又、上記塩基性水溶液の濃度としては、0.5〜5【n
ol/lとするのが好ましく、5+aoN/1を超える
と濃度が高過ぎて後述のpHの調整が困難となり、一方
0.5LIlo1/I2未満になると逆に濃度が薄くな
り過ぎて液量が多(なりすぎるから好ましくない。
この金属塩水溶液と塩基性水溶液とを反応させて、その
金属に対応する平均粒子径が300Å以下の透明な陽性
の水和金属酸化物のゾルを調製するにあたり、p111
〜pl+6の範囲で行うのが好ましい。
そして、この工程Aで得られた透明性水和金属酸化物の
ゾルの粒子径はそのまま透明性金属酸化物粒子の大きさ
となり、従って、この工程Aで生成したゾルを加熱した
り、或は長時間放置すると粒子が成長してゾルが濁った
り、デル化する恐れがあるため、ゾルを調製する際の温
度を60 ’(:’以上にしたり、又はこの工程l〜か
ら次に述べる工程已に移行するまで長時間放置するのを
避ける必要がある。
本発明においては、次に、上記工程Aで得られた溶液に
、界面活性剤を加えるが、或はアルミニウムイオンを加
えた状態で界面活性剤を加えて、透明性水和金属酸化物
のゾルを一旦凝集させる工程Bを実施する。
即ち、上記工程Aで得られた溶液に直接界面活性剤を加
えて透明性水和金属酸化物のゾルを一旦凝集させてもよ
く、或はこれに代えで、上記工程Aで得られた溶液にア
ルミニウムイオンを加えた状態で界面活性剤を加え、こ
れによって透明性水和金属酸化物のゾルを一旦凝集させ
てもよいのである。
そして、アルミニウムイオンを加える理由は酸化チタン
等の透明性金属酸化物の表面を酸化アルミニウムで包み
、これによって、組成物や成形体中での合成樹脂等の基
材の安定化を図るためのものであり、従って、その添加
量は用いる透明性金属酸化物の種類によって適宜決定さ
れる。
従って、透明性金属酸化物を添加しても合成樹脂等の基
材が安定な場合には、上述の如く、アルミニウムイオン
を加える必要はないのである。
又、他の理由として、アルミニウムイオンを加えること
によってコロイド粒子の電荷量を増やし、界面活性剤を
加えた時点での凝集をより起こりやすくするためである
本発明に用いられる界面活性剤としては、例えばドデシ
ル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム、カプロン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウム、
ラウリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、アルキ
ルナフタリンスルホン酸ナトリウム、或は、リン酸工又
チル塩型の陰イオン界面活性剤、例えば、高級アルコー
ルリン酸モ/エステルノナトリウム塩、高級アルコール
リン酸ノエステルナトリウム塩等の陰イオン界面活性剤
、オレイン酸、す7−ル酸、リルイン酸、ラウリン酸、
パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等の脂肪酸
、低重合度ポリカルボン酸の塩、例えば低重合度ポリア
クリル酸ソーダ、低重合度ポリアクリル酸ブチル、低重
合度ポリメタアクリル酸ソーダ、更に、下記一般式 %式%) で示されるスルホン化ポリスチレン等の界面活性剤等が
挙げられ、これらのうち特にドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン
酸、ステアリン酸を用いるのが好ましい。
この工程Bにおいて、界面活性剤の添加量は、透明性金
属酸化物の種類や量、用いる界面活性剤の種類によって
異なるので適宜決定される。
本発明においては、上記工程Bで得られた凝集物を′a
過して洗浄する工程Cを実施する。
本発明の最も大きな特徴はこの工程Cを導入した点にあ
る。
そして、at物を瀘過して洗浄することlこより、従来
のように有機溶媒に移行、分散させるのに比べて、以下
に述べる長所を有するのである。
(イ)先ず、生産性が大幅に向上し、大量生産を実現し
て経済的に微細な透明性金属酸化物を得ることができる
即ち、従来のように、■水溶液中で調製した水和金属酸
化物のゾルのン疑果物を有機溶媒に移行、分散させる工
程、■更に、水を分離してオルガ/ゾルを1ヤ成する工
程、■二のオルγノゾル中の有機溶媒を蒸留等によって
除去、回収する工程、の各工程が不要となり、しかも瀘
過と洗浄を繰り返しつつ、微細な水和金属酸化物を洗浄
するのであるから洗浄効果が極めて良好でpl+を容易
に中性にすることができると共に純度の高い透明性金属
酸化物が得られるのである6 そして、上記工程B″C得られた凝集物はスポンジ状で
瀘過の際の水の流れが非常に良く、従ってこの凝集物の
洗浄、瀘過が極めて良好になしうるのである。
(ロ)界面活性剤の使用量を少なくできる。
本発明においては、水溶液中で得た水和金属酸化物のゾ
ルを凝集するだけの界面活性剤の量でよく、従来の方法
に比べて、1/2〜2/3の量で充分なのである。
(ハ)配向吸着している過剰の界面活性剤を簡単に除去
でさるため、透明性金属酸化物の含有率を高くすること
ができる。
(ニ)配向吸着している界面活性剤は透明性金属酸化物
粒子表面に親木基を出しているから、該透明性金属酸化
物粒子の親油性を低下させている。
ところが、この配向吸着している界面活性剤は物理@着
であり、瀘過、洗浄を繰り返すことによって容易に除去
できるため親油性が増大し、これによって有機溶媒中へ
の分散性が至極増大する。
(ホ)本発明では有機溶媒を用いないから界面活性剤と
して水溶性の低重合度ポリアクリル酸ソーダ、スルフォ
ン化ポリスチレン等の界面活性剤を使泪でき、従って、
この種の界面活性剤を用いると水との親和性が増大する
結果、水中での分散性に優れるのであり、この声め、こ
の種の透明性金属酸化物は水性塗料等に使用できるので
ある。
(へ)低重合度ポリアクリル酸ソーダの、スルホン化ス
チレンのオリゴマーを界面活性剤として用いると、これ
らの界面活性剤はビニル系樹脂等と親和性がよく、従っ
て、これを界面活性剤として用いた透明性金属酸化物は
ビニル系樹層に添加してもこの樹脂の特性をさほど劣化
させることがなく、又ブルーミング等の問題も発生しな
いのである。
そして、瀘過の方法としては、特に限定されるものでは
なく、従来公知の方法、例えば、吸引瀘過、自然瀘過、
加圧瀘過等、各種の方法を採用しうる。
本発明においては、最後に、上記工程Cで得られた透明
性金属酸化物を常圧或は真空中で熱処理して脱水するこ
とにより平均粒子径が300Å以下の透明性金属酸化物
を得る工程りを実施する。
この乾燥方法としては、特に限定されるものではな(、
大気中で加熱、乾燥してもよく、真空乾燥、不活性がス
中での加熱乾燥させてもよいが、乾燥温度としては水和
金属酸化物の水分を除去し、しかも透明性酸化物粒子に
化学吸着している界面活性剤が分解しない程度の温度で
ある。従って、この乾燥温度としては、乾燥方法、水和
金属酸化物や界面活性剤のa類によって異なるが、通常
250℃以下の温度である。
又、本発明においては、Fe”、Fe”、Ti”、Z 
n”、S n 4 +、Sb3”、C「3+、AI3+
の金属塩のうちいずれか一種、例えばTi4+の水溶液
に塩基性水溶液を加えてその金属に対応する平均粒子径
が300Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物のゾル、
この場合は透明性酸化チタンのゾルを31製し、これに
、上記金属塩のうち他種の金属塩、つまりTi4+以外
の金属塩の水溶液を加え、この混合物に塩基性水溶液を
加えてこの他種の金属に対応する透明な陽性の水和金属
酸化物を7!4!!することにより透明性金属酸化物の
複合ゾルを形成する。 以下、上記の工程Bから工程り
と同様にして微細な透明性金属酸化物の複合体を得る。
(e)作用 本発明の透明性金属酸化物の製造方法は、水溶液中で得
た透明な陽性の水和金IIIWl!化物のゾルを界面活
性剤で凝集させ、この凝集物を瀘過、洗浄するものであ
るから、有機溶剤を使用する必要が全くなく、この結果
、透明性金属酸化物の製造工程を大幅に減少させ、生産
性を向上させる作用を有するのである。
(f)実施例 以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 2mon/fの塩化第二鉄水溶fL21に2moN/1
の炭酸ナトリウム水溶液をpl+が2.5になるまで加
えて透明な陽性の水利酸化鉄のゾルを調製し、これに0
 、 2 mo(1/ 1のラウリン酸ナトリウム水溶
液1630mff1を加えて水和酸化鉄ゾルを凝集させ
る。
このものを瀘過し沈澱物を0.01〜0.02moN/
1のアンモニア水で洗浄、瀘過を繰り返してpHを6.
5〜7.0にしたのち、更に60℃〜70℃の温水24
1にて2回洗浄、瀘過を行う0次いでこの沈澱物を24
0℃にて1時間熱処理した後粉砕し平均粒子径が75人
の粉末状の透明性酸化鉄を得た。
その収率は95%であった。
実施例2 2 mo1/ lの硝酸第二鉄水溶液2Nに2mof/
1の水酸化ナトリウム水溶液をpHが3になるまで加え
て透明な陽性の水和酸化鉄のゾルを調製し、これに0.
05mo1/j!の硝酸アルミニクムを500LL11
加える。次いで、これに0 、 2 IIIon/ 1
のドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液を11
50ml加えて水利酸化鉄と酸化アルミニツムの複合ゾ
ルを凝集させる。。
以下、実施例1と同様に瀘過、洗浄、熱処理を行い平均
粒子径が70人で酸化アルミニウムでコーティングした
粉末状の透明性酸化鉄を得た。
その収率は92%であった。
実施例3 2mo1/1の四塩化チタン水溶液11に2 mol/
 nのアンモニア水をpHが2になるまで加えて透明な
陽性の水和酸化チタンのゾルを調製し、これに0゜05
5o(1/ lの硝酸アルミニウムを600iN加える
次いで、これに0 、 2 rsol/ lのドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液2170mf加え
て、水和酸化チタンと水利酸化アルミニウムの複合ゾル
を凝集させる。
以下、実施例1と同様に瀘過、洗浄、熱処理を行い平均
粒子径が95人で酸化アルミニツムでコーティングした
粉末状の透明性酸化チタンを得た。
実施例4 0.511o1/1の塩化第二鉄水溶液250m1に0
゜5IIol/lの炭酸ナトリウム水溶液をpl+が2
.5になるまで加えて透明な陽性の水和酸化鉄のゾルを
:I4製し、これにスルホン化ポリスチレン (分子量
600万)の1重量%溶@87m1を加えて水和酸化鉄
ゾルを211集させる。
以下、実施例1と同様に瀘過、洗浄、熱処理を行い、平
均粒子径が75人で粉末状の透明性酸化鉄を得た。
その収率は94%であった。
実施例5 11Ilo1/1の塩化クロム水溶液11に1 mol
/1の炭酸ナトリウム水溶液をpi+が3になるまで加
えて透明な陽性の水和酸化クロムのゾルを調整し、これ
に0.2 mol/ 1のドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム水溶液を3850mlを加え、以下、実施例
1と同様に瀘過、洗浄、熱処理を行い、平均粒子径が6
5人の粉末状の透明性酸化クロムを得た。
その収率は94%であった。
実施例6 1mo1/1の塩化第二鉄水溶液11と1a+offi
/i?の四塩化チタン水溶液1Nの混合溶液に2 mo
ffi/ 1.の炭酸ナトリウム水溶液をp)lが2に
なるまで加えて透明な陽性の水和酸化鉄ゾルと水和酸化
チタンゾルの複合ゾルを調製し、以下実施例1と同様に
瀘過、洗浄、熱処理を行い平均粒子径が95人の透明な
酸化鉄−酸化チタンの複合微粒子を得た。
その収率は93%であった。
実施例7 1 +nol/ lの四塩化チタン水溶液1Nに2mo
1/1の炭酸ナトリウムの水溶液をpl+が2になるま
で加えて透明な陽性の水和酸化チタンのゾルを調製し、
これに1+++o1/Nの塩化亜鉛水溶液11を加え、
この溶液に0 、 1 mob/ 1の炭酸水素ナトリ
ウム水溶液をpl+が2.5になるまで加えて透明な酸
化亜鉛でコーティングした透明性酸化チタンの複合ゾル
を調製し、以下実施例1と同様に瀘過、洗浄、熱処理を
行い平均粒子径が85人の透明な酸化チタン−酸化亜鉛
の複合微粒子を得た。
その収率は90%であった。
上記実施例に述べた様に、透明性水和金属酸化物をアン
モニア水で洗浄すると、不純物の除去が容易であると共
に溶液が中性になり易く、従って、洗浄回数を者しく減
少させることができるのである。
又、透明性水和金属酸化物粒子中に残存するアンモニウ
ムイオンは加熱、乾燥の際に飛散するから全く問題がな
いのである。
次に、実施例1の透明性酸化鉄を泪いてポリアミド系の
グラビアインキを作り (この場合、透明性酸化鉄の分
散性は極めて良好であった)、 ポリエステルフィルム
上に該インキを25μmの厚さに塗布したものの透過率
曲線を日立自記分光光度計(323型)で測定した結果
を第1図に示す。
この結果より、このフィルムは優れた透明度を有し、更
に紫外部を完全に吸収していることが認められた。
本発明に係る透明性金属酸化物の5!!遣方法は上述の
通りであるが、上記実施例以外の透明性金属酸化物、即
ち、酸化亜鉛や酸化アンチモンなども、本発明に係る方
法で製造することができる。
又、この方法により製造した透明性金属酸化物は者しく
優れた透明性を有すると共に、油性ビヒクル、天然樹脂
や合成樹脂、更にゴム類中への分散性も優れている。こ
の分散性の優れていることもこの透明性金属酸化物の大
きな特徴であって、この原因は界面活性剤の親水基が透
明性金属酸化物粒子表面に化学吸着し、疎水基が張り出
しているためと考えられる。例えば、実施例1の方法で
製造した透明性酸化鉄の種々の有機溶媒中への分散性を
第1表に示す。表中の○印は完全に透明に分散している
状態を示している。表かられかるように、多くの有機溶
媒に透明な状態で完全に分散しているのがわかる。
(以下余白) 第1表 又、実施例4のものは水溶性の界面活性剤を用いたもの
であり、この透明性酸化鉄は水への分散性が極めて良好
である。
この方法により製造された平均粒子径が300Å以下の
透明性金属酸化物は、従来の金属酸化物顔料のもつ優れ
た耐光・耐熱性等を保持しつつ、′s機顔料に見られな
かった透明性、有機ビヒクル中への易分散性等の開時性
を具備するに至ったものであって、これらの特徴を生か
した新しい用途、例えば、フィルム着色用、その他塗料
、印刷インキ、プラスチックの安定剤等にも大きな需要
が考えられる。
又、この方法により製造された透明性酸化鉄や酸化チタ
ン等のlk属酪酸化物紫外線の遮蔽性が極めて良好であ
り、この結果、無8!紫外線遮蔽剤として、化粧品、プ
ラスチック成形体、繊維、マスターバッチ、食品等の分
野での用途も期待できるのである。
([1)発明の効果 本発明の透明性金属酸化物の製造方法は水溶液中で得た
透明性水和金属酸化物のゾルを界面活性剤で凝集させ、
この凝集物を瀘過、洗浄するものであるから、有機溶剤
を全く使用する必要がなく、この結果、作業環境の汚染
や火災等の発生の恐れがなくなるのであり、又、製造工
程が至極簡素化されて大幅に生産性が向上するのであり
、しかも、従来のように蒸留装置が不要になるのであり
、結局これらが有機的に結合して透明性金属酸化物を工
業的に、しかも安価に製造できる等の効果を奏するので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の透明性金属酸化物の製造方法で製造し
た透明性酸化鉄(実施例1)を用いてグラビアインキを
訓製し、このインキを表面に印刷して成るポリエステル
フィルムの透過率曲線を示す図である。 Sは酸化鉄を含まないグラビアインキを塗布したフィル
ム。 1・・・印刷フィルムで透明性酸化鉄含有率1重量% 2・・・印刷フィルムで透明性酸化鉄含有率5重1% 3・・・印刷フィルムで透明性酸化鉄含有率10重1% 4・・・印刷フィルムで透明性酸化鉄含有率20重量%

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Fe^2^+、Fe^3^+、Ti4+、Zn^
    2^+、Sn^4^+、Sb^3^+、Cr^3^+、
    Al^3^+の金属塩を単独、或は二種以上含む水溶液
    に塩基性水溶液を加えてこれらの金属に対応する平均粒
    子径が300Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物のゾ
    ルを調製し、これに界面活性剤を加えるか、或はアルミ
    ニウムイオンを加えた状態で界面活性剤を加えてゾルを
    一旦凝集させ、次に、この凝集物を瀘過し、洗浄を行っ
    た後、常圧或は減圧下で熱処理して脱水することを特徴
    とする透明性金属酸化物の製造方法。
  2. (2)Fe^2^+、Fe^3^+、Ti^4^+、Z
    n^2^+、Sn^4^+、Sb^3^+、Cr^3^
    +、Al^3^+の金属塩のうちいずれか1種の水溶液
    に塩基性水溶液を加えてその金属に対応する平均粒子径
    が300Å以下の透明な陽性の水和金属酸化物のゾルを
    調製し、これに、上記金属塩のうち他種の金属塩の水溶
    液を加え、この混合物に塩基性水溶液を加えてこの他種
    の金属に対応する透明な陽性の水和金属酸化物を調製す
    ることにより透明性金属酸化物の複合ゾルを形成させ、
    これに界面活性剤を加えるか、或はアルミニウムイオン
    を加えた状態で界面活性剤を加えて上記複合ゾルを一旦
    凝集させ、次に、この凝集物を瀘過し、洗浄を行った後
    、常圧或は減圧下で熱処理して脱水することを特徴とす
    る透明性金属酸化物の製造方法。
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