JPS627907Y2 - - Google Patents

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JPS627907Y2
JPS627907Y2 JP2289981U JP2289981U JPS627907Y2 JP S627907 Y2 JPS627907 Y2 JP S627907Y2 JP 2289981 U JP2289981 U JP 2289981U JP 2289981 U JP2289981 U JP 2289981U JP S627907 Y2 JPS627907 Y2 JP S627907Y2
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valve
gas
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case
gas supply
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【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴム管が外れたときまたはゴム管を
取付けずにガスコツクを開いたとき、無負荷が多
流量状態でガスが流れるとそのガス流動圧で弁子
を移動させて弁座を閉塞してガス供給を遮断する
ガス用安全弁に関するものである。
従来、ガス用安全弁は、第1図に示すように、
ガス供給管路に球状の弁子14′を移動自在に配
設し、多流量状態でガス圧が一定以上に高くなる
と弁子14′を移動させ、弁子14′を弁座15′
に当て、以後のガス供給圧にて弁子14′を弁座
15′に強力に圧接し続けてガスを止めてしまう
ものであつた。ところがガス供給に際して、ガス
コツクを開いたときには第2図のaで示すよう
に、一時的に多流量状態となるものであり、かか
る場合従来にあつては弁子14′は一時的な多流
量状態で瞬時に作動され、閉成させてしまい、そ
して一坦閉成された弁子14′は、多流量状態が
直ちに治つたとしてもこれにかかわらずガスを遮
断し続けるものであり、安全ではあるが誤動作が
生じやすく使いにくいという欠点があつた。この
ような問題を解消するのに、弁子14′が上昇す
る縦経路bを長くして閉成に要する弁子14′の
揚程を大きくして一時的な多流量状態による弁子
14′の押上げ動作を吸収することも考えられる
が、かかる手段ではガス用安全弁の上下高さが高
くなり、床面に安全弁を埋設するのに、床面の上
下高さが薄くなる傾向にある現状に対してガス用
安全弁を使用し得なくなるという欠点がある。
本考案はかかる従来欠点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な改良に
より、薄型でありながら、ガス供給圧が一時的に
高められても直ちに弁子を移動させることを抑制
することができ、多流量状態が短時間に治る場合
には、ガスを止めることがなく、多流量状態が一
定時間以上継続する緊急時にのみ弁子を移動させ
てガスを遮断することができ、誤動作がなく、か
つ製作、組み立て及び組み込みが容易で、実状に
合つた使いやすいガス用安全弁を提供することに
ある。
以下本考案の実施例を図面に基いて詳述する。
第3図及び第4図に示す実施例にあつては、床
面に埋設する横型にしてある。筒状の器具本体1
の中央部に閉子孔2を穿孔して閉子3を回動自在
に装着してある。4はこの閉子3の操作軸であ
り、操作軸4をまわせば回転子5を介して閉子3
は閉子孔2内で回転し、閉子3に設けられた導通
孔6により管路が開閉される。器具本体1のガス
流出側端部に上方に向けてソケツト(図示せず)
接続用のプラグ7が連結されている。器具本体1
のガス流入側端部にはガス用安全弁8を内蔵させ
てフランジ管9が接続されている。フランジ管9
の側端部にガス管(図示せず)接続用のテーパね
じを形成してある。ガス用安全弁8内のガス供給
経路E内に一定以上のガスが流入すると、この多
流量状態のガス圧にてガス用安全弁8が作動して
自動的にガス供給を停止させることができるよう
にしてある。以下その構成を説明する。
ガス用安全弁8の外殻管としてのフランジ管9
内には略円筒状の遅延経路部材10を組込んであ
り、この遅延経路部材10のガス供給方向上流側
の下端部に導入孔11を穿設し、ガス供給方向下
流側の上端部に導出孔12を形成し、遅延経路部
材10内に略上下方向に向けて遅延経路13を形
成してある。遅延経路13内には合成樹脂製の球
状の弁子を内装してあり、導入孔11から導入さ
れたガス圧が一定以上に高くなつた場合、高いガ
ス圧を受けて弁子14を浮上させ、導入孔11の
周縁に形成された弁座15に弁子14を当接させ
て導入孔11を閉成し、ガス供給を遮断すること
ができるようにしてある。
導入孔12には弁子14の下半部が臨んでい
て、ガス供給圧で弁子14がガス供給方向下流側
の遅延経路部材10部分に押しつけられて弁子1
4の上昇を抑制することがないようにしてある。
遅延経路部材10の上下中間部において、対向
している一方の内面に第7図に示すように突部1
6を突設し、他方の内面に凹部17を形成して遅
延経路13を左右に 蛇行させてあり、一定以上のガス圧を受けて弁子
14が遅延経路13内を上昇するのに、弁子14
が突部16に当つて上昇するのを抑制され、従来
のように弁子14が瞬時に上昇することがなく、
弁子14の上昇を大巾に遅延させることができ、
この遅延時間内に多流量状態が第2図に示すよう
に治る場合には、弁子14で弁座15を閉成させ
ることがなく、誤動作が生じないようにしてあ
る。かかる場合、突部16に対向させて凹部17
が形成されているので、突部16があるといえど
も経路が絞られることがなく、ガス供給が円滑に
行われる。
遅延経路部材10は第5図乃至第8図に示すよ
うに、底部18に導出孔12及び弁座15を形成
した円筒状のケース状部材19と導入孔11を形
成した蓋状部材20とから構成してある。蓋状部
材20には第7図及び第8図に示すように、円筒
状のケース状部材19の内周面に略等しい外周面
を有する一対の側壁21,21を対設させてあ
り、これら両側壁21,21の一方に上記突部1
6を形成し、他方に突部16を略中心とする円周
上に上記凹部17を形成して球状の弁子14の周
面と経路壁面とのガス通過横断面積を略一定と
し、このことにより、ガスの流量を略一定にでき
るようにしてある。しかして両側壁21,21を
僅かに弾性変位させてケース状部材19に圧入
し、第9図及び第10図のように遅延経路部材1
0を組立てることができるようにしてある。この
ような構成によれば、第4図に示すように、直管
状のフランジ管9に円筒状の遅延経路部材10を
組込むだけでガス用安全弁8を既存のガス接続具
Aに簡単に組込むことができるものである。そし
て突部16と凹部17を形成することで、弁子1
4の作動を大巾に遅延させるものでありながら、
遅延経路部材10の上下高さを低くでき、結果と
してガス用安全弁8及びこれを組込んだガス接続
具Aを薄型にできるものである。第9図中26は
ガス流入口である。
次に弁座15に押圧された弁子14を外すリセ
ツト構造を説明する。第4図に示すように、ガス
用安全弁8と閉子3との間にリセツト棒27と、
ばね22とを配設してある。リセツト棒27は円
筒部27aの底部中央に軸部23を設け、円筒部
27aにばね受け24を形成したものである。ば
ね22はばね受け24と遅延経路部材10間に介
装してあり、リセツト棒27をばね22にて閉子
3側に付勢し、リセツト棒27の軸部23先端を
閉子3の周面に弾接させてある。しかしてリセツ
ト棒27は器具本体1の段部25と遅延経路部材
10との間を摺動できるようにしてある。そして
リセツト棒27の軸部23先端がばね22による
付勢で弾接する閉子3には軸部23が接触する部
分にカム面3aを接けてある。このカム面3aは
閉子3の導通孔6の孔縁に連続する外周面の径を
連続的に変えたものである。しかして操作軸4の
開方向への回動操作に伴う閉子3の回転に伴つて
閉子3に弾接している軸部23の先端頭部が閉子
3のカム面3aに摺接し、閉子3の開状態におい
てその導通孔6内に進入し、軸部23の後端部が
弁座15から遠ざかり、ガス圧で弁子14が移動
した場合に弁座15を閉塞できるようにしてあ
る。そしてガス圧によつてしまつたガス用安全弁
8をリセツトするには、閉子3を閉方向にまわし
て、閉子3のカム面3aでリセツト棒27の軸部
23を押圧してリセツト棒27を移動させ、リセ
ツト棒27で弁子14を弁座15から強制的に押
出し、ガス圧の低下に伴つて弁子14が自重落下
してリセツトが行われる。かかる場合、球状の弁
子14は円筒部27aの一部に押されて弁座15
から外されるのであり、例えば球状の弁子14を
棒状の押棒のみで押し外す手段に比べて、球状の
弁子14の中心に対して円筒部27aが一致して
いなくとも、確実にリセツトを行うことができる
ものである。このことは組立精度を厳しく要求さ
れることがなく、組立性を向上できるものであ
る。なお実施例においては、ガス用安全弁8をガ
ス接続具Aに組込んだが、これをガス供給経路の
任意の箇所に組込んでもよい。
以上要するに本考案は、弁子が移動可能な遅延
経路を上下方向に設定し、遅延経路の対向する一
方の内面に突部を設け他方の内面に凹部を形成し
て遅延経路を左右に蛇行させてあるので、左右に
蛇行する遅延経路内にある球状の弁子は、一定以
上のガス圧を受けて遅延経路内を上昇しようとし
ても蛇行している遅延経路部分の突部に衝突する
ことで、それ以上瞬時に上昇するということを抑
制され、弁子の上昇を遅延させることができ、こ
のため、この遅延時間内に多流量状態が治る場合
には、つまりガスコツクを開いたときのように多
流量状態が短時間で治る場合には、弁子を移動さ
せることがなく、したがつて誤動作がなく、使い
やすいという利点がある。そのうえ、殊に本考案
においては、突部と凹部を設けるという簡単な改
良で、経路途中に例えばピンを突出する手段に比
べて加工が簡単でありながら弁子の昇降経路の上
下高さを低くすることができ、この結果、薄型に
でき、加えて蓋状部材に緩やかな凹曲面となつた
凹部と小巾の突部とを形成する故、突部と凹部と
の加工を蓋状部材側において行うことができ、突
部と凹部との加工は勿論、突部と凹部との間隔設
定を精度高くでき、しかも蓋状部材の一対の側壁
の外周面の直径を筒状のケース状部材の内径に略
等しくしてある故、ケース状部材内に蓋状部材の
一対の側壁を挿通させることで、遅延経路部材の
組み立てが容易にでき、かつケース状部材の外周
面の径を外殻管の内径に略等しくすることで、遅
延経路部材の外殻管への組み込みも容易に行える
点に特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の縦断面図、第2図はガス圧の
変化を示す状態図、第3図は本考案のガス用安全
弁を組込んだガス接続具の平面図、第4図は同上
の縦断面図、第5図は同上の遅延経路のケース状
部材の正面図、第6図は第5図のX−X線断面
図、第7図は同上の遅延経路の蓋状部材の正面
図、第8図は第7図のB−B線断面図、第9図は
同上の遅延経路部材の縦断面図、第10図は同上
の遅延経路部材の水平断面図、第11図a,b,
cは同上のカム面とリセツト棒との関係を示す断
面図であり、8はガス用安全弁、Eはガス供給経
路、13は遅延経路、14は弁子、15は弁座、
16は突部、17は凹部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス供給経路内に設けた球状の弁子を一定以上
    のガス流動圧にて移動させて弁座を閉塞してガス
    供給を遮断するガス用安全弁において、弁子が移
    動可能な遅延経路を上下方向に設定した遅延経路
    部材を設け、遅延経路部材の下部に導入孔を形成
    するとともに上部に導出孔を形成し、遅延経路部
    材をガス供給方向において筒状となる有底円筒型
    のケース状部材とこのケース状部材の筒開口を閉
    塞する蓋状部材とから構成し、ケース状部材の外
    周面の直径をこれを内嵌する外殻管の内周面の内
    径に略等しくし、蓋状部材にケース状部材の内部
    に挿入されて左右方向に対向して遅延経路を構成
    する一対の側壁を設け、これら一対の側壁の外周
    面の直径をケース状部材の内周面の内径に略等し
    くし、一対の側壁の一方の対向内面に突部を形成
    し、他方の対向内面に凹部を形成し、この凹部を
    緩やかな凹曲面に形成するとともに突部を弁子の
    閉成移動方向において小巾にし、蓋状部材の一対
    の側壁を左右に対向させてケース状部材内に挿合
    した遅延経路部材を外殻管内に嵌入して成るガス
    用安全弁。
JP2289981U 1981-02-19 1981-02-19 Expired JPS627907Y2 (ja)

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JPS57136067U JPS57136067U (ja) 1982-08-25
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