JPS6278249A - 繊維品着色装置 - Google Patents
繊維品着色装置Info
- Publication number
- JPS6278249A JPS6278249A JP21766085A JP21766085A JPS6278249A JP S6278249 A JPS6278249 A JP S6278249A JP 21766085 A JP21766085 A JP 21766085A JP 21766085 A JP21766085 A JP 21766085A JP S6278249 A JPS6278249 A JP S6278249A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- colored liquid
- suction
- coloring
- hollow drum
- drum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、スライバー等の繊維品に対して縞模様等の
模様を着色形成する繊維品着色装置に関するものである
。
模様を着色形成する繊維品着色装置に関するものである
。
スライバー等の繊維品に対する縞模様の形成は、これま
でビゴロ捺染により行われており、縞模様が形成された
繊維品は、霜降り状織物等の形成に用いられている。こ
のようなビゴロ捺染は、一般に第16図に示すような装
置を用いて行われている。すなわち、このビゴロ捺染装
置30は、取付台31上に、捺染糊ボックス32を設け
、その捺染糊ボックス32内に給液ロール33を配設す
ると同時に、この給液ロール33に圧接してフェルトロ
ール34を設け、さらに、このフェルトロール34に彫
刻ロール35を対設している。そして、上記取付台31
に、多数の針が分布植設されたギル36を設け、複数個
のケンス37内からスライバー38を引き出して回転ロ
ール39で平行に揃え・これを上記ギル36にかけてシ
ート状のウェブ40にし・ついでフェルトロール34と
彫刻ロール35の間を通して、捺染糊ボックス32から
供給される捺染糊を印捺し、これを第1および第2の巻
上ロール41.42で巻き上げ、さらに、左右に首振運
動する振落板43で、製品台44上に振り落とすように
なっている。上記フェルトロール34と彫刻ロール35
とによる印捺は、第17図に示すように、彫刻ロール3
5と対設されているフェルトロール34に捺染糊を含浸
させ、これと、外周面にらせん状凸条45を有する彫刻
ロール35との間にシート状ウェブ40を通し、上記ら
せん状凸条45の押圧により斜縞模様46を印捺するこ
とにより行われる。
でビゴロ捺染により行われており、縞模様が形成された
繊維品は、霜降り状織物等の形成に用いられている。こ
のようなビゴロ捺染は、一般に第16図に示すような装
置を用いて行われている。すなわち、このビゴロ捺染装
置30は、取付台31上に、捺染糊ボックス32を設け
、その捺染糊ボックス32内に給液ロール33を配設す
ると同時に、この給液ロール33に圧接してフェルトロ
ール34を設け、さらに、このフェルトロール34に彫
刻ロール35を対設している。そして、上記取付台31
に、多数の針が分布植設されたギル36を設け、複数個
のケンス37内からスライバー38を引き出して回転ロ
ール39で平行に揃え・これを上記ギル36にかけてシ
ート状のウェブ40にし・ついでフェルトロール34と
彫刻ロール35の間を通して、捺染糊ボックス32から
供給される捺染糊を印捺し、これを第1および第2の巻
上ロール41.42で巻き上げ、さらに、左右に首振運
動する振落板43で、製品台44上に振り落とすように
なっている。上記フェルトロール34と彫刻ロール35
とによる印捺は、第17図に示すように、彫刻ロール3
5と対設されているフェルトロール34に捺染糊を含浸
させ、これと、外周面にらせん状凸条45を有する彫刻
ロール35との間にシート状ウェブ40を通し、上記ら
せん状凸条45の押圧により斜縞模様46を印捺するこ
とにより行われる。
この種ビゴロ捺染装置30は、苦い歴史を有し、霜降り
状梳毛糸の製造に賞用されてきているが、彫刻ロール3
5とフェルトロール34とを用いて印捺を行うため、−
回の印捺で繊維品が相当薄く引き延ばされてしまう。し
たがって、上記彫刻ロール35とフェルトロール34を
複数組設けて多色捺染を企図しても、途中で繊維品が切
断してしまうため、実施することはできなかった。また
、上記装置30は、厚手の繊維品に対する捺染が困難で
あるため、スライバー38を、一旦ギル36を通しシー
ト状にしてから捺染に供しなくてはならない。したがっ
て、スライバー38の送り速度を速くして捺染効率を高
くしようとしても、ギル36を通す速度がおのずと規制
される(ギルの機構上高速運転に適さず、運転可能な高
速運転では繊維等の切断を生じ易い)ことから捺染効率
を一定限度以上に高めることができないという難点も有
している。また、上記ビゴロ捺染装置30は、フェルト
ロール34のフェルトが、使用の継続により圧縮硬化す
るため、捺染糊の吸収量が少なくなり、長期間使用して
いると、捺染の色合いが薄くなるというような難点を有
しているうえ、捺染対象が乾燥状態の繊維品に限定され
るため、繊維品を予め地染めする着色工程と連続化する
ことができず、地染め、捺染の連続ライン化の阻害要因
ともなっている。すなわち、上記装置30は、ギル36
を備えており、このギル36は水分を含有している地染
めスライバーを通すことができないため、上記装置30
をスライバーの地染め工程と連続化することは不可能で
ある。
状梳毛糸の製造に賞用されてきているが、彫刻ロール3
5とフェルトロール34とを用いて印捺を行うため、−
回の印捺で繊維品が相当薄く引き延ばされてしまう。し
たがって、上記彫刻ロール35とフェルトロール34を
複数組設けて多色捺染を企図しても、途中で繊維品が切
断してしまうため、実施することはできなかった。また
、上記装置30は、厚手の繊維品に対する捺染が困難で
あるため、スライバー38を、一旦ギル36を通しシー
ト状にしてから捺染に供しなくてはならない。したがっ
て、スライバー38の送り速度を速くして捺染効率を高
くしようとしても、ギル36を通す速度がおのずと規制
される(ギルの機構上高速運転に適さず、運転可能な高
速運転では繊維等の切断を生じ易い)ことから捺染効率
を一定限度以上に高めることができないという難点も有
している。また、上記ビゴロ捺染装置30は、フェルト
ロール34のフェルトが、使用の継続により圧縮硬化す
るため、捺染糊の吸収量が少なくなり、長期間使用して
いると、捺染の色合いが薄くなるというような難点を有
しているうえ、捺染対象が乾燥状態の繊維品に限定され
るため、繊維品を予め地染めする着色工程と連続化する
ことができず、地染め、捺染の連続ライン化の阻害要因
ともなっている。すなわち、上記装置30は、ギル36
を備えており、このギル36は水分を含有している地染
めスライバーを通すことができないため、上記装置30
をスライバーの地染め工程と連続化することは不可能で
ある。
上記のように、これまでのビゴロ捺染装置は、多色着色
1着色効率、均質捺染において問題があり、また、スラ
イバー等の繊維品に対する地染め、捺染の連続化の点に
おいても問題がある。特に、このビゴロ捺染の分野にお
いては、他の染色加工の分野に比べて技術革新が遅れて
おり、上記の問題の解決が強く望まれている。
1着色効率、均質捺染において問題があり、また、スラ
イバー等の繊維品に対する地染め、捺染の連続化の点に
おいても問題がある。特に、このビゴロ捺染の分野にお
いては、他の染色加工の分野に比べて技術革新が遅れて
おり、上記の問題の解決が強く望まれている。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ス
ライバー等の繊維品に対する縞状模様等の着色を多色で
効率よく、かつ均質に行うことができ、しかも繊維品の
地染め工程に対する連続化を実現しうる繊維品着色装置
の提供をその目的とする。
ライバー等の繊維品に対する縞状模様等の着色を多色で
効率よく、かつ均質に行うことができ、しかも繊維品の
地染め工程に対する連続化を実現しうる繊維品着色装置
の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の繊維品着色装置
は、地染用染液を貯溜する浸染槽と、この浸染槽内に繊
維品を連続的に案内して地染めする繊維品案内手段と、
地染め(ここでいう地染めとは染液を含浸させた状態を
いう)された繊維品を連続的に絞る絞り手段と、繊維品
通過用空隙を挟んで対設され相互に同調回転する着色液
流出用中空ドラムおよび着色液吸引用中空ドラムと、上
記着色液流出用中空ドラムの外周面に円周方向に所定間
隔で形成された複数の着色液保持機能付き着色液流出口
と、上記着色液吸引用中空ドラムの外周面に円周方向に
所定間隔で形成された複数の着色液吸引口と、上記着色
液流出口に着色液を供給する着色液供給手段と、上記両
中空ドラムの回転により上記着色液流出口と着色液吸引
口とが繊維品通過用空隙を挾んで対峙したときに上記着
色液流出口の保持着色液を吸引するよう上記着色液吸引
口に吸引力を付与する吸引手段を備えるという構成をと
る。
は、地染用染液を貯溜する浸染槽と、この浸染槽内に繊
維品を連続的に案内して地染めする繊維品案内手段と、
地染め(ここでいう地染めとは染液を含浸させた状態を
いう)された繊維品を連続的に絞る絞り手段と、繊維品
通過用空隙を挟んで対設され相互に同調回転する着色液
流出用中空ドラムおよび着色液吸引用中空ドラムと、上
記着色液流出用中空ドラムの外周面に円周方向に所定間
隔で形成された複数の着色液保持機能付き着色液流出口
と、上記着色液吸引用中空ドラムの外周面に円周方向に
所定間隔で形成された複数の着色液吸引口と、上記着色
液流出口に着色液を供給する着色液供給手段と、上記両
中空ドラムの回転により上記着色液流出口と着色液吸引
口とが繊維品通過用空隙を挾んで対峙したときに上記着
色液流出口の保持着色液を吸引するよう上記着色液吸引
口に吸引力を付与する吸引手段を備えるという構成をと
る。
すなわち、この発明の装置は、これまでのビゴ口捺染装
置のように、彫刻ロールとフェルトロールとを用い、印
捺により捺染を行うというものではなく、着色液流出用
中空ドラムと着色液吸引用中空ドラムを複数組用い、上
記複数組における両ドラムの間をスライバー等の繊維品
を通過させ、この通過の際に、上記流出用中空ドラムの
流出孔から所定の色の着色液を流出させ、その流出着色
液を吸引用中空ドラムの吸引孔で吸引し着色液を、スラ
イバー等の繊維品の内部を強制的に通過させて着色を行
うものであるため、多色着色を実現できる。また、厚手
の繊維品に対しても直接着色を行うことができる。した
がって、従来のように、ギルを用いる必要がなくなるた
め、ギルを通過させることによる繊維品の送り速度の規
制現象が生じず着色効率の大幅な向上を実現しうるとと
もに、地染めされ濡れたままの繊維品に対しても縞状模
様等を形成でき、地染め、模様着色の連続化も達成でき
るようになる。さらに、フェルトロールを用いる必要も
ないため、長期にわたり均質な着色も実現しうるように
なるのである。
置のように、彫刻ロールとフェルトロールとを用い、印
捺により捺染を行うというものではなく、着色液流出用
中空ドラムと着色液吸引用中空ドラムを複数組用い、上
記複数組における両ドラムの間をスライバー等の繊維品
を通過させ、この通過の際に、上記流出用中空ドラムの
流出孔から所定の色の着色液を流出させ、その流出着色
液を吸引用中空ドラムの吸引孔で吸引し着色液を、スラ
イバー等の繊維品の内部を強制的に通過させて着色を行
うものであるため、多色着色を実現できる。また、厚手
の繊維品に対しても直接着色を行うことができる。した
がって、従来のように、ギルを用いる必要がなくなるた
め、ギルを通過させることによる繊維品の送り速度の規
制現象が生じず着色効率の大幅な向上を実現しうるとと
もに、地染めされ濡れたままの繊維品に対しても縞状模
様等を形成でき、地染め、模様着色の連続化も達成でき
るようになる。さらに、フェルトロールを用いる必要も
ないため、長期にわたり均質な着色も実現しうるように
なるのである。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
。
。
第1図はこの発明の一実施例を示している。この装置は
、基台50の一端側が地染め機構部Xに、他端側か模様
付機構部Yになっている。上記地染め機構部Xにおいて
基台50の内部には、第1および第2の浸染槽53.5
3’が他端側に向かって順次形成されており、第1の浸
染槽53内に回転自在な第1の案内ローラ53aが、第
2の浸染槽53゛内には第2の案内ローラ53bがそれ
ぞれ配設されている。そして、浸染槽53’、53′に
隣接する基台部分に設けられた絞り機構55a、55b
と共に、矢印Bのように移動するスライバー24を地染
めするようになっている。上記模様付機構部Yは、上下
一対のドラムを備えた3組の捺染ユニツI−Uを備えて
おり、これらのユニットUは基台50の一端側から他端
側に向かって並置されている。63は上記機構部XとY
の間に配設されスライバー24の送り速度を制御する送
り速度制御手段で、地染め機構部Xから送出されるスラ
イバー24が適正な速度で捺染ユニットUに送入される
よう作動する。より詳しく説明すると、上記地染め機構
部Xの浸染槽53.53’内には、地染用染液が貯溜さ
れるとともに、スライバー24をこの浸染槽53.53
’ 内に案内して地染めする第1および第2の案内ロー
ラ53a。
、基台50の一端側が地染め機構部Xに、他端側か模様
付機構部Yになっている。上記地染め機構部Xにおいて
基台50の内部には、第1および第2の浸染槽53.5
3’が他端側に向かって順次形成されており、第1の浸
染槽53内に回転自在な第1の案内ローラ53aが、第
2の浸染槽53゛内には第2の案内ローラ53bがそれ
ぞれ配設されている。そして、浸染槽53’、53′に
隣接する基台部分に設けられた絞り機構55a、55b
と共に、矢印Bのように移動するスライバー24を地染
めするようになっている。上記模様付機構部Yは、上下
一対のドラムを備えた3組の捺染ユニツI−Uを備えて
おり、これらのユニットUは基台50の一端側から他端
側に向かって並置されている。63は上記機構部XとY
の間に配設されスライバー24の送り速度を制御する送
り速度制御手段で、地染め機構部Xから送出されるスラ
イバー24が適正な速度で捺染ユニットUに送入される
よう作動する。より詳しく説明すると、上記地染め機構
部Xの浸染槽53.53’内には、地染用染液が貯溜さ
れるとともに、スライバー24をこの浸染槽53.53
’ 内に案内して地染めする第1および第2の案内ロー
ラ53a。
53bがそれぞれ設けられている。これら両案内ローラ
53a、53bは、自由回転するようになっており、絞
り機構55a、55bのドラムの回転駆動力を利用して
スライバー24を連続的に浸染槽53.53’内に案内
するようになっている。上記地染用染液としては、例え
ば下記の組成のものを使用することができる。
53a、53bは、自由回転するようになっており、絞
り機構55a、55bのドラムの回転駆動力を利用して
スライバー24を連続的に浸染槽53.53’内に案内
するようになっている。上記地染用染液としては、例え
ば下記の組成のものを使用することができる。
染料(八1yilvi Bull Red Gw−NG
) : 0.0028/ n浸透剤
: 0.001 g/ 1染料ブリード防止剤
: 0.01 g/ j!pl+調整剤
: 0.005 g/ 1上記絞
り機構55a、55bは、第2図に示すように、左右一
対の金属製フレーム1に、一対のステンレス類の絞り′
ドラム56を上下に対設し、フレーム1の軸ホルダ4に
固定された主軸57に、軸受け58を介して回転自在に
取付けて構成されている。上記絞り機構55a、55b
の上下の絞りドラム56は、それぞれ相互に噛合する歯
車60.61を有しており、下側の絞りドラムに設けら
れた歯車61が、モータ(図示せず)によって回転駆動
されることにより回転するようになっている。なお、上
記絞り機構55a、55bによって絞られた地染用染液
は、浸染槽53内に落とされ使用されるようになってい
る。
) : 0.0028/ n浸透剤
: 0.001 g/ 1染料ブリード防止剤
: 0.01 g/ j!pl+調整剤
: 0.005 g/ 1上記絞
り機構55a、55bは、第2図に示すように、左右一
対の金属製フレーム1に、一対のステンレス類の絞り′
ドラム56を上下に対設し、フレーム1の軸ホルダ4に
固定された主軸57に、軸受け58を介して回転自在に
取付けて構成されている。上記絞り機構55a、55b
の上下の絞りドラム56は、それぞれ相互に噛合する歯
車60.61を有しており、下側の絞りドラムに設けら
れた歯車61が、モータ(図示せず)によって回転駆動
されることにより回転するようになっている。なお、上
記絞り機構55a、55bによって絞られた地染用染液
は、浸染槽53内に落とされ使用されるようになってい
る。
地染め機構部Xにおいて地染めされたスライバー24の
移動速度を制御する送り速度制御手段63は、第3図に
示すように自由回転するガイドローラ62と絞り機構5
5a、55bの絞りドラム駆動用モータの回転速度を制
御する制御手段64とを備えており、制御装W(図示せ
ず)は、さらに主軸65と、これに取付けられ、主軸6
5を中心に揺動する左右一対のアーム66とを備えてい
る。上記アーム66の先端には自由回転するローラ67
が軸68によって取付けられており、このローラ67と
前記ガイドローラ62との間にスライバー24が通され
る。送り速度制御手段63によ4り制御ば、第4図に示
すようにスライバー24の張り具合の変化にもとづくア
ーム66の起立角度に・よって絞り機構55a、55b
を駆動するモータの回転速度を制御することにより行わ
れる。
移動速度を制御する送り速度制御手段63は、第3図に
示すように自由回転するガイドローラ62と絞り機構5
5a、55bの絞りドラム駆動用モータの回転速度を制
御する制御手段64とを備えており、制御装W(図示せ
ず)は、さらに主軸65と、これに取付けられ、主軸6
5を中心に揺動する左右一対のアーム66とを備えてい
る。上記アーム66の先端には自由回転するローラ67
が軸68によって取付けられており、このローラ67と
前記ガイドローラ62との間にスライバー24が通され
る。送り速度制御手段63によ4り制御ば、第4図に示
すようにスライバー24の張り具合の変化にもとづくア
ーム66の起立角度に・よって絞り機構55a、55b
を駆動するモータの回転速度を制御することにより行わ
れる。
すなわち、スライバー24の移り速度が遅くて引っ張ら
れた状態になると(図示の一点鎖線)、アーム66の傾
斜角が小さくなるため、上記モータの回転速度を速(し
、スライバー24が適度のたわみを有する適正状態(図
示の実線)にする。逆にスライバー24の送り速度が速
すぎるとき(図示の二点鎖線)は、上記と逆の制御を行
いスライバー24の移動速度を適正にする。
れた状態になると(図示の一点鎖線)、アーム66の傾
斜角が小さくなるため、上記モータの回転速度を速(し
、スライバー24が適度のたわみを有する適正状態(図
示の実線)にする。逆にスライバー24の送り速度が速
すぎるとき(図示の二点鎖線)は、上記と逆の制御を行
いスライバー24の移動速度を適正にする。
上記模様付機構部Yの数個のドラムユニットUは、それ
ぞれ第5図および第6図に示すように、左右一対の金属
製フレーム1に、ステンレス製の着色液流出用中空ドラ
ム2と着色液吸引用中空ドラム3とを繊維品を通過させ
るための空隙3aを挾んで上下に対設することにより構
成されている。矢印Bばスライバー24の移動方向であ
る。上記の各ユニツl−Uにおいて、上記着色液流出用
中空ドラム2は、フレーム1の軸ホルダ4に固定された
主軸5に、軸受け6を介して回転自在に取付けられ、円
周方向に回転するようになっている。
ぞれ第5図および第6図に示すように、左右一対の金属
製フレーム1に、ステンレス製の着色液流出用中空ドラ
ム2と着色液吸引用中空ドラム3とを繊維品を通過させ
るための空隙3aを挾んで上下に対設することにより構
成されている。矢印Bばスライバー24の移動方向であ
る。上記の各ユニツl−Uにおいて、上記着色液流出用
中空ドラム2は、フレーム1の軸ホルダ4に固定された
主軸5に、軸受け6を介して回転自在に取付けられ、円
周方向に回転するようになっている。
この中空ドラム2には、その外周面に、着色液流通孔7
を溝底に有する複数の条溝8が円周方向に所定間隔で形
成されており、その条溝8には、それぞれ第7図に示す
ような、ステンレス製の複数枚の長尺のスリツI〜板9
を並設し、これにステンレス製の短尺の仕切板10を所
定間隔で立設したスリット板ブロック11が、スリット
板9側を溝底に向け、かつそのスリット板9の長手方向
を条溝8の長さ方向に合わせた状態で嵌挿固定されてい
る。上記スリット板9および仕切板10は、アルカリ処
理により表面油脂を除去し、それに続いて酸処理し表面
に凹凸を形成して水に対する親和性が高められている。
を溝底に有する複数の条溝8が円周方向に所定間隔で形
成されており、その条溝8には、それぞれ第7図に示す
ような、ステンレス製の複数枚の長尺のスリツI〜板9
を並設し、これにステンレス製の短尺の仕切板10を所
定間隔で立設したスリット板ブロック11が、スリット
板9側を溝底に向け、かつそのスリット板9の長手方向
を条溝8の長さ方向に合わせた状態で嵌挿固定されてい
る。上記スリット板9および仕切板10は、アルカリ処
理により表面油脂を除去し、それに続いて酸処理し表面
に凹凸を形成して水に対する親和性が高められている。
また、上記着色液吸引用中空ドラム3は、第6図に示す
ように、フレーム1に固定された主軸5aに軸受τす6
を介して回転自在に取付けられ、円周方向に回転するよ
うになっている。上記中空ドラム3の外周面には、その
下側の連通孔12と1組になった複数の着色液吸引溝1
3 (第8歯参照)が円周方向に所定間隔で形成されて
いる。上記着色液吸引溝13と連通孔12とは着色液流
通孔14によって連通されており、その連通孔12の一
端は着色液吸引用中空ドラム3の一側面の鏡面仕上面に
吸引用開口15として開口している。16は真空ポンプ
(図示せず)と連結されているポリフッ化エチレン製の
吸引筒体で、その筒口が、上記中空ドラム3の一側面の
頂部近傍部分に摺接するよう固定金具16aで固定され
ており、着色液通過用空隙3aに到来した着色液吸引用
中空ドラム3の連通孔12における吸引用開口15をそ
れ自体の筒口に合致させ、真空ポンプの吸引力を、上記
連通孔12と連通している吸引−a13まで及ぼすよう
になっている。この吸引溝13には、塵埃侵入防止用の
ポリビニルフォルマールスポンジが充填され固定されて
イル。
ように、フレーム1に固定された主軸5aに軸受τす6
を介して回転自在に取付けられ、円周方向に回転するよ
うになっている。上記中空ドラム3の外周面には、その
下側の連通孔12と1組になった複数の着色液吸引溝1
3 (第8歯参照)が円周方向に所定間隔で形成されて
いる。上記着色液吸引溝13と連通孔12とは着色液流
通孔14によって連通されており、その連通孔12の一
端は着色液吸引用中空ドラム3の一側面の鏡面仕上面に
吸引用開口15として開口している。16は真空ポンプ
(図示せず)と連結されているポリフッ化エチレン製の
吸引筒体で、その筒口が、上記中空ドラム3の一側面の
頂部近傍部分に摺接するよう固定金具16aで固定され
ており、着色液通過用空隙3aに到来した着色液吸引用
中空ドラム3の連通孔12における吸引用開口15をそ
れ自体の筒口に合致させ、真空ポンプの吸引力を、上記
連通孔12と連通している吸引−a13まで及ぼすよう
になっている。この吸引溝13には、塵埃侵入防止用の
ポリビニルフォルマールスポンジが充填され固定されて
イル。
また、上記着色液流出用中空ドラム2および着色液吸引
用中空ドラム3は、それぞれ相互に噛合する歯車17.
17aを有しており、着色液吸引用中空ドラム3に設け
られた歯車17aが、モータ(隠れてみえない)によっ
て回転駆動される歯車20と噛合しモータにより回転駆
動されるようになっている。これにより、上記着色液流
出用中空ドラム2および吸引用中空ドラム3は、複数の
条:s8および吸引:a13が繊維品通過用空隙3aを
介して順次合致するように同調回転する。上記着色液流
出用中空ドラム2の主軸5は中空軸であり、その下側に
孔21が軸方向に適宜間隔で形成されている。この孔2
1に°は、それぞれノズル22が嵌挿されており、主軸
5内に供給される着色液を均等に分散落下(ノズル22
がないと、場合によっては着色液が主軸5を伝わり1箇
所から雨だれ状に落下する)させるようになっている。
用中空ドラム3は、それぞれ相互に噛合する歯車17.
17aを有しており、着色液吸引用中空ドラム3に設け
られた歯車17aが、モータ(隠れてみえない)によっ
て回転駆動される歯車20と噛合しモータにより回転駆
動されるようになっている。これにより、上記着色液流
出用中空ドラム2および吸引用中空ドラム3は、複数の
条:s8および吸引:a13が繊維品通過用空隙3aを
介して順次合致するように同調回転する。上記着色液流
出用中空ドラム2の主軸5は中空軸であり、その下側に
孔21が軸方向に適宜間隔で形成されている。この孔2
1に°は、それぞれノズル22が嵌挿されており、主軸
5内に供給される着色液を均等に分散落下(ノズル22
がないと、場合によっては着色液が主軸5を伝わり1箇
所から雨だれ状に落下する)させるようになっている。
他方、着色液吸引用中空ドラム3の主軸5aは、むく軸
になっている。
になっている。
上記中空主軸5には、パイプ(図示せず)を、経由して
、染料、顔料を主成分とする着色液が定流量送液ポンプ
(図示せず)で供給されるようになっており、また、着
色液吸引用中空ドラム3においては、先に述べたように
、それ自体の回転により、その着色液吸引溝13が、繊
維品通過用空隙3aに位置するごとに、連通孔12を介
して真空ポンプにより真空吸引されるようになっている
。
、染料、顔料を主成分とする着色液が定流量送液ポンプ
(図示せず)で供給されるようになっており、また、着
色液吸引用中空ドラム3においては、先に述べたように
、それ自体の回転により、その着色液吸引溝13が、繊
維品通過用空隙3aに位置するごとに、連通孔12を介
して真空ポンプにより真空吸引されるようになっている
。
その結果、着色液流出用中空ドラム2の中空主軸5内に
送入される着色液は、主軸5の孔21から着色液流出用
中空ドラム2内に流下され、ついで条溝8の溝底の着色
液流通孔7から条溝8内に到達してスリット板ブロック
11のスリット板9間に、毛細管現象で条溝8の長手方
向に対して均一に保持され、上記条溝8と吸引溝13と
の合致時に、真空ポンプの吸引力によって、上記条溝8
゜吸引溝13.流通孔14.連通孔12を経由して吸引
筒体16から外部へ排出される。この°排出液は、適宜
に着色料を補充し再び着色液流出用中空ドラム2の中空
主軸5に供給される。この場合、通常は、各ユニツ)U
ごとに、上記着色液の色相が異なるように設定されてい
る。例えば、基台50の一端側から他端側に向かって、
第1のドラム56間l−Uには黒、第2のドラムユニッ
トUには黄色、第3のドラムユニットUには赤の着色液
が供給される。
送入される着色液は、主軸5の孔21から着色液流出用
中空ドラム2内に流下され、ついで条溝8の溝底の着色
液流通孔7から条溝8内に到達してスリット板ブロック
11のスリット板9間に、毛細管現象で条溝8の長手方
向に対して均一に保持され、上記条溝8と吸引溝13と
の合致時に、真空ポンプの吸引力によって、上記条溝8
゜吸引溝13.流通孔14.連通孔12を経由して吸引
筒体16から外部へ排出される。この°排出液は、適宜
に着色料を補充し再び着色液流出用中空ドラム2の中空
主軸5に供給される。この場合、通常は、各ユニツ)U
ごとに、上記着色液の色相が異なるように設定されてい
る。例えば、基台50の一端側から他端側に向かって、
第1のドラム56間l−Uには黒、第2のドラムユニッ
トUには黄色、第3のドラムユニットUには赤の着色液
が供給される。
フレーム11両中空ドラム2.3を各構成要素とする上
記3組のユニットUは、それぞれ繊維品の同一個所に重
ねて着色しないよう、公知の同調機構(図示せず)によ
り、各ユニットUの中空ドラム2,3を、各ユニットU
間で同調をとって回転駆動するようになっている。また
、第1のユニットUの着色位置に対して第2のユニッ)
Uの着色位置を変える等、着色の位相を変えるために、
上記基台50中に公知の差動ギヤ(隠れてみえない)が
ユニットUごとに設けられている。
記3組のユニットUは、それぞれ繊維品の同一個所に重
ねて着色しないよう、公知の同調機構(図示せず)によ
り、各ユニットUの中空ドラム2,3を、各ユニットU
間で同調をとって回転駆動するようになっている。また
、第1のユニットUの着色位置に対して第2のユニッ)
Uの着色位置を変える等、着色の位相を変えるために、
上記基台50中に公知の差動ギヤ(隠れてみえない)が
ユニットUごとに設けられている。
なお、23はハンドル付ねじ体で、軸ホルダ4を昇降さ
せ、着色液流出用中空ドラム2と着色液吸引用中空ドラ
ム3との間隙および絞り機構55a、55bにおける絞
りドラム間の間隙56aを調節するようになっている。
せ、着色液流出用中空ドラム2と着色液吸引用中空ドラ
ム3との間隙および絞り機構55a、55bにおける絞
りドラム間の間隙56aを調節するようになっている。
また、51は着色前の繊維品を揃えた状態で上記各ドラ
ムユニットUに送り込む送り込みローラ、52は着色済
の繊維品を送り出す送り出しローラで、いずれも自由回
転するようになっている。
ムユニットUに送り込む送り込みローラ、52は着色済
の繊維品を送り出す送り出しローラで、いずれも自由回
転するようになっている。
この構成において、それぞれのモータを回転させて、絞
り機構55a、55bおよび各ドラムユニットUのドラ
ムを回転駆動し、第1図に示すように、送出ローラ54
からスライバーを数本ないし数十本並行状態で装置に掛
ける。この場合、各スライバー24は絞り機構55aに
おける上下一対の絞りドラム56間の9間隙56aへ入
るまではそれぞれ大紐状の形状を保っているが、上記間
隙56aを通過する際の加圧によってほぼ平坦なシート
状に形成され、その状態で浸染槽53内に第1の案内ロ
ーラ53aによって案内され、1回目の地染を施される
。ついで、絞り機構55aに送られ余分の染液を絞り出
されたのち、再び浸染槽53°内に第2の案内ローラ5
3bによって案内されて再度地染めされたのち、絞り機
構55bで強固に本絞りされ、ドラムユニットUに送り
込まれる。この場合、地染めを2回に分けて行うため、
染液が内部まで浸透し均染がなされるようになる。
り機構55a、55bおよび各ドラムユニットUのドラ
ムを回転駆動し、第1図に示すように、送出ローラ54
からスライバーを数本ないし数十本並行状態で装置に掛
ける。この場合、各スライバー24は絞り機構55aに
おける上下一対の絞りドラム56間の9間隙56aへ入
るまではそれぞれ大紐状の形状を保っているが、上記間
隙56aを通過する際の加圧によってほぼ平坦なシート
状に形成され、その状態で浸染槽53内に第1の案内ロ
ーラ53aによって案内され、1回目の地染を施される
。ついで、絞り機構55aに送られ余分の染液を絞り出
されたのち、再び浸染槽53°内に第2の案内ローラ5
3bによって案内されて再度地染めされたのち、絞り機
構55bで強固に本絞りされ、ドラムユニットUに送り
込まれる。この場合、地染めを2回に分けて行うため、
染液が内部まで浸透し均染がなされるようになる。
上記のようにして、地染めされたスライバー24Lよ、
第9図に示すように、3段のドラムユニットUのうち1
番目のドラムユニットUから順次つぎのドラムユニット
Uに掛けられる。すなわち、地染めスライバー24は、
各ドラムユニットUの着色液流出用中空ドラム2と着色
液吸引用中空ドラム3との間の空隙3aに通されて着色
される。
第9図に示すように、3段のドラムユニットUのうち1
番目のドラムユニットUから順次つぎのドラムユニット
Uに掛けられる。すなわち、地染めスライバー24は、
各ドラムユニットUの着色液流出用中空ドラム2と着色
液吸引用中空ドラム3との間の空隙3aに通されて着色
される。
この場合、各スライバー24は、第10図に示すように
、着色液流出用中空ドラム2の条溝8と吸引用中空ドラ
ム3の吸引溝13とが合致する際における着色液の矢印
入方向への吸引通過により、各ユニットUを通過するご
とに色の異なる縞状模様を形成される。この場合におい
て、ある色の縞状模様における筋の形成間隔および上記
ある色の縞状模様の筋に対する他の色の縞状模様の筋の
形成位置は上記の同調機構および差動ギヤ等を操作する
ことにより容易に調節することができる。この実施例で
は、3色の縞状模様を形成するように、第1のユニツ)
Uで黒色の縞状模様を構成する筋a (第9図参照)を
所定間隔で形成し、つぎに第2のユニットUで黄色の縞
状模様を構成する筋すを上記筋aの間に地部分を残した
状態で形成し、さらに第3のユニツ)Uで赤色の縞状模
様を構成する筋Cを上記筋すとaとの間に地部分を残し
た状態で形成しているため、着色後のシート状繊維品に
は、3色の縞状模様の筋が規則正しく形成され、全体で
美麗な色模様が形成される。
、着色液流出用中空ドラム2の条溝8と吸引用中空ドラ
ム3の吸引溝13とが合致する際における着色液の矢印
入方向への吸引通過により、各ユニットUを通過するご
とに色の異なる縞状模様を形成される。この場合におい
て、ある色の縞状模様における筋の形成間隔および上記
ある色の縞状模様の筋に対する他の色の縞状模様の筋の
形成位置は上記の同調機構および差動ギヤ等を操作する
ことにより容易に調節することができる。この実施例で
は、3色の縞状模様を形成するように、第1のユニツ)
Uで黒色の縞状模様を構成する筋a (第9図参照)を
所定間隔で形成し、つぎに第2のユニットUで黄色の縞
状模様を構成する筋すを上記筋aの間に地部分を残した
状態で形成し、さらに第3のユニツ)Uで赤色の縞状模
様を構成する筋Cを上記筋すとaとの間に地部分を残し
た状態で形成しているため、着色後のシート状繊維品に
は、3色の縞状模様の筋が規則正しく形成され、全体で
美麗な色模様が形成される。
このようにして、スライバー24がシート状に形成され
たのち、金地が地染めされ、さらに模様付機構部Yにお
いて、多色の美麗な色模様を付与される。特に、この装
置では、着色液の真空吸引を、吸引用ドラム全体を中空
にしてドラム全体を真空吸引することにより行うのでは
なく、吸引用ドラム3の外周に適宜間隔で着色液吸引溝
13を設け、この吸引溝13を連通孔12を介して真空
吸引することにより行うため、真空度を高くしなくても
良好な吸引を行いうるちのであり、それによって色むら
のない多色着色をなしうるという効果を奏する。
たのち、金地が地染めされ、さらに模様付機構部Yにお
いて、多色の美麗な色模様を付与される。特に、この装
置では、着色液の真空吸引を、吸引用ドラム全体を中空
にしてドラム全体を真空吸引することにより行うのでは
なく、吸引用ドラム3の外周に適宜間隔で着色液吸引溝
13を設け、この吸引溝13を連通孔12を介して真空
吸引することにより行うため、真空度を高くしなくても
良好な吸引を行いうるちのであり、それによって色むら
のない多色着色をなしうるという効果を奏する。
このように、この実施例は、上記のように、スライバー
24を地染めしたのち、連通孔12の負圧を利用して着
色を行うものであるため、複数組のユニットUを前記の
ように並設し、各ユニットUで異なる着色を行っても繊
維品が切断するようなことが起こらず、相互に色相の異
なる複数の縞模様を地染めされた繊維品に簡単に形成で
きるという優れた効果を奏するのであり、これが最大の
特徴である。また、この実施例によれば、厚手の繊維品
でもそのまま地染めおよび模様付は着色でき、従来のよ
うなギルを用いる必要がなくなり、ギル使用による繊維
品の送り速度の規制を受けず、繊維品の着色速度を大幅
に高めることができる。そのうえ、ギルを使用しないた
め、スライバー24等の繊維品を地染めし濡れたままの
状態で上記装置に掛けて縞状模様を形成でき、地染めか
ら縞状模様付けの工程の連続化を容易に実現しうるよう
になる。このとき、上記縞状模様の形成を、負圧を利用
して行うため、繊維品が地染めによって濡れたままの状
態であっても縞状模様のにじみが少ないという付随的効
果が得られる。また、上記両ドラム2,3はいずれもス
テンレス類であってフェルトのように経時的に圧縮硬化
することがないため、長期間使用しても着色度合が薄く
なるというような不都合を生じない。さらに、この実施
例によれば、上記着色液流出用中空ドラム2の条溝8と
吸引用中空ドラム3の吸引s13との合致による1回の
着色ごとに、その着色に足りるだけの量の着色液を、着
色液流出用中空ドラム2内に流出するだけで着色ができ
、使用着色液が少なくてすむうえ、効果的に負圧を利用
して着色を行うため、色むらのない着色を実現しうるの
である。
24を地染めしたのち、連通孔12の負圧を利用して着
色を行うものであるため、複数組のユニットUを前記の
ように並設し、各ユニットUで異なる着色を行っても繊
維品が切断するようなことが起こらず、相互に色相の異
なる複数の縞模様を地染めされた繊維品に簡単に形成で
きるという優れた効果を奏するのであり、これが最大の
特徴である。また、この実施例によれば、厚手の繊維品
でもそのまま地染めおよび模様付は着色でき、従来のよ
うなギルを用いる必要がなくなり、ギル使用による繊維
品の送り速度の規制を受けず、繊維品の着色速度を大幅
に高めることができる。そのうえ、ギルを使用しないた
め、スライバー24等の繊維品を地染めし濡れたままの
状態で上記装置に掛けて縞状模様を形成でき、地染めか
ら縞状模様付けの工程の連続化を容易に実現しうるよう
になる。このとき、上記縞状模様の形成を、負圧を利用
して行うため、繊維品が地染めによって濡れたままの状
態であっても縞状模様のにじみが少ないという付随的効
果が得られる。また、上記両ドラム2,3はいずれもス
テンレス類であってフェルトのように経時的に圧縮硬化
することがないため、長期間使用しても着色度合が薄く
なるというような不都合を生じない。さらに、この実施
例によれば、上記着色液流出用中空ドラム2の条溝8と
吸引用中空ドラム3の吸引s13との合致による1回の
着色ごとに、その着色に足りるだけの量の着色液を、着
色液流出用中空ドラム2内に流出するだけで着色ができ
、使用着色液が少なくてすむうえ、効果的に負圧を利用
して着色を行うため、色むらのない着色を実現しうるの
である。
第11図はドラムユニットUの他の例を示している。こ
のものは、両ドラム2.3を固定状態にして両ドラムの
対向部に、それぞれ軸方向に延びるスリット状の流通孔
69,692を穿設し、着色液流出用中空ドラム2の外
周に、外周面に複数のスリット72が形成されているス
テンレス類の着色液流出用スリーブ70および着色液吸
引用スリーブ71を回転自在に外嵌し、上記両スリーブ
70.71を歯車17,172の作用により同調回転さ
せ、両スリーブ70.71の外周面に円周に沿って所定
間隔で設けられた複数のスリット72.72aを同タイ
ミングで前記両中空ドラム2゜3の流通孔69.69a
に順次合致させるようにしている。そして、着色液を着
色液流出用中空ドラム2の中空主軸5内に定量供給ポン
プで送り込み、これを上記スリツ1=72.72aと流
通孔69.698との合致時に、中空主軸73に連結さ
れている真空ポンプの吸引力によって主軸73の孔21
→流通孔69−スリット72−流通孔19a→スリット
72a−+流通孔69aを経由して着色液吸引用中空ド
ラム3内に送り込み、ついで孔75を経由して主軸73
内に送太しそこから外部へ排出するようになっている。
のものは、両ドラム2.3を固定状態にして両ドラムの
対向部に、それぞれ軸方向に延びるスリット状の流通孔
69,692を穿設し、着色液流出用中空ドラム2の外
周に、外周面に複数のスリット72が形成されているス
テンレス類の着色液流出用スリーブ70および着色液吸
引用スリーブ71を回転自在に外嵌し、上記両スリーブ
70.71を歯車17,172の作用により同調回転さ
せ、両スリーブ70.71の外周面に円周に沿って所定
間隔で設けられた複数のスリット72.72aを同タイ
ミングで前記両中空ドラム2゜3の流通孔69.69a
に順次合致させるようにしている。そして、着色液を着
色液流出用中空ドラム2の中空主軸5内に定量供給ポン
プで送り込み、これを上記スリツ1=72.72aと流
通孔69.698との合致時に、中空主軸73に連結さ
れている真空ポンプの吸引力によって主軸73の孔21
→流通孔69−スリット72−流通孔19a→スリット
72a−+流通孔69aを経由して着色液吸引用中空ド
ラム3内に送り込み、ついで孔75を経由して主軸73
内に送太しそこから外部へ排出するようになっている。
それ以外は第1図のユニツl−Uと同しであり作用効果
も同じである。
も同じである。
第12図はドラムユニットUのさらに他の例を示してい
る。このものは、着色液流出用中空ドラム2の条溝8内
に、連続気孔を有する親水性のポリビニルフォルマール
スポンジ25を嵌挿固定している。それ以外は第1図の
実施例のドラムユニットUと同じである。上記ポリビニ
ルフォルマールスポンジ25は、ポリビニルアルコール
に気孔形成剤としての澱粉と鉱酸触媒とフォルマリンと
を混合してポリビニルアルコールをフォルマール化した
のち、水洗し、澱粉、鉱酸触媒等を水洗除去して製造さ
れるものであり、澱粉の溶出跡が気孔となっている。こ
のポリビニルフォルマールスポンジ25は、着色液の保
持作用を有するものであり、着色液を変える際において
水洗により容易に色を洗い流すことのできる程度の適度
な親水性を備えている。この観点から、気孔率が70〜
95%、好ましくは86〜92%で、フォルマール化度
が70〜90%、好ましくは80〜86%のポリビニル
フォルマールスポンジを用いることが最も好適である。
る。このものは、着色液流出用中空ドラム2の条溝8内
に、連続気孔を有する親水性のポリビニルフォルマール
スポンジ25を嵌挿固定している。それ以外は第1図の
実施例のドラムユニットUと同じである。上記ポリビニ
ルフォルマールスポンジ25は、ポリビニルアルコール
に気孔形成剤としての澱粉と鉱酸触媒とフォルマリンと
を混合してポリビニルアルコールをフォルマール化した
のち、水洗し、澱粉、鉱酸触媒等を水洗除去して製造さ
れるものであり、澱粉の溶出跡が気孔となっている。こ
のポリビニルフォルマールスポンジ25は、着色液の保
持作用を有するものであり、着色液を変える際において
水洗により容易に色を洗い流すことのできる程度の適度
な親水性を備えている。この観点から、気孔率が70〜
95%、好ましくは86〜92%で、フォルマール化度
が70〜90%、好ましくは80〜86%のポリビニル
フォルマールスポンジを用いることが最も好適である。
このユニットは第1図の実施例のユニットと同様の作用
効果を有するほか、着色液流出用中空ドラム2の流通孔
付条:a8内に、ポリビニルフォルマールスポンジ25
を嵌挿固定しているため、上記中空ドラム2の主軸5よ
り流出された着色液が連続気孔を有するポリビニルフォ
ルマールスポンジ25に均一に保持され、この均一に保
持された着色液が、上記条溝8と吸引用中空ドラム3の
吸引溝13との合致時に、着色液吸引用中空ドラム3の
負圧によってスライバー24中を通過するようになり、
その結果、一層色むらのない均一着色が実現されるとい
う効果を奏する。
効果を有するほか、着色液流出用中空ドラム2の流通孔
付条:a8内に、ポリビニルフォルマールスポンジ25
を嵌挿固定しているため、上記中空ドラム2の主軸5よ
り流出された着色液が連続気孔を有するポリビニルフォ
ルマールスポンジ25に均一に保持され、この均一に保
持された着色液が、上記条溝8と吸引用中空ドラム3の
吸引溝13との合致時に、着色液吸引用中空ドラム3の
負圧によってスライバー24中を通過するようになり、
その結果、一層色むらのない均一着色が実現されるとい
う効果を奏する。
なお、上記の実施例のように絞り機構55a。
55bならびにユニットUのドラムをモータで駆動しそ
の駆動力でスライバー24等の繊維品を送るのではなく
、スライバー24等の繊維品を、送り方向に対する前方
側から引張り、その引張力で送るようにしてもよい。さ
らに、条溝8および吸引溝13の形成は、上記実施例の
ように軸方向に平行にするのではなく、第13図に示す
ように、軸方向に傾斜させた状態で形成してもよい。ま
た、第14図に示すように、複数孔の孔26を連続状態
で設けてそれぞれ条溝および吸引溝としてもよい。
の駆動力でスライバー24等の繊維品を送るのではなく
、スライバー24等の繊維品を、送り方向に対する前方
側から引張り、その引張力で送るようにしてもよい。さ
らに、条溝8および吸引溝13の形成は、上記実施例の
ように軸方向に平行にするのではなく、第13図に示す
ように、軸方向に傾斜させた状態で形成してもよい。ま
た、第14図に示すように、複数孔の孔26を連続状態
で設けてそれぞれ条溝および吸引溝としてもよい。
なお、上記実施例では、羊毛スライバー24を着色対象
としているが、この発明はこれに限定されるものではな
く、絹、綿、麻等の天然繊維、ポリエステル、ナイロン
、アクリル、レーヨン等の合化繊繊維の単品もしくは混
合品等を広く着色対象とするものであり、その形状もス
ライバー状だけでなくトップ、ラップ、ウェブ等のいず
れの形状であってもよい。また、上記の実施例は、3色
の縞状模様の筋a、b、cを等間隔で形成しているが、
第15図(a)に示すように筋a、b、cを間隔をあけ
ずに形成し、この筋a、b、cからなる組を適宜の間隔
をあけて繰返し形成するようにしてもよいし、第15図
(b)に示すように筋a、b、cからなる組を適宜の間
隔をあけず繰返し形成するようにしてもよい。また、第
15図(C)に示すように筋aとbとを間隔をあけずに
形成し、これから少し離して筋Cを形成するということ
を繰返すようにしてもよい。さらに、縞状模様は3色で
なく、第15図(d)に示すように1色だけでもよい。
としているが、この発明はこれに限定されるものではな
く、絹、綿、麻等の天然繊維、ポリエステル、ナイロン
、アクリル、レーヨン等の合化繊繊維の単品もしくは混
合品等を広く着色対象とするものであり、その形状もス
ライバー状だけでなくトップ、ラップ、ウェブ等のいず
れの形状であってもよい。また、上記の実施例は、3色
の縞状模様の筋a、b、cを等間隔で形成しているが、
第15図(a)に示すように筋a、b、cを間隔をあけ
ずに形成し、この筋a、b、cからなる組を適宜の間隔
をあけて繰返し形成するようにしてもよいし、第15図
(b)に示すように筋a、b、cからなる組を適宜の間
隔をあけず繰返し形成するようにしてもよい。また、第
15図(C)に示すように筋aとbとを間隔をあけずに
形成し、これから少し離して筋Cを形成するということ
を繰返すようにしてもよい。さらに、縞状模様は3色で
なく、第15図(d)に示すように1色だけでもよい。
この場合には、筋aが複数組のユニットUでそれぞれ形
成されるため単位面積当たりの筋aの形成を密に行うこ
とができ密な模様を得ることができるようになる。
成されるため単位面積当たりの筋aの形成を密に行うこ
とができ密な模様を得ることができるようになる。
この発明の繊維品着色装置は、繊維品を予め地染めする
ための地染めa構部と、地染めされた繊維品に模様付け
するための模様付機構部を備え、模様付けを、模様付機
構部における着色液吸引用中空ドラムの負圧を利用し、
着色液を、繊維品中を通過させることにより行うため、
繊維品を切断することなく地染めされた繊維品に対して
多色着色を施すことができる。したがって、相互に色の
異なる複数の縞状模様を複合状態で容易に形成しうるの
である。また、この方法によれば、厚手の繊維品に対し
てもそのまま着色を行うことができ、従来のようにギル
を経由させる必要がない。したがって、ギルの通過速度
で着色速度が規制されるという不都合が回避され、縞状
模様等の着色形成を極めて高速で、かつ効率よく行うこ
とができる。さらに、従来のようにフェルトロールヲ用
いる必要がないため、フェルトロールの経時変化にもと
づく着色の淡色化現象が生じず、長期にわたって安定し
た均質着色をすることができるようになるのである。
ための地染めa構部と、地染めされた繊維品に模様付け
するための模様付機構部を備え、模様付けを、模様付機
構部における着色液吸引用中空ドラムの負圧を利用し、
着色液を、繊維品中を通過させることにより行うため、
繊維品を切断することなく地染めされた繊維品に対して
多色着色を施すことができる。したがって、相互に色の
異なる複数の縞状模様を複合状態で容易に形成しうるの
である。また、この方法によれば、厚手の繊維品に対し
てもそのまま着色を行うことができ、従来のようにギル
を経由させる必要がない。したがって、ギルの通過速度
で着色速度が規制されるという不都合が回避され、縞状
模様等の着色形成を極めて高速で、かつ効率よく行うこ
とができる。さらに、従来のようにフェルトロールヲ用
いる必要がないため、フェルトロールの経時変化にもと
づく着色の淡色化現象が生じず、長期にわたって安定し
た均質着色をすることができるようになるのである。
第1図はこの発明の一実施例の側面図、第2図は絞り手
段を示す斜視図、第3図は送り制御手段を示す斜視図、
第4図はその動作説明図、第5図は繊維品着色装置の外
観斜視図、第6図はそのA−A・断面図、第7図はそれ
に用いるスリット板ブロックの斜視図、第8図は着色液
吸引用中空ドラムの側断面図、第9図および第10図は
第1図の使用状態説明図、第11図および第12図は他
の実施例の断面図、第13図および第14図は着色液流
出、吸引用ドラムユニットの変形例の説明図、第15図
は縞状模様の変形例の説明図、第16図および第17図
は従来例の説明図である。 2・・・着色液流出用中空ドラム 3・・・着色液吸引
用中空ドラム 3a・・・空隙 5.5a・・・主軸
8・・・条溝 12・・・連通孔 13・・・吸引溝
15・・・吸引用開口 16・・・吸引筒体 17,1
7a・・・歯車U・・・ドラムユニット 53.53’
・・・浸染槽s s a、 53 b−H内ローラ
55a、55b−・・絞り機構
段を示す斜視図、第3図は送り制御手段を示す斜視図、
第4図はその動作説明図、第5図は繊維品着色装置の外
観斜視図、第6図はそのA−A・断面図、第7図はそれ
に用いるスリット板ブロックの斜視図、第8図は着色液
吸引用中空ドラムの側断面図、第9図および第10図は
第1図の使用状態説明図、第11図および第12図は他
の実施例の断面図、第13図および第14図は着色液流
出、吸引用ドラムユニットの変形例の説明図、第15図
は縞状模様の変形例の説明図、第16図および第17図
は従来例の説明図である。 2・・・着色液流出用中空ドラム 3・・・着色液吸引
用中空ドラム 3a・・・空隙 5.5a・・・主軸
8・・・条溝 12・・・連通孔 13・・・吸引溝
15・・・吸引用開口 16・・・吸引筒体 17,1
7a・・・歯車U・・・ドラムユニット 53.53’
・・・浸染槽s s a、 53 b−H内ローラ
55a、55b−・・絞り機構
Claims (1)
- (1)地染用染液を貯溜する浸染槽と、この浸染槽内に
繊維品を連続的に案内して地染めする繊維品案内手段と
、地染めされた繊維品を連続的に絞る絞り手段と、繊維
品通過用空隙を挟んで対設され相互に同調回転する着色
液流出用中空ドラムおよび着色液吸引用中空ドラムと、
上記着色液流出用中空ドラムの外周面に円周方向に所定
間隔で形成された複数の着色液保持機能付き着色液流出
口と、上記着色液吸引用中空ドラムの外周面に円周方向
に所定間隔で形成された複数の着色液吸引口と、上記着
色液流出口に着色液を供給する着色液供給手段と、上記
両中空ドラムの回転により上記着色液流出口と着色液吸
引口とが繊維品通過用空隙を挟んで対峙したときに上記
着色液流出口の保持着色液を吸引するよう上記着色液吸
引口に吸引力を付与する吸引手段を備えていることを特
徴とする繊維品着色装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21766085A JP2510979B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 繊維品着色装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21766085A JP2510979B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 繊維品着色装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6278249A true JPS6278249A (ja) | 1987-04-10 |
JP2510979B2 JP2510979B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=16707722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21766085A Expired - Fee Related JP2510979B2 (ja) | 1985-09-30 | 1985-09-30 | 繊維品着色装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2510979B2 (ja) |
-
1985
- 1985-09-30 JP JP21766085A patent/JP2510979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2510979B2 (ja) | 1996-06-26 |
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