JPS63190067A - 繊維品着色装置 - Google Patents
繊維品着色装置Info
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- JPS63190067A JPS63190067A JP2095387A JP2095387A JPS63190067A JP S63190067 A JPS63190067 A JP S63190067A JP 2095387 A JP2095387 A JP 2095387A JP 2095387 A JP2095387 A JP 2095387A JP S63190067 A JPS63190067 A JP S63190067A
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、スライバー等の繊維品に対して縞模様等の
模様を着色形成する繊維品着色装置に関するものである
。
模様を着色形成する繊維品着色装置に関するものである
。
スライバー等の繊維品に対する縞模様の形成は、これま
でビゴロ捺染により行われており、縞模様が形成された
繊維品は、霜降り状織物等の形成に用いられている。こ
のようなビゴロ捺染は、一般に第8図に示すような装置
を用いて行われている。
でビゴロ捺染により行われており、縞模様が形成された
繊維品は、霜降り状織物等の形成に用いられている。こ
のようなビゴロ捺染は、一般に第8図に示すような装置
を用いて行われている。
すなわち、このビゴロ捺染装置30は、取付台31上に
、捺染糊ボックス32を設け、その捺染糊ボックス32
内に給液ロール33を配設すると同時に、この給液ロー
ル33に圧接してフェルトロール34を設け、さらに、
このフェルトロール34に彫刻ロール35を対設してい
る。そして、上記取付台31に、多数の針が分布植設さ
れたギル36を設け、複数個のケンス37内からスライ
バー38を引き出して回転ロール39で平行に揃え、こ
れを上記ギル36にかけてシート状のウェブ40にし、
ついでフェルトロール34と彫刻ロール35の間を通し
て、捺染糊ボックス32から供給される捺染糊を印捺し
、これを第1および第2の巻上ロール41.42で巻き
上げ、さらに、左右に首振運動する振落板43で、製品
台44上に振り落とすようになっている。上記フェルト
ロール34と彫刻ロール35とによる印捺は、第9図に
示すように、彫刻ロール35と対設されているフェルト
ロール34に捺染糊を含浸させ、これと、外周面にらせ
ん状凸条45を有する彫刻ロール35との間にシート状
ウェブ40を通し、上記らせん状凸条45の押圧により
斜縞模様46を印捺することにより行われる。
、捺染糊ボックス32を設け、その捺染糊ボックス32
内に給液ロール33を配設すると同時に、この給液ロー
ル33に圧接してフェルトロール34を設け、さらに、
このフェルトロール34に彫刻ロール35を対設してい
る。そして、上記取付台31に、多数の針が分布植設さ
れたギル36を設け、複数個のケンス37内からスライ
バー38を引き出して回転ロール39で平行に揃え、こ
れを上記ギル36にかけてシート状のウェブ40にし、
ついでフェルトロール34と彫刻ロール35の間を通し
て、捺染糊ボックス32から供給される捺染糊を印捺し
、これを第1および第2の巻上ロール41.42で巻き
上げ、さらに、左右に首振運動する振落板43で、製品
台44上に振り落とすようになっている。上記フェルト
ロール34と彫刻ロール35とによる印捺は、第9図に
示すように、彫刻ロール35と対設されているフェルト
ロール34に捺染糊を含浸させ、これと、外周面にらせ
ん状凸条45を有する彫刻ロール35との間にシート状
ウェブ40を通し、上記らせん状凸条45の押圧により
斜縞模様46を印捺することにより行われる。
この°種のビゴロ捺染装置30は、古い歴史を有し、霜
降り状梳毛糸の製造に賞用されてきているが、厚手の繊
維品に対する捺染が困難であるため、スライバー38を
、一旦ギル36を通しシート状にしてから捺染に供しな
くてはならない。したがって、スライバー38の送り速
度を速くして捺染効率を高くしようとしても、ギル36
を通す速度がおのずと規制される(ギルは機構上高速運
転に適さず、運転可能な高速運転では繊維等の切断を生
じ易い)ことから捺染効率を一定限度以上に高めること
ができないという難点を有している。また、上記ビゴロ
捺染装置30は、捺染対象が乾燥状態の繊維品に限定さ
れるため、繊維品を予め地染めする着色工程と連続化す
ることができず、地染め、捺染の連続ライン化の阻害要
因となっている。すなわち、上記装置は、ギル36を備
えており、このギル36は水分を含有している地染めス
ライバーを通すことができないため、上記装置30をス
ライバーの地染め工程と連続化することは不可能である
。
降り状梳毛糸の製造に賞用されてきているが、厚手の繊
維品に対する捺染が困難であるため、スライバー38を
、一旦ギル36を通しシート状にしてから捺染に供しな
くてはならない。したがって、スライバー38の送り速
度を速くして捺染効率を高くしようとしても、ギル36
を通す速度がおのずと規制される(ギルは機構上高速運
転に適さず、運転可能な高速運転では繊維等の切断を生
じ易い)ことから捺染効率を一定限度以上に高めること
ができないという難点を有している。また、上記ビゴロ
捺染装置30は、捺染対象が乾燥状態の繊維品に限定さ
れるため、繊維品を予め地染めする着色工程と連続化す
ることができず、地染め、捺染の連続ライン化の阻害要
因となっている。すなわち、上記装置は、ギル36を備
えており、このギル36は水分を含有している地染めス
ライバーを通すことができないため、上記装置30をス
ライバーの地染め工程と連続化することは不可能である
。
上記のように、これまでのビゴロ捺染装置は、着色効率
において問題があり、また、スライバー等の繊維品に対
する地染め、捺染の連続化の点においても問題がある。
において問題があり、また、スライバー等の繊維品に対
する地染め、捺染の連続化の点においても問題がある。
特に、このビゴロ捺染の分野においては、他の染色加工
の分野に比べて技術革新が遅れており、上記の問題の解
決が強く望まれている。
の分野に比べて技術革新が遅れており、上記の問題の解
決が強く望まれている。
このため、本発明者らは、外周面に流出孔付きの着色液
流出用中空ドラムと外周面に吸引孔付きの着色液吸引用
中空ドラムとを上下に対設し、かつ上記吸引孔中に塵埃
侵入防止用の多孔質体を充填し、上記両ドラムの間を、
スライバー等の繊維品を、上記両中空ドラムで挟んで両
中空ドラムの回転により通過させ、このスライバー等の
繊維品の通過の際に、着色液流出用中空ドラムの外周面
の流出孔から着色液を流出させると同時に、この流出着
色液を着色液吸引用中空ドラムの外周面の吸引孔から吸
引し、着色液を上記繊維品中を通過させてスライバー等
の繊維品に対して縞模様等の模様を形成する技術を開発
し特許出願(特願昭60−170259号)をしている
。この新技術によれば、上記のような従来のビゴロ捺染
装置の有する問題点を全て解決することができるが、実
際の使用状態において、使用の41!続により縞模様の
濃色の度合が徐々に薄くなり、操業の初期と終期とでは
着色度合にかなりの差が生じ、品質のばらつきが大きく
なるという難点が生じている。
流出用中空ドラムと外周面に吸引孔付きの着色液吸引用
中空ドラムとを上下に対設し、かつ上記吸引孔中に塵埃
侵入防止用の多孔質体を充填し、上記両ドラムの間を、
スライバー等の繊維品を、上記両中空ドラムで挟んで両
中空ドラムの回転により通過させ、このスライバー等の
繊維品の通過の際に、着色液流出用中空ドラムの外周面
の流出孔から着色液を流出させると同時に、この流出着
色液を着色液吸引用中空ドラムの外周面の吸引孔から吸
引し、着色液を上記繊維品中を通過させてスライバー等
の繊維品に対して縞模様等の模様を形成する技術を開発
し特許出願(特願昭60−170259号)をしている
。この新技術によれば、上記のような従来のビゴロ捺染
装置の有する問題点を全て解決することができるが、実
際の使用状態において、使用の41!続により縞模様の
濃色の度合が徐々に薄くなり、操業の初期と終期とでは
着色度合にかなりの差が生じ、品質のばらつきが大きく
なるという難点が生じている。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ス
ライバー等の繊維品に対する縞模様等の着色を操業の初
期と終期とでむらなく行うことができるとともに、着色
を効率よく行うことができ、しかも繊維品の地染め工程
に対する連続化が実現可能な繊維品着色装置の提供をそ
の目的とする。
ライバー等の繊維品に対する縞模様等の着色を操業の初
期と終期とでむらなく行うことができるとともに、着色
を効率よく行うことができ、しかも繊維品の地染め工程
に対する連続化が実現可能な繊維品着色装置の提供をそ
の目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の繊維品着色装置
は、着色液流出用中空ドラムと着色液吸引用中空ドラム
とが、繊維品を挟んで通過させるための空隙を介して上
下に回転自在に配設され、上記着色液流出用中空ドラム
には、その外周面に、軸方向に延びる複数の着色液流出
部が円周方向に所定間隔で形成され、上記着色液吸引用
中空ドラムにはその外周面に、軸方向に延びる複数の着
色液吸引部が円周方向に所定間隔で形成され、上記着色
液流出用中空ドラムの複数の着色液流出部と着色液吸引
用中空ドラムの複数の着色液吸引部とを上記繊維品通過
用空隙を介して順次合致させるよう上記両中空ドラムを
同調回転させる回転駆動手段が設けられ、上記着色液吸
引部および着色液流出部のうちの少なくとも着色液吸引
部内に、気孔径が150〜500μmの連続気孔を有す
る多孔質体が充填されているという構成をとる。
は、着色液流出用中空ドラムと着色液吸引用中空ドラム
とが、繊維品を挟んで通過させるための空隙を介して上
下に回転自在に配設され、上記着色液流出用中空ドラム
には、その外周面に、軸方向に延びる複数の着色液流出
部が円周方向に所定間隔で形成され、上記着色液吸引用
中空ドラムにはその外周面に、軸方向に延びる複数の着
色液吸引部が円周方向に所定間隔で形成され、上記着色
液流出用中空ドラムの複数の着色液流出部と着色液吸引
用中空ドラムの複数の着色液吸引部とを上記繊維品通過
用空隙を介して順次合致させるよう上記両中空ドラムを
同調回転させる回転駆動手段が設けられ、上記着色液吸
引部および着色液流出部のうちの少なくとも着色液吸引
部内に、気孔径が150〜500μmの連続気孔を有す
る多孔質体が充填されているという構成をとる。
すなわち、本発明者らは、操業の初期と終期とで着色度
合に差が出る原因について一連の研究を重ねた結果、そ
の原因は、染料等の着色料に含まれる処理剤とスライバ
ー等の繊維品に含まれる脂質成分とが着色液中に溶出し
て反応することにより固形物を形成し、これが着色液吸
引部等の多孔質体の連続気孔を目詰まりさせることにあ
ることを突き止めた。そして、これに基づき、気孔径が
150〜500μmの連続気孔を有する多孔体を上記着
色液吸引部に充填すると、着色に有害な粒状物の侵入を
防止しながら、しかも上記の目詰まりを解消することが
でき、先に述べたような着色度合に差が出るという現象
の発生が回避されるようになることを見いだしこの発明
に到達した。
合に差が出る原因について一連の研究を重ねた結果、そ
の原因は、染料等の着色料に含まれる処理剤とスライバ
ー等の繊維品に含まれる脂質成分とが着色液中に溶出し
て反応することにより固形物を形成し、これが着色液吸
引部等の多孔質体の連続気孔を目詰まりさせることにあ
ることを突き止めた。そして、これに基づき、気孔径が
150〜500μmの連続気孔を有する多孔体を上記着
色液吸引部に充填すると、着色に有害な粒状物の侵入を
防止しながら、しかも上記の目詰まりを解消することが
でき、先に述べたような着色度合に差が出るという現象
の発生が回避されるようになることを見いだしこの発明
に到達した。
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
。
。
第1図はこの発明に用いる繊維品の着色装置の一実施例
を示し、第2図はその縦断面を示す。これらの図におい
て、1は左右一対の金属製フレームであり、このフレー
ム1に、ステンレス製の着色液流出用中空ドラム2と着
色液吸引用中空ドラム3とが繊維品を通過させるための
空隙3aを挟んで上下に対設されている。上記着色液流
出用中空ドラム2は、フレーム1の軸ホルダ4に固定さ
れた中空状の主軸5に、軸受6を介して回転自在に取付
けられ、円周方向に回転するようになっている。この中
空ドラム2には、その外周面に、着色液流出孔7を溝底
に有する複数の流出溝8が円周方向に所定間隔で形成さ
れて諸り、その流出溝8には、それぞれ第3図に示すよ
うな、ステンレス製の複数枚の長尺のスリット板9を並
設し、これにステンレス製の短尺の仕切板10を所定間
隔で立設したスリット板ブロック11が、スリット板9
側を溝底に向け、かつそのスリット板9の長手方向を流
出溝8の長さ方向に合わせた状態で嵌挿固定されている
。上記スリット板9および仕切板10は、アルカリ処理
により表面油脂を除去し、それに続く酸処理で表面に凹
凸を形成して水に対する親和性が高められている。また
、上記着色液吸引用中空ドラム3は、第2図に示すよう
に、フレーム1に固定された主軸5aに軸受6を介して
回転自在に取付けられ、円周方向に回転するようになっ
ている。上記中空ドラム3の外周面には、その下側の連
通孔12と1組になった複数の着色液吸引溝13 (第
4図参照)が円周方向に所定間隔で形成されている。上
記着色液吸引溝13と連通孔12とは着色液吸引孔14
によって連通されており、その連通孔12の一端は着色
液吸引用中空ドラム3の一側面の鏡面仕上げ面に吸引用
開口15として開口している。16は真空ポンプ(図示
せず)と連結されているポリフッ化エチレン製の吸引筒
体で、その筒口が、上記中空ドラム3の一側面の頂部近
傍部分に摺接するよう固定金具、16aで固定されてお
り、繊維品通過用空隙3aに到来した、着色液吸引用中
空ドラム3の連通孔12の吸引用開口15をそれ自体の
筒口に合致させ、真空ポンプの吸引力を、上記連通孔1
2と連通している吸引溝13まで及ぼすようになってい
る。
を示し、第2図はその縦断面を示す。これらの図におい
て、1は左右一対の金属製フレームであり、このフレー
ム1に、ステンレス製の着色液流出用中空ドラム2と着
色液吸引用中空ドラム3とが繊維品を通過させるための
空隙3aを挟んで上下に対設されている。上記着色液流
出用中空ドラム2は、フレーム1の軸ホルダ4に固定さ
れた中空状の主軸5に、軸受6を介して回転自在に取付
けられ、円周方向に回転するようになっている。この中
空ドラム2には、その外周面に、着色液流出孔7を溝底
に有する複数の流出溝8が円周方向に所定間隔で形成さ
れて諸り、その流出溝8には、それぞれ第3図に示すよ
うな、ステンレス製の複数枚の長尺のスリット板9を並
設し、これにステンレス製の短尺の仕切板10を所定間
隔で立設したスリット板ブロック11が、スリット板9
側を溝底に向け、かつそのスリット板9の長手方向を流
出溝8の長さ方向に合わせた状態で嵌挿固定されている
。上記スリット板9および仕切板10は、アルカリ処理
により表面油脂を除去し、それに続く酸処理で表面に凹
凸を形成して水に対する親和性が高められている。また
、上記着色液吸引用中空ドラム3は、第2図に示すよう
に、フレーム1に固定された主軸5aに軸受6を介して
回転自在に取付けられ、円周方向に回転するようになっ
ている。上記中空ドラム3の外周面には、その下側の連
通孔12と1組になった複数の着色液吸引溝13 (第
4図参照)が円周方向に所定間隔で形成されている。上
記着色液吸引溝13と連通孔12とは着色液吸引孔14
によって連通されており、その連通孔12の一端は着色
液吸引用中空ドラム3の一側面の鏡面仕上げ面に吸引用
開口15として開口している。16は真空ポンプ(図示
せず)と連結されているポリフッ化エチレン製の吸引筒
体で、その筒口が、上記中空ドラム3の一側面の頂部近
傍部分に摺接するよう固定金具、16aで固定されてお
り、繊維品通過用空隙3aに到来した、着色液吸引用中
空ドラム3の連通孔12の吸引用開口15をそれ自体の
筒口に合致させ、真空ポンプの吸引力を、上記連通孔1
2と連通している吸引溝13まで及ぼすようになってい
る。
この吸引溝13には、ポリビニルフォルマールスポンジ
が充填され固定されている。このポリビニルフォルマー
ルスポンジは、連続気孔を有する多孔質体であって、そ
の気孔径が150〜500μ■の範囲内に設定されてい
る。好適なのは、気孔径が200〜300μmのもので
ある。また、第1図および第2図に示すように、上記着
色液流出用中空ドラム2および着色液吸引用中空ドラム
3は、それぞれ他側面側に、相互に噛合する歯車17.
17aを有しており、着色液吸引用中空ドラム3に設け
られた歯車17aが、モータ18の回転軸19に設けら
れた歯車20と噛合することにより、モータ18で回転
駆動されるようになっている。これにより、上記着色液
流出用中空ドラム2および吸引用中空ドラム3は、複数
の流出溝8および吸引溝13が繊維品通過用空隙3aを
挟んで順次合致するように同調回転する。上記着色液流
出用中空ドラム2の主軸5は、先に述べたように中空状
であり、その中空主軸5の上側部分にノズル21が軸方
向に適宜間隔で形成されていて、このノズル21から中
空主軸5の内部空間に供給される着色液が均等に分散落
下するようになってる。他方、着色液吸引用中空ドラム
3の主軸5aは、むく軸になっている。
が充填され固定されている。このポリビニルフォルマー
ルスポンジは、連続気孔を有する多孔質体であって、そ
の気孔径が150〜500μ■の範囲内に設定されてい
る。好適なのは、気孔径が200〜300μmのもので
ある。また、第1図および第2図に示すように、上記着
色液流出用中空ドラム2および着色液吸引用中空ドラム
3は、それぞれ他側面側に、相互に噛合する歯車17.
17aを有しており、着色液吸引用中空ドラム3に設け
られた歯車17aが、モータ18の回転軸19に設けら
れた歯車20と噛合することにより、モータ18で回転
駆動されるようになっている。これにより、上記着色液
流出用中空ドラム2および吸引用中空ドラム3は、複数
の流出溝8および吸引溝13が繊維品通過用空隙3aを
挟んで順次合致するように同調回転する。上記着色液流
出用中空ドラム2の主軸5は、先に述べたように中空状
であり、その中空主軸5の上側部分にノズル21が軸方
向に適宜間隔で形成されていて、このノズル21から中
空主軸5の内部空間に供給される着色液が均等に分散落
下するようになってる。他方、着色液吸引用中空ドラム
3の主軸5aは、むく軸になっている。
上記中空主軸5には、パイプ(図示せず)を経由して、
染料、顔料を主成分とする着色液が定流量送液ポンプ(
図示せず)で供給されるようになっており、また、着色
液吸引用中空ドラム3は、先に述べたように、それ自体
の回転により、その着色液吸引溝13が、繊維品通過用
空隙3aに位置するごとに、連通孔12を介して真空ポ
ンプにより真空吸引されるようになっている。その結果
、着色液流出用中空ドラム2の中空主軸5内に送入され
る着色液は、主軸5のノズル21から着色液流出用中空
ドラム2内に流下され、ついで流出溝8の溝底の着色液
流出孔7から流出溝8内に到達してスリット板ブロック
11 (第3図参照)のスリット板9間に、毛細管現象
で流出溝8の長手方向に対して均一に保持され、上記流
出溝8と吸引溝13との、繊維品通過用空隙3aにおけ
る合致時に、真空ポンプの吸引力によって、上記流出溝
8、吸引溝13.吸引孔14.連通孔12を経由して吸
引筒体16から外部へ排出される。この排出液は、適宜
に着色料を補充し再び着色液流出用中空ドラム2の中空
主軸5に供給される。
染料、顔料を主成分とする着色液が定流量送液ポンプ(
図示せず)で供給されるようになっており、また、着色
液吸引用中空ドラム3は、先に述べたように、それ自体
の回転により、その着色液吸引溝13が、繊維品通過用
空隙3aに位置するごとに、連通孔12を介して真空ポ
ンプにより真空吸引されるようになっている。その結果
、着色液流出用中空ドラム2の中空主軸5内に送入され
る着色液は、主軸5のノズル21から着色液流出用中空
ドラム2内に流下され、ついで流出溝8の溝底の着色液
流出孔7から流出溝8内に到達してスリット板ブロック
11 (第3図参照)のスリット板9間に、毛細管現象
で流出溝8の長手方向に対して均一に保持され、上記流
出溝8と吸引溝13との、繊維品通過用空隙3aにおけ
る合致時に、真空ポンプの吸引力によって、上記流出溝
8、吸引溝13.吸引孔14.連通孔12を経由して吸
引筒体16から外部へ排出される。この排出液は、適宜
に着色料を補充し再び着色液流出用中空ドラム2の中空
主軸5に供給される。
なお、23をよハンドル付ねし体で、軸ホルダ4を昇降
させ、着色−液流出用中空ドラム°2と着色液吸引用中
空ドラム3との空隙3aの空隙量を調節するようになっ
ている。
させ、着色−液流出用中空ドラム°2と着色液吸引用中
空ドラム3との空隙3aの空隙量を調節するようになっ
ている。
この構成において、モータ18を回転させて上記両歯車
17.17aを矢印方向に回転駆動し、着色液流出用中
空ドラム2と着色液吸引用中空ドラム3との間の空隙3
aに羊毛スライバー24を数本ないし数十本並行状態で
通し着色を行う(第5図参照)。この場合、各スライバ
ー24は上記空隙3aへ入るまではそれぞれ大紐状の形
状を保っているが、上記空隙3aを通過する際の加圧に
よって全体が一体化すると同時にほぼ平坦なシート状に
形成され、かつ第6図に示すように、着色液流出用中空
ドラム2の流出溝8と吸引用中空ドラム3の吸引溝13
とが合致する際における着色液の矢印入方向への吸引通
過により縞模様を形成される。この縞模様の形成に際し
て、着色液吸引用中空ドラム3の吸引溝13におけるス
ポンジが、先に述べたように、大径の気孔径に設定され
ているため、着色料中の成分とスライバー24中の成分
との反応生成物である固形物が、操業の継続とともに、
次第に着色液中に多くなっても、その固形物を円滑に流
通させるため目詰まりを生じない。
17.17aを矢印方向に回転駆動し、着色液流出用中
空ドラム2と着色液吸引用中空ドラム3との間の空隙3
aに羊毛スライバー24を数本ないし数十本並行状態で
通し着色を行う(第5図参照)。この場合、各スライバ
ー24は上記空隙3aへ入るまではそれぞれ大紐状の形
状を保っているが、上記空隙3aを通過する際の加圧に
よって全体が一体化すると同時にほぼ平坦なシート状に
形成され、かつ第6図に示すように、着色液流出用中空
ドラム2の流出溝8と吸引用中空ドラム3の吸引溝13
とが合致する際における着色液の矢印入方向への吸引通
過により縞模様を形成される。この縞模様の形成に際し
て、着色液吸引用中空ドラム3の吸引溝13におけるス
ポンジが、先に述べたように、大径の気孔径に設定され
ているため、着色料中の成分とスライバー24中の成分
との反応生成物である固形物が、操業の継続とともに、
次第に着色液中に多くなっても、その固形物を円滑に流
通させるため目詰まりを生じない。
したがって、操業の初期と終期とにおいて、着色度合に
差が出るというような現象を生じない。なお、上記縞模
様の各訪問の間隔は、上記着色液流通用中空ドラム2お
よび吸引用中空ドラム3における流出溝8および吸引溝
13の円周方向の間隔にほぼ合致する。このようにして
、スライバー24がそのまま複数本同時に着色され、か
つシート状に形成される。
差が出るというような現象を生じない。なお、上記縞模
様の各訪問の間隔は、上記着色液流通用中空ドラム2お
よび吸引用中空ドラム3における流出溝8および吸引溝
13の円周方向の間隔にほぼ合致する。このようにして
、スライバー24がそのまま複数本同時に着色され、か
つシート状に形成される。
このように、この実施例によれば、染料等の着色料中の
成分とスライバー24中の成分との反応生成物である固
形物を流通するような気孔径を有する多孔質体を着色液
吸引溝13に充填しているため、操業の継続によって着
色液中に、上記固形物が増加してもその固形物が上記多
孔質体の連続気孔を円滑に通過する。したがって、気孔
の目詰まりが生じず、操業の初期と終期においても着色
度合に差が生じるというような現象が生じない。
成分とスライバー24中の成分との反応生成物である固
形物を流通するような気孔径を有する多孔質体を着色液
吸引溝13に充填しているため、操業の継続によって着
色液中に、上記固形物が増加してもその固形物が上記多
孔質体の連続気孔を円滑に通過する。したがって、気孔
の目詰まりが生じず、操業の初期と終期においても着色
度合に差が生じるというような現象が生じない。
また、この装置では、ギルを用いる必要がないため、厚
手の繊維品でもそのまま着色でき、ギルを通過させるこ
とによる繊維品の送り速度の規制現象が生じないため、
着色効率の大幅な向上を実現しうるようになる。また、
地染めされ濡れたままの繊維品に対しても縞模様を形成
でき、地染め模様着色の連続化も実現できるようになる
。
手の繊維品でもそのまま着色でき、ギルを通過させるこ
とによる繊維品の送り速度の規制現象が生じないため、
着色効率の大幅な向上を実現しうるようになる。また、
地染めされ濡れたままの繊維品に対しても縞模様を形成
でき、地染め模様着色の連続化も実現できるようになる
。
第7図はこの発明に用いる他の装置を示している。この
装置は、着色液流出用中空ドラム2の流出溝8内に、連
続気孔を有する親水性のポリビニルフォルマールスポン
ジ25を嵌挿固定している。
装置は、着色液流出用中空ドラム2の流出溝8内に、連
続気孔を有する親水性のポリビニルフォルマールスポン
ジ25を嵌挿固定している。
それ以外は第1図の実施例と同じである。このポリビニ
ルフォルマールスポンジ25は、着色液の保持作用を有
するものであり、着色液の種類を変える際において水洗
により容易に色を洗い流すことのできる程度の適度な親
水性を備えている。この観点から、気孔率が70〜95
%、好ましくは86〜92%で、フォルマール化度が7
0〜90%、好ましくは80〜86%のポリビニルフォ
ルマールスポンジ25を用いることが最も好適である。
ルフォルマールスポンジ25は、着色液の保持作用を有
するものであり、着色液の種類を変える際において水洗
により容易に色を洗い流すことのできる程度の適度な親
水性を備えている。この観点から、気孔率が70〜95
%、好ましくは86〜92%で、フォルマール化度が7
0〜90%、好ましくは80〜86%のポリビニルフォ
ルマールスポンジ25を用いることが最も好適である。
なお、上記スポンジ25も、前記実施例のスポンジと同
様、大径の気孔径に設定されている。
様、大径の気孔径に設定されている。
この装置は、前記の装置と同様の作用効果を有するほか
、着色液流出用中空ドラム2の流出溝8内に、ポリビニ
ルフォルマールスポンジ25を嵌挿固定しているため、
上記中空ドラム2の主軸5より流出された着色液が連続
気孔を有するポリビニルフォルマールスポンジ25に均
一に保持され、この均一に保持された着色液が、上記流
出溝8と吸引用中空ドラム3の吸引溝13との合致時に
、着色液吸引用中空ドラム3の負圧によってスライバー
中を通過するようになり、その結果、一層色むらのない
均一着色を実現し□、うるという効果を奏する。
、着色液流出用中空ドラム2の流出溝8内に、ポリビニ
ルフォルマールスポンジ25を嵌挿固定しているため、
上記中空ドラム2の主軸5より流出された着色液が連続
気孔を有するポリビニルフォルマールスポンジ25に均
一に保持され、この均一に保持された着色液が、上記流
出溝8と吸引用中空ドラム3の吸引溝13との合致時に
、着色液吸引用中空ドラム3の負圧によってスライバー
中を通過するようになり、その結果、一層色むらのない
均一着色を実現し□、うるという効果を奏する。
なお、上記両実地側の装置では、着色液の真空吸引を、
吸引用ドラム3の全体を中空にしてドラム3の全体を真
空吸引することにより行うのではな(、吸引用ドラム3
の外周側に連通孔12を設け、これを真空吸引して行う
ため、・真空度を高くしなくても良好な吸引を行いうる
という効果を奏する。また、以上の実施例は、上記ドラ
ム2,3をモータ18で駆動し、その駆動力でスライバ
ー24等の繊維品を送っているが、スライバー24等の
繊維品を送り方向に対する前方側から引っ張り、その引
張力で上記ドラム2,3を回転させるようにしてもよい
。また、着色対象は、羊毛スライバーに限定するもので
はなく、絹、綿、麻等の天然繊維、ポリエステル、ナイ
ロン、アクリル。
吸引用ドラム3の全体を中空にしてドラム3の全体を真
空吸引することにより行うのではな(、吸引用ドラム3
の外周側に連通孔12を設け、これを真空吸引して行う
ため、・真空度を高くしなくても良好な吸引を行いうる
という効果を奏する。また、以上の実施例は、上記ドラ
ム2,3をモータ18で駆動し、その駆動力でスライバ
ー24等の繊維品を送っているが、スライバー24等の
繊維品を送り方向に対する前方側から引っ張り、その引
張力で上記ドラム2,3を回転させるようにしてもよい
。また、着色対象は、羊毛スライバーに限定するもので
はなく、絹、綿、麻等の天然繊維、ポリエステル、ナイ
ロン、アクリル。
レーヨン等の合孔繊維の単品もしくは混合品を広く対象
とすることができるのであり、その形状もスライバーだ
けでなくトップ、ラップ、ウェブ等のいずれの形状であ
ってもよい。
とすることができるのであり、その形状もスライバーだ
けでなくトップ、ラップ、ウェブ等のいずれの形状であ
ってもよい。
以上のように、この発明の繊維品着色装置は、着色液吸
引部および着色液流出部のうちの少なくとも着色液吸引
部に塵埃侵入防止用の多孔質体を充填して着色液に対す
る有害粒子の混入を防止し、かつ上記多孔質体の連続気
孔の気孔径を150〜500μ輌に設定しているため、
着色液中の溶出成分とスライバー等から溶出する成分と
の反応生成固形物によって、多孔質体の連続気孔を目詰
まりさせることなく有害粒子の着色液中への混入を防止
しうる。したがって、操業の初期と終期とで、目詰まり
に起因して縞模様等の縞の濃度が大幅に異なるというよ
うな現象を生じない。そのうえ、この装置は、従来のビ
ゴロ染色機のようなギルを要しないため、厚手の繊維品
に対してもそのまま着色を行うことができ、また着色効
率の大幅な向上を実現しうる。そのうえ、地染めされ濡
れたままの繊維品に対しても縞模様等を形成でき、地染
め模様着色の連続化も達成できるようになる。
引部および着色液流出部のうちの少なくとも着色液吸引
部に塵埃侵入防止用の多孔質体を充填して着色液に対す
る有害粒子の混入を防止し、かつ上記多孔質体の連続気
孔の気孔径を150〜500μ輌に設定しているため、
着色液中の溶出成分とスライバー等から溶出する成分と
の反応生成固形物によって、多孔質体の連続気孔を目詰
まりさせることなく有害粒子の着色液中への混入を防止
しうる。したがって、操業の初期と終期とで、目詰まり
に起因して縞模様等の縞の濃度が大幅に異なるというよ
うな現象を生じない。そのうえ、この装置は、従来のビ
ゴロ染色機のようなギルを要しないため、厚手の繊維品
に対してもそのまま着色を行うことができ、また着色効
率の大幅な向上を実現しうる。そのうえ、地染めされ濡
れたままの繊維品に対しても縞模様等を形成でき、地染
め模様着色の連続化も達成できるようになる。
第1図はこの発明の一実施例に用いる繊維品着色装置の
外観斜視図、第2図はその縦断面図、第3図はそれに用
いるスリット板ブロックの斜視図、第4図は着色液吸引
用中空ドラムの側断面図、第5図および第6図は第1図
の使用状態説明図、第7図はこの発明に用いる他の装置
の断面図、第8図および第9図は従来例の説明図である
。 2・・・着色液流出用中空ドラム 3・・・着色液吸引
用中空にラム 3a・・・空隙 8・・・流出溝 13
・・・吸引溝 24・・・スライバー 25・・・ポリ
ビニルフオルマールスポンジ 第4図 第5図
外観斜視図、第2図はその縦断面図、第3図はそれに用
いるスリット板ブロックの斜視図、第4図は着色液吸引
用中空ドラムの側断面図、第5図および第6図は第1図
の使用状態説明図、第7図はこの発明に用いる他の装置
の断面図、第8図および第9図は従来例の説明図である
。 2・・・着色液流出用中空ドラム 3・・・着色液吸引
用中空にラム 3a・・・空隙 8・・・流出溝 13
・・・吸引溝 24・・・スライバー 25・・・ポリ
ビニルフオルマールスポンジ 第4図 第5図
Claims (2)
- (1)着色液流出用中空ドラムと着色液吸引用中空ドラ
ムとが、繊維品を挟んで通過させるための空隙を介して
上下に回転自在に配設され、上記着色液流出用中空ドラ
ムには、その外周面に、軸方向に延びる複数の着色液流
出部が円周方向に所定間隔で形成され、上記着色液吸引
用中空ドラムにはその外周面に、軸方向に延びる複数の
着色液吸引部が円周方向に所定間隔で形成され、上記着
色液流出用中空ドラムの複数の着色液流出部と着色液吸
引用中空ドラムの複数の着色液吸引部とを上記繊維品通
過用空隙を介して順次合致させるよう上記両中空ドラム
を同調回転させる回転駆動手段が設けられ、上記着色液
吸引部および着色液流出部のうちの少なくとも着色液吸
引部内に、気孔径が150〜500μmの連続気孔を有
する多孔質体が充填されていることを特徴とする繊維品
着色装置。 - (2)多孔質体の気孔径が200〜300μmに設定さ
れている特許請求の範囲第1項記載の繊維品着色装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2095387A JPS63190067A (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 繊維品着色装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2095387A JPS63190067A (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 繊維品着色装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63190067A true JPS63190067A (ja) | 1988-08-05 |
Family
ID=12041552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2095387A Pending JPS63190067A (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 繊維品着色装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63190067A (ja) |
-
1987
- 1987-01-30 JP JP2095387A patent/JPS63190067A/ja active Pending
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