JPS63190069A - 繊維品着色装置 - Google Patents

繊維品着色装置

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Publication number
JPS63190069A
JPS63190069A JP2095587A JP2095587A JPS63190069A JP S63190069 A JPS63190069 A JP S63190069A JP 2095587 A JP2095587 A JP 2095587A JP 2095587 A JP2095587 A JP 2095587A JP S63190069 A JPS63190069 A JP S63190069A
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JP
Japan
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colored liquid
suction
hollow
outflow
drum
Prior art date
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Application number
JP2095587A
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English (en)
Inventor
道信 改森
通 小出
中原 修一
杉原 信次
孝義 青木
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スライバー等の繊維品に対して縞模様等の
模様を着色形成する繊維品着色装置に関するものである
〔従来の技術〕
スライバー等の繊維品に対する縞模様の形成は、これま
でビゴロ捺染により行われており、縞模様が形成された
繊維品は、霜降り状織物等の形成に用いられている。こ
のようなビゴロ捺染は、一般に第14図に示すような装
置を用いて行われている。すなわち、このビゴロ捺染装
置30は、取付台31上に、捺染糊ボックス32を設け
、その捺染糊ボックス32内に給液ロール3゛3を配設
すると同時に、この給液ロール33に圧接してフェルト
ロール34を設け、さらに、このフェルトロール34に
彫刻ロール35を対設している。そして、上記取付台3
1に、多数の針が分布植設されたギル36を設け、複数
個のケンス37内からスライバー38を引き出して回転
ロール39で平行に揃え、これを上記ギル36にかけて
シート状のウェブ40にし、ついでフェルトロール34
と彫刻ロール35の間を通して、捺染糊ボックス32か
ら供給される捺染糊を印捺し、これを第1および第2の
巻上ロール41.42で巻き上げ、さらに、左右に首振
運動する振落板43で、製品台44上に振り落とすよう
になっている。上記フェルトロール34と彫刻ロール3
5とによる印捺は、第15図に示すように、彫刻ロール
35と対設されているフェルトロール34に捺染糊を含
浸させ、これと、外周面にらせん状凸条45を有する彫
刻ロール35との間にシート状ウェブ40を通し、上記
らせん状凸条45の押圧により斜縞模様46を印捺する
ことにより行われる。
この種ビゴロ捺染装置30は、古い歴史を有し、霜降り
状梳毛糸の製造に貫用されてきているが、彫刻ロール3
5とフェルトロール34とを用いて印捺を行うため、−
回の印捺で繊維品が相当薄(引き延ばされてしまう、し
たがって、上記彫刻ロール35とフェルトロール34を
複数組設けて多色捺染を企図しても、途中で繊維品が切
断してしまうため、実施することはできなかった。また
、上記装置30は、厚手の繊維品に対する捺染が困難で
あるため、スライバー38を、一旦ギル36を通しシー
ト状にしてから捺染に供しなくてはならない。したがっ
て、スライバー38の送り速度を速くして捺染効率を高
くしようとしても、ギル36を通す速度がおのずと規制
される(ギルの機構上高速運転に適さず、運転可能な高
速運転では繊維等の切断を生じ易い)ことから捺染効率
を一定限度以上に高めることができないという難点も有
している。また、上記ビゴロ捺染装置30は、捺染対象
が乾燥状態の繊維品に限定されるため、繊維品を予め地
染めする着色工程と連続化することができず、地染め、
捺染の連続ライン化の阻害要因ともなっている。すなわ
ち、上記装置30は、ギル36を備えており、このギル
36は水分を含有している地染めスライバーを通すこと
ができないため、上記装置30をスライバーの地染め工
程と連続化することは不可能である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように、これまでのビゴロ捺染装置は、多色着色
1着色効率において問題があり、また、スライバー等の
繊維品に対する地染め、捺染の連続化の点においても問
題がある。このような問題を解決するため、本発明者ら
は、外周面に流出孔を有する着色液流出用中空ドラムと
外周面に吸引孔を有する着色液吸引用中空ドラムとを対
向状態で繊維品の送り方向に複数組列設し、上記複数組
における各組の着色液流出用中空ドラムと着色液吸引用
中空ドラムとの間を、上記両ドラムで繊維品を挟んで上
記両中空ドラムの回転により通過させ、繊維品が上記両
ドラム間を通過する際に、それぞれ上記着色液流出用中
空ドラムの流出孔から相互に色の異なる着色液を流出さ
せると同時に、着色液吸引用中空ドラムの吸引孔から上
記流出着色液を吸引させ、繊維品に対して所定間隔で多
色着色を施す方法を開発しすでに特許出願(特願昭6O
−174737)している。この方法(以下「先願方法
」と略す)によれば、上記従来のビゴロ捺染装置におけ
る多色着色9着色効率の問題を解決すると同時に、繊維
品に対する地染め、捺染の連続化の問題も解決すること
ができる。しかしながら、実際の使用に際して、時々縞
模様の濃度がばらつき、安定した着色ができないという
現象が生じており、その迅速な解決が望まれている。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、ス
ライバー等の繊維品に対する縞模様等の着色を濃淡むら
なく、かつ高効率で行うことができ、しかも繊維品の地
染め工程に対する連続化等を実現しうる繊維品着色装置
の提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の繊維品着色装置
は、着色液流出用中空ドラムと着色液吸引用中空ドラム
とを繊維品を挟んで通過させるための空隙を介して上下
に回転自在に配設してなる組が、複数組、繊維品の移送
路上に列設され、上記各組における着色液流出用中空ド
ラムの外周面に複数の着色液流出部が円周方向に所定間
隔で形成されているとともに、着色液吸引用中空ドラム
の外周面に複数の着色液吸引部が円周方向に所定間隔で
形成され、上記各組における上記両中空ドラムの複数の
流出、吸引部を順次合致させるよう上記両中空下ラムを
同調回転させる同調回転駆動手段が設けられ、かつ上記
各組ごとの上記流出。
吸引部の合致タイミングを各組ごとに適宜に変えるタイ
ミング調節手段が設けられ、上記各組の着色液吸引用中
空ドラムの着色液吸引部にそれぞれ吸引用真空ポンプが
接続されているという構成をとる。
すなわち、本発明者は、上記先願方法の欠点を解決する
ため一連の研究を重ねた結果、上記欠点はつぎのような
ことに起因して生じることを突きとめた。すなわち、先
願方法に使用する装置は、一般に、複数組、例えば、3
組における各吸引用中空ドラムの真空吸引を1台の真空
ポンプを用いて行っており、真空吸引力が分散されない
よう、機械設計段階で、着色液流出用中空ドラムと吸引
用中空ドラムの流出孔、吸引孔の合致タイミングを各組
ごとに1/3ずつずらすように設計されている。しかし
、上記タイミング設定を貫くと、スライバーの太、細等
に起因し、実際にプリントされる位置が狂ってくる。そ
こで、上記装置は、差動歯車等のタイミング調節手段を
設け、例えば、2番目の組のプリント位置が遅れたとき
には、早目に着色液流出用中空ドラムと吸引用中空ドラ
ムの流出孔、吸引孔が合致するようにタイミング調節可
能にしている。ところが、このようにしてタイミング調
節を重ねると、当初各組ごとに1/3ずつずらして行わ
れていた流出孔、吸引孔の合致タイミングが、場合によ
って重なり、真空ポンプの真空吸引力が分散してその部
分の着色が薄くなり、結果的に縞模様に濃淡が生じるの
である。そこで、本発明者は、前記装置に改良を加え各
組の吸引用中空ドラムにそれぞれ真空ポンプを接続し、
各組ごとに異なった真空系で吸引を行うようにした結果
、タイミング調節手段により流出孔、吸引孔の合致タイ
ミングを適宜変えても、各組の吸引用中空ドラムに対し
ては常時同じ吸引力が加えられるようになり、縞模様に
濃淡が生じなくなることを見いだしこの発明に到達した
つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳しく説明する
〔実施例〕
第1図はこの発明を着色液流出用中空ドラム2゜着色液
吸引用中空ドラム3の対が3組設けられた装置に応用し
た実施例の外観斜視図、第2図はその1組の側面図、第
3図は同じくそのA−A”断面図である。これらの図に
おいて、1は上記各組における左右一対の金属製フレー
ムであり、このフレームlに、ステンレス製の着色液流
出用中空ドラム2と着色液吸引用中空ドラム3とが繊維
品を通過させるための空隙3aを挟んで上下に対設され
ている。50は基台で、その上面に、先に述べたように
、フレーム19両中空ドラム2.3からなる組(ドラム
ユニット)Uが3組、矢印Bで示す繊維品の送り方向に
沿って列設されている。
上記の各ユニットUにおいて、上記着色液流出用中空ド
ラム2は、フレーム1の軸ホルダ4に固定された主軸5
に、軸受6を介して回転自在に取り付けられ、円周方向
に回転するようになっている。
この中空ドラム2には、その外周面に、着色液流通孔7
を溝底に有する複数の流出溝8が円周方向に所定間隔で
形成されており、その流出溝8には、それぞれ第4図に
示すような、ステンレス製の複数枚の長尺のスリット板
9を並設し、これにステンレス製の短尺の仕切板10を
所定間隔で立設したスリット板ブロック11が、スリッ
ト板9側を溝底に向け、かつそのスリット板9の長手方
向を流出溝8の長さ方向に合わせた状態で嵌挿固定され
ている。上記スリット板9および仕切板10は、アルカ
リ処理により表面油脂を除去し、それに続く酸処理で表
面に凹凸を形成して水に対する親和性が高められている
。また、上記着色液吸引用中空ドラム3は、第3図に示
すように、フレーム1に固定された主軸5aに軸受6を
介して回転自在に取り付けられ、円周方向に回転するよ
うになっている。上記中空ドラム3の外周面には、その
下側の連通孔12と1組になった複数の着色液吸引溝1
3(第5図参照)が円周方向に所定間隔で形成されてい
る。上記着色液吸引溝13と連通孔12とは着色液流通
孔14によって連通されており、その連通孔12の一端
は着色液吸引用中空ドラム3の一側面の鏡面仕上げ面に
吸引用開口15として開口している。16はそれぞれド
ラムユニットUごとに設けられた公知の真空ポンプ(図
示せず)と連結されているポリフッ化エチレン製の吸引
筒体で、その筒口が、上記中空ドラム3の一側面の頂部
近傍部分に摺接するよう固定金具16aで固定されてお
り、着色液通過用空隙3aに到来した着色液吸引用中空
ドラム3の連通孔12における吸引用開口15をそれ自
体の筒口に合致させ、ドラムユニットUごとに設けられ
た真空ポンプの吸引力を、他に影響されることなく独立
系で吸引溝13に及ぼすようになっている。この吸引溝
13には、塵埃侵入防止用のポリビニルフォルマールス
ポンジが充填され固定されている。また、上記着色液流
出用中空ドラム2および着色液吸引用中空ドラム3は、
それぞれ相互に噛合する歯車17゜17aを有しており
、着色液吸引用中空ドラム3に設けられた歯車17aが
、モータ18(第2図参照)によって回転駆動される歯
車20と噛合しモータ18により回転駆動されるように
なっている。これにより、上記着色液流出用中空ドラム
2および吸引用中空ドラム3は、複数の流出溝8および
吸引溝13が繊維品通過用空隙3aを介して順次合致す
るように同期回転する。上記着色液流出用中空ドラム2
の主軸5は中空軸であり、その上側にノズル21が軸方
向に適宜間隔で形成されている。他方、着色液吸引用中
空ドラム3の主軸5aは、むく軸になっている。
上記主軸5には、パイプ(図示せず)を経由して、染料
、R料を主成分とする着色液が定流量送液ポンプ(図示
せず)で供給されるようになっており、また、着色液吸
引用中空ドラム3においては、先に述べたように、それ
自体の回転により、その着色液吸引溝13が、繊維品通
過用空隙3aに位置するごとに、連通孔12を介して真
空ポンプにより真空吸引されるようになっている。その
結果、着色液流出用中空ドラム2の主軸5内に送入され
る着色液は、主軸5のノズル21から着色液流出用中空
ドラム2内に流下され、ついで流出溝8の溝底の着色液
流通孔7から流出溝8内に到達してスリット板ブロック
11のスリット板9間に、毛細管現象で流出溝8の長手
方向に対して均一に保持され、上記流出溝8と吸引溝1
3との合致時に、真空ポンプの吸引力によって、上記流
出溝8.吸引溝13.流通孔14.連通孔12を経由し
て吸引筒体16から外部へ排出される。この排出液は、
適宜に着色料を補充し再び着色液流出用中空ドラム2の
主軸5に供給される。この場合、各ユニツ)Uごとに、
上記着色液の色相が異なるようにしてもよいし同色相に
してもよい。
両中空ドラム2.3を各構成要素とする上記3組のユニ
ットUは、繊維品に厚、’Fj1等が生じても、繊維品
に対して適正間隔で着色するように、公知の差動ギヤ(
タイミング調節手段)により各ユニットUの両中空ドラ
ムの流出溝8.吸引溝130合致タイミングを各別に変
えうるようになっている。例えば、第1のユニツ)Uの
着色位置に対して第2のユニットUの着色位置を変える
等のプリントのタイミングを変えるときには上記差動ギ
ヤを作動させて着色の位相を変えることが行われる。
なお、第1図において、23はハンドル付ねじ体で、軸
ホルダ4を昇降させ、着色液流出用中空ドラム2と着色
液吸引用中空ドラム3との間隙3aを調節するようにな
っている。また、51は着色前の繊維品を揃えた状態で
矢印Bのように上記各ドラムユニットUに送り込む送り
込みローラ、52は着色済の繊維品を矢印Cのように送
り出す送り出しローラで、いずれも自由回転するように
なっている。
この構成において、モータ18を回転させて各ドラムユ
ニットUの歯車17.17aを矢印方向に回転駆動し、
着色液流出用中空ドラム2と着色液吸引用中空ドラム3
との間の空隙3aに羊毛スライバー24を数本ないし数
十本並行状態で通し着色を行う(第6図参照)。この場
合、各スライバー24は上記空隙3aへ入るまではそれ
ぞれ大紐状の形状を保っているが、上記空隙3aを通過
する際の加圧によってほぼ平坦なシート状に形成され、
かつ第7図に示すように、着色液流出用中空ドラム2の
流出溝8と吸引用中空ドラム3の吸引溝13とが合致す
る際における着色液の矢印り方向への吸引通過により、
各ユニットUを通過するごとに着色が施され縞模様が形
成される。このようにして、第8図に示すように複数本
のスラ″イバー24が3組のドラムユニットUにより、
連続的に縞模様を形成される。
このようにこの実施例は、上記3組のドラムユニットU
にそれぞれ独自に真空ポンプを接続して吸引を行うため
、ドラムユニットUにおける着色液吸引用中空ドラム3
の吸引タイミングが他のドラムユニットUと合致しても
吸引力が先願方法のように変化せず、したがって、縞模
様に濃淡が生じない。すなわち、先願方法では第9図に
示すように、各ドラムユニットUの吸引用中空ドラム3
の真空圧は、ドラムユニットUにおける吸引タイミング
が他のドラムユニットUのそれと合致したときに小さく
なり、それによって縞模様に濃淡が形成されることがわ
かる。これに対して上記実施例によれば、上記のように
ドラムユニットUの吸引用中空ドラム3の吸引タイミン
グが他のドラムユニットUと合致しても、それぞれが独
自の真空ポンプにより吸引されているため、真空度が変
化せず、したがって、縞模様に濃淡が生じない。また、
この実施例によれば先願方法の装置と同様、複数組のド
ラムユニットUを用い、負圧を利用して着色を行うため
繊維品が切断するような現象が生じない、また、各ドラ
ムユニットUが独立しているため、各ドラムユニットU
ごとに異なる着色液を供給し相互に色相の異なる複数の
縞模様を簡単に形成できるという効果を奏しうる。その
うえ、厚手の繊維品でもそのまま着色でき、従来のよう
なギルを用いる必要がなくなり、ギル使用による繊維品
の送り速度の規制を受けず、繊維品の着色速度を大幅に
高めることができる。また、スライバー24等の繊維品
を地染めし濡れたままの状態で上記装置に掛けて縞模様
を形成でき、地染めから縞模様付けの工程の連続化を容
易に実現しうるようになる。
第10図は他の実施例のドラムユニットUを示している
。このユニットUは、着色液流出用中空ドラム2の流出
溝8内に、連続気孔を有する親水性、のポリビニルフォ
ルマールスポンジ25を嵌挿固定している。それ以外は
第3図のものと同じである。上記ポリビニルフォルマー
ルスポンジ25は、ポリビニルアルコールに気孔形成剤
としての澱粉と鉱酸触媒とフォルマリンとを混合してポ
リビニルアルコールをフォルマール化したのち、水洗し
、澱粉、鉱酸触媒等を水洗除去して製造されるものであ
り、澱粉の溶出跡が気孔となっている。
このポリビニルフォルマールスポンジ25は、着色液の
保持作用を有するものであり、着色液を変える際におい
て水洗により容易に色を洗い流すことのできる程度の適
度な親水性を備えている。この観点から、気孔率が70
〜95%、好ましくは86〜92%で、フォルマール化
度が70〜90%、好ましくは80〜86%のポリビニ
ルフォルマールスポンジを用いることが最も好適である
。     ゛この実施例は前記の実施例と同様の作用
効果を有するほか、着色液流出用中空ドラム2の流通孔
7付流出溝8内に、ポリビニルフォルマールスポンジ2
5を嵌挿固定しているため、上記中空ドラム2の主軸5
より流出された着色液が連続気孔を有するポリビニルフ
ォルマールスポンジ25に均一に保持され、この均一に
保持された着色液が、上記流出溝8と吸引用中空ドラム
3の吸引溝13との合致時に、着色液吸引用中空ドラム
3の負圧によってスライバー24中を通過するようにな
り、その結果、−着色むらのない均一着色が実現される
という効果を奏する。
第11図はさらに他の装置のドラムユニットUを示して
いる。このユニットUは、着色液流出用中空ドラム2を
中空ドラム本体2aとその外周に回転自在に外嵌される
着色液流出用スリーブ22で構成するとともに、着色液
吸引用中空ドラム3を中空ドラム本体31とその外周に
回転自在に外嵌される着色液吸引用スリーブ22″とで
構成し、上記両中空ドラム本体2a、3bをそれぞれ孔
26.26a付き中空固定軸27.28に取り付は固定
している。29,29aは上記両中空ドラム本体2a、
3bに対峙形成された一対の流出条孔である。上記両ス
リーブ22.22”は歯車48゜48aにより同期回転
するようになっており、外周面には、円周方向に適宜間
隔で条孔47.47aが形成されている。そして、両ス
リーブ22゜22°の条孔47,47aが繊維品通過用
空隙3aを挟んで対面したときに、着色液が、中空固定
軸27の孔26→中空ドラム本体2aの条孔29→着色
液流出用スリーブ22の条孔47→着色液吸引用スリー
ブ22°の条孔47a→中空ドラム本体3bの条孔29
a→中空固定軸28の孔26aの経路で流れ繊維品を着
色するようになっている。
また、第12図は第3図の着色液流出用中空ドラム2の
構造と第11図の着色液吸引用中空ドラム3の構造とを
組み合わせたドラムユニットUを示しており、第13図
は第10図の着色液流出用中空ドラム2の構造と第11
図の着色液吸引用中空ドラム3の構造とを組み合わせた
ドラムユニットUを示している。
上記のドラムユニットUも第2図のユニットと同様、複
数組組み合わされ装置化され、同様の効果を奏する。
なお、上記の実施例は、いずれも着色液流出用中空ドラ
ム2を上側に、着色液吸引用中空ドラム3を下側に配設
しているが、これらを上下逆に配設してもよいし水平に
配設してもよい。また、上記両ドラム2.3をモータ1
8で駆動しその駆動力でスライバー24等の繊維品を送
るのではなく、スライバー24等の繊維品を、送り方向
に対する前方側から引張り、その引張力で両ドラム2.
3を回転させるようにしてもよい。また、上記実施例で
は、羊毛スライバーを着色対象としているが、この発明
はこれに限定されるものではなく、絹。
綿、麻等の天然繊維、ポリエステル、ナイロン。
アクリル、レーヨン等の合孔繊維の単品もしくは混合品
等を広く着色対象とするものであり、その形状もスライ
バー状だけでなくトップ、ラップ。
ウェブ等のいずれの形状であってもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の繊維品着色装置は、着色液流
出用中空ドラムと着色液吸引用中空ドラムとからなる組
ごとに真空ポンプを設けて上記吸引用中空ドラムを真空
吸引するようにしているため、縞模様に濃淡を形成する
ことなく、良好な状態に仕上げることができる。また各
組ごとに着色液を変えることにより繊維品を切断すると
いうようなことなく、多色着色を実現しうるようになる
また、従来のビゴロ染色機のようなギルが不要になるた
め、厚手の繊維品に対してもそのまま着色を行うことが
でき、着色効率を高めることができる。そのうえ、前工
程の地染め装置との連続化も実現しうるようになり、地
染め模様着色の連続化も実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の外観斜視図、第2図はそ
のドラムユニットUの側面図、第3図は第2図のA−A
゛ 断面図、第4図はそれに用いる 。 スリット板ブロックの斜視図、第5図は着色液吸引用中
空ドラムの側断面図、第6図、第7図および第8図は第
1図の使用状態説明図、第9図は先願方法の第1〜第3
ユニツトの吸引用中空ドラムの真空圧曲線図、第10図
、第11図、第12図および第13図はそれぞれ他の実
施例のドラムユニツ)Uの説明図、第14図および第1
5図は従来例の説明図である。 2・・・着色液流出用中空ドラム 3・・・着色液吸引
用中空ドラム 3a・・・空隙 U・・・ドラムユニッ
ト8・・・流出溝 13・・・吸引溝 第2図 第3図 第5図 第6図 第10図 第11図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)着色液流出用中空ドラムと着色液吸引用中空ドラ
    ムとを繊維品を挟んで通過させるための空隙を介して上
    下に回転自在に配設してなる組が、複数組、繊維品の移
    送路上に列設され、上記各組における着色液流出用中空
    ドラムの外周面に複数の着色液流出部が円周方向に所定
    間隔で形成されているとともに、着色液吸引用中空ドラ
    ムの外周面に複数の着色液吸引部が円周方向に所定間隔
    で形成され、上記各組における上記両中空ドラムの複数
    の流出、吸引部を順次合致させるよう上記両中空ドラム
    を同調回転させる同調回転駆動手段が設けられ、かつ上
    記各組ごとの上記流出、吸引部の合致タイミングを各組
    ごとに適宜に変えるタイミング調節手段が設けられ、上
    記各組の着色液吸引用中空ドラムの着色液吸引部にそれ
    ぞれ吸引用真空ポンプが接続されていることを特徴とす
    る繊維品着色装置。
JP2095587A 1987-01-30 1987-01-30 繊維品着色装置 Pending JPS63190069A (ja)

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