JPS627807A - 熔銑の脱燐法 - Google Patents
熔銑の脱燐法Info
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- JPS627807A JPS627807A JP14465385A JP14465385A JPS627807A JP S627807 A JPS627807 A JP S627807A JP 14465385 A JP14465385 A JP 14465385A JP 14465385 A JP14465385 A JP 14465385A JP S627807 A JPS627807 A JP S627807A
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- iron
- carrier gas
- molten iron
- dephosphorizing
- molten pig
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C1/00—Refining of pig-iron; Cast iron
- C21C1/02—Dephosphorising or desulfurising
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は熔銑の予備処理法に関し、特に効率的な脱燐を
実施するための方法を提供するものであ ゛る二 〔従来の技術〕 熔銑の脱燐法としては、生石灰、ソーダ灰等と鉄鉱石、
ミルスケール、砂鉄等を混合した粉状又は成形した脱燐
剤を熔銑中に投入し、機械的攪拌や不活性ガスの吹き込
みによる攪拌を加える方法や、粉状の脱燐剤を不活性ガ
ス或いは不活性ガスに酸化性ガスを混入させたガスをキ
ャリアーガスとして熔銑中にインジェクションする方法
があるが、最近では耐火物ニス2トや操業性の面で優れ
ているインジェクション法が多く採用されている。
実施するための方法を提供するものであ ゛る二 〔従来の技術〕 熔銑の脱燐法としては、生石灰、ソーダ灰等と鉄鉱石、
ミルスケール、砂鉄等を混合した粉状又は成形した脱燐
剤を熔銑中に投入し、機械的攪拌や不活性ガスの吹き込
みによる攪拌を加える方法や、粉状の脱燐剤を不活性ガ
ス或いは不活性ガスに酸化性ガスを混入させたガスをキ
ャリアーガスとして熔銑中にインジェクションする方法
があるが、最近では耐火物ニス2トや操業性の面で優れ
ているインジェクション法が多く採用されている。
例えば特開昭58−110609号公報に見られるよう
に、熔銑に精錬用2ラツクスと酸化剤を供給し攪拌を行
う処理において、攪拌動力と酸化剤供絶速度との関係を
特定して脱Cを抑制しつつ効率良く脱燐する方法や、特
開昭58−31008号公報のように酸素ガス含有搬送
ガスで脱燐剤を熔銑に吹き込む際、熔銑の81量と酸素
ガス流量/脱燐剤吹込み流量比を特定することにより、
熔銑中の有用元素の酸化ロスの少ない高脱燐効果を得る
方法や、特開昭58−73709号公報のように熔銑中
の燐含有量の減少に応じて、予備処理剤中の酸素或いは
予備処理剤のキャリアーガス中の酸素成分を増加し、熔
銑中のC,Mn 含有量を低下させずに効果的に予備処
理を行う方法、等が開示されている。
に、熔銑に精錬用2ラツクスと酸化剤を供給し攪拌を行
う処理において、攪拌動力と酸化剤供絶速度との関係を
特定して脱Cを抑制しつつ効率良く脱燐する方法や、特
開昭58−31008号公報のように酸素ガス含有搬送
ガスで脱燐剤を熔銑に吹き込む際、熔銑の81量と酸素
ガス流量/脱燐剤吹込み流量比を特定することにより、
熔銑中の有用元素の酸化ロスの少ない高脱燐効果を得る
方法や、特開昭58−73709号公報のように熔銑中
の燐含有量の減少に応じて、予備処理剤中の酸素或いは
予備処理剤のキャリアーガス中の酸素成分を増加し、熔
銑中のC,Mn 含有量を低下させずに効果的に予備処
理を行う方法、等が開示されている。
しかしながら従来の方法では、目標の燐濃度を達成する
ために、C,Mn 等の有用元素の酸化ロスはある程
度避けられず、必要以上の脱燐剤を使用するか、或いは
脱燐処理中に燐の濃度が低下してくると酸化剤の量を増
加する等の手段を講するため、脱燐コストが増加する等
の問題点があった。
ために、C,Mn 等の有用元素の酸化ロスはある程
度避けられず、必要以上の脱燐剤を使用するか、或いは
脱燐処理中に燐の濃度が低下してくると酸化剤の量を増
加する等の手段を講するため、脱燐コストが増加する等
の問題点があった。
本発明は、熔銑中のC,Mn等の有用元素の酸化ロスを
極力押さえ、且つよυ少ない脱燐剤の使用によって効果
的な脱燐処理を実施するために、熔銑中に粉状の脱燐剤
をキャリアーガスと共にインジェクションすることによ
り脱燐するに際して、前記キャリアーガスの流量と、熔
銑中におけるインジェクション深さのどちらか一方、又
は両方を熔銑燐の濃度の推移によって制御し、高脱燐酸
素効率を得る方法を提供するものである。
極力押さえ、且つよυ少ない脱燐剤の使用によって効果
的な脱燐処理を実施するために、熔銑中に粉状の脱燐剤
をキャリアーガスと共にインジェクションすることによ
り脱燐するに際して、前記キャリアーガスの流量と、熔
銑中におけるインジェクション深さのどちらか一方、又
は両方を熔銑燐の濃度の推移によって制御し、高脱燐酸
素効率を得る方法を提供するものである。
熔銑中に、例えば生石灰とスケール等の酸化剤を主体と
する脱燐剤をインジェクションすると、下記のような(
1)〜(3)式の反応によって脱燐、脱硫が生じる一方
、熔銑中の他の元素、例えばC,Mn。
する脱燐剤をインジェクションすると、下記のような(
1)〜(3)式の反応によって脱燐、脱硫が生じる一方
、熔銑中の他の元素、例えばC,Mn。
Slも(4)〜(6)式の反応によって酸化される。
5FeO+ 2P = P2O5+ 5Fe =
(1)P2O5+3CcLO” p2o、3cdo
++++ (2)S +CcLO= CcLS
十〇 、”−’ (3)C+FeO=CO+Fe
−(4)Si +2FeO= 5i02 + 2
Fe −(5)Mn +FeO=MnO+Fe
・・= (6)即ち、本来燐の酸化除去に利用され
るべき酸化鉄源が燐以外の成分の除去に消費されてしま
い、脱燐酸素効率(脱燐剤中に含まれる酸素の内、燐の
酸化除去に利用された酸素の重量割合のことをいう)を
低下させている。この反応は酸素源として気体酸素を利
用した場合も同様な反応が生じ□ている。
(1)P2O5+3CcLO” p2o、3cdo
++++ (2)S +CcLO= CcLS
十〇 、”−’ (3)C+FeO=CO+Fe
−(4)Si +2FeO= 5i02 + 2
Fe −(5)Mn +FeO=MnO+Fe
・・= (6)即ち、本来燐の酸化除去に利用され
るべき酸化鉄源が燐以外の成分の除去に消費されてしま
い、脱燐酸素効率(脱燐剤中に含まれる酸素の内、燐の
酸化除去に利用された酸素の重量割合のことをいう)を
低下させている。この反応は酸素源として気体酸素を利
用した場合も同様な反応が生じ□ている。
本発明者等は熔銑中に脱燐剤をインジェクションしたと
きの脱燐反応機構を検討して次の知見を得た。
きの脱燐反応機構を検討して次の知見を得た。
■、脱燐剤をインジェクションすることにより、反応容
器内ではインジェクションされた脱燐剤が熔銑中を浮上
していく間の反応(以下、トランジトリ−反応と呼ぶ)
と、熔銑上に浮かぶスラグと熔銑との反応(以下、パー
マネント反応と呼ぶ)の2つの反応が存在し、且つ該2
つの反応は同時に進行している。
器内ではインジェクションされた脱燐剤が熔銑中を浮上
していく間の反応(以下、トランジトリ−反応と呼ぶ)
と、熔銑上に浮かぶスラグと熔銑との反応(以下、パー
マネント反応と呼ぶ)の2つの反応が存在し、且つ該2
つの反応は同時に進行している。
■、脱燐処理中の脱燐に対する前記2つの反応の寄与率
は熔銑の濃度の推移に応じて異なってくる。
は熔銑の濃度の推移に応じて異なってくる。
そこで脱燐処理中の脱燐剤が熔銑中を浮上していく間の
組成変化並びに熔銑上のスラグの組成について更に詳細
に実験、調査を実施した。
組成変化並びに熔銑上のスラグの組成について更に詳細
に実験、調査を実施した。
ます脱燐剤が熔銑中を浮上する間の脱燐剤の組成変化か
らトランジトリ−反応による脱燐量を求め、且つ熔銑上
のスラグの組成変化からノく−マネント反応による脱燐
量を求め、熔銑成分の変化から求捷る全体の脱燐量に対
するトランジトリ−反応とパーマネント反応の寄与率を
調査した。第1図はその結果を示したものである。
らトランジトリ−反応による脱燐量を求め、且つ熔銑上
のスラグの組成変化からノく−マネント反応による脱燐
量を求め、熔銑成分の変化から求捷る全体の脱燐量に対
するトランジトリ−反応とパーマネント反応の寄与率を
調査した。第1図はその結果を示したものである。
第1図に示すように、脱燐処理中期まではトランジ)
IJ−反応による脱燐量が全体の脱燐量よりも多い。言
い換えればパーマネント反応によって熔銑上のスラグか
ら熔銑へ燐が復燐していることを示している。そして脱
燐が中期以降になって初めてパーマネント反応によって
も脱燐できることを知見した。
IJ−反応による脱燐量が全体の脱燐量よりも多い。言
い換えればパーマネント反応によって熔銑上のスラグか
ら熔銑へ燐が復燐していることを示している。そして脱
燐が中期以降になって初めてパーマネント反応によって
も脱燐できることを知見した。
即ち、このパーマネント反応が脱燐する能力を有するよ
うになるのが、熔銑の燐濃度が0.03〜0.04%の
範囲である。つまり熔銑の燐の濃度が0.03〜0.0
4%に達する以前に熔銑とスラグを強く攪拌することは
復燐を助長することになり、脱燐処理を行う上で不利で
あることは明らかである。
うになるのが、熔銑の燐濃度が0.03〜0.04%の
範囲である。つまり熔銑の燐の濃度が0.03〜0.0
4%に達する以前に熔銑とスラグを強く攪拌することは
復燐を助長することになり、脱燐処理を行う上で不利で
あることは明らかである。
従って熔銑の燐の濃度が0.03〜0.04%に達する
前は攪拌金屑くして復燐を抑制し、前記燐の濃度が0.
03〜0.04%に達した後は、熔銑上のスラグが脱燐
能力を有するようになるので反応容器内の攪拌を強めて
パーマネント反応による脱燐を促進すれば効率良く脱燐
処理を行うことができる。
前は攪拌金屑くして復燐を抑制し、前記燐の濃度が0.
03〜0.04%に達した後は、熔銑上のスラグが脱燐
能力を有するようになるので反応容器内の攪拌を強めて
パーマネント反応による脱燐を促進すれば効率良く脱燐
処理を行うことができる。
一方、攪拌力を強めるためには、
(イ)、キャリアーガスの流量を増加する。
(ロ)、脱燐剤のインジェクション深さをより深くする
。
。
等の手段が最も効果的で且つ経済的であることが多くの
試験、実験を繰り返しで確認された。
試験、実験を繰り返しで確認された。
そこで熔銑中の燐が0.03〜0.04%に達した時に
、攪拌を強める為前記2つの手段のうちのどちらか一方
を採用した結果、前記脱燐酸素効率は向上し、熔銑中の
有用元素であるC 、 Mn 、等の酸化ロスは少なく
なり、且つ脱燐剤原単位も減少させることができた。
、攪拌を強める為前記2つの手段のうちのどちらか一方
を採用した結果、前記脱燐酸素効率は向上し、熔銑中の
有用元素であるC 、 Mn 、等の酸化ロスは少なく
なり、且つ脱燐剤原単位も減少させることができた。
又、脱燐剤として、この他に生石灰を主成分とし、これ
に鉄鉱石、ミルスケール、マンガン鉱石。
に鉄鉱石、ミルスケール、マンガン鉱石。
砂鉄、酸化鉄を含むダスト等の酸化剤や螢石をはじめと
する弗化物、CαC1□をはじめとする塩化物を混合さ
せたものや、N、L2CO3をはじめとするアルカリ金
属の炭酸塩、アルカリ土類金属の酸化物、もしくはハロ
ゲン化物のうちの少なくとも1種を主成分とし、これに
鉄鉱石、ミルスケール、マンガン鉱石、砂鉄、酸化鉄を
含むダスト等の酸化剤を添加した脱燐剤にもこの発明を
適用できる。
する弗化物、CαC1□をはじめとする塩化物を混合さ
せたものや、N、L2CO3をはじめとするアルカリ金
属の炭酸塩、アルカリ土類金属の酸化物、もしくはハロ
ゲン化物のうちの少なくとも1種を主成分とし、これに
鉄鉱石、ミルスケール、マンガン鉱石、砂鉄、酸化鉄を
含むダスト等の酸化剤を添加した脱燐剤にもこの発明を
適用できる。
予め脱珪処理しだ混銑車内熔銑に、生石灰と砂鉄と螢石
からなる脱燐剤をキャリアーガスと共にインジェクショ
ンし、脱燐処理を行った。
からなる脱燐剤をキャリアーガスと共にインジェクショ
ンし、脱燐処理を行った。
熔銑量は約200トン、脱燐剤の吹き込み速度は145
〜l 60 Ky/min 、 キャリアーガス流量
は10〜14 Nm7m1n 、 ランス浸漬深さは
1.0〜1.4m、とし、脱燐剤の吹き込みは耐火物製
の浸漬ランスを用いた。又脱燐途中で適宜サンプリング
を行い、熔銑成分、スラグ成分の分析を行った。
〜l 60 Ky/min 、 キャリアーガス流量
は10〜14 Nm7m1n 、 ランス浸漬深さは
1.0〜1.4m、とし、脱燐剤の吹き込みは耐火物製
の浸漬ランスを用いた。又脱燐途中で適宜サンプリング
を行い、熔銑成分、スラグ成分の分析を行った。
実施例1,2
本実施例1.では、途中サンプリングで熔銑燐の濃度が
0.04%に達したこと全確認後、キャリアーガスの流
量のみを10 N7r?/minがら14 Npr?/
minに増加した。またもう1つの実施例2.も同様に
熔銑燐の濃度が0.04%に達したのを確認後、脱燐剤
の吹き込み位置のみを1mからl、4mに変更した。
0.04%に達したこと全確認後、キャリアーガスの流
量のみを10 N7r?/minがら14 Npr?/
minに増加した。またもう1つの実施例2.も同様に
熔銑燐の濃度が0.04%に達したのを確認後、脱燐剤
の吹き込み位置のみを1mからl、4mに変更した。
比較例1
比較例1.は脱燐処理期間中吹き込み条件は変更 。
せず、一定条件で処理したものである。
表1に操業条件1表2に脱燐処理前後の成分変化を示す
。
。
キャリアーガスとして窒素ガスのみで脱燐剤をインジェ
クションした例について、本発明の優位性を前記実施例
1,2.及び比較例1で比べてみた。
クションした例について、本発明の優位性を前記実施例
1,2.及び比較例1で比べてみた。
表2で明らかなように、目標Pレベル(0,020チ)
に達するのに必要な脱燐剤原単位は比較例1では35K
P/T、P 必要なのに対し、同−Pレベルを達成す
るのに本発明を適用した実施例1,2゜では脱燐剤原単
位はそれぞれ32に9/T、P、33KP/T、Pであ
り、 比較例1より少ない原単位で到達可能であること
がわかる。また、C,Mnなどの有用元素の酸化ロスも
比較例1と実施例1,2゜とで比較してみると比較例1
では、 比較例1 ;△(C)==O,11%、△(Mn)=0
.04%に対して実施例1,2.では、 実施例1 ;△(C)’=0.07%、△(Mn) =
0.02%実施例2.;△(C) :0.05%、△
(Mn) = 0.01 %と低くなっており、本発明
の優位性は明らかである。
に達するのに必要な脱燐剤原単位は比較例1では35K
P/T、P 必要なのに対し、同−Pレベルを達成す
るのに本発明を適用した実施例1,2゜では脱燐剤原単
位はそれぞれ32に9/T、P、33KP/T、Pであ
り、 比較例1より少ない原単位で到達可能であること
がわかる。また、C,Mnなどの有用元素の酸化ロスも
比較例1と実施例1,2゜とで比較してみると比較例1
では、 比較例1 ;△(C)==O,11%、△(Mn)=0
.04%に対して実施例1,2.では、 実施例1 ;△(C)’=0.07%、△(Mn) =
0.02%実施例2.;△(C) :0.05%、△
(Mn) = 0.01 %と低くなっており、本発明
の優位性は明らかである。
実施例3゜
本実施例3では、脱燐剤の組成を前記実施例1゜2、と
は変化させ、且つキャリアーガスとして窒素と酸素の混
合ガスを使用した。そして熔銑中の燐濃度が0.04%
に達したのを確認後、脱燐剤の吹き込み位置のみを1m
から1.4mに変更した。
は変化させ、且つキャリアーガスとして窒素と酸素の混
合ガスを使用した。そして熔銑中の燐濃度が0.04%
に達したのを確認後、脱燐剤の吹き込み位置のみを1m
から1.4mに変更した。
また比較例2は実施例3と同一の脱燐剤組成、キャリア
ーガス組成で、脱燐処理期間中吹き込み条件は変更せず
、一定条件で処理したものである。
ーガス組成で、脱燐処理期間中吹き込み条件は変更せず
、一定条件で処理したものである。
表3に操業条件1表4に脱燐処理前後の成分変化を示す
。
。
表3.脱燐処理条件
キャリアーガスとして窒素の混合ガスで脱燐剤をインジ
ェクションした例について、本発明の優位性を前記実施
例3.及び比較例2で比べてみた。
ェクションした例について、本発明の優位性を前記実施
例3.及び比較例2で比べてみた。
表4で明らかなように、目標Pレベル(0,020%)
に達するのに必要な脱燐剤原単位は比較例2では32
KP/T、P必要なのに対し、同−Pレベルを −
達成するのに本発明を適用した実施例3.では脱燐剤原
単位は29 K9/T、Pであり、比較例2より少ない
原単位で到達可能であることがわかる。また、C,Mn
などの有用元素の酸化ロスも比較例2と実施例3とで比
較してみると比較例2では、比較例2 ;△(C) =
0.12%、△[Mn] = 0.04%に対して実
施例3では、 実施例3 ;△(c)=o、o5%、△(Mn) ==
0.01%と低くなっており、実施例1,2.と同様
本発明の優位性は明らかである。
に達するのに必要な脱燐剤原単位は比較例2では32
KP/T、P必要なのに対し、同−Pレベルを −
達成するのに本発明を適用した実施例3.では脱燐剤原
単位は29 K9/T、Pであり、比較例2より少ない
原単位で到達可能であることがわかる。また、C,Mn
などの有用元素の酸化ロスも比較例2と実施例3とで比
較してみると比較例2では、比較例2 ;△(C) =
0.12%、△[Mn] = 0.04%に対して実
施例3では、 実施例3 ;△(c)=o、o5%、△(Mn) ==
0.01%と低くなっており、実施例1,2.と同様
本発明の優位性は明らかである。
この発明を熔銑の脱燐処理に適用することにより、熔銑
中のC,Mn等の有用元素の酸化ロスを抑制しつつ、よ
り少ない脱燐剤の使用によって一層効果的な脱燐を実施
することができる。
中のC,Mn等の有用元素の酸化ロスを抑制しつつ、よ
り少ない脱燐剤の使用によって一層効果的な脱燐を実施
することができる。
第1図は脱燐処理中の全脱燐量に対するトランジトリ−
反応とパーマネント反応の寄与率の関係を示した図であ
る。 第 1 菌
反応とパーマネント反応の寄与率の関係を示した図であ
る。 第 1 菌
Claims (6)
- (1)熔銑中に粉状の脱燐剤をキャリアーガスと共にイ
ンジェクションすることにより脱燐するに際して、前記
キャリアーガスの流量と、熔銑中におけるインジェクシ
ョン深さのどちらか一方、又は両方を熔銑燐の濃度の推
移によつて制御し、高脱燐酸素効率を得ることを特徴と
する熔銑の脱燐法。 - (2)脱燐剤中の固体酸素源が鉄鉱石、ミルスケール、
砂鉄、焼結鉱、マンガン鉱石もしくは酸化鉄を含むダス
トのうち、1つまたは2つ以上からなる特許請求の範囲
第1項記載の方法。 - (3)脱燐剤がアルカリ金属の炭酸塩、アルカリ土類金
属の酸化物、もしくはハロゲン化物のうち少なくとも1
種を主成分とする特許請求の範囲第1項、又は第2項記
載の方法。 - (4)キャリアーガスが希ガスもしくは熔銑に対して事
実上不活性なガス、酸素もしくはこれを成分元素とする
酸化性ガスのうち1種または2種以上の気体である特許
請求の範囲第1、2項又は第3項記載の方法。 - (5)キャリアーガスに加える制御が、熔銑燐濃度で0
.03〜0.04%になつた後、キャリアーガスの流量
を増加することを特徴とする特許請求の範囲第1、2、
3項又は第4項記載の方法。 - (6)脱燐剤のインジェクション深さに加える制御が、
熔銑燐濃度で0.03〜0.04%になつた後、インジ
ェクション深さをより深くすることを特徴とする特許請
求の範囲第1、2、3項又は第4項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14465385A JPS627807A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 熔銑の脱燐法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14465385A JPS627807A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 熔銑の脱燐法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS627807A true JPS627807A (ja) | 1987-01-14 |
Family
ID=15367089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14465385A Pending JPS627807A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 熔銑の脱燐法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS627807A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005248218A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Jfe Steel Kk | 溶銑の予備処理方法 |
JP2005248219A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Jfe Steel Kk | 溶銑の予備処理方法 |
JP2006274442A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-10-12 | Jfe Steel Kk | 溶銑の脱燐処理方法 |
JP2007239085A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Jfe Steel Kk | 溶銑の脱燐処理方法 |
JP2007262575A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 溶銑脱燐方法 |
JP2008063646A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-21 | Jfe Steel Kk | 溶銑の脱燐処理方法 |
-
1985
- 1985-07-03 JP JP14465385A patent/JPS627807A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005248218A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Jfe Steel Kk | 溶銑の予備処理方法 |
JP2005248219A (ja) * | 2004-03-02 | 2005-09-15 | Jfe Steel Kk | 溶銑の予備処理方法 |
JP2006274442A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-10-12 | Jfe Steel Kk | 溶銑の脱燐処理方法 |
JP2007262575A (ja) * | 2006-02-28 | 2007-10-11 | Jfe Steel Kk | 溶銑脱燐方法 |
JP2007239085A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Jfe Steel Kk | 溶銑の脱燐処理方法 |
JP2008063646A (ja) * | 2006-09-11 | 2008-03-21 | Jfe Steel Kk | 溶銑の脱燐処理方法 |
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