JPS5847450B2 - 酸素上吹製鋼法における脱燐促進方法 - Google Patents
酸素上吹製鋼法における脱燐促進方法Info
- Publication number
- JPS5847450B2 JPS5847450B2 JP54098064A JP9806479A JPS5847450B2 JP S5847450 B2 JPS5847450 B2 JP S5847450B2 JP 54098064 A JP54098064 A JP 54098064A JP 9806479 A JP9806479 A JP 9806479A JP S5847450 B2 JPS5847450 B2 JP S5847450B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blowing
- slag
- dephosphorization
- steelmaking process
- oxygen top
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21C—PROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
- C21C5/00—Manufacture of carbon-steel, e.g. plain mild steel, medium carbon steel or cast steel or stainless steel
- C21C5/28—Manufacture of steel in the converter
- C21C5/30—Regulating or controlling the blowing
- C21C5/32—Blowing from above
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は酸素上吹転炉において鋼浴面下の羽口からガス
を吹込むことにより転炉での脱燐を促進する方法に関す
るものである。
を吹込むことにより転炉での脱燐を促進する方法に関す
るものである。
精錬用の全酸素を炉底の羽目より供給するいわゆる底吹
転炉法においては脱燐を促進するために、造滓剤の主原
料である生石灰を粉として、酸素ガスとともに炉底から
供給するとともに鋼浴中炭素含有量を低下させることが
必要である。
転炉法においては脱燐を促進するために、造滓剤の主原
料である生石灰を粉として、酸素ガスとともに炉底から
供給するとともに鋼浴中炭素含有量を低下させることが
必要である。
先に本発明者らは、転炉での脱燐反応促進士必要なスラ
グ組戒の最適化とスラグ溶鋼の接触反応の促進を実現す
る技術として土吹転炉で底吹法を併用する方法を提案し
た。
グ組戒の最適化とスラグ溶鋼の接触反応の促進を実現す
る技術として土吹転炉で底吹法を併用する方法を提案し
た。
この方法によれば底吹きガスにより十分なスラグ溶鋼間
接触反応を達成するとともに、土吹き条件を選択すると
ともに装入Si分に応じて使用石灰量を決めることによ
りスラグ組成、特にT.Fe含有量とC a O /
S i0 2を制御することにより、煩雑な粉石灰の炉
底からの吹込みを実施することなく必要な脱燐反応を実
用上全く問題ない程度に実施出来た。
接触反応を達成するとともに、土吹き条件を選択すると
ともに装入Si分に応じて使用石灰量を決めることによ
りスラグ組成、特にT.Fe含有量とC a O /
S i0 2を制御することにより、煩雑な粉石灰の炉
底からの吹込みを実施することなく必要な脱燐反応を実
用上全く問題ない程度に実施出来た。
しかるにいずれの方法によっても、吹錬終了時点でのP
が高すぎて再吹錬を実施しなければならないケースもあ
った。
が高すぎて再吹錬を実施しなければならないケースもあ
った。
本発明はこのような再吹錬をナくシ生産性を向工すると
ともに再吹錬にともなうスラグT.Feの土昇による鉄
損失の増大を防止する脱燐促進法を提供するものである
。
ともに再吹錬にともなうスラグT.Feの土昇による鉄
損失の増大を防止する脱燐促進法を提供するものである
。
本発明は吹錬終了後、炉底羽口からアルコン等のガスあ
るいはそれらと酸素の混合ガスなどを用いて、フラツシ
ングすることによりスラグ中T.Fe分を低下させると
同時に溶鋼中燐を低下させ得る技術を見出したことによ
る。
るいはそれらと酸素の混合ガスなどを用いて、フラツシ
ングすることによりスラグ中T.Fe分を低下させると
同時に溶鋼中燐を低下させ得る技術を見出したことによ
る。
すなわち本発明は転炉における吹酸を終了するに当り、
スラグの塩基度を2以上、T.Fe含有量を10%以土
Oこ制御して、吹酸終了後フラツシングすることにより
、スラグ4T.Fe分を低下させ、鉄損失を低減すると
ともに溶鋼中燐を低下させることが出来ることを見出し
たことにもとずくものである。
スラグの塩基度を2以上、T.Fe含有量を10%以土
Oこ制御して、吹酸終了後フラツシングすることにより
、スラグ4T.Fe分を低下させ、鉄損失を低減すると
ともに溶鋼中燐を低下させることが出来ることを見出し
たことにもとずくものである。
スラグの塩基度は脱燐反応を効率よく行うため2曳よ、
望ましくは2,5以上必要であり、生石灰、好ましくは
小粒の生石灰を吹錬中に、装入されるSi分に対応する
量を添加することにより、調整出来る。
望ましくは2,5以上必要であり、生石灰、好ましくは
小粒の生石灰を吹錬中に、装入されるSi分に対応する
量を添加することにより、調整出来る。
生石灰の代りにカルシウムフエライトあるいは石灰石、
一部CaCO3が残留する半焼石灰等を用いてもよい。
一部CaCO3が残留する半焼石灰等を用いてもよい。
スラグ中T.Feレベルは吹酸量を多くするか吹酸条件
たとえば土吹ランス高さを高くするか鉄鉱石、焼結鉱と
いった酸化鉄分を吹錬中に添加することにより高めるこ
とが出来る。
たとえば土吹ランス高さを高くするか鉄鉱石、焼結鉱と
いった酸化鉄分を吹錬中に添加することにより高めるこ
とが出来る。
またこれら酸化鉄分は吹錬終了後フラツシング時に添加
することも可能である。
することも可能である。
脱燐反応は酸化反応であり、燐の酸化物がスラグ中の石
灰分で固定され、脱燐が進行するものと考え、たとえば
次式のような反応式が考えられている。
灰分で固定され、脱燐が進行するものと考え、たとえば
次式のような反応式が考えられている。
2P+5 ( F eO )+5 (CaO ):5C
aO・P20, + 5 Fe従ってフラツシングの際
のスラグ中(Fed)含有量は非常に重要であり、(F
eO)レベルが低すぎるとフラツシングにより逆に復燐
反応が起ることになる。
aO・P20, + 5 Fe従ってフラツシングの際
のスラグ中(Fed)含有量は非常に重要であり、(F
eO)レベルが低すぎるとフラツシングにより逆に復燐
反応が起ることになる。
本発明者らはフラツシングによる精錬向上方法を種々検
討の上、十分な吹酸後あるいは酸化鉄分の添加により吹
錬終了時点でのスラグ中T .Feを十分高くするか、
フラツシングに際し酸化鉄分を添加することにより、溶
鋼中の燐を低減させ得るとともに、スラグ中の酸化鉄よ
り鉄分を回収することが出来ることを見出した。
討の上、十分な吹酸後あるいは酸化鉄分の添加により吹
錬終了時点でのスラグ中T .Feを十分高くするか、
フラツシングに際し酸化鉄分を添加することにより、溶
鋼中の燐を低減させ得るとともに、スラグ中の酸化鉄よ
り鉄分を回収することが出来ることを見出した。
数多くの実験より、スラグ中T.Fe含有量を約ro%
以土にした状態で5 N r7+37 T.S.Hr以
上のガスを炉底より吹込んでフラツシングすることが目
的を達成するための要点であることが判った。
以土にした状態で5 N r7+37 T.S.Hr以
上のガスを炉底より吹込んでフラツシングすることが目
的を達成するための要点であることが判った。
なおこの際フラツシングに先立って転炉炉体を揺動する
か小さく揺動しながらフラツシングするのがスラグの混
合を促進し、ひいては脱燐を促進する土で好ましい。
か小さく揺動しながらフラツシングするのがスラグの混
合を促進し、ひいては脱燐を促進する土で好ましい。
スラグ中のT .Feの含有量は、フラツシングにより
復燐を起さないための最低T.Feレベルであり、底吹
きガス流量はスラグ溶鋼間の反応を十分に進めるために
必要な最低攪拌力を保証するためのガス流量である。
復燐を起さないための最低T.Feレベルであり、底吹
きガス流量はスラグ溶鋼間の反応を十分に進めるために
必要な最低攪拌力を保証するためのガス流量である。
吹止め時点で燐が目標以上に高い場合には、本発明を実
施することにより、再吹錬法の有するスラグ申へのFe
損失を増大するとともに溶鋼中酸素レベルを上昇させる
等の欠点を解決し、効率よく燐を低下させることが出来
る。
施することにより、再吹錬法の有するスラグ申へのFe
損失を増大するとともに溶鋼中酸素レベルを上昇させる
等の欠点を解決し、効率よく燐を低下させることが出来
る。
実施例
土吹底吹併用転炉で終点スラグ塩基度目標を25〜3、
0として吹錬を終了後、アルゴンガスを5Nm/T.S
.Hr吹込んで約2分間フラツシングを実施した際のス
ラグ中T.Feと溶鋼中Pのフラツシング前後の成分推
移を第1図に示した。
0として吹錬を終了後、アルゴンガスを5Nm/T.S
.Hr吹込んで約2分間フラツシングを実施した際のス
ラグ中T.Feと溶鋼中Pのフラツシング前後の成分推
移を第1図に示した。
これによるとスラグ中T .Fe量が10%以上存在し
ないと脱燐が期待出来ないことが判かる。
ないと脱燐が期待出来ないことが判かる。
またアルコンガス流量を2 Nrn’/T.S.Hrと
した際には、脱燐ならびにスラグ中T .Feの減少巾
も小さく十分な精錬反応の向上が期待出来なかった。
した際には、脱燐ならびにスラグ中T .Feの減少巾
も小さく十分な精錬反応の向上が期待出来なかった。
以上述べた如く、本発明によれば酸素上吹製鋼法におい
て、再吹錬を実施することなしに、溶鋼中の燐を低下さ
せうるち共にスラグ中T.Fe分を低下させ、鉄損失を
低減しうるという効果が奏せられるものであるから、産
業界に稗益するところが極めて犬である。
て、再吹錬を実施することなしに、溶鋼中の燐を低下さ
せうるち共にスラグ中T.Fe分を低下させ、鉄損失を
低減しうるという効果が奏せられるものであるから、産
業界に稗益するところが極めて犬である。
第1図はスラグ’l:lDT.Feと吹止時溶鋼Pとの
関係を示す図である。
関係を示す図である。
Claims (1)
- 1 ガス底吹き機能を有する酸素上吹転炉による製鋼法
において、装入Si分に応じ添加石灰量を調整してスラ
グ塩基度(CaO/Si02)を2以上とするとともに
フラツシング実施前に吹錬条件の選択もしくは酸化鉄分
を補給してスラグ中の全Feを10%U土に保持したの
ち、炉底部から5Nm/ T.Steel ,Hr以上
のガスを吹込みフラツシングすることを特徴とする酸素
上吹製鋼法における脱燐促進力法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54098064A JPS5847450B2 (ja) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | 酸素上吹製鋼法における脱燐促進方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54098064A JPS5847450B2 (ja) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | 酸素上吹製鋼法における脱燐促進方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5623214A JPS5623214A (en) | 1981-03-05 |
JPS5847450B2 true JPS5847450B2 (ja) | 1983-10-22 |
Family
ID=14209890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54098064A Expired JPS5847450B2 (ja) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | 酸素上吹製鋼法における脱燐促進方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847450B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58167706A (ja) * | 1982-03-29 | 1983-10-04 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 上下吹き転炉による低p鋼の溶製方法 |
CN104046719A (zh) * | 2014-06-27 | 2014-09-17 | 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 | 一种控制转炉炼钢中钢水氮含量的方法 |
CN104109727B (zh) * | 2014-07-17 | 2016-01-20 | 攀钢集团西昌钢钒有限公司 | 半钢转炉冶炼低磷钢的方法 |
CN106521076A (zh) * | 2016-11-14 | 2017-03-22 | 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 | 一种控制转炉出钢过程增氮的方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55164014A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Steel refining method |
-
1979
- 1979-08-02 JP JP54098064A patent/JPS5847450B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55164014A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Steel refining method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5623214A (en) | 1981-03-05 |
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