JPS6277813A

JPS6277813A - 高圧導体支持装置

Info

Publication number: JPS6277813A
Application number: JP21657385A
Authority: JP
Inventors: 青柳　浩邦
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-09-30
Filing date: 1985-09-30
Publication date: 1987-04-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］本発明は絶縁性ガスが充填された管路内に収納される高
圧導体を円板形絶縁スペーサにより管路内面に支持する
高圧環一体支持装置の改良に関するものである。

［発明の技術的背景とその問題点］一般に絶縁スペーサは、例えばガス絶縁開閉装置（ＧＩ
Ｓ）における管路内に収納される高圧導体の支持および
ガス区分を目的として多く使用されている。そして、こ
の絶縁スペーサの構造としては種々のものがあり、ガス
区分を兼備したものには円錐形および円板形の絶縁スペ
ーサが主に使用されている。また、ガス区分を必要とし
ないものには柱状形の絶縁スペーサが主に使用されてい
る。いずれの場合にも、管路に固定されて高圧導体を支
持する必要がある。すなわち、円錐形および円板形の絶
縁スペーサは、構造的にみて管路の円周上に設けられた
フランジに取付けられ管路に固定される。一方、柱状形
の絶縁スペーサは構造上から管路への種々の取付は構成
がある。

第３図（ａ）（ｂ）は、ガス区分を必要としない管路の
高圧導体支持装置の一例を示したもので、同図（ａ）は
その縦断面図を、また同図（ｂ）は同図（ａ）における
Ａ−Ａ断面図を夫々示している。図において、ＳＦｅ等
の絶縁性ガス１が充填された管路２内に収納された複数
本の高圧導体３は、互いの対向端を夫々接触子５に嵌合
して電気的、機械的に接続されている。また、上記高圧
導体３を保持する３脚柱状の絶縁スペーサ４は、一体に
注形された高圧側電極４ａに接触子５を取付け、そして
絶縁スペーサ４の下端に固着した低圧側電極４ｂに取付
けられたスペーサ取付は座６を介して管路２の内面と接
触し、高圧導体３を支持するようにしている。

しかるに、かかる構成の高圧導体支持装置では、絶縁ス
ペーサ４に高圧側電極４ａおよび低圧側電極４ｂを１体
に注形する必要があることから、絶縁スペーサ４の材料
をエポキシ樹脂等にしなければならず、材料および製造
工数がかかり、円錐形および円板形の絶縁スペーサに比
べて安価であるという利点が活かせなくなる。また、絶
縁スペーサ４の材料にはエポキシ樹脂等が用いられ、そ
の高圧側電極４ａおよび低圧側電極４ｂの金属材料を一
体に埋込んで構成されることから、絶縁スペーサ４と金
属材料との熱膨張係数の相違によって残留応力が生じ、
運転時に剥離およびクラックの発生が生じ易くなる。さ
らに、絶縁スペーサ４の材料であるエポキシ樹脂は誘電
率が６と高く、絶縁スペーサ４は高電界中で運転される
ことから、前述の事態が生じると絶縁性能を極端に低下
させることになる。一方、上述の剥離、クラ、ツク等が
発生しないように考慮して絶縁設計を行なおうとすると
、絶縁スペーサ４をかなり大形なものにする必要があり
、結果的に管路全体が大形となって経済的でなくなる。

［発明の目的］本発明は上記のような問題を解決するために成されたも
ので、その目的は誘電率の低い材料を使用して絶縁性能
を向上させ、かつ材料の熱膨張係数に相違があっても剥
離、クラック等を発生することがない構成が簡単でしか
も安価で取付は容易な高圧導体支持装置を提供すること
にある。

［発明の概要］上記目的を達成するために本発明では、絶縁性ガスが充
填された管路内に収納される高圧導体を円板形絶縁スペ
ーサにより上記管路の内面に支持するものにおいて、上
記円板形絶縁スペーサを周方向に２分割して２個の単位
絶縁スペーサとし、この各単位絶縁スペーサを上記高圧
導体に挟み込み、さらに各単位絶縁スペーサの上記管路
と接触する側の周方向端面に夫々凹溝を設け、この凹溝
内にスプリング等の締付は部材を設けてこの締付は部材
により上記絶縁スペーサを高圧導体に締付は固定するよ
うにしたことを特徴とする。

［発明の実施例］。

以下、本発明を図面に示す一実施例について説明する。

第１図（ａ）（ｂ）は、本発明による高圧導体支持装置
の構成例を示すもので、同図（ａ）はその縦断面図を、
また同図（６）は同図（ａ）におけるＡ−Ａ断面図を夫
々示している。なお、第１図（ａ）（ｂ）において第３
図（ａ）（ｂ）と同一部分には同一符号を付して示して
いる。

図において、絶縁性ガス１が充填された管路２内には高
圧導体３が収納されており、この高圧導体３をアクリル
樹脂等の誘電率の低い材料からなる円板形絶縁スペーサ
４０により上記管路２の内面に支持している。この場合
、円板形絶縁スペーサ４０は周方向に２分割して第２図
（ａ）（ｂ）に示す如く半円板形の２個の単位絶縁スペ
ーサ４０ａ、４０ｂとし、この各単位絶縁スペーサ４Ｑ
ａ、４０ｂを上記高圧導体３に挟み込むようにしている
。また、この各単位絶縁スペーサ４０ａ、４０ｂの上記
高圧導体３と接触する側の周方向端面および上記管路２
と接触する側の周方向端面には、凹溝４Ｃおよび４ｄを
夫々設けている。

さらに、上記管路２と接触する側の周方向端面に設けら
れた凹溝４ｄ内にはスプリング等の締付は部材７を収納
し、この締付は部材７により上記絶縁スペーサ４０を高
圧導体３に支持し、かつ管路２に締付は部材７を接触さ
せて支持するようにしている。一方、上記各単位絶縁ス
ペーサ４０ａ。

４０ｂの周方向に互いに対向する（接触する）端面には
段差４０Ｃを設け、管路２側および高圧導体側の端面に
凸部面を形成するようにしてこの凸部面で互いに接触さ
せている。また、上記円板形絶縁スペーサ４０の各凹溝
４ｃ、４ｄおよびその端面には、第２図（ａ）（ｂ）に
示すように導電性物質８を夫々塗布している。なお、上
記高圧導体３における円板形絶縁スペーサ４０が取付ケ
ラれる部分は、図示のように段差を設けて径が細くなる
ようにしている。

かかる構成の高圧導体支持装置とすれば、円板形絶縁ス
ペーサ４０に従来のように金属電極を埋込む必要がなく
、しかも材料として機械加工の容易なアクリル樹脂を使
用でき、もって取付は容易であるばかりでなく安価な利
点を十分に活かすことができ低コストにして構成するこ
とが可能となる。また、各単位絶縁スペーサ４０ａ、４
０ｂの高圧導体３側および管路２側の夫々の周方向端面
の凹溝４Ｃおよび４ｄには導電性物質８を塗布している
ので、電気的接触が良好であり等価的に電極を有する絶
縁スペーサとして組立てることができる。さらに、円板
形絶縁スペーサ４０と高圧導体３は別体であるので、円
板形絶縁スペーサ４０と金属材料の熱膨張係数の相違に
よる残留応力歪みを生じるようなことがなく、もって運
転時の温度変化および機械力に十分耐えることができ、
剥離やクラックの発生を確実に防止することが可能とな
る。さらにまた、円板形絶縁スペーサ４０の材料として
アクリル樹脂等の誘電率の低い材料を、使用できるので
、電界的にも良好となり絶縁性能が大幅に向上すること
になる。

尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく
、その要旨を変更しない範囲で種々に変形して実施する
ことができるものである。

例えば、上記実施例では締付は部材７としてスプリング
を用いたが、これに限らず弾性力を有するものであれば
その他のものを使用することも可能である。

ｒ発明の効果］以上説明したように本発明によれば、絶縁性ガスが充填
された管路内に収納される高圧導体を円板形絶縁スペー
サにより上記管路の内面に支持するものにおいて、上記
円板形絶縁スペーサを周方向に２分割して２個の単位絶
縁スペーサとし、この各単位絶縁スペーサを上記高圧導
体に挟み込み、さらに各単位絶縁スペーサの上記管路と
接触する側の周方向端面に凹溝を設け、この凹溝内に締
付は部材を設けてこの締付は部材により上記絶縁スペー
サを高圧導体に締付は固定するようにしたので、誘電率
の低い材料を使用して絶縁性能を向上させ、かつ材料の
熱膨張係数に相違があっても剥離、クラック等を発生す
ることがない構成が簡単でしかも安価で取付は容易な極
めて信頼性の高０高圧導体支持装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明の一実施例を示す縦断面図、第１
図（ｂ）は第１図（ａ）におけるＡ−Ａ断面図、第２図
（ａ）は同実施例における単位絶縁スペーサを示す縦断
面図、第２図（ｂ）は第２図（ａ）におけるＡ−Ａ矢視
図、第３図（ａ）は従来の高圧導体支持装置の一例を示
す縦断面図、第３図（ｂ）は第３図（ａ）におけるＡ−
Ａ断面図である。１・・・絶縁性ガス、２・・・管路、３・・・高圧導体
、４゜４０・・・絶縁スペーサ、４ｃ、４ｄ・・・凹溝
、４０ａ。４０ｂ・・・単位絶縁スペーサ、４０ｃ・・・段差、５
・・・接触子、６・・・スペーサ取付は座、７・・・締
付は部材、８・・・導電性物質１０出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第　１　図　（ｂ）（ａ）　　　　　　　　　　（ｂ）第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）絶縁性ガスが充填された管路内に収納される高圧
導体を円板形絶縁スペーサにより前記管路の内面に支持
するものにおいて、前記円板形絶縁スペーサを周方向に
２分割して２個の単位絶縁スペーサとし、この各単位絶
縁スペーサを前記高圧導体に挟み込み、さらに各単位絶
縁スペーサの前記管路と接触する側の周方向端面に夫々
凹溝を設け、この凹溝内に締付け部材を設けてこの締付
け部材により前記絶縁スペーサを高圧導体に締付け固定
するようにしたことを特徴とする高圧導体支持装置。
（２）各単位絶縁スペーサの高圧導体と接触する側の周
方向端面にも夫々凹溝を設け、管路と接触する側および
高圧導体と接触する側の両方の凹溝に導電性物質を塗布
するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第（１
）項記載の高圧導体支持装置。
（３）２個の各単位絶縁スペーサが互いに接触する管路
側および高圧導体側の端面に凸部面を設けこの凸部面で
互いに接触させるようにしたことを特徴とする特許請求
の範囲第（１）項記載の高圧導体支持装置。
（４）円板形絶縁スペーサは、アクリル等の誘電率の低
い材料からなることを特徴とする特許請求の範囲第（１
）項記載の高圧導体支持装置。