JPS62189910A

JPS62189910A - 絶縁スペ−サ

Info

Publication number: JPS62189910A
Application number: JP2857186A
Authority: JP
Inventors: 正広花井
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-02-12
Filing date: 1986-02-12
Publication date: 1987-08-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）本発明は絶縁性ガスを充填した接地金属容器内に高電圧
導体を支持配設置゛る絶縁スペーリ−に係り、特に検電
コロナ測定おにび電流検出構成を改良した絶縁スペーり
に関するものである。

（従来の技術）ガス絶縁機器は、絶縁性ガス（例えばＳＦ６ガス）を充
填した接地金属容器内に高電圧導体を配設して構成され
ているが、この高電圧導体を接地金属容器内面より絶縁
支持するためには、絶縁スペーサと称される部材が使用
されている。

第５図は、この種の従来の絶縁スペーサの構成例を縦断
面図にて示したものである。第５図において、１は高電
圧導体、２は絶縁性ガス、３は接地金属容器、４は絶縁
スペーサ本体、５は連結フランジである。また、高電圧
導体１相互間を接合する通電部材４１は、絶縁スペーサ
本体４と一体に注形されている。さらに、６は金属フラ
ンジであり、この金属７ランジ６も上記絶縁スペーサ本
体４と一体に注形されている。一方、７１．７２は上記
絶縁スペーサ本体４に一体に注形された導電性リングで
あり、一方の導電性リング７１は常時接地され、接地金
属容器３と絶縁スペーサ４０どの結合部の電界を緩和し
、絶縁性能の向上に寄与している。また、他方の導電性
リング７２は任意に、常時または一時的に電位を浮遊さ
せることが可能な構成となっており、高電圧充電部の電
圧測定およびコロナ測定に使用される。すなわち、導電
性リング７２を電位的に浮遊させると、高電圧導体１を
導電性リング７２問および導電性リング７２と接地金属
容器３、あるいは金属フランジ６間の静電容量分圧によ
り、導電性リング７２には高圧側充電部電圧に比例した
電圧が誘起されることになる。そしてこの電圧を、金属
フランジ６とは絶縁された導電性部材により、金属フラ
ンジ６に設けられた開孔を通して外部に取り出すことに
より、高圧側充電部の検電ツなわち電圧測定およびコロ
ナ測定などを行なうことができる。

しかしながら、上述した従来の絶縁スペーサにおいては
以下のにうな問題点がある。すなわち、絶縁スペーサ本
体４内に２個の導電性リング７１゜７２を金属フランジ
６と共に一体に注形する必要があり、注形時に注形工数
がかかること、また構成的に複雑になることなどからコ
スト高なものになる。さらに、絶縁物内に複数個の小さ
な導電性リング７１．７２を一体に注形することは、機
械的特に熱応力的にも好ましくなく、クラック割れ発生
の原因にもなる。従って、絶縁物内に一体に注形される
導電性リングの個数は、必要最小限であることが望まれ
ていた。

そこで、このような問題点を無くするために従来では、
第６図に示したように第５図におけるスペーサの取付け
のための金属フランジ６の形を変え、絶縁スペーサ本体
４と取付は用の金属フランジ６とを一体注形して製作す
ることなくそれぞれ別個に単独に製作し、機器組立て時
に一体として組込んで製作することが行なわれている。

なお、第６図で絶縁スペーサ本体４と連結フランジ５と
の間は、オーリング３１を介して接合しガス畜を維持さ
せている。そして、絶縁スペーサ本体４と金属フランジ
６との接合面の一部には、高電圧導体１を中心軸として
環状をなすように間隙１０を設けている。この場合、上
述の間隙１０は次のようにして形成される。すなわち、
絶縁スペーサ本体４の外周部にはその厚さ方向中間部に
突出部４ａを設けてあり、一方金属フランシロの内周面
にはその一側に突出部６ａを設けである。このため、絶
縁スペーサ本体４の突出部４ａの片側と、金属フランジ
６の内周面他側との間には、図示のように環上の間隙１
０が形成されるわけである。

なお、絶縁スペーサ本体４の突出部４ａの他側と、金属
７ランジ６の突出部６ａとは、互いに係合して絶縁スペ
ーサ４０が構成されでいる。そして、上述の間隙１０内
に外周が絶縁物で包囲された金属リング８を捜通させ、
この金属リング８を金属フランジ６から電位的に浮遊さ
せることにより、前述した理由から金属リング８には充
電部電圧に比例した電圧が発生し、これを金属フランジ
６に設けられた図示しない開孔を介して取り出すことに
より、電圧測定おＪ：びコロナ測定を行なうことができ
る。また、この第６図のように絶縁スペーサ４０を構成
する絶縁スペーサ本体４と金属フランジ６とを分離可能
に構成していることから、注形工数が削減されることに
なる。

しかしながら、このような方法では絶縁スペーサ本体４
と金属フランジ６を据付は現場で組立てるために、据付
けの作業性が悪いばかりでなく、組立て時に機械的ひず
みが生じて絶縁スペーサ４０の割れの原因となる。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は上記のような問題点を解決するために成された
もので、その目的は構成が小形でかつ簡単であり、しか
も機械応力的にも好ましい検電コロナ測定および電流検
出構成を有すると共に、現場での据付けが極めて容易な
絶縁スペーサを提供することにある。

［発明の構成］（問題点を解決するための手段）上記の問題点を解決するために本発明では、絶縁性ガス
を充填した接地金属容器内に高電圧導体を支持配設する
絶縁スペーサにおいて、上記高電圧導体と周軸円筒状に
配置されてスペーサ内部の電位分布を改善するための静
電シールドを、導電性強磁性体と、この導電性強磁性体
に対して絶縁して巻回したコイルとから構成するように
したことを特徴とする。

（作用）上述した構成の絶縁スベー！すにおいて、コイルの両端
には導電性強磁性体によって有効に電磁力が働き、高電
圧充電部である高電圧導体に流れる電流に比例した電圧
が発生で−る。従って、この電圧を絶縁スペーサ本体と
一体に注形された金属フランジの開孔から取り出−リこ
とによって主回路電流が測定可能であり、このコイルの
両端とも電位を浮遊させておけばコイルの両端に発生す
る電圧の平均値は、高電圧導体とコイル間およびコイル
と導電性強磁性体間の静電分圧により高電圧導体の電圧
に比例した電圧が誘起され、高電圧導体の電圧が測定で
きることになる。

（実施例）以下、本発明を図面に示−１−ｍ−実施例について説明
する。

第１図は、本発明による絶縁スペーサの構成例を縦断面
図にて示づものであり、第５図と同一部分には同一符号
をイ」シて示している。第５図にａ５いて、１は高電圧
導体、２は絶縁性ガス、３は接地金属容器、４は絶縁ス
ペーり本体、５は連結フランジである。また、高電圧導
体１相互間を接合する通電部材４１は、絶縁スペーサ本
体４と一体に注形されている。さらに、６は金属フラン
ジであり、この金属フランジ６も上記絶縁スペーサ本体
４と一体に注形されている。一方、１２は上記絶縁スペ
ーサ本体４に一体に注形された導電性強磁性体リング、
１３はこの導電性強磁性体リング１２に対して絶縁され
た線をリング全体にわたって巻回したコイルであり、こ
れらからその詳細を第２図に示すように、高電圧導体１
と周軸円筒状に配置されてスペーサ内部の電位分布を改
善するための静電シールドを構成している。ここで、導
電性強磁性体リング１２は常時接地され、接地金属容器
３と絶縁スペーサ４０との結合部の電界を緩和し、絶縁
性能の向上に寄与している上に、コイル１３の鉄心とな
っている。また、コイル１３はその両端に発生ずる電位
によって高電圧充電部の電流を測定できる上に、任意に
常時または一時的に電位を浮遊させることが可能な構成
となっており、高電圧充電部の電圧測定およびコロナ測
定に使用できるようになっている。

かかる構成においで、コイル１３０両端には導電性強磁
性体リング１２ににって有効に電磁力が働き、高電圧導
体１に流れる電流Ｉに比例した電圧Ｖが発生し、この電
圧Ｖを金属フランジ６に設けられた図示しない開孔から
取り出すことによって主回路電流が測定可能であり、こ
のコイル１３の両端とも電位Ｖｌ　、Ｖ２を浮遊させて
おりば、コイル１３の両端に発生する電圧の平均値は、
高電圧充電部である高電圧導体１とコイル１３問および
コイル１３と３＃導電性磁性体リング１２間の静電分圧
により高電圧導体１の電圧に比例した電圧が誘起され、
高電圧充電部の電圧が測定できることになる。

一方、絶縁スペーサ本体４内に１個の導電性強磁性体リ
ング１２を金属７ランジ６と共に一体に注形するのみで
あるため、注形時にお（プる注形工数を削減できるばか
りでなく、構成的に簡単になることなどからコスト安な
ものになる。また、絶縁物内に注形される導電性強磁性
体リング１２は必要最小限の１個のみであるため、■成
約特に熱応力的にも好ましく、クラック割れが発生ずる
ようなこともなくなる。さらに、従来のにうに絶縁スペ
ーサ本体４と金属フランジ６を据付は現場で組立てるの
ではないため、現場での据付（プ作業性が向上するばか
りでなく、組立て時に機械的ひずみが生じて絶縁スペー
サ４０が割れてしまうということもなくなる。

尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく
、次のようにしても同様に実施することができるもので
ある。

上記実施例では、導電性強磁性体リング１２に対して絶
縁されたコイル１３をリング全体にわたって巻回して静
電シールドを構成した場合を述べたが、これに限らず第
３図に示すように導電性強磁性体リング１２に対して絶
縁されたコイル１３をリングの一部に巻回したり、ある
いは第４図に示すように導電性強磁性体リング１２の一
部をスペーサの外までう回部１５を設（プて当該う回部
１５にコイル１３を巻回し、リングのう回部にあたる部
分は常磁性体によりリング１４を構成するようにしても
よく、かかる構成においても同様に高電圧充電部の電流
を測定することができるものである。

その他、本発明はその要旨を変更しない範囲で、種々に
変形して実施することができるものである。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、構成が小形でかつ
簡単であり、しかも機械応力的にも好ましい検電コロナ
測定および電流検出構成を有すると共に、現場での据付
けが極めて容易な信頼性の高い絶縁スペーサが提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による絶縁スペーサの一実施例を示す縦
断面構成図、第２図は同実施例における静電シールドの
詳細を示す構成図、第３図および第４図は本発明に適用
する静電シールドの他の実施例をそれぞれ示す構成図、
第５図および第６図は従来の絶縁スペーサの一例をそれ
ぞれ示す縦断面構成図である。１・・・高電圧導体、２・・・絶縁性ガス、３・・・接
地金属容器、４・・・絶縁スペーサ本体、４０・・・絶
縁スペーサ、４１・・・通電部材、５・・・連結フラン
ジ、６・・・金属フランジ、８・・・金属リング、１０
・・・間隙、１２・・・導電性強磁性体リング、１３・
・・コイル、１４・・・富強磁性体リングの一部、１５
・・・導電性強磁性体リングのう回部。出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第２図第３図第４図ン第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

絶縁性ガスを充填した接地金属容器内に高電圧導体を支
持配設する絶縁スペーサにおいて、前記高電圧導体と周
軸円筒状に配置されてスペーサー内部の電位分布を改善
する静電シールドを、導電性強磁性体と、この導電性強
磁性体に対して絶縁して巻回したコイルとから構成する
ようにしたことを特徴とする絶縁スペーサ。