JPS6274686A

JPS6274686A - 記録方式

Info

Publication number: JPS6274686A
Application number: JP21368585A
Authority: JP
Inventors: Kensaku Azuma; 健策東
Original assignee: Tomoegawa Paper Co Ltd
Current assignee: Tomoegawa Co Ltd
Priority date: 1985-09-28
Filing date: 1985-09-28
Publication date: 1987-04-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明はファクシミリ、プリンタ等に使用される新規な
記録方式に関する。

〈従来の技術〉近年における情報産業の発達のなかで、ファクシミリ端
末およびコンピュータ出力装置として、非接触、低騒音
のノンインパクト記録が注目されている。なかでもイン
クシェツト記録方式は、高速化、カラー化の可能性があ
る、普通紙記録のためランニングコストが低順である、
無公害である等の特徴を持ち、オフィスオートメーショ
ンの発展と相まって広く研究あるいは普及されている。

しかしながら従来のインクジェット記録方式は使用され
るインクが液状であるため、例えば■噴射ノズルの内部
で乾いたり、また不純物などによりノズル内壁やインク
パイプがつまりやすい、■顕像後インクの乾燥を要する
ので印刷できる用紙が限定され、さらに紙以外の受像シ
ートへの定着−が困難である、■取扱いに際して、手や
衣服その他の部分を汚しやすい。■インクの噴射の均一
性、安定した連続噴射性を得るために、粘度、表面張力
等に高度なコントロールを要する■記録画像に深みがな
い、■へ少記録部分の紙が吸水じわを生ずる等の問題を
有するものであった。

〈発明が解決しようとする問題点〉本発明は上記の事情に鑑みてなされたものてあリ、イン
クを粉体で供給することにより、各種受像シート上に鮮
明な画像が得られる記録方式を提供するものである。

く問題点を解決するための手段〉本発明の特徴とするところは、連続噴射型記録方式にお
いて鮮明なノンインパクト記録を得るために結着剤およ
び着色剤を主成分とし、体積基準積算５０％径が５〜３
０νｍの粉体インクを使用することにある。

本発明でいう結着剤とは、受像シート上に可視画像を加
熱もしくは圧力等により定着するためのもので例えば、
ポリスチレン、スチレンアクリル共重合体、ポリエステ
ル、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル、エチレン酢ビ共重合体等の熱可塑性樹脂、あるいは
約２０ｋｇ／Ｃｌ１１程度の力で塑性変形して紙等の受
像材シートに接着するワックス、ポリオレフィン類、ポ
リウレタン、ゴムなどの粘着性樹脂が適用される。又、
着色剤は可視画像を得るための着色顔料が使用され、カ
ーボンブラック以外に例えばマゼンタ色用としてポリタ
ングストリン酸、ローダミンＢレーキ、カーミノ６Ｂ、
キナクリドン誘導体、シアン色として銅フタロシアニン
、スルホンアミド誘導体等が使用される。

なお、本発明でいう粉体インクには上記結着剤、着色剤
以外に、各種の電荷制御剤や流動化剤が必要に応じて添
加される。

これらの材料を使って粉体インクを作製するには、まず
、結着剤、着色剤等を所定の比率でトライブレンドした
後、エクストルーダー等で熱溶融混練し、しかるのち冷
却、粗粉砕の後、ジェットミル等で微粉砕する。この場
合、粉体の粒子径、すなわち粒子解析機コールタ−カウ
ンターモデルＴＡ−ｎ型による体積基準積算５０％径が
５〜３０μｍにコントロールすることが必要である。該
粒子径が５μｍ以下であると粉体相互の流動性が悪くな
り、ノズルからの均一な噴射に支障をきたすのみでなく
、粉体の生産性も悪くなりコスト高になる。

一方、３０ｕ＋ｎ以上では受像シート上に形成される画
像の鮮明度が低下する。

このようにして作製された粉体インクは下記のごとき連
続噴射型記録プロセスに供され、本発明を実施すること
ができる。第１図は本発明の一実施態様を示す連続噴射
型の記録装置であり、図中の多孔板１１を宵するタンク
３に内蔵されている粉体インク２を乾燥空気１により数
１０μｍの内径を有するガラス製毛細管もしくはＳＵＳ
からなるノズル４から１０ｍ／ｓ以上の速度で噴出する
。この場合、ノズルに外部から振動を与えることにより
噴出したインクのブロッキングを解きほぐすことが可能
である。次に荷電電源５に基づ（荷電電極６により該電
極と粉体インクとの間に電界を加えると、個々の粉体イ
ンクは帯電して飛翔する。

この場合、帯電された粉体インクは偏向電源７に基づく
偏向電極８による偏光電界中を飛翔することにより偏向
されるが、荷電電極６又は偏向電極に信号電圧を印加す
ることにより個々の粉体インクに与える電荷の量を制御
することが出来る。

このようにして偏向制御された粉体インク９は受像シー
ト１０に衝突し、所定の定着処理により該受像シート上
に画像部として固着される。この場合における受像シー
トは、紙、プラスチックフィルム等シート状のもの全て
が適用可能である。

なお、本発明でいう荷電電極による粉体インクへの帯電
は、第１図に示すごとく粉体インクを噴出した後に限定
されるものではな（、ノズルの先端部に荷電電極を内蔵
設置し粉体インクに帯電しながら噴出させることによっ
ても本発明を＋ｆ！成することが出来る。

また、粉体インクに定着する方法としては、■粉体イン
クが載置された受像シートの表面に赤外線ヒーター、電
子線等により非接触で加熱するか、熱ローラーに通して
接触加熱する、■粉体インクの組成がワックス類のごと
（冷却時で塑性変形可能な場合は、杓２０ｋｇ／ｃｍの
圧力定着ローラー間を通過させる、■粉体インクを受像
シートに到達する前に溶融して定着する。具体的には熱
吸収顔料を含む粉体にフラッシュ光、レーザー光等の強
い光を照射し、光熱変換によりインク中に発生するジュ
ール熱で溶融させる。■予めレーザースポット、電子線
加熱等の局所加熱を受像シート自身にしておき、その上
から粉体インクを定着する、等が考えられる。

〈実施例〉以下実施例により本発明を詳述する。

実施例１スチレン／アクリル酸エステル共重合体樹脂（グツドイ
ヤー社製、プライオライドＡＣ）１００重量部、カーボ
ンブラック（三菱化成社製、三菱カーボンＥｅ４０）５
重量部、ニグロシン染料３重量部をヘンシェルミキサー
にて予備混合したのちエクストルーダーにて１００℃の
温度で溶融混練した。混練物を冷却後、ハンマーミルて
粗粉砕し、更にジェットミルで体積基準積算５０％径が
１５．４ｕｍの粒径を有する粉体インクを得た。該粉体
インクを加圧振動タイプの連続噴射型記録装置に適用し
、普通紙上に記録画像を形成させた。

この際の信号電圧は、荷電電極に印加しておこなわれ粉
体インク粒子の電荷量を制御しておこない、又、普通紙
への定着は画像が形成された普通紙を弗素系１６を脂で
表面処理された２００°Ｃ以上に加熱された熱ロール間
に通過させることによりおこなわれた。その結果得られ
た画像は５φのへ２部の反射濃度（マクベス反射を農度
計）で１．５という高ｆｌｕ度でしかも鮮明な画像を得
ることができた。

実施例２スチレン／アクリル酸エステル共重合体樹脂１００重量
部、電荷制御剤ポリアミン（ボントロンＡＦＰ−Ｂ、オ
リエント化学社製）５重量部、フタロシアニン系青色顔
料（Ｌｉｏ口ｏｆ　Ｂｌｕｅ　５Ｍ−７、東洋インク社
製）５重量部をヘンシェルミキサーにて予備混合したの
ちエクストルーダーにて１００℃の温度で溶融混練した
。

以下実施例１と同要領にて粉体インクを作製し、加圧振
動タイプの連続噴射型記録装置に適用したところ青色の
鮮明な画像を普通紙上に得ることができた。

〈発明の効果〉本発明は上記の構成からなるので受像シートが紙に限定
されることな〈従来のインクジェット記録では得られな
かった深みのある鮮明な画像を得ることが可能となった
。又、粉体の粒子径を５〜３０μｍの範囲で自由にコン
トロールできるので液体インクと違ってノズルからの噴
射の均一性や画質をインクの性状で容易に制御できる。

さらに又、長時間の連続記録によってもノズルの内壁へ
のインクの詰まりを生ずることなく安定した噴射記録が
できる。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明の記録方式の一例である連続噴射型記録
装置の概略を示す図である。 ■・・・乾燥空気　　　　　６・・・荷電電極２・・・
粉体インク　　　　７・・・偏向電源３・・・タンク　
　　　　　８・・・偏向電極４・・・ノズル　　　　　
　９・・・偏向粉体インク５・・・荷電電源　　　　１
０・・・受像シート１１・・・多孔板

Claims

【特許請求の範囲】

結着剤および着色剤を主成分とし、体積基準積算５０％
径が５〜３０μｍである粉体インクをノズルから１０ｍ
／ｓ以上の速度で噴出しながら、もしくは噴出したのち
、荷電電極において電界を加えることにより帯電飛翔さ
せ、さらに偏向電極を通過することにより飛翔方向を制
御し、しかるのち受像シート上に定着することを特徴と
する記録方式。