JPS6235847A - 液滴ジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は液体ジェットを利用した記録装置に関する。

（従来技術） コンピュータ等のホスト装置から出力された画像データ
や文字データの記録には、種々のプリンタ装置が使用さ
れているが、インクジェットプリンタは、静粛性、高速
性及び低価格性等の面から広く使用されている。

ところで、インクジェットプリンタは、常時ノズル先端
に色素と溶奴からなるインク保持している関係上、長時
間の休止後にはノズル目詰まりを引き起して記録動作に
障害を生じるという大きな問題があった。

（目的） 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって
、その目的とするところはインクジェットの静粛性、高
速性等の長所を生かしつつノズル目詰まりを防止した新
規な液体ジェット式プリンタを提供することを目的とす
る。

（構成） すなわち１本発明が特徴とするところは、残滓を生じな
い液体によりパターンを描いた後、このパターンだけを
選択的に着色するようにした点にある。

そこで、以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づい
て説明する。

第１図は、本発明の一実施例を示すものであって、図中
符号１は、記録紙を保持搬送するプラテン２の軸方向に
ガイド部材３により移動可能に設けられた液滴噴出体で
、第２図に示したようにノズル１ａに連通するタンク１
ｂの側部に電気信号を受けて変形するピエゾ素子等の圧
力発生機構ｌｃを設け、タンク４ａ内に収容されている
液体を電気信号に対応させて液滴として記録用紙に噴射
するように構成されている。

再び第１図に戻って、図中符号４は、液滴噴出体の下流
側に配設された有色粉体塗布器で、第３図に示したよう
に、タンク４ａ内に磁気ブラシを形成するスリーブ４ｂ
をプラテン２に対向させて配設するとともに、有色性粉
体４Ｃを収容して構成されている。この有色粉体塗布器
４の下流側にはヒータを内蔵した２木のローラ５ａ、５
ｂを対向配設してなる定着器５が設けられている。

なお１図中群号６は、有色粉体塗布器と定着器の間に配
設した乾燥器をそれぞれ示す。

この実施例において、蒸留水と若干のグリセリンを混合
してなる液体を液滴噴出体１のタンクｔ’　ｂに充填し
、また有色粉体塗布器４のタンク４ａにカーボンブラッ
ク等の有色微粉末及び加熱を受けて溶融する高分子バイ
ンダ粉末を充填する。

このような準備を終えた段階で、図示しないホスト装置
からの信号を液滴噴出体に入力すると、信号に対応して
液滴噴出体１の圧力発生機構１ｃが作動してノズル１ａ
から記録紙用紙Ｐに向けて液滴が噴出し、記録用紙表面
に入力データに対応したパターンの濡れが形成される（
第４図１）。

このようにして液滴による書込みが進んで記録紙の先端
が有色粉体塗布器４に到達すると、記録用紙Ｐはスリー
ブ４ｂ上の磁気ブラシにより掃かれて磁気ブラシに付着
している有色微粉末及びバインダ粉末の塗布を受ける（
■）、このとき、パターンが描かれた箇所には液体Ｗが
存在しているため、有色微粉末及びバインダ粉末Ｔは、
この液体Ｗの表面張力により吸着保持される。他方パタ
ーンの描かれていない箇所は、有色微粉末及びバインダ
粉末を保持することができず無地状態を維持形成する（
ｍ）、このようにして、有色粉体塗布器４を出た記録用
紙Ｐ上のパターンは、乾燥器６を通過して余分な水分を
除去された後、定着器５により加熱圧縮を受け、パター
ンに対応して付着している粉体をバインダ粉末により記
録用紙Ｐに固着される。

第５図は、有色粉体塗布装置の他の実施例を示すもので
あって、図中符号７は電極で、タンク４ａ内に攪拌部材
４ｄと磁気スリーブ４ｂを収容し、このスリーブ４ｂを
記録用紙側に対向させてなる有色粉体塗布器４に対して
記録用紙Ｐを挟で対向配設され、タンク４ａ内の粉体４
ａを吸引または離反する極性の高電圧を選択的に印加す
るように構成されている。

この実施例によれば、攪拌部材４ｄによりタンク４ａ内
の有色微粉末及びバインダ剤を帯電させた状態において
、液滴噴出体１（第１図）によりパターンを描かれた記
録用紙Ｐが搬送されて来た時点で電極７に電位Ｅを印加
すると、有色微粉末及びバインダ粉末は電極により記録
用紙表面全体に吸着され、パターン部における粉体だけ
が液体の表面張力により記録用紙に保持される。この時
点で電極７に逆極性の電位−Ｅを印加すると、パターン
部以外の箇所に付着している有色微粉末及びバインダ粉
末は静電気力により反発されて記録用紙Ｐから離反して
記録用紙Ｐから脱落し、結果としてパターン部だけに選
択的に有色微粉末及びバインダ粉末が残留する。

第６図は、本発明の第２の実施例を示すものであって、
図中符号４は、液体噴出体ｌの上流側に配置された有色
粉体塗布器で、攪拌部材４ｄを収容したタンク４ａの一
側を開口し、この開口を記録用紙Ｐのパターン形成側に
対向させて配設するとともに、この開口と対向させて記
録用紙Ｐの裏面に粉体を吸着する極性の電位が印加され
る電極８を配設して構成されている。９は、液体噴出体
１の下流側に配置された有色粉体除去器で、記録用紙Ｐ
の裏面配設されてに粉体と同一極性の電位が印加される
電極９ａと、除去された粉体を収容するタンク９ｂによ
り構成されている。

この実施例において、装置を作動すると、有色粉体塗布
器４に対向する電極８に引かれてタンク４ａ内の有色粉
末及びバインダ粉末は記録用紙Ｐに吸引されて記録用紙
表面に均一に分散する（第７図工）。このような状態で
記録用紙Ｐが液滴噴出体１の位置まで移動すると、図示
しないホスト装置からの印字データに対応して記録用紙
Ｐ上に液滴りが噴出される。この液滴りは、記録用紙表
面に分布している有色粉末及びバインダ粉末Ｔを濡らし
ながら記録用紙Ｐにしみ込み、書込まれたパターンに一
致する箇所の粉末Ｔを表面張力により記録用紙Ｐに保持
する（ＩＩ）、書込み領域を出た記録用紙Ｐは、粉末除
去器９に搬送されて電極９ａにより粉体の帯電極性とは
逆の電界を受ける。これにより記録用紙表面に分散され
ている粉末Ｔは記録用紙２表面から離反する方向の静電
気力の作用を受ける。ところがパターン部に位置する粉
末は液体の表面張力の作用を受けて記録用紙Ｐに保持さ
れるため、地肌部の粉末が選択的に除去されることにな
る（［）。このようにして粉末除去器９を出た記録用紙
は、定着器５に入り、パターン部に付着している有色粉
末が記録用紙２表面に固着される。

第８図は、本発明の第３の実施例を示すものであって１
図中符号１０．１１．１２は、それぞれ液滴噴出体１の
下流側に配設された有色粉体塗布器１１．１２．１３で
、ホスト装置からの信号により選択的に作動可能にされ
て各タンク内には例えば３原色を呈する色彩の粉体を収
容して構成されている。

この実施例において、図示しないホスト装置から色分解
信号が出力すると、この色に対応する有色粉体塗布器、
例えば塗布器１０だけが作動可能にされる。このような
状態において、画像信号が液滴噴出体ｌに入力すると、
この原色に対応する画像パターンが形成され、有色粉体
塗布器１０において着色されて定着器５において定着さ
れる。

このようにして第１の原色の印刷が終了すると、プラテ
ン２を逆回転させて記録用紙Ｐを再び印刷開始位置゛に
リターンさせ、同時に第１原色の有色粉体塗布器１０を
不作動にし、代って第２原色の有色粉体塗布器１１を作
動可能にする。このような状態において、液滴噴出体１
に第２原色に対応する画像信号が入力すると、第２原色
に対応する画像パターンが形成されて有色粉体塗布器１
１において着色された後、定着される。以下、第３原色
についても同様な過程により着色される。

この実施例によれば、３原色に色分解された画像信号に
対応させて液滴を噴出させるだけで、原色パターンを形
成することができ、多色インクを使用する従来の装置の
ようなノズル目詰りによる印刷不能等の７害を皆無にし
て液滴印刷によるカラー化の実用化を実現することがで
きる。

第９図は、本発明の第４の実施例を示すものであって、
図中符号１３．１４．１５は、それぞれ液滴噴出体ｌの
上流側に配設された有色粉体塗布器で、ホスト装置から
の信号により電位が選択的に印加される電極１６．１７
．１８を記録用紙Ｐの裏面に配設して構成されている。

この実施例において、図示しないホスト装置から色分解
信号が出力すると、第１原色の塗体塗布器１３の電極１
６に電位が印加されて記録用紙Ｐの紙面全体に第１原色
の粉体が吸着させる。このような状態において、液滴噴
出体１により第１原色に対応する画像パターンを描かせ
ると、画像パターンに対応する箇所だけの有色粉体が記
録用紙Ｐに表面張力により吸着され、地肌部の粉体が除
去器９により除去されたのち、定着器５において定着さ
れる。このようにして第１原色の印刷が終了した段階で
、記録用紙を印字開始位置に戻して第２原色の粉体を収
容した塗布器１４を作動させて記録用紙全体に第２原色
の粉体を塗布し、第２原色に対応する画像パターンを液
滴噴出体ｌにより描く、以下、上述の過程を経ることに
より着色された画像を印刷することができる。

なお、上述した実施例おいては、液滴を水とグリセリン
の混合物により形成しているが、水や油や、炭化水素系
液体等のように法楽後に残滓を生じない流体ならば、有
色、無色を問うことなく使用することができる。

また、上述の実施例においては１画像信号に対応させて
液滴を噴出させるオンデマンド型に例を採って説明した
が、常時液滴を噴出させるコンティニュアス型を用いて
もよく、また常時液体をミスト化して帯電状態に保持し
、電極により画像信号に対応させて記録用紙に吸引させ
るようにしてもよいことは云うまでもない。

なお、上述の実施例においては、液滴噴出体を印字幅方
向に移動させるシリアルタイプを例に採って説明したが
、印字幅一杯に液滴噴出体を配設してなるラインタイプ
として構成しても良いことは云うまでもない。

さらに、この実施例においては、有色粉体とバインダ剤
を別々に混合しているが、有色粉体をバインダ剤により
コーティングしてマイクロカプセル状にしてもよいこと
は云うまでもない。

（効果） 以上、説明したように本発明によれば、残滓を生じない
液体を用いて記録用紙上にパターンを描き、有色粉体を
液体の表面張力により保持せしめるようにしたので、長
時間の不使用による液滴噴出体ノズル口の目詰まりを完
全に防止して静粛性、高速性を持った記録装置を実現す
ることができる。また液滴により有色粉体を保持して着
色するようにしたので、単一の液滴噴出体により多色印
刷を可能とすることができるばかりでなく、多色印刷に
おいて最大のネックとなるインクの調製を不要にして、
ジェット式記録装置によるカラー記録装置の実用化を実
現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す装置の構成図、第２図
（イ）（ロ）はそれぞれ同上装置に使用する液滴噴出体
の一実施例を示す側面図と正面図、第３図は同上装置に
おける有色粉体塗布器の一実施例を示す断面図、第４図
は第１図装置における動作を示す説明図、第５図は有色
粉体塗布装置の他の実施例を示す装置の断面図、第６図
は本発明の第２の実施例を示す装置の断面図、第７図は
第６図装置の動作を示す説明図、第８図、及び第９図は
それぞれ本発明の他の実施例を示す構成図である。 １・・・・液滴噴出体　　　２・・・・プラテン４．１
０〜１２．１３〜１５・・・・有色粉体塗布器Ｐ・・・
・記録用紙 第２図 、イ）　　　　　　　　　　（ロ） Ｃ 第３図 第５図 第６図 會ｑ し、 第９図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録信号に対応して液滴を記録用紙に噴出する手段と、
   前記記録用紙に有色粉体を塗布する手段を備えてなる液
   滴ジェット記録装置