JPS627311B2 - - Google Patents
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- JPS627311B2 JPS627311B2 JP54064789A JP6478979A JPS627311B2 JP S627311 B2 JPS627311 B2 JP S627311B2 JP 54064789 A JP54064789 A JP 54064789A JP 6478979 A JP6478979 A JP 6478979A JP S627311 B2 JPS627311 B2 JP S627311B2
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- fabric
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- sheath
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- Coloring (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は異色効果がありしかも柔軟性を有する
織物の製造方法に関するものである。
織物の製造方法に関するものである。
従来から異色染効果を有する織物を後染めで得
るためには、経糸または緯糸のいずれか一方にカ
チオン染料可染ポリエステル繊維糸条を用い他方
に通常のポリエステル繊維糸条を用いた織物を製
織し、これを異色染色する方法が一般に行なわれ
ているが、この方法によつて得られる織物は風合
がかたくなる欠点を有していた。そこで柔軟な風
合を得るために上記織物にアルカリ減量処理を施
す方法も考えられるが、カチオン染料可染ポリエ
ステル繊維の減量速度が、通常のポリエステル繊
維のそれと比較して極端に早いため、織物に10%
〜30%のアルカリ減量処理を行なうとカチオン染
料可染ポリエステル繊維は完全に溶解したりある
いは溶解しないまでも実用に耐えない程に強力が
低下したりするので上記織物に直接アルカリ減量
処理を施すことはできず、今日に到つてもいまだ
柔軟な風合の異色染織物は得られていない。
るためには、経糸または緯糸のいずれか一方にカ
チオン染料可染ポリエステル繊維糸条を用い他方
に通常のポリエステル繊維糸条を用いた織物を製
織し、これを異色染色する方法が一般に行なわれ
ているが、この方法によつて得られる織物は風合
がかたくなる欠点を有していた。そこで柔軟な風
合を得るために上記織物にアルカリ減量処理を施
す方法も考えられるが、カチオン染料可染ポリエ
ステル繊維の減量速度が、通常のポリエステル繊
維のそれと比較して極端に早いため、織物に10%
〜30%のアルカリ減量処理を行なうとカチオン染
料可染ポリエステル繊維は完全に溶解したりある
いは溶解しないまでも実用に耐えない程に強力が
低下したりするので上記織物に直接アルカリ減量
処理を施すことはできず、今日に到つてもいまだ
柔軟な風合の異色染織物は得られていない。
本発明はかかる現状に鑑みて行なわれたもので
アルカリ減量処理によつても強力低下を生ぜしめ
ることなく柔軟な風合の異色染織物を得ることを
目的とするものである。
アルカリ減量処理によつても強力低下を生ぜしめ
ることなく柔軟な風合の異色染織物を得ることを
目的とするものである。
かかる目的を達成するために本発明は次の構成
を有するものである。
を有するものである。
すなわち本発明は経糸または緯糸のいずれか一
方に、カチオン染料可染ポリエステル繊維を芯に
ナイロンを鞘とした繊維からなる糸条を用い、他
方に通常のポリエステル繊維糸条を用いて織物を
製織し、これをアルカリ減量してからナイロン部
を溶解除去し、しかる後に異色染色を行なうこと
を特徴とする柔軟性を有する異色染織物の製造方
法である。
方に、カチオン染料可染ポリエステル繊維を芯に
ナイロンを鞘とした繊維からなる糸条を用い、他
方に通常のポリエステル繊維糸条を用いて織物を
製織し、これをアルカリ減量してからナイロン部
を溶解除去し、しかる後に異色染色を行なうこと
を特徴とする柔軟性を有する異色染織物の製造方
法である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明では、まず初めに経糸または緯糸のいず
れか一方に、カチオン染料可染ポリエステル繊維
を芯にナイロンを鞘とした繊維からなる糸条を用
い他方に通常のポリエステル繊維糸条を用いて織
物を製織する。本発明でいうカチオン染料可染ポ
リエステル繊維を芯にナイロンを鞘とした繊維か
らなる糸条(いわゆる芯鞘糸)はナイロンを鞘と
することが必須条件である。これはポリエステル
繊維をアルカリ処理する際、減量速度の早いカチ
オン染料可染ポリエステル繊維はアルカリの作用
を受けてはならず、アルカリに対して抵抗を有す
る有機成分としてはナイロンが好都合であるから
である。
れか一方に、カチオン染料可染ポリエステル繊維
を芯にナイロンを鞘とした繊維からなる糸条を用
い他方に通常のポリエステル繊維糸条を用いて織
物を製織する。本発明でいうカチオン染料可染ポ
リエステル繊維を芯にナイロンを鞘とした繊維か
らなる糸条(いわゆる芯鞘糸)はナイロンを鞘と
することが必須条件である。これはポリエステル
繊維をアルカリ処理する際、減量速度の早いカチ
オン染料可染ポリエステル繊維はアルカリの作用
を受けてはならず、アルカリに対して抵抗を有す
る有機成分としてはナイロンが好都合であるから
である。
本発明に使用する芯鞘糸におけるナイロンとカ
チオン染料可染ポリエステル繊維の割合はいかな
る割合でもよいが、ナイロンはアルカリ処理後、
ギ酸、フエノール、m―クレゾール、氷酢酸等で
溶解除去されるのでナイロンの割合が多すぎると
不経済である。一方、ナイロンの割合が少なすぎ
ると芯鞘になりにくく一部のカチオン染料可染ポ
リエステル繊維が露出しアルカリの影響を受ける
し、紡糸も困難になる等の不利益をまねく恐れが
ある。したがつて、ナイロンの構成割合は10〜50
%程度が好ましい。
チオン染料可染ポリエステル繊維の割合はいかな
る割合でもよいが、ナイロンはアルカリ処理後、
ギ酸、フエノール、m―クレゾール、氷酢酸等で
溶解除去されるのでナイロンの割合が多すぎると
不経済である。一方、ナイロンの割合が少なすぎ
ると芯鞘になりにくく一部のカチオン染料可染ポ
リエステル繊維が露出しアルカリの影響を受ける
し、紡糸も困難になる等の不利益をまねく恐れが
ある。したがつて、ナイロンの構成割合は10〜50
%程度が好ましい。
製織された織物は、次にアルカリ減量処理を行
なうが、アルカリ減量処理は通常の方法で行なえ
ばよい。このとき通常のポリエステル繊維は減量
されて繊維間に空隙を形成し織物を柔軟化する。
一方カチオン染料可染ポリエステル繊維はその表
面がナイロンによつて鞘状に覆われているのでア
ルカリの作用を受けずにそのままの状態にとどま
る。アルカリ処理に続いて該織物を蟻酸、フエノ
ール、m―クレゾール、氷酢酸等で処理して芯鞘
糸の鞘を構成するナイロン部を溶解除去する。こ
のときカチオン染料可染ポリエステル繊維間に空
隙が形成され織物の柔軟性が促進されるが、該繊
維はアルカリ処理の際にはナイロンに覆われて保
護されていたので実質的な強力低下は生じること
がない。
なうが、アルカリ減量処理は通常の方法で行なえ
ばよい。このとき通常のポリエステル繊維は減量
されて繊維間に空隙を形成し織物を柔軟化する。
一方カチオン染料可染ポリエステル繊維はその表
面がナイロンによつて鞘状に覆われているのでア
ルカリの作用を受けずにそのままの状態にとどま
る。アルカリ処理に続いて該織物を蟻酸、フエノ
ール、m―クレゾール、氷酢酸等で処理して芯鞘
糸の鞘を構成するナイロン部を溶解除去する。こ
のときカチオン染料可染ポリエステル繊維間に空
隙が形成され織物の柔軟性が促進されるが、該繊
維はアルカリ処理の際にはナイロンに覆われて保
護されていたので実質的な強力低下は生じること
がない。
本発明におけるアルカリ処理後の酸処理によつ
てナイロンを溶解することの効果はカチオン染料
可染ポリエステル繊維の強力保持と以下に述べる
ごとき理由によるものである。すなわち、減量織
物のドレープ性に富んだ柔軟な風合は織物を構成
した上で減量し、繊維間、組織間に空隙を附与し
てのみ得られるもので、糸段階で減量処理したも
ので織物を構成してもその効果は期待できないか
らである。
てナイロンを溶解することの効果はカチオン染料
可染ポリエステル繊維の強力保持と以下に述べる
ごとき理由によるものである。すなわち、減量織
物のドレープ性に富んだ柔軟な風合は織物を構成
した上で減量し、繊維間、組織間に空隙を附与し
てのみ得られるもので、糸段階で減量処理したも
ので織物を構成してもその効果は期待できないか
らである。
以上のようにして得られた減量織物を通常の方
法で分散染料とカチオン染料で染色することによ
り柔軟な風合を有する異色染効果の織物をその強
力を損なうことなくきわめて容易に得ることが可
能となる。
法で分散染料とカチオン染料で染色することによ
り柔軟な風合を有する異色染効果の織物をその強
力を損なうことなくきわめて容易に得ることが可
能となる。
次に実施例によつて本発明方法の説明を行なう
が、本発明はこれによつてなんら制限されるもの
ではない。
が、本発明はこれによつてなんら制限されるもの
ではない。
実施例 1
経糸に50d/36fのポリエステル繊維(S/Z
2800T/M)をS,Z交互に用い、緯糸に鞘であ
るナイロンと芯であるカチオン染料可染ポリエス
テル繊維の構成割合が2:8の芯鞘糸条50d/36f
(S/Z2800T/M)を用いてS,Z交互に緯糸打込み し強撚糸織物を織製した。これを通常の方法でシ
ボ立て後40g/の苛性ソーダ溶液で煮沸下90分
間のアルカリ減量処理を行なつた。続いて濃度
100%のギ酸を用いて40℃×20分処理して、ナイ
ロン繊維を完全に溶解除去した。しかる後通常の
ポリエステル繊維を分散染料で赤色に染色し、カ
チオン染料可染ポリエステル繊維をカチオン染料
で黒色に染色したところ柔軟でドレープ性があり
しかも美的感覚に富んだ玉虫調の異色染効果が得
られた。
るナイロンと芯であるカチオン染料可染ポリエス
テル繊維の構成割合が2:8の芯鞘糸条50d/36f
(S/Z2800T/M)を用いてS,Z交互に緯糸打込み し強撚糸織物を織製した。これを通常の方法でシ
ボ立て後40g/の苛性ソーダ溶液で煮沸下90分
間のアルカリ減量処理を行なつた。続いて濃度
100%のギ酸を用いて40℃×20分処理して、ナイ
ロン繊維を完全に溶解除去した。しかる後通常の
ポリエステル繊維を分散染料で赤色に染色し、カ
チオン染料可染ポリエステル繊維をカチオン染料
で黒色に染色したところ柔軟でドレープ性があり
しかも美的感覚に富んだ玉虫調の異色染効果が得
られた。
参考のため該織物の引裂強力を測定したところ
経方向825g、緯方向685gで充分実用に耐える強
力を保持していた。
経方向825g、緯方向685gで充分実用に耐える強
力を保持していた。
Claims (1)
- 1 経糸または緯糸のいずれか一方に、カチオン
染料可染ポリエステル繊維を芯にナイロンを鞘と
した繊維からなる糸条を用い、他方に通常のポリ
エステル繊維糸条を用いて織物を製織し、これを
アルカリ減量してからナイロン部を溶解除去し、
しかる後に異色染色を行なうことを特徴とする柔
軟性を有する異色染織物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6478979A JPS55158389A (en) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | Production of multicolor dyeing fabric |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6478979A JPS55158389A (en) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | Production of multicolor dyeing fabric |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55158389A JPS55158389A (en) | 1980-12-09 |
JPS627311B2 true JPS627311B2 (ja) | 1987-02-17 |
Family
ID=13268342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6478979A Granted JPS55158389A (en) | 1979-05-24 | 1979-05-24 | Production of multicolor dyeing fabric |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55158389A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63127809U (ja) * | 1987-02-13 | 1988-08-22 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60126389A (ja) * | 1983-12-09 | 1985-07-05 | ユニチカ株式会社 | 獣毛繊維の染色方法 |
JPS61168198U (ja) * | 1985-04-09 | 1986-10-18 | ||
CN103451812B (zh) * | 2013-08-28 | 2015-07-15 | 浙江台华新材料股份有限公司 | 塔丝隆织物白坯、多色塔丝隆织物及其制作方法 |
-
1979
- 1979-05-24 JP JP6478979A patent/JPS55158389A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63127809U (ja) * | 1987-02-13 | 1988-08-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55158389A (en) | 1980-12-09 |
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